JP2019148146A - 水洗大便器 - Google Patents

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翼 三宅
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Hironori Yamazaki
洋式 山▲崎▼
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Abstract

【課題】 洗浄水量の過度な増加を抑制しなから、搬送に供される洗浄水量の適切な増加を図ることである。【解決手段】 本発明では、使用者が排泄を行うボウルと、前記ボウルに溜水を形成するトラップと、前記ボウルに洗浄水を供給するリムノズルと、前記溜水を排出するためのゼットノズルと、洗浄水を供給する給水装置と、を有する水洗大便器において、搬送性能を向上するための搬送洗浄シーケンスを有し、前記搬送洗浄シーケンスの折には、先ず前記ゼットノズルから吐出して、前記溜水混じりの排泄物を排出してから通常の洗浄シーケンスを実施することを特徴とすることにより、洗浄水量の増加を抑制しながら搬送性能を向上させることができるようになった。【選択図】 図4

Description

本発明は、水洗大便器において汚物の搬送性能向上を目指したものとすることに係り、
特に排水配管内の搬送性能に課題がある場合に、過大な洗浄水量増加を抑制することに好適な水洗大便器に関する発明である。
従来の水洗大便器は、洗浄水量を増加させることで、排水配管内の搬送性能が向上するとされている(例えば、非特許文献1参照。)。
このような場合、洗浄水量の増加可能範囲には便器の仕様設定的な限界があり、想定される範囲以上の洗浄水量に調整することはできないという問題があった。特に組み付けられるタンクに容量的な限界対応のために、貯留することなく、直圧で給水するだけでは、搬送性能の増加を図ることは難しい。
また、物理的な洗浄水量の不足を満たすものとして、洗浄行為を繰り返しているものもある(例えば、非特許文献2参照。)。
しかし、この場合も洗浄水量が2倍、3倍となってしまい、適切な洗浄水量と比較すると、毎回、過大な洗浄水量を供給してしまうという問題があった。
山崎洋式,大塚雅之,保科秀明;節水便器排水システムに関する研究 : 洗浄水量が搬送性能に与える影響確認について,日本建築学会大会,20110825 公開技報2014−502660号
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、洗浄水量の過度な増加を抑制しなから、搬送に供される洗浄水量の適切な増加を図ることである。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明によれば、使用者が排泄を行うボウルと、前記ボウルに溜水を形成するトラップと、前記ボウルに洗浄水を供給するリムノズルと、前記溜水を排出するためのゼットノズルと、洗浄水を供給する給水装置と、を有する水洗大便器において、搬送性能を向上するための搬送洗浄シーケンスを有し、前記搬送洗浄シーケンスの折には、先ず前記ゼットノズルから吐出して、前記溜水混じりの排泄物を排出してから通常の洗浄シーケンスを実施することを特徴とすることにより、洗浄水量の増加を抑制しながら搬送性能を向上させることができるようになった。
また、請求項2記載の発明によれば、前記給水装置は、貯留した水は重力を利用して前記ゼットノズルより給水ことを特徴とすることにより、タンク方式の便器方式での運用を可能とした。
また、請求項3記載の発明によれば、前記給水装置は、貯留した水はポンプを利用して前記ゼットノズルより給水ことを特徴とすることにより、ポンプ方式の便器方式での運用を可能とした。
また、請求項4記載の発明によれば、前記ゼットノズルは前記トラップに対向していることを特徴とすることにより、汚物の排出が効率的であり、節水効果と搬送性能の両立を図ることができるようになった。
本発明によれば洗浄水量の過度な増加を抑制しなから、搬送に供される洗浄水量の適切な増加を図ることができるという効果がある。
本発明の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態を示すシステムブロック図である。 本発明と従来の洗浄水量差比較表である。 本発明の実施形態を示すタイミングチャートである。
本発明の実施形態に係わる水洗大便器について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の全体構成を示す斜視図である。
水洗大便器1は、使用者の排泄物を受けて下水に排出する陶器製の洋風大便器11と、この洋風大便器1の後方上部に設置された機能ケース2とから構成されている。この機能ケース2には、洋風大便器11を利用する使用者が着座する便座23と、その便座23を覆い、回動自在に配置された便ふた24とを有する。水洗大便器1は、付属装置として、操作・表示部22とを有する。また、機能ケース2には、使用者が便座23に着座したことを検出する着座センサ5が収納されている。本図では赤外線を利用した反射センサー方式を示しているが、着座時の体重や便座23の変位を検出するものなどであって値も良い。操作・表示部22と機能ケース2の間の情報伝送は赤外線を媒体として行われる。他の実施例として、電波を使用した無線通信や、有線の信号伝送であっても良い。
