JP2014103021A - シールドコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく、機器側ハウジングと電線側ハウジングとの嵌合方向におけるがたつきを防止するシールドコネクタを提供する。
【解決手段】電線側ハウジングには、電線側シールドシェルより径大のフード部が設けられており、機器側ハウジングには、両ハウジングが嵌合した状態において、フード部の内側に位置して機器側シールドシェルと電線側シールドシェルとの接続部を両シールドシェルの外側から気密状態とするための外側シールリングが嵌着されている。外側シールリングには、その周方向に延びる本体部の一部から機器側ハウジングの対向面に向けて突出するとともに、径方向の内側に向けて先端側が屈曲された防振部が設けられており、この防振部が両ハウジングの対向面間に配されることにより、両ハウジングが両ハウジングの嵌合方向にがたつくことが防止される。
【選択図】図2

Description

本発明はシールドコネクタに関し、特に、耐振動性に優れ部品点数が少ないシールドコネクタに関する。
従来、自動車などの車両の振動に伴って端子が早期に摺動摩耗するのを防止するために、振動対策が施されたコネクタが提案されている。例えば特開2006−339003号には、雌コネクタハウジングに傾斜面を有するガタツキ規制部を設けるとともに、雄コネクタハウジングのインナハウジングおよびフロントホルダにも傾斜面を有するガタツキ規制部を設け、これらの傾斜面を互いに接触させることにより、雌コネクタハウジングおよび雄コネクタのインナハウジング間のガタツキを防止して、振動による雌雄端子の接点の摺動摩耗を低減させる構成が開示されている。
特開2006−339003号公報
ところで、一般的にコネクタハウジングは、樹脂材料を射出成形して形成される樹脂成形品からなるため、雄雌の両ハウジングに傾斜面を形成し、それらの傾斜面同士を精度良く接触させることは困難である。すなわち、両傾斜面は成形時のひけ、そり等の成形歪みにより寸法精度が出し難く、寸法精度が低い場合には、傾斜面同士が接触できずにコネクタハウジング同士のガタツキを防止できないという問題がある。
このような事情により、上記特許文献1においては、雄コネクタハウジングをアウタハウジングおよびインナハウジングの別体にて構成するとともに、傾斜面を、インナハウジングの外周壁と、その外周壁に前後移動可能に装着されて嵌合方向の前方に付勢されるフロントホルダとにまたがって形成する構成とされている。このような構成とすることにより、雌コネクタハウジングおよび雄コネクタのインナハウジングの傾斜面に寸法誤差が生じて、両者の全面接触が不完全となった場合でも、フロントホルダに形成された傾斜面が雌コネクタハウジングの傾斜面に接触するから、両コネクタハウジング間のガタツキを防止することができる。
しかしこのような構成では、雄コネクタハウジングをインナハウジングおよびアウタハウジングに分割しなければならない上、ハウジングとは別体のフロントホルダが新たに必要となり、コネクタの部品点数が多くなるとう問題がある。
本発明は、シールドコネクタにおいて、雄雌の両ハウジングが嵌合状態にある場合に両ハウジングが振動によりがたつくことを防止でき、かつ、部品点数を増やさなくて済むシールドコネクタを提供することを目的とするものである。
本発明のシールドコネクタは、機器のケースに取り付けられる機器側ハウジングと、前記機器側ハウジングに保持される機器側端子と、前記機器側端子を覆うように前記機器側ハウジングに装着され前記ケースと接続される機器側シールドシェルと、電線の端末部に取り付けられ前記機器側端子と接続される電線側端子と、前記電線側端子を保持し前記機器側ハウジングと嵌合する電線側ハウジングと、前記電線側端子を覆うように前記電線側ハウジングに装着されて前記機器側シールドシェルと接続される電線側シールドシェルと、前記両ハウジングが嵌合した状態において、前記機器側シールドシェルと前記電線側シールドシェルとの接続部を前記両シールドシェルの外側から気密状態とするための外側シールリングと、前記両ハウジングが嵌合した状態において、前記両シールドシェルの内側に配されて前記機器側端子と前記電線側端子との接続部をシールするための内側シールリングと、前記外側シールリングに設けられ、前記両ハウジングの嵌合方向における一対の対向面間に配されることにより、前記両ハウジングが前記両ハウジングの嵌合方向にがたつくことを防止する防振部とを備えていることを特徴とする。
上述した本発明のシールドコネクタによれば、外側シールリングに設けられた防振部は、両ハウジングの嵌合方向における一対の対向面間に配される構成とされている。従って、両ハウジングが嵌合した状態において、この防振部によって両ハウジング間のがたつきを防止することができる。しかもこの防振部は、両シールドシェルの接続部を外側から気密状態とするために従来設けられている外側シールリングの一部として設けられる構成であるから、部品点数を増やすことがなく、作業工程も従来と同様で済む。
