JP7419112B2 - 卓上切断機 - Google Patents

卓上切断機 Download PDF

Info

Publication number
JP7419112B2
JP7419112B2 JP2020037920A JP2020037920A JP7419112B2 JP 7419112 B2 JP7419112 B2 JP 7419112B2 JP 2020037920 A JP2020037920 A JP 2020037920A JP 2020037920 A JP2020037920 A JP 2020037920A JP 7419112 B2 JP7419112 B2 JP 7419112B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilting
turntable
cutting machine
main body
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020037920A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021035758A (ja
Inventor
幸則 鈴木
利之 可児
祐己 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to CN202010635353.4A priority Critical patent/CN112404549B/zh
Priority to US16/930,769 priority patent/US11383311B2/en
Priority to DE102020120422.1A priority patent/DE102020120422A1/de
Publication of JP2021035758A publication Critical patent/JP2021035758A/ja
Priority to JP2023222647A priority patent/JP2024026602A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7419112B2 publication Critical patent/JP7419112B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D19/00Shearing machines or shearing devices cutting by rotary discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D33/00Accessories for shearing machines or shearing devices
    • B23D33/02Arrangements for holding, guiding, and/or feeding work during the operation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0042Devices for removing chips
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/08Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sawing (AREA)

Description

本発明は、例えば木材の切断加工に用いられる卓上切断機であって、傾斜切りをすることが可能な卓上切断機に関する。
この種の卓上切断機は、例えば卓上等に載置されるベースと、ベース上で水平に回転可能に支持されるターンテーブルと、ターンテーブルの上方に支持される切断機本体を備えている。切断機本体に回転可能に支持された刃具を、ターンテーブル上に載置された被切断材に切り込ませることで、被切断材の切断加工を行うことができる。切断機本体は、ターンテーブルに対して左右方向に傾動可能に設けられて、いわゆる傾斜切りを可能としたものが提供されている。この場合卓上切断機には、傾動固定操作部が設けられている。特許文献1~3に記載されるように、傾動固定操作部は、切断機本体を左右方向に所定の傾斜角度で傾動させ、当該傾斜角度で切断機本体の姿勢を固定可能とする。これにより、例えば切断機本体を右方に45°傾動させて刃具を被切断材に切り込ませるいわゆる傾斜切りを行うことができる。
従来、傾動固定操作部は、例えば特許文献1に記載されるように、切断機本体を傾動可能に支持する本体傾動部の背面側(後側)に設けられていた。本体傾動部は、ターンテーブルより後方に設けられている。すなわち、特許文献1に記載される傾動固定操作部は、卓上切断機の前方に位置する使用者から遠い位置に設けられていた。そのため、使用者が本体傾動部より後方まで手を延ばすか、移動する必要があり、傾動固定操作部を操作し難い場合があった。
特許文献2に記載される卓上切断機は、本体傾動部から前方へと延びるスライドバーの前方に傾動固定操作部を備えている。傾動固定操作部の操作力は、例えば複数のギヤを介して、本体傾動部とターンテーブルを連結させるねじに伝わる。あるいは、傾動固定操作部の操作力は、例えば駆動側プーリと従動側プーリとこれらの間に架け渡されるベルトを介して、本体傾動部とターンテーブルを連結させるねじに伝わる。従って、傾動固定操作機構の構成が複雑であり、部品点数が多くなるため、改善の余地があった。
特許文献3に記載される卓上切断機は、ターンテーブルから前方に延びたテーブル延長部に傾動固定操作部を備えている。この傾動固定操作部は、ターンテーブルを水平方向に所定の角度(マイタ角度)で固定可能とするターンテーブル固定操作部の前方に設けられている。ターンテーブル固定操作部は、ターンテーブルを左右方向に回転させる際の把持部としても機能する。しかしながら、この傾動固定操作部とターンテーブル固定操作部は、テーブル延長部の左右方向中央から外れた位置に設けられている。すなわち、刃具の刃面とターンテーブル固定操作部が左右方向に互いにずれている。そのため、ターンテーブルのマイタ角度を調整する際に、例えば刃具の刃面と被切断材に付されたスミ線を合わせ難い場合がある。また、ターンテーブル固定操作部を把持してターンテーブルを回転させる際に、手前に位置する傾動固定操作部を把持しないように操作することが難しい。ターンテーブル固定操作部とともに傾動固定操作部を把持する場合には、傾動固定操作部を誤操作する恐れがある。また、傾動固定操作部のノブをターンテーブル固定操作部のノブよりも細く設ける必要があり、傾動固定操作部の操作力を後方の本体傾動部まで伝え難い場合がある。
特開2009-226529号公報 特開2015-150633号公報 特開平11-48029号公報
本発明は、傾斜切りをすることが可能な卓上切断機において、操作性の良い傾動固定操作部を備えることを目的とする。
本開示の一つの特徴によると卓上切断機は、ベースとターンテーブルと切断機本体とターンテーブル固定機構を備えている。ターンテーブルは、ベース上に水平に回転可能に支持されている。切断機本体はターンテーブルの上方に設けられて刃具を回転可能に支持している。ターンテーブル固定機構は、ベースに対してターンテーブルを固定可能である。卓上切断機は、本体傾動部と傾動固定機構を備えている。本体傾動部は、ターンテーブルの後方に設けられて切断機本体を左右方向に傾動可能に支持している。傾動固定機構は、切断機本体の左右方向の傾動を固定可能である。ターンテーブル固定機構は、回転操作可能なターンテーブル固定操作部と、ターンテーブル固定部材を備えている。ターンテーブル固定部材は、ターンテーブル固定操作部を回転操作することによってターンテーブルをベースに固定させることができる。ターンテーブル固定操作部は、ターンテーブルの前面より前方かつターンテーブルの上面より下方かつターンテーブルの左右方向中央に配置されている。傾動固定機構は、回転操作可能な傾動固定操作部を備えている。傾動固定操作部の回転軸は、ターンテーブル固定操作部の回転軸と同軸に設けられている。傾動固定操作部は、ターンテーブルの前面より前方かつターンテーブル固定操作部の後方に設けられている。
従って、ターンテーブル固定操作部と傾動固定操作部は、卓上切断機の前方に位置して作業する使用者が操作しやすい。すなわち、ターンテーブル固定操作部の操作性を高く維持しつつ、傾動固定操作部の操作性を向上させることができる。また、操作する頻度がより高いターンテーブル固定操作部が、傾動固定操作部よりも前方に設けられており、卓上切断機の前方に位置する使用者により近い。従って、傾動固定操作部をターンテーブル固定操作部と誤って操作してしまうことを抑制できる。さらに、ターンテーブル固定操作部は、ターンテーブルを水平に回転させる際に使用者が把持する操作部としても機能する。この場合、ターンテーブル固定操作部がターンテーブルの回転中心からより遠い位置にあることで、ターンテーブル固定操作部を把持してターンテーブルを回転させやすい。
本開示の他の特徴によると傾動固定機構は、ターンテーブルの前部から本体傾動部まで前後方向に延びる傾動固定伝達軸を備えている。傾動固定伝達軸は、ターンテーブルの回転中心と左端部の間、または、ターンテーブルの回転中心と右端部の間に設けられている。
従って、ターンテーブルの回転軸を避けて、ターンテーブルの下部の空いたスペースに傾動固定伝達軸を設けることができる。そのため、傾動固定伝達軸に伝わる軸力や回転力が妨げられ難く、傾動固定操作部の操作力を本体傾動部まで伝えやすい。
本開示の他の特徴によると卓上切断機は、ターンテーブルを所定の回転角度で位置決めするポジティブロック機構を備えている。傾動固定伝達軸は、ターンテーブル固定部材に対して左右に並んでいる。ポジティブロック機構は、ターンテーブル固定部材の下方に位置している。
