JP7427948B2 - 装着ユニット、液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、装着ユニット、液体吐出装置に関する。
特許文献1には、液体を収容する液体収容体が装着される装着ユニットを備える液体吐出装置が記載されている。装着ユニットは、液体を受ける受容部を備える。受容部は、液体収容体から漏れた液体を受ける。
特許文献1に記載された装着ユニットは、受容部が受けた液体を検知する検知部をさらに備える。この装着ユニットでは、検知部が液体を検知することによって、液体収容体から液体が漏れていること、すなわち液体漏れが検出される。
特開2016-88016号公報
こうした装着ユニットにおいては、液体収容体が着脱される場合に、着脱に伴い液体収容体から微量の液体が垂れること、すなわち液体垂れが生じることがある。この場合、液体が受容部に落下すると、検知部が液体を検知することがある。すなわち、特許文献1に記載された装着ユニットの場合には、液体漏れと液体垂れとを区別できないおそれがある。
上記課題を解決する装着ユニットは、液体を収容する液体収容体が装着される装着部を備え、前記装着部は、前記装着部に装着される前記液体収容体に挿入される液体導入部と、前記液体導入部よりも下方に設けられる第1受容部と、を有し、前記第1受容部は、第1凹部と、第2凹部と、を有し、前記液体導入部は、前記液体収容体が前記装着部に装着される場合に移動する方向である装着方向とは反対方向に延び、前記第2凹部は、前記装着方向において、前記第1凹部よりも前記液体導入部の先端寄りとなる位置に設けられる。
上記課題を解決する液体吐出装置は、上記装着ユニットと、前記装着部に装着された前記液体収容体が収容する液体を吐出する液体吐出ヘッドと、を備える。
装着ユニットを備える液体吐出装置の一実施形態を示す正面図。 スライダーが第1位置に位置するときの装着ユニットの斜視図。 スライダーが第1位置に位置するときの装着ユニットの上面図。 図3に示す装着ユニットからスライダー及びホルダーを省略した上面図。 第1受容部の斜視図。 図5に示す第1受容部から吸収体を省略した斜視図。 第1受容部の上面図。 スライダーが第2位置に位置するときの装着ユニットの斜視図。 スライダーが第2位置に位置するときの装着ユニットの上面図。 スライダーが第1位置に位置するときの装着ユニットの側面図。 スライダーが第2位置に位置するときの装着ユニットの側面図。 装着ユニットの変更例を示す側面図。 図12とは別の変更例を示す上面図。
以下、装着ユニットを備える液体吐出装置の一実施形態について図を参照しながら説明する。液体吐出装置は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を記録するインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、液体吐出装置11は、筐体12と、液体吐出ヘッド13と、キャリッジ14と、ガイド軸15とを備える。液体吐出装置11は、支持部16と、収容部17とを備える。液体吐出装置11は、装着ユニット18を備える。
筐体12は、液体吐出装置11の各種構成を収容する。筐体12の形状は、例えば、直方体又は直方体状である。
液体吐出ヘッド13は、液体を吐出するように構成される。液体吐出ヘッド13は、ノズル19を有する。液体吐出ヘッド13は、ノズル19を通じて、液体を媒体99に吐出する。これにより、媒体99に画像が印刷される。
キャリッジ14は、液体吐出ヘッド13を搭載する。キャリッジ14は、ガイド軸15に支持される。キャリッジ14は、ガイド軸15に沿って移動する。キャリッジ14は、ガイド軸15に沿って往復移動することによって、媒体99に対して走査する。すなわち、本実施形態の液体吐出装置11は、シリアル式のプリンターである。液体吐出装置11は、媒体99の幅にわたって一斉に液体を吐出可能なライン式のプリンターでもよい。
ガイド軸15は、例えば、筐体12内に架設される。ガイド軸15は、一方向に延びる。キャリッジ14が走査する走査方向Xは、ガイド軸15が延びる方向である。走査方向Xは、ガイド軸15の一端から他端に向かう方向と、ガイド軸15の他端から一端に向かう方向との双方向を示す。
支持部16は、例えば、走査方向Xに延びる板状の部材で構成される。支持部16は、媒体99を支持する。本実施形態の支持部16は、媒体99を下方から支持する。支持部16は、液体吐出ヘッド13よりも下方に位置する。支持部16は、液体吐出ヘッド13と対向する。
収容部17は、媒体99を収容するように構成される。収容部17は、複数の媒体99が積層された状態で、複数の媒体99を収容可能である。収容部17に収容された媒体99は、例えば液体吐出装置11が備える図示しないローラーによって、支持部16に向けて搬送される。すなわち、収容部17は、印刷前の媒体99を収容する。
装着ユニット18は、1又は複数設けられる。本実施形態の装着ユニット18は、4個設けられる。4個の装着ユニット18は、上下に2段に分かれて設けられる。4個の装着ユニット18のうち、3個の装着ユニット18は上段に設けられ、1個の装着ユニット18は下段に設けられる。上段に設けられる3個の装着ユニット18は、走査方向Xに並ぶ。
装着ユニット18は、液体を収容する液体収容体21を装着可能に構成される。装着ユニット18は、例えば、1又は複数の液体収容体21を装着可能である。本実施形態の装着ユニット18は、1個の液体収容体21を装着可能である。本実施形態では、下段に設けられる1個の装着ユニット18は、上段に設けられる3個の装着ユニット18と比べて、大容量の液体収容体21を装着可能である。
