JP7426265B2 - 天井構造 - Google Patents

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Description

本発明は建物の天井構造に関し、特に、アーチ型の天井構造に関する。
住宅等の建物の天井構造として、アーチ型の天井構造が知られている。ここで、アーチ型の天井構造とは、中央が高い円弧状断面を有する天井構造である。このようなアーチ型の天井構造は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1では、施工現場において吊り梁の取り付け位置に沿って天井材をアーチ状に湾曲させながら取り付けることで、アーチ型の天井構造を施工している。
特開平7-238627号公報
しかし、特許文献1に開示されているように、施工現場において天井材を湾曲させながら取り付けるには熟練した技術が必要である。そのため、アーチ型の天井構造の施工を容易にする技術が求められていた。
そこで本発明は、アーチ型の天井構造の施工を容易にする天井構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の天井構造は、
所定間隔で互いに平行となるように配置された一対の梁部材と、
前記一対の梁部材のそれぞれの下方に直接的または間接的に取り付けられ、前記梁部材に沿って延在する一対の支持部材と、
厚み方向の断面が円弧状であり、前記一対の支持部材の間に架け渡された湾曲板とを有し、
前記支持部材は、側面に受け溝を有しており、
前記湾曲板は、その両端部がそれぞれ前記受け溝に嵌め込まれて支持されていることを特徴とする。
なお、本発明の天井構造において、前記支持部材は、前記梁部材と前記支持部材とを所定の間隔を設けて連結する連結部材を介して前記梁部材に取り付けられることが好ましい。
また、本発明の天井構造において、前記連結部材は、一対の垂下片を有しており、前記支持部材は、該一対の垂下片によって挟み込まれて支持されていることが好ましい。
また、本発明の天井構造において、前記支持部材は、本体部と、該本体部の下面に貼り付けられた面材部とを有することが好ましい。
また、本発明の天井構造において、前記受け溝は、前記本体部と前記面材部とにより形成されていることが好ましい。
また、本発明の天井構造において、前記受け溝は、前記梁部材側に溝壁面を有しており、前記溝壁面は、水平面に対して傾斜していることが好ましい。
また、本発明の天井構造において、前記溝壁面の前記水平面に対する傾斜角度は、前記湾曲板の端部の傾斜角度に略一致することが好ましい。
また、本発明の天井構造において、前記一対の梁部材は、構造柱に架け渡された大梁に支持されており、前記構造柱は中空の化粧柱に内包されており、該化粧柱の内部の空間と前記湾曲板の上側の天井裏空間とが連通していることが好ましい。
本発明によれば、アーチ型の天井構造の施工を容易にする天井構造を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る天井構造の概略構成を示す斜視断面図である。 図1に対応する図であって、図1中、「A」で示した部分を拡大した断面図である。 図2に対応する図であって、図3の(a)は、図2に示した湾曲板および断熱部材を省略した図であり、図3の(b)は、図2に示した湾曲板のみを示す図である。 図1に示した天井構造の施工方法の一例を説明する図である。 図2に対応する図であって、本発明の第1の実施形態に係る天井構造の変形例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る天井構造の概略構成を示す斜視断面図である。 図6に示した第2の湾曲板を示す斜視図である。 図6に示したB-B線断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る天井構造の概略構成の一部を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の第1~第3の実施形態について具体的に説明する。なお、本発明に係る天井構造を適用可能な建物は、特に限定されず、例えば、標準化され予め工場等で製造された部材を建設現場で組み立てるプレハブ住宅等の工業化建物であってもよく、在来工法により建設された住宅等の在来建物であってもよい。
(第1の実施形態)
