JP2003056046A - 小便器洗浄装置 - Google Patents

小便器洗浄装置

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JP2003056046A
JP2003056046A JP2001242755A JP2001242755A JP2003056046A JP 2003056046 A JP2003056046 A JP 2003056046A JP 2001242755 A JP2001242755 A JP 2001242755A JP 2001242755 A JP2001242755 A JP 2001242755A JP 2003056046 A JP2003056046 A JP 2003056046A
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urinal
water
cleaning
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cleaning device
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JP2001242755A
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Satoshi Yamakawa
聡士 山川
Masaki Nakamura
雅紀 中村
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小便器が使用不可能となる前にメンテナンス
の必要性を知らせたり、小便器から汚水が溢れ出るよう
なことが発生しない小便器洗浄装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 小便器に洗浄水を吐水する洗浄水供給手
段と、前記小便器に設けられたトラップ部の溜水の水位
を測定する水位検出手段と、前記洗浄水供給手段へ駆動
信号を出力する洗浄制御手段を備えた小便器洗浄装置に
おいて、前記水位検出手段の出力の特徴データを抽出す
る特徴抽出手段と、前記洗浄水供給手段にて洗浄水を吐
水した際に前記特徴抽出手段の出力により異常を検出す
る異常検出手段を設け、前記洗浄制御手段は、前記異常
検出手段にて異常を検出するために前記小便器に洗浄水
を吐水する駆動信号を前記洗浄水供給手段へ出力するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小便器の洗浄装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の小便器洗浄装置には、排水管の詰
まり具合といった排水系の状態を調べたり、洗浄水の供
給量などの給水系の状態を調べ、排水管が詰まる排水系
の異常や、洗浄水の供給が不足する給水系の異常などの
小便器における異常の検出を行うものはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、排水系の異
常である排水管が詰まってしまった場合には、トイレ使
用者がトイレを使用している最中に汚物が溜まっていく
のを見て初めて排水管が詰まっていることに気付き、ト
イレの使用を途中で止めざるを得なくなったり、汚物を
流すための洗浄水を流すことが出来ずに汚物が溜まった
ままとなり困る場合がある。また、トイレ使用中に排水
管の詰まりに気付かずにトイレ使用後に洗浄水を流して
しまうと、その尿等の汚水が小便器から溢れ出し、トイ
レ室内を汚してしまう場合がある。
【0004】また、洗浄水を供給できなくなるような給
水系の異常がある場合には、トイレの使用後に洗浄水を
流そうと洗浄操作をしたときに初めて異常に気付き汚物
を流すことができず困る場合がある。更には、小便器を
自動洗浄する装置であれば、トイレ使用者は洗浄できな
かったことを知らずに立ち去ってしまうことも考えられ
る。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、小便器や洗浄水供給手段
の異常の有無や異常の度合いを検出することにより、使
用不可能であることを報知したり、使用不可能となる前
にメンテナンスの必要性を知らせたり、異常の状態に応
じて洗浄水量を制御することにより小便器から汚水が溢
れ出るようなことが発生しない小便器洗浄装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、小便器に洗浄水を吐水する
洗浄水供給手段と、前記小便器に設けられたトラップ部
の溜水の水位を測定する水位検出手段と、前記洗浄水供
給手段へ駆動信号を出力する洗浄制御手段を備えた小便
器洗浄装置において、前記水位検出手段の出力の特徴デ
ータを抽出する特徴抽出手段と、前記洗浄水供給手段に
て洗浄水を吐水した際に前記特徴抽出手段の出力により
異常の有無を検出する異常検出手段を設け、前記洗浄制
御手段は、前記異常検出手段にて異常の有無を検出する
ために前記小便器に洗浄水を吐水する駆動信号を前記洗
