JP3743840B2 - 木工装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種用途に使用される木材を切削加工する木工装置に係り、特に回転切削工具としての丸鋸を覆うカバーまわりの安全機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のこの種の木工装置の例を示している。図において、1は装置本体、2はベース、3は丸鋸であり、この丸鋸3はベース2上にその一部を突出させた状態で回転駆動される。4はワークガイド、5は丸鋸3に隣接配置された割り刃であり、丸鋸3によって切削された被加工材としてのワーク(木材)Wの間に割り込んで、ワークWを割り裂くようになっている。
【0003】
また、6は丸鋸3を覆う安全カバー、7は安全カバー6を支持するアームである。アーム7には、安全カバー6の上下位置を調整するネジ8と安全カバー6の平行度を調整するネジ9とが備わっている。これらのネジ8,9の操作により、ワークWの大きさ寸法等に合うように安全カバー6の位置調整を行うことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来装置において作業時にはワークWの厚さ(もしくは高さ)に安全カバー6の位置を合わせるために、まずネジ8によって安全カバー6の上下位置を調整し、ついでネジ8によって丸鋸3に対する安全カバー6の平行度を調整しなければならず、このような調整作業にはかなりの手間と時間がかかっていた。
【0005】
また、上記のように安全カバー6の位置調整を行うためのネジ8,9が、作業時の振動等により弛まないようにする手段あるいは構造を確保しなければならない場合がある。さらに安全カバー6を支持するアーム7が装置上部に張り出した構造となっている。このようなアーム7の配置関係のため良好な作業性を得るのは必ずしも容易でなかった。
【0006】
本発明は以上の点に鑑み、安全性に優れるとともに調整作業等の作業性を大幅に向上し得る木工装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ベース上に一部を突出させて回転する回転切削工具に対して被加工材をスライド送りし、所定の切削加工を行う木工装置あって、切削された被加工材の間に割り込み得るように回転切削工具に隣接配置された割り刃と、回転切削工具を覆うように枢軸を介して回動可能にベースに枢支されたカバーとを備え、割り刃の端部には、カバーの外周と当接し得るようにピン部材が取り付けられ、被加工材のスライド送りに伴って、該被加工材がカバーを枢軸側から押し下げ、ピン部材が該被加工材の浮上がりを規制することを特徴とする。
上記構成において、好ましくは、ベースは、装置本体に昇降可能に支持されている。カバーは、ピン部材に弾接するように弾機手段によって付勢され、また、割り刃は、装置本体に格納可能となるようにスライド式に取り付けられるのが好ましい。
【0008】
本発明によれば、割り刃の端部に被加工材、すなわち、ワークの浮上がりを規制するガイド手段としてのピン部材が設けられており、また、ベースに枢支されたカバーは、ピン部材を介して割り刃と連動可能に連結している。そのため、切削加工時ピン部材によって、ワークを上側から規制し、その浮上がりを防ぐことで、円滑かつ適正な切削加工が行える。また、カバーをその一端の支点にて回動可能にし、ベースの上下動で割り刃と連動させることにより、位置調整等を容易かつ的確に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3に基づき、本発明による木工装置の好適な実施の形態を説明する。
図1は、この実施形態における木工装置10の全体構成例を示している。図1において、11は装置本体、12はベース、13は丸鋸であり、この丸鋸13はベース12上にその一部を突出させた状態で回転駆動される。また、14はワークガイド、15は丸鋸13に隣接配置された割り刃であり、この割り刃15は丸鋸13によって切削されたワークWの間に割り込んで、ワークWを割り裂くようになっている。
【0010】
ベース12は、装置本体11から所定ストローク昇降可能に支持されている。ワークWはベース12上でワークガイド14に押しつけられるかたちでスライド送りされ、送られながら丸鋸13によって所定の切削加工が行われる。この切削加工時、ワークWの浮上がりを規制するガイド手段が備えられている。この実施形態では、ガイド手段は、たとえば図1に示すように割り刃15の端部に取り付けられたピン16により構成される。なお、ベース12は昇降ハンドル17によって上下動する。また、ワークガイド14はハンドル18によって左右に位置調整可能である。
【0011】
割り刃15は、装置本体11に格納可能となるようにスライド式に取り付けられている。この例では割り刃15に長溝15aが形成され、この長溝15aに係合するガイドボルト19と蝶ネジ20によって装置本体11に取り付けられており、蝶ネジ20を緩めて割り刃15をベース12の下方へ引っ込ませ、あるいは蝶ネジ20をはずして装置本体11から取り外すようになっている。
【0012】
また、この実施形態では、カバー21は、回転切削工具としての丸鋸13を覆うように枢軸22を介して、ベース12に枢支されている。このカバー21は丸鋸13を両側から覆い、中央に開口部21aを有している。枢軸22にはカバー21を矢印のように付勢する捩じりコイルスプリング23が装着されている。そして、上記ピン16がカバー21の外周に当接するようになっており、これによりピン16を介して割り刃15とカバー21が連動可能に連結している。
【0013】
なお、上記の場合、ベース12には丸鋸13に対する逃げ孔24と、割り刃15を通すためのスリット25が形成されている。