水洗大便器1の構成について、図2を用いて更に詳しく説明する。
図2は、本発明の実施形態を示すシステムブロック図である。洋風大便器11には、使用者が排泄を行うボウル12が凹設されている。このボウル12の下部には溜水13が溜設けられている。そして、ボウル12の底部には、排泄物混じりの溜水13を排出するための排出管路としてのトラップ14が接続されている。このトラップ14は上昇と下降とが組み合わされた逆U字状の管路であり、このトラップ14の頂点の高さ位置(溢流水位)によって決まる水位となるように、ボウル12の下部には溜水13が形成され、臭気を含む衛生配慮が行われている。
また、ボウル12の上方領域であるリム121にはリム吐水口122が形成されている。ボウル12の下方の溜水13中には、トラップ14と対向するようにゼット吐水口10が設けられている。機能ケース2の内部には、給水源に繋がった給水手段19が収納されており、この給水手段19によってリム吐水口122およびゼット吐水口10から洗浄水を吐水および止水させることができる。具体的には、給水手段19は三方切替弁によって構成されており、水洗大便器1の通常洗浄動作においては、リム吐水口122からボウル12へ吐水して、排泄物を溜水13に向けて流下させてボウル12を洗浄する前リム工程、ゼット吐水口10から吐水して排泄物混じりの溜水13をトラップ14へ向けて押し込むことでサイホン作用を発生させるサイホン工程、そして、リム吐水口122からボウル12に再度吐水し、ボウル12の下方に溜水13を貯めながら洗浄して、封水状態を復帰させる後リム工程、を実行することができる。
給水手段19によって供給される洗浄水によってトラップ14へ流入した排泄物混じりの洗浄水は、排水ソケット15を経由して、建物の排水配管16に排出されることになる。この排水ソケット15は、洋風大便器11の排出管路としてのトラップ14と、建物の排水配管16とを連結するための樹脂製の部材であり、トラップ14と共に洋風大便器11の排出管路を形成している。
図3は、本発明と従来の洗浄水量差比較表である。図4は、本発明の実施形態を示すタイミングチャートである。洗浄シーケンスにおいて、本発明と従来の違いを詳説する。
通常は、ボウルを洗浄する前リム0.75L、排出中の破封を防止する中リム0.48L、排泄物混じりの溜水を建物の排水配管にサイホン現象を使って排出するゼット1.88L、および、図示しないトラップが溢流するまで給水する後リム0.75Lで、トータル3.86Lを給水する。
使用者のトイレットペーパー使用量が多いや、排泄物が多い時など、および、排水配管が長尺、多曲がり、勾配不足、段差ありなどの冗長性がある場合、使用者は洗浄動作を繰り返すのが一般的であり、2回の洗浄を行うと、トータルで7.72Lが給水されることになる。
本発明は繰り返される同一目的にシーケンスを省略することで、洗浄動作の機能向上と節水を両立させるものである。先ず、排出中の破封を防止する中リム0.48L、排泄物混じりの溜水を建物の排水配管にサイホン現象を使って排出するゼット1.88Lを実施する。次いでボウルを洗浄する前リム0.75Lを実施してから、ボウルに付着していた汚物飛沫混じりの溜水を建物の排水配管にサイホン現象を使って排出するゼット1.88L、および、図示しないトラップが溢流するまで給水する後リム0.75Lで、トータル6.22Lを給水する。
後リムは図示しないトラップが溢流するまで給水する目的であるため、搬送には機能を果たすことができない。本発明は繰り返される同一目的にシーケンスを省略することになるため、本当に搬送のために供される搬送水量比率を増加できることになる。
1…水洗大便器
2…機能ケース
5…着座センサ(使用者検知手段)
10…ゼット吐水口
11…洋風大便器
12…ボウル
121…リム
122…リム吐水口
13…溜水
14…トラップ(排出管路)
15…排水ソケット(排出管路)
16…(建物の)排水配管
19…給水手段
22…操作表示部
23…便座
24…便ふた
25…制御手段

Claims (4)

  1. 使用者が排泄を行うボウルと、
    前記ボウルに溜水を形成するトラップと、
    前記ボウルに洗浄水を供給するリムノズルと、
    前記溜水を排出するためのゼットノズルと、
    洗浄水を供給する給水装置と、を有する水洗大便器において、
    搬送性能を向上するための搬送洗浄シーケンスを有し、前記搬送洗浄シーケンスの折には、先ず前記ゼットノズルから吐出して、前記溜水混じりの排泄物を排出してから通常の洗浄シーケンスを実施することを特徴とする水洗大便器。
  2. 前記給水装置は、貯留した水は重力を利用して前記ゼットノズルより給水ことを特徴とする水洗大便器。
  3. 前記給水装置は、貯留した水はポンプを利用して前記ゼットノズルより給水ことを特徴とする水洗大便器。
  4. 前記ゼットノズルは前記トラップに対向していることを特徴とする水洗大便器。
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