JP6744994B2 - カートリッジホルダおよびインクジェットプリンタ - Google Patents

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    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor

Description

本発明は、カートリッジホルダおよびインクジェットプリンタに関する。
インクを貯留するインクカートリッジと、インクカートリッジを着脱自在に支持するカートリッジホルダと、インクを吐出するインクヘッドと、インクヘッドとインクカートリッジとを連通させるインク供給路とを備えたインクジェットプリンタが知られている。インクカートリッジをカートリッジホルダに着脱自在とするため、インクカートリッジにはインク供給口が形成され、カートリッジホルダにはインク供給口に連結される連結部が設けられる。このような着脱式のインクカートリッジを備えるインクジェットプリンタでは、インクカートリッジをカートリッジホルダに着脱する際に、インクカートリッジのインクがインク供給口から漏れ、インクカートリッジの外面に付着することがある。
特許文献1には、漏れたインクがインクカートリッジの外面に付着することを抑制する技術の一例が記載されている。特許文献1に記載されたインクジェットプリンタは、キャリッジに搭載されたカートリッジホルダを備えている。カートリッジホルダは、インクカートリッジを支持するカートリッジ収容部と、インクカートリッジのインク供給口が装着される連結筒部とを有している。カートリッジ収容部の底壁部のうち、連結筒部の下側の部分には、カートリッジ収容部の全幅にわたって、インク保留部が形成されている。インク保留部には複数の微細な保留溝が形成されており、保留溝の頂部は、インクカートリッジの容器の下面に接触するように構成されている。インクカートリッジのインク供給口からインク保留部に漏れ出たインクは、毛細管作用により保留溝に吸収されると共に、インク保留部の全体に拡散する。その結果、インクの空気との接触面積が増大し、インクは早期に乾燥する。そのため、利用者はインクカートリッジを着脱するときに手が汚れにくくなる。
特開平9−24624号公報
上記インクジェットプリンタは、カートリッジホルダ上にインクが漏れた場合、微細な保留溝によりインクを吸収すると共に広範囲に拡散させることにより、インクカートリッジの外面においてインクを早期に乾燥させるという技術思想に立脚している。しかし、上記インクジェットプリンタでは、カートリッジホルダのカートリッジ収容部の全幅にわたって微細な保留溝を形成しなければならない。また、インクカートリッジの着脱時に利用者の手は汚れにくくなるが、カートリッジホルダの比較的広範囲にわたって乾燥したインクが付着するので、カートリッジホルダの汚れ自体を抑制することはできない。
本発明の目的は、インクカートリッジから漏れ出たインクによってカートリッジホルダが汚れてしまうことを抑制することである。
本発明に係るカートリッジホルダは、底壁と前記底壁から起立した縦壁とを有するトレイと、前記縦壁に設けられ、前記縦壁から前記底壁側に突出するインク針とを備え、前記トレイにインクカートリッジが収容されかつ前記インク針が前記インクカートリッジに挿入されることにより、前記インクカートリッジが装着されるカートリッジホルダである。前記底壁は、前記インク針の先端の真下の位置を含む第1領域部と、前記第1領域部の周りの第2領域部とを含んでおり、前記第1領域部は前記第2領域部よりも凹んだ凹部により形成されている。
上記カートリッジホルダでは、インクカートリッジを着脱するときに、インク針がインクカートリッジから抜かれ、インク針の先端からトレイの底壁にインクが滴下する場合がある。しかし、底壁のうちインク針の先端の真下の位置を含む第1領域部は、凹部により形成されている。そのため、滴下したインクは凹部の周囲に広がりにくい。よって、インクがカートリッジホルダの広範囲に広がることが防止されるので、インクによってカートリッジホルダが汚れてしまうことを抑制することができる。
本発明に係るインクジェットプリンタは、前記カートリッジホルダと、前記カートリッジホルダに装着されるインクカートリッジとを備えたものである。
本発明によれば、インクカートリッジから漏れ出たインクによってカートリッジホルダが汚れてしまうことを抑制することができる。
図1Aは、実施形態に係るインクジェットプリンタの正面図である。 図1Bは、図1Aの太線1Bで囲んだ部分の拡大図である。 図1Cは、インクカートリッジを引き出したときのカートリッジホルダおよびインクカートリッジの斜視図である。 図2は、インクジェットプリンタの一部分を抽出して示す正面図である。 図3は、カートリッジホルダおよびインクカートリッジの斜視図である。 図4Aは、インク針の周辺におけるカートリッジホルダの拡大斜視図である。 図4Bは、インク針の周辺におけるカートリッジホルダの拡大平面図である。 図5Aは、インク針の周辺におけるカートリッジホルダの断面図である。 図5Bは、インク針の周辺におけるカートリッジホルダの断面図であり、インク針からインクが滴下した様子を表している。 図5Cは、インク針の周辺におけるカートリッジホルダの断面図であり、インクが第1インク排出路を流れている様子を表している。 図6は、基板収容部の分解斜視図である。 図7は、第1インク排出路および第2インク排出路を後方から見た斜視図である。 図8Aは、インクが流れ落ちる様子を表す図7相当図である。 図8Bは、インクが流れ落ちる様子を表す図7相当図である。 図9Aは、カートリッジホルダのバネと係合しているインクカートリッジの溝の断面図である。 図9Bは、カートリッジホルダのバネと係合しているインクカートリッジの溝の断面図である。 図10Aは、ランプの斜視図である。 図10Bは、ランプの分解斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1Aは、一実施形態に係るプリンタ10の正面図である。図1Bは、図1Aの太線1Bで囲んだ部分の拡大図である。図1Cは、インクカートリッジ30を引き出したときのカートリッジホルダ20およびインクカートリッジ30の斜視図である。
