JP5605765B2 - トイレ装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態にかかるトイレ装置を表す平面模式図である。
また、図2は、本実施形態にかかるトイレ装置の要部構成を表すブロック図である。
便器装置200は、洗浄水給水部210と、便器ボウル部220と、トラップ230と、を有する。
検知部320としては、例えば、便器ボウル部220内の水位や水位の変動を検知するマイクロ波センサや超音波センサや対電極、あるいは便器ボウル部220内の溜水の圧力を検知する圧力センサなどが挙げられる。但し、検知部320は、これだけに限定されるわけではない。
なお、第1の時間は、例えば洗浄開始から便器ボウル部220内の水位が安定するまでの時間であり、例えば約10秒程度である。
また、図4は、正常時と詰まり発生時との比較を説明するための平面模式図である。
また、図5は、便器ボウル部内の水位の揺れについて説明するための断面模式図である。
図6は、洗浄水が便器装置から溢れる状態を説明するための断面模式図である。
図6(a)は、洗浄水量が約4.8リットル程度の便器装置を例示する断面模式図である。図6(b)は、洗浄水量が約12リットル程度の便器装置を例示する断面模式図である。図6(c)は、洗浄水量が約8リットル程度の便器装置を例示する断面模式図である。
この場合には、詰まり判定部311は、詰まりは発生していないと判定する。
溜水水位の変動の度合は、例えば排水配管の径や、便器装置200の連立数や、空気抜き穴の有無などといった排水配管の設置環境によって変わる。そして、図3に表した「パターン(2)」のように、溜水水位の変動が溢流水位を基準として±20mm以内である場合には、詰まり判定部311は、詰まりは発生していないと判定する。つまり、本実施形態では、詰まり判定部311は、溢流水位を基準としたときの±20mm以内の範囲を正常範囲として判定する。
このように、正常時であっても、溜水水位が上下に変動することがあるため、便器ボウル部220内の水位の規定水位からの増減を検知するだけでは、正確に詰まりの判定を行うことは困難である。
すなわち、詰まりが発生した場合でも、詰まりの状況によっては、洗浄水がトラップ230を通過して排水配管へ流れることができる場合がある。これは、例えば、異物が流路を完全に塞いでいるわけではなく、一部の流路が確保されている場合などである。この場合には、確保された一部の流路から洗浄水が少しずつ流れ、十分な時間が経過すると、溜水水位は、正常範囲内の水位となる。この場合には、前述したように、洗浄水は、トラップ230を通過して排水配管へ流れることはできても、正常時と比較して流れにくいため、便器ボウル部220内の水位が下降する速度は、正常時と比較して遅い。
すなわち、図3に表した「パターン(3)」では、溜水水位は、限界水位よりも高い。あるいは、溜水水位は、限界水位よりも低く溢流水位から20mm高い水位よりも高い。
すなわち、図3に表した「パターン(4)」では、図3に表した「パターン(3)」と同様に、溜水水位が限界水位よりも高い状態、あるいは溜水水位が限界水位よりも低く基準値よりも高い状態となっている。このような状態では、水位がより高いため、異物が詰まった部分の水圧は、詰まりが発生していないときの水圧よりも高い。これにより、異物がトラップ230を通過し排水配管へ排出される場合がある。つまり、異物が詰まった部分の水圧上昇により詰まりが解消される可能性がある。この場合には、溜水水位は、図3に表した「パターン(1)」あるいは図3に表した「パターン(2)」のような正常範囲内の水位となる。
図6(a)に表した便器装置200aの洗浄水量は、例えば約4.8リットル程度である。つまり、1回の便器洗浄により、約4.8リットルの洗浄水が便器ボウル部220内に供給される。洗浄水量や便器装置200aの形状などに基づいて算出すると、便器装置200aの限界水位WL2は、図6(a)に表した如くである。例えば、図6(a)に表した便器装置200aの限界水位WL2は、リム上面201から約47mm程度下降した水位である。
図7は、本実施形態の詰まり判定部の判定動作の具体例を例示するフローチャート図である。
これによれば、使用者は、トイレ装置100を使用する前に、便器装置200の詰まりが発生しているか否かを報知部350により確認することができる。そのため、廃物が排水と共に流れないことにより使用者が感ずる不快感や不都合、あるいは洗浄水が便器装置200から溢れることにより使用者が感ずる不快感や不都合を未然に防止することができる。また、公共施設の管理者は、便器装置200の詰まりが発生したことを報知部350により確認し、使用者がトイレ装置100を使用する前に例えば便器装置200の詰まりを解消させたり修理を行うなどの措置をとることができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (6)
- 水洗大便器のボウル部内の水位および水位に関連する指標の少なくともいずれかを検知可能な検知部と、
前記検知部の検知情報に基づいて前記水洗大便器の詰まり状態を判定する詰まり判定部と、
を備え、
前記詰まり判定部は、前記水洗大便器の洗浄の開始から第1の時間が経過するまでの間においては判定を実行せず、
前記詰まり判定部は、前記水洗大便器の詰まり状態を判定するときの基準となる前記検知部の基準値を設定し、
前記検知部が検知した水位および水位に関連する指標を水位に直したものの少なくともいずれかが次回の前記水洗大便器の洗浄により洗浄水が前記水洗大便器から溢れる限界水位よりも低く、前記基準値以上である状態が、第2の時間以上継続すると、前記詰まり判定部は、前記水洗大便器の詰まりが発生したと判定することを特徴とするトイレ装置。 - 前記検知部が検知した水位および水位に関連する指標を水位に直したものの少なくともいずれかの下降を示す速度が所定の速度以下である場合には、前記詰まり判定部は、前記水洗大便器の詰まりが発生したと判定することを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
- 前記基準値は、少なくとも2回の前記水洗大便器の洗浄を行うと前記洗浄水が前記水洗大便器から溢れる状態となる値であることを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ装置。
- 前記水洗大便器の詰まりが発生したことを報知する報知部をさらに備え、
前記詰まり判定部は、前記水洗大便器の詰まりが発生したと判定すると前記報知部により前記水洗大便器の詰まりが発生したことを報知する制御を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のトイレ装置。 - 前記検知部が検知した水位および水位に関連する指標を水位に直したものの少なくともいずれかが前記基準値以上となり、前記詰まり判定部が前記水洗大便器の詰まりが発生したと判定すると、前記詰まり判定部は、前記水洗大便器の洗浄を行う制御を実行することを特徴とする請求項3記載のトイレ装置。
- 前記検知部が検知した水位および水位に関連する指標を水位に直したものの少なくともいずれかが次回の前記水洗大便器の洗浄により洗浄水が前記水洗大便器から溢れる限界水位以上となると、前記詰まり判定部は、前記次回の前記水洗大便器の洗浄を禁止することを特徴とする請求項3記載のトイレ装置。
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