JP7436536B2 - コネクタ - Google Patents

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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases

Description

本発明は、カバーを有するコネクタに関する。
従来、自動車等に搭載される各種電装品間を電気的に接続するワイヤハーネス(電線)は、コネクタによって接続されている。このようなコネクタは、通常、雄型コネクタと雌型コネクタとで構成されている。そして、例えば、オプション仕様に適用されるコネクタ構造の場合、予め配設された電線の端部に連結されている一方のコネクタは、他方のコネクタが嵌合されるまで、防塵、端子保護、周囲への感電防止等の目的で、ハウジングの前方開口にシャッター機構を設けたものが知られている。特に電気自動車等では、感電事故等を防止するうえでシャッター機構付コネクタ(インレット)が適用されて、コネクタの非嵌合時における前方開口部での端子の露出を防いでいる。このような構成の一例として例えば特許文献1に開示されたシャッター機構付コネクタがある。
しかしながら、特許文献1のシャッター機構付コネクタは、ハウジングの前方開口部をシャッターにより覆っているだけの構造である。このため、シャッターとコネクタとに隙間が生じ、塵や水などがコネクタ内に浸入する恐れがあった。
このような隙間をシールするのに一般的にパッキンが用いられている。例えば、特許文献2に開示されている例では、コネクタにパッキンが取り付けられ、コネクタと、コネクタを収容する収容箱と、の隙間をパッキンによりシールしている。しかしながら、特許文献2では、コネクタの外側面にパッキンを収容する溝を設け、その溝にパッキンを嵌め込む構造である。このため、収容箱にコネクタを嵌め込む際にパッキンの噛み込みやパッキンの外れなどのパッキンの組付け不良が発生する恐れがあった。従って、この特許文献2の技術を特許文献1に適用しても同様にパッキンの組付け不良が発生する恐れがある。
特開平8-138785号公報 特開2020-048263号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、パッキンの組付け不良を抑制したコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
接続端子を収容する収容部と、相手コネクタが挿入される開口部が設けられた筒状部と、を有するハウジングと、
前記開口部を開閉自在に覆うカバーと、
前記カバー及び前記ハウジングの何れか一方に取り付けられ、前記カバーが前記開口部を塞ぐ閉位置で、前記筒状部と前記カバーとの隙間をシールする環状のパッキンと、を備え、
前記パッキンは、前記環状の中心軸方向一方側の面に設けられた第1凹部と、前記中心軸方向他方側の面に設けられた第2凹部と、を有し、
前記パッキンが取り付けられる前記カバー及び前記ハウジングの何れか一方は、別体に設けられ、互いの間に前記パッキンを挟んで保持する第1部材及び第2部材を有し、
前記第1部材は、前記第1凹部に挿入して保持する第1凸部を有し、
前記第2部材は、前記第2凹部に挿入して保持する第2凸部を有し、
前記パッキンは、前記閉位置において、内側面及び外側面の何れか一方が前記カバー及び前記ハウジングの他方に接触する接触面を有し、
前記カバーが開いた開位置において、前記第1凸部及び前記第2凸部の前記接触面側の側面と、前記パッキンと、の間に隙間が設けられている、
コネクタであること。
本発明によれば、パッキンの組付け不良を抑制したコネクタを提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明のコネクタとしてのインレットの一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すインレットの分解斜視図である。 図3は、図1に示すインレットを構成するカバーの部分断面分解斜視図である。 図4は、図1に示すインレットを構成するカバーが閉位置にあるときのカバーの部分断面図である。 図5は、カバーが開位置にあるときのインレットの部分断面図である。 図6は、カバーが閉位置にあるときのインレットの部分断面図である。 図7は、図6の部分拡大図である。 図8は、他の実施形態におけるカバーが閉位置にあるときのインレットの部分断面図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。以下、説明の便宜上、図1等に示すように、「前後方向(FB方向)」、「左右方向(RL方向)」、「上下方向(UD方向)」、及び、「前(F)」、「後(B)」、「左(L)」、「右(R)」、「上(U)」、及び、「下(D)」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。