装着ユニット18は、装着口22を有する。装着口22は、装着ユニット18に液体収容体21が装着される場合に、液体収容体21が通過する開口である。装着口22は、例えば、筐体12に開口する。
液体収容体21の形状は、例えば、直方体又は直方体状である。複数の液体収容体21は、例えば、それぞれ異なる種類の液体を収容する。本実施形態では、複数の液体収容体21は、色の異なるインクを収容する。例えば、下段の装着ユニット18に装着される大容量の液体収容体21は、消費頻度の大きいブラックのインクを収容する。
液体収容体21は、装着ユニット18に対して着脱可能である。本実施形態では、液体収容体21は、装着口22を通じて装着ユニット18に押し込まれることによって、装着ユニット18に装着される。液体収容体21は、装着ユニット18から装着口22を通じて引き出されることによって、装着ユニット18から取り外される。
本実施形態では、液体収容体21が装着ユニット18に装着されるときに、液体収容体21が移動する方向が、装着方向D1である。逆に、液体収容体21が装着ユニット18から取り外されるときに、液体収容体21が移動する方向が、取り外し方向D2である。取り外し方向D2は、装着方向D1とは反対方向である。本実施形態では、装着方向D1及び取り外し方向D2は、走査方向X及び鉛直方向Zとは異なる方向である。
液体収容体21は、供給口23を有する。液体収容体21が装着ユニット18に装着されると、供給口23を通じて液体収容体21に収容される液体が液体吐出ヘッド13に供給可能となる。すなわち、液体収容体21は、液体吐出ヘッド13に供給される液体を収容する。換言すると、液体吐出ヘッド13は、装着ユニット18に装着された液体収容体21が収容する液体を吐出する。
次に、装着ユニット18について詳しく説明する。
図2及び図3に示すように、装着ユニット18は、装着部25と、スライダー26とを備える。本実施形態の装着ユニット18は、さらに、ホルダー27を有する。
装着部25は、液体収容体21が装着されるように構成される。装着部25は、ベース部材31と、液体導入部32と、第1受容部33とを有する。本実施形態の装着部25は、さらに、ロックレバー34を有する。
ベース部材31は、装着ユニット18のベースとなる部材である。ベース部材31は、装着部25に液体収容体21が装着された場合、その液体収容体21の供給口23が設けられる面と対向する。すなわち、液体収容体21が装着部25に装着された場合、その液体収容体21とベース部材31とは、装着方向D1にこの順で位置する。
液体導入部32は、1又は複数設けられる。本実施形態の液体導入部32は、1個設けられる。液体導入部32は、例えば、液体収容体21から装着ユニット18に液体を導入するための針である。本実施形態の液体導入部32は、例えば、円柱状に構成される。液体導入部32は、ベース部材31から延びる。液体導入部32は、取り外し方向D2に延びる。
液体導入部32は、装着部25に装着される液体収容体21に挿入される。詳しくは、液体導入部32は、装着部25に装着される液体収容体21の供給口23に挿入される。液体導入部32が供給口23に挿入されると、液体収容体21が収容する液体が装着ユニット18を通じて液体吐出ヘッド13に供給可能な状態となる。
液体導入部32は、基端部分32Aと先端部分32Bとを有する。先端部分32Bは、液体収容体21が装着部25に装着される場合、供給口23に挿入される部分である。基端部分32Aと先端部分32Bとは、取り外し方向D2にこの順で位置する。先端部分32Bは、基端部分32Aから取り外し方向D2に延びる。
図4に示すように、第1受容部33は、液体導入部32よりも下方に設けられる。装着ユニット18を上方から見た場合に、第1受容部33は、液体導入部32と重なる。すなわち、第1受容部33は、液体導入部32と上下に重なる。
第1受容部33は、例えば、トレイである。第1受容部33は、第1受容部33の上方から落下する液体を受ける。第1受容部33は、例えば、液体収容体21から落下する液体、液体導入部32から落下する液体を受ける。
液体収容体21が装着部25から取り外される際、液体導入部32の先端部分32Bから液体が落下することがある。液体収容体21は、装着部25から取り外される際、装着部25に装着されている場合と比べて、液体導入部32の先端部分32Bに対して引き出された位置に移動する。換言すると、液体収容体21は、装着部25から取り外される際、装着部25に装着されている場合と比べて、液体導入部32の先端部分32Bよりも取り外し方向D2に変位した位置に移動する。すなわち、供給口23は、液体収容体21が装着部25から取り外される際、液体収容体21が装着部25に装着されている場合と比べて、液体導入部32の先端部分32Bよりも取り外し方向D2に変位した位置に移動する。この際、液体導入部32の先端部分32Bが露出する為、そこから液体が落下する場合がある。液体導入部32の先端部分32Bから落下した液体は、装着方向D1において、第1受容部33に対して液体導入部32の先端寄りとなる位置に向けて落下する。
液体収容体21が装着部25から取り外される際、液体導入部32の先端部分32Bから落下する液体の量は、微量である。このとき、落下した微量の液体は、第1受容部33に垂れる。そのため、本明細書では、液体収容体21の着脱時、すなわち装着部25に液体収容体21が装着されていない状態で液体導入部32の先端部分32Bから液体が落下することを、液体垂れと呼称する。
液体収容体21が装着部25に装着される際、装着部25に対して液体収容体21が斜めに押し込まれたり、装着部25に対する液体収容体21の押し込みが不十分だったり、液体導入部32と供給口23との間に異物が挟まったりすると、液体導入部32が供給口23に対して適切に挿入されないことがある。この場合、液体収容体21から液体が漏れることがある。液体収容体21から漏れた液体は、供給口23又は液体導入部32から落下する。すなわち、液体収容体21から漏れた液体は、供給口23から落下、又は、供給口23から液体導入部32を伝ったのちに落下する。