以下の説明では、以下のように各方向を定義する。すなわち、上、下、左、右とは、利用者がプリンタ10を正面から見たときの上、下、左、右をそれぞれ意味するものとする。また、利用者がプリンタ10を正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方とし、プリンタ10に近づく方を後方とする。図中の符号F、Re、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。
図中の符号X、Y、Zは、それぞれ前後方向、左右方向、上下方向を表す。前後方向X、左右方向Y、上下方向Zは、互いに直交している。前後方向Xは、カートリッジホルダ20に対するインクカートリッジ30の挿抜方向に対応する。インクカートリッジ30は、カートリッジホルダ20から前方に引き抜かれ、また、カートリッジホルダ20に対し後方に向けて挿入されるように構成されている。
プリンタ10は、紙、布、フィルム等の媒体にインクを吐出することにより、字、画像等を印刷するインクジェットプリンタである。図2に示すように本実施形態のプリンタ10は、媒体として、ロール状に巻かれた用紙(ロール紙)5を用いる大型のプリンタである。ただし、媒体の種類は特に限定されない。プリンタ10は、例えば、プリンタ10用のプリンタドライバがインストールされたコンピュータ(不図示)と通信可能に接続されている。
図1Aに示すように、プリンタ10は、脚13と、脚13に支持されたケーシング15とを有するプリンタ本体11を備えている。図2に示すように、プリンタ本体11には、左右方向に延びるガイドレール16が固定されている。ガイドレール16には、キャリッジ17が摺動可能に係合している。キャリッジ17には、インクを吐出する複数のノズルを有する複数のインクヘッド18が搭載されている。それら複数のインクヘッド18には、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の複数色のインクが供給される。キャリッジ17は、無端のベルト19に連結されている。ベルト19は、モータ40に連結された駆動プーリ41と、従動プーリ42とに巻かれている。モータ40が駆動すると、キャリッジ17は左方または右方に移動する。インクヘッド18は、左方または右方に移動しながらインクを吐出するように構成されている。
図1Aおよび図1Bに示すように、プリンタ本体11は、前方に開口するインクカートリッジ挿入口81と、インクカートリッジ挿入口81を開閉自在に覆うカバー12とを備えている。図1Cに示すように、インクカートリッジ挿入口81の後方には、カートリッジホルダ20が配置されている。カートリッジホルダ20はプリンタ本体11のケーシング15の内部に配置されており、プリンタ本体11は、カートリッジホルダ20が収納されるカートリッジホルダ収納部80を有している。カートリッジホルダ20には、ケース31およびインク袋100を含むインクカートリッジ30が着脱自在に装着される。図1Bに示すように、カバー12を開くとインクカートリッジ挿入口81が露出する。これにより、インクカートリッジ30をインクカートリッジ挿入口81に出し入れすることが可能となり、インクカートリッジ30のインク袋100を交換することが可能となる(図1C参照)。インクカートリッジ挿入口81、カートリッジホルダ20、およびインクカートリッジ30は、プリンタ10で使用されるインクの数に対応した数だけ設けられている。インクカートリッジ挿入口81、カートリッジホルダ20、およびインクカートリッジ30は、それぞれ複数設けられている。本実施形態では、図1Bに示すように、インクカートリッジ挿入口81、カートリッジホルダ20、およびインクカートリッジ30は、左右に8個並んで設けられている。
図3は、カートリッジホルダ20およびインクカートリッジ30の斜視図である。ただし、インクカートリッジ30のインク袋100の図示は省略している。次に、カートリッジホルダ20の構成について説明する。
<カートリッジホルダ20>
カートリッジホルダ20は、トレイ21と、インク針22と、位置決めピン23と、残量検出部24と、基板収容部25と、バネ26と、インク回収容器27と、ランプ28とを備えている。なお、本実施形態のトレイ21およびインク回収容器27は樹脂で形成されている。
トレイ21は、インクカートリッジ30を収容する部材である。トレイ21は、平板状の底壁21Aと、左壁21Lと、右壁21Rと、後壁21Bとを有している。左壁21L、右壁21R、および後壁21Bは、それぞれ底壁21Aから起立した縦壁である。右壁21Rは左壁21Lよりも右側に配置されている。後壁21Bは、左壁21Lおよび右壁21Rの後側に配置されている。トレイ21は、前方および上方が開放された箱状に形成されている。インクカートリッジ30は、底壁21Aの上に載置される。
