JPH07189315A - 小便器の自動洗浄装置 - Google Patents

小便器の自動洗浄装置

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JPH07189315A
JPH07189315A JP33400693A JP33400693A JPH07189315A JP H07189315 A JPH07189315 A JP H07189315A JP 33400693 A JP33400693 A JP 33400693A JP 33400693 A JP33400693 A JP 33400693A JP H07189315 A JPH07189315 A JP H07189315A
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JP
Japan
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water level
urinal
cleaning
urine
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Application number
JP33400693A
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English (en)
Inventor
Koichi Fujita
浩一 藤田
Harunari Tsusaka
治成 津坂
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の小用に確実に対応して洗浄を行い、誤
動作しない小便器の自動洗浄装置の提供。 【構成】 小便器内に尿が放出されたことを検知する検
知手段と、この検知手段からの信号に基づいて、小便器
内に洗浄水を送出する送水手段3とを有する小便器の自
動洗浄装置において、前記の検知手段として、ワントラ
ップの水位位置の壁面に具備される水位センサーと、同
水位センサーによって水位変化を検出する手段を有して
いる。例えば、フロートスイッチ1およびON/OFF検出回
路2を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小便器の自動洗浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の小便器の自動洗浄装置として、小
便器の前に人が来て立ち去ったことを検出して、洗浄す
るものがよく使用されている。このような小便器の自動
洗浄装置では、赤外線センサー、超音波センサーおよび
温度センサー等を用いて人体の有無を検知するものであ
る。このような小便器の自動洗浄装置にあっては、小便
器の使用とは関係なしに、人がセンサーの前を横切るだ
けで洗浄するようなことがあり、誤動作するため問題が
あった。
【0003】また、これに対して、小便器の使用そのも
のを直接検知して洗浄する方式として、特開平47−1
8145号公報に記載されたものがある。この装置で
は、小便器に電極を設け、電極が尿に浸されるときに電
気抵抗が下がり、通電することによってリレーを励磁し
て洗浄している。したがって、この方式では、小用がさ
れていることを直接検知しているので、前記した人体の
有無を検知する方法の欠点を改良している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例にあっても、電極が直接尿に浸されるので、長期
間使用することによって電極が汚れ、動作が不安定にな
ることがある。また、電極がわずかに濡れているような
状態にあっても通電するので、やはり誤動作しやすいと
いう問題があった。
【0005】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
実際の小用に確実に対応して、洗浄を行う小便器の自動
洗浄装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、小便器内に尿が放出されたことを検
知する検知手段と、この検知手段からの信号に基づい
て、小便器内に洗浄水を送出する送水手段とを有する小
便器の自動洗浄装置において、前記の検知手段として、
ワントラップの水位位置の壁面に具備される水位センサ
ーと、同水位センサーによって水位変化を検出する手段