液体収容体21は、装着部25に装着されている場合、装着部25から取り外される場合と比べて、液体導入部32の先端部分32Bに対して押し込まれた位置に位置する。換言すると、液体収容体21は、装着部25に装着されている場合、装着部25から取り外される場合と比べて、装着方向D1に変位した位置に位置する。すなわち、供給口23は、液体収容体21が装着部25に装着されている場合、液体収容体21が装着部25から取り外される場合と比べて、装着方向D1に変位した位置に位置する。そのため、液体収容体21が装着部25に装着されている場合、液体収容体21から漏れる液体は、供給口23から液体導入部32を伝うことによって、液体導入部32の基端部分32Aから落下する。まとめると、液体収容体21が装着部25に装着されている場合、液体収容体21から漏れる液体は、供給口23又は液体導入部32の基端部分32Aから落下する。その結果、液体収容体21が装着部25に装着されている場合に液体収容体21から漏れる液体は、装着方向D1において、第1受容部33に対して液体導入部32の基端寄りとなる位置に向けて落下する。
液体導入部32が供給口23に対して適切に挿入されない場合、液体収容体21から液体が漏れ続ける。そのため、液体収容体21が装着部25に装着されている場合、液体導入部32が供給口23に対して適切に挿入されないことによって漏れる液体の量は、液体垂れの場合と比べて、多量である。このとき、漏れた多量の液体は、第1受容部33に向けて落下する。そのため、本明細書では、装着部25に液体収容体21が装着されている状態で液体収容体21から液体が落下することを、液体漏れと呼称する。
上述したように、液体収容体21が装着部25から取り外される場合と、液体収容体21が装着部25に装着されている場合とで、供給口23の位置が変わる。供給口23の位置が変わることによって、液体収容体21から漏れた液体の落下する位置が変わる。すなわち、液体収容体21が装着部25から取り外される場合と、液体収容体21が装着部25に装着されている場合とで、液体の落下位置が異なる。
図5、図6及び図7に示すように、第1受容部33は、受容面36と、第1凹部37と、第2凹部38とを有する。本実施形態の第1受容部33は、さらに、排出口41と、外周溝42と、吸収体43とを有する。
受容面36は、上方を向く面である。受容面36は、第1面44と、第2面45とを有する。第1面44及び第2面45は、装着方向D1にこの順で位置する。すなわち、第1面44は、第2面45に対して取り外し方向D2にずれた位置に位置する。
第1面44は、第2面45に連なる。本実施形態では、第1面44の面積は、第2面45の面積よりも大きい。本実施形態の第1面44は、水平な面である。
第2面45は、第1面44と排出口41とに連なる面である。第2面45は、第1面44から排出口41に向かって下方に傾斜する。すなわち、第2面45は、装着方向D1に向かって下方に傾斜する。
第1凹部37は、第1面44に設けられる。第1凹部37は、下方に凹む。第1凹部37は、第1面44と第2面45との境界となる位置から取り外し方向D2に延びるように設けられる。図4に示すように、本実施形態の第1凹部37は、装着ユニット18を上方から見た場合に、液体導入部32と走査方向Xにおいてずれている。すなわち、本実施形態の第1凹部37は、液体導入部32と上下に重なっていない。
第1凹部37は、液体漏れによる液体を受ける。この点については、後で詳述する。
図5、図6及び図7に示すように、本実施形態の第1凹部37には、第1リブ46が1又は複数設けられる。本実施形態では、第1リブ46は、2個設けられる。第1リブ46は、第1面44と第2面45との境界となる位置から取り外し方向D2に延びる。
第1凹部37には、第1リブ46によって、第1溝47が1又は複数形成される。本実施形態では、第1溝47は、2個の第1リブ46によって、3個形成される。このように、第1凹部37は、溝を有する。
第1溝47は、第1面44と第2面45との境界となる位置から取り外し方向D2に延びる。第1溝47によって、第1凹部37が受けた液体は、第1溝47に沿って流れる。これにより、第1凹部37が受けた液体は、第2面45に案内される。
第2凹部38は、第1面44に設けられる。第2凹部38は、下方に凹む。第2凹部38は、第1凹部37とは別の凹部である。図4に示すように、本実施形態の第2凹部38は、装着ユニット18を上方から見た場合に、液体導入部32と走査方向Xにおいてずれている。すなわち、本実施形態の第2凹部38は、液体導入部32と上下に重なっていない。
第2凹部38は、液体垂れによる液体を受ける。この点については、後で詳述する。
図5、図6及び図7に示すように、第2凹部38は、第1凹部37から取り外し方向D2に間隔をあけて設けられる。すなわち、第1凹部37と第2凹部38とは、隔てられている。これにより、第2凹部38が受けた液体が、第1凹部37に流れるおそれが低減される。同様に、第1凹部37が受けた液体が、第2凹部38に流れるおそれが低減される。
第2凹部38は、装着方向D1において、第1凹部37を挟んで第2面45とは反対に位置する。すなわち、第2凹部38と排出口41との間に第1凹部37が位置する。これにより、例えば、第1受容部33が取り外し方向D2に向かって下方に傾斜するように装着ユニット18が傾いた場合でも、排出口41から第2凹部38に液体が流れるおそれが低減される。
