JP5225783B2 - 切断機の鋸刃ガード装置 - Google Patents

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Description

この発明は、切断材を載置するテーブルの上面から鋸刃の上部が突き出されたテーブルソーと称される切断機において、鋸刃の周囲を覆うガード装置に関する。
いわゆるテーブルソーは、切断材を載置するテーブルの上面から円形の鋸刃の上部を突き出した状態に配置したもので、テーブルに載置した切断材を鋸刃に向けて面方向に移動させて切断加工が行われる。このようなテーブルソーにおいて、テーブル上面に突き出された鋸刃に対して切断材以外の他物品が干渉しないように従来より鋸刃ガード装置が設けられている。この鋸刃ガード装置は、鋸刃の主として左右側方及び上方を覆うガード板を備えたもので、このガード板を鋸刃に接近させた切断材によって上方へ開かれるよう上下に開閉可能に設けた構成を備えている。通常、ガード板は、下記の割刃の上部に取り付けた取り付けフレームに上下に回動可能に支持されている。この鋸刃ガード装置は、鋸刃の交換時等の便宜を図るために単に上下に開閉可能であるだけではなく、取り付けフレームごと鋸刃の周囲から完全に取り外し可能であることが望ましい。
また、一般にテーブルソーの場合、鋸刃は切断進行方向後側(作業者側)が下方へ移動し、切断進行方向前側が上方へ移動する方向に回転されるため、切断直後の切断材の切り口が高速で回転する切断刃の切断進行方向前側に接触すると、切断材が上方へ跳ね上げられる(いわゆるキックバック)場合があり、この場合にはスムーズな切断加工を行うことが困難になる。このため、従来より、切断刃とほぼ同じ板厚の割刃(いわゆるライビングナイフ)を切断刃の切断進行方向前側に面一に配置し、切断材の切り口にこの割刃を進入させて切り口の幅を一定以上に確保することにより切断刃との接触を回避し、またこの割刃の両側部に切断材の切断進行方向への移動を阻害しない範囲で、上方への跳ね上げ(キックバック)を防止するためのキックバック防止爪を設ける技術が知られている。このキックバック防止爪も、上記カバー装置と同じく取り付けフレームに支持されている。
以上、鋸刃ガード装置、割刃及びキックバック防止爪に関する技術が、例えば下記の特許文献に記載されている。
特開2007−76235号公報 特開2005−254671号公報
これら特許文献に記載された従来の鋸刃ガード装置によれば、割刃の上端部に対して固定する取り付けフレームについてテーブル上面に対する高さ方向の位置調整機能若しくは切断進行方向に沿った前後方向の傾きを調整する機能を備えていなかったため、各部材の加工精度あるいは組み付け精度等によっては、当該取り付けフレームの前後方向の傾きを調整できず、その結果例えば当該取り付けフレームの後端部(切断進行方向について後端側であって作業者側の端部)とテーブル上面との間の高さ方向の寸法を精確に規制してガード板の鋸刃に対する遮蔽範囲を適切に設定する等の調整をすることができなかった。
そこで、本発明では、鋸刃の周囲を覆うガード板を割刃に対して支持するための取り付けフレームについてその高さ方向の位置調整を可能とすることにより、鋸刃に対するガード板の相対位置を調整できるようにすることを目的とする。
上記の課題は、以下の各発明により解決される。
第1の発明は、切断材を載置するテーブルと、テーブルの上面から突き出された鋸刃と、鋸刃の切断進行方向前側において鋸刃と面一に配置された割刃と、鋸刃の周囲を覆うガード板を有する鋸刃ガード装置を備えた切断機における鋸刃ガード装置であって、ガード板は、割刃の上部に固定した取り付けフレームに支持されており、取り付けフレームは、テーブルの上面に対する高さ方向の位置を調整可能な構成とした鋸刃ガード装置である。
第1の発明によれば、鋸刃の周囲を覆うガード板が取り付けフレームに支持されている。取り付けフレームは、割刃の上部に高さ方向に位置調整可能に支持されている。このため、取り付けフレームを高さ方向に位置調整することによって鋸刃に対するガード板の相対位置を変更することができる。
第2の発明は、第1の発明において、取り付けフレームは、割刃の上部にフレーム支軸を介して前後に傾動可能に支持され、フレーム支軸の前後2箇所に設けた位置調整ねじの締め込み量を調整して、前後方向の傾きを調整可能な構成とした鋸刃ガード装置である。
第2の発明によれば、フレーム支軸の前後二箇所の設けた位置調整ねじの締め込み量を調整することにより、取り付けフレームをフレーム支軸を中心にして前後に傾動させることができる。取り付けフレームの前後方向の傾動位置を調整することによって、鋸刃に対するガード板の相対位置を適切に調整することができる。