従って、ターンテーブル固定機構と傾動固定機構を上下方向にコンパクトに配置できる。さらに、上下方向のコンパクト化で空いたターンテーブル固定部材の下方にポジティブロック機構を配置できる。これにより、ターンテーブル固定機構と傾動固定機構とポジティブロック機構を、ターンテーブルのテーブル面より下側の最小限のスペース内に操作性を維持した状態で配置させることができる。
本開示の他の特徴によると傾動固定機構は、回転ロッドを備えている。回転ロッドは、前後方向に回転可能であり、かつ一側が傾動固定操作部と当接可能であり、かつ他側が傾動固定伝達軸に連結されている。傾動固定操作部は、回転操作した傾動固定操作部を前後方向に変位させるねじ軸部を備えている。ねじ軸部によって傾動固定操作部を後方に変位させることで、傾動固定操作部と当接する回転ロッドが回転して傾動固定伝達軸に前方への引っ張り力を発生させる。引っ張り力によって、本体傾動部がターンテーブルに押圧されて固定される。
従って、傾動固定機構をシンプルな構造にすることができる。これにより、傾動固定機構をコンパクトに設けることができる。また、傾動固定機構は、メンテナンスが容易またはメンテナンスフリーが可能であり、傾動固定操作部の操作性を維持しやすい。
本開示の他の特徴によると傾動固定機構は、傾動固定操作部に設けられた駆動側ギヤと、傾動固定伝達軸に設けられた従動側ギヤで構成される減速ギヤ部を備えている。傾動固定伝達軸の後部には、ねじ軸部が設けられている。ねじ軸部にナットが取り付けられている。傾動固定操作部を回転操作することで減速ギヤ部を介して傾動固定伝達軸が軸回りに回転してなされる、ねじ軸部とナットとの締め付けにより、本体傾動部がターンテーブルに押圧されて固定される。
従って、傾動固定機構を左右方向に大型化させることなく、大きいトルクでねじ軸部とねじを締め付けることができる。これにより、傾動固定操作部を比較的小さいトルクで操作可能となる。
本開示の他の特徴によると卓上切断機は、傾動固定伝達軸をターンテーブルに対して支持する支持部を有している。支持部とナットで本体傾動部とターンテーブルを挟み込むことで本体傾動部が固定される。従って、本体傾動部を固定する軸力(トルク)は、支持部とナットの間で作用する。そのため、支持部よりも前方の傾動固定伝達軸には、軸力が生じない。これにより、ターンテーブルに負荷をかけることなく本体傾動部を固定できる。
本開示の他の特徴によると、支持部にスラストニードルベアリングが設けられている。従って、スラストニードルベアリングによって傾動固定伝達軸の軸方向の大きい力を受けることができる。これにより、本体傾動部をターンテーブルに対して大きい軸力で固定できる。
本開示の他の特徴によると本体傾動部は、左右傾動支軸を中心に左右方向に傾動可能である。ナットは、左右傾動支軸を中心とする円弧形状に合わせた扇形状である。従って、ナットは、本体傾動部に対して左右傾動支軸を中心に円弧状にスムーズに相対移動できる。そのため、本体傾動部をスムーズに左右傾動できる。さらにナットは、扇形状の内周側側面または外周側側面で傾動固定伝達軸の軸回りの回転を規制することができる。そのため、大きい軸力をナットで受けることができる。これにより、本体傾動部を大きい軸力で固定できる。
本開示の他の特徴によると、本体傾動部の後方に後部カバーが設けられている。従って、後部カバーで傾動固定伝達軸等の周囲を覆うことで切粉等の侵入を防止できる。これにより、切粉等が介在することによる軸力の損失を抑制できる。これにより本体傾動部を大きい軸力で固定できる。また、切粉等の侵入を防止することで本体傾動部をスムーズに左右傾動できる。
本開示の他の特徴によると、減速ギヤ部の底面に前部カバーが設けられている。従って、減速ギヤ部への切粉等の侵入を防止できる。そのため、傾動固定操作部の回転をより確実に傾動固定伝達軸の後部に伝達できる。これにより、本体傾動部の固定操作がスムーズになる。
第1実施形態に係る卓上切断機の全体斜視図である。 第1実施形態に係る卓上切断機の全体斜視図である。 第1実施形態に係る卓上切断機の前面図である。 第1実施形態に係る卓上切断機の後面図であって、回転刃具を被切断材に対して直角に切り込ませた直角切りの状態を示す図である。 第1実施形態に係る卓上切断機の後面図であって、切断機本体を左方に傾動させた傾斜切りの状態を示す図である。 第1実施形態に係る卓上切断機の後面図であって、切断機本体を右方に傾動させた傾斜切りの状態を示す図である。 第1実施形態に係る卓上切断機の切断機本体を除いた状態の平面図である。 第1実施形態に係る卓上切断機の切断機本体を除いた状態の平面図であって、ターンテーブルを左方に回転させた斜め切りの状態を示す図である。 第1実施形態に係る卓上切断機の下面図である。 図9中X-X線断面矢視図であって、第1実施形態に係る卓上切断機の下部の縦断面図である。 図9中XI-XI線断面矢視図であって、第1実施形態に係る卓上切断機の下部の縦断面図である。 図9中XII-XII線断面矢視図であって、第1実施形態に係るテーブル延長部の縦断面図である。 第1実施形態に係る傾動固定機構及びポジティブロック機構の斜視図である。 第1実施形態に係るポジティブロック機構の斜視図である。 第2実施形態に係る卓上切断機の下面図である。 図15中XVI-XVI線断面矢視図であって、第2実施形態に係る卓上切断機の下部の縦断面図である。 図15中XVII-XVII線断面矢視図であって、第2実施形態に係る卓上切断機の下部の縦断面図である。 第2実施形態に係る減速ギヤ部及びその周囲の前面図である。 第2実施形態に係る本体傾動部及び傾動固定機構の後面図である。 第3実施形態に係る卓上切断機の下部の縦断面図であって、図15中XVII-XVII線断面矢視図に相当する断面図である。 第3実施形態に係る傾動固定機構及びポジティブロック機構の斜視図である。 傾動固定機構の分解斜視図及びポジティブロック機構の斜視図である。 第3実施形態に係る減速ギヤ部及びその周囲の下面図である。 第3実施形態に係る減速ギヤ部に前部カバーを取り付けた下面図である。 図24中XXV-XXV線断面矢視図であって、第3実施形態に係る減速ギヤ部及びその周囲の縦断面図である。 第3実施形態に係る本体傾動部及び傾動固定機構の後面図である。 第3実施形態に係る本体傾動部に後部カバーを取り付けた後面図である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態を図1~14に基づいて説明する。本実施形態ではいわゆるスライドマルノコと称される卓上切断機1を例示する。図1に示すように卓上切断機1は、卓上や床上等に載置されるベース2と、被切断材を載置するためのターンテーブル4と、切断機本体10を備えている。ベース2の上側には、ターンテーブル4が水平方向に回転可能に支持されている。ベース2の両側部には、補助テーブル部3がそれぞれ設けられている。切断機本体10には、チップソーと称される円形の刃具11が回転可能に支持されている。ターンテーブル4は、刃具11の刃面方向に沿って延びるテーブル延長部5を有している。以下の説明において、一対の補助テーブル部3が設けられる方向を左右方向とし、テーブル延長部5が配置される側を前側とする。使用者は、卓上切断機1の前側に位置して切断作業を行う。部材及び構成の前後上下左右方向は、使用者を基準にして規定する。
図7に示すように、ターンテーブル4は、ベース2の中央の回転支軸2aを回転中心にして回転可能である。ターンテーブル4のテーブル上面4aは、平面視で略円形である。図3に示すように、テーブル上面4aは、水平面に設けられている。補助テーブル部3の上面は、テーブル上面4aと略同じ高さに水平に設けられている。テーブル延長部5の上面には、刃口板5aが設けられている。刃口板5aは、テーブル上面4aと略同じ高さに水平に設けられている。図1に示すように、刃口板5aの中央には、刃具11の刃面に沿って延びる切欠き状の溝孔5bが設けられている。
図1に示すように、テーブル延長部5の下部には、テーブル延長部5を下から支持するアジャストボルト48が設けられている。アジャストボルト48は、テーブル延長部5に支持されて、ねじ操作によって上下動可能である。アジャストボルト48は、ねじ緩め方向に操作することで下動する。アジャストボルト48の下端が卓上切断機1の載置面と当接することで、アジャストボルト48がテーブル延長部5を高さ調整可能に支持し、また設置のガタツキを解消する。
図1に示すように、ターンテーブル4と補助テーブル部3の上側には、左右方向に延びかつ上方に延びる壁形状の位置決めフェンス6が設けられている。位置決めフェンス6は、補助テーブル部3に支持されて左右方向に延びるフェンス基台部6bに、着脱可能に支持されている。図7,8に示すように、位置決めフェンス6の前面である位置決め面6aは、回転支軸2aを通る鉛直面上に位置している。テーブル上面4aに載置される被切断材は、位置決め面6aに当てることで前後方向の位置決めがなされる。ベース2のテーブル上面4aより前側には、回転支軸2aを中心とした円弧状のマイタスケールプレート7が設けられている。
図3に示すように、マイタスケールプレート7は、テーブル上面4aよりも下方において水平に延びるように設けられている。図7に示すように、マイタスケールプレート7には、径方向に延びる溝状の複数の位置決め凹部7aが設けられている。位置決め凹部7aは、マイタスケールプレート7の周方向に所定の角度間隔で設けられている。位置決め凹部7aには、後述する位置決めピン46a(図10参照)の先端部が進入可能である。図1に示すように、マイタスケールプレート7は、固定ねじ7bによってベース2に固定されている。固定ねじ7bが挿入される孔は長孔になっている。固定ねじ7bを緩めてマイタスケールプレート7を左右方向に動かすことにより位置決めフェンス6と刃具11の角度を微調整できる。例えば、位置決めピン46a(図10参照)が直角位置の位置決め凹部7aに挿入された状態であれば、刃具11と位置決めフェンス6の直角を精密に調整することができる。この調整は、主に製品の生産過程で行われる。