装着方向D1において、第2凹部38と第2面45との距離は、第1凹部37と第2面45との距離よりも長い。第1凹部37及び第2凹部38は、取り外し方向D2にこの順で位置する。第2凹部38は、第1凹部37に対して、取り外し方向D2にずれた位置に位置する。すなわち、第2凹部38は、装着方向D1において、第1凹部37よりも液体導入部32の先端寄りとなる位置に設けられる。逆に言えば、第1凹部37は、装着方向D1において、第2凹部38よりも液体導入部32の基端寄りとなる位置に設けられる。
第2凹部38には、第2リブ48が1又は複数設けられる。本実施形態では、第2リブ48は、3個設けられる。第2リブ48は、取り外し方向D2に延びる。
第2凹部38には、第2リブ48によって、第2溝49が1又は複数形成される。本実施形態では、第2溝49は、3個の第2リブ48によって、4個形成される。このように、第2凹部38は、溝を有する。
第2溝49は、取り外し方向D2に延びる。第2溝49によって、第2凹部38が受けた液体は、第2溝49に沿って流れる。
排出口41は、第1受容部33の縁に開口する。排出口41は、第1受容部33から液体を排出するための開口である。
外周溝42は、受容面36に設けられる。外周溝42は、受容面36の縁に沿うように延びる。外周溝42は、吸収体43の外周に沿うように延びる。外周溝42は、第1外周溝51と、第2外周溝52とを含む。
第1外周溝51は、外周溝42のうち第1面44に設けられる部分である。第1外周溝51は、第1面44の縁に沿うように延びる。第1外周溝51の一端は、第2外周溝52の一端と連なる。
第2外周溝52は、外周溝42のうち第2面45に設けられる部分である。第2外周溝52において、第1外周溝51と連なる端部とは反対の端部は、第1凹部37と連なる。本実施形態では、第2外周溝52は、第1溝47に連なる。
第2外周溝52は、第1外周溝51に連なる端部と第1凹部37に連なる端部との間で、排出口41に連なる。すなわち、第2外周溝52は、第1外周溝51と、排出口41と、第1凹部37とに連なる。そのため、第1凹部37が受けた液体は、第2外周溝52を通じて排出口41に案内される。これにより、排出口41は、第1凹部37が受けた液体を第1受容部33から排出する。また、第1外周溝51を流れる液体は、第2外周溝52を通じて排出口41に案内される。
吸収体43は、受容面36上に設けられる。本実施形態では、吸収体43は、第1面44上に設けられる。
吸収体43は、第2凹部38と接する位置に設けられる。本実施形態では、吸収体43は、第2凹部38の端部と上下に重なる位置に設けられる。詳述すると、吸収体43は、第2凹部38において、第1凹部37と隣り合う端部とは反対の端部と上下に重なる。すなわち、吸収体43は、装着方向D1において、液体導入部32の先端寄りとなる第2凹部38の端部と重なる。
本実施形態の吸収体43は、第2リブ48と接する位置に設けられる。すなわち、吸収体43は、第2溝49に接する位置に設けられる。これにより、第2凹部38が受けた液体は、第2溝49に案内されることによって、吸収体43に吸収される。吸収体43は、液体を吸収することによって、液体を保持する。吸収体43とは、例えば、ウレタンなどの発泡体や、不織布である。
本実施形態の吸収体43は、第1外周溝51において第2外周溝52と連なる端部とは反対の端部とも上下に重なる。そのため、吸収体43が液体で飽和した場合には、吸収体43から第1外周溝51に液体が流れる。第1外周溝51を流れる液体は、第2外周溝52を通じて排出口41から排出される。
ロックレバー34は、第1受容部33に取り付けられる。ロックレバー34は、取り外し方向D2に延びる。ロックレバー34は、液体収容体21が装着部25に装着された状態で液体収容体21をロックする。本実施形態では、装着部25に装着された液体収容体21が装着方向D1に押し込まれると、ロックレバー34によるロックが解除される。これにより、液体収容体21を取り外し方向D2に引き出すことが可能となる。
図2及び図8に示すように、スライダー26は、ホルダー27に保持される。スライダー26は、第1受容部33よりも上方に位置する。スライダー26は、装着部25に対して、装着方向D1及び取り外し方向D2に移動可能に構成される。そのため、スライダー26は、液体導入部32に対して移動する。
スライダー26は、第1位置P1と第2位置P2との間で移動するように構成される。スライダー26は、第1位置P1から第2位置P2に変位する場合、取り外し方向D2に移動する。スライダー26は、第2位置P2から第1位置P1に変位する場合、装着方向D1に移動する。そのため、第1位置P1に位置するスライダー26は、装着方向D1において、第2位置P2に位置するスライダー26よりも、液体導入部32の基端寄りとなる位置に位置する。逆に言えば、第2位置P2に位置するスライダー26は、装着方向D1において、第1位置P1に位置するスライダー26よりも、液体導入部32の先端寄りとなる位置に位置する。図2に示すスライダー26は、第1位置P1に位置する。図8に示すスライダー26は、第2位置P2に位置する。
スライダー26は、例えば、図示しないばねによって、第2位置P2に位置するように押し付けられている。すなわち、スライダー26は、取り外し方向D2に向けて押し付けられている。
スライダー26は、装着部25に装着される液体収容体21により装着方向D1に押し込まれることによって、第1位置P1に変位する。そのため、スライダー26は、装着部25に液体収容体21が装着されている場合、第1位置P1に位置する。
スライダー26は、装着部25から液体収容体21から取り外されると、図示しないばねの力により取り外し方向D2に移動することによって、第2位置P2に変位する。そのため、スライダー26は、装着部25に液体収容体21が装着されていない場合、第2位置P2に位置する。