本実施形態に係るコネクタであるインレット1には、相手コネクタであるインレットプラグ(図示せず)が嵌合される。図1及び図2に示すように、インレット1は、接続端子を収容するハウジング2と、ハウジング2を収容保持するアウターケース3と、ハウジング2の前方開口部21を開閉自在に覆うカバー4と、カバー4とハウジング2との隙間をシールする環状のパッキン5と、を備えている。
インレット1のハウジング2は、電気絶縁性の合成樹脂から成形されたものである。ハウジング2は、高圧ケーブル(図示せず)の端末部に接続された接続端子を各々収容する一対の収容部22,22と、インレットプラグが挿入される前方開口部21が設けられた筒状部23と、を有している。
なお、本明細書中において、後方をインレットプラグが挿入される挿入方向とし、前方を挿入方向に対する逆方向とする。
一対の収容部22,22は、前後方向に直交(交差)する前壁部24から前方に向かって突出して設けられている。前壁部24は、左右方向に長尺に設けられ、一対の収容部22,22は、左右方向に並んで設けられている。筒状部23は、前壁部24から前方に向かって突出して設けられている。筒状部23は、前方から見て左右方向に長尺な長円状に設けられ、一対の収容部22,22を途切れることなく連続して囲むように設けられている。筒状部23は、インレットプラグが挿入される前方開口部21が形成されている。
アウターケース3は、ハウジング2の上方を覆う天板31と、ハウジング2の下方を覆う底板32と、ハウジング2の左側面を覆う左側部33と、ハウジング2の右側面を覆う右側部34と、で構成された前後方向両側が開口された扁平な筐体である。左側部33、右側部34は、カバー4の回転軸7の両端を回転自在に軸支するように設けられている。また、左側部33にはモータ6が取り付けられている。モータ6は、回転軸7に駆動力を与えることにより、カバー4を回転させる。
カバー4は、電気絶縁性の合成樹脂から構成されたものである。カバー4は、図3に示すように、第1部材としてのフロントカバー41と、第2部材としてのリアカバー42と、を有している。フロントカバー41は、前方開口部21を塞ぐ閉位置において、リアカバー42よりも前方に配置される。リアカバー42は、閉位置において、フロントカバー41の後方に配置される。フロントカバー41及びリアカバー42は、それぞれ別体に設けられ、互いの間にパッキン5を挟んで保持する。
フロントカバー41は、前方開口部21を覆う第1本体部としてのフロントカバー本体部411と、回転軸部412と、フロントカバー本体部411から環状に突出して設けられた第1凸部413と、後述する リアカバー42を固定するための第1固定部414と、を有している。フロントカバー本体部411は、左右方向に長尺な略長方形の板状に設けられている。回転軸部412は、閉位置においてフロントカバー本体部411の上端に設けられ、左右方向に沿って設けられている。
本実施形態では、回転軸部412は、筒状に設けられ、内部に金属製の回転軸7(図2参照)を挿入する挿入孔412Aが設けられている。図2に示すように、回転軸7は、回転軸部412の左右両端から突出し、その両端がアウターケース3に回転自在に軸支される。なお、本実施形態では、フロントカバー41の回転軸部412に挿入された金属製の回転軸7がアウターケース3に軸支されているが、これに限ったものではない。フロントカバー41の回転軸部412をアウターケース3に軸支するようにしてもよい。
カバー4は、フロントカバー本体部411が上下方向と垂直となり前方開口部21が開いた状態となる開位置(図5)と、フロントカバー本体部411が前後方向と垂直となり前方開口部21が塞がれた状態となる閉位置(図6)と、の間で回転軸部412を中心に回転する。