インク針22は、インクカートリッジ30のインク袋100に挿入されることにより、インク袋100からインクを取り出すものである。本明細書で言うところのインク針とは、先端部に開口が形成された筒状体のことであり、その外径および内径は何ら限定されない。インク針22は必ずしも細い筒状体に限られない。インク針22は後壁21Bに設けられ、後壁21Bから前方に突出している。言い換えると、インク針22は後壁21Bから底壁21A側に突出している。図4Bに示すように、後壁21Bの後側には筒状部材22aが設けられている。この筒状部材22aは、インク針22の根元部に接続されている。また、筒状部材22aの後端部には、インク供給路としてのインクチューブ22bが接続されている。このインクチューブ22bは、インクヘッド18(図2参照)に接続されている。すなわち、インク針22は、筒状部材22aおよびインクチューブ22bを介して、インクヘッド18と連通している。インク針22がインク袋100に挿入されることにより、インク袋100からインクヘッド18にインクが供給される。
位置決めピン23は、カートリッジホルダ20にインクカートリッジ30が装着されるときに、インクカートリッジ30を予め定められた位置に配置するための部材である。ここでは、2本の位置決めピン23が設けられている。一方の位置決めピン23はインク針22の左側に配置され、他方の位置決めピン23はインク針22の右側に配置されている。各位置決めピン23は、後壁21Bに設けられており、後壁21Bから前方に突出している。なお、位置決めピン23の本数は特に限定されない。また、位置決めピン23は必ずしも必要ではない。
残量検出部24は、インク袋100のインク残量を検出するための部材である。残量検出部24は、残量検出レバー24aと、軸24bと、センサレバー24cと、残量検出センサ24dとを有している。軸24bは前後方向に延びており、残量検出レバー24aおよびセンサレバー24cは左右方向に延びている。残量検出レバー24aは、軸24bの後壁21Bよりも前方の部分に接続されている。センサレバー24cは、軸24bの後壁21Bよりも後方の部分に接続されている。インクカートリッジ30をトレイ21に収容すると、残量検出レバー24aはインク袋100の上面に当接する。印刷の進行に伴ってインク袋100内のインクが減るにつれて、インク袋100の厚みは低減し、インク袋100の上面の位置は低くなる。そのため、残量検出レバー24aは下方に回動する。センサレバー24cは残量検出レバー24aと共に回動するので、センサレバー24cも下方に回動する。残量検出センサ24dは、センサレバー24cの通過によりON/OFFされるように構成されている。センサレバー24cの先端部の位置が所定位置よりも低くなると、残量検出センサ24dはONまたはOFFされる。これにより、インク袋100のインク残量が所定量以下になったことが検出される。このようにインク残量を検出することにより、適切な時期にインク袋100を交換することができる。なお、インク残量の検出方法は、これに限らず、他の方法で行ってもよい。例えば、インクカートリッジ30またはカートリッジホルダ20に、質量を検出する質量センサを設けてもよい。あるいは、インク袋100のICタグにインクの残量を検出する機能(例えば、インクの吐出回数をカウントして残量を算出する機能)を設けてもよい。
インク袋100には、収容しているインクの色などの情報が記憶された非接触型のICタグ(不図示)が搭載されている。基板収容部25は、インク袋100に取り付けられたICタグの情報を読みとるための電子回路基板254(図6参照)を収容する部分である。基板収容部25は、底壁21Aに設けられている。基板収容部25の詳細については後述する。
バネ26は、カートリッジホルダ20にインクカートリッジ30を装着したときに、インクカートリッジ30ががたつかないようにするための部材である。言い換えると、バネ26は、インクカートリッジ30に力を加えて、インクカートリッジ30の位置を安定させるための部材である。ここでは、バネ26は板バネであり、トレイ21の左壁21Lに設けられている。バネ26は、略半円状に湾曲しており、左壁21Lから底壁21A側に突出している。
インク回収容器27は、後述するカートリッジホルダ20の第1インク排出路212(図4Aおよび図5A参照)および第2インク排出路255(図6参照)から排出されるインクを受ける部材である。インク回収容器27は、トレイ21の外側に設けられている。ここでは、インク回収容器27の少なくとも一部は後壁21Bの後方に設けられている。インク回収容器27はトレイ21と一体的に形成されていてもよく、別体であってもよい。
ランプ28は、インク袋100のICタグの読み取り結果(後述する電子回路基板254による読み取り結果)に応じて発光あるいは点滅し、インク袋100の装着状態を知らせる部材である。なお、装着状態とは、例えば、インクカートリッジ30の有無、インクカートリッジ30のインク色の間違いの有無などである。ランプ28の詳細については後述する。
<インクカートリッジ30>
次に、インクカートリッジ30について説明する。図1Cに示すようにインクカートリッジ30は、ケース31と、ケース31に支持されるインク袋100とを備えている。ケース31は、後述する溝32を備えている。また、図3に示すようにケース31は、針挿通部33と、ピン挿通部34と、を備えている。
ケース31は、インク袋100を収容する部材である。ケース31は、上方が開いた箱状に形成されている。言い換えると、ケース31はトレイ状に形成されている。インク袋100はケース31に載置される。
溝32は、ケース31の左壁31Lの左面に形成されている。詳細については後述するが、インクカートリッジ30をカートリッジホルダ20のトレイ21に収容したときに、溝32はカートリッジホルダ20のバネ26と当接する。
針挿通部33は、ケース31の後壁31Bに設けられた開口部である。インクカートリッジ30をカートリッジホルダ20に装着したときに、針挿通部33にはインク針22が挿通される。すなわち、インク袋100を載せたケース31を後方にスライドさせることによってトレイ21に収容すると、インク針22は針挿通部33を通って、インク袋100のインク供給口(図示せず)に差し込まれる。これにより、インク袋100がインクチューブ22b(図4B参照)を介してインクヘッド18と連通する。インク袋100内のインクは、インクチューブ22bを通じてインクヘッド18に供給される。