浄水供給手段へ出力することを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記洗浄制御手段は、所定時間毎に、
異常有無確認のための洗浄水を吐水する駆動信号を出力
することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記洗浄制御手段は、所定回数の洗浄
動作を行う毎に、異常有無確認のための洗浄水を吐水す
る駆動信号を出力することを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記洗浄制御手段は、前回の洗浄動作
から所定時間経過後に、異常有無確認のための洗浄水を
吐水する駆動信号を出力することを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記洗浄制御手段は、小便器洗浄装置
の電源投入直後に、異常有無確認のための洗浄水を吐水
する駆動信号を出力することを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、トイレ使用者が前記小便器の洗浄を行
うための洗浄操作手段を設け、前記洗浄制御手段は前記
洗浄操作手段の出力に応じて洗浄水を吐水する駆動信号
を前記洗浄水供給手段へ出力するとともに、前記異常検
出手段は異常の有無の検出を行うことを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記小便器の使用者を検出する人体検
出手段を設け、前記洗浄制御手段は前記人体検出手段の
出力に応じて洗浄水を吐水する駆動信号を前記洗浄水供
給手段へ出力するするとともに、前記異常検出手段は異
常の有無の検出を行うことを特徴とする。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記水位検出手段の出力により前記小
便器の使用を検出する使用検出手段を設け、前記洗浄制
御手段は前記使用検出手段の出力に応じて洗浄水を吐水
する駆動信号を前記洗浄水供給手段へ出力するととも
に、前記異常検出手段は異常の有無の検出を行うことを
特徴とする。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記水位検出手段の出力変動を検出す
る出力変動検出手段を設け、前記洗浄制御手段は、前記
出力変動検出手段にて出力変動が所定範囲内であること
が所定時間継続して検出されたときに、異常有無確認の
ための洗浄水を吐水する駆動信号を出力することを特徴
とする。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記水位検出手段の出力が所定の水
位以下になったことを判定する水位判定手段を設け、前
記洗浄制御手段は、前記水位判定手段の出力に応じて異
常有無確認のための洗浄水を吐水する駆動信号を出力す
ることを特徴とする。
【0016】請求項11に記載の発明は、請求項1乃至
10に記載の発明において、前記特徴抽出手段は、洗浄
水吐水開始時の水位の変化率を特徴データとして抽出す
ることを特徴とする。
【0017】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の発明において、前記特徴抽出手段は、洗浄水吐水
終了時の水位の変化率を特徴データとして抽出すること
を特徴とする。
【0018】請求項13に記載の発明は、請求項1乃至
10に記載の発明において、前記異常検出手段は、水位
の変化率が所定値以下となったときに異常とすることを
特徴とする。
【0019】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、前記異常検出手段は、水位の変化
率が第三の所定値以下となったときに異常検出すること
を特徴とする。
【0020】請求項15に記載の発明は、請求項1乃至
10に記載の発明において、前記特徴抽出手段は、洗浄
水吐水中の水位の最大値を特徴データとして抽出するこ
とを特徴とする。
【0021】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の発明において、前記異常検出手段は、水位の最大
値が第四の所定値以上又は第五の所定値以下となったと
きに異常検出することを特徴とする。
【0022】請求項17に記載の発明は、請求項1乃至
16に記載の発明において、前記洗浄制御手段は前記異
常検出手段の出力により駆動信号の出力を停止させるこ
とを特徴とする。
【0023】請求項18に記載の発明は、請求項1乃至
16に記載の発明において、前記洗浄制御手段は前記異
常検出手段の出力により洗浄水量の調整を行うように駆
動信号を出力することを特徴とする。
【0024】請求項19に記載の発明は、請求項1乃至
18に記載の発明において、報知手段を設け、報知手段
は前記異常検出手段の出力により異常を報知することを
特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明にかかる小便器洗浄装置の実施の形態について説明す
る。図1は、本発明の一実施形態である小便器1におけ
る小便器洗浄装置である。小便器1と表示装置7は壁面