また、外側シールリングを機器側ハウジングの外周面に嵌着し、防振部の先端を、外側シールリングのうち周方向に延びる本体部の径方向の内側に向けて機器側ハウジングの対向面に沿って配するようにしてもよい。
また、防振部を、本体部から両ハウジングの嵌合状態における電線側ハウジングの対向面に向けて突出するように、かつ、本体部における周方向に点在するように設けてもよい。
さらに、防振部は、両ハウジングが嵌合された状態において、圧縮される構成としてもよい。
本発明によれば、部品点数を増やすことなく、機器側ハウジングおよび電線側ハウジングの嵌合時において、両ハウジング間のがたつきを防止することができる。
一実施形態における機器側コネクタおよび電線側コネクタの嵌合前の側断面図 同じく機器側コネクタおよび電線側コネクタを嵌合した状態の側断面図 機器側コネクタの正面図 機器側コネクタの平面図 機器側コネクタの分解側断面図 機器側コネクタの一部拡大側断面図 電線側コネクタの正面図
一実施形態を図1ないし図7を参照に説明する。
図1は本実施形態のシールドコネクタ1の嵌合前の側断面図であって、シールドコネクタ1は、図1中右側に示す機器側コネクタ10と、左側に示す電線側コネクタ50とから構成されている。
機器側コネクタ10は、図示しない機器の金属製のケースに取り付けられる合成樹脂製の機器側ハウジング11を備えており、この機器側ハウジング11に一対の機器側端子12が保持されている。
以下、機器側コネクタ10について、電線側コネクタ50との嵌合方向、すなわち、図1中左側を前方、右側を後方、上側を上方、下側を下方として説明する。
機器側端子12は、前後方向に細長いタブ状をなす雄型の端子であり、機器側ハウジング11を成形するための金型内に機器側端子12をセットすることでインサート成形により機器側ハウジング11と一体化されている。
機器側ハウジング11は、後述する電線側コネクタ50の嵌合凸部54に外嵌する嵌合凹部14を電線側コネクタ50に向けて開放する、略角柱状のハウジング本体13を備える。嵌合凹部14は、ハウジング本体13の前端面から前後方向の長さの前方側約1/3の範囲に設けられている。その内部は二段形状とされており、前方側は、ハウジング本体13の外径より一回り小さい内径を有する略角筒状の径大筒部15とされている。また径大筒部15の後方側は、第1段差部16をもって径大筒部15より一回り小さい内径を有するとともに、上下方向に延びる隔壁17により二分割された一対の凹状の径小凹部18とされている(図3参照)。
一対の機器側端子12はハウジング本体13の前後方向に貫通しており、その前端は各径小凹部18内に突出して径小凹部18の前端まで延びている。また後端は、ハウジング本体13の後端面から突出しており、機器側ハウジング11の外部に露出している。
また、ハウジング本体13の後端側は第2段差部19をもってハウジング本体13より一回り小さい縮径部20とされており、ここに図示しない機器との間をシールするゴム製のシールリング21が嵌着されている。
ハウジング本体13の外周には、取付フランジ22と、周壁23,24と、案内凸部25とが一体に設けられている。
取付フランジ22は、ハウジング本体13の前後方向の中央部よりやや後方側に、ハウジング本体13と直交する板面を有して全周に亘って連続するように、かつ、ハウジング本体13との間に空隙26を有して設けられており、機器側ハウジング11を図示しない機器のケースに取り付け可能としている。この取付フランジ22の背面の内周側の角部には、ハウジング本体13の外周を包囲するように係止段部27が形成されており、この係止段部27に後述する機器側シールドシェル41の接続片42の先端が係止されている。さらに、この係止段部27から間隔を空けて係止段部27の外周を包囲するようにシール溝28が形成されており、ここに図示しない機器のケースとの間をシールするゴム製のシールリング29が装着されている。
図4および図5に示すように、取付フランジ22の前方側および後方側には、ハウジング本体13を外周側から覆う周壁が設けられている。前方側の周壁は第1周壁23であって、ハウジング本体13のうち取付フランジ22の前端から嵌合凹部14の径小凹部18の前端付近までハウジング本体13の全周を覆うように、かつ、その後端が取付フランジ22と一体となるように設けられている。第1周壁23とハウジング本体13の外周との間には空隙26が設けられており、この空隙26に後述する機器側シールドシェル41が収容されている。