ピン挿通部34は、ケース31の後壁31Bに設けられた開口部であり、カートリッジホルダ20の位置決めピン23を挿通させる部分である。位置決めピン23は2本設けられているので、ピン挿通部34は2つ設けられている。インク袋100を載せたケース31を後方にスライドさせることによってトレイ21に収容すると、位置決めピン23はピン挿通部34を通って、インク袋100の位置決め穴(不図示)に嵌合する。これにより、インク袋100の位置決めが行われる。
<インク針22周辺の構成>
図4Aは、インク針22周辺におけるカートリッジホルダ20の拡大斜視図であり、図4Bは、インク針22周辺におけるカートリッジホルダ20の拡大平面図である。図5A〜図5Cは、インク針22周辺におけるカートリッジホルダ20の断面図であり、図5Bおよび図5Cは、インクが滴下した時の様子を表している。
インクカートリッジ30は着脱式であるため、インクカートリッジ30をカートリッジホルダ20に着脱する際に、インク針22からインクが落ちることがある(図5B参照)。カートリッジホルダ20の底壁21Aに落ちたインクが底壁21A上において広がり、底壁21Aの広範囲の部分を汚してしまうおそれがある。また、カートリッジホルダ20の底壁21Aの広範囲の部分が汚れてしまうと、インクカートリッジ30の底面部も汚れてしまうおそれがある。
そこで本実施形態では、以下に説明するように、底壁21Aの一部に第1凹部211を形成し、第1凹部211にインクを集めるようにしている。また、第1凹部211とトレイ21の外部とを連通する第1インク排出路212を設けている。
図5Aに示すように、第1凹部211は、底壁21Aの他の部分よりも下側に凹んだ部分である。第1凹部211はインク針22の下方に形成されている。図4Bに示すように、第1凹部211は、少なくともインク針22の先端の真下の位置を含む領域に形成されている。底壁21Aのうち、インク針22の先端の真下の位置を含む領域を第1領域部Ar1、第1領域部Ar1の周りの領域を第2領域部Ar2と称すると、第1凹部211は第1領域部Ar1に形成されている。言い換えると、第1領域部Ar1は、第2領域部Ar2よりも凹んだ第1凹部211により構成されている。
ここでは、第1凹部211は、上方から見てインク針22を囲む輪郭211rを有している。第1凹部211の前後方向の寸法211xは、インク針22の前後方向の寸法22xよりも大きい。また、第1凹部211の前後方向の寸法211xは、位置決めピン23の前後方向の寸法23xよりも大きい。なお、前後方向は、インク針22の長手方向に沿った方向に対応し、また、位置決めピン23の長手方向に沿った方向に対応する。
第1凹部211の左右方向の寸法211yは、インク針22の左右方向の寸法よりも大きい。本実施形態では、第1凹部211は底壁21Aの左右方向の全体にわたって形成されている訳ではなく、底壁21Aの左右方向の一部に形成されている。第1凹部211は、位置決めピン23の真下には形成されていない。第1凹部211の左端は左の位置決めピン23よりも右側にあり、第1凹部211の右端は右の位置決めピン23よりも左側にある。第1凹部211の左右方向の寸法211yは特に限定されないが、例えば、インク針22の左右方向の寸法の5〜30倍であってもよく、10〜20倍であってもよい。また、第1凹部211の左右方向の寸法211yは、例えば、底壁21Aの左右方向の寸法の1/2以下である。第1凹部211の左右方向の寸法211yは底壁21Aの左右方向の寸法の1/3以下であってもよく、1/4以下であってもよく、1/5以下であってもよい。ここでは、第1凹部211の左右方向の寸法211yは、底壁21Aの左右方向の寸法の約1/7である。
本実施形態では、第1凹部211は上方から見て矩形状に形成されている。しかし、第1凹部211の平面視形状は特に限定されない。
図5Aに示すように、第1インク排出路212は、後壁21Bに形成されており、後壁21Bを貫通している。第1インク排出路212は、第1凹部211の後側に設けられている。第1インク排出路212は、第1凹部211のインクをトレイ21の外部に排出するためのものであり、第1凹部211とトレイ21の外部とを連通している。ここでは、第1インク排出路212は、第1凹部211とインク回収容器27とを連通している。第1インク排出路212は、入口側開口部212aと出口側開口部212bとを有している。入口側開口部212aは後壁21Bの前面に形成され、出口側開口部212bは後壁21Bの後面に形成されている。
本実施形態では、図5A〜図5Cに示すように、カートリッジホルダ20の底壁21Aは、後側の方が前側よりも低くなるように水平面に対して傾いている。第1凹部211は、後側の方が前側よりも低くなるように水平面に対して傾いている。第1凹部211は、第1インク排出路212に向けて下降している。これにより、第1凹部211に滴下したインクは、第1インク排出路212に向かって流れやすくなっている。また、底壁21Aが傾いていることにより、インク袋100の後側部分(すなわち、インク供給口側の部分)が前側部分よりも下になるので、インク袋100の形状が保たれやすく、また、インク袋100からのインクの供給が安定する。ただし、これには限られず、例えば、第1凹部211のみに傾斜を設けてもよい。この場合も、第1凹部211のインクは第1インク排出路212に向かって流れやすくなる。
<基板収容部25>
図6は、基板収容部25の分解斜視図である。なお、図中には、基板収容部25に収容される電子回路基板(以下、単に基板という)254は仮想線で表している。
基板収容部25は、配線用開口部250と、第2凹部251と、堰部258と、カバー252と、支持部材253と、第2インク排出路255と、電線通路256と、隔壁257とを備えている。
