JP7482398B2 - トイレ装置 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、トイレ装置に関する。
便器のリム導水路にボウル部の水位上昇を検出する水位センサを設けたトイレ装置が知られている。このようなトイレ装置は、水位センサにより便器の詰まりを検出して、ボウル部から洗浄水が溢れるのを抑制している(特許文献1)。
特開2017-145658号公報
ボウル部内の尿、汚物、湿気、および洗剤などによる影響で、水位センサに汚れやカビが付着する場合がある。特に、特許文献1のように便器の上方に位置するリム導水路内の洗浄水が流れない位置に水位センサを設けた場合は、洗浄水によって水位センサに付着した汚れやカビを洗い流すことができない。また、水位センサに汚れが付着した場合には、水位センサを清掃することも困難となっている。そうすると、水位センサの汚れにより、水位上昇を正常に検出できず、便器から洗浄水が溢れるのを抑制できない虞がある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、便器の詰まりを検出する水位センサのメンテナンス作業の作業性を向上できるトイレ装置を提供することを目的とする。
本発明は、ボウル部に向けて排出される洗浄水が流れるリム導水路と、前記リム導水路に設けられ上方に開口する開口部と、を有する便器と、機能部が内部に収納され、前記開口部の上方を覆う被覆部を有するケーシングと、前記開口部の内部に位置して、前記リム導水路を流れる洗浄水を検出する水位センサと、前記水位センサの検出結果に基づいて、前記便器の詰まりを判定する判定制御部と、前記開口部を露出させるために少なくとも前記被覆部を移動させる移動機構と、を備えることを特徴とするトイレ装置である。
本発明の態様によれば、便器の詰まりを検出する水位センサのメンテナンス作業の作業性を向上できるトイレ装置が提供される。
本発明の実施形態によるトイレ装置を示す斜視図である。 給水源からボウル部に向けて流れる洗浄水の流通制御を示すブロック図である。 トイレ装置を側方からみた側面図である。 図3中のケーシングを上方に移動させた場合を示す側面図である。 便座、便蓋、およびケーシングを取外して便器を上方からみた平面図である。 本発明の変形例によるトイレ装置を示す図5と同様の平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態によるトイレ装置を示す斜視図である。
図2は、給水源からボウル部に向けて流れる洗浄水の流通制御を示すブロック図である。
図3は、トイレ装置を側方からみた側面図である。
図4は、図3中のケーシングを上方に移動させた場合を示す側面図である。
図5は、便座、便蓋、およびケーシングを取外して便器を上方からみた平面図である。
図1、図2に示すように、実施形態に係るトイレ装置1は、ボウル部12を有する便器10と、便器10の上方に設置されるケーシング50と、便器10のリム導水路20を流れる洗浄水を検出する水位センサ60と、水位センサ60の検出結果に基づいて便器10の詰まりを判定する判定制御部44と、を備えている。
本願明細書においては、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「左側方」、「右側方」のそれぞれは、便器10の上方に位置する便座2に着座した使用者からみた方向とする。
便器10は、いわゆる腰掛け便器であり、尿や便などの排泄物を受ける凹状のボウル部12と、ボウル部12の上方に設けられたリム部14と、を有する。リム部14は、便器10の上縁部を形成する環状部分である。リム部14は、前側に位置して便座2が載置される便座載置部15と、便座載置部15の後側に位置してケーシング50が載置されるケーシング載置部16と、を有している。そして、便器10は、ボウル部12に向けて排出される洗浄水が流れるリム導水路20と、リム導水路20に設けられ上方に開口する開口部26と、を有する。
リム導水路20は、リム部14の内部を前後方向に延びている。具体的には、図3~図5に示すように、リム導水路20は、リム部14の後端14aから前方に向けて延びている。リム導水路20は、第1リム導水路22と、第2リム導水路24と、を有している。