第3の発明は、第2の発明において、フレーム支軸は、割刃に切り込み形成したフレーム開口部に対して径方向に離脱可能に挿入され、フレーム支軸に回動操作可能に設けたフレームレバーのカム部の作用により、フレーム支軸に支持した一対のロックスリーブ間に割刃を挟み込んで当該割刃に固定された状態と、ロックスリーブによる挟み込みを解除することによりフレーム開口部から離脱可能な状態とに切り換えて、割刃に対して着脱可能な構成とした鋸刃ガード装置である。
第3の発明によれば、フレームレバーの回動操作によって取り付けフレームひいては当該鋸刃ガード装置を割刃から簡単かつ迅速に取り外すことができ、逆に当該鋸刃ガード装置を簡単かつ迅速に割刃に取り付けることができる。
第4の発明は、第3の発明において、ガード板は、ガード支軸を介して取り付けフレームに上下に回動可能に支持されており、ガード支軸は、取り付けフレームに切り込み形成したガード開口部に対して径方向に離脱可能に挿入され、ガード支軸に回動操作可能に設けたガードレバーのカム部の作用により、ガード支軸に支持した一対のロックスリーブ間に取り付けフレームを挟み込んで当該取り付けフレームに固定された状態と、ロックスリーブによる挟み込みを解除することによりガード開口部から離脱可能な状態とに切り換えて、ガード板を取り付けフレームに対して着脱可能な構成とした鋸刃ガード装置である。
第4の発明によれば、上記のようにフレームレバーの回動操作によって当該鋸刃ガード装置の全体を簡単かつ迅速に取り付け、取り外しができるとともに、ガードレバーの回動操作によってガード板を簡単かつ迅速に取り付けフレームから取り外すことができ、逆に当該ガード板を取り付けフレームに対して簡単かつ迅速に取り付けることができる。
第5の発明は、切断材を載置するテーブルと、テーブルの上面から突き出された鋸刃と、鋸刃の切断進行方向前側において鋸刃と面一に配置された割刃と、鋸刃の周囲を覆うガード板を有する鋸刃ガード装置を備えた切断機における鋸刃ガード装置であって、ガード板は、割刃の上部に固定した取り付けフレームに上下に回動可能に支持されており、下方に回動して鋸刃の周囲を覆うガード位置と、上方に回動して鋸刃の周囲から退避した退避位置との間を移動可能であり、退避位置が取り付けフレームに設けた上ガードストッパ部により下方から受けられて保持される構成とした鋸刃ガード装置である。
第5の発明によれば、ガード板を上方へ回動させて鋸刃の周囲から退避させた退避位置に保持しておくことができるので、鋸刃交換時の便宜を図ることができる。
第6の発明は、第5の発明において、ガード板は、退避位置へ回動させる際に指を引き掛けるための指引き掛け部を有する構成とした鋸刃ガード装置である。
第6の発明によれば、カバー板を上方の退避位置へ回動させる際の便宜を図ることができる。
第7の発明は、切断材を載置するテーブルと、テーブルの上面から突き出された鋸刃と、鋸刃の周囲を覆うガード板を有する鋸刃ガード装置を備えた切断機における鋸刃ガード装置であって、ガード板は、鋸刃の側方を覆うガード位置と、切断材に押されて鋸刃の側方から上方へ退避した退避位置との間で上下に回動可能に支持され、かつ鋸刃を傾斜させて行う傾斜切りに対応して鋸刃と一体で傾斜可能に支持されており、鋸刃の傾斜側の側面外周に沿って、側方への張り出し寸法が前側ほど徐々に小さくなる方向に傾斜した補助フランジ部を切断材が当接される範囲に対応して側方へ張り出して設けた鋸刃ガード装置である。
第7の発明によれば、鋸刃を傾斜させて傾斜切りを行う場合において、切断材の先端部が補助フランジ部に当接すると、この補助フランジ部の傾斜端縁部の作用により当該ガード板をスムーズに上方へ回動させることができ、ひいては切断材をスムーズに移動させて切断を進行させることができる。

次に、本発明の実施形態を図1〜図7に基づいて具体的に説明する。図1は、以下説明する本実施形態に係る鋸刃ガード装置10を備えた切断機1の全体を示している。以下説明する実施形態では、切断機の一例としていわゆるテーブルソーを例示する。本実施形態は、テーブル2の上面に突き出された鋸刃3の周囲を覆う鋸刃ガード装置10に特徴を有するものであり、切断機としての基本的な全体構成については従来と同様で足り、本実施形態において特に変更を要しない。従って、切断機1の全体構成については簡単に説明する。
切断機1は、切断材Wを載置するテーブル2を備えている。このテーブル2は、基台4によって水平に支持されている。このテーブル2のほぼ中央に円形の鋸刃3の上部が突き出されている。この鋸刃3は、テーブル2の下面側に設置した昇降ベース5に支持されており、駆動モータ7により回転する。昇降ベース5は、基台4に上下方向に沿って設けたスライド軸6〜6を介して上限に平行に昇降動可能に支持されている。この昇降ベース5を昇降動させることにより、鋸刃3のテーブル2の上面からの突き出し寸法(切断材Wに対する切り込み深さ)を変更することができる。