とを有して成ることを特徴として構成している。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ワントラップ内の排出管上端部に内外に連
通する開口を有し、水位センサーが排出管の外側で略開
口位置の高さに具備されて成ることを特徴として構成し
ている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ワントラップ内の排出管上端部に内外に連
通する開口を有し、この開口下方の排出管内壁側に設け
られ、かつ、上部に溢水部を有する小容器内に水位セン
サーが具備されて成ることを特徴として構成している。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、流出口が小容器底部に具備されて成ること
を特徴として構成している。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれかの請求項記載の発明において、スタートの水
位検出状態において、水位センサーによって水位変化を
検出した後、水位変化が検出されなくなってから、本洗
浄を行い、本洗浄完了後スタートの水位検出状態に復帰
する本洗復帰手段を有して成ることを特徴として構成し
ている。
【0011】なお、水位変化を検出した状態とは、閾値
としてある一定の水位変化を設定し、これ以上の変化が
あったときに水位変化を検出したとしている。この一定
の水位変化としては、水位センサーが確実に検出しうる
大きさであって、かつ、小用時に起こりうる最低の変化
以上の大きさに設定される。
【0012】また、ここに言う洗浄完了とは、開閉栓を
開いて洗浄水を流し、次に開閉栓を閉じて完了としてい
るのではなく、実際に洗浄水が小便器壁面を流れ終って
完了としており、以下の発明でも同様である。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれかの請求項記載の発明において、スタートの水
位検出状態において、水位センサーによって水位変化を
検出した後、予備洗浄を行う予洗手段と、予備洗浄完了
後に、水位変化が検出されなくなってから、本洗浄を行
い、本洗浄完了後にスタートの水位検出状態に復帰する
本洗復帰手段とを有して成ることを特徴として構成して
いる。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれかの請求項記載の発明において、スタートの水
位検出状態において、水位センサーによって水位変化を
検出した後、予備洗浄を行う予洗手段と、予備洗浄完了
後に、水位変化が検出されていないときには、スタート
の水位検検出態に復帰するスキップ復帰手段と、予備洗
浄完了後にも水位変化が検出されているときには、水位
変化が検出されなくなってから、本洗浄を行い、本洗浄
完了後にスタートの水位検出状態に復帰する本洗復帰手
段とを有して成ることを特徴として構成している。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明の小便器の自動洗浄装置で
は、水位センサーがワントラップの水位位置の壁面に具
備されている。小用がされないときには、水位は一定位
置にあるが、小用がされている間はワントラップから排
水管へ尿が溢れ出るとともに、水位が上昇し、かつ、波
打つことになる。したがって、この水位上昇と波み打ち
を水位センサーによって検出することによって、尿が放
出されたことが判断されている。そして、このときの検
出信号に基づいて、実際の小用に正確に対応して、小便
器を洗浄することができている。
【0016】なお、水位センサーとしては、一般的なフ
ロートスイッチを用いることができ、このようなスイッ
チは安定な材質で構成されているので、上記の位置に具
備させても長期間安定に動作させることができる。
【0017】請求項2記載の発明では、小用時の尿が開
口を通ってワントラップより排出管へ流出している。そ
して尿がこの狭い開口を通り、水位が大きく上昇するた
め水位変化を検出しやすくなっている。この状態を水位
センサーを用いて検出することによって、尿が放出され
たことが確実に判断され、このときの検出信号に基づい
て、実際の小用に正確に対応して、小便器を洗浄するこ
とができる。
【0018】請求項3記載の発明では、小用時の尿が開
口を通り、排出管内壁側に設けられた小容器内に流入す
る。つまり、すべての尿がこの小容器に流入し、小容器
内の水位が上昇するとともに大きく波打ち、小容器上部