第1凸部413は、図3及び図4に示すように、筒状部23の内側に沿って左右方向に長尺な略長円状の環状に設けられている。第1凸部413は、閉位置においてフロントカバー本体部411から後方に向かって突出して設けられている。第1固定部414は、図3に示すように、フロントカバー本体部411の第1凸部413に囲まれた部分から突出して設けられている。
本実施形態では、第1固定部414は、左右方向に4つ並べて設けられている。第1固定部414は各々、一対のボス414A,414Aと、一対のボス414A,414Aを連結するリブ414Bと、を有している。一対のボス414A,414Aは、上下方向に並べて配置され、各々にねじと螺合するねじ穴414Cが設けられている。リブ414Bは、上下方向に並べて配置された一対のボス414A,414Aの上端と下端とを連結し、上下方向に長尺に設けられている。
リアカバー42は、リアカバー本体部421と、リアカバー本体部421から環状に突出して設けられた第2凸部422と、フロントカバー41を固定するための第2固定部423と、を有している。リアカバー本体部421は、フロントカバー本体部411のうち第1凸部413に囲まれた部分と前後方向に対向して配置される壁部421Aと、壁部421Aの縁部から後方側に向かって立設する側壁部421Bと、側壁部421Bの後端から外側に向かって突出するフランジ部421Cと、を有している。
壁部421Aは、フロントカバー本体部411のうち第1凸部413に囲まれた部分よりも一回り小さい長円状に設けられる。側壁部421Bは、壁部421Aの全周縁から立設し、環状に設けられている。また、側壁部421Bは、図4に示すように、環状の第1凸部413の内側に第1凸部413とは間隔を開けて配置され、その後端は第1凸部413の先端よりも後方に突出している。フランジ部421Cは、側壁部421Bの全後端から外側に向かって突出し、第1凸部413の後方を覆う。第2凸部422は、フランジ部421Cから前方に向かって突出して設けられている。第2凸部422は、第1凸部413と前後方向に間隔を開けて対向し、略長円状の環状に設けられている。
第2固定部423は、図3に示すように、壁部421Aから後方に向かって突出して設けられている。第2固定部423の前方には、第1固定部414と嵌合する凹部が設けられている。また、第2固定部423には、ねじを通すねじ通し穴423Aが設けられている。
パッキン5は、ゴムなどの弾性部材から構成されている。パッキン5は、左右方向に長尺な長円状の環状に設けられている。パッキン5内には、上述したリアカバー42の側壁部421Bが圧入される。即ち、図4に示すように、パッキン5の平坦に設けられた内側面と、リアカバー42の側壁部421Bの外側面と、が重ねて配置される。パッキン5の外側面が、閉位置において 筒状部23の内側面に接触する接触面となる。本実施形態では、パッキン5の外側面には、パッキン5の中心軸方向に沿って並んで突出した第1リップ部51と、第2リップ部52と、が設けられている。第1リップ部51及び第2リップ部52は、パッキン5の全周に亘って設けられている。この第1リップ部51及び第2リップ部52については後述する。
なお、本明細書では、パッキン5の中心軸方向は、閉位置においては前後方向に沿い、開位置においては上下方向に沿う。
パッキン5は、中心軸方向一方側(図3中前方)の面に設けられた第1凹部53と、中心軸方向他方側(図3中後方)の面に設けられた第2凹部54と、を有している。第1凹部53及び第2凹部54は、パッキン5の全周に亘って設けられている。第1凹部53には、フロントカバー41の第1凸部413が挿入され、第2凹部54には、リアカバー42の第2凸部422が挿入される。これにより、フロントカバー41とリアカバー42との間にパッキン5が中心軸方向に挟まれて保持される。
次に、上述した第1凸部413、第2凸部422及び第1凹部53、第2凹部54の詳細な構成について説明する。図4に示すように、第1凸部413及び第2凸部422の頂部よりも第1リップ部51及び第2リップ部52側の側面S1、S2と、パッキン5と、の間に隙間G1、G2が設けられている。本実施形態では、カバー4の開位置及び閉位置の双方で隙間G1、G2が設けられているが、少なくとも開位置で設けられていればよい。
