JP7433371B2 - 巻上機ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、巻上機ブレーキ装置に関するものである。
特許文献1には、エレベータ巻上機のブレーキ装置が開示されている。このブレーキ装置は、ドラムを制動する制動部と、制動部を駆動する駆動部と、を有している。駆動部は、可動鉄心、ばね及び電磁コイルを有している。電磁コイルが非励磁状態になると、ばねの伸張により可動鉄心がドラム側に付勢され、制動部の摩擦部材がドラムに押し付けられる。これにより、制動部によってドラムが制動される。一方、電磁コイルが励磁状態になると、ばねの伸張力に抗して可動鉄心が吸引され、ドラムと摩擦部材との間に隙間が形成される。これにより、ドラムが制動部から解放され、ドラムが回転可能な状態になる。
国際公開第2011/004543号
上記のようなブレーキ装置に対しては、保守作業が定期的に行われる。ブレーキ装置の保守作業では、可動鉄心の動作の調整要否、及び摩擦部材の交換要否を判断するために、可動鉄心の動作ストロークが測定される。一般に、可動鉄心の動作ストロークは、ダイヤルゲージを用いてドラム側から測定される。しかしながら、可動鉄心とドラムとの間のスペースは狭いため、測定作業の作業性が低くなる。このため、可動鉄心の動作ストロークの測定には長時間を要する。したがって、ブレーキ装置の保守作業時間が長時間化してしまうという課題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、保守作業時間を短縮できる巻上機ブレーキ装置を提供することを目的とする。
本開示に係る巻上機ブレーキ装置は、固定鉄心と、前記固定鉄心とブレーキドラムとの間に配置され、前記固定鉄心に対して進退自在に設けられた可動鉄心と、前記ブレーキドラムと対向して配置され、前記可動鉄心に支持されたブレーキライニングと、を備え、前記固定鉄心は、前記可動鉄心と対向する第1面と、前記第1面とは反対側の面である第2面と、を有しており、前記固定鉄心には、前記可動鉄心の進退方向に沿って延伸し、前記第1面と前記第2面との間を貫通した貫通穴が形成されており、前記貫通穴には、ガイドピンが進退自在に挿入されており、前記ガイドピンの一端部は、前記可動鉄心に固定されており、前記ガイドピンの他端部は、前記第2面から突出しており、他端部には、マーキングが施されており、マーキングは、固定鉄心の外部に露出しており、一端部には、可動鉄心の進退方向に沿って延伸したねじ穴が形成されており、可動鉄心には、通し穴が形成されており、通し穴及びねじ穴には、ねじが挿入されており、一端部は、ねじによって可動鉄心に固定されており、ねじ穴へのねじの挿入量を変えることにより、固定鉄心に対するガイドピンの位置が調整可能である。
本開示に係る巻上機ブレーキ装置は、固定鉄心と、固定鉄心とブレーキドラムとの間に配置され、固定鉄心に対して進退自在に設けられた可動鉄心と、ブレーキドラムと対向して配置され、可動鉄心に支持されたブレーキライニングと、を備え、固定鉄心は、可動鉄心と対向する第1面と、第1面とは反対側の面である第2面と、を有しており、固定鉄心には、可動鉄心の進退方向に沿って延伸し、第1面と第2面との間を貫通した貫通穴が形成されており、貫通穴には、ガイドピンが進退自在に挿入されており、ガイドピンの一端部は、可動鉄心に固定されており、ガイドピンの他端部は、第2面から突出しており、他端部には、マーキングが施されており、マーキングは、固定鉄心の外部に露出しており、可動鉄心には、可動鉄心の進退方向に沿って延伸したねじ穴が形成されており、一端部には、雄ねじが形成されており、一端部は、ねじ穴に挿入されており、ねじ穴へのガイドピンの挿入量を変えることにより、固定鉄心に対するガイドピンの位置が調整可能である。
本開示によれば、巻上機ブレーキ装置の保守作業時間を短縮することができる。
実施の形態1に係る巻上機ブレーキ装置の概略構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る巻上機ブレーキ装置における可動鉄心の動作ストロークの測定方法を示す図である。 実施の形態1の比較例に係る巻上機ブレーキ装置における可動鉄心の動作ストロークの測定方法を示す図である。 実施の形態2に係る巻上機ブレーキ装置の概略構成を示す側面図である。 実施の形態2に係る巻上機ブレーキ装置において、可動鉄心の動作ストロークが上限値に達した状態を示している。 実施の形態3に係る巻上機ブレーキ装置の概略構成を示す側面図である。 実施の形態3に係る巻上機ブレーキ装置において、可動鉄心の動作ストロークが上限値に達した状態を示す図である。 実施の形態3に係る巻上機ブレーキ装置における可動鉄心の動作ストロークの確認方法を示す図である。 