JP7418015B2 - パワーエレメントの製造方法、パワーエレメント及びそれを用いた膨張弁 - Google Patents
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Description
前記上蓋部材に形成されたスリットを介して、前記上蓋部材と前記ダイアフラムとの間に作動ガスを充填する工程と、
前記スリットの近傍を成す前記上蓋部材の素材を加熱溶融し、溶融した素材により前記スリットを埋める工程と、を有し、
前記スリットは、C字状のスリット、コ字状あるいはU字状のスリット、台形の一部をなす形状あるいはV字状のスリットのいずれかである、ことを特徴とする。
本発明によるパワーエレメントの製造方法は、上蓋部材、受け部材、及び前記上蓋部材と前記受け部材との間に挟まれるダイアフラムを含むパワーエレメントの製造方法であって、
前記上蓋部材に形成されたスリットを介して、前記上蓋部材と前記ダイアフラムとの間に作動ガスを充填する工程と、
前記スリットの近傍を成す前記上蓋部材の素材を加熱溶融し、溶融した素材により前記スリットを埋める工程と、を有し、
前記スリットに囲われたタブの端縁を起点に、前記上蓋部材から前記タブを傾斜させ、前記タブと前記スリットの間の隙間を介して、前記作動ガスを充填する、ことを特徴とする。
本発明によるパワーエレメントの製造方法は、上蓋部材、受け部材、及び前記上蓋部材と前記受け部材との間に挟まれるダイアフラムを含むパワーエレメントの製造方法であって、
前記上蓋部材に形成された穴を介して、前記上蓋部材と前記ダイアフラムとの間に作動ガスを充填する工程と、
前記穴の近傍を成す前記上蓋部材の素材を加熱溶融し、溶融した素材により前記穴を埋める工程と、を有し、
前記穴は複数個形成され、隣接する前記穴の間の素材が加熱溶融される、ことを特徴とする。
金属板から形成された上蓋部材と、
前記上蓋部材に対して、外周同士が溶接されたダイアフラムと、
前記上蓋部材と前記ダイアフラムとで囲われた内部空間に封入された作動ガスと、を有し、
前記上蓋部材は、前記内部空間と外部とを連通するスリットが封止された封止痕を有し、当該封止痕は、前記スリットの近傍を成す前記上蓋部材の素材が加熱溶融され流動して固化したことにより、前記スリットを埋めて形成され、
前記封止痕がC字状を有し、前記スリットにより囲われたタブが、前記上蓋部材に対して直線状の端縁を介して連結されている、ことを特徴とする。
本発明によるパワーエレメントは、
金属板から形成された上蓋部材と、
前記上蓋部材に対して、外周同士が溶接されたダイアフラムと、
前記上蓋部材と前記ダイアフラムとで囲われた内部空間に封入された作動ガスと、を有し、
前記上蓋部材は、前記内部空間と外部とを連通するスリットが封止された封止痕を有し、
当該封止痕は、前記スリットの近傍を成す前記上蓋部材の素材が加熱溶融され流動して固化したことにより、前記スリットを埋めて形成され、
前記封止痕がコ字状またはU字状を有し、前記スリットにより囲われたタブが、前記上蓋部材に対して直線状の端縁を介して連結されている、ことを特徴とする。
本発明によるパワーエレメントは、
金属板から形成された上蓋部材と、
前記上蓋部材に対して、外周同士が溶接されたダイアフラムと、
前記上蓋部材と前記ダイアフラムとで囲われた内部空間に封入された作動ガスと、を有し、
前記上蓋部材は、前記内部空間と外部とを連通するスリットが封止された封止痕を有し、
当該封止痕は、前記スリットの近傍を成す前記上蓋部材の素材が加熱溶融され流動して固化したことにより、前記スリットを埋めて形成され、
前記封止痕が台形の一部を成す形状またはV字形を有し、前記スリットにより囲われたタブが、前記上蓋部材に対して直線状の端縁を介して連結されている、ことを特徴とする。
本明細書において、弁体3から作動棒5に向かう方向を「上方向」と定義し、作動棒5から弁体3に向かう方向を「下方向」と定義する。よって、本明細書では、膨張弁1の姿勢に関わらず、弁体3から作動棒5に向かう方向を「上方向」と呼ぶ。
図1、2を参照して、本実施形態における膨張弁1の概要について説明する。図1は、本実施形態における膨張弁1を、冷媒循環システム100に適用した例を模式的に示す概略断面図である。図2は、本実施形態のパワーエレメント8の製造工程の一部を示す断面図である。図3Aは、本実施形態のパワーエレメント8の頂部を拡大した平面図であり、溶接直前の状態を示す。
