JP5051611B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、加圧ポンプが作動して貯水タンクに貯水された洗浄水を加圧してジェット吐水口に供給し、サイホン作用が引き起こされた後に加圧ポンプが所定の一定の回転数で回転しているとき、万一、停電した場合であっても、加圧ポンプの回転部の慣性力による回転によって必要な量の洗浄水をジェット吐水口に供給し、排水トラップ管路とボウル部との連通を封止することができる。
このように構成された本発明においては、サイホン作用が引き起こされた後に加圧ポンプが所定の一定の回転数で回転しているときに停電した場合、加圧ポンプの回転部の慣性力による回転によって、少なくとも排水トラップ管路とボウル部との連通を封止することができる洗浄水の量を供給できるようになっているので、停電時でも、排水トラップ管路とボウル部との連通を封止することができる。
このように構成された本発明においては、サイホン作用が引き起こされた後に加圧ポンプが所定の一定の回転数で回転しているときに停電した場合、加圧ポンプの回転部の慣性力による回転によって供給される洗浄水の量と排水トラップ管路内の戻り洗浄水の量との合計により、排水トラップ管路とボウル部との連通を封止することができる。
先ず、図1乃至図4により、本発明の一実施形態による水洗大便器の構造を説明する。ここで、図1は、本発明の実施形態による水洗大便器の側面図であり、図2は図1に示す水洗大便器の平面図であり、図3は本発明の実施形態による水洗大便器を示す全体構成図であり、図4は本発明の実施形態による水洗大便器に使用される加圧ポンプを示す部分断面図である。
ジェット吐水口16は、ボウル部12の底部に形成されており、排水トラップ管路14の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路14に向けて吐出するようになっている。
リム吐水口18は、ボウル部12の左側上部後方に形成されており、ボウル部12の縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。
図3に示すように、機能部10には、定流量弁20と、電磁弁22と、リム吐水用バキュームブレーカ24と、リム吐水用フラッパー弁26が設けられている。さらに、給水路19には、タンクへの給水とリム吐水を切り替える切替弁28と、貯水タンク32と、加圧ポンプ34と、ジェット吐水用バキュームブレーカ36と、ジェット吐水用フラッパー弁38と、水抜栓39が内蔵されている。また、機能部10には、電磁弁22の開閉操作、切替弁28の切換操作、及び、加圧ポンプ34の回転数や作動時間等を制御するコントローラ40が内蔵されている。
また、切替弁28は、コントローラ40の制御信号により切り替えられ、電磁弁22を介して流入した洗浄水をリム吐水口18から吐出させ、又は、貯水タンク32に流入させるようになっている。
しかしながら、本実施形態においては、変形例として、上述した図3に示す電磁弁22及び切替弁28に代えて、リム吐水用電磁弁及びタンク給水用電磁弁を設けるようにしても良い。具体的には、このリム吐水用電磁弁は、定流量弁20の下流側に設けられ、リム側給水路18aに接続されている。また、タンク給水用電磁弁は、定流量弁20の下流側に設けられ、タンク給水路32aに接続されている。さらに、これらのリム吐水用電磁弁及びタンク給水用電磁弁の開閉操作(ON及びOFF操作)は、コントローラ40からの制御信号により行われる。
詳細は後述するように、加圧ポンプ34の作動中に停電した場合であっても、この加圧モータ34の回転部50の慣性力による回転によって、排水トラップ管路14とボウル部12との連通を封止するために必要な量の洗浄水を供給することができるようになっている。
図5に示すように、待機状態(時刻t0〜t1)において、便器洗浄スイッチ(図示せず)が操作されると、1回目のリム吐水(前リム洗浄)が開始される(時刻t1)。即ち、使用者が便器洗浄スイッチ(図示せず)を操作すると、コントローラ40は電磁弁22に信号を送って開放させると共に、切替弁28をリム吐水口18の側に切り替え、水道の給水圧力によりリム吐水口18から洗浄水を吐出させる。電磁弁22が開放されると、水道から供給された洗浄水が止水栓42a、ストレーナ42b、分岐金具42cを経て入水口20aから定流量弁20に流入する。定流量弁20では、水道の給水圧力が高い場合には、通過する洗浄水の流量が所定流量に制限され、給水圧力が低い場合には、洗浄水は流れを制限されることなくそのまま通過される。定流量弁20を通過した洗浄水は、電磁弁22、切替弁28を通過し、リム吐水用バキュームブレーカ24、リム吐水用フラッパー弁26、リム側給水路18aを通って、ボウル部12上部の後方左側に開口したリム吐水口18から吐出される。リム吐水口18から吐出された洗浄水は、ボウル部12内を旋回しながら下方へ流下し、ボウル部12の内壁面が洗浄される。