作業者はテーブル2の左側に位置している。この作業者が切断材Wを鋸刃3に対して図中白抜きの矢印で示す方向(切断進行方向)に移動させることによりこの切断材Wが切断加工される。従って、以下の説明では、部材等の前後方向及び左右方向については、作業者を基準にして用いる。従って、図1中白抜きの矢印で示したように切断材Wは切断進行方向前側へ進行して切断加工がなされる。作業者から見て手前側が、切断進行方向後側となる。
鋸刃3に対して切断進行方向前側(図1では右側)に、割刃8(いわゆるライビングナイフ)が配置されている。この割刃8は、鋸刃3とほぼ同寸法の板厚を有する平板であり、鋸刃3と面一に支持されている。この割刃8は、上記昇降ベース5に設けた台座部5a上に取り付け台9を介して取り付けられており、その上端側はテーブル2の上面に突き出されている。取り付け台9には、割刃8のテーブル2の上面からの突き出し寸法を簡単な操作で任意に調整するための機構が備えられている。この割刃8は、切断直後の切断材Wの切り口に挟み込まれて当該切り口の幅を一定に保持し、これにより鋸刃3に対する切り口の接触を回避してそのキックバックを防止する機能を有している。
テーブル2の上面側に突き出された割刃8の上端部に、本実施形態に係る鋸刃ガード装置10が取り付けられている。鋸刃ガード装置10の詳細が図2以降に示されている。この鋸刃ガード装置10は、前後に長い取り付けフレーム11と、ガード板12,12と、キックバック防止爪13,13を備えている。
取り付けフレーム11は、作業者から見て手前側のフレーム本体部15と、その前部から前方へ延びる補助フレーム部16を備えており、割刃8の上端部から作業者の手前側にフレーム本体部15が長く延び、前方へ補助フレーム部16が長く延びている。この取り付けフレーム11は、その長手方向ほぼ中央であって、フレーム本体部15と補助フレーム部16との接合部付近において割刃8に支持されている。割刃8に対する取り付けフレーム11の支持構造の詳細が図6及び図7に示されている。
フレーム本体部15の前端部付近には、フレーム支軸20が支持されている。このフレーム支軸20は、フレーム本体部15の前部に、左右に一定の間隔をおいて設けた支持壁部15a,15a間に跨った状態に支持されている。このフレーム支軸20には、2つのロックスリープ21,21が装着されている。両ロックスリーブ21,21は、相互に独立して軸方向へ変位可能かつ軸回りに回転可能な状態で径方向にはがたつきなくフレーム支軸20の外周側に装着されている。両ロックスリーブ21,21の相互に対向する端部には、それぞれテーパ面21aが設けられている。
両ロックスリープ21,21の外側端部(テーパ面21aとは反対側の端部)には、それぞれフランジ22が当接されている。図7において上側のフランジ22から、フレーム支軸20の一端側に設けたねじ軸部20aが突き出されている。このねじ軸部20aには固定ナット24が締め付けられている。一方、図7において下側のフランジ22からはフレーム支軸20の他端側が突き出されている。この突き出し部分に、フレームレバー25が取り付けられている。フレームレバー25には、二股部25a,25aが設けられている。この二股部25a,25a間にフレーム支軸20の突き出し部分が進入している。この突き出し部分に、二股部25a,25a間に掛け渡した支軸26を介してフレームレバー25が回動操作可能に支持されている。二股部25a,25aの先端には、支軸26からの距離が他の側端部25cよりも大きなカム部25b,25bが設けられている。図7では、両カム部25b,25bがそれぞれフランジ22に突き当てられた状態となっている。この状態では、フランジ22,22間の間隔が小さくなって両ロックスリーブ21,21が相互に接近し、これにより後述するようにそのテーパ面21a,21a間に割刃8が強固に挟み込まれて、当該取り付けフレーム11ひいては鋸刃ガード装置10が割刃8に固定される。
この固定状態からフレームレバー25を支軸26を中心にして図7中矢印で示すようにアンロック側(時計回り方向)に約90°回動操作して当該フレームレバー25を図中二点鎖線で示すアンロック位置に回動操作すると、カム部25b,25bがフランジ22から外れて側端部25cがフランジ22に対向する状態となる。このアンロック状態では、両ロックスリーブ21,21間の距離が大きくなって割刃8の挟み込み状態が緩められるため、フレーム支軸20を径方向上方へ移動させて後述するフレーム開口部8aから取り出し可能な状態となり、その結果当該取り付けフレーム11ひいては鋸刃ガード装置10を割刃8から取り外し可能な状態となる。図8〜図10は、当該鋸刃ガード装置10を割刃8から取り外した状態を示している。