2に備え付けられ、小便器1の下部にはトラップ部8を
有している。小便器1には、洗浄水を給水するための給
水管4と、汚水を排出するための排水管5とが接続され
ている。給水管4には洗浄水供給手段3が接続されてい
る。また、圧力センサによる水位検出手段20や、洗浄
水供給手段3に駆動信号を出力する洗浄制御手段24等
を有する制御装置6を備えている。なお、水位検出手段
20とトラップ部8とは後述する接続部品9を介して接
続している。
【0026】図2は、前記一実施形態におけるトラップ
部8を拡大した断面図である。トラップ部8は汚水の流
入口10、排水口11、仕切り12a,仕切り12bが
一体に形成され、仕切り12a,仕切り12bで水位検
出空間13を構成しており、小便器1の背部で排水口1
1より上方に、仕切り12a,仕切り12bで形成され
る水位検出空間13と連通する水位検出手段20を取付
ける取付穴14が設けられている。取付穴14に制御装
置6の水位検出手段20を直接取り付けるか、または、
水位検出手段20を接続するための接続部品9を介して
取付けることにより水位検出空間13が密閉シールされ
る。これにより、トラップ溜水15の水位が上昇すると
水位検出空間13の圧力が増大し、一方、トラップ溜水
15の水位が下降すると水位検出空間13の圧力が減少
するため、水位検出手段20として圧力センサを用いる
ことによりトラップ溜水15の水位を検出できるように
なる。この状態で、トイレ使用者が放尿した場合、もし
くは洗浄水吐水が行われた場合は、尿または洗浄水がト
ラップ部8の流入口10に流れ込み、トラップ溜水15
の水位が上昇し、尿または洗浄水である汚水が排水口1
1から溢れ出ることになる。その後、トイレ使用者の放
尿、もしくは洗浄水の吐水が終わると、それに伴いトラ
ップ溜水15の水位は下降し、排水口11から汚水が溢
れ出るのが終了する。
【0027】図3は、前記一実施形態における制御装置
6等のブロック図である。水位検出空間13に連通して
設けられた制御装置6は、水位検出手段20、特徴抽出
手段21、異常検出手段22、使用検出手段23等から
構成される。使用検出手段23は、トラップ溜水15の
水位変化に追従する圧力を検出する水位検出手段20か
らの水位信号に対して、水位の増加量、増加継続時間、
増加率、減少量、減少継続時間、減少率など水位信号の
特徴を抽出するための信号処理を行い、その水位信号の
特徴より、予め準備した小用によって生じるトラップ溜
水15の水位変化のパターンと、実使用時の小用によっ
て生じるトラップ溜水15の水位変化のパターンを照合
し、小用行為の有無、小用の開始、終了時点、尿量等を
判別する。また、特徴抽出手段21は、トラップ溜水1
5の水位変化に追従する圧力を検出する水位検出手段2
0からの水位信号に対して、水位の変化率や水位の最大
値など水位信号の特徴を抽出するための信号処理を行
う。そして、異常検出手段22は、特徴抽出手段21に
て抽出した水位信号の特徴より、正常時において洗浄水
を吐水した場合に生じるトラップ溜水15の水位変化の
パターンを予め準備しておき、その正常時の水位変化の
パターンと、実使用時の実際の洗浄水吐水によって生じ
るトラップ溜水15の水位変化のパターンを照合し、洗
浄水の有無やトラップ溜水15の排水状況などを調べ、
異常の有無を判別する。
【0028】なお、ここで言う異常とは、給水系の異常
状態や排水系の異常状態のことを表す。給水系の異常状
態とは、たとえば断水や洗浄水供給手段3の故障等の要
因により、小便器1に洗浄水を全く供給できなくなった
り、洗浄水を供給できたとしても単位時間あたりの流量
が少ないか途中で止まるといった小便器1を洗浄するの
に必要な量の洗浄水を供給できない状態のことを言う。
また、排水系の異常とは、たとえば排水管5やトラップ
部8に異物が付着したり引っかかることにより、トラッ
プ部8の汚水が全く排水できなくなったり、排水できた
としても単位時間あたりの排水流量が少なく排水に時間
がかかるといった小便器1のトラップ部8に溜まった汚
水の排水能力が低い状態のことを言う。
【0029】また、洗浄制御手段24は、使用検出手段
23にて小用が行われたことを検出した場合には小便器
1を洗浄するために洗浄水供給手段3に駆動信号を出力
したり、異常検出手段22にて異常の有無を確認するた
めに小便器1に洗浄水を吐水するように洗浄水供給手段
3に駆動信号を出力したり、異常検出手段22にて異常
を検出した場合には洗浄水を供給しないようにするため
に駆動信号の出力を停止したり、異常検出手段22にて
検出された異常の程度によっては供給する洗浄水の瞬間
流量や総流量を可変させるように洗浄水供給手段3に駆
動信号を出力するといった洗浄水の供給の制御を行う。
そして、洗浄水供給手段3は洗浄制御手段24から出力
される駆動信号に応じて洗浄水の供給を行う。なお、洗
浄水供給手段3は、よく小便器自動洗浄装置に用いられ
ているフラッシュバルブとソレノイドを組合せたものな
どの一般的に知られたバルブを用いる。
【0030】図4は小用時の水位変化の代表例である。
小用が開始されると単位時間あたりの放尿量に応じた傾
