JP3687468B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のボディとドアとの間でワイヤハーネス同士を接続するためのコネクタとして特開平11−111385号公報に記載されたものが知られている。このコネクタは、ボディのパネルに取り付けられる待ち受け側のコネクタハウジングと、この待ち受けコネクタハウジングに嵌合されるドア側のコネクタハウジングとから構成されている。この待ち受けコネクタハウジング内には、ボディ側のメインハーネスに接続された端子金具が収容される一方、ドア側のコネクタハウジング内には、ドア側のハーネスに接続された端子金具が収容されており、これら両コネクタハウジングが嵌合されることで、互いの端子金具の導通が取られるようになっている。
【0003】
ところで、近年、ボディ側におけるメインハーネスとは別のハーネス(以下、サブハーネスという)をドア側のハーネスに接続したいという要望がある。
そこで、例えばメインとサブの両方のハーネスからの端子金具を一つの待ち受け側のコネクタハウジングにまとめて収容することが考えられる。ここで、一般的に端子金具をコネクタハウジング内に収容するといったハーネスの製造工程は、ハーネスメーカー側で行われており、その後ハーネスは、自動車メーカーに搬送されてから、自動車の組立工程においてボディやドアなどに組み付けられ、その後に、端末のコネクタハウジング同士の嵌合作業が行われるようになっている。
ところが、一つの待ち受け側のコネクタハウジングに異なる2つのハーネスからの端子金具を収容する場合には、ハーネスメーカー側においてハーネスの製造ラインに変更が必要になったり、また、自動車メーカー側においてもボディに対してハーネスを組み付ける作業に制約が出ることにもなり得るため、あまり現実的な対策とは言えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、上記の要望を実現するには、メインハーネス用のコネクタに加えて、サブハーネス用にもう一つの組のコネクタを設ける必要があった。しかしながら、当然部品点数が増加することになる上、自動車の組立工程においてコネクタの嵌合作業を2回行わなければならない。しかも、増加したコネクタの配設スペースが新たに必要となっており、やはり様々な問題が生じる結果となっていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ボディ側の複数のハーネスをドア側のハーネスに接続可能なコネクタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、自動車のボディ内に配線されたメインハーネスの端末に設けられた一方のコネクタハウジング内には、前記メインハーネスを接続するためのスペースの他に、このメインハーネスとは別のサブハーネスの端末に設けられたサブコネクタハウジングを収容可能なスペースが設けられており、この一方のコネクタハウジングに対してドア側のハーネスの端末に設けられた他方のコネクタハウジングが嵌合可能とされており、前記一方のコネクタハウジングが筒状のフード部を備えた雄側コネクタハウジングとされ、前記他方のコネクタハウジングが前記フード部内に嵌合可能な雌側コネクタハウジングとされ、前記サブコネクタハウジングには、このサブコネクタハウジングが前記雄側コネクタハウジング内に収容された状態で、前記フード部内に突出して配されるサブフード部が設けられる一方、前記雌側コネクタハウジングには、このサブフード部が嵌合可能な嵌合溝が設けられており、前記雌側コネクタハウジングには、カム溝が設けられたレバーが回動可能に備えられるのに対し、前記雄側コネクタハウジングには、前記カム溝内に進入可能なフォロワピンが設けられ、前記カム溝の入り口に前記フォロワピンが進入した状態から前記レバーを回動操作することにより、フォロワピンがカム溝に沿って移動されるとともに、雄雌両コネクタハウジングの嵌合動作が進行されるようになっており、前記雄雌両コネクタハウジングを前記カム溝の入り口に前記フォロワピンが嵌まる程度まで嵌合させたとき、前記サブフード部が前記嵌合溝内に進入されるようになっている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記サブフード部は、前記フード部における開口の中央位置近傍に配されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