スライダー26は、受け部54と、カバー体55とを有する。
図3及び図9に示すように、受け部54は、カバー体55から取り外し方向D2に延びる。受け部54は、液体導入部32よりも下方に設けられる。受け部54は、液体導入部32と上下に重なる。すなわち、受け部54は、液体導入部32の直下に位置する。受け部54は、鉛直方向Zにおいて、液体導入部32と第1受容部33との間に設けられる。そのため、液体漏れ又は液体垂れが生じると、受け部54は、その液体を受ける。
スライダー26が第1位置P1に位置する場合、装着ユニット18を上方から見ると、液体導入部32の先端は、受け部54の先端から飛び出している。スライダー26が第2位置P2に位置する場合、装着ユニット18を上方から見ると、液体導入部32の先端は、受け部54の先端から飛び出さない。
受け部54は、装着方向D1に向かって下方に傾斜する。そのため、受け部54が受けた液体は、装着方向D1に流れる。その結果、受け部54が受けた液体は、カバー体55に流れる。
図2及び図8に示すように、カバー体55は、液体導入部32を覆うように構成される。本実施形態のカバー体55は、例えば、筒状に構成される。カバー体55は、液体導入部32の一部を露出させる露出穴56を有する。
スライダー26が第1位置P1に位置する場合、基端部分32Aと先端部分32Bとが露出穴56から露出する。スライダー26が第2位置P2に位置する場合、先端部分32Bが露出穴56から露出する。本実施形態では、受け部54は、露出穴56の下縁から取り外し方向D2に延びる。そのため、受け部54が受けた液体は、露出穴56を通過する。
カバー体55は、案内路57と、排出部58とを有する。
案内路57は、第1受容部33よりも上方に位置する。案内路57は、第1受容部33と上下に重なる。
案内路57は、受け部54と排出部58とに連なる。案内路57は、受け部54から排出部58に向かって下方に傾斜しながら延びる。これにより、案内路57は、受け部54が受けた液体を排出部58に案内する。
排出部58は、第1受容部33よりも上方に位置する。排出部58は、受け部54よりも下方に位置する。排出部58は、第1受容部33と上下に重なる。
排出部58は、案内路57によって案内された液体を第1受容部33に排出する。具体的には、案内路57によって案内された液体は、排出部58を伝って第1受容部33に落下する。このとき、液体は、排出部58の直下に落下する。排出部58と第1受容部33との鉛直方向Zにおける距離が近い場合、液体は、排出部58から第1受容部33を伝うように流れる。このように、排出部58は、受け部54が受けた液体を第1受容部33に排出する。
図10に示すように、装着ユニット18が第1位置P1に位置する場合、排出部58は、第1凹部37の直上に位置する。すなわち、装着ユニット18が第1位置P1に位置する場合、排出部58は、第1凹部37と上下に重なる。そのため、装着ユニット18が第1位置P1に位置する場合、受け部54が受けた液体は、第1凹部37に排出される。このように、第1凹部37は、液体漏れによる液体を受ける。
図11に示すように、装着ユニット18が第2位置P2に位置する場合、排出部58は、第2凹部38の直上に位置する。すなわち、装着ユニット18が第2位置P2に位置する場合、排出部58は、第2凹部38と上下に重なる。そのため、装着ユニット18が第2位置P2に位置する場合、受け部54が受けた液体は、第2凹部38に排出される。このように、第2凹部38は、液体垂れによる液体を受ける。
ホルダー27は、装着部25に取り付けられる。ホルダー27は、ガイドピン61を1又は複数有する。本実施形態では、ホルダー27は、ガイドピン61を3個有する。ガイドピン61は、液体収容体21に設けられる穴に挿入されることによって、装着部25に対する液体収容体21の着脱時に、液体収容体21の移動をガイドする。
図10及び図11に示すように、本実施形態の装着ユニット18は、検知部63と、誘導路64とを備えてもよい。
検知部63は、例えば、液体を検知するセンサーである。例えば、検知部63は、液体を検知すると、液体吐出装置11が備えるCPUに信号を送信する。
誘導路64は、排出口41と検知部63とに接続される。誘導路64は、排出口41から排出された液体が流れる流路である。誘導路64は、例えば、排出口41から検知部63に向かって下方に傾斜しながら延びる。これにより、誘導路64は、排出口41から排出された液体を検知部63に誘導する。液体吐出装置11は、検知部63が液体を検知することによって、液体収容体21の液体漏れを検出できる。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)スライダー26は、液体収容体21が装着部25に装着されている場合、排出部58が第1凹部37と上下に重なる第1位置P1に位置する。スライダー26は、液体収容体21が装着部25に装着されていない場合、排出部58が第2凹部38と上下に重なる第2位置P2に位置する。これによれば、液体収容体21が装着部25に装着されている場合、排出部58と第1凹部37とが上下に重なるため、液体漏れによる液体は、第1凹部37に排出される。液体収容体21が装着部25に装着されていない場合、排出部58と第2凹部38とが上下に重なるため、液体垂れによる液体は、第2凹部38に排出される。そのため、第1受容部33において、液体漏れによる液体を受ける部分と液体垂れによる液体を受ける部分とを分けることができる。したがって、第1凹部37が液体を受けているか、第2凹部38が受けているかを確認することによって、液体漏れと液体垂れとを区別できる。
(2)第1凹部37は、第1溝47を有する。第2凹部38は、第2溝49を有する。第1凹部37及び第2凹部38がそれぞれ溝を有することにより、第1受容部33が受けた液体をその溝によって誘導できる。
