JP7415745B2 - 対向電極判定方法及び対向電極判定装置 - Google Patents

対向電極判定方法及び対向電極判定装置 Download PDF

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Description

ここに開示する技術は、対向電極判定方法及び対向電極判定装置に関する。
特許文献1には、電極棒の先端形状を測定する方法の一例として、電極棒の先端を撮像することが開示されている。この方法によれば、光源より発する光線を電極棒の先端に照射することで、電極棒の先端形状を測定することができる。
また、特許文献2には、一対の電極間の距離を計測する方法の一例として、予め求めた変換係数と、ワークの溶接時に検出された電極位置と、に基づいて両電極間の距離を計測することが開示されている。さらに、この特許文献2には、計測された両電極間の距離に基づいて、溶接異常の有無を判定したり、電極の摩耗量を検出したりすることも開示されている。
特開平4-65608号公報 特開2004-34105号公報
前記特許文献1及び2に開示されているような一対の対向電極は、その摩耗量等に応じて交換されなければならない。ところが、各対向電極の先端形状は多岐にわたるため、所望の溶接を行うためには、交換作業後に、一対の対向電極が正しい組み合わせになっているか否かを判定する必要がある。
そうした判定を行うための方法としては、例えば前記特許文献1に記載されているように、各対向電極の先端形状を撮像することが考えられる。しかしながら、前記特許文献1に記載の方法はカメラを必要とするため、低コスト化を図るには不都合である。また、カメラを用いる方法は、サイクルタイムの短縮を図る上でも望ましくない。
その他、カメラの代わりに各種センサを用いることも考えられるが、カメラを用いる場合と同様に、製造コスト、サイクルタイム等を改善するには不都合である。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、一対の対向電極の組み合わせの正誤を安価にかつ短時間で判定することにある。
ここに開示する技術は、一対の対向電極の組み合わせの正誤を判定する対向電極判定方法に係る。この対向電極判定方法は、前記一対の対向電極をそれぞれ挿入可能な受入部が両側に形成されてなりかつ所定箇所に固定された被挟持部材に向けて前記一対の対向電極を移動させる工程と、前記被挟持部材を前記一対の対向電極によって挟持することで、該一対の対向電極をそれぞれ前記受入部に挿入する工程と、前記一対の対向電極の電極間距離を測定する工程と、前記電極間距離に基づいて、前記組み合わせの正誤を判定する工程と、を備える。
そして、前記受入部は、前記一対の対向電極それぞれの先端形状に応じて、各対向電極の挿入代を相違させるように構成される。
ここで、「挿入代」の語は、各対向電極を受入部へ挿入する際の、各対向電極の挿入限度を示す。本開示に係る受入部は、各対向電極の挿入代を、その先端形状に応じて相違させる。ゆえに、所定の先端形状を有する対向電極を受入部に挿入したときと、それとは異なる先端形状を有する対向電極を受入部に挿入したときと、で受入部への挿入量が相違する。
したがって、被挟持部材を一対の対向電極で挟持するとともに、各対向電極を各受入部に挿入することで、各対向電極の先端形状に対応した電極間距離が実現される。ゆえに、この電極間距離を測定することで、一対の対向電極の組み合わせの正誤を判定することが可能になる。
前記方法は、カメラ等の機器を必要としない。そのため、前記方法によれば、一対の対向電極の組み合わせの正誤を安価にかつ短時間で判定することが可能になる。
また、前記一対の対向電極は、互いに異なる縦断面を有する、としてもよい。
この方法によれば、一対の対向電極の一方と他方とで先端形状が相違することになる。したがって、例えば、一対の対向電極を正しく組み合わせた場合の各先端形状に対応させた受入部を用いることで、一対の対向電極を誤って組み合わせた場合の挿入代を、より確実に相違させることができる。この方法は、先端形状が互いに相違する対向電極の取り違えを抑制することができるという点で、取り分け有効である。
また、前記一対の対向電極は、それぞれ、平坦に形成された先端面を有し、前記一対の対向電極の一方と他方とで、前記先端面の面積が相違する、としてもよい。
この方法によれば、一対の対向電極を誤って組み合わせた場合の挿入代を、より確実に相違させることができる。この方法は、先端形状が互いに相違する対向電極の取り違えを抑制することができるという点で、取り分け有効である。