第1リム導水路22は、リム部14の後端14aからリム部14の前端に向けて延びており、前端側がボウル部12に洗浄水を排出する排出口22aとなっている。第1リム導水路22は、ボウル部12を洗浄するときの洗浄水が流通する部分となっている。
一方、第2リム導水路24は、第1リム導水路22とは異なる位置でリム部14の後端14aから前方に向けて延び、前端側が第1リム導水路22に接続された接続部24aとなっている。すなわち、第2リム導水路24は、第1リム導水路22を迂回するバイパス流路となっている。第2リム導水路24には、後述の水位センサ60が設けられる。水位センサ60は、便器10が詰まったときに、第1リム導水路22から第2リム導水路24に向けて逆流する洗浄水を検出する。
開口部26は、第2リム導水路24に設けられている。図3~図5に示すように、開口部26は、リム部14のケーシング載置部16の上面16aから第2リム導水路24に向けて延びている。すなわち、開口部26は、上端26aが上方に向けて開口した縦孔となっている。開口部26は、ケーシング50により上方が覆われている。この開口部26には、後述の水位センサ60が挿入される。
リム導水路20は、上水道や貯水タンクなどの給水源100からリム部14の後端14aまで延びる給水管路30に接続されている。給水管路30には、給水源100から給水管路30に洗浄水を流通させる洗浄水供給部32と、洗浄水供給部32の下流側に設けられた切換弁34と、が設けられている。給水管路30は、給水源100から切換弁34まで延びる第1管路30aと、切換弁34から第1リム導水路22まで延びる第2管路30bと、切換弁34から第2リム導水路24間で延びる第3管路30cと、を有する。
洗浄水供給部32は、第1管路30aに設けられている。洗浄水供給部32は、例えばソレノイドやモータなどにより開閉される開閉弁を有している。また、洗浄水供給部32は、例えばフラッシュバルブを有していてもよい。洗浄水供給部32は、開閉制御部40に電気的に接続され、開閉制御部40からの指令信号により開閉が制御される。洗浄水供給部32は、この他に水を貯留するタンクや、水を圧送するポンプなどを適宜有していてもよい。
切換弁34は、洗浄水供給部32よりも下流側で給水管路30に設けられている。給水管路30は、切換弁34により第1管路30aが第2管路30bと第3管路30cとに分岐されている。第2管路30bは、第1リム導水路22に接続されている。一方、第3管路30cは、第2リム導水路24に接続されている。なお、第2管路30bと第3管路30cとを有さず、切換弁34が第1リム導水路22と第2リム導水路24とに接続されていてもよい。
切換弁34は、例えばソレノイドやモータなどにより、第2管路30bおよび第3管路30cの開状態と閉状態とが切換えられる。すなわち、切換弁34は、第1管路30aを流通する洗浄水を、第2管路30bと第3管路30cとのいずれか一方に流通させる。切換弁34は、通常は第2管路30b側が開弁状態で、第3管路30c側が閉弁状態となっている。
切換弁34は、切換制御部42に電気的に接続され、切換制御部42からの指令信号により第2管路30b側および第3管路30c側の開閉が制御される。切換制御部42は、例えば開閉制御部40を介して操作部102に電気的に接続されている。なお、切換弁34は、洗浄水供給部32と一体となっていてもよい。すなわち、洗浄水供給部32は、第2管路30b側の開状態と閉状態および第3管路30c側の開状態と閉状態とのそれぞれを切換可能な切換弁を有していてもよい。
開閉制御部40は、洗浄水供給部32に電気的に接続され、給水管路30を流通する洗浄水を制御する。開閉制御部40は、例えばケーシング50の内部に収納されている。使用者がリモコンなどの操作部102により便器10を洗浄するための洗浄操作を行うと、操作部102から開閉制御部40に向けて洗浄信号が送信される。
開閉制御部40は、洗浄信号を受信すると、その洗浄信号に応じた指令信号(例えば、開信号)を洗浄水供給部32へ送信する。洗浄水供給部32は、開閉制御部40から送信された指令信号(開信号)に基づいて、閉状態から開状態に切換えられる。これにより、給水源100から給水管路30およびリム導水路20を介して便器10へ洗浄水が供給される。