(3)第1受容部33は、第1凹部37が受けた液体を第1受容部33から排出するための排出口41を有する。液体漏れが生じた場合に第1凹部37が受ける液量は、液体垂れが生じた場合に第2凹部38が受ける液量と比べて、多いと推定される。そのため、これによれば、第1凹部37が受けた液体を、排出口41を通じて第1受容部33から排出することによって、液体が第1受容部33から溢れるおそれを低減できる。
(4)装着ユニット18は、液体を検知する検知部63と、排出口41から排出された液体を検知部63に誘導する誘導路64と、を備える。これによれば、第1凹部37が受けた液体を誘導路64が検知部63に誘導することによって、第1凹部37が受けた液体を検知部63が検知できる。これにより、液体漏れを検出できる。
(5)第1受容部33は、第2凹部38と接する位置に、液体を吸収する吸収体43を有する。これによれば、第2凹部38が受けた液体は、吸収体43に吸収される。これにより、液体垂れによる液体が第1受容部33から溢れるおそれを低減できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図12に示すように、装着ユニット18は、排出口41から排出された液体を受ける第2受容部66を備えてもよい。この変更例では、装着ユニット18は、さらに、接続路67を備える。第2受容部66は、受けた液体を貯留する。第2受容部66の容積は、第1受容部33の容積よりも大きい。
接続路67は、排出口41と第2受容部66とに接続される。接続路67は、排出口41から排出された液体が流れる流路である。接続路67は、例えば、排出口41から第2受容部66に向かって下方に傾斜しながら延びる。これにより、接続路67は、排出口41から排出された液体を第2受容部66に誘導する。その結果、液体漏れによる多量の液体を第2受容部66が貯留する。この変更例によれば、以下の効果が得られる。
(6)第1凹部37が受けた液体を第2受容部66で保持できる。これにより、装着ユニット18から液体が漏れるおそれを低減できる。
・図12に示す変更例において、装着ユニット18は、第1凹部37に検知部63が設けられてもよい。検知部63が検知することによって、液体漏れを検出できる。この変更例によれば、以下の効果が得られる。
(7)第1凹部37が受けた液体を検知部63が検知することによって、液体漏れを検出できる。
・図12に示す変更例において、装着ユニット18は、接続路67を備えずに、排出口41から落下する液体を第2受容部66が直接受けるように構成されてもよい。この場合、例えば、排出口41の直下に第2受容部66が配置される。
・図12に示す変更例において、第2受容部66は、装着ユニット18ごとに設けられてもよいし、複数の装着ユニット18で共用されていてもよい。複数の装着ユニット18で共用される場合、第2受容部66は、複数種類の液体を貯留する。
・図12に示す変更例において、接続路67にポンプが設けられてもよい。この場合、ポンプが駆動することによって、排出口41から排出される液体が第2受容部66に誘導される。
・図13に示すように、装着ユニット18は、スライダー26を備えずに、液体収容体21や液体導入部32から落下する液体を第1受容部33が直接受けるように構成されてもよい。
液体収容体21は、装着部25に装着されている場合、装着部25から取り外される場合と比べて、液体導入部32に対して押し込まれた位置に位置する。そのため、液体漏れが生じると、その液体は、第1受容部33に対して、装着方向D1において液体導入部32の基端寄りとなる位置に向けて落下する。その結果、液体漏れによる液体は、第2凹部38と比べて装着方向D1にずれた位置に位置する第1凹部37に受けられる。すなわち、液体漏れによる液体は、装着方向D1において第2凹部38よりも液体導入部32の基端寄りとなる位置に設けられる第1凹部37に受けられる。第1凹部37は、例えば、基端部分32Aの直下に位置すると、液体漏れによる液体を受けやすい。
液体収容体21は、装着部25から取り外される場合、装着部25に装着されている場合と比べて、液体導入部32の先端部分32Bに対して引き出された位置に位置する。そのため、液体垂れが生じると、その液体は、第1受容部33に対して、装着方向D1において液体導入部32の先端寄りとなる位置に向けて落下する。その結果、液体垂れによる液体は、第1凹部と比べて取り外し方向D2にずれた位置に位置する第2凹部38に受けられる。すなわち、液体垂れによる液体は、装着方向D1において第1凹部37よりも液体導入部32の先端寄りとなる位置に設けられる第2凹部38に受けられる。第2凹部38は、例えば、先端部分32Bの直下に位置すると、液体垂れによる液体を受けやすい。
この変更例によれば、以下の効果を得られる。
(8)第1受容部33は、液体漏れによる液体を受ける第1凹部37と、液体垂れによる液体を受ける第2凹部38とを有する。これによれば、例えば、第1凹部37が液体を受けているか、第2凹部38が受けているかを確認することによって、液体漏れと液体垂れとを区別できる。
・第1凹部37の底面は、装着方向D1に向かって下方に傾斜していてもよい。この場合、第1溝47が設けられていなくとも、第1凹部37に受けられた液体が排出口41に案内されやすくなる。第1凹部37に第1溝47が設けられている場合には、第1凹部37に受けられた液体が排出口41に一層案内されやすくなる。
・第2凹部38の底面は、取り外し方向D2に向かって下方に傾斜してもよい。この場合、第2溝49が設けられていなくとも、第2凹部38に受けられた液体が吸収体43に案内されやすくなる。第2凹部38に第2溝49が設けられている場合には、第2凹部38に受けられた液体が吸収体43に一層案内されやすくなる。