きにてトラップ溜水15の水位が上昇する。そして、ト
ラップ溜水15の水位は、単位時間あたりの放尿量と単
位時間あたりの排水量がつりあう高さとなる。その後、
放尿が終わるとトラップ溜水15の水位は下降し始め、
定常時の水位まで戻ることになる。そこで、使用検出手
段23は、トラップ溜水15の水位が人の放尿量の範囲
に対する傾きの上昇したことを検出した場合には小用の
開始と判断し、その後、トラップ溜水15の水位が下降
したことを検出した場合には小用の終了と判断すること
になる。なお、小用開始の判断や小用終了の判断を簡略
化するために次のようにしても良い。定常時の水位h0
に対して、ある所定の時間Ta内の水位上昇がh1以上
かつh2以下という所定の傾きの水位上昇を検出した場
合、小用が開始されたと判断することができ、その後、
小用開始検出からTb時間以上かつTc時間以内に、あ
る所定量の水位減少h3が発生した場合、小用が終了し
たと判断することができる。ただし、Tc時間以内に水
位減少h3が発生しない場合は、Tc時間経過時を小用
の終了とみなすことができる。
【0031】そして、洗浄制御手段24は、使用検出手
段23による小用の検出結果に応じて洗浄水供給手段3
へ駆動信号を出力することになる。実際には、小用開始
検出時点、もしくは小用開始検出時点を起点としたタイ
ミングや、小用終了検出時点、もしくは小用終了検出時
点を起点としたタイミングで駆動信号を出力することに
なる。更に、圧力波形における小用開始から小用終了ま
での水位上昇部の面積は、小用量に比例することから、
前記面積を算出し、面積に応じて洗浄水量を可変するこ
とで、最適な洗浄も可能になる。
【0032】図5は、小便器1および洗浄水供給手段3
等が正常な状態において洗浄を行った時の水位変化の代
表例である。小便器1および洗浄水供給手段3等が正常
な状態であれば、洗浄水の吐水を開始すると所定の範囲
の傾きにて水位が上昇し、洗浄水の単位時間あたりの吐
水量と便器からの排水管5への単位時間あたりの排水量
が釣り合う水位付近にて安定し、洗浄水の吐水を終了す
ると所定の範囲の傾きにて水位が減少することになる。
なお、前述した使用検出手段23と同じように次のよう
に考えても良い。洗浄水の吐水時には、洗浄水の吐水開
始時の水位h4に対して吐水開始から所定の時間Td内
に所定の水位幅h5以上の水位上昇が発生し、吐水終了
後には吐水終了時の水位h6に対して吐水終了から所定
の時間Te内に所定の水位幅h7以上の水位減少が発生
する。
【0033】図6は、給水系の異常が発生している状態
において洗浄を行った時の水位変化の代表例である。給
水管4の詰まりなどの給水系の異常が発生している状態
であると、洗浄水供給手段3が洗浄水を吐水しようとし
ても流れる洗浄水の水量が少ないか、もしくは洗浄水が
全く流れない状態となる。そのため洗浄水の吐水動作を
行っても正常時よりも水位の上昇が少なくなる。つま
り、吐水開始からの水位上昇の傾きが正常時より小さく
なるということである。したがって、この洗浄開始後の
水位の上昇状態を調べることにより、給水系の異常の有
無について判断を行うことができる。そこで、特徴抽出
手段21にて洗浄水吐水開始からの水位上昇の傾きを抽
出し、異常検出手段22は特徴抽出手段21にて求めた
水位上昇の傾きが小さいかどうか判断することにより給
水系の異常を検出することが可能となる。実際には、特
徴抽出手段21は、洗浄水の吐水開始からTdの時間経
過した時の水位上昇量を測り、異常検出手段22は、特
徴抽出手段21にて測定した水位上昇量がh5よりも小
さい所定の水位上昇幅h8に達しなければ、給水系の異
常が発生していると判断することになる。更に、単位時
間あたりの吐水流量が小さいときには洗浄開始後の水位
上昇の傾きが小さくなり、逆に単位時間あたりの吐水流
量が大きいときには洗浄開始後の水位上昇の傾きが大き
くなるため、洗浄開始後の水位上昇の傾きを調べること
により、単位時間あたりの洗浄水の吐水流量を把握する
ことが可能となる。つまり、給水系の異常の度合いを把
握することが可能である。
【0034】図7は、排水系の異常が発生している状態
にて洗浄を行った時における水位変化の第一の代表例で
ある。排水管5が詰まりかけるなどによりトラップ部8
から排水管5への流出量が少なくなるといった排水系の
異常が発生している状態であれば、洗浄水供給手段3が
洗浄水を吐水し終えたあとの水位の減少が正常時よりも
遅くなる。つまり、吐水終了後の水位減少の傾きが正常
時より小さくなるということである。したがって、この
洗浄終了後の水位の減少状態を調べることにより、異常
の判断を行うことができる。そこで、特徴抽出手段21
にて洗浄水吐水終了からの水位減少の傾きを抽出し、異
常検出手段22は特徴抽出手段21にて求めた水位減少
の傾きが小さいかどうかを判断することにより排水系の
異常を検出することが可能となる。実際には、特徴抽出
手段21は、洗浄水の吐水終了からTeの時間経過した
時の水位減少量を測り、異常検出手段22は、特徴抽出
手段21にて測定した水位減少量がh7よりも小さい所
定の水位減少幅h9に達しなければ、排水系の異常が発
生していると判断することになる。更に、排水管5の詰