図1を参照して、膨張弁1の動作例について説明する。コンプレッサ101で加圧された冷媒は、コンデンサ102で液化され、膨張弁1に送られる。また、膨張弁1で断熱膨張された冷媒はエバポレータ104に送り出され、エバポレータ104で、エバポレータの周囲を流れる空気と熱交換される。エバポレータ104から戻る冷媒は、膨張弁1(より具体的には、戻り流路23)を通ってコンプレッサ101側へ戻される。このとき、エバポレータ104を通過することで、第2流路22内の流体圧は、戻り流路23の流体圧より大きくなる。
図3Bは、変形例のパワーエレメントの頂部を拡大した平面図であり、溶接直前の状態を示す。本変形例において上蓋部材の円錐台形部82Abの平坦な中央部には、軸線Lを中心とするコ字状(またはU字状)のスリット82Acが形成されており、さらにスリット8Acに囲われた中央に矩形のタブ82Adが形成される。タブ82Adは、点線で示す端縁82Aeを介して円錐台形部82Abに連結されており、組付け前の状態では円錐台形部82Abに対して切り起された状態にされる。ダイアフラム83、ストッパ部材84、受け部材86を含む、それ以外の構成については、上述した実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。本変形例1においては、スリット82Acの近傍の素材が加熱溶融されて当該スリット82Acが封止されることにより、コ字状(またはU字状)の封止痕が形成されることとなる。
図3Cは、変形例のパワーエレメントの頂部を拡大した平面図であり、溶接直前の状態を示す。本変形例において上蓋部材の円錐台形部82Bbの平坦な中央部には、軸線Lを中心とする台形の一部を成す形状(またはV字状)のスリット82Bcが形成されており、さらにスリット82Bcに囲われた中央に台形のタブ82Bdが形成される。タブ82Bdは、点線で示す端縁82Beを介して円錐台形部82Bbに連結されており、組付け前の状態では円錐台形部82Bbに対して切り起された状態にされる。ダイアフラム83、ストッパ部材84、受け部材86を含む、それ以外の構成については、上述した実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。本変形例2においては、スリット82Bcの近傍の素材が加熱溶融されて当該スリット82Bcが封止されることにより、台形の一部を成す形状(またはV字状)の封止痕が形成されることとなる。なお、以上の実施形態及び変形例に限らず、タブは種々の形状とすることができる。
図4は、第2の実施形態のパワーエレメント8Dの製造工程の一部を示す断面図である。図4に示すように、パワーエレメント8Dの上蓋部材82Dは、外周側のフランジ部82Daと、中央の円錐台形部82Dbとを有する。組付け前の状態で、第1の実施形態と同様に、円錐台形部82Dbの平坦な中央部には、円弧状(C字状)のスリット82Dcが形成されており、その中央に円形のタブ82Ddが形成される。ただし、タブ82Ddは、組付け前の状態では円錐台形部82Dbに対して押し込まれた状態にされ、上蓋部材82Dの内側に向かって傾斜する。ダイアフラム83、ストッパ部材84、受け部材86を含む、それ以外の構成については、上述した実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図5は、第3の実施形態のパワーエレメント8Eの製造工程の一部を示す断面図である。図5(a)に示すように、パワーエレメント8Eの上蓋部材82Eは、外周側のフランジ部82Eaと、中央の円錐台形部82Ebとを有する。組付け前の状態で、円錐台形部82Ebの平坦な中央部には、内径が0.5mm以下の小穴82Ecが形成されている。ダイアフラム83、ストッパ部材84、受け部材86を含む、それ以外の構成については、上述した実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図6Aは、変形例のパワーエレメントの頂部を拡大した平面図であり、溶接直前の状態を示す。本変形例において上蓋部材の円錐台形部82Fbの平坦な中央部において、小穴82Fcの周囲に、円錐台形部82Fbの上面から一段下がった段部82Fdが形成されている。薄肉化された段部82Fdは、プレス成形で形成されると好ましい。ダイアフラム83、ストッパ部材84、受け部材86を含む、それ以外の構成については、上述した実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図6Bは、変形例のパワーエレメントの頂部を拡大した平面図であり、溶接直前の状態を示す。本変形例において上蓋部材の円錐台形部82Gbの平坦な中央部において、小穴82Ecより小径の細孔82Gcが複数個形成されている。