切換制御部42は、切換弁34に電気的に接続され、第1管路30aを流通する洗浄水を第2管路30bに導くか、第3管路30cに導くかを制御する。切換制御部42は、例えばケーシング50の内部に収納されている。切換制御部42は、第1リム導水路22からボウル部12に向けて洗浄水を排出させる便器洗浄モードと、第2リム導水路24に洗浄水を流通させることにより水位センサ60を洗浄するセンサ洗浄モードと、を有している。
切換制御部42は、通常は便器洗浄モードとなっており、便器洗浄モードでは、第2管路30b側が開状態で第3管路30c側が閉状態となっている。切換制御部42は、例えば操作部102の操作や、あらかじめ設定された所定の周期(所定時間毎)などにより、センサ洗浄モードに切換えられる。
切換弁34は、切換制御部42からセンサ洗浄モードの指令信号を受信すると、第2管路30b側を閉状態とし、第3管路30c側を開状態に切換える。なお、センサ洗浄モードでは、少なくとも第3管路30c側が開状態になっていればよく、例えば第2管路30b側と第3管路30c側との両方が開状態となっていてもよい。なお、切換制御部42は、開閉制御部40と一体となっていてもよい。
判定制御部44は、水位センサ60に接続されている。判定制御部44は、例えばケーシング50の内部に収納されている。判定制御部44は、水位センサ60の検出結果に基づいて、便器10の詰まりを判定する。具体的には、判定制御部44は、便器洗浄モードとなっている場合に、水位センサ60から水(洗浄水)を検出した検出信号を受信したときに、便器10に詰まりが発生していると判定する。
判定制御部44は、便器10の詰まり判定の結果を開閉制御部40に送信する。開閉制御部40は、判定制御部44から詰まりが発生している詰まり信号を受信すると、操作部102から便器10を洗浄するための洗浄信号を受信しても、洗浄水供給部32に開信号を送信しない。これにより、便器10に詰まりが発生しているときに、給水源100から洗浄水が供給されないので、便器10から洗浄水が溢れるのを抑制できる。なお、判定制御部44は、開閉制御部40や切換制御部42と一体となっていてもよい。
ケーシング50は、便器10の後側に位置して便器10の上に設けられている。図1、図3~図5に示すように、ケーシング50の前側部分は、リム部14のケーシング載置部16に載置されている。ケーシング50は、局部洗浄ユニット、脱臭ユニット、便座や便蓋の開閉ユニット、および暖房ユニット(いずれも図示せず)などの機能部が内部に収納されている。また、図1に示すように、ケーシング50は、便座2や便蓋3を回動可能に支持している。
ケーシング50は、開口部26の上方を覆う被覆部51を有している。本実施形態では、被覆部51はケーシング50の他の部分と一体となっている。すなわち、被覆部51は、ケーシング50のうち、開口部26に対応して、リム部14のケーシング載置部16の上方に位置する部分となっている。被覆部51は、底面部51aが開口部26の上方を覆っている。
水位センサ60は、開口部26の内部に位置して、リム導水路20を流れる洗浄水を検出する。すなわち、水位センサ60は、第2リム導水路24を流れる洗浄水を検出する。水位センサ60は、例えば電気的に洗浄水を検出してもよいし、第2リム導水路24を流れる洗浄水の流速、流量、圧力などを検出してもよい。また、水位センサ60は、超音波により洗浄水を検出してもよいし、フロート(浮き)の浮力によって洗浄水を検出してもよい。すなわち、水位センサ60は、第2リム導水路24を流れる洗浄水を検出できればどのようなセンサでもよい。
水位センサ60は、例えば被覆部51の底面部51aに取付けられ、底面部51aから開口部26の内部に向けて突出している。従って、水位センサ60は、便器10とケーシング50とにより隠蔽されるので、外観上の美観を向上できる。
図2に示すように、水位センサ60は、判定制御部44に接続され、検出信号を判定制御部44に送信する。水位センサ60の周囲には、シール材65が設けられている。このシール材65は、開口部26よりも大きく形成されている。シール材65は、開口部26の上端26aの周方向に位置して、被覆部51の底面部51aとケーシング載置部16の上面16aとの間に挟持されることにより、開口部26の上端26aから洗浄水が溢れるのを抑制する。