実施の形態4に係る巻上機ブレーキ装置の概略構成を示す側面図である。 実施の形態4に係る巻上機ブレーキ装置の強制解放方法を示す図である。 実施の形態5に係る巻上機ブレーキ装置の概略構成を示す断面図である。 実施の形態5に係る巻上機ブレーキ装置において、ガイドピンの位置が調整される前の状態を示す断面図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る巻上機ブレーキ装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置の概略構成を示す断面図である。図1の上下方向は、可動鉄心20の進退方向を表している。本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置100は、電磁コイル50に通電されていない非通電時にブレーキドラム200を制動する無励磁作動型である。図1には、非通電時の巻上機ブレーキ装置100、すなわち制動状態の巻上機ブレーキ装置100が示されている。また、図1には、可動鉄心20の動作ストロークを測定する際に用いられるダイヤルゲージ300が破線で示されている。
図1に示すように、巻上機ブレーキ装置100は、固定鉄心10、可動鉄心20、ブレーキライニング30、ばね40、電磁コイル50、及びガイドピン60を有している。巻上機ブレーキ装置100は、ブレーキドラム200の径方向において、ブレーキドラム200よりも外側に配置されている。すなわち、本実施の形態の巻上機ブレーキ装置100は、外接式ブレーキ装置である。外接式ブレーキ装置では、ブレーキライニング30は、ブレーキドラム200の外周面に押し付けられる。
固定鉄心10は、ブレーキドラム200の径方向においてブレーキドラム200よりも外側に配置されている。固定鉄心10は、第1面10a及び第2面10bを有している。第1面10aは、ブレーキドラム200側を向いている。第1面10aは、可動鉄心20と対向している。第2面10bは、第1面10aとは反対側の面である。第2面10bは、ブレーキドラム200とは反対側を向いている。
可動鉄心20は、固定鉄心10とブレーキドラム200との間に配置されている。可動鉄心20は、固定鉄心10に対して進退自在に設けられている。可動鉄心20は、固定鉄心10に対して、第1面10aと垂直な方向に進退するように構成されている。
可動鉄心20は、固定鉄心10から離れた第1位置と、第1位置よりも固定鉄心10側の位置である第2位置と、の間を進退する。図1に示す可動鉄心20は、第1位置に位置している。第2位置に位置する可動鉄心20は、例えば、固定鉄心10の第1面10aと接触する。第1位置と第2位置との間における可動鉄心20の移動距離L1は、可動鉄心20の動作ストロークに相当する。
固定鉄心10の第1面10aには、複数のばね収容穴11、及びコイル収容溝12が形成されている。
ばね収容穴11のそれぞれは、第1面10aと垂直な方向に延伸している。ばね収容穴11のそれぞれには、ばね40が収容されている。ばね40の一端部は、ばね収容穴11の底部に支持されている。ばね40の他端部は、可動鉄心20に支持されている。可動鉄心20は、ばね40により、固定鉄心10から離れる方向に押されている。
コイル収容溝12は、第1面10aにおいて環状に形成されている。コイル収容溝12には、電磁コイル50が収容されている。電磁コイル50に通電されると、固定鉄心10には吸引力が発生する。これにより、可動鉄心20は、電磁コイル50に通電されると、ばね40の力に抗して固定鉄心10に吸引される。
固定鉄心10には、さらに貫通穴13が形成されている。貫通穴13は、第1面10a及び第2面10bの間を貫通している。貫通穴13は、可動鉄心20の進退方向に沿って延伸している。貫通穴13の断面形状は、例えば円形である。
ガイドピン60は、貫通穴13に進退自在に挿入されている。ガイドピン60は、例えば円柱状の形状を有している。ガイドピン60の長手方向は、貫通穴13の延伸方向と一致している。ガイドピン60の長手方向における一端部60aは、可動鉄心20に固定されている。可動鉄心20及びガイドピン60の進退移動は、貫通穴13によって案内される。ガイドピン60は、可動鉄心20の移動距離と同じ距離だけ移動する。つまり、ガイドピン60の動作ストロークは、可動鉄心20の動作ストロークと同じである。
ガイドピン60の長手方向における他端部60bは、固定鉄心10の第2面10bから突出している。他端部60bは、第2面10bから、ブレーキドラム200の径方向において固定鉄心10よりも外側に向かって突出している。本実施の形態では、制動状態及び非制動状態のいずれにおいても、他端部60bは第2面10bから突出している。図1に示す制動状態では、第2面10bからの他端部60bの突出長さはL2である。