サブコネクタハウジングを組み付けた一方のコネクタハウジングと他方のコネクタハウジングとが嵌合された状態において、ボディ側のメインハーネス及びサブハーネスがドア側のハーネスに接続される。言い換えると、ボディ側の複数のハーネスをドア側のハーネスに接続するのに、一対のコネクタハウジングを嵌合させればよいから、作業性に優れるとともに、その構造を簡単なもので済ませることができる。
サブコネクタハウジングを収容した雄側コネクタハウジングと雌側コネクタハウジングとを嵌合させる際に、例えば雌側コネクタハウジングが正規の姿勢から傾いた状態のままフード部内に進入する可能性がある。その場合でも、サブフード部がフード部内に突設されることにより、フード部の開口が狭くなっているから、雌側コネクタハウジングの傾きを抑えることができる。しかも、サブフード部が嵌合溝に嵌合されることで、雌側コネクタハウジングが正規の姿勢に矯正されるとともに両コネクタハウジングの嵌合動作が案内され、その操作をスムーズに行うことができる。
【0009】
<請求項2の発明>
サブフード部がフード部における開口の中央位置近傍に配されることにより、雌側コネクタハウジングがどのような向きに傾いていても、その傾きをより効果的に抑えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1から図8を用いて説明する。この実施形態に示すコネクタは、図2に示すように、自動車におけるボディのパネルPに取り付けられる雄側コネクタハウジング30(以下、雄側ハウジング30という)と、ドア側の雌側コネクタハウジング10(以下、雌側ハウジング10という)とが互いに嵌合されるようになっている。なお、以下では雄雌両ハウジング10,30における嵌合面側を前方とする。
【0011】
先に雌側ハウジング10について説明する。この雌側ハウジング10は、ドア内に配線されるハーネスの端末に設けられており、図1に示すように、樹脂製のハウジング本体11と、ハウジング本体11に対して背面側から被せられるとともにその嵌合面を除いた外周をすっぽりと覆うように装着されるゴム製のグロメット13と、グロメット13の外側に装着される樹脂製のグロメットカバー16と、グロメットカバー16の外面に装着され、雄雌両ハウジング10,30の嵌合操作を行うためのレバー20とから構成されている。ハウジング本体11内には、ドア側から導出された電線に接続された雌側端子金具(図示せず)を収容可能なキャビティ12が複数室設けられている。
【0012】
グロメット13において、ハウジング本体11を取り囲む箱部分の後端面からは、ハウジング本体11から引き出された電線を通す略円筒状の電線導出部14が、図示下方へと突出して設けられている。グロメット13の前端部分は、図5に示すように、ハウジング本体11の嵌合面側の外周を取り囲んで配されており、その前縁には、環状の襞部15が複数条設けられている。この襞部15は、ハウジング本体11の嵌合面から僅かに前方へ突出して形成されており、図7に示すように、雄雌両ハウジング10,30が嵌合された状態では、雄側ハウジング30側に密着して、雄雌両ハウジング10,30間の防水を図ることができるようになっている。
【0013】
グロメットカバー16は、図1及び図2に示すように、ハウジング本体11に対してグロメット13を挟んだ状態で取り付けられるようになっている。このグロメットカバー16の後端面下部には、グロメット13の電線導出部14を下方へ逃がす逃がし口17が開口して設けられている。グロメットカバー16において図示上下端部には、一対の受け部18が設けられている。これらの受け部18は、図7に示すように、雄雌両ハウジング10,30が嵌合されたときにパネルPの外面側における取付口Hの口縁に当接可能とされており、後述するパネルPの内側の雄側ハウジング30側のシールリング40に対応した位置に配されるようになっている。グロメットカバー16における高さ方向のほぼ中央には、レバー20を回動可能に軸支する一対の軸突部19が突出して設けられている。
【0014】
レバー20は、図2に示すように、全体が門型に形成されており、一対の脚部21が連結部22によって連結されている。これらの脚部21には、雄側ハウジング30側に設けられたフォロワピン34が進入可能なカム溝23が設けられており、カム溝23の入り口24は、レバー20を回動させる前の状態では前方を向くようになっている。そして、このカム溝23の入り口24にフォロワピン34を進入させた状態からレバー20を回動操作することにより、フォロワピン34がカム溝23に沿って移動されるとともに、雄雌両ハウジング10,30の嵌合動作が進行されるようになっている。また、脚部21には、グロメットカバー16の軸突部19に嵌められる軸孔25が設けられている。
【0015】