配線用開口部250は、図示しない電線(例えば基板254の電線等)をカートリッジホルダ20の外部に導くための開口である。配線用開口部250は、底壁21Aの左側かつ後側の部分に形成されている。
第2凹部251は、基板254を収容するための部分である。第2凹部251は底壁21Aに形成された凹部である。第2凹部251も第1凹部211と同様に、周囲の部分よりも凹んだ凹状に形成されている。第2凹部251は、配線用開口部250の右側に形成されている。第2凹部251の平面視形状は特に限定されないが、ここでは平面視において矩形状に形成されている。第2凹部251も第1凹部211と同様、後側の方が前側よりも低くなるように水平面に対して傾斜している。第2凹部251は、第2インク排出路255に向けて下降している。
堰部258は、第2凹部251内に漏れ出たインクが配線用開口部250側へ流出することを堰き止める障壁である。堰部258は、配線用開口部250と第2凹部251との間に設けられている。堰部258は、配線用開口部250および第2凹部251よりも上方に延びている。第2凹部251へ漏れ出たインクは、堰部258により配線用開口部250側へ流れないようになっており、第2インク排出路255からトレイ21の外部に排出される。
支持部材253は、基板254を支えるための部材である。支持部材253は、第2凹部251から上方に突出するように設けられている。支持部材253が基板254を支持することにより、基板254と第2凹部251の底面との間に隙間が設けられる。支持部材253は底壁21Aと別体でもよいが、本実施形態では底壁21Aに一体的に形成されている。ここでは、2つの支持部材253が配置されており、それらは第2凹部251の左前の隅部と右後の隅部とに配置されている。支持部材253は、第2凹部251の対角線上に配置されている。
基板254は、インク袋100のICタグを非接触で読み取るための電子回路基板である。基板254は、インク袋100のICタグと無線通信を行うように構成されている。本実施形態では、カートリッジホルダ20のトレイ21は樹脂で形成されている。そのため、トレイ21が金属製の場合と比べて、無線通信しやすい。基板254は矩形であり、支持部材253に支持されており、第2凹部251の底面よりも上方に配置されている。第2凹部251と基板254との間に上下方向の隙間が形成されるので、第2凹部251へ漏れ出たインクが基板254に付着することが防止される。
カバー252は、基板254の上方を覆うと共に、配線用開口部250および第2凹部251を覆う部材である。カバー252は、第2凹部251に対して着脱可能に設けられている。カバー252が取り付けられると、カバー252の上面は底壁21Aの上面(第2凹部251の周囲部分の上面)と面一となる。カバー252は第2インク排出路255および電線通路256よりも上方に配置され、第2インク排出路255および電線通路256の上方を覆う。
第2インク排出路255は後壁21Bに形成されており、後壁21Bを貫通している。第2インク排出路255は、第2凹部251の後側に設けられている。第2インク排出路255は、第2凹部251のインクをトレイ21の外部に排出するためのものであり、第2凹部251とトレイ21の外部とを連通している。ここでは、第2インク排出路255は、第2凹部251とインク回収容器27とを連通している。
電線通路256は、例えば基板254の電線259(図6参照)をカートリッジホルダ20の外部に導くための通路である。電線通路256は、後壁21Bに形成されており、後壁21Bを貫通している。電線通路256は、第2インク排出路255よりも上側に設けられている。
隔壁257は、第2インク排出路255と電線通路256との間に設けられており、第2インク排出路255と電線通路256とを仕切っている。隔壁257により、第2インク排出路255を流れるインクによって電線259が汚れることを抑制できる。
図7は、第1インク排出路212および第2インク排出路255を後方から見た斜視図である。図7に示すように、第1インク排出路212の出口側開口部212bの下縁部215aの左側には、他の下縁部215bが設けられている。他の下縁部215bは、第1インク排出路212の出口側開口部212bの下縁部215aと、第2インク排出路255の出口側開口部の下縁部215cとの間に配置されており、これら下縁部215aおよび215cとつながっている。そして、これら下縁部215a、215b、215cにより、段差部29が形成されている。下縁部215a、215b、215cは、階段状に下降するように形成されている。
図8Aおよび図8Bは、インクが流れる様子を示す説明図である。第1インク排出路212を流れるインクは、高い粘性を有しているため、第1インク排出路212の出口側開口部212bの下縁部215aに達してもすぐに滴下せず、下縁部215aを伝わって段差部29の方に流れる。そして、他の下縁部215bを伝わった後、最も下側の段差部29の角の部分からインク回収容器27に滴下する。このように、下縁部215a、215b、215cが階段状に下降していることにより、インクは表面張力により第1インク排出路212および第2インク排出路255に留まることなく、下方に円滑に流出する。そのため、第1凹部211からインク回収容器27へのインクの流れを促進することができる。なお、下縁部215a、215b、215cの下降の形態は階段状に限らず、他の構造、例えば直線状または曲線状に下降していてもよい。
<バネ26>
図9Aおよび図9Bは、バネ26と係合しているインクカートリッジ30の溝32の断面図である。図9Aおよび図9Bに示すように、インクカートリッジ30をカートリッジホルダ20に装着すると、カートリッジホルダ20のバネ26(図3参照)はインクカートリッジ30の溝32(図1C参照)に係合する。