図6に示すように上記フレーム開口部8aは割刃8の上端部に設けられている。このフレーム開口部8aは、上方に向けて開口する鍵穴形状を有しており、挿通部8aaと、この挿通部8aaの奥部に連続して設けられた円形の固定部8abを備えている。図示するように挿通部8aaの幅は、固定部8abの直径よりも小さくなっている。また、挿通部8aaの幅はフレーム支軸20の軸径よりも大きく、固定部8abの直径はロックスリーブ21の外径よりも小さい寸法に設定されている。
このため、図7において実線で示すようにフレームレバー25がロック位置側に回動操作された状態では、カム部25b,25bの作用により両ロックスリーブ21,21の間隔が狭められる結果、固定部8abの端縁に対して両ロックスリーブ21,21のテーパ面21a,21aが押し付けられて、当該両ロックスリーブ21,21間に割刃8が強固に挟み込まれた状態となる。
フレームレバー25を図中二点鎖線で示すアンロック位置側に回動操作すると、固定孔8abの端縁に対するテーパ面21a,21aの押し付けが解除される。この状態では、図8に示すように鋸刃ガード装置10を上方へ持ち上げてフレーム支軸20を挿通部8abを経てフレーム開口部8aから取り出すことにより当該鋸刃ガード装置10を割刃8から取り外すことができる。
図6に示すようにフレーム本体部15には2つの位置調整ねじ27,28が取り付けられている。この2つの位置調整ねじ27,28は、上記フレーム支軸20に対して前後2箇所に配置されている。両位置調整ねじ27,28は、それぞれ割刃8の上端部に設けた前後2箇所の当接部8b,8cに突き当てられている。両位置調整ねじ27,28は、その締め込み量を調整することにより、上下に進退させてフレーム本体部15の下面側への突き出し量を調整することができる。
このため、前側の位置調整ねじ27の締め込み量を大きくする一方、後側の位置調整ねじ28の締め込み量を小さくすると、取り付けフレーム11をフレーム支軸20を中心にして反時計回り方向に傾動させることができ、従って当該取り付けフレーム11の後端部側(作業者側)の高さを低くする方向に傾かせることができる。
逆に、前側の位置調整ねじ27の締め込み量を小さくする一方、後側の位置調整ねじ28の締め込み量を大きくすると、取り付けフレーム11をフレーム支軸20を中心にして時計回り方向に傾動させることができ、従って当該取り付けフレーム11の後端部側の高さを高くする方向に傾かせることができる。このように、前後2箇所の位置調整ねじ27,28の締め込み量を調整することにより、取り付けフレーム11の前後方向に沿った傾き、ひいてはテーブル2の上面からの高さを微調整することができる。
取り付けフレーム11の長手方向中央付近(フレーム本体部15側)に、左右一対のガード板12,12が支持されている。両ガード板12,12は、ガード支軸30を介してフレーム本体部15に上下に回動可能に支持されている。この両ガード板12,12により鋸刃3の両側が遮蔽されて、切断加工により発生する粉塵の飛散が防止される。
両ガード板12,12は、相互に独立して上下に回動させることができる。両ガード板12,12の下方(図2において反時計回り方向)への回動範囲は、フレーム本体部15の両側部にそれぞれ設けた下ガードストッパ部15c,15cによって規制されている。両下ガードストッパ部15c,15cは、ガード支軸30のほぼ直下においてフレーム本体部15の側部から側方へ突き出す状態に設けられている。両下ガードストッパ部15c,15cに、両ガード板12,12のそれぞれの前端部付近が当接することによって当該両ガード板12,12の下方への回動範囲が規制される。
また、両ガード板12,12の上方(図2及び図9において時計回り方向)への回動範囲は、同じくフレーム本体部15の両側部に設けた上ガードストッパ部15e,15eによって規制されている。両ガード板12,12は、図9中二点鎖線で示すガード位置から上方へほぼ180°回動(反転)させて図9中実線で示す退避位置に退避させると、それぞれ上ガードストッパ部15e,15eに乗せ掛けられてそれ以上の回動が規制される。こうして両ガード板12,12がそれぞれ上ガードストッパ部15e,15eによって下から受けられることによって当該両ガード板12,12は図9中実線で示す退避位置に保持される。また、取り付けフレーム11を取り外した状態で、両ガード板12,12を上ガードストッパ部15e,15eで退避位置に保持しておくことによって、当該取り付けフレーム11を持ち運ぶ際にぶらぶらしないのでその取り扱い性をよくすることができる。この両上ガードストッパ部15e,15eには、両ガード板12,12に対する傷つきや変形等の損傷を防止するためにゴムカバーが被覆されている。図9中、下ガードストッパ部15c,15cによってガード位置に保持された両ガード板12,12が二点鎖線で示されている。