続いて、雄側ハウジング30について説明する。この雄側ハウジング30は、ボディ内に配線されるメインハーネスの端末に設けられており、パネルPに開口して設けられた取付口Hに対して貫通した状態で取り付けられるようになっている。この雄側ハウジング30は、図1及び図5に示すように、本体部31の前側に略角筒状に形成されたフード部32を備えている。本体部31には、キャビティ33が複数室設けられており、各キャビティ33内にはメインハーネスに接続された雄側端子金具(図示せず)が収容可能とされている。これらのキャビティ33は、詳しくは、図5に示すように、本体部31のほぼ中央に所定寸法の空間を空けて、上下2つのキャビティ33群に分かれるように設けられており、上側の6段のキャビティ33が比較的小さく形成され、下側の3段のキャビティ33が比較的大きく形成されている。
【0016】
フード部32は、本体部31よりも一回り大きく形成されており、その内側には、雌側ハウジング10が嵌合されるようになっている。また、フード部32内には、各雄側端子金具の先端部分が突出した状態で配されるようになっている。フード部32の内側面には、フード部32内に嵌合される雌側ハウジング10のレバー20のカム溝23に嵌められる一対のフォロワピン34が突設されており、これらのフォロワピン34は互いに対向する位置に配されている。フード部32における図示上辺側の前端中央には、係止突起35が上方へ突出して設けられている。また、フード部32における図示下辺側の内面には、係止ばね37を圧入可能な取付溝36が設けられている。この係止ばね37は、その前端がフード部32の前端に揃えられるとともに、山形になるように下方へ折り返され、且つ弾性変形可能とされている。これらの係止突起35と係止ばね37の山部分は、雄側ハウジング30がパネルPに取り付けられる際に、パネルPの外側に配されるとともにパネルPの取付口Hの外側の口縁に係止されるようになっている。これにより、雄側ハウジング30がパネルPに対して保持されるようになっている。
【0017】
また、フード部32の前端から後側へ所定寸法空けた位置からは、フランジ38が外方へ突出して設けられている。フランジ38の前面には、その全周にわたってシール溝39が設けられており、このシール溝39にはシールリング40が装着されるようになっている。このシールリング40は、雄側ハウジング30がパネルPに取り付けられた状態において、パネルPの取付口Hの内側の口縁に密着可能とされており、これにより取付口Hを防水できるようになっている。
【0018】
さて、雄側ハウジング30の本体部31において、上記した大小のキャビティ33群の間の空間には、ボディ側におけるメインハーネスとは別のハーネスであるサブハーネスの端末に設けられたサブコネクタハウジング50(以下、サブハウジング50という)を組み付け可能なサブハウジング収容室41が設けられている。このサブハウジング収容室41は、図3及び図5に示すように、本体部31における高さ方向及び幅方向のほぼ中央位置に配設されている。また、このサブハウジング収容室41に対して、サブハウジング50は雄側ハウジング30の後方から挿入可能とされている。
【0019】
サブハウジング50は、図2に示すように、全体が前後方向に細長い平箱形状に形成されており、端子収容部51の前側に筒状のサブフード部52が設けられている。端子収容部51には、図3に示すように、キャビティ53が3室幅方向に並んで設けられており、各キャビティ53内には、サブハーネスに接続された雄側端子金具(図示せず)が収容されるようになっている。サブフード部52内には、雄側端子金具の先端部分が突出した状態で配されるようになっており、これにより雄側端子金具が保護されるようになっている。このサブフード部52は、図4及び図5に示すように、サブハウジング50がサブハウジング収容室41内に収容された状態で、フード部32の開口領域における高さ方向と幅方向に対するほぼ中央に配されている。これによりフード部32の開口は、上下方向または幅方向の領域がそれぞれ等間隔ずつに分割されている。このとき、サブフード部52の前端は、フォロワピン34の前端よりも後ろの位置に配されている。また、サブフード部52における図4に示す奥方の側壁には、前端から所定長さにわたって切り欠きが設けられている。
【0020】
端子収容部51の両側壁の外面には、図2及び図3に示すように、高さ方向のほぼ中央に一対の凹部54が後方へ開口して設けられており、この凹部54の前縁部分からは、一対の係止片55が凹部54に沿って後方へ延出して設けられている。係止片55は、片持ち状に形成され、自由端がサブフード部52の外面より外方へ突出するように形成されるとともに、内方へ弾性的に変位可能とされている。この係止片55は、図4に示すように、サブハウジング50をサブハウジング収容室41内に組み付けた状態において、サブハウジング収容室41内の側面に設けられた一対の係止部42に弾性的に係止され、サブハウジング50をサブハウジング収容室41内に抜け止め保持できるようになっている。