はじめに、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る天井構造の概略構成を示す斜視断面図であり、図2は、図1に対応する図であって、図1中、「A」で示した部分を拡大した断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る天井構造100は、鋼材からなる一対の梁部材1,2と、梁部材1,2の下方に取り付けられ、梁部材1,2に沿って延在する一対の支持部材11,12と、一対の支持部材11,12の間に架け渡された湾曲板3とを主として構成されている。
一対の梁部材1,2は、所定間隔で互いに平行となるように配置されている。なお、ここでの図示は省略するが、各梁部材1,2は、構造柱に架け渡された大梁に支持されているものとする。
一対の支持部材11,12それぞれは、一対の梁部材1,2のそれぞれの下方に間接的に取り付けられている。具体的に、本実施形態の支持部材11は、梁部材1と支持部材11とを所定の間隔を設けて連結する連結部材21を介して梁部材1に取り付けられている。また、本実施形態の支持部材12は、梁部材2と支持部材12とを所定の間隔を設けて連結する連結部材22を介して梁部材2に取り付けられている。
支持部材11,12は、それぞれ、側面に受け溝111,121を有している。ここで、本実施形態の支持部材11は、本体部112と、本体部112の下面に貼り付けられた面材部113とを有しており、受け溝111は、本体部112と面材部113とにより形成されている。また、本実施形態の支持部材12は、本体部122と、本体部122の下面に貼り付けられた面材部123とを有しており、受け溝121は、本体部122と面材部123とにより形成されている。そして、湾曲板3は、その両端部が受け溝111,121に嵌め込まれることで支持されている。
連結部材21は、ピース状の部材であって、梁部材1の下フランジ(図示省略)に対し所定の間隔で取り付けられている。連結部材21は、一対の垂下片211,212を有している。具体的には、連結部材21は、鋼板の折り曲げ加工品であって、一対の垂下片211,212は、鋼板をコの字状に折り曲げて形成されている。また、連結部材22は、連結部材21と同様に、ピース状の部材であって、梁部材2の下フランジ(図示省略)に対し所定の間隔で取り付けられている。具体的には、連結部材22は、鋼板の折り曲げ加工品であって、一対の垂下片221,222を有している。そして、支持部材11は、垂下片211,212に挟み込まれるようにして連結部材21に支持されている。また、支持部材12は、垂下片221,222に挟み込まれるようにして連結部材22に支持されている。
湾曲板3は、天井構造100において天井面を構成する天井材であって、梁部材1,2及び支持部材11,12の延在方向と直交する、湾曲板3の厚み方向の断面が上に凸の円弧状を有している。そして、湾曲板3は、同断面での両端部が受け溝111,121に嵌め込まれることで、支持部材11,12により支持されている。ここで、湾曲板3としては、予め湾曲加工された板を用いることができる。具体的には、湾曲板3として、湾曲加工された抄造板、合板、鋼板、樹脂板等を用いることができる。このような湾曲板3は、外力が付加されていない状態で湾曲形状を維持することができる。さらに、湾曲板3の剛性、靭性、弾性等は適宜設定されてよい。例えば、湾曲板3は、円弧状の両端部が近接及び離間するように弾性変形可能な構成であってもよい。このようにすれば、湾曲板3の端部を受け溝111,121に嵌め込む際に、湾曲板3の端部を受け溝111,121に沿って移動させなくてよく、湾曲板3を受け溝111,121に嵌め込み易くなるため、天井構造100の施工効率が向上する。また、例えば、湾曲板3が、円弧状の両端部が近接及び離間するように弾性変形しない構成であってもよい。このようにすれば、湾曲板3の端部を受け溝111,121から取り外す際に、受け溝111,121に嵌め込まれた湾曲板3の端部を受け溝111,121に沿って移動させ易く、受け溝111,121に嵌め込まれた湾曲板3の取り外しが容易になるため、天井構造100のメンテナンス等を効率的に行うことができる。なお、湾曲板3の厚さは特に限定されず、天井構造100を適用する建物の種類等に応じて任意の厚さを採用可能である。
さらに、天井構造100は、湾曲板3の上方を覆うようにして取り付けられた断熱部材4を有している。断熱部材4は、板状の断熱部材片41,42,43を接着テープ等で接続して構成されている。そして、断熱部材片41を梁部材1と支持部材11との間に、断熱部材片43を梁部材2と支持部材12との間に挟み込んでいる。これにより、支持部材11,12および湾曲板3の上方全体を断熱部材4で覆うことができ、湾曲板3及び支持部材11,12の上側で、断熱ラインを形成することができる。