図9Aに示す例の場合、バネ26は溝32の底部に当接している。バネ26はインクカートリッジ30を右向きに押している。これにより、インクカートリッジ30の左右方向のがたつきがなくなり、インクカートリッジ30の左右の位置ずれが防止される。
図9Bに示す例の場合、バネ26を溝32に対して斜め方向に当てるようにしている。バネ26はインクカートリッジ30を右向きに押すと共に後向きに押している。これにより、インクカートリッジ30の左右方向のがたつきだけでなく、前後方向のがたつきもなくなる。よって、インクカートリッジ30の前後左右の位置ずれを防止することができ、インクカートリッジ30をより確実に固定することができる。
<ランプ28>
図10Aはランプ28の斜視図であり、図10Bはランプ28の分解斜視図である。図3に示すように、ランプ28はカートリッジホルダ20の前端部に設けられている。図10Bに示すように、ランプ28は、LED素子281と、電子回路基板(以下、単に基板という)282と、固定部材283とを備えている。
LED素子281は基板282に設けられている。本実施形態では、LED素子281として白色LEDが用いられている。
基板282は、LED素子281の動作を制御するための電子回路基板である。基板282は固定部材283に嵌め込まれている。基板282を固定部材283に固定するに際して、ねじ等の締結具は用いられていない。
固定部材283は、基板282およびLED素子281をカートリッジホルダ20に固定するための部材である。固定部材283は、カートリッジホルダ20の前端部の裏面形状に対応した形状に形成されている。ここでは、固定部材283は略L字状に形成されている。本実施形態の固定部材283は、光を透過させる樹脂で形成されている。固定部材283は、カートリッジホルダ20に収容されるインクカートリッジ30のインクの色に対応した色の樹脂で構成されている。これにより、固定部材283を色フィルタとして機能させることができる。例えば、シアンインクのインクカートリッジ30が収容されるカートリッジホルダ20には、青色の樹脂からなる固定部材283が用いられる。この場合、当該ランプ28のLED素子281(白色LED)が発光すると、固定部材283を通じて青色の光が視認される。このように、固定部材283の樹脂の色によって、ランプ28の発光色を定めることができる。
<実施形態の効果>
以上のように本実施形態によれば、図4Bに示すように、カートリッジホルダ20のトレイ21の底壁21Aは、インク針22の先端の真下の位置を含む第1領域部Ar1と、第1領域部Ar1の周りの第2領域部Ar2とを含んでおり、第1領域部Ar1は第2領域部Ar2よりも凹んだ第1凹部211によって形成されている。そのため、インク針22の先端からインクが滴下したとしても、インクは第1凹部211の周囲に広がりにくい(図5B参照)。よって、インクがカートリッジホルダ20の広範囲に広がることが防止されるので、カートリッジホルダ20が汚れてしまうことを抑制することができる。また、カートリッジホルダ20が汚れにくいので、カートリッジホルダ20に着脱可能に装着されるインクカートリッジ30の汚れも抑制することができる。
また、図5Aに示すように、トレイ21は、第1凹部211とトレイ21の外部とを連通する第1インク排出路212を有している。そのため、第1凹部211に滴下したインクを第1インク排出路212からトレイ21の外部に排出することができる(図5C参照)。よって、第1凹部211にインクが溜まらないようにすることができる。インクが第1凹部211から溢れることがなく、カートリッジホルダ20が汚れてしまうことを更に抑制することができる。
本実施形態によれば、第1凹部211は第1インク排出路212に向けて下降している。第1凹部211は第1インク排出路212に向けて、水平面から傾斜している。そのため、図5Cに示すように、第1凹部211内のインクを円滑に排出することができる。なお、第1凹部211の底面は平面であってもよく、曲面であってもよい。また、第1凹部211は第1インク排出路212に向けて階段状に傾斜していてもよい。第1凹部211の下降の態様は特に限定されない。
第1インク排出路212が形成される部分は特に限定されないが、本実施形態では、第1インク排出路212はトレイ21の後壁21Bに形成されている。よって、第1凹部211内のインクをトレイ21の後側に容易に排出することができる。
図7に示すように、第1インク排出路212の出口側開口部212bの下縁部215aは、下縁部215aから下降した他の下縁部215bとつながっている。そのため、第1凹部211から第1インク排出路212を流れたインクは、出口側開口部212bの下縁部215aを伝わった後、他の下縁部215bを伝わり、下方に導かれる。よって、インクが出口側開口部212bに留まることが抑制され、インクを円滑に排出することができる。
また、本実施形態によれば、トレイ21の外側にインク回収容器27が備えられている。よって、第1インク排出路212からトレイ21の外部に導かれたインクをインク回収容器27に回収することができる。
ところで、第1凹部211の寸法が小さすぎると、インク針22から滴下したインクが第1凹部211から溢れてしまい、底壁21A上で広がってしまうおそれがある。ところが本実施形態では、図4Bに示すように、凹部211の前後方向の寸法211xは、インク針22の前後方向の寸法22xよりも大きい。また、凹部211の前後方向の寸法211xは、位置決めピン23の前後方向の寸法23xよりも大きい。このように凹部211の前後方向の寸法211xが比較的大きいので、インクが凹部211から溢れてしまうことを抑制することができる。よって、カートリッジホルダ20が汚れてしまうことを十分に抑制することができる。