図1に示すように、ターンテーブル4の後部には、アーム支持部4bが設けられている。アーム支持部4bの後側には、略上方に延びる本体支持アーム(本体傾動部)50が設けられている。本体支持アーム50は、前後方向に延びる左右傾動支軸50a(図4参照)を中心にして、アーム支持部4bに対して左右方向に傾動可能に支持されている。本体支持アーム50の上部には、前方に向かって延びる上下一対のスライドバー51が設けられている。スライドバー51は、テーブル延長部5の延びる方向に沿って延びている。スライドバー51には、切断機本体10と連結された本体支持部14が前後方向にスライド可能に取り付けられている。本体支持部14を前後方向にスライドさせることにより、テーブル上面4aに載置された例えば幅広の被切断材を切断可能である。
図1に示すように、切断機本体10には、刃面が前後方向に沿って延びる刃具11が回転可能に取り付けられている。切断機本体10は、刃具11の後方に、軸方向が左右方向に延びた上下揺動支軸10aを有している。切断機本体10は、上下揺動支軸10aを中心にして上下方向に揺動可能である。切断機本体10を下方へ揺動させることで、テーブル上面4aに載置した被切断材に刃具11を切り込ませることができる。
図5,6に示すように、本体支持アーム50を左右方向に傾動させることで、切断機本体10に設けられた刃具11(図3参照)を左右方向それぞれに例えば45°まで傾動させることができる。これにより、テーブル上面4a(図4参照)に載置された被切断材に対していわゆる傾斜切りをすることができる。本体支持アーム50の後側下部には、最大傾斜角度切替レバー52が設けられている。最大傾斜角度切替レバー52を操作することによって刃具11の左右方向の最大傾斜角度を切り替えることができ、例えば刃具11を最大で約48°まで左右方向それぞれに傾動させることができる。本体支持アーム50の下部には、左右傾動支軸50aを中心として前後方向に貫通する円弧状の弧状孔50bが設けられている。弧状孔50bには、後述する伝達軸63が前方から後方へと突出する。
図1に示すように、切断機本体10は、固定カバー12と可動カバー13を備えている。固定カバー12は、刃具11の上側半周の範囲を覆っている。可動カバー13は、刃具11の下側半周の範囲を覆うことが可能である。可動カバー13は、切断機本体10の上下揺動に連動して回転し、刃具11の下側半周を開閉する。切断機本体10を上方に揺動させた場合、可動カバーが閉じ位置方向(図1において時計回り方向)へと回転し、刃具11の下側半周範囲が覆われる。切断機本体10を下方に揺動させた場合、可動カバーが開き位置方向(図1において反時計回り方向)へと回転し、刃具11の下側半周範囲が露出される。これにより、テーブル上面4aに載置した被切断材を露出した刃具11で切断することができる。
図1に示すように、固定カバー12の後部下側には、集塵ガイド15が設けられている。集塵ガイド15は、切断機本体10を下端位置に移動させた姿勢で、上下方向に起立する平面視略C字形状の壁形状を有している。集塵ガイド15の平面視略C字形状は、前側が開口している。集塵ガイド15は、被切断材を切断することで生じる切粉が刃具11の後方または左右両側へと飛散することを抑制する。集塵ガイド15の上部は、切断機本体10の後部から右方に延びる集塵ホース17aと連通している。
図1に示すように、本体支持アーム50の前部には、前方が開口した筒状の後部集塵口16が設けられている。後部集塵口16は、集塵ガイド15よりさらに後方において、切粉が飛散することを抑制する。後部集塵口16の後部は、本体支持アーム50から右方に延びる集塵ホース17bと連通している。図2に示すように、集塵ホース17(17a,17b)は、卓上切断機1とは別に設置された集塵機18と接続可能である。集塵機18を起動させることで、集塵ガイド15や後部集塵口16周りに飛散した切粉を、集塵ホース17a、17bを介して集塵機18へと吸い込ませることができる。
図2に示すように、切断機本体10は、モータハウジング20とハンドル部30を備えている。モータハウジング20とハンドル部30は、固定カバー12と可動カバー13の右側に設けられている。モータハウジング20は、略円筒形状であって、固定カバー12に対して右上方に傾斜している。モータハウジング20の右上方には、モータハウジング20内に外気を取り込み可能な吸気口20aが設けられている。モータハウジング20には、電動モータ21が収容されている。電動モータ21は、略円筒形のモータハウジング20の長手方向にモータ軸が沿うように収容されている。電動モータ21には、例えばDCブラシレスモータが用いられている。
図3に示す刃具11は、左右方向に延びかつ切断機本体10に回転可能に支持されたスピンドル(不図示)に一体に取り付けられている。スピンドルと電動モータ21のモータ軸との間には、減速ギヤ部が介されている。モータ軸の回転が減速ギヤ部を介してスピンドルに伝達することにより刃具11が回転する。
図3に示すように、モータハウジング20は、刃具11がターンテーブル4の上面に対して直交する直角切り位置に位置させた状態で、ターンテーブル4の上面に対して平行ではなく右上方に傾斜した姿勢で配置されている。従って、切断機本体10を左右方向に傾動させる角度を、右方により大きく設定できる。例えばモータハウジング20がターンテーブル4の上面に対して平行に配置される形態に比べて、切断機本体10を右方により大きく傾けることができる。
図2に示すように、モータハウジング20の後方には、バッテリ取付部25が設けられている。バッテリ取付部25の取付面は、後方を向き、かつモータハウジング20の長手方向に概ね沿って延びている。図3に示すように、バッテリ取付部25には、バッテリ26をモータハウジング20の長手方向に沿ってスライドさせて装着させることができる。バッテリ26は、略矩形箱形を有している。バッテリ26は、例えば出力電圧が36Vのリチウムイオンバッテリである。バッテリ26は、繰り返し充電可能であって、バッテリ取付部25から取外して別途用意した充電器で充電できる。バッテリ26は、ねじ締め機や電気ドリル等のその他の充電式電動工具との間で電源として使い回すことができる。
図1に示すように、ハンドル部30の前部には、前後方向に延びたループ形状のメインハンドル31が設けられている。メインハンドル31の内周側には、スイッチレバー33が設けられている。スイッチレバー33は、使用者がメインハンドル31を把持した状態で、指を掛けて引き操作可能に設けられている。スイッチレバー33を引き操作すると、電動モータ21が起動して刃具11が回転する。メインハンドル31の上部には、ロックオフボタン32が設けられている。ロックオフボタン32を押し操作することで、スイッチレバー33の引き操作が可能になる。これにより、不意な電動モータ21の起動が回避される。
図1に示すように、ハンドル部30は、メインハンドル31の後方にキャリングハンドル34を備えている。キャリングハンドル34は、切断機本体10を下端位置に移動させた状態で、前後方向かつ概ね水平方向に延びたループ形状を有している。切断機本体10を下端位置でロックした状態で、使用者がキャリングハンドル34を把持することで卓上切断機1を持ち運びすることができる。
図1に示すように、ハンドル部30は、キャリングハンドル34の後方に凹形状のアダプタ取付部35を備えている。アダプタ取付部35には、通信アダプタ36を挿入して装着させることができる。通信アダプタ36は、他の付帯設備との間で無線通信が可能である。無線通信によって、卓上切断機1と付帯設備の起動動作や停止動作を連動させることができる。通信アダプタ36によって、例えば卓上切断機1とは別に設置される集塵機18(図2参照)と卓上切断機1とを連動させることができる。
図2に示すように、テーブル延長部5の下部には、ターンテーブル固定機構40とポジティブロック機構45が設けられている。図10に示すように、ターンテーブル固定機構40は、グリップ部(ターンテーブル固定操作部)41と固定ロッド(ターンテーブル固定部材)42を備えている。固定ロッド42は、テーブル延長部5の長手方向(前後方向)に延びている。図12に示すように、固定ロッド42は、テーブル延長部5の内部の左右方向中央に配置されている。図10に示すように、固定ロッド42は、テーブル延長部5の内部に設けられたねじ孔5cと螺合して支持されている。固定ロッド42の前部は、テーブル延長部5の前面より前方に突き出ている。グリップ部41は、固定ロッド42の前部に一体に連結されている。図9,10に示すように、グリップ部41は、テーブル延長部5の上面より上方に突出しないように、かつテーブル延長部5の前面より前方において、テーブル延長部5の左右方向中央に配置されている。グリップ部41は、使用者が把持して回転操作しやすいように、周縁部に凹凸形状を有している。使用者がグリップ部41を把持して固定ロッド42の軸回りに回転操作することで、固定ロッド42もグリップ部41と一体になって回転する。軸回りに回転する固定ロッド42は、ねじ孔5cにおける螺合によって、前後方向に変位する。
図10に示すように、ベース2は、水平方向に延びる水平板部2bを備えている。水平板部2bは、マイタスケールプレート7と略同じ高さで回転支軸2a側に向かって延びている。固定ロッド42の後側には、挟み込み部材43が設けられている。挟み込み部材43は、左右方向から見て略L字形状を有している。挟み込み部材43は、略L字状の折れ曲がり部の近傍に左右方向に延びる回転軸43aが設けられている。挟み込み部材43は、回転軸43aを中心に回転可能にテーブル延長部5に支持されている。挟み込み部材43は、L字形状の一端に固定ロッド42の後端と当接可能なロッド当接部43bを有し、L字形状の他端に水平板部2bの下面と当接可能な挟み込み部43cを有している。
固定ロッド42が後方に変位してロッド当接部43bと当接する際、ロッド当接部43bは後方に押される。この際、挟み込み部材43が回転軸43aを中心に回転することで、挟み込み部43cが上方に変位する。上方に変位した挟み込み部43cは、水平板部2bの下面と当接し、テーブル延長部5との間に水平板部2bを挟み込む。これにより、テーブル延長部5と挟み込み部材43が、水平板部2bに対して左右方向に移動不能となる。従って、テーブル延長部5と、当該テーブル延長部5と一体のターンテーブル4は、ベース2に対する回転がロックされる。