・第2面45は、第1面44と同様に水平な面でもよい。
・装着ユニット18は、複数の液体収容体21を装着可能に構成されてもよい。例えば、装着ユニット18は、液体導入部32を複数備えていてもよい。
・1個の第1受容部33は、複数種類の液体を受けるように構成されてもよい。例えば、1個の第1受容部33は、複数の装着ユニット18で共用されてもよい。
・検知部63は、装着ユニット18ごとに設けられてもよいし、複数の装着ユニット18で共用されていてもよい。検知部63が複数の装着ユニット18で共用される場合、複数の装着ユニット18が備えるそれぞれの誘導路64は、それぞれの排出口41から1個の検知部63に向かって延びる。
・誘導路64にポンプが設けられてもよい。この場合、ポンプが駆動することによって、排出口41から排出される液体が検知部63に誘導される。
・液体垂れによる液体を、吸収体43で受けるように吸収体43が配置されてもよい。この場合、例えば、吸収体43は、第2凹部38に嵌め込まれるように配置されてもよい。また、吸収体43は、第2凹部38を覆うように配置されてもよい。また、第2凹部38を設けずに、液体垂れによる液体を吸収体43が受けてもよい。
・液体吐出ヘッド13が吐出する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などでもよい。例えば、液体吐出ヘッド13が液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材または画素材料などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出してもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)装着ユニットは、液体を収容する液体収容体が装着される装着部を備え、前記装着部は、前記装着部に装着される前記液体収容体に挿入される液体導入部と、前記液体導入部よりも下方に設けられる第1受容部と、を有し、前記第1受容部は、第1凹部と、第2凹部と、を有し、前記液体導入部は、前記液体収容体が前記装着部に装着される場合に移動する方向である装着方向とは反対方向に延び、前記第2凹部は、前記装着方向において、前記第1凹部よりも前記液体導入部の先端寄りとなる位置に設けられる。
液体収容体が装着部に装着されている場合、例えば液体収容体に対する液体導入部の挿入不良によって、液体収容体から液体が漏れること、いわゆる液体漏れが生じることがある。また、液体収容体が装着部に対して着脱される場合、液体収容体に対する液体導入部の挿入又は抜去によって、液体収容体から微量の液体が垂れること、いわゆる液体垂れが生じることがある。第1受容部は、こうした液体を受ける。
液体収容体が装着部に対して装着されている場合に液体漏れが生じると、液体収容体は液体導入部に挿入されているため、その液体は、液体導入部の基端寄りとなる位置から第1受容部に落下する。すなわち、液体漏れによる液体は、第1受容部に対して、液体導入部の基端寄りとなる位置に落下する。その結果、液体漏れによる液体は、第1凹部に受けられる。
液体収容体は、装着部に対して着脱される場合、装着部に装着されている場合と比べて、液体導入部に対して引き出された位置に位置する。そのため、液体収容体が装着部に対して着脱される場合に液体垂れが生じると、その液体は、液体導入部の先端寄りとなる位置から第1受容部に落下する。すなわち、液体垂れによる液体は、第1受容部に対して、液体導入部の先端寄りとなる位置に落下する。その結果、液体垂れによる液体は、第2凹部に受けられる。
上述したように、第1受容部は、液体漏れによる液体を受ける第1凹部と、液体垂れによる液体を受ける第2凹部とを有する。上記構成によれば、例えば、第1凹部が液体を受けているか、第2凹部が受けているかを確認することによって、液体漏れと液体垂れとを区別できる。
(B)上記装着ユニットは、スライダーを備え、前記スライダーは、鉛直方向において前記液体導入部と前記第1受容部との間に位置し、液体を受ける受け部と、前記受け部が受けた液体を前記第1受容部に排出する排出部と、を有し、前記排出部が前記第1凹部と上下に重なる第1位置と、前記排出部が前記第2凹部と上下に重なる第2位置との間で移動し、前記液体収容体が前記装着部に装着されている場合、前記第1位置に位置し、前記液体収容体が前記装着部に装着されていない場合、前記第2位置に位置してもよい。
上記構成によれば、液体漏れによる液体、及び、液体垂れによる液体は、まず受け部に受けられる。受け部に受けられた液体は、排出部によって第1受容部に排出される。このように、液体漏れによる液体、及び、液体垂れによる液体は、第1受容部に受けられる。
液体収容体が装着部に装着されている場合、排出部と第1凹部とが上下に重なるため、液体漏れによる液体は、第1凹部に排出される。液体収容体が装着部に装着されていない場合、すなわち液体収容体が装着部に対して着脱される場合、排出部と第2凹部とが上下に重なるため、液体垂れによる液体は、第2凹部に排出される。そのため、第1受容部において、液体漏れによる液体を受ける部分と液体垂れによる液体を受ける部分とを分けることができる。したがって、第1凹部が液体を受けているか、第2凹部が受けているかを確認することによって、液体漏れと液体垂れとを区別できる。
(C)上記装着ユニットにおいて、前記第1凹部及び前記第2凹部は、それぞれ溝を有してもよい。
上記構成によれば、第1受容部が受けた液体を溝によって誘導できる。
(D)上記装着ユニットにおいて、前記第1受容部は、前記第1凹部が受けた液体を前記第1受容部から排出するための排出口を有してもよい。