ここで、断熱部材4としては、特に限定されず、例えば、予め板状に成形された、フェノールフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム等の発泡プラスチック系材料の部材を用いることができる。なお、断熱部材4の厚さは特に限定されず、天井構造100を適用する建物の種類等に応じて任意の厚さを採用可能である。
次に、支持部材11について、図3を参照してより具体的に説明する。なお、支持部材12の構成は、支持部材11の構成と基本的には同じである。そのため、支持部材12の説明については省略する。
図3は、図2に対応する図であって、図3の(a)は、図2に示した湾曲板3および断熱部材4を省略した図であり、図3の(b)は、図2に示した湾曲板3のみを示す図である。
はじめに、図3の(a)に示すように、支持部材11の本体部112は、梁部材1に取り付けられた際に下面となる面(以下、「本体部112の下面」と記載する。)の両角部分が面取りされた角材から形成されている。本体部112の下面には、面材部113が貼り付けられている。
ここで、本体部112としては、特に限定されず、例えば、樹脂製や木製等の角材を用いることができる。また、面材部113としては、特に限定されず、例えば、樹脂製や木製の板材を用いることができる。そして、例えば、本体部112として木製の角材を用いると共に、面材部113として、湾曲板3(図1等参照)と同じ種類の板材を用いれば、支持部材11の製造コストを低減させると共に、支持部材11の下面と湾曲板3の下面とで構成される天井面の外観を統一させることができる。
また、支持部材11が有する受け溝111は、梁部材1側に上述のように角部分を面取りすることで形成された溝壁面115を有しており、溝壁面115は、水平面に対して傾斜している。
ここで、図3の(a)に示すように、溝壁面115の水平面に対する傾斜角度を「傾斜角度α」とし、図3の(b)に示すように、湾曲板3の端部の傾斜角度を「傾斜角度α’」とした場合、溝壁面115の水平面に対する傾斜角度αは、湾曲板3の端部の傾斜角度α’に略一致するように構成されている。これにより、湾曲板3を湾曲した形状のまま受け溝111に嵌め込み易くすることができる。なお、本実施形態において「略一致」とは、傾斜角度αと傾斜角度α’との角度差が±5°以内であることをいう。
以上説明したように、本実施形態によれば、湾曲板3の両端部を支持部材11,12の受け溝111,121に嵌め込むだけでアーチ型の天井構造100を施工することができる。したがって、本実施形態によれば、熟練した技術を要することなく、容易に施工可能な天井構造100を提供することができる。
次に、図1に示した天井構造の施工方法の一例について、図4を参照して説明する。図4は、図1に示した天井構造の施工方法の一例を説明する図である。
図4を参照して説明すると、天井構造100(図1参照)の施工方法の一例では、はじめに、梁部材1の下方に、連結部材21および断熱部材片41を順に取り付ける。なお、断熱部材片41には、断熱部材片41の取り付けを容易に行えるように、連結部材21の一対の垂下片211,212が貫通可能なスリット411,412が予め形成されている。断熱部材4を取り付けた後、スリット411,412を貫通した垂下片211,212が支持部材11を挟み込むようにして支持部材11を垂下片211,212に取り付ける。具体的に、本実施形態の垂下片211,212は、支持部材11の本体部112に、ボルト等の締結部材(図示省略)により取り付けられる。最後に、支持部材11の受け溝111に湾曲板3の端部を嵌め込むことで、図1に示す天井構造100の施工が完成する。
なお、本実施形態において、梁部材は特定の形状を有するもの(H形鋼)であったが、梁部材は、下方に支持部材を取り付けられる形状であれば、他の形状であってもよい。
また、本実施形態において、支持部材は、梁部材に対して連結部材を介して間接的に取り付けられているが、支持部材は、梁部材に対して直接的に取り付けられていてもよい。
さらに、本実施形態において、連結部材は特定の形状を有するものであったが、連結部材は、少なくとも梁部材と支持部材とを所定の間隔を設けて連結することができるものであれば、他の形状であってもよい。なお、梁部材と支持部材とを所定の間隔を設けて連結しない連結部材としてもよい。
さらに、本実施形態において、受け溝は、特定の形状を有するものであったが、受け溝は、湾曲板の端部を嵌め込むことができるのであれば、他の形状であってもよい。
さらに、本実施形態では、支持部材を本体部と面材部との2部材から構成することで、受け溝の形成を容易にしているが、これに限定されず、支持部材は1つの部材のみからなる構成であってもよい。支持部材が1つの部材のみからなる場合には、例えば、支持部材を構成する部材を加工する等して、受け溝を形成することができる。さらに、支持部材として、上述した本体部と面材部とが一体成形してなる部材を用いてもよい。