固定ロッド42を前方に変位させると、ロッド当接部43bを後方に押す力が小さくなる(またはなくなる)。この際、挟み込み部材43が回転軸43aを中心に回転することで、挟み込み部43cが下方に変位する。挟み込み部43cが下方に変位することで、挟み込み部材43とテーブル延長部5による水平板部2bの挟み込みが解除される。これにより、テーブル延長部5と挟み込み部材43が、水平板部2bに対して左右方向に移動可能となる。従って、テーブル延長部5とターンテーブル4は、ベース2に対して回転支軸2aを中心にして回転可能である。
図9に示すように、ポジティブロック機構45は、ロック解除レバー46と位置決めピン46aを備えている。ロック解除レバー46は、テーブル延長部5の前面より前方に配置され、かつグリップ部41と後述する傾動固定操作部61より左方に配置されている。図10に示すように位置決めピン46aは、固定ロッド42より下方に、固定ロッド42の長手方向に沿って前後方向に延びて設けられている。図10に示すように、位置決めピン46aの前部と後部は、テーブル延長部5の下部に支持されている。位置決めピン46aは、その軸回りに回転可能かつ前後方向に変位可能である。位置決めピン46aは、マイタスケールプレート7と略同じ高さに設けられている。位置決めピン46aの先端部(後端部)は、位置決め凹部7aに進入可能である。図14に示すように、位置決めピン46aの前端は、ロック解除レバー46の基部に連結されている。ロック解除レバー46は、位置決めピン46aの軸回りに回転するように上下方向に操作可能である。
図2に示すように、テーブル延長部5の下部には、ピン支持部47が取り付けられている。図14に示すように、ピン支持部47は、前後方向に貫通する挿通孔47aと、挿通孔47aの側方に設けられた一対のリード面部47bを備えている。一対のリード面部47bは、挿通孔47aの中心に対して点対称状に設けられている。リード面部47bは、前方から見て挿通孔47aの中心を円弧中心とする扇形状を有している。リード面部47bは、扇形状の周方向一端側が前方に位置し、扇形状の周方向他端側が後方に位置し、その間が螺旋状のリード面に設けられている。図14に示す左側(右側)のリード面部47bの場合、扇形状の下側(上側)端部が前方に位置し、扇形状の上側(下側)端部が後方に位置するリード面に設けられている。
図14に示すように、位置決めピン46aの前後方向の略中央部には、一対の係合ピン46bが設けられている。一対の係合ピン46bは、位置決めピン46aの軸方向と直交する方向に、互いに反対方向に延びている。一対の係合ピン46bは、位置決めピン46aを挿通孔47aに通した状態で、一対のリード面部47bそれぞれに進入して配置される。係合ピン46bの先端は、リード面部47bのリード面に当接する。
図13に示すように、位置決めピン46aは、係合ピン46bの前側に圧縮ばね46cを備え、さらに圧縮ばね46cの前側にワッシャ46dを備えている。図10に示すように、ワッシャ46dの前面は、テーブル延長部5の下部に設けられたばね受け部5eと当接する。ばね受け部5eによって、圧縮ばね46cの前端の前方への移動が規制されている。
図13に示すロック解除レバー46を下方に押し操作する。これにより、一対の係合ピン46bが位置決めピン46aの軸回りに反時計回りに回転する。係合ピン46bの先端は、リード面部47bのリード面との当接状態を維持しながら回転する。そのため、係合ピン46bは、前方に向けて傾斜した螺旋状の当該リード面に沿って前方に変位する。従って、係合ピン46bと一体である位置決めピン46aは、圧縮ばね46cの付勢力に抗して前方に変位する。この際、図10に示すように、前方に変位した位置決めピン46aの後端部は、位置決め凹部7aとの係合が解除可能な位置に変位している。従って、グリップ部41を回転操作してターンテーブル固定機構40によるターンテーブル4の回転ロック状態を解除している場合、ターンテーブル4を左右方向に自由に回転させることができる。
図13に示すロック解除レバー46を下方位置から上方に引き操作する。これにより、一対の係合ピン46bが位置決めピン46aの軸回りに時計回りに回転する。係合ピン46bの先端は、リード面部47bのリード面との当接状態を維持しながら回転する。そのため、係合ピン46bは、当該リード面に沿って後方に変位可能となる。従って、係合ピン46bと一体である位置決めピン46aは、圧縮ばね46によって付勢力されて後方に変位する。位置決めピン46aの後端部は、マイタスケールプレート7の外周縁に当接する。マイタスケールプレート7の外周縁に設けられた何れかの位置決め凹部7aに位置決めピン46aが進入する。かくして、ターンテーブル4は、ポジティブロック機構45によって位置決め凹部7aに対応した所定のマイタ角度の位置で位置決めされる。
図1に示すように、テーブル延長部5の下部には、本体支持アーム50を左右方向に傾動可能に位置保持する傾動固定機構60が設けられている。図13に示すように、傾動固定機構60は、傾動固定操作部61と回転ロッド62と伝達軸(傾動固定伝達軸)63を備えている。傾動固定操作部61は、前後方向に延びる軸回りに回転操作可能である。傾動固定操作部61は、使用者が把持して回転操作しやすいように、周縁部に凹凸形状を有している。傾動固定操作部61の凹凸形状は、グリップ部41の凹凸形状とは異なるパターンで形成されている。従って、使用者が把持した時に傾動固定操作部61とグリップ部41を容易に判別できるため、例えば傾動固定操作部61とグリップ部41を同時に操作してしまうといった誤操作を防止できる。傾動固定操作部61の後部には、後方へ延びるねじ軸部61aが設けられている。
図10に示すように、傾動固定操作部61は、テーブル延長部5の前面より前方かつグリップ部41より後方に設けられている。ねじ軸部61aは、テーブル延長部5の前面に設けられたねじ孔5dと螺合している。傾動固定操作部61とねじ軸部61aの中心部には、前後方向に貫通する挿通孔61cが設けられている。挿通孔61cに、固定ロッド42が進入している。傾動固定操作部61は、固定ロッド42の軸回りに回転可能である。すなわち、傾動固定操作部61の回転軸は、グリップ部41の回転軸と同軸である。傾動固定操作部61は、回転操作されることで、ねじ軸部61aとねじ孔5dとの螺合によって前後方向に変位する。
図13に示すように、回転ロッド62は、略左右方向に延びており、左右方向略中央に上下方向に延びるロッド回転軸62aを有している。回転ロッド62のロッド回転軸62aより左側前面には、ねじ軸部61aの後端部のロッド当接部61bが当接している。回転ロッド62のロッド回転軸62aより左側には、前後方向に延びる伝達軸63の前端部が連結されている。伝達軸63と回転ロッド62を連結する連結部63aは、上下方向に延びた軸形状を有している。図12に示すように、回転ロッド62は、ロッド回転軸62aを介してテーブル延長部5の内部で前後方向に回転可能に支持されている。
図12に示すように、伝達軸63は、固定ロッド42の右側に並んで配置されている。図9に示すように、伝達軸63は、テーブル延長部5の右端部より左側であり、かつ回転支軸2aより右側で前後方向に延びて設けられている。図11に示すように、伝達軸63の後部は、アーム支持部4bと本体支持アーム50を貫通している。本体支持アーム50の弧状孔50bより後側に突出した伝達軸63の後端部には、ねじ軸部63bが設けられている。ねじ軸部63bには、ナット64が締結されている。ナット64と本体支持アーム50の後面の間には、ワッシャ64aが介している。
図13に示すように、傾動固定操作部61が後方に変位すると、回転ロッド62のロッド回転軸62aより左側部分は、ロッド当接部61bに押されて後方に変位する。回転ロッド62がロッド回転軸62aの軸回りに回転するため、回転ロッド62のロッド回転軸62aより右側部分は、前方に引っ張られる。従って、回転ロッド62の右側部分に連結された伝達軸63が前方に引っ張られる。図11に示すように、ナット64は、伝達軸63によって前方に引っ張られる。これにより、本体支持アーム50の前部は、アーム支持部4bの後部に押圧される。かくして、本体支持アーム50は、アーム支持部4bに対して固定されて、所定の左右傾斜角度で位置決めされる。
図13に示すように、傾動固定操作部61が前方に変位すると、回転ロッド62のロッド回転軸62aより左側部分を後方に押圧するロッド当接部61bの押圧力が解除される。これにより、回転ロッド62のロッド回転軸62aより右側部分において、前方への引っ張り力が解除される。従って、図11に示すように、伝達軸63とナット64における前方への引っ張り力も解除されるため、本体支持アーム50をアーム支持部4bに押圧する押圧力が解除される。かくして、本体支持アーム50は、アーム支持部4bに対して左右傾動支軸50a(図10参照)の軸回りに左右に傾動可能になる。弧状孔50bは、本体支持アーム50が左右傾動する際、伝達軸63の後端部に対して左右傾動支軸50aの軸回りに変位する、これにより、本体支持アーム50より後方に突出する伝達軸63が本体支持アーム50の左右傾動を妨げることを防止できる。
以上説明した第1実施形態の卓上切断機1によれば、ターンテーブル4は、前方に延びるテーブル延長部を有し、ベース2上に水平に回転可能に支持されている。切断機本体10は、ターンテーブル4の上方に設けられて刃具11を回転可能に支持している。ターンテーブル固定機構40は、ベース2に対してターンテーブル4を固定可能である。本体支持アーム50は、ターンテーブル4のアーム支持部4bの後方に設けられて切断機本体10を左右方向に傾動可能に支持している。傾動固定機構60は、切断機本体10の左右方向の傾動を固定可能である。ターンテーブル固定機構40は、回転操作可能なグリップ部41と、固定ロッド42を備えている。固定ロッド42は、グリップ部41を回転操作することによってターンテーブル4をベース2に固定させることができる。グリップ部41は、テーブル延長部5の前面より前方かつターンテーブル4の上面より下方かつテーブル延長部5の左右方向中央に配置されている。傾動固定機構60は、回転操作可能な傾動固定操作部61を備えている。傾動固定操作部61の回転軸は、グリップ部41の回転軸及び固定ロッド42と同軸に設けられている。傾動固定操作部61は、テーブル延長部5の前面より前方かつグリップ部41の後方に設けられている。