まりの程度が大きい場合には排水に時間がかかるため、
洗浄終了後の単位時間あたりの水位減少量である傾きが
小さくなり、逆に排水管5の詰まりの程度が小さい場合
には排水にそれほど時間がかからないため、洗浄終了後
の単位時間あたりの水位減少量である傾きが大きくな
る。そこで、洗浄終了後の水位減少の傾きを調べること
により、排水管5の詰まりの度合いを検出することが可
能となる。
【0035】また、図8は、排水系の異常が発生してい
る状態にて洗浄を行った時における水位変化の第二の代
表例である。トラップ部8から排水管5への流出量がほ
とんどなくなるような排水系の異常であれば、洗浄水供
給手段3が洗浄水を吐水すると極端に水位が上昇してし
まう。したがって、この洗浄中の水位上昇のピーク値を
調べることにより、異常の判断を行うことができる。そ
こで、特徴抽出手段21にて、洗浄水を吐水中の水位上
昇の最大値を抽出し、異常検出手段22は、特徴抽出手
段21にて求めた洗浄水の吐水開始時の水位からの水位
上昇の最大値までの幅が大きいかどうかを判断すること
により排水系の異常を検出することが可能となる。実際
には、特徴抽出手段21にて求めた洗浄水の吐水開始時
の水位からの水位上昇の最大値までの幅がh5よりも大
きいh10を越えた場合は、排水系の異常が発生してい
ると判断することになる。また、水位上昇の最大値を求
めるのではなく洗浄水を吐水開始した際の水位上昇の傾
きにて、異常の判断をしても良い。実際には、特徴抽出
手段21は、洗浄水の吐水開始からTdの時間経過した
時の水位上昇量を測り、異常検出手段22は、特徴抽出
手段21にて測定した水位上昇量がh5よりも大きい所
定の水位上昇幅h10よりも大きな上昇量であれば、排
水系の異常が発生していると判断することになる。
【0036】以上のように、洗浄水供給手段3が洗浄水
を吐水した際におけるトラップ溜水15の水位や水位の
変化を特徴抽出手段21にて抽出し、その抽出結果を異
常検出手段22にて解析することで給水系や排水系の異
常有無を確認することが可能となる。また、水位検出手
段20が異常の場合であれば、洗浄水の吐水時に水位が
上昇したことを検出できないという水位検出手段20が
正常時なときと異なる水位の状態を検出する。そこで、
給水系や排水系の異常確認と同様に水位検出手段20の
異常も判断が可能となる。
【0037】報知手段25は、LEDにて構成される表
示装置7であり、異常検出手段22にて異常ありと確認
された場合は、表示装置7のLEDを点灯したり点滅さ
せたりすることにより、トイレ使用者やトイレ管理者に
異常の発生を知らせる。これにより、トイレ使用者がこ
の小便器1を使用する前に異常のため使用できないこと
を知ることができるので、使用してしまってから異常に
気付き汚水を流せずに困るといったことを防止すること
ができる。また、トイレ管理者にとっては異常が発生し
ていることをいち早く認識でき、メンテナンスをすぐに
行うことで十分な洗浄を行えない不衛生な状態の時間を
短縮することができるようになる。なお、報知手段25
は、LEDによる表示装置7ではなく、ブザー等の音を
用いて異常を知らせても良いし、通信手段によって管理
センターへ通信することで異常を知らせてもよい。異常
検出手段22にて異常ありと確認された場合は、表示装
置7のLEDの点灯・点滅による異常表示を行ったり、
ブザー等の音より異常を知らせたり、通信手段によって
管理センターへ通信するなどにより異常を報知すること
で、異常をいち早く認識でき、十分な洗浄を行えない不
衛生な状態の時間を短縮できる。
【0038】更には、異常検出手段22にて推測した異
常箇所や異常種類によって、ブザーの周波数やブザーの
鳴動時間といったブザーの鳴らし方を変えたり、LED
の色やLEDの点滅周期といったLEDの表示方法を変
えてもよい。これにより異常箇所の確認が簡単になり適
確なメンテナンスを早急に実施することが可能となる。
異常検出手段22にて検出した異常の箇所や異常の種類
に応じて、洗浄制御手段24は、洗浄動作の中止・再
開、洗浄水量の調整といった洗浄水供給手段3の制御を
行うことが可能である。異常検出手段22にて排水管5
が詰まるといった排水系の異常を検出した場合、洗浄制
御手段24が洗浄動作を直ちに停止するように洗浄水供
給手段3を制御することで、小便器1内の汚水が溢れる
ことを防止することができる。たとえば、異常検出手段
22にて給水系の異常と判断され、洗浄水を吐水した際
に単位時間あたりの吐水量が正常時より少ないという状
態であれば、汚水を洗浄する際に洗浄制御手段24にて
洗浄水を吐水する時間を正常時より長くすることによ
り、小便器洗浄に必要な洗浄水量を確保することが可能
となる。
【0039】また、異常検出手段22にて排水系の異常
と判断された場合には、異常検出手段22にて排水管5
の詰まりの度合いを推測し、その排水管5の詰まりの度
合いが大きくなるにつれて洗浄水の吐水時間を短くする
ように洗浄制御手段24にて制御すれば、洗浄水供給手
段3にて供給する洗浄水量を少なくすることができる。
これにより、小便器1から汚水があふれないようにしつ
つも小便器1の洗浄を行うことが可能となる。なお、洗