ブレーキライニング30は、ブレーキドラム200と対向して配置されている。ブレーキライニング30は、ブレーキドラム200と可動鉄心20との間に配置されている。ブレーキライニング30は、可動鉄心20に支持されている。ブレーキライニング30は、可動鉄心20のブレーキドラム200側、すなわち可動鉄心20において固定鉄心10とは反対側に配置されている。ブレーキライニング30は、可動鉄心20と共に進退する。
図1では2つのばね40が示されているが、ばね40の数は1つ又は3つ以上であってもよい。図1では1つの電磁コイル50が示されているが、電磁コイル50の数は2つ以上であってもよい。本実施の形態では、ばね40が電磁コイル50の内側に配置されているが、ばね40は電磁コイル50の外側に配置されていてもよい。
次に、巻上機ブレーキ装置100の動作について説明する。まず、非通電時の巻上機ブレーキ装置100、すなわち制動状態の巻上機ブレーキ装置100について説明する。電磁コイル50に通電されていないとき、可動鉄心20は、ばね40によってブレーキドラム200側に押されている。可動鉄心20は、図1に示すように固定鉄心10から離れている。ガイドピン60の他端部60bの突出長さは、L2である。
ブレーキライニング30は、ブレーキドラム200に押し付けられている。これにより、ブレーキドラム200は、巻上機ブレーキ装置100によって制動されている。
次に、通電時の巻上機ブレーキ装置100、すなわち非制動状態の巻上機ブレーキ装置100について説明する。電磁コイル50に通電されると、可動鉄心20は、ばね40の力に抗して固定鉄心10に吸引される。これにより、可動鉄心20は、ガイドピン60と共に、固定鉄心10側に移動する。ガイドピン60の他端部60bの突出長さは、制動状態における突出長さL2から、可動鉄心20の動作ストローク分だけ増加する。
可動鉄心20の移動に伴い、ブレーキライニング30は、ブレーキドラム200から離れる。これにより、ブレーキドラム200は、巻上機ブレーキ装置100による制動状態から解放される。
次に、可動鉄心20の動作ストロークの測定方法について説明する。図2は、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置における可動鉄心の動作ストロークの測定方法を示す図である。図2の左右方向は、可動鉄心20の進退方向を表している。
可動鉄心20の動作ストロークは、ブレーキライニング30及びブレーキドラム200の摩耗により、徐々に変化する。動作ストロークが増加すると、騒音が増大するという不具合が生じ得る。また、動作ストロークの増加がブレーキライニング30の摩耗に起因する場合、ブレーキライニング30を交換する必要がある。
巻上機ブレーキ装置100の保守作業では、可動鉄心20の動作ストロークが測定される。動作ストロークの値に基づき、可動鉄心20の動作の調整要否、ブレーキライニング30の交換要否などが判断される。また、巻上機ブレーキ装置100の各種部品の交換後、及び巻上機ブレーキ装置100の動作調整後にも、可動鉄心20の動作ストロークが測定される。
図2に示すように、可動鉄心20の動作ストロークを測定する際には、スピンドル式のダイヤルゲージ300が巻上機ブレーキ装置100に取り付けられる。巻上機ブレーキ装置100は、制動状態である。ダイヤルゲージ300は、取付け治具301を介して固定鉄心10に固定される。ダイヤルゲージ300は、ブレーキドラム200の径方向において固定鉄心10よりも外側に配置される。ダイヤルゲージ300の測定子302は、可動鉄心20の進退方向と平行になるように配置される。測定子302の先端は、ガイドピン60の他端部60b側の先端面に当てられる。
この状態で電磁コイル50に通電し、巻上機ブレーキ装置100が非制動状態になると、ガイドピン60の他端部60bの突出長さは、可動鉄心20の動作ストローク分だけ増加する。ダイヤルゲージ300では、制動状態と非制動状態との間における他端部60bの突出長さの変化が測定される。作業者400がダイヤルゲージ300の測定値を読み取ることにより、可動鉄心20の動作ストロークの値が得られる。作業者400は、ブレーキドラム200の径方向において巻上機ブレーキ装置100よりも外側から、ダイヤルゲージ300の測定値を読み取ることができる。
図3は、本実施の形態の比較例に係る巻上機ブレーキ装置における可動鉄心の動作ストロークの測定方法を示す図である。本比較例の巻上機ブレーキ装置は、固定鉄心510、可動鉄心520及びブレーキライニング530を有している。固定鉄心510には、ガイドピンが挿入される貫通穴が形成されていない。このため、ガイドピンの他端部は、固定鉄心510から突出していない。