さらに、本実施例において、連結部材の垂下片は、予め設けられた断熱部材のスリットを貫通させるものであったが、垂下片の先端に断熱部材を押し当てる(垂下片を断熱部材に突き刺す)ことで貫通させてもよい。
さらに、本実施形態では、断熱部材を備えた天井構造として説明したが、本発明に係る天井構造は、断熱部材を備えない構成としてもよい。また、断熱部材に替えて、他の部材を有する天井構造としてもよい。そこで、以下では、第1の実施形態の変形例として、断熱部材に替えて耐火被覆部材を有する天井構造について説明する。
<変形例>
図5は、図2に対応する図であって、本発明の第1の実施形態に係る天井構造の変形例を説明する断面図である。なお、この変形例に係る天井構造は、図1等に示した天井構造100と基本的な構成は同一である。そこで、以下では、第1の実施形態で示した部材と同一の部材には同一の符号を用いてその説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図5に示すように、天井構造200は、断熱部材4(図1等参照)に替えて、耐火被覆部材5が連結部材21と支持部材11との間に配置された構成を有している。ここで、耐火被覆部材5としては、特に限定されず、公知の不燃材料等を用いることができる。
本変形例によれば、耐火被覆部材5によって鋼材からなる梁部材1が被覆されるので、例えば湾曲板3が取り付けられた室内で火災が発生した場合、梁部材1が火炎から遮断されるため、梁部材1の耐力が維持され、建物(図示省略)の損傷を抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る天井構造の概略構成を示す斜視断面図である。なお、第2の実施形態に係る天井構造は、湾曲板の構成が異なる以外は、第1の実施形態に係る天井構造と基本的な構成は同一である。そこで、第1の実施形態で示した部材と同一の部材には同一の符号を用いてその説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図6に示すように、本実施形態に係る天井構造300は、互いに並列して配置された第1の湾曲板31と、第2の湾曲板32とを有している。第1の湾曲板31および第2の湾曲板32は、それぞれ一対の支持部材11,12の間に架け渡されており、それらの両端部は、受け溝111,121に嵌め込まれて支持されている。なお、第1の湾曲板31は、支持部材11,12の延在方向における長さが図1に示した湾曲板3と異なる他は湾曲板3と同様の構成であることから、ここでの説明は省略する。
そして、第2の湾曲板32について、図7および図8を参照して詳細に説明する。図7は、図6に示した第2の湾曲板32の斜視図であり、図8は、図6に示したB-B線断面図である。
これらの図を参照して説明すると、第2の湾曲板32には、ジョイナー321が取り付けられている。ジョイナー321は、第2の湾曲板32の上面から、並列される第1の湾曲板31(図6参照)側に向かって突設されている。そのため、ジョイナー321は、第1の湾曲板31及び第2の湾曲板32が並列された際に、第1の湾曲板31の上面を覆う。このように、並列された第1の湾曲板31及び第2の湾曲板32の間の隙間は、ジョイナー321により覆われる。ここで、ジョイナー321としては、特に限定されず、例えば、金属製や樹脂製の板状部材を用いることができる。また、ジョイナー321の厚さは特に限定されず、ジョイナー321を取り付ける第2の湾曲板32の厚さ等に応じて任意の厚さを採用可能である。また、ジョイナー321は、第2の湾曲板32に限られず、第1の湾曲板31に取り付けられていてもよい。
本実施形態では、図8に示すように、第2の湾曲板32は、第1の湾曲板31から離間して目透かし状に配置されている。そして、第2の湾曲板32に取り付けられたジョイナー321は、第1の湾曲板31の一部を覆うようにして第1の湾曲板31に接着剤で貼り付けられている。これにより、部材の製造上の誤差や施工の誤差が生じた場合でも、第1の湾曲板31と第2の湾曲板32との離間寸法をジョイナー321の突設寸法の範囲内で調整することによって、それらの誤差を吸収することができる。
なお、本実施形態では、ジョイナーは特定の形状を有するものであったが、ジョイナーは、並列して配置された湾曲板の間の隙間に覆い被さるような形状であれば、他の形状であってもよい。