本実施形態によれば、トレイ21の底壁21Aの第1領域部Ar1および第2領域部Ar2とは別の領域に、基板254を収容する第2凹部251が形成されている(図6参照)。第2凹部251には、基板254を支持する支持部材253が配置されている。そして、カートリッジホルダ20は、基板254を覆うと共に第2凹部251を塞ぐカバー252を備えている。このカバー252により、インク針22から滴下したインクにより基板254が汚れてしまうことを抑制することができる。
また、トレイ21は、第2凹部251とトレイ21の外部とを連通する第2インク排出路255を有している。そのため、インク針22から滴下したインクが第2凹部251に入り込んだ場合、そのインクを第2インク排出路255からトレイ21の外部に排出することができる。よって、基板254がインクにより汚れてしまうことを更に抑制することができる。
また、トレイ21は、第2インク排出路255の上方に、第2インク排出路255から仕切られた電線通路256を有している。そのため、基板254に接続された電線259が第2インク排出路255内のインクに接触することを防止することができる。
図2に示すように本実施形態に係るプリンタ10は、プリンタ本体11と、プリンタ本体11に設けられたガイドレール16と、ガイドレール16に摺動可能に係合したキャリッジ17と、キャリッジ17に搭載されたインクヘッド18と、インクヘッド18とインクカートリッジ30とを連通するインクチューブ22b(図4B参照)とを備えている。仮に、カートリッジホルダ20およびインクカートリッジ30がキャリッジ17に搭載されている場合、キャリッジ17はインクヘッド18に加え、カートリッジホルダ20およびインクカートリッジ30も移動させなければならない。ここで、インクカートリッジ30のインク容量が多いと、キャリッジ17の負荷が大きくなるので、キャリッジ17を円滑に移動させることが難しい。しかし、本実施形態に係るプリンタ10では、カートリッジホルダ20はプリンタ本体11に設けられている。カートリッジホルダ20およびインクカートリッジ30は、キャリッジ17に搭載されておらず、キャリッジ17と共に移動する訳ではない。そのため、カートリッジホルダ20に比較的容量の大きなインクカートリッジ30を装着しても、キャリッジ17の負荷が大きくなることがなく、キャリッジ17の円滑な移動が妨げられることはない。よって、カートリッジホルダ20に装着されるインクカートリッジ30のインク容量を多くすることができ、インクカートリッジ30の交換の頻度を少なくすることができる。
図1Cに示すように本実施形態では、プリンタ本体11は、カートリッジホルダ20が収納されるカートリッジホルダ収納部80と、カートリッジホルダ収納部80から前方に開口するインクカートリッジ挿入口81とを有している。インクカートリッジ30を後方に向けてインクカートリッジ挿入口81に挿入することにより、インクカートリッジ30をカートリッジホルダ20に容易に装着することができる。また、インクカートリッジ30を前方に向けてインクカートリッジ挿入口81から引き抜くことにより、インクカートリッジ30をカートリッジホルダ20から容易に取り外すことができる。
以上、一実施形態について説明したが、上記実施形態は一例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上述の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、または変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
前述の実施形態では、インク袋100をインクカートリッジ30に載せて、当該インクカートリッジ30をカートリッジホルダ20に収容していたがこれには限られない。例えば、インク袋100とインクカートリッジ30とを一体的に構成してもよい。
また、前述の実施形態では、カートリッジホルダ20は左右方向に並んでいたが、これには限られず、例えば、上下方向に並んでいてもよい。また、カートリッジホルダ20の数は8個に限らず、7個以下でもよいし、9個以上でもよい。
また、前述の実施形態では、カートリッジホルダ20はケーシング15の内部に設けられていたが、ケーシング15の外部に設けられていてもよい。カートリッジホルダ20はケーシング15から離間していてもよい。
前述の実施形態では、カートリッジホルダ20のトレイ21は、左壁21Lおよび右壁21Rを有していたが、これに限られない。トレイ21は縦壁として後壁21Bのみを有していてもよい。
前述の実施形態では、第1インク排出路212は後壁21Bに形成されていたが、これに限られない。第1インク排出路212は、例えば右壁21Rに形成されていてもよく、あるいは、底壁21Aに形成されていてもよい。
10 インクジェットプリンタ
20 カートリッジホルダ
21 トレイ
21A 底壁
21B 後壁(縦壁)
22 インク針
23 位置決めピン
27 インク回収容器
211 第1凹部
212 第1インク排出路
251 第2凹部
255 第2インク排出路
Ar1 第1領域部
Ar2 第2領域部

Claims (12)

  1. 底壁と前記底壁から起立した縦壁とを有するトレイと、
    前記縦壁に設けられ、前記縦壁から前記底壁側に突出するインク針と、を備え、
    前記トレイにインクカートリッジが収容されかつ前記インク針が前記インクカートリッジに接続されることにより、前記インクカートリッジが装着されるカートリッジホルダであって、
    前記底壁は、前記インク針の先端の真下の位置を含む第1領域部と、前記第1領域部の周りの第2領域部とを含み、
    前記第1領域部は、前記第2領域部よりも凹んだ第1凹部により形成され、