図3に示すように、本比較例の巻上機ブレーキ装置における可動鉄心520の動作ストロークは、固定鉄心510側からではなくブレーキドラム200側から測定される必要がある。可動鉄心520とブレーキドラム200との間のスペースは狭いため、動作ストロークの測定には、てこ式のダイヤルゲージ310が用いられる。
本比較例では、限られたスペースにダイヤルゲージ310が取り付けられる必要があるため、測定作業の作業性が低下する。さらに、てこ式のダイヤルゲージ310が用いられる場合、測定子311が測定面に対して平行に配置されていないと、測定精度が低下する。このため、動作ストロークの測定精度を確保するためには、ダイヤルゲージ310の取付け方法及び動作ストロークの測定方法に関し、作業者400に対する実技教育が必要になる。
これに対し、本実施の形態では、ガイドピン60の他端部60bが固定鉄心10の第2面10bから突出しているため、可動鉄心20の動作ストロークを固定鉄心10の第2面10b側から測定することができる。これにより、ブレーキドラム200の径方向において巻上機ブレーキ装置100よりも外側のスペースを主に用いて、可動鉄心20の動作ストロークの測定作業を行うことができる。ブレーキドラム200の径方向において巻上機ブレーキ装置100よりも外側のスペースは、可動鉄心20とブレーキドラム200との間のスペースよりも広い。したがって、動作ストロークの測定作業の作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、てこ式のダイヤルゲージ310ではなく、スピンドル式のダイヤルゲージ300を用いることができる。このため、作業者400は、特別な実技教育を受けることなく、ダイヤルゲージ300の取付け及び動作ストロークの測定を容易に行うことができる。
本実施の形態では外接式ブレーキ装置を例に挙げたが、本実施の形態は、内接式ブレーキ装置にも適用可能である。内接式ブレーキ装置の場合、固定鉄心は、ブレーキドラムの径方向においてブレーキドラムよりも内側に配置される。可動鉄心は、固定鉄心とブレーキドラムとの間に配置される。ガイドピンの他端部は、ブレーキドラムの径方向において固定鉄心よりも内側に向かって突出している。このため、可動鉄心の動作ストロークは、ブレーキドラムの径方向において固定鉄心10よりも内側から測定することができる。
ブレーキドラムの径方向において固定鉄心よりも内側のスペースは、可動鉄心とブレーキドラムとの間のスペースよりも広い。したがって、本実施の形態が内接式ブレーキ装置に適用された場合においても、動作ストロークの測定作業の作業性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置100は、固定鉄心10と、可動鉄心20と、ブレーキライニング30と、を備えている。可動鉄心20は、固定鉄心10とブレーキドラム200との間に配置される。可動鉄心20は、固定鉄心10に対して進退自在に設けられている。ブレーキライニング30は、ブレーキドラム200と対向して配置されている。ブレーキライニング30は、可動鉄心20に支持されている。
固定鉄心10は、第1面10aと、第2面10bと、を有している。第1面10aは、可動鉄心20と対向している。第2面10bは、第1面10aとは反対側の面である。固定鉄心10には、貫通穴13が形成されている。貫通穴13は、可動鉄心20の進退方向に沿って延伸している。貫通穴13は、第1面10aと第2面10bとの間を貫通している。貫通穴13には、ガイドピン60が進退自在に挿入されている。ガイドピン60の一端部60aは、可動鉄心20に固定されている。ガイドピン60の他端部60bは、第2面10bから突出している。
この構成によれば、ガイドピン60の他端部60bが固定鉄心10の第2面10bから突出しているため、可動鉄心20の動作ストロークの変化を固定鉄心10の第2面10b側から測定することができる。これにより、動作ストロークの測定作業の作業性を向上させることができる。このため、動作ストロークの測定に要する作業時間を短縮することができる。したがって、巻上機ブレーキ装置100の保守作業時間を短縮することができる。
また、この構成によれば、他端部60bが第2面10bから突出しているため、可動鉄心20の動作ストロークの変化を作業者400の目視によって把握しやすくなる。これにより、後述する実施の形態2又は3のように、可動鉄心20の動作ストロークを実際に測定しなくても、可動鉄心20の動作の調整要否、及びブレーキライニング30の交換要否を判断できる可能性がある。したがって、巻上機ブレーキ装置100の保守作業時間をさらに短縮することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る巻上機ブレーキ装置について説明する。図4は、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置の概略構成を示す側面図である。図4には、出荷時における制動状態の巻上機ブレーキ装置100が示されている。図4の上下方向は、可動鉄心20の進退方向を表している。