移動機構70は、便器10とケーシング50との間に設けられている。この移動機構70は、少なくともケーシング50の被覆部51を便器10に対して相対的に移動させる。本実施形態では、被覆部51がケーシング50と一体となっているので、移動機構70はケーシング50を移動させる。移動機構70は、ケーシング50を移動させることにより、開口部26を露出させる。
移動機構70は、例えばモータやばねなどを用いて、電気的または機械的にケーシング50を移動させることができる。一例を挙げると、ケーシング50に設けられたスイッチなどの操作部を操作することにより、モータを駆動させてケーシング50を便器10から移動させることができる。また、ケーシング50に設けられた操作部を操作することで、ばねの付勢力を利用して、ケーシング50を便器10から移動させることができる。また、移動機構70は、自動で移動する場合に限らず、例えば手でケーシング50を持ち上げて、その持ち上げ位置でロック可能なものでもよい。すなわち、移動機構70は、ケーシング50の被覆部51を便器10から移動できればどのような機構でもよい。
図4に示すように、移動機構70は、例えば便器10に対してケーシング50(被覆部51)を上下方向に昇降させる。これにより、ケーシング50を便器10から上方に移動させた場合には、ケーシング載置部16(開口部26)と被覆部51との間に空間Sが形成される。
そして、水位センサ60は、被覆部51に取付けられているので、ケーシング50を昇降させると、水位センサ60もケーシング50と一緒に昇降する。移動機構70は、ケーシング50を水平方向に移動させることなく、鉛直方向に移動させる。
従って、水位センサ60も水平方向に移動することなく、鉛直方向にのみ移動する。これにより、開口部26の内面に水位センサ60を接触させることなく、水位センサ60を昇降させることができるので、水位センサ60の破損や故障を抑制できる。
また、移動機構70は、ケーシング50を上昇させた場合に、水位センサ60の少なくとも一部を開口部26の上端26aよりも上方に移動させる。この場合、水位センサ60のうち洗浄水を検出する検出部分を開口部26の上端26aよりも上方に位置させるのが好ましい。より好ましくは、移動機構70は、水位センサ60の下端を開口部26の上端26aよりも上方に移動させるのがよい。換言すると、水位センサ60の全体が開口部26の上端26aよりも上方に位置するように、ケーシング50を移動させるのがよい。これにより、水位センサ60は、空間S内に位置するので、水位センサ60の清掃などのメンテナンス作業を簡単に行うことができる。
本実施形態によるトイレ装置1は、上述の如き構成を有するもので、次にトイレ装置1の作動について説明する。
トイレ装置1には、便器10の詰まりを検知する水位センサ60が設けられている。この水位センサ60は、洗浄水が流通するリム導水路20に設けられている。
トイレ装置1の切換制御部42は、通常は便器洗浄モードになっている。便器洗浄モードでは、切換弁34は第2管路30b側が開状態となっており、第3管路30c側が閉状態となっている。
この状態で、使用者が操作部102の便器洗浄を操作すると、開閉制御部40が洗浄水供給部32を閉状態から開状態とする。これにより、給水源100から第1管路30a、第2管路30b、および第1リム導水路22を介してボウル部12に洗浄水が排出されることで、便器洗浄がなされる。
ここで、便器10に詰まりが発生していた場合には、ボウル部12に排出された洗浄水が下水に流れていかないので、ボウル部12に洗浄水が溜まっていく。リム部14まで洗浄水が溜まると、第1リム導水路22の排出口22aが洗浄水で塞がれるので、第1リム導水路22内の洗浄水が接続部24aから第2リム導水路24に流れ込む。