両ガード板12,12の回動先端側の上部には、当該ガード板12,12を上下に回動操作する際の便宜を図るために作業者が指を引き掛けるための指引き掛け部12a,12aが設けられている。両指引き掛け部12a,12aは、当該両ガード板12,12の回動中心(ガード支軸30)に向かって張り出す状態で一体に設けられている。
図1及び図2に示すように当該ガード装置10を割刃8に取り付けた状態、あるいは図9及び図10に示すように割刃8から取り外した状態において、作業者は左右のガード板12,12の指引き掛け部12a,12aに指先を引き掛けて当該ガード板12,12を左右相互に独立して上下に回動させることができる。
ガード支軸30は、前記フレーム支軸20の後側において当該フレーム支軸20と平行に設けられている。このガード支軸30にも2つのロックスリーブ31,31が装着されている。両ロックスリーブ31,31は、相互に独立して軸方向へ変位可能かつ軸回りに回転可能な状態で径方向にはがたつきのなくガード支軸30の外周側に装着されている。両ロックスリーブ31,31を介して左右のガード板12,12がそれぞれガード支軸30の端部に回動可能に支持されている。
両ロックスリーブ31,31の相互に対向する端部には、それぞれテーパ面31aが設けられている。
両ロックスリープ31,31の外側端部(テーパ面31aとは反対側の端部)には、それぞれフランジ32が当接されている。図7において上側のフランジ32から、ガード支軸30の一端側に設けたねじ軸部30aが突き出されている。このねじ軸部30aには固定ナット34が締め付けられている。一方、図7において下側のフランジ32からはガード支軸30の他端側が突き出されている。この突き出し部分に、ガードレバー35が取り付けられている。ガードレバー35には、二股部35a,35aが設けられている。この二股部35a,35a間にガード支軸30の突き出し部分が進入している。この突き出し部分に、二股部35a,35a間に掛け渡した支軸36を介してガードレバー35が回動操作可能に支持されている。二股部35a,35aの先端には、支軸36からの距離が他の側端部35cよりも大きなカム部35b,35bが設けられている。図7では、両カム部35b,35bがそれぞれフランジ32に突き当てられた状態となっている。この状態では、フランジ32,32間の間隔が小さくなって両ロックスリーブ31,31が相互に接近し、これによりそのテーパ面31a,31a間にフレーム本体部15が両側から強固に挟み込まれて、ガード支軸30ひいては両ガード板12,12が取り付けフレーム11に支持された状態となる。
このガード板支持状態からガードレバー35を支軸36を中心にして図7中矢印で示すようにアンロック位置側(反時計回り方向)に回動操作して当該ガードレバー35をアンロック位置に回動操作すると、カム部35b,35bがフランジ32から外れて側端部35cがフランジ32に対向する状態となる。このアンロック位置では、両ロックスリーブ32,32間の距離が大きくなってフレーム本体部15の挟み込み状態が緩められる結果、ガード支軸30を径方向上方に変位させて後述するガード開口部15bから取り出し可能な状態となり、従ってフレーム本体部15ひいては取り付けフレーム11から両ガード板12,12をガード支軸30ごと取り外すことができる状態となる。図8は、左右のガード板12,12を取り付けフレーム11から取り外した状態を示している。
上記ガード開口部15bは、フレーム本体部15に設けられている。このガード開口部15は、割刃8のフレーム開口部8aと同じく上方へ開口する鍵孔形状を有しており、挿通部15baと、この挿通部15baの奥部に連続して設けられた円形の固定部15bbを備えている。挿通部15baの前後幅は、固定部15bbの直径よりも小さくなっている。また、挿通部15baの前後幅はガード支軸30の軸径よりも大きく、固定部15bbの直径はロックスリーブ31の外径よりも小さい寸法に設定されている。このため、図7に示すようにガードレバー35がロック側に回動操作された状態では、固定部15bbの左右端縁に対してそれぞれロックスリーブ31のテーパ面31aが左右両側から押し付けられて、当該両ロックスリーブ31,31間にフレーム本体部15が強固に挟み込まれた状態となる。
ガードレバー35をアンロック側に回動操作すると、固定部15bbの左右端縁に対するテーパ面31a,31aの押し付けが解除される。この状態では、図8に示すようにガード支軸30を径方向上方へ持ち上げてガード開口部15b(挿通部15ba及び固定部15bb)から取り出すことにより左右のガード板12,12を取り付けフレーム11から取り外すことができる。
図3に示すようにフレーム本体15の後部側(作業者から見て手前側)は、二股形状に形成されて前後方向に長い一定幅のスリット(スミ線合わせ用の窓部15d)が設けられている。この窓部15を経て、作業者は切断材Wの切断部位をフレーム本体15の上方から覗き見ることができ、これにより鋸刃3に対する切断材Wのスミ線合わせ作業及びその後の切断作業を楽な姿勢で行うことができる。
