JP7436250B2 - 保持テーブル、加工装置、及び、スピンナー洗浄ユニット - Google Patents

保持テーブル、加工装置、及び、スピンナー洗浄ユニット Download PDF

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Description

本発明は、被加工物を保持するための保持テーブル、及び、それを備える加工装置に関する。
従来、例えば、特許文献1に開示されるように、被加工物に切削加工やレーザー加工などで分割起点を加工する加工装置において、半導体ウェーハ等の板状の被加工物を保持するための保持テーブルが知られている。
また、特許文献2,3に開示されるように、切削加工やレーザー加工後において、被加工物の表面に付着した切削屑や保護液などを洗浄して除去する洗浄装置が知られており、洗浄装置においても被加工物を保持するための保持テーブルが設けられている。
これら特許文献に開示される従来の保持テーブルは、吸引源に連通する吸引路を形成したアルミやSUS等の金属からなる枠体に、アルミナセラミクスや樹脂などの多孔質材からなる円盤状の多孔質プレートを接着剤で貼り合わせてなる構造であった。
特開2019-161055号公報 特開2018-073930号公報 特開2017-017286号公報
しかしながら、接着剤の劣化によって多孔質プレートが浮いてしまうことや、剥離して破損しまう等の不具合が生じることが確認され、改善が求められていた。
また、加工後に保持した被加工物をリリースする際には、多孔質プレートの下側からエアブローを行って被加工物を浮上させる方向にエアを作用させるが、接着力の劣化により多孔質プレートが浮いてしまい、多孔質プレートが破損してしまうことが懸念される。
本発明は、多孔質プレートを固定するための接着剤の劣化に起因して保持テーブルに生じる問題に鑑み、新規な構造の保持テーブルを提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
本発明の一態様によれば、
被加工物を保持する保持テーブルであって、
被加工物を保持する保持面と、該保持面の反対側の背面と、該保持面から該背面に至る側面と、を含む多孔質プレートと、
該多孔質プレートの該背面と該側面とを覆い、該多孔質プレートと一体成形された樹脂枠と、を備え、
該樹脂枠には該多孔質プレートに連通する吸引路が形成された、保持テーブルとする。
また、本発明の一態様によれば、
該樹脂枠は、導電性を有する樹脂にて構成される、こととする。
また、本発明の一態様によれば、
上記記載の保持テーブルと、
該保持テーブルで保持された被加工物に加工を施す加工ユニットと、を備える、加工装置とする。
また、本発明の一態様によれば、
上記記載の保持テーブルを備え、
該保持テーブルを回転させつつ該保持テーブルで保持された被加工物を洗浄する、スピンナー洗浄ユニットとする。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明の一態様によれば、インサート成形により、多孔質プレートと樹脂枠が一体となった保持テーブルを形成することができ、多孔質プレートと樹脂枠は強固に一体化され、従来の接着剤の劣化により多孔質プレートが破損するなどの不具合のない構成が実現される。さらに、多孔質プレートを固定する枠が樹脂枠で構成されるため、金属で枠を構成するものと比較して軽量化が可能となり、より少ないエネルギーで保持テーブルを高速回転させることや、高速で移動させることが可能となる。また、多孔質プレートを固定する枠が樹脂枠で構成されるため、金属で枠を構成するものと比較して保持テーブルの製造コストを低減することができる。
また、本発明の一態様によれば、樹脂枠は、導電性を有する樹脂にて構成されることで、例えば、樹脂枠の上面に切削ブレードを接触させ、電気的導通によって切削ブレードの先端位置を設定するセットアップを実施する加工装置において好適に適用することができる。
本発明を適用可能な加工装置の一例について示す斜視図である。 スピンナー洗浄ユニットの構成について示す図である。 (A)は多孔質プレートについて示す側面断面図である。(B)はインサート成形金型について示す断面図である。(C)はキャビティ内に樹脂を供給して成形する状態について示す断面図である。 (A)は保持テーブルの断面図である。(B)はクランプを取り付けた保持テーブルの断面図である。(C)はウェーハユニットを保持する状態について示す断面図である。(D)は多孔質プレートの他の例について示す図である。 保持テーブルを備えるテーブル機構の例について示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明を適用可能な加工装置2の斜視図である。加工装置2は切削ブレードを有する2つの加工ユニットが対向して配設されたフェイシングデュアルスピンドルタイプの切削装置として構成される。