浄制御手段24にて洗浄水の吐水時間を制御するのでは
なく、洗浄水の単位時間あたりの吐水流量を制御しても
良い。更には、排水管5の詰まりの度合いが非常に大き
いことを検出した場合には、洗浄水の単位時間あたりの
吐水流量を制御しても小便器1から汚水があふれること
を防ぐことが出来ないと判断し、洗浄動作の中止を行う
ことにより、小便器1から汚水があふれることを防ぐこ
とが可能となる。
【0040】また、排水系の異常によりトラップ溜水1
5の水位が高いことを検出し洗浄動作の中止を行った後
に、ほんの僅かずつでも排水されるような詰まりの状態
であれば、時間が経過するとトラップ溜水15の水位が
ほんの僅かずつではあるが下がっていく。そこで、洗浄
動作の中止を行った後にトラップ溜水15の水位が下が
ったことを検出した場合には、洗浄動作を再開しても良
い。これにより、メンテナンスが実施されるまでのあい
だ暫定的な使用が可能となる。更には、排水系の異常時
におけるトラップ溜水15の水位の状況によっては、光
電センサによる人体検出手段の出力によりトイレ使用を
検出して小便器洗浄を行ったり、水位検出手段20によ
るトラップ溜水15の水位変化を検出することによりト
イレ使用を検出して小便器洗浄を行うトイレ使用感知式
洗浄から、所定時間毎の洗浄に切替えるなど洗浄方式を
変更してもよい。
【0041】図9は、本発明の一実施形態における制御
装置6等の第二のブロック図である。図3では、使用検
出手段23を設け、使用検出手段23にてトイレ使用を
検出した際に洗浄制御手段24にて洗浄水の吐水を行
い、この洗浄水の吐水の際に特徴抽出手段21と異常検
出手段22にて異常検出を行っているが、図9のように
タイマ手段30を設け、例えば24時間毎などの所定時
間毎に、洗浄水を吐水し特徴抽出手段21と異常検出手
段22にて異常確認すれば、実際の小便器1の使用有無
に関係なく、定期的に小便器1および洗浄水供給手段3
の異常有無の確認が可能となる。また、前回の洗浄動作
から6時間経過後などの前回の洗浄動作から所定時間経
過後に、洗浄水を吐水し特徴抽出手段21と異常検出手
段22にて異常確認すれば、使用頻度の少ない場所に設
置されていても、実際の小便器1の使用有無に関係な
く、小便器1および洗浄水供給手段3の異常有無の確認
が可能となる。
【0042】また、出力変動検出手段を設け、例えば水
位の変動が5mm以内である状態が6時間継続した場合
などの水位検出手段20の出力変化がない状態や変化が
非常に少ない状態が所定時間継続したときに洗浄水を吐
水し、異常検出手段22にて異常確認すれば、自己診断
機能として水位検出手段20の異常の確認を含めた異常
有無の確認が可能となる。また、トラップ部8の水封形
成に必要な水位以下になった場合などの水位検出手段2
0の出力が所定の水位以下になったときに洗浄水を吐水
し、異常検出手段22にて異常確認すれば、トラップ溜
水15の補給と同時に小便器1及び洗浄水供給手段3の
異常有無の確認が行える。また、装置の電源投入直後に
洗浄水を吐水し、異常検出手段22にて異常確認すれ
ば、小便器1を設置直後の水封形成と同時に電源投入後
の小便器1及び洗浄水供給手段3の自己診断機能として
の異常有無確認を行える。
【0043】また、トラップ溜水15の水位を測定する
水位検出手段20にて小用などのトイレ使用を検出した
ときや、光電センサ等による人体感知センサにてトイレ
室内の人体の有無を検出することによりトイレの使用を
検出したときに行う洗浄水の吐水において、異常検出手
段22にて異常確認すれば、通常の小便器洗浄と同時に
小便器1及び洗浄水供給手段3の異常有無の確認を行う
ため、無駄な洗浄水を流さずに異常有無の確認が可能と
なる。また、トイレ使用者が小便器1を洗浄する際に操
作する洗浄操作手段である押ボタンスイッチ等により洗
浄水を流した時に、異常検出手段22にて異常の確認を
行うようにすれば、通常の小便器洗浄と同時に小便器1
及び洗浄水供給手段3の異常有無の確認を行うため、無
駄な洗浄水を流さずに異常有無の確認が可能となる。更
には、トイレの管理を行う人が、実際の小便器1の使用
に関わらず、押ボタンスイッチ等の洗浄操作手段により
意図的に洗浄水を流すことで異常の確認を行えば、小便
器1及び洗浄水供給手段3の点検作業を簡単に行うこと
が可能となる。更には、例えば1000回の洗浄動作毎
などの所定回数の洗浄動作を行う毎に異常確認を行うよ
うにすれば、洗浄水供給手段3の寿命回数などに応じて
寿命判断を行えるため、装置の的確な交換時期を判断す
ることが可能となる。
【0044】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。
【0045】請求項1に記載の小便器洗浄装置は、トラ
ップ部の水位を測定する水位検出手段にて、洗浄水を吐
水した際に、異常検出を行うため、小便器の異常や小便
器給排水部の異常を確実に検出可能となる。
【0046】請求項2乃至4に記載の小便器洗浄装置
は、異常の有無を確認する洗浄水の吐水を各請求項に記
載の条件にするため、所定間隔で異常の有無を確認する
ことになり、確実な異常検出を行うことが可能となる。