また、本実施形態では、第2の湾曲板にジョイナーを取り付ける構成としているが、これに限定されず、例えば、第2の湾曲板の一部が、上述するジョイナーに対応する形状を有するように構成してもよい。つまり、ジョイナーは、第2の湾曲板に溶接等により接合されていてもよく、第2の湾曲板と一体で成形されていてもよい。
(第3の実施形態)
最後に、本発明の第3の実施形態について説明する。図9は、本発明の第3の実施形態に係る天井構造の概略構成の一部を示す斜視図である。なお、第3の実施形態に係る天井構造は、第1および第2の実施形態に係る天井構造と基本的な構成は同一である。そこで、第1および第2の実施形態で示した部材と同一の部材には同一の符号を用いてその説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図9に示すように、本実施形態に係る天井構造400において、梁部材1を含む一対の梁部材(一対の梁部材のうち、梁部材2については図示省略)は、構造柱91を含む4本の構造柱(構造柱91以外の構造柱については図示省略)に架け渡された大梁92に支持されている。構造柱91は、中空の化粧柱93に内包されている。化粧柱93は、湾曲板3の下面より上方まで延在している。なお、本実施形態において、構造柱91以外の他の構造柱は、構造柱91と同様に、それぞれが化粧柱93と同様の中空の化粧柱(図示省略)に内包されている。これにより、天井構造400では、化粧柱93の内部の空間S1が、湾曲板3の上側の天井裏空間S2と連通している。
したがって、本実施形態によれば、化粧柱93の内部の空間S1と、天井裏空間S2とを、上階設備用の配管スペース等として有効活用することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができる。
1,2 梁部材
3 湾曲板
4 断熱部材
5 耐火被覆部材
11,12 支持部材
21,22 連結部材
31 第1の湾曲板
32 第2の湾曲板
41,42,43 断熱部材片
91 構造柱
92 大梁
93 化粧柱
100,200,300,400 天井構造
111,121 受け溝
112,122 本体部
113,123 面材部
115 溝壁面
211,212,221,222 垂下片
321 ジョイナー
411,412 スリット

Claims (8)

  1. 所定間隔で互いに平行となるように配置された一対の梁部材と、
    前記一対の梁部材のそれぞれの下方に直接的または間接的に取り付けられ、前記梁部材に沿って延在する一対の支持部材と、
    厚み方向の断面が円弧状であり、前記一対の支持部材の間に架け渡された湾曲板とを有し、
    前記支持部材は、側面に受け溝を有しており、
    前記湾曲板は、その両端部がそれぞれ前記受け溝に嵌め込まれて支持されており、
    前記支持部材は、前記梁部材と前記支持部材とを所定の間隔を設けて連結する連結部材を介して前記梁部材に取り付けられており、
    前記連結部材は、一対の垂下片を有しており、前記支持部材は、該一対の垂下片によって挟み込まれて支持されている、天井構造。
  2. 前記支持部材は、本体部と、該本体部の下面に貼り付けられた面材部とを有する、請求項1に記載の天井構造。
  3. 前記受け溝は、前記本体部と前記面材部とにより形成されている、請求項に記載の天井構造。
  4. 前記受け溝は、前記梁部材側に溝壁面を有しており、該溝壁面は、水平面に対して傾斜している、請求項1~のいずれか1項に記載の天井構造。
  5. 前記溝壁面の前記水平面に対する傾斜角度は、前記湾曲板の端部の傾斜角度に略一致する、請求項に記載の天井構造。
  6. 前記一対の梁部材は、構造柱に架け渡された大梁に支持されており、該構造柱は中空の化粧柱に内包されており、該化粧柱の内部の空間と前記湾曲板の上側の天井裏空間とが連通している、請求項1~のいずれか1項に記載の天井構造。
  7. 所定間隔で互いに平行となるように配置された一対の梁部材と、
    前記一対の梁部材のそれぞれの下方に直接的または間接的に取り付けられ、前記梁部材に沿って延在する一対の支持部材と、
    厚み方向の断面が円弧状であり、前記一対の支持部材の間に架け渡された湾曲板とを有し、
    前記支持部材は、側面に受け溝を有しており、
    前記湾曲板は、その両端部がそれぞれ前記受け溝に嵌め込まれて支持されており、
    前記受け溝は、前記梁部材側に溝壁面を有しており、該溝壁面は、水平面に対して傾斜している、天井構造。
  8. 前記溝壁面の前記水平面に対する傾斜角度は、前記湾曲板の端部の傾斜角度に略一致する、請求項7に記載の天井構造。
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