第2リム導水路24に流れ込んだ洗浄水を水位センサ60が検出すると、判定制御部44は便器10の「詰まりあり」の判定を行う。開閉制御部40は、判定制御部44が「詰まりあり」の判定を行うと、洗浄水供給部32の開状態への切換えを禁止する。すなわち、開閉制御部40は、操作部102から便器洗浄の指令信号を受信しても、洗浄水供給部32を開状態に切換えることなく閉状態を維持する。これにより、給水源100からこれ以上洗浄水が供給されないので、ボウル部12から洗浄水が溢れるのを抑制できる。
判定制御部44は、水位センサ60が洗浄水を検出しなくなると、便器10の「詰まりなし」の判定を行う。開閉制御部40は、判定制御部44が「詰まりなし」の判定を行うと、洗浄水供給部32の開状態への切換え禁止を解除する。これにより、便器10の洗浄を行うことができる。
ところで、水位センサ60に汚れなどが付着していた場合には、第2リム導水路24内の洗浄水を適切に検出できない虞がある。そうすると、便器10が詰まったときには、ボウル部12から洗浄水が溢れてしまう虞がある。
そこで、本実施形態のトイレ装置1は、水位センサ60の汚れ具合の確認や、水位センサ60の清掃などのメンテナンス作業が簡単にできるようになっている。トイレ装置1は、水位センサ60を拭き取って清掃する場合と、洗浄水を用いて水位センサ60を洗浄する場合と、の2種類の清掃態様を有している。
リム部14のケーシング載置部16には、上面16aからリム導水路20の第2リム導水路24に向けて延びる開口部26が形成されている。そして、水位センサ60は、開口部26に対応する位置でケーシング50の被覆部51に取付けられ、被覆部51の底面部51aから開口部26の内部に向けて突出している。
これにより、水位センサ60は、通常時では便器10とケーシング50とにより隠蔽されているので、外部から視認できないようになっている。従って、トイレ装置1の外観上の美観を向上できる。そして、ケーシング50は、開口部26を露出するための移動機構70を有している。
図4に示すように、水位センサ60の汚れ具合を確認したり、水位センサ60を清掃したりする場合には、例えばケーシング50に設けられた操作部(図示せず)を操作することにより、ケーシング50を上方に移動させる。これにより、便器10とケーシング50との間に空間Sが形成され、開口部26を露出させることができる。
この場合、水位センサ60は、ケーシング50に取付けられているので、ケーシング50と一緒に上方に移動する。これにより、空間Sから水位センサ60を目視することができるので、水位センサ60の汚れ具合を確認したり、汚れを拭き取ったりすることができる。また、ケーシング50は、水平方向に移動することなく鉛直方向に移動するので、水位センサ60が開口部26の内部を移動するときに、開口部26の内面に接触するのを抑制できる。これにより、水位センサ60の破損や故障を抑制できる。
次に、トイレ装置1の切換制御部42は、水位センサ60を洗浄水で洗浄するセンサ洗浄モードを有している。センサ洗浄モードは、例えば操作部102やケーシング50に設けられた操作部(図示せず)などを操作することにより、便器洗浄モードから切換えられる。便器洗浄モードからセンサ洗浄モードに切換えられると、切換制御部42は切換弁34の第3管路30c側を閉状態から開状態に切換え、第2管路30b側を開状態から閉状態に切換える。また、開閉制御部40は、洗浄水供給部32を閉状態から開状態に切換える。
これにより、給水源100から第1管路30aおよび第3管路30bを介して第2リム導水路24に洗浄水を流通させて、水位センサ60の汚れを洗い流すことができる。センサ洗浄モードでは、判定制御部44は詰まり判定を行わないようになっている。従って、センサ洗浄モードでは、判定制御部44が便器10の詰まりが発生しているとの誤判定するのを抑制できる。
なお、センサ洗浄モードで水位センサ60が洗浄水を検出しているか否かを判定してもよい。これにより、水位センサ60の故障を検出することができる。すなわち、センサ洗浄モードで水位センサ60が洗浄水を検出していなければ、水位センサ60に不具合が発生していることを意味する。この場合、例えば操作部102やケーシング50に水位センサ60に不具合が発生していることを報知してもよい。