【0021】
端子収容部51の両側壁の外面には、図2に示すように、凹部54の上下位置に一対ずつリブ56が外方へ突出して設けられている。このリブ56は、図3に示すように、端子収容部51のほぼ全長にわたって設けられている。リブ56は、サブハウジング50をサブハウジング収容室41内に挿入する際に、サブハウジング収容室41の内面に沿って進入して、その挿入動作を案内できるようになっている。そして、図4に示す組付状態では、リブ56の前端がサブハウジング収容室41の前縁部分に設けられたストッパ部43に係合され、これによりサブハウジング50の前止まりがなされるようになっている。また、上記した係止片55は、図2に示すように、上下に配されたリブ56によって挟まれ、且つ、図3に示すように、その自由端がリブ56の内側に配されていることにより保護されている。
【0022】
一方、図5に示すように、雌側ハウジング10におけるハウジング本体11には、サブハウジング50のサブフード部52を嵌合可能な嵌合溝26が設けられている。この嵌合溝26は、図示下から4段目のキャビティ12を取り囲むようにして形成されている。この下から4段目のキャビティ12内に収容される雌側端子金具は、雄雌両ハウジング10,30が嵌合された状態において、サブハウジング50のキャビティ53内に収容され、サブハーネスと接続された雄側端子金具と導通が取られるようになっている。また、この段以外のキャビティ12に収容された雌側端子金具は、雄側ハウジング30のキャビティ33内に収容され、メインハーネスと接続された雄側端子金具と導通が取られるようになっている。
【0023】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。先に、雄側ハウジング30のキャビティ33内にメインハーネスと接続された雄側端子金具を収容しておき、それとは別にサブハウジング50のキャビティ53内にサブハーネスと接続された雄側端子金具を収容し、またそれとは別に雌側ハウジング10のキャビティ12内にドア側のハーネスと接続された雌側端子金具を収容しておく。次に自動車の組立工程において、メインハーネスとサブハーネスとをそれぞれボディに組み付け、ドア側のハーネスをドアに組み付ける。それから、図4に示すように、雄側ハウジング30のサブハウジング収容室41内にサブハウジング50を組み付ける作業を行う。この組付状態で、図5に示すように、雄側ハウジング30をボディのパネルPに取り付けた後に、雄雌両ハウジング10,30の嵌合作業を行う。
【0024】
嵌合作業を行う際には、まず雄側ハウジング30のフード部32内に雌側ハウジング10を嵌合させる。このとき、雌側ハウジング10は、図6に示すように、レバー20のカム溝23の入り口24にフォロワピン34が嵌まる程度に嵌合させておく。それからレバー20を図6の矢線に示す方向へ回動させることによって、フォロワピン34がカム溝23に沿って移動され、この動作に伴って雄雌両ハウジング10,30の嵌合動作が進行される。そして、図7に示す位置までレバー20が回動されたところで、雄雌両ハウジング10,30は正規の嵌合状態に至る。
【0025】
この状態において、雄側ハウジング30及びサブハウジング50内の各雄側端子金具と雌側ハウジング10内の各雌側端子金具とが導通接続され、もってボディ側のメインハーネスとサブハーネスとがドア側のハーネスに接続される。このように、雄雌両ハウジング10,30の嵌合操作を一回行うことによって、異なるハーネスと接続された各雄側端子金具を雌側端子金具と導通接続させることができる。
【0026】
一方、上記した嵌合作業を行う際に、例えば雌側ハウジング10が図5に示す姿勢から雄側ハウジング30に対して嵌合面を大きく傾けた姿勢のままフード部32内に進入される場合がある。その場合、フード部32内に突出しているサブフード部52にハウジング本体11の前面が突き当たることで、大きく傾いた姿勢のままでの雌側ハウジング10の進入が規制される。その後、図8に示すように、サブフード部52が嵌合溝26内に嵌まるように雌側ハウジング10の傾き具合を調整する。
【0027】
そして、サブフード部52の先端が嵌合溝26内に進入した状態から、雄雌両ハウジング10,30の嵌合動作を進行させるのに伴って、サブフード部52と嵌合溝26とによって雌側ハウジング10は案内されて、図6に示すように、正規の姿勢へと矯正される。このように、サブフード部52が嵌合溝26内に嵌合されることにより、雄雌両ハウジング10,30の嵌合動作が案内されるから、その作業をスムーズに行うことができる。