ダイアフラム83、ストッパ部材84、受け部材86を含む、それ以外の構成については、上述した実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図7は、第4の実施形態のパワーエレメント8Hの製造工程の一部を示す断面図である。図7に示すように、パワーエレメント8Hの上蓋部材82Hは、外周側のフランジ部82Haと、中央の円錐台形部82Hbとを有する。組付け前の状態で、円錐台形部82Hbの平坦な中央部には、上方を向いた中空の円筒部82Hcが形成されている。円筒部82Hcの中央が、作動ガス充填用の穴を構成する。すなわち、円筒部82は作動ガス充填用の穴の近傍部位である。ダイアフラム83、ストッパ部材84、受け部材86を含む、それ以外の構成については、上述した実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図8は、第5の実施形態のパワーエレメント8Iの製造工程の一部を示す断面図である。図7に示すように、パワーエレメント8Iの上蓋部材82Iは、外周側のフランジ部82Iaと、中央の円錐台形部82Ibとを有する。組付け前の状態で、円錐台形部82Ibの平坦な中央部には、上方を向いた中空の円筒部82Icが形成されている。円筒部82Icの中央が、作動ガス充填用の穴を構成する。すなわち、円筒部82Icは作動ガス充填用の穴の近傍部位である。ダイアフラム83、ストッパ部材84、受け部材86を含む、それ以外の構成については、上述した実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図9は、第6の実施形態のパワーエレメント8Jの製造工程の一部を示す断面図である。図9に示すように、パワーエレメント8Jの上蓋部材82Jは、外周側のフランジ部82Jaと、中央のドーム状部82Jbとを有する。組付け前の状態で、ドーム状部82Jbの側面(軸線Lに対して傾いた斜面)には、小穴82Jcが形成されている。ダイアフラム83、ストッパ部材84、受け部材86を含む、それ以外の構成については、上述した実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図10は、第7の実施形態のパワーエレメント8Kの製造工程の一部を示す断面図である。図10に示すように、パワーエレメント8Kの上蓋部材82Kは、外周側のフランジ部82Kaと、中央のドーム状部82Kbとを有する。組付け前の状態で、ドーム状部82Kbの側面には、図3A~3Cに示すごとき、スリット82Kc及びタブ82Kdが形成されている。タブ82Kdの端縁82Keは、スリット82Kcより上方に配置され、タブ82Kdの下端側が、ドーム状部82Kbから切り起されている。ダイアフラム83、ストッパ部材84、受け部材86を含む、それ以外の構成については、上述した実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
2 :弁本体
3 :弁体
4 :付勢装置
5 :作動棒
6 :リングばね
8,8D,8E,8H,8I,8J,8K :パワーエレメント
20 :弁座
21 :第1流路
22 :第2流路
23 :戻り流路
27 :弁通孔
41 :コイルばね
42 :弁体サポート
43 :ばね受け部材
100 :冷媒循環システム
101 :コンプレッサ
102 :コンデンサ
104 :エバポレータ
VS :弁室
Claims (15)
- 上蓋部材、受け部材、及び前記上蓋部材と前記受け部材との間に挟まれるダイアフラムを含むパワーエレメントの製造方法であって、
前記上蓋部材に形成されたスリットを介して、前記上蓋部材と前記ダイアフラムとの間に作動ガスを充填する工程と、
前記スリットの近傍を成す前記上蓋部材の素材を加熱溶融し、溶融した素材により前記スリットを埋める工程と、を有し、
前記スリットは、C字状のスリット、コ字状あるいはU字状のスリット、台形の一部をなす形状あるいはV字状のスリットのいずれかである、
ことを特徴とするパワーエレメントの製造方法。 - 前記スリットに囲われたタブの端縁を起点に、前記上蓋部材から前記タブを傾斜させ、前記タブと前記スリットの間の隙間を介して、前記作動ガスを充填する、
ことを特徴とする請求項1に記載のパワーエレメントの製造方法。 - 上蓋部材、受け部材、及び前記上蓋部材と前記受け部材との間に挟まれるダイアフラムを含むパワーエレメントの製造方法であって、
前記上蓋部材に形成されたスリットを介して、前記上蓋部材と前記ダイアフラムとの間に作動ガスを充填する工程と、