取り付けフレーム11の前側に設けたU字形の補助フレーム部16に左右一対のキックバック防止爪13,13が支持されている。補助フレーム部16の左右壁部16c,16c間には支軸40が掛け渡した状態に支持されている。両キックバック防止爪13,13は、この支軸40を介して補助フレーム部16に上下に回動可能に支持されている。両キックバック防止爪13,13は、それぞれ捩りばね41によって下方へ回動する方向に付勢されている。また、両キックバック防止爪13,13には、それぞれストッパ部13aが設けられている。このストッパ部13a,13aに対応して、補助フレーム部16の左右壁部16c,16cにはストッパ突起部16a,16aがそれぞれ内方へ突き出す状態に設けられている。このストッパ突起部16aに対してストッパ部13aが下方から当接することにより、両キックバック防止爪13,13の下方への回動範囲が規制されている。
当該鋸刃ガード装置10を割刃8に取り付けた通常の使用状態では、両キックバック防止爪13,13はテーブル2の上面に当接することによりその下方へ回動範囲が規制される。図2に示すように割刃8のテーブル2の上面からの突き出し量を大きくした場合(図2では割刃8が最も高い位置まで突き出された状態が示されている。)、あるいは当該鋸刃ガード装置10を割刃8から取り外した場合に、ストッパ部13aがストッパ突起部16aに当接して、両キックバック防止爪13,13の下方へ回動範囲が規制される。
このストッパ部13aとストッパ突起部16aとの当接による両キックバック防止爪13,13の下方への回動範囲は、支軸40を通る鉛直線よりも前側の範囲に規制されている。特に、本実施形態では、鋸刃3をテーブル2の上面に対して直角に位置させた状態(直角切り位置)で、その先端部がテーブル2の上面から適当な間隔をおいて浮いた状態となる範囲(下限位置)に規制されている。このような下限位置を設定しておくことにより、例えば鋸刃3及び割刃8を切断進行方向左方又は右方へ傾斜させて行う傾斜切り作業時についても、作業者が手を添えて浮かせる等の手間を掛けることなく当該キックバック防止爪13,13の先端部がテーブル上面に突き当たってしまうことを回避することができる。
補助フレーム部16の前端には、両キックバック防止爪13,13を上方に回動させた退避位置に保持するための保持突起部16b,16bが内方へ突き出す状態に設けられている。図8に示すように両キックバック防止爪13,13をそれぞれ捩りばね41に抗して上方へ回動させてその先端部を保持突起部16bに乗せ掛けておくことにより、補助フレーム部16の左右壁部16c,16cの内側に沿って収容した状態に保持することができる。この収容状態は、捩りばね41の付勢力によって保持される。
図8に示すように両キックバック防止爪13,13をそれぞれ左右壁部16c,16cの内側に沿って収容しておくことができるので、当該キックバック防止爪13,13を使用しない場合や鋸刃ガード装置10を取り外した場合に、両キックバック防止爪13,13に対する他物品等の干渉が未然に防止される。
また、図10及び図11に示すように左右一対のガード板12,12のうち作業者から見て左側のガード板12には補助フランジ部12bが設けられている。この補助フランジ部12bは、図において範囲Hで示すように後下側のほぼ1/4周の範囲に沿って設けられている。この補助フランジ部12bは、ガード板12の下端部付近から後側(作業者側)へ徐々に張り出し幅が大きくなって、当該ガード板12の後端部周辺の範囲で最大幅Tで設けられている。図11に明確に示されているように、この最大幅Tの分だけ左側のガード板12は右側のガード板12よりも幅広に形成されている。この補助フランジ部12b(範囲H)の、徐々に幅が大きくなる前側ほぼ半分の範囲であって幅方向に傾斜した端縁部が、傾斜切りの際に切断材Wが当接される傾斜端縁部12cとされている。
鋸刃8をテーブル2の上面に直交させた直角切りの場合であれば、切断材Wは両ガード板12,12の後面にほぼ均等に当接されることから問題ないのであるが、鋸刃8を左側に例えば45°傾斜させて傾斜切りを行う場合は、鋸刃8と一体で左右のガード板12,12が左側に傾斜した状態となる。この場合、左右のガード板12,12のうち下側となる左側のガード板12については、その幅方向下側となる補助フランジ部12bの主として傾斜端縁部12cに、切断進行方向前方に向けて作業者が移動させる切断材Wが当接する。
このように左傾斜切りの場合、左側のガード板12の左側端縁(範囲H)が、テーブル2の上面に対して前後方向及び左右方向に傾斜し、それぞれの傾斜方向は前側ほどテーブル2の上面に向かって下る方向となっていることから、なんら対策を施さない場合には、そのくさび作用により切断材Wがテーブル2の上面と左側ガード板12との間に食い込んで、当該左側ガード板12がスムーズに上方へ開かれなくなるおそれがある。