なお、本発明は、以下に説明する切削装置の他、レーザーにて被加工物を加工する加工ユニットであって、レーザービームを発生させる発振器とレーザービームを被加工物に集光する集光器とを備えた加工ユニットを有するレーザー加工装置においても適用できる。
図1に示すように、加工装置2の基台4には、保持テーブル27が図示せぬ移動機構によりX軸方向に往復動可能に配設されている。保持テーブル27の周囲にはウォーターカバー14が配設されており、このウォーターカバー14と基台4にわたり蛇腹16が連結されている。
基台4の前側角部には、被加工物であるウェーハ10を収容するカセット20を載置するためのカセット載置台21が設けられる。
基台4上には門型形状のコラム24が立設されており、コラム24にはY軸方向に伸長する一対のガイドレール26が固定されている。コラム24の壁面にY軸方向に設けられるガイドレール26には、第一Y軸移動ブロック28が搭載される。第一Y軸移動ブロック28は、ボールねじ30とパルスモータ(不図示)とからなる第一Y軸移動機構34により、ガイドレール26に案内されてY軸方向に移動する。
第一Y軸移動ブロック28上には、Z軸方向に伸長する一対のガイドレール36が設けられ、ガイドレール36に第一Z軸移動ブロック38が搭載される。ボールねじ40とパルスモータ42とからなる第一Z軸移動機構44により、第一Z軸移動ブロック38がガイドレール36に案内されてZ軸方向に移動する。
第一Z軸移動ブロック38には第一切削ユニット46及び撮像カメラ47が設けられる。第一切削ユニット46は、モータ(不図示)により回転駆動されるスピンドルの先端部に切削ブレードが着脱可能に装着されて構成されている。第一切削ユニット46により、保持テーブル27に保持されるウェーハ10が切削加工される。
門型形状のコラム24に設けられるガイドレール26には、更に、第二Y軸移動ブロック28aが搭載される。第二Y軸移動ブロック28aは、ボールねじ30aとパルスモータ32aとからなる第二Y軸移動機構34aにより、ガイドレール26に案内されてY軸方向に移動する。
第二Y軸移動ブロック28aにはZ軸方向に伸長する一対のガイドレール36aが設けられ、ガイドレール36aに第二Z軸移動ブロック38aが搭載される。ボールねじ40aとパルスモータ42aからなる第二Z軸移動機構44aにより、第二Z軸移動ブロック38aがガイドレール36aに案内されてZ軸方向に移動する。
第二Z軸移動ブロック38aには第二切削ユニット46aが取り付けられている。第二切削ユニット46aは、モータ(不図示)により回転駆動されるスピンドルの先端部に切削ブレードが着脱可能に装着されて構成されている。第二切削ユニット46aにより、保持テーブル27に保持されるウェーハ10が切削加工される。
基台4上には、スピンナーテーブルとも称される保持テーブル50を有するスピンナー洗浄ユニット5が設けられている。切削加工後のウェーハ10は、保持テーブル50で吸引保持してスピンナー洗浄され、切削屑や保護液などが洗浄され除去される。洗浄後には、高速回転によるスピン乾燥が実施される。
図2は、スピンナー洗浄ユニット5の構成について示す図である。なお、スピンナー洗浄ユニット5は、図1に示すような切削装置やレーザー加工装置などの加工装置に組み込まれる他、単体の装置(スタンドアローン)のものとしても構成することができるものである。
図2に示すスピンナー洗浄ユニット5では、切削加工がなされた被加工物であるウェーハ10の洗浄が行われる。ウェーハ10は、テープTを介してフレームFと一体化され、全体としてウェーハユニットUとしてハンドリングされる。
図2に示すスピンナー洗浄ユニット5の保持テーブル50は、上方が開放される円筒状の外周壁60内に収められるとともに、カバー筒62内に設けられる図示せぬ回転軸の上端に接続され、回転軸の回転によって高速回転する。
外周壁60内において、保持テーブル50の側方には、図示せぬモータにより回動される回動アーム64が配置され、回動アーム64の先端には、洗浄液を供給するための洗浄液ノズル64aや、エアブローのためのエアを供給するためのエアノズル64bが設けられる。