の溢水口から溢れ出ることとなる。このため、さらに小
用時の水位変化を検出しやすくなっている。
【0019】請求項4記載の発明では、尿の一部は小容
器の下方の流出口から出ていくので、小用がされない通
常時には小容器内は空の状態にあり、小用時に尿が流入
し、水位が急上昇する。また、この流出口の大きさを調
節することによって、小容器内の水位の変化を調節する
ことができる。
【0020】請求項5記載の発明では、水位センサーに
よって水位変化を検出したときに、小用がされたことを
判断している。この後、さらに、水位変化を監視し、初
めて水位変化が検出されなくなったことよって、小用の
終了を判断し、本洗浄を行い、本洗浄完了後にスタート
の水位検出状態に復帰している。
【0021】以上のように、この発明では、常に、小便
器が使用され尿を小便器に検出したときに限って、洗浄
を行うようにしている。
【0022】請求項6記載の発明では、上記の請求項5
記載の発明に加えて、尿検出状態として、水位センサー
によって水位変化を検出したときに、小用がされたこと
を判断し、予備洗浄を先ず行っている。
【0023】この予備洗浄完了後、さらに、水位変化を
調べ、初めて水位変化がなくなったことよって、小用の
終了を判断し、本洗浄を行い、本洗浄完了後にスタート
の水位検出状態に復帰している。
【0024】以上のようにして、この発明では、常に、
小便器が使用され尿を小便器に検出したときに限って、
洗浄を行うようにしている。そして、洗浄のステップと
しては、先ず予備洗浄を行い、そのあとで本洗浄を行っ
ている。
【0025】請求項7記載の発明では、上記の請求項6
記載の発明に加えて、予備洗浄を完了した後、水位変化
を調べ、水位変化が検出されないときには、本洗浄を行
わないようにしている。これは、予備洗浄の間だけで小
用が終わった場合、または単に短い間水を流しただけの
ような場合には、本洗浄を行わないようにしたものであ
る。
【0026】これに対して、水位変化が検出されれば、
小用がまだ継続している状態であって、水位変化がなく
なるまで水位変化を調べ、水位変化が検出されなくなっ
て初めて、本洗浄を行った後、スタートの水位検出状態
に復帰するようにしている。
【0027】以上のようにして、この発明では、常に、
小便器が使用され尿を小便器に検出したときに限って、
洗浄を行うようにしている。そして、さらに、洗浄のス
テップとしては、先ず予備洗浄を行い、その後小用の継
続を再確認し、小用が終了してから本洗浄を行うように
している。再確認出来ないときには、本洗浄は行わない
ようにしている。
【0028】
【実施例】本発明の実施例を添付図を基に説明する。
【0029】この発明は、水位センサーによって、小用
時に尿が小便器に放出され、排水トラップ等の水位が変
化することを検出する手段を有するとともに、この検出
信号に基づいて、小便器内に洗浄水を送出する送水手段
から成っている。
【0030】この構成を図1のブロック図を基に、以下
に説明する。図1において、1はワントラップ内に具備
される一般に使用されているフロートスイッチである。
このフロートスイッチ1は、水位センサーとして用いら
れ、小用時に尿が小便器に放出されることによって変化
する水位を検出するものである。このようなフロートス
イッチ1は、安定な材質で構成されているので、長期間
安定に尿の放出による水位の変化を検出させることがで
きる。2はフロートスイッチ1の信号に基づいて、尿が
放出されているかどうかを判断するON/OFF検出回路であ
って、水位変化が検出され尿が放出されているときをO
N、水位変化が検出されず尿が放出されていないときを
OFFとしている。3はこのON/OFF検出回路2の信号に
基づいて小便器に洗浄水を送出する送水手段である。す
なわち、制御回路では、ON/OFF検出回路2の信号を受け
るとともに所定の設定値を参照して、タイマー回路を操
作し、所定時間電磁弁を開閉し、小便器に洗浄水を送出
している。
【0031】以下に、図2ないし図5に基づいて、フロ
ートスイッチ1の取り付け位置を説明する。図2および
図3は小便器の部分断面図であり、図4および図5はフ
ロートスイッチ1の取り付け位置を示す斜視図である。
【0032】図2において、4は小便器の壁面であり、
この下方部には有底の筒状の容器5が形成され、排出管
9が下方より導出されている。7はこの排出管9を覆う
ように被せられ、上部に平板6を有するワンとなる目皿