従って、グリップ部41と傾動固定操作部61は、卓上切断機1の前方に位置して作業する使用者が操作しやすい。すなわち、グリップ部41の操作性を高く維持しつつ、傾動固定操作部61の操作性を向上させることができる。また、操作する頻度がより高いグリップ部41が、傾動固定操作部61よりも前方に設けられており、卓上切断機1の前方に位置する使用者により近い。従って、傾動固定操作部61をグリップ部41と誤って操作してしまうことを抑制できる。さらに、グリップ部41は、ターンテーブル4を水平に回転させる際に使用者が把持する操作部としても機能する。この場合、グリップ部41が回転支軸2aからより遠い位置にあることで、グリップ部41を把持してターンテーブル4を回転させやすい。
また、卓上切断機1によれば、傾動固定機構60は、テーブル延長部5の前部から本体支持アーム50まで前後方向に延びる伝達軸63を備えている。伝達軸63は、回転支軸2aとテーブル延長部5の右端部との間に設けられている。
従って、回転支軸2aを避けて、ターンテーブル4及びテーブル延長部5の下部の空いたスペースに伝達軸63を設けることができる。そのため、伝達軸63に伝わる軸力が妨げられ難く、傾動固定操作部61の操作力を本体支持アーム50まで伝えやすい。
また、卓上切断機1によれば、ターンテーブル4を所定の回転角度で位置決めするポジティブロック機構45が備えられている。伝達軸63は、固定ロッド42の右側に並んで前後方向に延びている。ポジティブロック機構45の位置決めピン46aは、固定ロッド42の下方に位置している。
従って、固定ロッド42と伝達軸63と位置決めピン46aが前方から見て略直角三角形状に並ぶ。これにより、ターンテーブル固定機構40と傾動固定機構60を上下方向にコンパクトに配置できる。さらに、上下方向のコンパクト化で空いた固定ロッド42の下方にポジティブロック機構45の位置決めピン46aを配置できる。かくして、ターンテーブル固定機構40と傾動固定機構60とポジティブロック機構45を、テーブル延長部5の上面より下側の最小限のスペース内に操作性を維持した状態で配置させることができる。
また、卓上切断機1によれば、傾動固定機構60は、テーブル延長部5の内部に回転ロッド62を備えている。回転ロッド62は、前後方向に回転可能であり、かつ左側部分が傾動固定操作部61のロッド当接部61bと当接可能であり、かつ右側部分が連結部63aを介して伝達軸63に連結されている。傾動固定操作部61は、回転操作した傾動固定操作部61を前後方向に変位させるねじ軸部61aを後部に備えている。ねじ軸部61aによって傾動固定操作部61を後方に押すことで、回転ロッド62がロッド回転軸62aの軸回りに回転し、ロッド当接部61bと当接する回転ロッド62の左側部分が後方へと押される。これにより、回転ロッド62の右側部分が伝達軸63に前方への引っ張り力を発生させる。引っ張り力によって前方に引っ張られた本体支持アーム50は、ターンテーブル4のアーム支持部4bの後面に押圧されて固定される。
従って、傾動固定機構60を、傾動固定操作部61と回転ロッド62と伝達軸63という比較的少ない部品でシンプルに構成することができる。これにより、傾動固定機構60をコンパクトに設けることができる。また、傾動固定機構60は、メンテナンスが容易またはメンテナンスフリーが可能であり、傾動固定操作部61の操作性を維持しやすい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態の卓上切断機70を図15~19に基づいて説明する。図15に示すように、卓上切断機70は、図9に示す第1実施形態の卓上切断機1のテーブル延長部5とポジティブロック機構45と本体支持アーム50と傾動固定機構60に代えて、テーブル延長部71とポジティブロック機構75と本体支持アーム(本体傾動部)72と傾動固定機構80を備えている。以下の説明においては、第1実施形態と異なる構成についてのみ詳細に説明する。
図16に示すように、テーブル延長部71の上面には、刃口板71aが設けられている。刃口板71aの中央には、切欠き状の溝孔71bが設けられている。テーブル延長部71の下部には、ターンテーブル固定機構40とポジティブロック機構75と傾動固定機構80が設けられている。図15に示すように、ポジティブロック機構75は、ロック解除レバー76と位置決めピン76aを備えている。ロック解除レバー76は、テーブル延長部71の前面より前方に配置され、かつグリップ部41と後述する傾動固定操作部81より左方に配置されている。ロック解除レバー76は、位置決めピン76aの前端と一体に連結されている。ロック解除レバー76は、位置決めピン76aの軸回りに回転するように上下方向に操作可能である。図16に示すように、位置決めピン76aは、固定ロッド42より下方設けられており、マイタスケールプレート7と略同じ高さで前後方向に延びている。位置決めピン76aは、テーブル延長部71の下部に支持されており、前後方向に変位可能である。位置決めピン76aの前部には、径方向に張り出したフランジ部76cが設けられている。テーブル延長部71は、フランジ部76cより前側にばね受け部71cを有している。フランジ部76cとばね受け部71cの間には、圧縮ばね76bが設けられている。位置決めピン76aは、圧縮ばね76bによって後方へと付勢されている。
図15に示すように、テーブル延長部71の下部には、レバー案内部71dが設けられている。レバー案内部71dは、テーブル延長部71の左端部側から中央に向けて前方から後方に傾斜する傾斜面を有している。ロック解除レバー76は、このレバー案内部71dの傾斜面と当接しながら上下方向に操作される。ロック解除レバー76は、下方に押し操作される際、レバー案内部71dの傾斜面に沿って前方に変位する。これにより、ロック解除レバー76と一体である位置決めピン76aは、圧縮ばね76bの付勢力に抗して前方に変位する。従って、位置決めピン76aの後端部は、位置決め凹部7a(図16参照)との係合が解除可能な位置に変位する。ロック解除レバー76は、上方に引き操作される際、レバー案内部71dの傾斜面に沿って後方に変位する。位置決めピン76aは、レバー案内部71dとともに、圧縮ばね76bの付勢力によって後方に変位する。従って、位置決めピン76aの後端部は、位置決め凹部7aとの係合可能な位置に変位する。
図15に示すように、傾動固定機構80は、傾動固定操作部81と減速ギヤ部82と伝達軸(傾動固定伝達軸)83を備えている。傾動固定操作部81は、前後方向に延びる軸回りに回転操作可能である。傾動固定操作部81は、テーブル延長部71の前面より前方かつグリップ部41より後方に設けられている。傾動固定操作部81の後部には、減速ギヤ部82の駆動側ギヤ82aが一体に設けられている。図16に示すように、傾動固定操作部81と駆動側ギヤ82aの中心部には、前後方向に貫通する挿通孔81aが設けられている。挿通孔81aに、固定ロッド42が進入している。傾動固定操作部81と駆動側ギヤ82aは、固定ロッド42の軸回りに回転可能である。すなわち、傾動固定操作部81の回転軸は、グリップ部41の回転軸と同軸である。
図15に示すように、減速ギヤ部82は、駆動側ギヤ82aと従動側ギヤ82bを備えている。従動側ギヤ82bは、前後方向に延びる伝達軸83の前端に設けられている。従動側ギヤ82bは、伝達軸83の軸回りに回転可能である。図18に示すように、従動側ギヤ82bは、駆動側ギヤ82aの右側に並んでおり、駆動側ギヤ82aと噛み合わされている。駆動側ギヤ82aの回転は、従動側ギヤ82bに減速されて伝わる。駆動側ギヤ82aと従動側ギヤ82bの減速比は、例えば1:1.5である。伝達軸83は、固定ロッド42の右側に並んで配置されている。図15に示すように、伝達軸83は、テーブル延長部71の右端部より左側であり、かつ回転支軸2aより右側に設けられている。図17に示すように、伝達軸83の後部は、アーム支持部4bと本体支持アーム72を貫通している。本体支持アーム72より後側に突出した伝達軸83の後端部には、ねじ軸部83aが設けられている。ねじ軸部83aには、ナット84が取り付けられている。ナット84の断面円柱形状の前部には、互いに対向する位置に設けられた略平面状の二面幅部84aが形成されている。
図16に示すように、本体支持アーム72は、前後方向に延びる左右傾動支軸72aを中心にして、アーム支持部4bに対して左右方向に傾動可能に支持されている。図19に示すように、本体支持アーム72の下部には、弧状孔72bと回り止め孔72cが設けられている。弧状孔72bは、左右傾動支軸72aを中心として前後方向に貫通する円弧状の孔である。回り止め孔72cは、弧状孔72bの前側に設けられており、弧状孔72bに沿って形成されている。回り止め孔72cは、幅方向(左右傾動支軸72aを中心とした径方向)の長さが弧状孔72bより小さく設けられている。図17に示すように、弧状孔72bは、ナット84の軸部(前部)が進入可能である。回り止め孔72cは、二面幅部84aのみ進入可能である。二面幅部84aと回り止め孔72cによって、ナット84の回転が規制されている。
図15に示すように、傾動固定操作部81を回転操作すると、減速ギヤ部82を介して伝達軸83が減速されて軸回りに回転する。図17に示すように、ねじ軸部83aに取り付けられたナット84は、伝達軸83の軸回りの回転が規制されている。従って、伝達軸83を一方向に回転させると、ナット84がねじ軸部83aに対して締結する。これにより、本体支持アーム72は、アーム支持部4b側に押圧される。かくして、本体支持アーム72は、アーム支持部4bに対して固定されて、所定の左右傾斜角度で位置決めされる。伝達軸83を逆方向に回転させると、ナット84とねじ軸部83aの締結が緩む。これにより、本体支持アーム72をアーム支持部4b側に押圧する押圧力が解除される。かくして、本体支持アーム72は、アーム支持部4bに対して左右傾動支軸72a(図16参照)の軸回りに左右に傾動可能になる。