液体漏れが生じた場合に第1凹部が受ける液量は、液体垂れが生じた場合に第2凹部が受ける液量と比べて、多いと推定される。そのため、上記構成によれば、第1凹部が受けた液体を、排出口を通じて第1受容部から排出することによって、液体が第1受容部から溢れるおそれを低減できる。
(E)上記装着ユニットは、液体を検知する検知部と、前記排出口から排出された液体を前記検知部に誘導する誘導路と、を備えてもよい。
上記構成によれば、第1凹部が受けた液体を誘導路が検知部に誘導することによって、第1凹部が受けた液体を検知部が検知できる。これにより、液体漏れを検出できる。
(F)上記装着ユニットは、前記排出口から排出された液体を受ける第2受容部を備え、前記第2受容部の容積は、前記第1受容部の容積よりも大きくてもよい。
上記構成によれば、第1凹部が受けた液体を第2受容部で保持できる。これにより、装着ユニットから液体が漏れるおそれを低減できる。
(G)上記装着ユニットは、液体を検知する検知部を備え、前記検知部は、前記第1凹部に設けられてもよい。
上記構成によれば、第1凹部が受けた液体を検知部が検知することによって、液体漏れを検出できる。
(H)上記装着ユニットにおいて、前記第1受容部は、前記第2凹部と接する位置に、液体を吸収する吸収体を有してもよい。
上記構成によれば、第2凹部が受けた液体は、吸収体に吸収される。これにより、液体垂れによる液体が第1受容部から溢れるおそれを低減できる。
(I)液体吐出装置は、上記装着ユニットと、前記装着部に装着された前記液体収容体が収容する液体を吐出する液体吐出ヘッドと、を備える。
上記構成によれば、上記装着ユニットと同様の効果が得られる。
11…液体吐出装置、12…筐体、13…液体吐出ヘッド、14…キャリッジ、15…ガイド軸、16…支持部、17…収容部、18…装着ユニット、19…ノズル、21…液体収容体、22…装着口、23…供給口、25…装着部、26…スライダー、27…ホルダー、31…ベース部材、32…液体導入部、32A…基端部分、32B…先端部分、33…第1受容部、34…ロックレバー、36…受容面、37…第1凹部、38…第2凹部、41…排出口、42…外周溝、43…吸収体、44…第1面、45…第2面、46…第1リブ、47…第1溝、48…第2リブ、49…第2溝、51…第1外周溝、52…第2外周溝、54…受け部、55…カバー体、56…露出穴、57…案内路、58…排出部、61…ガイドピン、63…検知部、64…誘導路、66…第2受容部、67…接続路、99…媒体、D1…装着方向、D2…取り外し方向、P1…第1位置、P2…第2位置、X…走査方向、Z…鉛直方向。

Claims (9)

  1. 液体を収容する液体収容体が装着される装着部を備え、
    前記装着部は、前記装着部に装着される前記液体収容体に挿入される液体導入部と、前液体導入部よりも下方に設けられる第1受容部と、を有し、
    前記第1受容部は、前記液体導入部から落下する液体を受けるための第1凹部と、前記液体導入部から落下する液体を受けるための第2凹部と、を有し、
    前記液体導入部は、前記液体収容体が前記装着部に装着される場合に移動する方向である装着方向とは反対方向に延び、
    前記第2凹部は、前記装着方向において、前記第1凹部よりも前記液体導入部の先端寄りとなる位置に設けられ
    前記第2凹部は、前記第1凹部から前記装着方向に間隔をあけて設けられる
    ことを特徴とする装着ユニット。
  2. スライダーを備え、
    前記スライダーは、
    鉛直方向において前記液体導入部と前記第1受容部との間に位置し、液体を受ける受け部と、
    前記受け部が受けた液体を前記第1受容部に排出する排出部と、を有し、
    前記排出部が前記第1凹部と上下に重なる第1位置と、前記排出部が前記第2凹部と上下に重なる第2位置との間で移動し、
    前記液体収容体が前記装着部に装着されている場合、前記第1位置に位置し、
    前記液体収容体が前記装着部に装着されていない場合、前記第2位置に位置することを特徴とする請求項1に記載の装着ユニット。
  3. 前記第1凹部及び前記第2凹部は、それぞれ溝を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装着ユニット。
  4. 前記第1受容部は、前記第1凹部が受けた液体を前記第1受容部から排出するための排出口を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の装着ユニット。
  5. 液体を検知する検知部と、
    前記排出口から排出された液体を前記検知部に誘導する誘導路と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の装着ユニット。
  6. 前記排出口から排出された液体を受ける第2受容部を備え、
    前記第2受容部の容積は、前記第1受容部の容積よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の装着ユニット。
  7. 液体を検知する検知部を備え、
    前記検知部は、前記第1凹部に設けられることを特徴とする請求項6に記載の装着ユニット。
  8. 前記第1受容部は、前記第2凹部と接する位置に、液体を吸収する吸収体を有することを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の装着ユニット。
  9. 請求項1から請求項8の何れか一項に記載の前記装着ユニットと、
    前記装着部に装着された前記液体収容体が収容する液体を吐出する液体吐出ヘッドと、を備える液体吐出装置。
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