【0014】
本発明の木工装置は上記のように構成されており、次にその作用を説明する。
図2は、木工装置10によるワークWの加工時の様子を工程順に示している。まず図2(A)において、ワークWはベース12上でワークガイド14によってガイドされながらスライド送りされる。このときカバー21は、その外周がピン16に当接する位置で停止している。
【0015】
つぎに図2(B)において、カバー21は、枢軸22側からワークWによって押し下げられ、これにより捩じりコイルスプリング23の弾力に抗して図中、反時計方向へ回動する。カバー21は図示のようにピン16から離れ、ベース12の下方へ引っ込み始める。
【0016】
次いで、図2(C)において、ワークWはベース12上でスライド送りされながら、丸鋸13によって所定の切削加工が行われる。このときカバー21は完全に押し下げられている。またこの切削加工時、ピン16はワークWの上側に位置しており、その浮上がりが規制される。
【0017】
最後に、図2(D)において、割り刃15は、丸鋸13によって切削されたワークWの間に割り込んで、ワークWを割り裂く。図示のように切削加工が完了してワークWが丸鋸13を通過すると、カバー21は、捩じりコイルスプリング23の弾力によって元の状態に復帰する。
【0018】
上記のように、本発明によれば、ワークWの浮上がりを規制するガイド手段としてのピン16が備えられ、また、このピン16を介して割り刃15とカバー21が連結されている。従って、切削加工時、ピン16によってワークWが上側から規制され、その浮上がりを防ぐことができる。また、ワークWのスライド送りに伴ってカバー21が押し下げられ、これにより円滑かつ適正な切削加工を行うことができる。
【0019】
ところで、カバー21を枢軸22にて回動可能にし、ベース12の上下動で割り刃15と連動させることにより位置調整等を容易に行うことができる。
図3は、このような位置調整の例を示している。図において、図3(A)のようなセッティング状態にある丸鋸13あるいは割り刃15の場合、ワークWの厚さ(もしくは高さ)tに合わせてピン16のベース12からの高さ位置hが設定される。
【0020】
この場合、昇降ハンドル17の操作によってベース12を上げることにより、ピン16の高さ位置hを簡単に設定することができる。このときカバー21はピン16によって押し下げられ、割り刃15とカバー21を連動させることによりワークWの寸法に合った位置調整等を容易に行うことができる。
【0021】
さらに、たとえば図3(C)のように丸鋸13がベース12からかなり引っ込むように位置調整することにより、図3(D)のようなワークWの底部の溝加工を行うこともできる。なお、この場合、割り刃15に設けられたピン16がベース12の上面より下の位置になるよう、蝶ネジ20により下降調整すればよい。
【0022】
なお、上記実施形態において回転切削工具として丸鋸13の例を説明したが、その他の回転工具に対しても本発明は同様に適用可能である。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種の木工装置においてワークの浮上がりを規制するガイド手段によってその浮上がりを防ぐことで円滑かつ適正な切削加工を行い、高い安全性を確保することができる。また、煩雑なカバーの位置調整をなくし、極めて容易かつ的確に装置のセッティングを行うことができる。さらに、特に割り刃をスライド式に取り付けたことで、従来困難であった溝加工等を容易に行うことができる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における木工装置の全体構成例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態における木工装置によるワークの加工時の様子を工程順に示す図である。
【図3】本発明の実施形態におけるカバーあるいは割り刃の位置調整の例を示す図である。
【図4】従来装置の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 木工装置
11 装置本体
12 ベース
13 丸鋸
14 ワークガイド
15 割り刃
15a 長溝
16 ピン
17 昇降ハンドル
18 ハンドル
19 ガイドボルト
20 蝶ネジ
21 カバー
21a 開口部
22 枢軸
23 捩じりコイルスプリング
24 逃げ孔
25 スリット
W ワーク

Claims (4)

  1. ベース上に一部を突出させて回転する回転切削工具に対して被加工材をスライド送りし、所定の切削加工を行う木工装置であって、
    切削された被加工材の間に割り込み得るように上記回転切削工具に隣接配置された割り刃と、上記回転切削工具を覆うように枢軸を介して回動可能に上記ベースに枢支されたカバーとを備え、
    上記割り刃の端部には、上記カバーの外周と当接し得るようにピン部材が取り付けられ、
    被加工材のスライド送りに伴って、該被加工材が上記カバーを枢軸側から押し下げ、上記ピン部材が該被加工材の浮上がりを規制することを特徴とする、木工装置。
  2. 前記ベースは、装置本体に昇降可能に支持されていることを特徴とする、請求項に記載の木工装置。
  3. 前記カバーは、前記ピン部材に弾接するように弾機手段によって付勢されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の木工装置。
  4. 前記割り刃は、装置本体に格納可能となるようにスライド式に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の木工装置。
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