以上説明した第2実施形態の卓上切断機70によれば、傾動固定機構80は、駆動側ギヤ82aと従動側ギヤ82bで構成される減速ギヤ部82を備えている。駆動側ギヤ82aは、傾動固定操作部81に設けられている。従動側ギヤ82bは、伝達軸83に設けられている。伝達軸83の後部には、ねじ軸部83aが設けられている。ねじ軸部83aには、ナット84が取り付けられている。傾動固定操作部81を回転操作することで減速ギヤ部82を介して伝達軸83が回転する。ナット84と伝達軸83のねじ軸部83aが互いに締め付けられて、本体支持アーム72がターンテーブル4のアーム支持部4bに押圧される。これにより、本体支持アーム72がアーム支持部4bに固定される。
従って、傾動固定機構80を左右方向に大型化させることなく、大きいトルクでナット84を締め付けることができる。これにより、傾動固定操作部81を比較的小さいトルクで操作可能となる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態の卓上切断機90を図20~27に基づいて説明する。図20に示すように、卓上切断機90は、図17に示す第2実施形態の傾動固定機構80とターンテーブル4と本体支持アーム72に代えて、傾動固定機構100とターンテーブル91と本体支持アーム(本体傾動部)94を備えている。以下の説明においては、第1,2実施形態と異なる構成についてのみ詳細に説明する。
図20に示すように、ターンテーブル91は、刃具11(図1参照)の刃面方向に沿って延びるテーブル延長部92を有している。テーブル延長部92の上面には、刃口板92aが設けられている。図23に示すように、テーブル延長部92の下部には、ターンテーブル固定機構40とポジティブロック機構45と傾動固定機構100が設けられている。テーブル延長部92の下部には、下方に突出するばね受け部92bが設けられている。ばね受け部92bは、ポジティブロック機構45の圧縮ばね46cによって前方に付勢されるワッシャ46dの前方への移動を規制している。
図20に示すように、ターンテーブル91は、水平なテーブル上面91aの後方にアーム支持部91bを有している。アーム支持部91bの下部には、前後方向に貫通した円形状の挿通孔91cが設けられている。アーム支持部91bの後側には、略上方に延びる本体支持アーム94が設けられている。本体支持アーム94は、左右傾動支軸94a(図26参照)を中心にして、アーム支持部91bに対して左右方向に傾動可能に支持されている。図26に示すように、本体支持アーム94は、左右傾動支軸94aを中心として前後方向に貫通する円弧状の弧状孔94bを有している。
図23に示すように、傾動固定機構100は、傾動固定操作部101と減速ギヤ部102と伝達軸(傾動固定伝達軸)103を備えている。傾動固定操作部101は、前後方向に延びる軸回りに回転操作可能である。図25に示すように、傾動テーブル延長部92には、前後方向に延びる挿通孔92cが設けられている。傾動固定操作部101の軸部は、挿通孔92cに進入して軸回りに回転可能に支持されている。
図23に示すように、傾動固定操作部101は、テーブル延長部92の前面より前方かつターンテーブル固定機構40のグリップ部41より後方に設けられている。傾動固定操作部101の後方に減速ギヤ部102が設けられている。減速ギヤ部102は、駆動側ギヤ102aと従動側ギヤ102bを備えている。駆動側ギヤ102aは、傾動固定操作部101の後部と一体に設けられている。図25に示すように、傾動固定操作部101と駆動側ギヤ102aの中心部には、前後方向に貫通して固定ロッド42を進入可能な挿通孔101aが設けられている。傾動固定操作部101と駆動側ギヤ102aは、固定ロッド42の軸回りに回転可能である。すなわち、傾動固定操作部101の回転軸は、グリップ部41(図23参照)の回転軸と同軸である。
図23に示すように、従動側ギヤ102bは、前後方向に延びる伝達軸103の前端に設けられている。従動側ギヤ102bは、伝達軸103の軸回りに回転可能である。従動側ギヤ102bは、駆動側ギヤ102aの右側に並んでおり、駆動側ギヤ102aと噛み合わされている。駆動側ギヤ102aの回転は、従動側ギヤ102bに減速されて伝わる。駆動側ギヤ102aと従動側ギヤ102bの減速比は、例えば1:2.2である。図25に示すように、伝達軸103は、固定ロッド42の右側かつテーブル延長部92の右端部より左側に設けられている。
図24に示すように、テーブル延長部92の下部には前部カバー93が取付けられる。前部カバー93は、減速ギヤ部102の特に従動側ギヤ102b(図23参照)を下方から覆っている。テーブル延長部92の下面には、前後方向に延びて下方が開口したU字状の溝を有している。伝達軸103の前部は、前部カバー93とテーブル延長部92の一対のU字状の溝に上下両側から挟み込まれることで軸回りに回転可能に支持されている。
図21,22に示すように、伝達軸103の後部にスラストニードルベアリング104と受け部(支持部)105が取付けられている。スラストニードルベアリング104と受け部105は、伝達軸103をターンテーブル91(図20参照)に対して軸方向に位置決めする伝達軸103の支持部である。スラストニードルベアリング104は、円板状のケージ104aと、ケージ104aを前後両側から挟み込む一対のワッシャ104bを備えている。ケージ104aには、ケージ104aの周方向に略等間隔で配置され、ケージ104aの径方向に延びた複数のニードル104cが設けられている。伝達軸103は、スラストニードルベアリング104の前方に受け部105を備えている。受け部105は、伝達軸103の後部に固定されている。受け部105は、スラストニードルベアリング104の伝達軸103に対する前方への移動を規制している。
図21,22に示すように、伝達軸103は、スラストニードルベアリング104の後方に円筒状のスリーブ107を備えている。伝達軸103の後端部には、ナット106が取付けられている。ナット106の後方には、ねじ106cがワッシャ106dを介して伝達軸103に取付けられている。ねじ106cが伝達軸103に締結されることでナット106の後方への移動が規制されている。
図22,26に示すように、ナット106は、前後方向から見て扇形状である。扇形状のナット106の外周側側面には、円弧状に延びる外周部106aが設けられている。扇形状のナット106の内周側側面には、円弧状に延びる内周部106bが設けられている。外周部106aと内周部106bは、それぞれ左右傾動支軸94aを円弧中心として延びている。
図20に示すように、伝達軸103は、前後方向に延びて挿通孔91cと弧状孔94bを貫通している。スラストニードルベアリング104と受け部105は、挿通孔91cの前方に配置されている。スラストニードルベアリング104の後面は、アーム支持部91bの前端と当接可能である。スリーブ107は、挿通孔91c内に配置されている。伝達軸103と挿通孔91cの壁面の間にスリーブ107が介することによって、伝達軸103が挿通孔91c内で軸回りにスムーズに回転可能である。ナット106は、弧状孔94bの後方に配置されている。従って、スラストニードルベアリング104とナット106は、本体支持アーム94とアーム支持部91bを前後方向に挟み込んでいる。
図26に示ように、本体支持アーム94は、左右傾動支軸94aを円弧中心として延びる円弧状の内周壁94cを有している。内周壁94cは、弧状孔94bの後方に設けられている。内周壁94cは、左右傾動支軸94aを中心として弧状孔94bよりも径方向内側に配置されている。内周壁94cには、ナット106の内周部106bが当接可能である。内周壁94cと当接した内周部106bは、伝達軸103(図20参照)の軸回りの回転が規制されている。内周部106bは、本体支持アーム94を左右に傾動させる際に、左右傾動支軸94aを中心として内周壁94cに沿ってスライドする。
図20,27に示すように、本体支持アーム94の下部の後端には、後部カバー108が取付けられている。後部カバー108は、傾動固定機構100の後部を外方から覆っている。これにより傾動固定機構100に切粉等が侵入することを防止できる。
図20に示すように、傾動固定操作部101(図23参照)を回転操作すると、減速ギヤ部102を介して伝達軸103が減速されて軸回りに回転する。伝達軸103の後端部に取り付けられたナット106は、伝達軸103の軸回りの回転が規制されている。従って、伝達軸103を一方向に回転させると、ナット106が伝達軸103に対して締結する。これにより、スラストニードルベアリング104とナット106の間に伝達軸103の延出方向の軸力が発生する。スラストニードルベアリング104とナット106は、軸力によってアーム支持部91bと本体支持アーム94を前後両側から押圧する。かくして、本体支持アーム94は、アーム支持部91bに対して固定されて、所定の左右傾斜角度で位置決めされる。伝達軸103を逆方向に回転させると、伝達軸103に対するナット106の締結が緩む。これにより、スラストニードルベアリング104とナット106の間の軸力が解除される。かくして、本体支持アーム94は、アーム支持部91bに対して左右傾動支軸94a(図26参照)の軸回りに左右に傾動可能になる。
以上説明した第3実施形態の卓上切断機90によれば、傾動固定機構100は、伝達軸103をターンテーブル91に対して支持するスラストニードルベアリング104と受け部105を有している。スラストニードルベアリング104とナット106で本体支持アーム94とターンテーブル91のアーム支持部91bを前後両側から挟み込むことで本体支持アーム94がアーム支持部91bに固定される。従って、本体支持アーム94を固定する軸力は、スラストニードルベアリング104及び受け部105とナット106との間で作用する。そのため、スラストニードルベアリング104及び受け部105よりも前方の伝達軸103には、軸力が生じない。これにより、ターンテーブル91に負荷をかけることなく本体支持アーム94を固定できる。