図4に示すように、出荷時における制動状態の巻上機ブレーキ装置100において、ガイドピン60の他端部60bは、固定鉄心10の第2面10bから突出している。他端部60bの突出長さはL3である。
可動鉄心20の動作ストロークは、ブレーキライニング30の摩耗等により、経年的に増加する。可動鉄心20の動作ストロークがある上限値に達した場合、可動鉄心20の動作調整又はブレーキライニング30の交換が必要と判断される。本実施の形態では、出荷時における他端部60bの突出長さL3は、上記上限値から、出荷時における可動鉄心20の動作ストロークを減じた値に設定されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
図5は、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置において、可動鉄心の動作ストロークが上限値に達した状態を示している。図5には、制動状態の巻上機ブレーキ装置100が示されている。
可動鉄心20の動作ストロークが増加すると、制動状態における可動鉄心20及びガイドピン60の位置は、ブレーキドラム200に近づく。このため、制動状態におけるガイドピン60の他端部60bの突出長さは、可動鉄心20の動作ストロークの増加に伴って、突出長さL3から減少する。図5に示すように、可動鉄心20の動作ストロークが上限値に達した場合、制動状態におけるガイドピン60の他端部60bは、固定鉄心10の第2面10bから突出せず、固定鉄心10の内部に埋没する。
巻上機ブレーキ装置100の保守作業を行う作業者は、他端部60bが固定鉄心10の第2面10bから突出していないことを目視によって確認した場合、可動鉄心20の動作調整又はブレーキライニング30の交換が必要と判断する。すなわち、本実施の形態では、可動鉄心20の動作ストロークを実際に測定しなくても、巻上機ブレーキ装置100の外観に基づいて、可動鉄心20の動作の調整要否、及びブレーキライニング30の交換要否を判断できる。したがって、本実施の形態によれば、巻上機ブレーキ装置100の保守作業時間をさらに短縮することができる。また、本実施の形態によれば、動作ストロークの測定機器が不要になる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る巻上機ブレーキ装置について説明する。図6は、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置の構成を示す側面図である。図6には、出荷時における制動状態の巻上機ブレーキ装置100が示されている。図6の上下方向は、可動鉄心20の進退方向を表している。
図6に示すように、出荷時における制動状態の巻上機ブレーキ装置100において、ガイドピン60の他端部60bは、固定鉄心10の第2面10bから突出している。他端部60bの外周面には、マーキング61が施されている。マーキング61は、ガイドピン60の周方向に沿って延伸した帯状に設けられている。
出荷時における制動状態の巻上機ブレーキ装置100では、マーキング61の少なくとも一部は、固定鉄心10の外部に露出している。すなわち、出荷時の巻上機ブレーキ装置100では、マーキング61は、外部から容易に視認できるようになっている。
ここで、マーキング61において、可動鉄心20からの距離が最も遠い部分のことを、マーキング61の外側端部61aという。出荷時における制動状態の巻上機ブレーキ装置100では、マーキング61のうち少なくとも外側端部61aは、固定鉄心10の外部に露出している。
本実施の形態では、第2面10bと外側端部61aとの間の距離L4は、他端部60b全体の第2面10bからの突出長さよりも短い。出荷時における距離L4は、可動鉄心20の動作ストロークの上記上限値から、出荷時における可動鉄心20の動作ストロークを減じた値に設定されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
図7は、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置において、可動鉄心の動作ストロークが上限値に達した状態を示す図である。図7には、制動状態の巻上機ブレーキ装置100が示されている。