また、取付フランジ22より後方側には、第2周壁24が設けられている。第2周壁24は、ハウジング本体13の外周に密着するように、かつ、上記空隙26のハウジング本体13からの高さと同等の厚みを有して設けられており、取付フランジ22の前端付近からハウジング本体13の後端側の第2段差部19付近まで、ハウジング本体13および取付フランジ22と一体に設けられている。この第2周壁24により、ハウジング本体13と取付フランジ22、および、第1周壁とが一体化されている。この第2周壁24の上壁は、図4に示すように、前後方向に延びるように2箇所切り欠かれており、一対の収容凹部30とされている。収容凹部30はその底面がハウジング本体13の外周面と同一面とされているとともに、空隙26と連通しており、その内部に後述する機器側シールドシェル41の接続片42を収容している。
第1周壁23の前端寄りには、図4および図5に示すように、周方向に連続的に延びる収容溝31が設けられている。また、収容溝31のうち第1周壁23の上面および下面に位置する部分には、第1周壁23の前端にかけて切り欠いた一対の切欠部34がそれぞれ設けられている。これらの切欠部34は、図6に示すように、底面が二段形状とされており、収容溝31の底面と連なる第1底面35と、この第1底面35から第3段差部36をもって機器側ハウジング11の径方向の内側寄りに延びる第2底面37とを備えている。
そしてこの収容溝31および切欠部34内に、ゴム製の外側シールリング32が装着されている。この外側シールリング32は、後述する機器側シールドシェル41と電線側シールドシェル68との接続部80を外側から気密状態にシールするためのものであって、その周方向に延びる本体部33の外周には、径方向に膨出して後述する電線側ハウジング53の内側に押圧される膨出部33Aが設けられている。また内周面には、周方向に延びる複数本の溝部33Bが設けられている。
また、切欠部34内には、外側シールリング32から一体に延出された防振部38が収容されている。防振部38は、外側シールリング32のうち、第1周壁23の上面および下面に位置する部分の一対の切欠部34に対応する位置に設けられており、図6に示すように、本体部33の前端から前方側に向けて突出するとともに、先端側が径方向の内側に向けてL字状に屈曲された形状(屈曲部39とする)をなしている。防振部38は、その前端面が第1周壁23の前端面23Aよりも前方に突出するように設定されており、機器側コネクタ10および電線側コネクタ50が嵌合された場合に、両ハウジング11,53の対向面(第3段差部36および第4段差部56)に挟まれて押し潰されるようになっている。また屈曲部39の後端面は、機器側ハウジング11の第1周壁23の第3段差部36に沿うように配されている。
また第1周壁23の上面には、案内凸部25が設けられている。案内凸部25は、第1周壁23の上面の幅方向における中央に、機器側ハウジング11の前後方向に延びて設けられており、その前端面は収容溝31の後方側の側壁31A(対向面の一例)の縁部よりやや後方側とされ、後端は取付フランジ22と一体に連結されている。また、案内凸部25の上面中央部には、後述する電線側コネクタ50のロックアーム66に係合する係合突部40が突設されている。
機器側ハウジング11には、ハウジング本体13の外周を覆う略角筒状の機器側シールドシェル41が装着されている。機器側シールドシェル41は、ハウジング本体13の前端縁からやや後方寄りの位置から取付フランジ22の前端付近までを覆う長さに設定されており、上述した機器側ハウジング11の空隙26内に配置されている。また、ハウジング本体13の上面および下面に位置する部分の後端縁からは、それぞれ一対の細長い接続片42が後方に向けて延びており、これらの接続片42が第2周壁24の一対の収容凹部30内にそれぞれ収容されている。さらに、これらの接続片42の先端側は外側に向けて折り返されて折り返し部43とされており、その先端が、上述した取付フランジ22の係止段部27に係止することにより、機器側ハウジング11に対して装着されている。また、折り返し部43の途中には外側に向けて突出する接続突部44が設けられており、図示しない機器のケースの取り付け孔と電気的に接続されるようになっている。
次に、電線側コネクタ50について説明する。以下、機器側コネクタ10との嵌合方向、すなわち、図1中右側を前方、左側を後方、上側を上方、下側を下方として説明する。
電線側コネクタ50は、電線51の端末部に取り付けられ機器側端子12と接続される雌端子である電線側端子52と、電線側端子52を保持し機器側ハウジング11と嵌合する電線側ハウジング53と、電線側シールドシェル68とを備える。
電線側ハウジング53は合成樹脂製であり、機器側ハウジング11の嵌合凹部14内に嵌合する嵌合凸部54と、同じく嵌合凹部14に外嵌する周壁55と、周壁55の前端縁から第4段差部56(対向面の一例)を有して周壁55より一回り大きく設けられ、機器側コネクタ10に向けて開放したフード部57とを備える。