保持テーブル50は、多孔質プレート51と、多孔質プレート51の周囲を囲む樹脂枠52とを有して構成される。
多孔質プレート51は、アルミナセラミクスや樹脂などの多孔質材にて構成されるものであり、その上面において保持面51aを構成する。多孔質プレート51は、図示せぬ吸引源に接続され、保持面51aに負圧を生じさせることで、テープTを介してウェーハ10を吸引保持するように構成される。
さらに、多孔質プレート51は、図示せぬエア供給源に接続され、洗浄後においてウェーハ10をリリースする際には、保持面51aに正圧を生じさせることで、テープTを保持面51aから剥離させるように構成される。
樹脂枠52の複数箇所には、クランプ70,70が複数配置され、各クランプ70,70によってウェーハユニットUのフレームFがクランプされて保持される。
次に、保持テーブル50の製造方法の例について説明する。
図3(A)に示すように、多孔質プレート51が用意される。多孔質プレート51は、アルミナセラミクスや樹脂などの多孔質材を成形してなるものであり、通気性を有することで、その上面の保持面51aにおいて負圧、又は、正圧を発生できるように構成される。
多孔質プレート51は、円盤状のプレートにて構成され、使用時において露出する保持面51aと、保持面51aの反対側の面となる背面51bと、側面51cと、を有して構成される。側面51cにおいて背面51bに近い側には、環状のせり出し部51dが突出して形成される。
図3(B)に示すように、インサート成形金型80が用意される。インサート成形金型80は、上型81と、下型82を有し、下型82に形成される凹部82aを、上型81の下面81aで閉じることで、成形用のキャビティ83が形成される。
図3(B)に示すように、インサート成形時には、凹部82aに多孔質プレート51が収容される。多孔質プレート51は、保持面51aを下側にして凹部82aの底面82cに設置される。
図3(B)に示すように、上型81の下面81aには、成形された樹脂枠52(図4(a))に吸引路52a(図4(a))を形成するための、突起部81bが形成される。また、上型81には、樹脂をキャビティ83内に供給するための供給路81cが形成される。
図3(C)に示すように、上型81を下型82に当接させるとともに、上型81の供給路81cを通じてキャビティ83内に樹脂52bを供給する。樹脂52bは、例えば、難燃性のポリアセタールや炭素繊維強化プラスチックなどを採用することができる。なお、樹脂52bは、導電性を有するものを利用することで、電気的導通により各種装置の高さ位置を検出、設定する装置構成において好適なものとなる。
以上のようにしてインサート成形を実施することができ、図4(A)に示すように、多孔質プレート51と樹脂枠52が一体となった保持テーブル50が形成される。このようにインサート成形されることにより、多孔質プレート51と樹脂枠52は強固に一体化され、従来の接着剤の劣化により多孔質プレートが破損するなどの不具合のない構成が実現される。
図4(A)に示すように、樹脂枠52の上部には、クランプ70の固定部71の一部を収容するための収容凹部52dが形成される。固定部71は固定具72によって、樹脂枠52に対して固定される。
図4(A)に示すように、収容凹部52dに固定部71が収容されることで、図4(B)に示すように、クランプ70を設置した際には、固定部71が樹脂枠52の上面52eから突出することなく、上面52eを平坦面で構成することができる。
このように、樹脂枠52の上面52eが平坦面で構成されることで、図4(C)に示すように、ウェーハユニットUのフレームFを上面52eに載置することが可能となる。
また、クランプ70の固定部71の一部が収容凹部52d(図4(A))に嵌合される構成によれば、クランプ70が全体として、樹脂枠52に強固に固定されることができ、保持テーブル50の全体の剛性を高めることができる。
図4(A)に示すように、クランプ70は、固定部71に対して回動可能に設けられるクランプ爪73と、クランプ爪73の下部に設けられる錘部74と、を有する振り子式のクランプにて構成される。図4(C)に示すように、保持テーブル50が回転していないときには、錘部74によってクランプ爪73が上方に向けて立ち上がった状態となり、保持テーブル50に対するウェーハユニットUの載置や、リリースが可能となる。洗浄時や乾燥時において保持テーブル50が回転すると、遠心力により錘部74が跳ね上げられて、クランプ爪73が保持テーブル50の内側に向かって傾き、クランプ爪73がウェーハユニットUのフレームFを挟持する。