【0028】
さらには、このサブフード部52は、フード部32の開口のほぼ中央に配されており、詳しくは、図4に示すように、サブフード部52から見て左右側方に分けられた領域のうちのどちらか一方が大きくなることがなく、且つ、図5に示すように、サブフード部52から見て上下に分けられた領域のうちのどちらか一方が大きくなることがない。すなわち、サブフード部52によって分けられた開口領域をサブフード部52を中心としてほぼ対称の大きさとすることができるから、雌側ハウジング10の嵌合面がどの向きに傾いていても、その傾きを効果的に抑えることができる。
【0029】
以上説明したように本実施形態によれば、一つの雄側ハウジング30内に、メインハーネスとサブハーネスとに接続された各雄側端子金具をまとめて収容することができるから、雄雌両ハウジング10,30の嵌合操作が一回で済み、操作性に優れ、且つ一組のコネクタで済むから、構造が簡単なものとなる。
【0030】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、雄側ハウジングに組み付けるサブハウジングが一つの場合について示したが、メインハーネス以外に2つ以上のサブハーネスをドア側のハーネスに接続する場合には、サブハーネスの数だけサブハウジングを用意し、それぞれを雄側ハウジングに組み付けるようにしてもよい。
【0031】
(2)上記した実施形態では、サブハウジングのサブフード部がフード部の開口のほぼ中央位置に配される場合について示したが、必ずしも中央である必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの分解斜視図
【図2】各ハウジングが離脱した状態を示す斜視図
【図3】サブハウジングを雄側ハウジングに組み付ける作業を示す底側から見た平断面図
【図4】サブハウジングが雌側ハウジング内に収容された状態を示す底側から見た平断面図
【図5】雄雌両ハウジングが離脱した状態を示す側断面図
【図6】雄雌両ハウジングを嵌合させる途中の状態を示す側断面図
【図7】雄雌両ハウジングが正規に嵌合された状態を示す側断面図
【図8】雌側ハウジングが傾いた姿勢でフード部内に進入した状態を示す側断面図
【符号の説明】
10…雌側ハウジング(他方のコネクタハウジング)
26…嵌合溝
30…雄側ハウジング(一方のコネクタハウジング)
32…フード部
33…キャビティ(メインハーネスを接続するためのスペース)
41…サブハウジング収容室(サブコネクタハウジングを収容可能なスペース)
50…サブハウジング(サブコネクタハウジング)
52…サブフード部
Claims (2)
- 自動車のボディ内に配線されたメインハーネスの端末に設けられた一方のコネクタハウジング内には、前記メインハーネスを接続するためのスペースの他に、このメインハーネスとは別のサブハーネスの端末に設けられたサブコネクタハウジングを収容可能なスペースが設けられており、この一方のコネクタハウジングに対してドア側のハーネスの端末に設けられた他方のコネクタハウジングが嵌合可能とされており、
前記一方のコネクタハウジングが筒状のフード部を備えた雄側コネクタハウジングとされ、前記他方のコネクタハウジングが前記フード部内に嵌合可能な雌側コネクタハウジングとされ、
前記サブコネクタハウジングには、このサブコネクタハウジングが前記雄側コネクタハウジング内に収容された状態で、前記フード部内に突出して配されるサブフード部が設けられる一方、前記雌側コネクタハウジングには、このサブフード部が嵌合可能な嵌合溝が設けられており、
前記雌側コネクタハウジングには、カム溝が設けられたレバーが回動可能に備えられるのに対し、前記雄側コネクタハウジングには、前記カム溝内に進入可能なフォロワピンが設けられ、前記カム溝の入り口に前記フォロワピンが進入した状態から前記レバーを回動操作することにより、フォロワピンがカム溝に沿って移動されるとともに、雄雌両コネクタハウジングの嵌合動作が進行されるようになっており、
前記雄雌両コネクタハウジングを前記カム溝の入り口に前記フォロワピンが嵌まる程度まで嵌合させたとき、前記サブフード部が前記嵌合溝内に進入されるようになっていることを特徴とするコネクタ。 - 前記サブフード部は、前記フード部における開口の中央位置近傍に配されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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