嵌合凸部54には、上述した機器側端子12と接続可能な電線側端子52が後方から挿入可能な端子収容部58が一対並んで設けられている。嵌合凸部54のうち前方側は、機器側コネクタ10の嵌合凹部14の一対の径小凹部18内に挿入可能な外形を有する一対の径小凸部59とされており、これらの径小凸部59の後方側は、同じく嵌合凹部14の径大筒部15内に挿入可能な外形を有する径大凸部60とされている。径小凸部59の前後方向の長さは、径小凹部18の前後方向の長さよりも長く設定されている。また径小凸部59の外周のうち後方寄り(径小凸部59と径大凸部60との間の第5段差部61の前方)には、ゴム製の内側シールリング62が外嵌されており、両コネクタ10,50が嵌合した際には、この内側シールリング62が機器側コネクタ10の径大筒部15と電線側コネクタ50の径小凸部59とに挟まれて圧縮されることにより、両コネクタ10,50の各端子12,52の接続部81を気密状態とする。
さらに電線側ハウジング53の径大凸部60の後方側には、第6段差部63をもって径大凸部60より一回り大きい基部64が設けられており、この基部64の後端面に上述した端子収容部58の開口が設けられている。この基部64の開口付近には、電線51の周囲を覆うシール部材74が設けられており、端子収容部58内を電線51側から気密状態としている。
嵌合凸部54および基部64の外周には、周壁55が設けられている。周壁55は、基部64の後端から径小凸部59の中央付近まで延びた略角筒状をなし、上述したように、その前方にフード部57が一体に設けられている。また周壁55は基部64との間に空隙75を有しており、この空隙75内に後述する電線側シールドシェル68が配置されるようになっている。
フード部57は、上述した機器側ハウジング11に外嵌可能な形状とされている。具体的には、フード部57は、機器側ハウジング11の第1周壁23の外周をほぼ全体的に覆う略角筒状とされている。また、その上面には、機器側ハウジング11の案内凸部25に外嵌する被案内部65が立ち上がるように設けられており、その被案内部65の上壁の内側には、ロックアーム66が設けられている。
ロックアーム66は、機器側ハウジング11を係止して機器側コネクタ10および電線側コネクタ50を嵌合した状態でロックするためのものである。ロックアーム66は前方側が自由端となるように前方側に向けて片持ち状に設けられており、上下方向に弾性変形可能とされている。ロックアーム66にはその先端付近にロック孔67が形成されており、ロックアーム66が上方に変位した状態で機器側ハウジング11の係合突部40をロック孔67内に導入し、係合突部40がロック孔67内に挿入された後下方に変位することで、係合突部40をロック孔67内に係止する構成とされている。
電線側シールドシェル68は、周壁55の内側に内嵌する略角筒状をなしている。この電線側シールドシェル68は、周壁55の前端縁から周壁55全体を内側から覆い、その後端は周壁55の後端から外部に突出して、機器側ハウジング11の後端面に突き当たるように設けられた下敷きリング69に外嵌する長さに設定されている。また、周壁55から突出した部分の外周側には編組線70を介してかしめリング71が装着されている。そして、電線側コネクタ50の後方寄りには、周壁55、かしめリング71、および、編組線70を外側から一括に覆うようにシール部材72が取り付けられ、グロメット73により固定されている。
上述した本実施形態のシールドコネクタ1を嵌合する際には、電線側コネクタ50のフード部57の被案内部65が機器側コネクタ10の案内凸部25に外嵌するように両コネクタ10,50の向きを揃え、相対的に近づける。すると、被案内部65が案内凸部25に外嵌することにより両コネクタ10,50が正規の姿勢に案内されつつ嵌合が進む。また、電線側コネクタ50のフード部57のロックアーム66が機器側コネクタ10の係合突部40に当接し、係合突部40の案内面40Aに案内されつつ上方に撓んでその先端が係合突部40を乗り越える。ロックアーム66のロック孔67が係合突部40を乗り越えると、ロックアーム66は弾性復帰し、電線側ハウジング53と機器側ハウジング11とは嵌合された状態でロックされる。
また、このように両コネクタ10,50が嵌合されるのに伴って、機器側端子12は電線側ハウジング53の端子収容部58内に挿入され、機器側端子12と端子収容部58内に保持された電線側端子52とが導通状態となる。
さらに、機器側シールドシェル41と電線側シールドシェル68の互いの先端付近が重なって配置され(接続部80とする)、互いに導通状態となる。
この状態において、機器側ハウジング11の第1周壁23の収容溝31に装着された外側シールリング32の膨出部33Aは、フード部57のうち、両ハウジング11,53の嵌合方向に沿った側壁57Aの内側に押し付けられて圧縮され、これにより、機器側および電線側のシールドシェル41,68の接続部80が外側から気密状態とされる。また、この外側シールリング32の防振部38は、電線側ハウジング53の第4段差部56(対向面の一例)に押し付けられ、機器側ハウジング11の第3段差部36との間で圧縮された状態とされる。これにより、機器側コネクタ10と電線側コネクタ50との嵌合方向に振動が生じた場合でも、両コネクタ10,50間のがたつきが防止され、もって、両端子12,52の摺動摩耗を抑制することができる。