前記スリットの近傍を成す前記上蓋部材の素材を加熱溶融し、溶融した素材により前記スリットを埋める工程と、を有し、
前記スリットに囲われたタブの端縁を起点に、前記上蓋部材から前記タブを傾斜させ、前記タブと前記スリットの間の隙間を介して、前記作動ガスを充填する、
ことを特徴とするパワーエレメントの製造方法。 - 前記作動ガスを充填した後、前記スリットの近傍を成す前記上蓋部材の素材を溶融する前に、前記隙間が減少するように前記タブを押し倒す、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のパワーエレメントの製造方法。 - 前記タブを、前記上蓋部材の内側に向かって傾斜させる、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のパワーエレメントの製造方法。 - 上蓋部材、受け部材、及び前記上蓋部材と前記受け部材との間に挟まれるダイアフラムを含むパワーエレメントの製造方法であって、
前記上蓋部材に形成された穴を介して、前記上蓋部材と前記ダイアフラムとの間に作動ガスを充填する工程と、
前記穴の近傍を成す前記上蓋部材の素材を加熱溶融し、溶融した素材により前記穴を埋める工程と、を有し、
前記穴は複数個形成され、隣接する前記穴の間の素材が加熱溶融される、
ことを特徴とするパワーエレメントの製造方法。 - 前記複数の穴の周囲に薄肉の段部が形成され、前記段部の素材が加熱溶融される、
ことを特徴とする請求項6に記載のパワーエレメントの製造方法。 - 前記上蓋部材の軸線に対して傾いた斜面に、前記スリットが形成され、
溶融した素材が重力で流動して前記スリットを埋める、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のパワーエレメントの製造方法。 - 前記上蓋部材の軸線に対して傾いた斜面に、前記複数の穴が形成され、
溶融した素材が重力で流動して前記複数の穴を埋める、
ことを特徴とする請求項6または7に記載のパワーエレメントの製造方法。 - レーザ光を照射して、前記スリットの近傍の素材を加熱溶融する、
ことを特徴とする請求項1~5、8のいずれか一項に記載のパワーエレメントの製造方法。 - レーザ光を照射して、前記複数の穴の近傍の素材を加熱溶融する、
ことを特徴とする請求項6、7、9のいずれか一項に記載のパワーエレメントの製造方法。 - 金属板から形成された上蓋部材と、
前記上蓋部材に対して、外周同士が溶接されたダイアフラムと、
前記上蓋部材と前記ダイアフラムとで囲われた内部空間に封入された作動ガスと、を有し、
前記上蓋部材は、前記内部空間と外部とを連通するスリットが封止された封止痕を有し、
当該封止痕は、前記スリットの近傍を成す前記上蓋部材の素材が加熱溶融され流動して固化したことにより、前記スリットを埋めて形成され、
前記封止痕がC字状を有し、前記スリットにより囲われたタブが、前記上蓋部材に対して直線状の端縁を介して連結されている、
ことを特徴とするパワーエレメント。 - 金属板から形成された上蓋部材と、
前記上蓋部材に対して、外周同士が溶接されたダイアフラムと、
前記上蓋部材と前記ダイアフラムとで囲われた内部空間に封入された作動ガスと、を有し、
前記上蓋部材は、前記内部空間と外部とを連通するスリットが封止された封止痕を有し、
当該封止痕は、前記スリットの近傍を成す前記上蓋部材の素材が加熱溶融され流動して固化したことにより、前記スリットを埋めて形成され、
前記封止痕がコ字状またはU字状を有し、前記スリットにより囲われたタブが、前記上蓋部材に対して直線状の端縁を介して連結されている、
ことを特徴とするパワーエレメント。 - 金属板から形成された上蓋部材と、
前記上蓋部材に対して、外周同士が溶接されたダイアフラムと、
前記上蓋部材と前記ダイアフラムとで囲われた内部空間に封入された作動ガスと、を有し、
前記上蓋部材は、前記内部空間と外部とを連通するスリットが封止された封止痕を有し、
当該封止痕は、前記スリットの近傍を成す前記上蓋部材の素材が加熱溶融され流動して固化したことにより、前記スリットを埋めて形成され、
前記封止痕が台形の一部を成す形状またはV字形を有し、前記スリットにより囲われたタブが、前記上蓋部材に対して直線状の端縁を介して連結されている、
ことを特徴とするパワーエレメント。 - 請求項12~14のいずれか一項に記載のパワーエレメントを有することを特徴とする膨張弁。
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