そして、センサ洗浄モードが実行されてから所定時間(例えば、数十秒)が経過すると、便器洗浄モードに戻り、開閉制御部40は洗浄水供給部32を開状態から閉状態に切換える。また、切換制御部42は、第2管路30b側を開状態に切換え、第3管路30c側を閉状態に切換える。なお、センサ洗浄モードの終了は、操作部102やケーシング50に設けられた操作部などによりなされてもよい。
図6は、本発明の変形例によるトイレ装置を示す図5と同様の平面図である。
上述した実施形態では、リム導水路20が便器10の洗浄用の第1リム導水路22と、水位センサ60が設けられる第2リム導水路24と、を有する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図6に示す変形例のように、トイレ装置80は、1本のリム導水路81に水位センサ60が挿入される開口部82を有していてもよい。
判定制御部44は、例えば洗浄水供給部32が開状態から閉状態となってから所定時間(例えば、十数秒間)が経過したときに、水位センサ60が洗浄水を検出している場合には便器10の詰まりが発生しているものと判定することができる。そして、便器10を洗浄するときには、水位センサ60も一緒に洗浄することができるので、上述の切換弁34や切換制御部42を設ける必要がない。従って、トイレ装置80は、部品点数を削減することができるとともに、制御負担を軽減することができる。
なお、上述した実施形態では、移動機構70が被覆部51が一体となったケーシング50全体を移動させて、開口部26を露出させた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば移動機構は、ケーシングと別体となった被覆部のみを移動させて開口部を露出させてもよい。
また、上述した実施形態では、移動機構70は、ケーシング50(被覆部51)を鉛直方向に昇降させて、開口部26を露出させた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば移動機構は、ケーシング(被覆部)を水平方向に移動させて開口部を露出させてもよい。また、移動機構は、ケーシング(被覆部)を斜め上方に移動させて開口部を露出させてもよい。
また、上述した実施形態では、水位センサ60は、被覆部51の底面部51aに取付けられた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば水位センサは、開口部に取付けられていてもよい。このような場合でも、空間Sから開口部内の水位センサを取外して、水位センサを洗浄することができる。
以上説明した実施形態に基づくトイレ装置として、例えば以下に述べる態様のものが考えられる。
第1の態様によるトイレ装置は、ボウル部に向けて排出される洗浄水が流れるリム導水路と、前記リム導水路に設けられ上方に開口する開口部と、を有する便器と、機能部が内部に収納され、前記開口部の上方を覆う被覆部を有するケーシングと、前記開口部の内部に位置して、前記リム導水路を流れる洗浄水を検出する水位センサと、前記水位センサの検出結果に基づいて、前記便器の詰まりを判定する判定制御部と、前記開口部を露出させるために少なくとも前記被覆部を移動させる移動機構と、を備える。
第1の態様によれば、リム導水路の開口部の内部に水位センサが設けられ、開口部は被覆部により覆われているので、水位センサを隠蔽することができ、外観上の美観を向上することができる。また、移動機構により被覆部を移動させて開口部を露出させることができるので簡単に水位センサのメンテナンスを行うことができる。
第2の態様は、第1の態様において、前記移動機構は、前記便器に対して前記被覆部を昇降させることを特徴としている。
第2の態様によれば、移動機構が被覆部を昇降させることにより、便器と被覆部との間に空間を形成して、その空間から水位センサのメンテナンスを行うことができる。また、移動機構は、被覆部を昇降させるので、例えばトイレ室の壁面などがトイレ装置に近接していても、開口部を露出させることができる。
第3の態様は、第2の態様において、前記水位センサは、前記被覆部の底面部から前記開口部の内部に向けて突出しており、前記移動機構は、前記被覆部とともに前記水位センサを昇降させる。
第3の態様によれば、水位センサが被覆部と一緒に昇降するので、便器と被覆部との間の空間から水位センサを簡単にメンテナンスすることができる。