しかしながら、上記したように左側ガード板12の左側部に傾斜端縁部12cが設けられている。この傾斜端縁部12cが逃がしとして機能することによって切断材Wの食い込みが緩和されるのみならず、当該切断材Wの移動によりガード板12に付加される押圧力がこの傾斜端縁部12cによって当該ガード板12を上方へ押し上げる方向の外力として作用することから、ガード板12はスムーズに上方へ回動して開かれる。
右側のガード板12についても同様の補助フランジ部12bを設けることにより、右傾斜切りについて同様の作用効果を得ることができる。
以上のように構成した本実施形態の鋸刃ガード装置10によれば、左右のガード板12,12を支持する取り付けフレーム11がフレーム支軸20を中心にして前後に傾動可能に支持されており、このフレーム軸20の前後2箇所に設けた位置調整ねじ27,28の締め込み量を調整することにより当該取り付けフレーム11の前後方向の傾きであって、ひいては当該取り付けフレーム11のテーブル2の上面からの高さを微調整することができる。取り付けフレーム11の高さを微調整することにより、左右のガード板12,12の鋸刃3に対する高さを調整してその遮蔽範囲を適切に設定することができる。
また、前後2箇所の位置調整ねじ27,28を割刃8の当接部8b,8cに強く当接させておくことにより、取り付けフレーム11を傾動方向にがたつきのない状態で固定することができる。
さらに、本実施形態の鋸刃ガード装置10によれば、取り付けフレーム11の例えば作業者から見て手前側の端部の高さ(図2のL寸法)を調整することができるので、この種の切断機1に要求される機能を確実かつ精確に確保することができる。
また、本実施形態の鋸刃ガード装置10によれば、スパナ等の工具は不要であり、フレームレバー25をアンロック側に回動操作するだけでカバー板12,12及びキックバック防止爪13,13を一度に簡単に割刃8から取り外すことができるので、鋸刃3の交換等のメンテナンス作業を迅速かつ効率よく行うことができる。逆に、取り付ける場合にも、フレーム支軸20を割刃8のフレーム開口部8aに挿入し、しかる後にフレームレバー25をロック側に回動操作すればよいことから、特別の工具を用いることなく簡単に取り付けることができる。
さらに、ガードレバー35をアンロック側に回動操作すれば、取り付けフレーム11を割刃8に取り付けた状態であっても左右のカバー板12,12を取り付けフレーム11から簡単に取り外すことができる。これによれば、取り付けフレーム11及びキックバック防止爪13,13のみを割刃8に取り付け、鋸刃3の周囲からカバー板12,12を取り外した状態で切断加工を行うことができる。
また、図8に示すように当該鋸刃ガード装置10を割刃8から外し、さらに取り付けフレーム11から両ガード板12,12を取り外すことができるので、各部材の交換や修復が容易になってメンテナンス性を高めることができる。
さらに、キックバック防止爪13のストッパ部13aが補助フレーム16側のストッパ突起部16aに当接することにより、キックバック防止爪13,13の下方への回動範囲が、支軸40を通る鉛直線を越えない範囲に規制されていることから、鋸刃3を切断進行方向の左方または右方へ傾斜させて行う傾斜切り時についても容易に対応させることができ、かつ当該鋸刃ガード装置10を割刃8に取り付ける際にも作業者が手を添える等して当該範囲に位置保持する手間を掛けることなく当該キックバック防止爪13,13を確実に機能する位置に取り付けることができる。
また、図8に示すようにキックバック防止爪13,13を補助フレーム16の内側に沿って収納しておくことができるので、当該キックバック防止爪13,13に手持ち工具等の他物品が干渉することが防止される。
さらに、左右のガード板12,12の下方への回動範囲(下限位置)がガードストッパ部15c,15cによって規制されているため、当該鋸刃ガード装置10を割刃8から取り外した状態において当該両ガード板12,12がぶらぶらすることがなく、これによりその取り付け作業性及び取り外した状態での取り扱い性を高めることができる。
以上説明した実施形態には、種々変更を加えることができる。例えば、フレームレバー25のカム部25bの作用により、フレーム支軸20に支持した2つのロックスリーブ21,21で割刃8を挟み込んで当該鋸刃ガード装置10を割刃8に取り付ける構成を例示したが、これに代えてフレーム支軸を壁部15a,15aと割刃8に抜き差しして結合、分離する構成としてもよい。係る構成であっても、フレーム支軸に対して前後2箇所の位置調整ねじ27,28の締め込みにより取り付けフレーム11ひいては当該鋸刃ガード装置10を割刃8に対して強固に固定することができ、また高さ方向の位置調整をすることができる。