第1凸部413及び第2凸部422の頂部よりも第1リップ部51及び第2リップ部52側の側面S1、S2には各々、互いに近づくに従って第1リップ部51及び第2リップ部52の先端から離れる第1傾斜面に設けられている。第1凹部53及び第2凹部54の底部よりも第1リップ部51及び第2リップ部52側の側面S3、S4(側面S1、S2に対向する面)には各々、互いに近づくに従って第1リップ部51及び第2リップ部52の先端から離れる第2傾斜面に設けられている。側面S3、S4に設けた第2傾斜面の傾きは、側面S1、S2に設けた第1傾斜面の傾きより大きい。このため、カバー4の開位置において、第1傾斜面(側面S1、S2)と第2傾斜面(側面S3、S4)との間に隙間G1、G2を設けることができる。
次に、第1リップ部51及び第2リップ部52の詳細について説明する。第1リップ部51、第2リップ部52は、パッキン5の外側面から外側に向かって突出して設けられ、中心軸方向(図3中の前後方向)に沿って並べて設けられている。第1リップ部51及び第2リップ部52は、側面S3、S4の第2傾斜面に沿って傾斜する第1傾斜部511、521と、第1傾斜部511、521の先端側に連なり、先端に向かうに従って互いに近づく第2傾斜部512、522と、を有する。
次に、上述したコネクタ1の組み立てについて説明する。まず、パッキン5の内側面内にリアカバー42の側壁部421Bを圧入して、リアカバー42にパッキン5を取り付ける。このとき、パッキン5の第2凹部54に第2凸部422を挿入する。次に、パッキン5を取り付けたリアカバー42の前方にフロントカバー41を重ねる。このとき、パッキン5の第1凹部53にフロントカバー41の第1凸部413を挿入する。また、第1固定部414及び第2固定部423を嵌合させる。その後、ねじを第2固定部423のねじ通し穴423Aに通した後、第1固定部414のねじ穴414Cに螺合する。これにより、カバー4が完成する。その後、ハウジング2をアウターケース3内に収容し、カバー4をアウターケース3に取り付けて完成する。
上記コネクタ1は、インレットプラグと嵌合しない場合は、モータ6によりカバー4は開位置(図5)から閉位置(図6)まで回転する。これにより、前方開口部21がカバー4によって塞がれる。詳しく説明すると、カバー4を閉位置まで回転させると、まず、第2リップ部52が筒状部23の内側面S5(図7参照)に達し、第2リップ部52の先端は、筒状部23の内側面S7を摺接しながら後方に進む。このとき、第2リップ部5は、隙間G2が小さくなり、さらに第1傾斜部521と第2傾斜部522との成す角度が小さくなるように変形する。
さらにカバー4を回転させて、図7に示すように、第1リップ部51の先端が筒状部23の端面S6に当接する位置で閉位置となり、カバー4と筒状部23との間がパッキン5によりシールされる。より詳しく説明すると、筒状部23の端面S6は、筒状部23の内側面S5に連なり、前方に向かうに従って筒状部23の外側面S7に近づく傾斜が設けられた傾斜面S61と、傾斜面S61に連なり、前後方向と直交する直交面S62と、が設けられている。第1リップ部51は、端面S6のうち上述した傾斜面S5に当接する。
インレットプラグと嵌合する場合は、モータ6によりカバー4を開位置まで回転する。これにより、前方開口部21が開いて、筒状部23内にインレットプラグを挿入することができる。
上述した実施形態によれば、パッキン5は、環状の中心軸方向一方(図3中前方)側の面に設けられた第1凹部53と、中心軸方向他方(図3中後方)側の面に設けられた第2凹部54と、を有する。パッキン5が取り付けられるカバー4は、別体に設けられ、互いの間にパッキン5を挟んで保持するフロントカバー41及びリアカバー42を有する。フロントカバー41は、第1凹部53に挿入して保持する第1凸部413を有し、リアカバー42は、第2凹部54に挿入して保持する第2凸部422を有する。これにより、パッキン5が、フロントカバー41及びリアカバー42との間に挟んでしっかりと保持される。このため、カバー4を閉位置まで回転させる際に、パッキン5が筒状部23の内側面を摺接しても、パッキン5の噛み込みや外れなどのパッキン5の組付け不良を抑制することができる。
上述した実施形態によれば、パッキン5がカバー4に取り付けられている。これにより、インレットプラグを筒状部23内に挿入する際にパッキン5が邪魔になることがない。