また、卓上切断機90によれば、伝達軸103をターンテーブル91に対して支持する支持部には、スラストニードルベアリング104が設けられている。従って、スラストニードルベアリング104によって伝達軸103の軸方向の大きい力を受けることができる。これにより、本体支持アーム94を大きい軸力でターンテーブル91のアーム支持部91bに固定できる。
また、卓上切断機90によれば、本体支持アーム94は、左右傾動支軸94aを中心に左右方向に傾動可能である。ナット106は、左右傾動支軸94aを中心とする円弧形状に合わせた扇形状である。従って、ナット106は、本体支持アーム94に対して左右傾動支軸94aを中心に円弧状にスムーズに相対移動できる。そのため、本体支持アーム94をスムーズに左右傾動できる。さらにナット106は、内周部106bと本体支持アーム94の内周壁94cが当接することで、伝達軸103の軸回りの回転を規制することができる。そのため、大きい軸力をナット106で受けることができる。これにより、本体支持アーム94を大きい軸力でアーム支持部91bに固定できる。
また、卓上切断機90によれば、本体支持アーム94の後方に後部カバー108が設けられている。従って、後部カバー108で伝達軸103等の周囲を覆うことで切粉等の侵入を防止できる。これにより、切粉等が介在することによる軸力の損失を抑制できる。これにより本体支持アーム94を大きい軸力で固定できる。また、切粉等の侵入を防止することで本体支持アーム94をスムーズに左右傾動できる。
また、卓上切断機90によれば、減速ギヤ部102の底面に前部カバー93が設けられている。従って、減速ギヤ部102への切粉等の侵入を防止できる。そのため、傾動固定操作部101の回転をより確実に伝達軸103の後部に伝達できる。これにより、本体支持アーム94の固定操作がスムーズになる。
[他の変形例]
以上説明した各実施形態の卓上切断機1,70,90には様々な変更を加えることができる。ロッド回転軸62aを回転ロッド62の左右方向略中央に設ける場合を例示したが、てこの原理を利用するために、例えばロッド回転軸62aをより連結部63aに近い位置に設ける構成としてもよい。係る構成により、傾動固定操作部61のロッド当接部61bが回転ロッド62を後方へ押す力を変えることなく、本体支持アーム50をアーム支持部4b側に押圧する押圧力をより大きくすることができる。伝達軸63をテーブル延長部5の左端部より右側でかつ回転支軸2aより左側に設ける構成としてもよい。伝達軸63,83を略同じ高さに設ける場合を例示したが、例えば伝達軸63,83側を各実施形態より下方に配置させてもよい。係る構成により、前側から見た固定ロッド42と伝達軸63,83と位置決めピン46a,76aの三角形をより小さく設定でき、テーブル延長部の上下左右方向のコンパクト化を図ることができる。また、減速ギヤ部82の減速比をより大きく設定することができる。
卓上切断機1,70,90としてスライド動作と上下揺動動作の双方の機能を有するスライドマルノコを例示したが、例えばスライド動作はできず、上下揺動動作のみ可能な卓上マルノコについても適用することができる。
1…卓上切断機(第1実施形態)
2…ベース、2a…回転支軸、2b…水平板部
3…補助テーブル部
4…ターンテーブル、4a…テーブル上面、4b…アーム支持部
5…テーブル延長部、5a…刃口板、5b…溝孔、5c,5d…ねじ孔
5e…ばね受け部、
6…位置決めフェンス、6a…位置決め面、6b…フェンス基台部
7…マイタスケールプレート、7a…位置決め凹部、7b…固定ねじ
10…切断機本体、10a…上下揺動支軸
11…刃具、12…固定カバー、13…可動カバー、14…本体支持部
15…集塵ガイド、16…後部集塵口
17,17a,17b…集塵ホース
18…集塵機
20…モータハウジング、20a…吸気口、21…電動モータ
25…バッテリ取付部、26…バッテリ
30…ハンドル部、31…メインハンドル、32…ロックオフボタン
33…スイッチレバー、34…キャリングハンドル
35…アダプタ取付部、36…通信アダプタ
40…ターンテーブル固定機構
41…グリップ部(ターンテーブル固定操作部)
42…固定ロッド(ターンテーブル固定部材)
43…挟み込み部材、43a…回転軸、43b…ロッド当接部、43c…挟み込み部
45…ポジティブロック機構
46…ロック解除レバー、46a…位置決めピン、46b…係合ピン
46c…圧縮ばね、46d…ワッシャ
47…ピン支持部、47a…挿通孔、47b…リード面部
48…アジャストボルト
50…本体支持アーム(本体傾動部)、50a…左右傾動支軸、50b…弧状孔
51…スライドバー
52…最大傾斜角度切替レバー
60…傾動固定機構
61…傾動固定操作部、61a…ねじ軸部、61b…ロッド当接部、61c…挿通孔
62…回転ロッド、62a…ロッド回転軸
63…伝達軸(傾動固定伝達軸)、63a…連結部、63b…ねじ軸部
64…ナット、64a…ワッシャ
70…卓上切断機(第2実施形態)
71…テーブル延長部、71a…刃口板、71b…溝孔、71c…ばね受け部
71d…レバー案内部
72…本体支持アーム(本体傾動部)、72a…左右傾動支軸、72b…弧状孔
72c…回り止め孔
75…ポジティブロック機構
76…ロック解除レバー
76a…位置決めピン、76b…圧縮ばね、76c…フランジ部
80…傾動固定機構
81…傾動固定操作部、81a…挿通孔
82…減速ギヤ部、82a…駆動側ギヤ、82b…従動側ギヤ
83…伝達軸(傾動固定伝達軸)、83a…ねじ軸部
84…ナット、84a…二面幅部
90…卓上切断機(第3実施形態)
91…ターンテーブル、91a…テーブル上面、91b…アーム支持部、91c…挿通孔
92…テーブル延長部、92a…刃口板、92b…ばね受け部、92c…挿通孔
93…前部カバー
94…本体支持アーム(本体傾動部)、94a…左右傾動支軸、94b…弧状孔
94c…内周壁
100…傾動固定機構
101…傾動固定操作部、101a…挿通孔
102…減速ギヤ部、102a…駆動側ギヤ、102b…従動側ギヤ
103…伝達軸(傾動固定伝達軸)
104…スラストニードルベアリング(支持部)
104a…ケージ、104b…ワッシャ
104c…ニードル
105…受け部(支持部)
106…ナット、106a…外周部、106b…内周部、106c…ねじ
106d…ワッシャ
107…スリーブ
108…後部カバー

Claims (9)

  1. 卓上切断機であって、
    ベースと、該ベース上に水平に回転可能に支持されるターンテーブルと、該ターンテーブルの上方に設けられて刃具を回転可能に支持する切断機本体と、前記ベースに対して前記ターンテーブルを固定可能であるターンテーブル固定機構と、前記ターンテーブルの後方に設けられて前記切断機本体を左右方向に傾動可能に支持する本体傾動部と、前記切断機本体の左右方向の傾動を固定可能である傾動固定機構を備えており、
    前記ターンテーブル固定機構は、回転操作可能なターンテーブル固定操作部と、該ターンテーブル固定操作部を回転操作することによって前記ターンテーブルを前記ベースに固定させることができるターンテーブル固定部材を備えており、
    前記ターンテーブル固定操作部は、前記ターンテーブルの前面より前方かつ前記ターンテーブルの上面より下方かつ該ターンテーブルの左右方向中央に配置され、
    前記傾動固定機構は、回転操作可能な傾動固定操作部を備えており、
    該傾動固定操作部の回転軸は、前記ターンテーブル固定操作部の回転軸と同軸に設けられ、
    前記傾動固定操作部は、前記ターンテーブルの前面より前方かつ前記ターンテーブル固定操作部の後方に設けられ
    前記傾動固定機構は、前記ターンテーブルの前部から前記本体傾動部まで前後方向に延びる傾動固定伝達軸を備えており、
    該傾動固定伝達軸は、前記ターンテーブルの回転中心と左端部の間、または、該ターンテーブルの前記回転中心と右端部の間に設けられた卓上切断機。
  2. 請求項1に記載の卓上切断機であって、
    前記ターンテーブルを所定の回転角度で位置決めするポジティブロック機構を備えており、
    前記傾動固定伝達軸は、前記ターンテーブル固定部材に対して左右に並び、
    前記ポジティブロック機構は、前記ターンテーブル固定部材の下方に位置する卓上切断機。
  3. 請求項1または2に記載の卓上切断機であって、
    前記傾動固定機構は、前後方向に回転可能であり、かつ一側が前記傾動固定操作部と当接可能であり、かつ他側が前記傾動固定伝達軸に連結された回転ロッドを備えており、
    前記傾動固定操作部は、回転操作した該傾動固定操作部を前後方向に変位させるねじ軸部を備えており、
    該ねじ軸部によって前記傾動固定操作部を後方に変位させることで、該傾動固定操作部と当接する前記回転ロッドが回転して前記傾動固定伝達軸に前方への引っ張り力を発生させ、該引っ張り力により前記本体傾動部が前記ターンテーブルに押圧されて固定される構成の卓上切断機。
  4. 請求項1または2に記載の卓上切断機であって、
    前記傾動固定機構は、前記傾動固定操作部に設けられた駆動側ギヤと、前記傾動固定伝達軸に設けられた従動側ギヤで構成される減速ギヤ部を備えており、
    前記傾動固定伝達軸の後部には、ねじ軸部が設けられており、該ねじ軸部にナットが取り付けられており、
    前記傾動固定操作部を回転操作することで前記減速ギヤ部を介して前記傾動固定伝達軸が軸回りに回転してなされる、前記ねじ軸部と前記ナットとの締め付けにより、前記本体傾動部が前記ターンテーブルに押圧されて固定される構成の卓上切断機。
  5. 請求項4に記載の卓上切断機であって、
    前記傾動固定伝達軸を前記ターンテーブルに対して支持する支持部を有し、