【0047】請求項5に記載の記載の小便器洗浄装置
は、異常の有無を確認する洗浄水の吐水を小便器洗浄装
置の電源投入直後に行うため、小便器のトラップ部の水
封形成と同時に小便器や洗浄水供給手段の自己診断機能
としての異常確認を使用開始前に行うことが可能とな
る。
【0048】請求項6乃至8に記載の小便器洗浄装置
は、異常の有無を確認する洗浄水の吐水をトイレ使用時
の洗浄水の吐水と兼用するため、洗浄水の吐水回数を減
らすことができ、節水が可能となる。
【0049】請求項9乃至10に記載の小便器洗浄装置
は、水位検出手段の出力に応じて異常の有無を確認する
洗浄水の吐水を行うため、異常の確認の必要性に応じた
吐水が可能となる。
【0050】請求項11乃至16に記載の小便器洗浄装
置は、洗浄水吐水開始時の水位上昇状態や洗浄水吐水終
了後の水位下降状態や洗浄水吐水中の水位の最大値にて
異常検出を行うため、詰まり具合の程度などといった異
常の状態を判断できるようになり、確実に小便器の異常
や小便器給排水部の異常の兆候を検出することが可能と
なる。
【0051】請求項17に記載の小便器洗浄装置は、異
常を検出した際に、洗浄動作の停止を行うため、小便器
より汚水が溢れ出るのを防ぐことが可能となる。
【0052】請求項18に記載の小便器洗浄装置は、異
常を検出した際に、洗浄水量の調整を行うため、異常状
態に応じた洗浄水量の制御を行うことができ、メンテナ
ンスを実施するまでの暫定的な使用が可能となる。
【0053】請求項19に記載の小便器洗浄装置は、異
常の発生を報知するため、トイレ使用者やトイレ管理者
に異常を知らせ、小便器が使用不可能であることやメン
テナンスが必要であることを認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるトラップ部を示す
断面図である。
【図3】制御装置のブロック図である。
【図4】小用時の水位変化例を示す図である。
【図5】正常時に洗浄水を吐水したときの水位変化例を
示す図である。
【図6】給水系の異常時に洗浄水を吐水したときの水位
変化例を示す図である。
【図7】排水系の異常時に洗浄水を吐水したときの第一
の水位変化例を示す図である。
【図8】排水系の異常時に洗浄水を吐水したときの第二
の水位変化例を示す図である。
【図9】制御装置の第二のブロック図である。
【符号の説明】
1…小便器 2…壁面 3…洗浄水供給手段 4…給水管 5…排水管 6…制御装置 7…表示装置 8…トラップ部 9…接続部品 10…汚水の流入口 11…排水口 12a,12b…仕切り 13…水位検出空間 14…取付穴 15…トラップ溜水 20…水位検出手段 21…特徴抽出手段 22…異常検出手段 23…使用検出手段 24…洗浄制御手段 25…報知手段 30…タイマ手段

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小便器に洗浄水を吐水する洗浄水供給
    手段と、前記小便器に設けられたトラップ部の溜水の水
    位を測定する水位検出手段と、前記洗浄水供給手段へ駆
    動信号を出力する洗浄制御手段を備えた小便器洗浄装置
    において、前記水位検出手段の出力の特徴データを抽出
    する特徴抽出手段と、前記洗浄水供給手段にて洗浄水を
    吐水した際に前記特徴抽出手段の出力により異常を検出
    する異常検出手段を設け、前記洗浄制御手段は、前記異
    常検出手段にて異常を検出するために前記小便器に洗浄
    水を吐水する駆動信号を前記洗浄水供給手段へ出力する
    ことを特徴とする小便器洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の小便器洗浄装置にお
    いて、前記洗浄制御手段は、所定時間毎に、異常検出の
    ための洗浄水を吐水する駆動信号を出力することを特徴
    とする小便器洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の小便器洗浄装置にお
    いて、前記洗浄制御手段は、所定回数の洗浄動作を行う
    毎に、異常検出のための洗浄水を吐水する駆動信号を出
    力することを特徴とする小便器洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の小便器洗浄装置にお
    いて、前記洗浄制御手段は、前回の洗浄動作から所定時
    間経過後に、異常検出のための洗浄水を吐水する駆動信
    号を出力することを特徴とする小便器洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の小便器洗浄装置にお
    いて、前記洗浄制御手段は、小便器洗浄装置の電源投入
    直後に、異常検出のための洗浄水を吐水する駆動信号を
    出力することを特徴とする小便器洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の小便器洗浄装置にお
    いて、トイレ使用者が前記小便器の洗浄を行うための洗
    浄操作手段を設け、前記洗浄制御手段は前記洗浄操作手