上述した実施形態によれば、フロントカバー41は、回転軸部412と、前方開口部21を覆うフロントカバー本体部411と、を有し、第1凸部413は、フロントカバー本体部411から環状に突出して設けられている。リアカバー42は、フロントカバー本体部411と中心軸方向(図3中前後方向)に対向して配置されるリアカバー本体部421を有し、第2凸部422はリアカバー本体部421から環状に突出して設けられている。これにより、簡単な構成でフロントカバー41に第1凸部413、リアカバー42に第2凸部422を設けることができる。
上述した実施形態によれば、カバー4の開位置において、第1凸部413、第2凸部422と、パッキン5と、の間に隙間G1、G2が設けられている。これにより、パッキン5が筒状部23の内側面を摺接する際に、パッキン5が隙間G1、G2が小さくなる方向に変形しやすくなる。このため、第1リップ部51、第2リップ部52の先端面(接触面)が、筒状部23の内側面を押す力が小さくなり、パッキン5を筒状部23に挿入する際の挿入力を低減することができる。
上述した実施形態によれば、パッキン5の接触面には、中心軸方向に並んで設けられた第1リップ部51、第2リップ部52が設けられている。これにより、2つの第1リップ部51、第2リップ部52でシールすることができるため、より一層、筒状部23内の防水性、防塵性を高めることができる。
上述した実施形態によれば、第1凸部413及び第2凸部422の側面S1、S2には、互いに近づくに従って接触面(第1リップ部51、第2リップ部52の先端)から離れる第1傾斜面に設けられている。第1凹部53及び第2凹部54の第1凸部413及び第2凸部422の側面S1、S2に対向する側面S3、S4には、互いに近づくに従って接触面(第1リップ部51、第2リップ部52の先端)から離れる第2傾斜面に設けられる。第1リップ部51及び第2リップ部52は、第2傾斜面に沿って傾斜する第1傾斜部511、521と、第1傾斜部511、521の先端に連なり、先端に向かうに従って互いに近づく第2傾斜部512、522と、を有する。
これにより、第1リップ部51より筒状部23との摺接量が多い第2リップ部52を筒状部23の内側面S5に摺接する際に、先端が引っかかりにくい形状とすることができ、より一層、挿入力の抑制を図ることができる。しかも、また、カバー4の閉位置において、第1リップ部51を超えて水や塵が侵入したとしても、第2リップ部52の第1傾斜部521、第2傾斜部522を伝って第1リップ部51に向けて戻されるため、より一層、防水性、防塵性を高めることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上述した実施形態では、カバー4にパッキン5を取り付けていたが、これに限ったものではない。図8に示すように、ハウジング2をフロントハウジング25と、リアハウジング26と、の2部品から構成し、フロントハウジング25と、リアハウジング26と、の間にパッキン5を挟んで保持するようにしてもよい。
この場合も、第1、第2リップ部51、52に第1傾斜部511、521、第2傾斜部512、522を設けた構成とする。これにより、上述した実施形態と同様に、第2リップ部52よりカバー4との摺接量が多い第1リップ部51を先端が引っかかりにくい形状とすることができ、カバー4を閉位置に移動する際の挿入力の抑制を図ることができる。
また、上述した実施形態によれば、パッキン5には、2つの第1リップ部51、第2リップ部52を設けていたが、これに限ったものではない。パッキン5に第1リップ部51、第2リップ部52を設けなくてもよい。
また、上述した実施形態によれば、第1凸部413及び第2凸部422の側面S1、S2と、パッキン5と、の間に隙間G1、G2を設けていたが、これに限ったものではない。隙間G1、G2はなくてもよい。
上述した実施形態によれば、第1リップ部51及び第2リップ部52は、第1傾斜部511、521及び第2傾斜部512、522を有していたが、これに限ったものではない。第1リップ部51及び第2リップ部52は、単に筒状部23の内側面に向かって突出するように設けてもよい。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
接続端子を収容する収容部(22)と、相手コネクタが挿入される開口部(21)が設けられた筒状部(23)と、を有するハウジング(2)と、
前記開口部(21)を開閉自在に覆うカバー(4)と、