    前記支持部と前記ナットで前記本体傾動部と前記ターンテーブルを挟み込むことで前記本体傾動部が固定される構成の卓上切断機。
  6. 請求項5に記載の卓上切断機であって、
    前記支持部にスラストニードルベアリングが設けられる卓上切断機。
  7. 請求項5または6に記載の卓上切断機であって、
    前記本体傾動部は、左右傾動支軸を中心に左右方向に傾動可能であり、
    前記ナットは、前記左右傾動支軸を中心とする円弧形状に合わせた扇形状である卓上切断機。
  8. 請求項5~7のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
    前記本体傾動部の後方に後部カバーが設けられる卓上切断機。
  9. 請求項5~8のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
    前記減速ギヤ部の底面に前部カバーが設けられる卓上切断機。

JP2020037920A 2019-08-23 2020-03-05 卓上切断機 Active JP7419112B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202010635353.4A CN112404549B (zh) 2019-08-23 2020-07-03 台式切割机
US16/930,769 US11383311B2 (en) 2019-08-23 2020-07-16 Compound miter saw
DE102020120422.1A DE102020120422A1 (de) 2019-08-23 2020-08-03 Kapp- und gehrungssäge
JP2023222647A JP2024026602A (ja) 2019-08-23 2023-12-28 卓上切断機

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019152701 2019-08-23
JP2019152701 2019-08-23

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023222647A Division JP2024026602A (ja) 2019-08-23 2023-12-28 卓上切断機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021035758A JP2021035758A (ja) 2021-03-04
JP7419112B2 true JP7419112B2 (ja) 2024-01-22

Family

ID=74716482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020037920A Active JP7419112B2 (ja) 2019-08-23 2020-03-05 卓上切断機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7419112B2 (ja)
CN (1) CN112404549B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116618743B (zh) * 2023-07-21 2023-09-15 固耐安(鸡泽)五金制造有限公司 一种光伏支架生产用辅助切割装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030024365A1 (en) 2001-08-02 2003-02-06 Lee-Cheng Chang Locking mechanism for inclination adjustment of a blade of a cutting device
JP2009136960A (ja) 2007-12-06 2009-06-25 Makita Corp 卓上切断機における回転テーブルの回転角度表示装置
JP2018075810A (ja) 2016-11-11 2018-05-17 株式会社マキタ 卓上切断機

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09136215A (ja) * 1995-11-13 1997-05-27 Makita Corp 回転テーブルのストッパ装置
JP3283745B2 (ja) * 1996-02-05 2002-05-20 株式会社マキタ 電動工具の操作レバー
JP3922476B2 (ja) * 1997-08-01 2007-05-30 リョービ株式会社 卓上切断機
US7021186B2 (en) * 2001-08-10 2006-04-04 Eastway Fair Company Limited Bevel adjustment mechanism for a compound miter saw
DE202004004463U1 (de) * 2004-03-22 2004-08-12 Durq Machinery Corp., Shen Kang Sägetisch mit Führungsvorrichtung
JP4656377B2 (ja) * 2004-07-06 2011-03-23 日立工機株式会社 卓上切断機
JP4483488B2 (ja) * 2004-09-02 2010-06-16 日立工機株式会社 卓上切断機
JP4442514B2 (ja) * 2005-05-27 2010-03-31 日立工機株式会社 卓上切断機
JP4692243B2 (ja) * 2005-11-18 2011-06-01 日立工機株式会社 卓上切断機
JP4552873B2 (ja) * 2006-03-08 2010-09-29 日立工機株式会社 卓上切断機
JP5225783B2 (ja) * 2008-03-11 2013-07-03 株式会社マキタ 切断機の鋸刃ガード装置
JP5064274B2 (ja) * 2008-03-21 2012-10-31 株式会社マキタ 卓上切断機
JP5231112B2 (ja) * 2008-07-14 2013-07-10 株式会社マキタ 卓上切断機
DE102009029111B4 (de) * 2009-09-02 2021-07-29 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine
JP2015150633A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 株式会社マキタ 卓上切断機
JP6768458B2 (ja) * 2016-11-11 2020-10-14 株式会社マキタ 卓上切断機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030024365A1 (en) 2001-08-02 2003-02-06 Lee-Cheng Chang Locking mechanism for inclination adjustment of a blade of a cutting device
JP2009136960A (ja) 2007-12-06 2009-06-25 Makita Corp 卓上切断機における回転テーブルの回転角度表示装置
JP2018075810A (ja) 2016-11-11 2018-05-17 株式会社マキタ 卓上切断機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021035758A (ja) 2021-03-04
CN112404549A (zh) 2021-02-26
CN112404549B (zh) 2023-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1413378B1 (en) Miter saw comprising a multiple position switch handle with locking mechanism
US8522657B2 (en) Slide-type cutting machine
TWI291388B (en) Miter saw
JP4534549B2 (ja) 卓上切断機
JP2024026602A (ja) 卓上切断機
US8375836B2 (en) Cutting devices
US9498831B2 (en) Slide type circular saw
JP2003145501A (ja) 左右傾斜式卓上切断機
US10610937B2 (en) Cutting device
JP7419112B2 (ja) 卓上切断機
US9533361B2 (en) Cutting machines
JP2010058229A (ja) 卓上切断機
JP5107325B2 (ja) 卓上切断機
JP4209120B2 (ja) 切断機
US11897044B2 (en) Cutting machine
JP7455661B2 (ja) 携帯用加工機
JP2023102452A (ja) 卓上切断機
JP2020192782A (ja) 携帯用切断機
JP2023180354A (ja) 卓上切断機
JP5105210B2 (ja) 卓上切断機
JP2022090789A (ja) 卓上切断機
JP2024120301A (ja) 電動工具
JP2024106621A (ja) 卓上切断機
JP2021024207A (ja) 補助ベースおよび卓上切断機
JP2012210695A (ja) スライド式卓上切断機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7419112

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150