なお、クランプ70を設けない構成としてもよく、この場合、収容凹部52d(図4(A))は省略される。
また、図3(A)、図4(A)に示すように、多孔質プレート51において環状のせり出し部51dが設けられることで、多孔質プレート51の両側が樹脂枠52に係合して上側から押さえられる構成となる。
これにより、例えば、図4(C)において、ウェーハユニットUをリリースする際に、吸引路52aを通じてエアが供給され、多孔質プレート51にZ軸方向の上向きの力が作用した場合でも、多孔質プレート51が樹脂枠52から剥離してしまうことを効果的に防止できる。
なお、図4(D)に示すように、環状のせり出し部51d(図3(A))が設けられない多孔質プレート51Aの構成を採用してもよい。
図4(C)に示すように、樹脂枠52に形成された吸引路52aは、制御バルブ91を介して吸引源92に接続されることで、多孔質プレート51の保持面51aに負圧を生じさせ、テープTを介してウェーハ10が吸引保持される。
図4(C)に示すように、樹脂枠52に形成された吸引路52aは、制御バルブ91を介してエア供給源93に接続されることで、ウェーハユニットUをリリースする際には、多孔質プレート51の保持面51aに正圧を生じさせ、テープTを下側から押し上げるようにして保持面51aから剥離させる。
次に、図1に示す保持テーブル27について、本発明の構成を適用する例について説明する。
保持テーブル27は、被加工物であるウェーハ10を保持した状態でX軸方向に加工送りされ、第一切削ユニット46や第二切削ユニット46aによってウェーハ10が切削加工されるものである。
図5は、保持テーブル27を備えるテーブル機構12について示すものであり、保持テーブル27を上方に取り外した状態が示されている。テーブル機構12は、取り外し可能に構成される保持テーブル27と、基台12aと、基台12a上に配置された保持テーブル27を保持するためのテーブル保持台12bと、基台12a及びテーブル保持台12bの間に配置される4つのクランプ機構12cと、を有して構成される。
図5に示すように、保持テーブル27は、多孔質プレート51と、樹脂枠52と、を有して構成されるものであり、図3(A)(B)に示す構成において、樹脂枠52の上部に、クランプ70の固定部71の一部を収容するための収容凹部52dが省略された構成とするものである。
図5に示すように、基台12aは、円柱状に形成され、図示しないサーボモータによって所望の角度だけ回転駆動可能に構成される。テーブル保持台12bは、平面視で円形をなしており、保持テーブル27と略同形状に設定されている。テーブル保持台12bの中央には、保持テーブル27の下面側に形成される円形凸部が挿入される円形凹部12dが形成される。円形凹部12dの中央には、図示せぬ吸引源に接続されて保持テーブル27の多孔質プレート51を介して被加工物を吸引するための吸引孔12eが形成される。
また、吸引保持した被加工物をリリースする際には、吸引孔12eに通じる経路の切り替えにより、エア供給源との接続が行われ、吸引孔12eから高圧のエアが供給されることにより、保持テーブル27の多孔質プレート51の表面に正圧が形成され、被加工物をリリースできるように構成される。
円形凹部12dの底部であって、吸引孔12eの側方には、保持テーブル27の下面側に形成される円形凸部の底面を吸引して保持テーブル27を固定するための保持テーブル吸着孔12fが形成される。
円形凹部12dを囲繞する上面枠部12gには、保持テーブル27の下面に形成される係合凸部が係合する係合凹部12hが形成され、テーブル保持台12bに対する保持テーブル27の位置決めが可能に構成される。
クランプ機構12cは、基台12aの周囲を囲むように4箇所に配置され、ウェーハユニットU(図2)のフレームF(図2)を挟持するように構成される。
図5に示すようなテーブル機構12に固定された保持テーブル27は、図1に示すように、ウォーターカバー14から露出する。ここで、保持テーブル27の樹脂枠52は、導電性を有する樹脂にて構成されることで、樹脂枠52の上面52e(図5)に切削ブレードを接触させ、電気的導通によって切削ブレードの先端位置を設定するセットアップを実施することが可能となる。
以上のようにして本発明を実施することができる。
即ち、図2、図3(A)、及び、図4(B)に示すように、
被加工物(ウェーハ10)を保持する保持テーブル50であって、