前記カバー(4)及び前記ハウジング(2)の何れか一方に取り付けられ、前記カバー(4)が前記開口部(21)を塞ぐ閉位置で、前記筒状部(23)と前記カバー(4)との隙間をシールする環状のパッキン(5)と、を備え、
前記パッキン(5)は、前記環状の中心軸方向一方側(閉位置において前方側)の面に設けられた第1凹部(53)と、前記中心軸方向他方側(閉位置において後方側)の面に設けられた第2凹部(54)と、を有し、
前記パッキン(5)が取り付けられる前記カバー(4)及び前記ハウジング(2)の何れか一方は、別体に設けられ、互いの間に前記パッキン(5)を挟んで保持する第1部材(41)及び第2部材(42)を有し、
前記第1部材(41)は、前記第1凹部(53)に挿入して保持する第1凸部(413)を有し、
前記第2部材(42)は、前記第2凹部(54)に挿入して保持する第2凸部(422)を有する、
コネクタ(1)。
上記[1]の構成によれば、パッキン(5)が、第1部材(41)及び第2部材(42)との間に挟んでしっかりと保持される。このため、カバー(4)を閉位置に移動させる際に、パッキン(5)がカバー(4)及びハウジング(2)の他方を摺接しても、パッキン(5)の噛み込みや外れなどのパッキン(5)の組付け不良を抑制することができる。
[2]
[1]に記載のコネクタにおいて、
前記パッキンは、前記カバーに取り付けられる、
コネクタ。
上記[2]の構成によれば、相手コネクタを筒状部(23)内に挿入する際にパッキン(5)が邪魔になることがない。
[3]
[2]に記載のコネクタ(1)において、
前記カバー(4)の前記第1部材(41)は、回転軸部(412)と、前記開口部(21)を覆う第1本体部(411)と、を有し、
前記第1凸部(413)は、前記第1本体部(411)から環状に突出して設けられ、
前記カバー(4)の前記第2部材(42)は、前記第1本体部(411)と前記中心軸方向(閉位置において前後方向)に対向する位置に固定して配置される第2本体部(421)を有し、
前記第2凸部(422)は、前記第2本体部(421)から環状に突出して設けられた、
コネクタ(1)。
上記[3]の構成によれば、簡単な構成で第1部材(41)に第1凸部(413)、第2部材(42)に第2凸部(422)を設けることができる。
[4]
[1]~[3]の何れか1項に記載のコネクタ(1)において、
前記パッキン(5)は、前記閉位置において、内側面及び外側面の何れか一方が前記カバー(4)及び前記ハウジング(2)の他方に接触する接触面を有し、
前記カバー(4)が開いた開位置において、前記第1凸部(413)及び前記第2凸部(422)の前記接触面側の側面(S1、S2)と、前記パッキン(5)と、の間に隙間(G1、G2)が設けられている、
コネクタ(1)。
上記[4]の構成によれば、カバー(4)を閉位置に移動させ、パッキン(5)がカバー(4)及びハウジング(2)の他方に摺接する際に、隙間(G1、G2)が小さくなる方向にパッキン(5)が変形しやすくなる。このため、パッキン(5)の接触面がカバー(4)及びハウジング(2)の他方を押す力が小さくなり、パッキン(5)をカバー(4)及びハウジング(2)の他方に挿入する際の挿入力を低減することができる。
[5]
[4]に記載のコネクタ(1)において、
前記パッキン(5)には、前記中心軸方向(閉位置において前後方向)に並んで設けられた第1リップ部(51)及び第2リップ部(52)が設けられ、
前記第1リップ部(51)及び前記第2リップ部(52)の先端が前記接触面となる、
コネクタ(1)。
上記[5]の構成によれば、2つの第1リップ部(51)、第2リップ部(52)でシールすることができるため、より一層、ハウジング(2)内の防水性、防塵性を高めることができる。
[6]
[5]に記載のコネクタ(1)において、
前記第1凸部(413)及び前記第2凸部(422)の前記側面(S1、S2)は各々、互いに近づくに従って前記第1リップ部(51)及び前記第2リップ部(52)の先端から離れる第1傾斜面に設けられ、
前記第1凹部(53)及び前記第2凹部(54)において前記第1凸部(413)及び前記第2凸部(422)の前記側面(S1、S2)に対向する面(S3、S4)は各々、互いに近づくに従って前記第1リップ部(51)及び前記第2リップ部(52)の先端から離れる第2傾斜面に設けられ、
前記第1リップ部(51)及び前記第2リップ部(52)は、前記第2傾斜面に沿って傾斜する第1傾斜部(511、521)と、前記第1傾斜部(511、521)の先端側に連なり、先端に向かうに従って互いに近づく第2傾斜部(512、522)と、を有する、