図7に示すように、可動鉄心20の動作ストロークが経年的に増加して上限値に達した場合、マーキング61が固定鉄心10の外部に露出せず、マーキング61の全体が固定鉄心10の内部に埋没する。これにより、マーキング61が外部から視認できなくなる。ただし、ガイドピン60の他端部60bの一部は、第2面10bから突出している。
図8は、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置における可動鉄心の動作ストロークの確認方法を示す図である。図8の左右方向は、可動鉄心20の進退方向を表している。
図8に示すように、作業者400は、固定鉄心10の第2面10b側から、マーキング61が固定鉄心10の外部に露出しているか否かを目視によって確認する。マーキング61が固定鉄心10の外部に露出しているか否かは、ブレーキドラム200の径方向において巻上機ブレーキ装置100よりも外側から確認できる。マーキング61の視認性が高い場合、作業者400は、マーキング61が固定鉄心10の外部に露出しているか否かを容易に確認できる。
作業者400は、マーキング61が固定鉄心10の外部に露出していないことを確認した場合、可動鉄心20の動作調整又はブレーキライニング30の交換が必要と判断する。すなわち、本実施の形態では、実施の形態2と同様に、可動鉄心20の動作ストロークを実際に測定しなくても、可動鉄心20の動作の調整要否、及びブレーキライニング30の交換要否を判断できる。
以上説明したように、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置100において、他端部60bには、マーキング61が施されている。マーキング61は、固定鉄心10の外部に露出している。
この構成によれば、可動鉄心20の動作ストロークを実際に測定しなくても、マーキング61の位置の変化を目視によって確認することにより、可動鉄心20の動作の調整要否、及びブレーキライニング30の交換要否を判断できる。したがって、巻上機ブレーキ装置100の保守作業時間をさらに短縮することができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る巻上機ブレーキ装置について説明する。図9は、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置の概略構成を示す側面図である。図9には、制動状態の巻上機ブレーキ装置100が示されている。図9の上下方向は、可動鉄心20の進退方向を表している。
図9に示すように、ガイドピン60の他端部60bは、固定鉄心10の第2面10bから突出している。他端部60bの外周面には、雄ねじ62が形成されている。雄ねじ62は、固定鉄心10の外部に露出している。他端部60bには、ナット部品63が取付け可能である。ナット部品63の内周面には、雄ねじ62と嵌め合わされる雌ねじが形成されている。
実施の形態3と同様に、他端部60bにマーキング61が施されていてもよい。この場合、マーキング61は、例えば、雄ねじ62と干渉しないように設けられる。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
図10は、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置の強制解放方法を示す図である。巻上機ブレーキ装置100の強制解放は、ブレーキライニング30を交換する際、制動力を除去するのに必要な作業である。
図10に示すように、巻上機ブレーキ装置100の強制解放を行う場合、ナット部品63が他端部60bに取り付けられ、ナット部品63がガイドピン60に対して締め込まれる。ナット部品63が締め込まれると、可動鉄心20がばね40の力に抗して固定鉄心10側に引っ張られ、ブレーキライニング30がブレーキドラム200から離れる。これにより、巻上機ブレーキ装置100が制動状態から強制的に解放される。
以上説明したように、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置100において、ガイドピン60の他端部60bには、雄ねじが形成されている。
一般に、強制解放可能な巻上機ブレーキ装置では、固定鉄心には通し穴が形成されており、可動鉄心には通し穴と同軸のねじ穴が形成されている。ブレーキドラムの強制解放は、通し穴及びねじ穴に固定鉄心側からボルトを挿入し、ボルトを締め込むことにより行われる。
これに対し、本実施の形態では、ガイドピン60を利用してブレーキドラム200の強制解放を行うことができる。このため、固定鉄心10の及び可動鉄心20のそれぞれにおいて、強制解放用の穴が別途形成される必要がない。したがって、本実施の形態によれば、巻上機ブレーキ装置を小型化することができる。
実施の形態5.