また、カバー板12,12の取り付けフレーム11に対する支持構造について、取り付けフレーム11の割刃8に対する取り付け構造と同じレバー操作によるワンタッチ脱着構造を例示したが、カバー板12,12については取り付けフレーム11に取り外し不能に支持する構成としてもよい。逆に、レバー操作によるワンタッチ脱着構造をキックバック防止爪についても適用することができる。
キックバック防止爪13,13を備えない鋸刃ガード装置についても同様に適用することができる。この場合、補助フレーム16を省略することができる。
本発明の実施形態に係る鋸刃ガード装置を備えた切断機の右側面図である。 本発明の実施形態に係る鋸刃ガード装置の右側面図である。 本発明の実施形態に係る鋸刃ガード装置の平面図である。 本実施形態に係る鋸刃ガード装置の縦断面図である。 図4の(F5)-(F5)線断面矢視図であって、鋸刃ガード装置の横断面図である。 図4の一部を拡大した図であって、鋸刃ガード装置の割刃に対する取り付け構造を示した縦断面図である。 図5の一部を拡大した図であって、図6の(F7)-(F7)線断面矢視図である。 本実施形態に係る鋸刃ガード装置の右側面図である。本図は、当該鋸刃ガード装置を割刃から取り外し、かつ取り付けフレームから左右のガード板を取り外した状態を示している。 本実施形態に係る鋸刃ガード装置全体の右側面図である。本図では、退避位置のガード板が実線で示され、ガード位置のガード板が二点鎖線で示されている。また、本図では、鋸刃ガード装置が割刃から取り外された状態で示されている。 本実施形態に係る鋸刃ガード装置を、左斜め後方から見た斜視図である。 本実施形態に係る鋸刃ガード装置を、図10中矢印(F11)方向であって作業者から見た図である。
符号の説明
W…切断材
1…切断機(テーブルソー)
2…テーブル
3…鋸刃
8…割刃(ライビングナイフ)
8a…フレーム開口部、8aa…挿通部、8ab…固定部、8c…当接部
10…鋸刃ガード装置
11…取り付けフレーム
12…ガード板、12a…指引き掛け部、12b…補助フランジ部、12c…傾斜端縁部
H…補助フランジ部の範囲、T…補助フランジ部の最大幅寸法
13…キックバック防止爪、13a…ストッパ部
15…フレーム本体部
15a…支持壁部、15b…ガード開口部、15ba…挿通部、15bb…固定部
15c…下ガードストッパ部、15d…スミ線合わせ用の窓部
15e…上ガードストッパ部
16…補助フレーム部、16a…ストッパ突起部、16b…保持突起部、16c…壁部
20…フレーム支軸
21…ロックスリーブ、21a…テーパ面
25…フレームレバー、25a…二股部、25b…カム部、25c…側端部
27,28…位置調整ねじ
30…ガード支軸
31…ロックスリーブ、31a…テーパ面
35…ガードレバー、35a…二股部、35b…カム部、35c…側端部
41…捩りばね

Claims (3)

  1. 切断材を載置するテーブルと、該テーブルの上面から突き出された鋸刃と、該鋸刃の切断進行方向前側において該鋸刃と面一に配置された割刃と、前記鋸刃の周囲を覆うガード板を有する鋸刃ガード装置を備えた切断機であって、
    前記ガード板は、前記割刃の上部に固定した取り付けフレームに支持されており、該取り付けフレームは、前記割刃の上部にフレーム支軸を介して前後に傾動可能に支持され、前記フレーム支軸の前後2箇所に設けた位置調整ねじの締め込み量を調整して前後方向の傾きを調整することにより、前記テーブルの上面に対する高さ方向の位置を調整可能な構成とした切断機
  2. 請求項記載の切断機であって、前記フレーム支軸は、前記割刃に切り込み形成したフレーム開口部に対して径方向に離脱可能に挿入され、該フレーム支軸に回動操作可能に設けたフレームレバーのカム部の作用により、該フレーム支軸に支持した一対のロックスリーブ間に前記割刃を挟み込んで当該割刃に固定された状態と、前記ロックスリーブによる挟み込みを解除することにより前記フレーム開口部から離脱可能な状態とに切り換えて、前記割刃に対して着脱可能な構成とした切断機
  3. 請求項記載の切断機であって、前記ガード板は、ガード支軸を介して前記取り付けフレームに上下に回動可能に支持されており、該ガード支軸は、前記取り付けフレームに切り込み形成したガード開口部に対して径方向に離脱可能に挿入され、該ガード支軸に回動操作可能に設けたガードレバーのカム部の作用により、該ガード支軸に支持した一対のロックスリーブ間に前記取り付けフレームを挟み込んで当該取り付けフレームに固定された状態と、前記ロックスリーブによる挟み込みを解除することにより前記ガード開口部から離脱可能な状態とに切り換えて、前記ガード板を前記取り付けフレームに対して着脱可能な構成とした切断機
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