コネクタ(1)。
上記[6]の構成によれば、第1リップ部(51)、第2リップ部(52)のうちカバー(4)及びハウジング(2)の他方との摺接量が多い一方(図7に示す例では第2リップ部(52)、図8に示す例では第1リップ部(51))の先端が引っかかりにくい形状とすることができ、挿入力の抑制を図ることができる。また、カバー(4)の閉位置において、第1リップ部(51)を超えて水や塵が侵入したとしても、第2リップ部(52)の第1傾斜部(521)、第2傾斜部(522)を伝って第1リップ部(51)に向けて戻されるため、より一層、防水性、防塵性を高めることができる。
1 インレット(コネクタ)
2 ハウジング
4 カバー
5 パッキン
21 前方開口部(開口部)
22 収容部
23 筒状部
41 フロントカバー(第1部材)
42 リアカバー(第2部材)
51 第1リップ部
52 第2リップ部
53 第1凹部
54 第2凹部
411 フロントカバー本体部(第1本体部)
412 回転軸部
413 第1凸部
421 リアカバー本体部(第2本体部)
422 第2凸部
511、521 第1傾斜部
512、522 第2傾斜部
S1、S2 側面
S3、S4 側面(面)
G1、G2 隙間

Claims (5)

  1. 接続端子を収容する収容部と、相手コネクタが挿入される開口部が設けられた筒状部と、を有するハウジングと、
    前記開口部を開閉自在に覆うカバーと、
    前記カバー及び前記ハウジングの何れか一方に取り付けられ、前記カバーが前記開口部を塞ぐ閉位置で、前記筒状部と前記カバーとの隙間をシールする環状のパッキンと、を備え、
    前記パッキンは、前記環状の中心軸方向一方側の面に設けられた第1凹部と、前記中心軸方向他方側の面に設けられた第2凹部と、を有し、
    前記パッキンが取り付けられる前記カバー及び前記ハウジングの何れか一方は、別体に設けられ、互いの間に前記パッキンを挟んで保持する第1部材及び第2部材を有し、
    前記第1部材は、前記第1凹部に挿入して保持する第1凸部を有し、
    前記第2部材は、前記第2凹部に挿入して保持する第2凸部を有し、
    前記パッキンは、前記閉位置において、内側面及び外側面の何れか一方が前記カバー及び前記ハウジングの他方に接触する接触面を有し、
    前記カバーが開いた開位置において、前記第1凸部及び前記第2凸部の前記接触面側の側面と、前記パッキンと、の間に隙間が設けられている、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記パッキンは、前記カバーに取り付けられる、
    コネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記カバーの前記第1部材は、回転軸部と、前記開口部を覆う第1本体部と、を有し、
    前記第1凸部は、前記第1本体部から環状に突出して設けられ、
    前記カバーの前記第2部材は、前記第1本体部と前記中心軸方向に対向する位置に固定して配置される第2本体部を有し、
    前記第2凸部は、前記第2本体部から環状に突出して設けられた、
    コネクタ。
  4. 請求項に記載のコネクタにおいて、
    前記パッキンには、前記中心軸方向に並んで設けられた第1リップ部及び第2リップ部が設けられ、
    前記第1リップ部及び前記第2リップ部の先端が前記接触面となる、
    コネクタ。
  5. 請求項に記載のコネクタにおいて、
    前記第1凸部及び前記第2凸部の前記側面は各々、互いに近づくに従って前記第1リップ部及び前記第2リップ部の先端から離れる第1傾斜面に設けられ、
    前記第1凹部及び前記第2凹部において前記第1凸部及び前記第2凸部の前記側面に対向する面は各々、互いに近づくに従って前記第1リップ部及び前記第2リップ部の先端から離れる第2傾斜面に設けられ、
    前記第1リップ部及び前記第2リップ部は、前記第2傾斜面に沿って傾斜する第1傾斜部と、前記第1傾斜部の先端側に連なり、先端に向かうに従って互いに近づく第2傾斜部と、を有する、
    コネクタ。
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