であって、この目皿7と排出管9と容器5とによってワ
ントラップ8が形成されている。通常のワントラップ8
内の水位は、排水管9の上面の位置にある。1はフロー
トスイッチあり、容器5内の壁面4の水位の位置に設け
られている。
【0033】小用がされている間は、ワントラップ8か
ら排水管9へ尿が溢れ出るとともに、水位が上昇し、か
つ、波打つことになる。したがって、この状態をフロー
トスイッチ1によって検出することにより、尿が放出さ
れたことが判断されている。そして、このときの検出信
号に基づいて、実際の小用に正確に対応して、小便器を
洗浄することができている。
【0034】図3は上記の図2とは異なる取り付け状態
を示しており、ワントラップ8内に導出された排出管9
の外側上端部にフロートスイッチ1を設けたものであ
る。なお、目皿7は省略して示している。図4はこの斜
視図を示しており、排出管9の上端部には開口として設
けられるU字状の溝10が形成され、尿はこのU字状の溝
10を通って溢れ出ることになる。そして、水位が上昇
し、かつ、波打つことになり、この状態をフロートスイ
ッチ1で検出することによって、尿が放出されたことが
判断されている。また、この例では尿が狭いU字状の溝
10を通るため、図2の場合よりも水位上昇がしやすく、
尿が放出されたことを判断しやすい。
【0035】なお、この図では開口を上部が開いた溝10
として示したが、単に小さい円形の孔、またはスリット
であってもよく、形状はどんなものでもよい。要は小量
ずつ流出することによって、水位が急変する構造となっ
ていればよい。
【0036】図5はフロートスイッチ1を排出管9の内
壁に設けた例を示したものであり、この図において11
は、開口として設けられるU字状の溝10の下方排出管9
内壁側に設けられ、上縁を溢水部12とし、底部に流出口
13を有する小容器である。そして、フロートスイッチ1
はこの小容器11内に設けられるが、この例ではU字状の
溝10の直下に設けられている。このような構成によっ
て、排出管9より溢れ出る尿は、すべて狭いU字状の溝
10を通り、小容器11に入ることになる。そして、小容器
11内の水位が急上昇し、流出口13から流出するととも
に、溢水部12からも溢れ出ることとなる。
【0037】なお、小容器11の上縁を溢水部12とした
が、これを開口として小容器11の上部に設けてもよい。
【0038】また、流出口13を設けず、溢水部12を開口
またはスリット状に形成してもよい。このようにすれ
ば、スリットの下端が小用がされない通常時の水位位置
となり、小用時にこの位置より水位が急上昇することに
なる。
【0039】以上のような取り付け状態では、前記の図
3および図4の例よりもさらに水位変化および波打ちが
大きく、小用による尿の放出を検出しやすくなってい
る。また、流出口12の大きさを調節することによって、
この水位変化を調節することもできている。
【0040】以下に、この実施例の動作および制御の様
子を説明する。先ず、図5のタイミングチャートを用い
て動作を説明する。この図において、小用がなされる前
は、水位は低く一定なのでフロートスイッチ1はOFF
であり、洗浄水も出されていない。この状態より、小用
がされると、フロートスイッチ1は水位の上昇を検出し
てONとなり、t1の時間洗浄水が小便器に送出される
ことによって、先ず予備洗浄が行われる。
【0041】次に、小用が終わり水位が下がって一定と
なると、一旦フロートスイッチ1はOFFとなり、初め
て本洗浄がt2時間行われる。この間、フロートスイッ
チ1は洗浄水による水位の変化を検出してONとなって
いるが、t2の時間洗浄水が送出され、本洗浄が完了し
た後にフロートスイッチはOFFとなる。このようにな
ってからスタートの水位検出状態に復帰している。
【0042】なお、予備洗浄が行われた後に、すでに小
用が終わっていた場合には、図6に示すように本洗浄は
行われない。
【0043】次に、図7のフローチャートを用い、本実
施例の制御の様子を説明する。S1〜S2はスタートの水位
検出状態である。まず、S1で1秒経過後、S2でフロート
スイッチ1の状態を判断しており、ONのときは小便器
に尿が放出されていると判断して、S3の予備洗浄が行わ
れt1の時間洗浄水が小便器に送出される。OFFのと
きにはS1に戻ることになる。つまり、1秒経過毎にこの
ステップを繰り返すことになる。
【0044】前記の予備洗浄終了後、S4で洗浄水がある
程度流れ去って、フロートスイッチ1がOFFとなるま