実施の形態5に係る巻上機ブレーキ装置について説明する。図11は、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置の概略構成を示す断面図である。図11には、出荷時における制動状態の巻上機ブレーキ装置100が示されている。図11の上下方向は、可動鉄心20の進退方向を表している。ばね40及び電磁コイル50等の図示は省略されている。
図11に示すように、ガイドピン60は、貫通穴13に進退自在に挿入されている。ガイドピン60の一端部60aは、固定鉄心10の第1面10aから可動鉄心20側に突出している。ガイドピン60の一端部60aには、ねじ穴64が形成されている。ねじ穴64は、ガイドピン60の一端部60a側の先端面から、ガイドピン60の長手方向、すなわち可動鉄心20の進退方向に沿って延伸している。ねじ穴64の内周面には、雌ねじが形成されている。
可動鉄心20には、凹部21及び通し穴22が形成されている。凹部21は、可動鉄心20の固定鉄心10側の面に形成されている。ガイドピン60の一端部60aは、凹部21に収容されている。通し穴22は、可動鉄心20のブレーキライニング30側の面と、凹部21との間を貫通している。通し穴22は、可動鉄心20の進退方向に沿って延伸している。通し穴22は、ねじ穴64と同軸に形成されている。
可動鉄心20の通し穴22及びガイドピン60のねじ穴64には、可動鉄心20側からねじ65が挿入されている。ねじ65の外周面には、ねじ穴64の雌ねじと嵌め合わされる雄ねじが形成されている。ガイドピン60は、ねじ65によって可動鉄心20に固定されている。貫通穴13の延伸方向におけるガイドピン60の位置は、ねじ65の締め込みの程度によって調整可能になっている。
ガイドピン60の他端部60bは、固定鉄心10の第2面10bから突出している。他端部60bの外周面には、マーキング61が施されている。マーキング61は、固定鉄心10から外部に露出している。ここで、マーキング61において、可動鉄心20からの距離が最も近い部分のことを、マーキング61の内側端部61bという。内側端部61bは、固定鉄心10の第2面10bと同一平面内に配置されている。
マーキング61の外側端部61aは、固定鉄心10の外部に露出している。固定鉄心10の第2面10bと外側端部61aとの間の距離は、実施の形態3と同様に設定されている。本実施の形態では、可動鉄心20の動作ストロークを実際に測定しなくても、実施の形態3と同様の方法により、可動鉄心20の動作の調整要否、及びブレーキライニング30の交換要否を判断することができる。
図12は、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置において、ガイドピンの位置が調整される前の状態を示す断面図である。図12に示すように、マーキング61の内側端部61bの位置は、固定鉄心10の第2面10bよりも図中下方にずれている。このように、マーキング61の位置は、製造工程における部品公差などの影響により、第2面10bに対してずれてしまう場合がある。マーキング61の位置がずれていると、可動鉄心20の動作の調整要否、及びブレーキライニング30の交換要否を適切に判断できなくなる可能性がある。
本実施の形態では、ねじ65の締め込みの程度を変えることにより、固定鉄心10に対するガイドピン60の位置を調整できる。これにより、部品公差などの影響によるマーキング61の位置ずれを修正することができる。
例えば、図12に示す状態から、ねじ65がガイドピン60に対してさらに締め込まれると、ガイドピン60が固定鉄心10に対して図中上方に移動する。ガイドピン60の移動に伴い、マーキング61の位置も固定鉄心10に対して図中上方に移動する。これにより、マーキング61の内側端部61bを第2面10bと同一平面内に配置させることができる。
このように、本実施の形態では、部品公差などの影響によりマーキング61の位置がずれていても、工場から出荷される前に、工場においてマーキング61の位置を容易に修正することができる。したがって、製品出荷時点におけるマーキング61の位置精度を高めることができる。
本実施の形態の構成は、以下のように変形することもできる。可動鉄心20には、凹部21に代えて、ねじ穴が形成される。ねじ穴は、可動鉄心20の進退方向に沿って延伸している。ねじ穴の内周面には、雌ねじが形成される。ガイドピン60の一端部60aの外周面には、雄ねじが形成される。ガイドピン60の一端部60aは、可動鉄心20のねじ穴に挿入される。ガイドピン60の雄ねじは、可動鉄心20の雌ねじに嵌め込まれる。
この構成においても、可動鉄心20のねじ穴に対するガイドピン60の締め込みの程度を変えることにより、固定鉄心10に対するガイドピン60の位置を調整できる。したがって、図11及び図12に示した構成と同様に、製品出荷時点におけるマーキング61の位置精度を高めることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置100において、一端部60aには、ねじ穴64が形成されている。ねじ穴64は、可動鉄心20の進退方向に沿って延伸している。可動鉄心20には、通し穴22が形成されている。通し穴22及びねじ穴64には、ねじ65が挿入されている。一端部60aは、ねじ65によって可動鉄心20に固定されている。