第4の態様は、第3の態様において、前記移動機構は、前記水位センサを水平方向に移動させることなく、鉛直方向にのみ移動させる。
第4の態様によれば、水位センサを開口部の内面に接触させることなく昇降させることができるので、水位センサの破損や故障を抑制できる。
第5の態様は、第3または第4の態様において、前記移動機構は、前記水位センサの少なくとも一部を前記開口部の上端よりも上方に移動させる。
第5の態様によれば、水位センサが開口部の上端よりも上方に位置するので、便器と被覆部との間の空間で簡単に水位センサのメンテナンスを行うことができる。
第6の態様は、第1~第5のいずれか1つの態様において、前記リム導水路は、第1リム導水路と、第2リム導水路と、を有し、前記開口部は、前記第2リム導水路に設けられ、前記第1リム導水路から前記ボウル部に向けて洗浄水を排出させる便器洗浄モードと、前記第2リム導水路に洗浄水を流通させることにより前記水位センサを洗浄するセンサ洗浄モードと、を実行する切換制御部を有する。
第6の態様によれば、便器洗浄モードでは、洗浄水が水位センサに接触することなく、便器の洗浄を行うことができるので、水位センサによる誤検知を抑制できる。一方、センサ洗浄モードでは、被覆部を昇降させることなく、水位センサの洗浄を簡単に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレ装置1などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 トイレ装置
2 便座
3 便蓋
10 便器
12 ボウル部
14 リム部
14a 後端
15 便座載置部
16 ケーシング載置部
16a 上面
20 リム導水路
22 第1リム導水路
22a 排出口
24 第2リム導水路
24a 接続部
26 開口部
26a 上端
30 給水管路
30a 第1管路
30b 第2管路
30c 第3管路
32 洗浄水供給部
34 切換弁
40 開閉制御部
42 切換制御部
44 判定制御部
50 ケーシング
51 被覆部
51a 底面部
60 水位センサ
65 シール材
70 移動機構
80 トイレ装置
81 リム導水路
82 開口部
100 給水源
102 操作部
S 空間

Claims (5)

  1. ボウル部に向けて排出される洗浄水が流れるリム導水路と、前記リム導水路に設けられ上方に開口する開口部と、を有する便器と、
    機能部が内部に収納され、前記開口部の上方を覆う被覆部を有するケーシングと、
    前記開口部の内部に位置して、前記リム導水路を流れる洗浄水を検出する水位センサと、
    前記水位センサの検出結果に基づいて、前記便器の詰まりを判定する判定制御部と、
    前記開口部を露出させるために少なくとも前記被覆部を移動させる移動機構と、を備え
    前記リム導水路は、第1リム導水路と、第2リム導水路と、を有し、
    前記開口部は、前記第2リム導水路に設けられ、
    前記第1リム導水路から前記ボウル部に向けて洗浄水を排出させる便器洗浄モードと、前記第2リム導水路に洗浄水を流通させることにより前記水位センサを洗浄するセンサ洗浄モードと、を実行する切換制御部を有することを特徴とするトイレ装置。
  2. 前記移動機構は、前記便器に対して前記被覆部を昇降させることを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
  3. 前記水位センサは、前記被覆部の底面部から前記開口部の内部に向けて突出しており、
    前記移動機構は、前記被覆部とともに前記水位センサを昇降させることを特徴とする請求項2に記載のトイレ装置。
  4. 前記移動機構は、前記水位センサを水平方向に移動させることなく、鉛直方向にのみ移動させることを特徴とする請求項3に記載のトイレ装置。
  5. 前記移動機構は、前記水位センサの少なくとも一部を前記開口部の上端よりも上方に移動させることを特徴とする請求項3または4に記載のトイレ装置。
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