での時間を3秒とし、この時間経過を待って予備洗浄完
了とし、次のステップに行くようになっている。以上の
S1〜S4が小用がされたことを検知し、先ず予備洗浄を行
う予洗手段である。
【0045】この後、S5でフロートスイッチ1がONと
なっているかを調べ、これが満足されない場合はS1に戻
ることになる。このS5がスキップ復帰手段である。これ
は、予備洗浄の間だけで小用が終わった場合、または単
に短い間水を流しただけのような場合に、本洗浄を行わ
ないようにしたものである。
【0046】以下のS6〜S8は、本洗浄を行い、スタート
の水位検出状態に復帰する本洗復帰手段である。
【0047】S6は、小用の終了を判断するステップであ
る。フロートスイッチ1がOFFになるまで、このフロ
ートスイッチ1の状態を調べ、フロートスイッチ1がO
FFになったときに小用が終了したと判断し、次ステッ
プの本洗浄を行うことになる。
【0048】S7は洗浄時間t2の本洗浄を行うステップで
ある。S8は洗浄水がある程度流れ去って、フロートスイ
ッチ1がOFFになるまでの時間を3秒とし、この時間
経過後、本洗浄完了とし、スタートの水位検出状態に戻
るようにしている。
【0049】以上説明したように、この実施例では、常
に小便器が使用され尿が小便器に放出されたときに限っ
て、先ず予備洗浄を行うようにしている。そして、その
後小用の継続を再確認し、小用が終了してから本洗浄を
行うようにしている。再確認出来ないときは本洗浄は行
わないようにしている。したがって、実際の小用に確実
に対応して洗浄が行われ、誤動作が少なくなっている。
【0050】なお、本実施例では、予備洗浄を行う構成
を示したが、S3〜S5を省略した構成にすることもでき
る。このようにすれば、S1〜S2で小用がされたことを検
知した後、さらにS6でフロートスイッチ1の状態を調
べ、フロートスイッチ1が初めてONになってから、S7
の本洗浄を行い、 S8 で本洗浄完了後、スタートの水位
検出状態に復帰する本洗復帰手段を有する、節水型の構
成とすることができる。
【0051】また、S5のみを省略することもできる。こ
のようにすれば、小用を検知した後、S3で予備洗浄を行
い、S4で予備洗浄完了後、S6以降の本洗浄を行うことが
でき、確実にきれいに洗浄することができる。
【0052】以上のように、いずれの実施例でも、常に
小便器が使用され、小用時の水位変化を検出したときに
限って、洗浄が行われている。したがって、実際の小用
に確実に対応し、誤動作のない洗浄が行われている。
【0053】
【効果】請求項1記載の発明の小便器の自動洗浄装置
は、小用がされ、小便器に尿が放出されたことを水位セ
ンサーを用いて検出することによって、実際の小用に正
確に対応して、小便器を洗浄することができる。
【0054】請求項2記載の発明は、狭い開口を通ると
きの水位変化が大きく、これを検出しやすいので、尿が
放出されたことが確実に判断される。したがって、より
確実に実際の小用に対応して、小便器を洗浄することが
できる。
【0055】請求項3記載の発明は、敏感に水位の変化
する小容器で尿を検出しているので、感度が高く、実際
の小用により正確に対応して、小便器が洗浄されてい
る。
【0056】請求項4記載の発明は、小用がされない通
常時の小容器内が空の状態から小用時に水位が急上昇
し、水位変化が確実に検出され、さらに感度がよい。こ
のため、実際の小用により正確に対応して小便器が洗浄
されている。
【0057】また、小容器に設けられた流出口の大きさ
を調節することによって、小容器内の水位の変化を、水
位センサーの感度に合わせて調節することもできる。
【0058】請求項5記載の発明は、水位センサーによ
って、小用の始まりと終わりを検出し、小用の終了後に
洗浄するようになっており、実際の小用に正確に対応し
て、小便器を洗浄することができる。
【0059】請求項6記載の発明は、小便器が使用され
て尿が小便器にある状態を検出した場合、先ず予備洗浄
を行った後、本洗浄を行っているので、きれいに洗浄す
ることができる。
【0060】請求項7記載の発明は、予備洗浄が行われ
たあと、本洗浄が行われている。そして、本洗浄は、予
備洗浄後も小用が継続して行われている場合に限って、
行われるようになっている。したがって、予備洗浄の間
だけで小用が終わった場合、または単に短い間水を流し
ただけのような場合には、本洗浄は行われないので無駄
がなくなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】同上実施例の小便器の部分断面図である。
【図3】同上実施例の小便器の部分断面図である。
【図4】同上実施例のフロートスイッチの取り付け位置
を示す斜視図である。
【図5】同上実施例のフロートスイッチの取り付け位置
を示す斜視図である。
【図6】同上実施例のタイミングチャートである。
【図7】同上実施例のタイミングチャートである。
【図8】同上実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 フロートスイッチ 2 ON/OFF検出回路 3 送水手段 4 壁面 5 容器 6 平板 7 目皿 8 ワントラップ 9 排出管 10 溝 11 小容器 12 溢水部 13 流出口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小便器内に尿が放出されたことを検知す
    る検知手段と、この検知手段からの信号に基づいて、小
    便器内に洗浄水を送出する送水手段とを有する小便器の
    自動洗浄装置において、前記の検知手段として、ワント
    ラップ内に具備される水位センサーと、同水位センサー
    によって水位変化を検出する手段とを有して成ることを
    特徴とする小便器の自動洗浄装置。
  2. 【請求項2】 ワントラップ内の排出管上端部に内外に
    連通する開口を有し、水位センサーが排出管の外側で略
    開口位置の高さに具備されて成ることを特徴とする請求
    項1記載の小便器の自動洗浄装置。
  3. 【請求項3】 ワントラップ内の排出管上端部に内外に
    連通する開口を有し、この開口下方の排出管内壁側に設
    けられ、かつ、上部に溢水部を有する小容器内に水位セ
    ンサーが具備されて成ることを特徴とする請求項1記載
    の小便器の自動洗浄装置。
  4. 【請求項4】 流出口が小容器底部に具備されて成るこ
    とを特徴とする請求項3記載の小便器の自動洗浄装置。
  5. 【請求項5】 スタートの水位検出状態において、水位
    センサーによって水位変化を検出した後、水位変化が検
    出されなくなってから、本洗浄を行い、本洗浄完了後ス
    タートの水位検出状態に復帰する本洗復帰手段を有して
    成ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの請
    求項に記載の小便器の自動洗浄装置。
  6. 【請求項6】 スタートの水位検出状態において、水位
    センサーによって水位変化を検出した後、予備洗浄を行
    う予洗手段と、予備洗浄完了後に、水位変化が検出され
    なくなってから、本洗浄を行い、本洗浄完了後にスター
    トの水位検出状態に復帰する本洗復帰手段とを有して成
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの請求
    項に記載の小便器の自動洗浄装置。
  7. 【請求項7】 スタートの水位検出状態において、水位
    センサーによって水位変化を検出した後、予備洗浄を行
    う予洗手段と、予備洗浄完了後に、水位変化が検出され
    ていないときには、スタートの水位検出状態に復帰する
    スキップ復帰手段と、予備洗浄完了後にも水位変化が検
    出されているときには、水位変化が検出されなくなって
    から、本洗浄を行い、本洗浄完了後にスタートの水位検
    出状態に復帰する本洗復帰手段とを有して成ることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかの請求項に記載の
    小便器の自動洗浄装置。
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WO1999018296A1 (de) * 1997-10-01 1999-04-15 Brand-Gerhart, Rosemarie Vorrichtung zum automatischen auslösen eines spülungsvorganges bei urinalen oder ähnlichen sanitärtechnischen einrichtungen
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