この構成によれば、ねじ穴64に対するねじ65の締め込みの程度を変えることにより、固定鉄心10に対するガイドピン60の位置を調整できる。これにより、部品公差などの影響によりマーキング61に位置ずれが生じたとしても、工場から出荷される前にマーキング61の位置ずれを修正することができる。したがって、製品出荷時点におけるマーキング61の位置精度を高めることができる。
本実施の形態に係る巻上機ブレーキ装置100において、可動鉄心20にはねじ穴が形成されている。ねじ穴は、可動鉄心20の進退方向に沿って延伸している。一端部60aには、雄ねじが形成されている。一端部60aは、可動鉄心20のねじ穴に挿入されている。
この構成によれば、可動鉄心20のねじ穴に対するガイドピン60の締め込みの程度を変えることにより、固定鉄心10に対するガイドピン60の位置を調整できる。これにより、部品公差などの影響によりマーキング61に位置ずれが生じたとしても、工場から出荷される前にマーキング61の位置ずれを修正することができる。したがって、製品出荷時点におけるマーキング61の位置精度を高めることができる。
上記の各実施の形態1~5は、互いに組み合わせて実施することが可能である。
10 固定鉄心、10a 第1面、10b 第2面、11 ばね収容穴、12 コイル収容溝、13 貫通穴、20 可動鉄心、21 凹部、22 通し穴、30 ブレーキライニング、40 ばね、50 電磁コイル、60 ガイドピン、60a 一端部、60b 他端部、61 マーキング、61a 外側端部、61b 内側端部、62 雄ねじ、63 ナット部品、64 ねじ穴、65 ねじ、100 巻上機ブレーキ装置、200 ブレーキドラム、300 ダイヤルゲージ、301 取付け治具、302 測定子、400 作業者、L1 移動距離、L2 突出長さ、L3 突出長さ、L4 距離。

Claims (3)

  1. 固定鉄心と、
    前記固定鉄心とブレーキドラムとの間に配置され、前記固定鉄心に対して進退自在に設けられた可動鉄心と、
    前記ブレーキドラムと対向して配置され、前記可動鉄心に支持されたブレーキライニングと、
    を備え、
    前記固定鉄心は、前記可動鉄心と対向する第1面と、前記第1面とは反対側の面である第2面と、を有しており、
    前記固定鉄心には、前記可動鉄心の進退方向に沿って延伸し、前記第1面と前記第2面との間を貫通した貫通穴が形成されており、
    前記貫通穴には、ガイドピンが進退自在に挿入されており、
    前記ガイドピンの一端部は、前記可動鉄心に固定されており、
    前記ガイドピンの他端部は、前記第2面から突出しており、
    前記他端部には、マーキングが施されており、
    前記マーキングは、前記固定鉄心の外部に露出しており、
    前記一端部には、前記可動鉄心の進退方向に沿って延伸したねじ穴が形成されており、
    前記可動鉄心には、通し穴が形成されており、
    前記通し穴及び前記ねじ穴には、ねじが挿入されており、
    前記一端部は、前記ねじによって前記可動鉄心に固定されており、
    前記ねじ穴への前記ねじの挿入量を変えることにより、前記固定鉄心に対する前記ガイドピンの位置が調整可能である巻上機ブレーキ装置。
  2. 固定鉄心と、
    前記固定鉄心とブレーキドラムとの間に配置され、前記固定鉄心に対して進退自在に設けられた可動鉄心と、
    前記ブレーキドラムと対向して配置され、前記可動鉄心に支持されたブレーキライニングと、
    を備え、
    前記固定鉄心は、前記可動鉄心と対向する第1面と、前記第1面とは反対側の面である第2面と、を有しており、
    前記固定鉄心には、前記可動鉄心の進退方向に沿って延伸し、前記第1面と前記第2面との間を貫通した貫通穴が形成されており、
    前記貫通穴には、ガイドピンが進退自在に挿入されており、
    前記ガイドピンの一端部は、前記可動鉄心に固定されており、
    前記ガイドピンの他端部は、前記第2面から突出しており、
    前記他端部には、マーキングが施されており、
    前記マーキングは、前記固定鉄心の外部に露出しており、
    前記可動鉄心には、前記可動鉄心の進退方向に沿って延伸したねじ穴が形成されており、
    前記一端部には、雄ねじが形成されており、
    前記一端部は、前記ねじ穴に挿入されており、
    前記ねじ穴への前記ガイドピンの挿入量を変えることにより、前記固定鉄心に対する前記ガイドピンの位置が調整可能である巻上機ブレーキ装置。
  3. 前記他端部には、雄ねじが形成されている請求項1または請求項2に記載の巻上機ブレーキ装置。
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