    前記トレイは、前記第1凹部と前記トレイの外部とを連通する第1インク排出路を有し、
    前記第1インク排出路は、前記縦壁に形成されている、カートリッジホルダ。
  2. 底壁と前記底壁から起立した縦壁とを有するトレイと、
    前記縦壁に設けられ、前記縦壁から前記底壁側に突出するインク針と、を備え、
    前記トレイにインクカートリッジが収容されかつ前記インク針が前記インクカートリッジに接続されることにより、前記インクカートリッジが装着されるカートリッジホルダであって、
    前記底壁は、前記インク針の先端の真下の位置を含む第1領域部と、前記第1領域部の周りの第2領域部とを含み、
    前記第1領域部は、前記第2領域部よりも凹んだ第1凹部により形成され、
    前記トレイは、前記第1凹部と前記トレイの外部とを連通する第1インク排出路を有し、
    前記第1インク排出路は、前記縦壁の前記底壁側の面に形成された入口側開口部と、前記縦壁の前記底壁側の面と反対の面に形成された出口側開口部と、を有し、
    前記出口側開口部は、下縁部を有し、
    前記トレイは、前記出口側開口部の前記下縁部につながり、かつ、前記下縁部から下降した他の下縁部を有している、カートリッジホルダ。
  3. 前記トレイの外側に設けられ、前記第1インク排出路からのインクを回収するインク回収容器を備えた、請求項1または2に記載のカートリッジホルダ。
  4. 底壁と前記底壁から起立した縦壁とを有するトレイと、
    前記縦壁に設けられ、前記縦壁から前記底壁側に突出するインク針と、を備え、
    前記トレイにインクカートリッジが収容されかつ前記インク針が前記インクカートリッジに接続されることにより、前記インクカートリッジが装着されるカートリッジホルダであって、
    前記底壁は、前記インク針の先端の真下の位置を含む第1領域部と、前記第1領域部の周りの第2領域部とを含み、
    前記第1領域部は、前記第2領域部よりも凹んだ第1凹部により形成され、
    前記底壁は、前記第1領域部および前記第2領域部とは別の領域に、電子回路基板を収容する第2凹部を含み、
    前記第2凹部に配置され、前記電子回路基板を支持する支持部材と、
    前記支持部材に支持された前記電子回路基板を覆うと共に前記第2凹部を塞ぐカバーと、
    を備えている、カートリッジホルダ。
  5. 前記トレイは、前記第2凹部と前記トレイの外部とを連通する第2インク排出路を有している、請求項に記載のカートリッジホルダ。
  6. 前記第2インク排出路は、前記縦壁に形成され、
    前記トレイは、前記縦壁の前記第2インク排出路の上方に、前記第2インク排出路から仕切られ、前記電子回路基板に接続された電線を通す電線通路を有している、請求項に記載のカートリッジホルダ。
  7. 前記第1凹部の前記インク針の長手方向に沿った方向の寸法は、前記インク針の長手方向の寸法よりも大きい、請求項1〜のいずれか一つに記載のカートリッジホルダ。
  8. 前記縦壁に設けられ、前記縦壁から前記底壁側に突出し、前記インクカートリッジが装着されたときに前記インクカートリッジと係合する位置決めピンを備え、
    前記第1凹部の前記位置決めピンの長手方向に沿った方向の寸法は、前記位置決めピンの長手方向の寸法よりも大きい、請求項1〜のいずれか一つに記載のカートリッジホルダ。
  9. 請求項1〜のいずれか一つに記載のカートリッジホルダと、
    前記カートリッジホルダに装着されるインクカートリッジと、を備えたインクジェットプリンタ。
  10. カートリッジホルダと、
    前記カートリッジホルダに装着されるインクカートリッジと、を備え、
    前記カートリッジホルダは、
    底壁と前記底壁から起立した縦壁とを有するトレイと、
    前記縦壁に設けられ、前記縦壁から前記底壁側に突出するインク針と、を備え、
    前記カートリッジホルダは、前記トレイに前記インクカートリッジが収容されかつ前記インク針が前記インクカートリッジに接続されることにより、前記インクカートリッジが装着され、
    前記底壁は、前記インク針の先端の真下の位置を含む第1領域部と、前記第1領域部の周りの第2領域部とを含み、
    前記第1領域部は、前記第2領域部よりも凹んだ第1凹部により形成され、
    前記トレイは、前記第1凹部と前記トレイの外部とを連通する第1インク排出路を有し、
    前記トレイの前記底壁の前記第1凹部は、前記第1インク排出路に向けて下降している、インクジェットプリンタ。
  11. プリンタ本体と、
    前記プリンタ本体に設けられたガイドレールと、
    前記ガイドレールに摺動可能に係合したキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載され、インクを吐出するインクヘッドと、
    前記インクヘッドと前記インクカートリッジとを連通するインク供給路と、を備え、
    前記カートリッジホルダは、前記プリンタ本体に設けられており、前記キャリッジに搭載されていない、請求項または10に記載のインクジェットプリンタ。
  12. 前記トレイは、前記底壁から起立した左壁と、前記底壁から起立しかつ前記左壁よりも右側に配置された右壁と、前記底壁から起立しかつ前記左壁および前記右壁の後側に配置された後壁と、を有し、
    前記縦壁は前記後壁であり、
    前記プリンタ本体は、前記カートリッジホルダが収納されるカートリッジホルダ収納部と、前記カートリッジホルダ収納部から前方に開口するインクカートリッジ挿入口と、を有している、請求項11のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
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