被加工物を保持する保持面51aと、保持面の反対側の背面51bと、保持面から背面に至る側面51cと、を含む多孔質プレート51と、
多孔質プレート51の背面51bと側面51cと背面51bとを覆い、多孔質プレート51と一体成形された樹脂枠52と、を備え、
樹脂枠52には多孔質プレート51に連通する吸引路52aが形成された、保持テーブル50とするものである。
この構成により、図4(B)に示すように、インサート成形により、多孔質プレート51と樹脂枠52が一体となった保持テーブル50を形成することができ、多孔質プレート51と樹脂枠52は強固に一体化され、従来の接着剤の劣化により多孔質プレートが破損するなどの不具合のない構成が実現される。さらに、多孔質プレート51を固定する枠が樹脂枠52で構成されるため、金属で枠を構成するものと比較して軽量化が可能となり、より少ないエネルギーで保持テーブル50を高速回転させることや、高速で移動させることが可能となる。また、多孔質プレート51を固定する枠が樹脂枠52で構成されるため、金属で枠を構成するものと比較して保持テーブル50の製造コストを低減することができる。
また、図4(C)に示すように、樹脂枠52は、導電性を有する樹脂にて構成される、こととするものである。
この構成により、例えば、樹脂枠52の上面52e(図5)に切削ブレードを接触させ、電気的導通によって切削ブレードの先端位置を設定するセットアップを実施する加工装置2(図1)において好適に適用することができる。
また、図1、及び、図5に示すように、保持テーブル27と、保持テーブル27で保持された被加工物に加工を施す加工ユニット(第一切削ユニット46、第二切削ユニット46a)と、を備える、加工装置2とするものである。
この構成により、図1に示すように、加工ユニット(第一切削ユニット46、第二切削ユニット46a)での加工の際に用いられる保持テーブル27について、インサート成形により、多孔質プレート51と樹脂枠52が一体となった保持テーブル27を形成することができ、多孔質プレート51と樹脂枠52は強固に一体化され、従来の接着剤の劣化により多孔質プレートが破損するなどの不具合のない構成が実現される。また、樹脂枠52によって保持テーブル27の軽量化を図ることができ、より少ないエネルギーで加工送り方向(X軸方向(図1))に高速に移動させることができる。
また、図2に示すように、保持テーブル50を備え、保持テーブル50を回転させつつ保持テーブル50で保持された被加工物(ウェーハ10)を洗浄するスピンナー洗浄ユニット5とするものである。
この構成により、スピンナー洗浄ユニット5に設置される保持テーブル50おいて、多孔質プレート51と樹脂枠52が強固に一体化され、従来の接着剤の劣化により多孔質プレートが破損するなどの不具合のない構成が実現される。また、樹脂枠52によって保持テーブル50の軽量化を図ることができ、より少ないエネルギーで高速回転させることができる。
2 加工装置
5 スピンナー洗浄ユニット
10 ウェーハ
12 テーブル機構
27 保持テーブル
46 第一切削ユニット
46a 第二切削ユニット
50 保持テーブル
51 多孔質プレート
51a 保持面
51b 背面
51c 側面
51d せり出し部
52 樹脂枠
52a 吸引路
70 クランプ
80 インサート成形金型
81 上型
82 下型
83 キャビティ
91 制御バルブ
92 吸引源
93 エア供給源
F フレーム
T テープ
U ウェーハユニット

Claims (3)

  1. 被加工物を保持する保持テーブルであって、
    被加工物を保持する保持面と、該保持面の反対側の背面と、該保持面から該背面に至る側面と、を含む多孔質プレートと、
    該多孔質プレートの該背面と該側面とを覆い、該多孔質プレートと一体成形された樹脂枠と、を備え、
    該樹脂枠には該多孔質プレートに連通する吸引路が形成されており、
    該樹脂枠は、導電性を有する樹脂にて構成される、
    保持テーブル。
  2. 請求項1に記載の保持テーブルと、
    該保持テーブルで保持された被加工物に加工を施す加工ユニットと、を備える、
    ことを特徴とする加工装置。
  3. 請求項1に記載の保持テーブルを備え、
    該保持テーブルを回転させつつ該保持テーブルで保持された被加工物を洗浄する、
    ことを特徴とするスピンナー洗浄ユニット。
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