    段の出力に応じて洗浄水を吐水する駆動信号を前記洗浄
    水供給手段へ出力するとともに、前記異常検出手段は異
    常の検出を行うことを特徴とする小便器洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の小便器洗浄装置にお
    いて、前記小便器の使用者を検出する人体検出手段を設
    け、前記洗浄制御手段は前記人体検出手段の出力に応じ
    て洗浄水を吐水する駆動信号を前記洗浄水供給手段へ出
    力するするとともに、前記異常検出手段は異常の検出を
    行うことを特徴とする小便器洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の小便器洗浄装置にお
    いて、前記水位検出手段の出力により前記小便器の使用
    を検出する使用検出手段を設け、前記洗浄制御手段は前
    記使用検出手段の出力に応じて洗浄水を吐水する駆動信
    号を前記洗浄水供給手段へ出力するとともに、前記異常
    検出手段は異常の検出を行うことを特徴とする小便器洗
    浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の小便器洗浄装置にお
    いて、前記水位検出手段の出力変動を検出する出力変動
    検出手段を設け、前記洗浄制御手段は、前記出力変動検
    出手段にて出力変動が所定範囲内であることが所定時間
    継続して検出されたときに、異常検出のための洗浄水を
    吐水する駆動信号を出力することを特徴とする小便器洗
    浄装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の小便器洗浄装置に
    おいて、前記水位検出手段の出力が所定の水位以下にな
    ったことを判定する水位判定手段を設け、前記洗浄制御
    手段は、前記水位判定手段の出力に応じて異常検出のた
    めの洗浄水を吐水する駆動信号を出力することを特徴と
    する小便器洗浄装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10に記載の小便器洗
    浄装置において、前記特徴抽出手段は、洗浄水吐水開始
    時の水位の変化率を特徴データとして出力することを特
    徴とする小便器洗浄装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の小便器洗浄装置
    において、前記異常検出手段は、前記特徴抽出手段の出
    力である水位の変化率が第一の所定値以上又は第二の所
    定値以下となったときに異常検出することを特徴とする
    小便器洗浄装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至10に記載の小便器洗
    浄装置において、前記特徴抽出手段は、洗浄水吐水終了
    時の水位の変化率を特徴データとして出力することを特
    徴とする小便器洗浄装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の小便器洗浄装置
    において、前記異常検出手段は、前記特徴抽出手段の出
    力である水位の変化率が第三の所定値以下となったとき
    に異常検出することを特徴とする小便器洗浄装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至10に記載の小便器洗
    浄装置において、前記特徴抽出手段は、洗浄水吐水中の
    水位の最大値を特徴データとして出力することを特徴と
    する小便器洗浄装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の小便器洗浄装置
    において、前記異常検出手段は、前記特徴抽出手段の出
    力である水位の最大値が第四の所定値以上又は第五の所
    定値以下となったときに異常検出することを特徴とする
    小便器洗浄装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16に記載の小便器洗
    浄装置において、前記洗浄制御手段は前記異常検出手段
    の出力により駆動信号の出力を停止させることを特徴と
    する小便器洗浄装置。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至16に記載の小便器洗
    浄装置において、前記洗浄制御手段は前記異常検出手段
    の出力により洗浄水量の調整を行うように駆動信号を出
    力することを特徴とする小便器洗浄装置。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至18に記載の小便器洗
    浄装置において、報知手段を設け、報知手段は前記異常
    検出手段の出力により異常を報知することを特徴とする
    小便器洗浄装置。
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