先ず、コントローラ40は、加圧ポンプ34に信号を送ってこれを起動させ、ポンプ回転数をN1に保持する。加圧ポンプ34が起動されると、貯水タンク32内に貯水されていた洗浄水は、ジェット吐水用フラッパー弁38、水抜き栓39を通って加圧ポンプ34に流入し、加圧される。加圧ポンプ34によって加圧された洗浄水は、洗浄水管路34bの洗浄水管路頂部44を通って、ボウル部12底部に開口したジェット吐水口16から吐出される。
このとき、洗浄水管路34bの洗浄水管路頂部44付近に滞留していた空気は、分岐管路36aを通ってジェット吐水用バキュームブレーカ36に到達し、その大気開放部から放出される。
さらに、ポンプの回転数N2は、ジェット吐水が汚物を排水トラップ管路14の頂部14dまで搬送するために必要な流速(約2.5メートル/秒以上)となるような値である。
これにより、サイホン作用が急激に途切れることにより生じる大きなサイホン切れ音の発生を防止することができる。
ここで、図5に示された時刻t1〜t7の値は、t1=0秒、t1〜t2=10秒、t2〜t5=2秒、t5〜t6=11秒、t6〜t7=16秒が好ましい。
また、図8に示すように、排水トラップ管路14とボウル部12の封水を行うために必要な最低溜水水位(最低溜水量又は最低封水量)は、溜水が排水トラップ管路14の入口部14aの上端部14eまで溜まっているレベルBの位置である。
先ず、図9(a)は待機状態を示し(図6の時刻t0〜t1)、ボウル部12に水が貯留された状態となっている。このときの貯水タンク32の水位はレベルL1となっている。
2 便器本体
10 機能部
12 ボウル部
14 排水トラップ管路
16 ジェット吐水口
18 リム吐水口
18a リム側給水路
20 定流量弁
22 電磁弁
28 切替弁
32 貯水タンク
34 加圧ポンプ
34b洗浄水管路
36 ジェット吐水用バキュームブレーカ
40 コントローラ
46 ポンプ本体
46a インペラ
48 回転軸
50 電動モータ
50a ローター
52 回転部
Claims (4)
- 加圧した洗浄水によって洗浄される水洗大便器であって、
ボウル部と、洗浄水を吐出するリム吐水口及びジェット吐水口と、排水トラップ管路とを備えた便器本体と、
洗浄水を貯水する貯水タンクと、
洗浄水を上記リム吐水口に給水すると共に上記貯水タンクに補給して上記ジェット吐水口に供給する洗浄水供給手段であって、この洗浄水供給手段が電源から供給される電力により駆動される上記洗浄水供給手段と、を有し、
上記洗浄水供給手段は、上記貯水タンクに貯水された洗浄水を加圧して上記ジェット吐水口に供給する加圧ポンプを備え、この加圧ポンプは、サイホン作用が引き起こされた後に所定の一定の回転数で回転しているときに停電した場合、その回転部の慣性力による回転によって、上記排水トラップ管路と上記ボウル部との連通を封止するために必要な量の洗浄水を上記ジェット吐水口に供給するように構成されていることを特徴とする水洗大便器。 - 上記加圧ポンプは、サイホン作用が引き起こされた後に所定の一定の回転数で回転しているときに停電した場合、少なくともその回転部の慣性力による回転によって供給される洗浄水の量により上記排水トラップ管路と上記ボウル部との連通を封止することができるように、その回転部の慣性力が設定されている請求項1記載の水洗大便器。
- 上記加圧ポンプは、サイホン作用が引き起こされた後に所定の一定の回転数で回転しているときに停電した場合、その回転部の慣性力による回転によって供給される洗浄水の量と上記排水トラップ管路内の戻り洗浄水の量との合計により、上記排水トラップ管路と上記ボウル部との連通を封止することができるように、その回転部の回転の慣性力が設定されている請求項1記載の水洗大便器。
- 上記排水トラップ管路と上記ボウル部との連通を封止するために必要な洗浄水の量は、700ccから1300ccの範囲の量である請求項1乃至3の何れか1項記載の水洗大便器。
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