またこのような本実施形態のシールドコネクタ1は、従来から必要とされている、機器側および電線側シールドシェル41,68の接続部80を外側から気密状態とするため外側のシールリングに防振部38を突設しただけの構成であるから、部品点数を増やすことがない。また、外側シールリング32の一部を圧縮して潰す構成であるから、高度な寸法精度が要求されることもなく、コストもかからない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、防振部を外側シールリングの本体部から電線側ハウジングに向けて突出するように設ける構成としたが、突出させずに、単に本体部の径方向の内側に向けて延設する構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、防振部の先端を本体部の径方向の内側に向けて屈曲させ、機器側ハウジングの対向面に沿わせる構成としたが、屈曲させずに、単に相手側ハウジングの対向面へ向けて突出するように設ける構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、防振部を外側シールリングのうち周方向の一部に設ける構成としたが、本体部の全周に亘って設ける構成としてもよい。また、一部に設ける際でも、その場所や数は上記実施形態に限るものではない。
(4)防振部は、両ハウジングの対向面間で必ずしも圧縮させる必要はなく、両対向面の間に隙間を有さないように嵌める設定としてもよい。
(5)上記実施形態では、機器側ハウジングに防振部を有する外側シールリングを設ける構成としたが、電線側ハウジング側に設ける構成としてもよい。
1…シールドシェル
10…機器側コネクタ
11…機器側ハウジング
12…機器側端子
23…第1周壁
31…収容溝
31A…側壁(対向面)
32…外側シールリング
33…本体部
36…第3段差部(対向面)
38…防振部
39…屈曲部
41…機器側シールドシェル
50…電線側コネクタ
51…電線
52…電線側端子
53…電線側ハウジング
56…第4段差部(対向面)
57…フード部
57A…側壁
62…内側シールリング
68…電線側シールドシェル
80,81…接続部

Claims (4)

  1. 機器のケースに取り付けられる機器側ハウジングと、
    前記機器側ハウジングに保持される機器側端子と、
    前記機器側端子を覆うように前記機器側ハウジングに装着され前記ケースと接続される機器側シールドシェルと、
    電線の端末部に取り付けられ前記機器側端子と接続される電線側端子と、
    前記電線側端子を保持し前記機器側ハウジングと嵌合する電線側ハウジングと、
    前記電線側端子を覆うように前記電線側ハウジングに装着されて前記機器側シールドシェルと接続される電線側シールドシェルと、
    前記両ハウジングが嵌合した状態において、前記機器側シールドシェルと前記電線側シールドシェルとの接続部を前記両シールドシェルの外側から気密状態とするための外側シールリングと、
    前記両ハウジングが嵌合した状態において、前記両シールドシェルの内側に配されて前記機器側端子と前記電線側端子との接続部をシールするための内側シールリングと、
    前記外側シールリングに設けられ、前記両ハウジングの嵌合方向における一対の対向面間に配されることにより、前記両ハウジングが前記両ハウジングの嵌合方向にがたつくことを防止する防振部と、を備えていることを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 前記外側シールリングは前記機器側ハウジングの外周面に嵌着されており、前記防振部の先端は、前記外側シールリングのうち周方向に延びる本体部の径方向の内側に向けて前記機器側ハウジングの前記対向面に沿って配されていることを特徴とする請求項1に記載のシールドコネクタ。
  3. 前記防振部は、前記本体部から前記両ハウジングの嵌合状態における前記電線側ハウジングの前記対向面に向けて突出するように、かつ、前記本体部における周方向に点在するように設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシールドコネクタ。
  4. 前記防振部は、前記両ハウジングが嵌合された状態において圧縮されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のシールドコネクタ。
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DE102017208108A1 (de) 2016-05-20 2017-11-23 Yazaki Corporation Weibliche und männliche Steckverbinder
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