また、前記受入部のうち、前記被挟持部材の一側に形成される受入部を第1受入部とし、該被挟持部材の他側に形成される受入部を第2受入部とすると、前記第1及び第2受入部は、互いに反対方向に向かって開口した凹部からなり、前記第1受入部をなす凹部の底部と、前記第2受入部をなす凹部の底部と、は貫通孔を介して連通する、としてもよい。
この方法によれば、例えば先端が丸い対向電極を第1又は第2受入部に挿入したときに、その対向電極の先端を貫通孔の中まで挿し入れることが可能になる。それとは対照的に、例えば先端が平たい対向電極を第1又は第2受入部に挿入したときには、その対向電極の先端が貫通孔の中まで入らないように構成することできる。
このように、対向電極の先端形状に応じて、貫通孔の中まで挿し入れ可能か否かが区別されるように構成することで、各対向電極の挿入代をより確実に相違させることが可能となる。
また、前記一対の対向電極は、それぞれ、スポット溶接用の棒状電極からなる、としてもよい。
本開示は、一対の対向電極としてスポット溶接用の棒状電極を用いた場合に、取り分け有効となる。
また、前記被挟持部材は、前記一対の対向電極の挟持方向に沿った移動が規制される、としてもよい。
ここで、「挟持方向」の語は、一対の対向電極が被挟持部材を挟持する際の、各対向電極の移動方向を指す。前記方法によれば、一対の対向電極を前述の如き姿勢に固定することで、電極間距離をより正確に測定することが可能となる。
ここに開示する技術は、一対の対向電極の組み合わせの正誤を判定する対向電極判定装置にも係る。この対向電極判定装置は、前記一対の対向電極をそれぞれ挿入可能な受入部が両側に形成されてなり、所定箇所に固定された被挟持部材を備え、前記被挟持部材を前記一対の対向電極によって挟持することで、該一対の対向電極をそれぞれ前記受入部に挿入する工程と、前記一対の対向電極の電極間距離を測定する工程と、前記電極間距離に基づいて、前記組み合わせの正誤を判定する工程と、を実行し、前記受入部は、前記一対の対向電極それぞれの先端形状に応じて、各対向電極の挿入代を相違させるように構成される。
この構成によれば、カメラ等の機器を必要とすることなく、一対の対向電極の組み合わせの正誤を安価にかつ短時間で判定することが可能になる
以上説明したように、本開示によれば、一対の対向電極の組み合わせの正誤を安価にかつ短時間で判定することが可能になる。
図1は、対向電極判定装置を含んでなるスポット溶接装置を例示する側面図である。 図2は、溶接ガンを例示する側面図である。 図3は、治具を構成するベース部材を例示する三面図である。 図4は、治具を構成する被挟持部材を例示する二面図である。 図5Aは、被挟持部材の詳細を説明するための断面図である。 図5Bは、被挟持部材の詳細を説明するための断面図である。 図6は、各対向電極の挿入代について説明するための図である。 図7は、コントローラの概略構成を例示するブロック図である。 図8は、対向電極判定方法の具体的な手順を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明は例示である。
(全体構成)
図1は、対向電極判定装置を含んでなるスポット溶接装置1を例示する側面図である。また、図2は、溶接ガン3を例示する側面図である。
図1に示すように、スポット溶接装置1は、例えば6軸型のロボット2と、ロボット2のアーム先端に装着された溶接ガン3と、溶接ガン3が有する一対の対向電極12,13を整形研磨するドレッサー5と、一対の対向電極12,13の組み合わせを判定するための治具8等を設けてなるフレーム部材4と、ロボット2、溶接ガン3及びドレッサー5等を制御するコントローラ9と、を備える。このうち、治具8と、コントローラ9と、が本実施形態に係る対向電極判定装置をなす。
-ロボット2-
ロボット2は、例えば6つの関節軸を有する多関節ロボットである。ロボット2は、床面F上に設置される。ロボット2は、各関節軸まわりに各部材を駆動する不図示のサーボモータを備える。サーボモータは、コントローラ9によって制御される。
-溶接ガン3-
溶接ガン3は、ロボット2のアーム先端に装着されるベース部材10と、ベース部材10に固定された略C字形のアーム11と、アーム11の先端に取り付けられる一対の対向電極12,13と、一方の対向電極12に対して他方の対向電極13を接離させる駆動モータ16と、該駆動モータ16の回転角度及び回転量を検出するエンコーダ17と、を有する。駆動モータ16とエンコーダ17は、それぞれコントローラ9と電気的に接続される。
詳しくは、一対の対向電極12,13は、それぞれ、スポット溶接用の棒状電極からなる。一対の対向電極12,13のうち、下方に位置する固定電極12は、アーム11に固定されたロッド14の上端に装着される。この固定電極12は、ロッド14の上端に対し、交換可能に装着される。
また、一対の対向電極12,13のうち、上方に位置する可動電極13は、アーム11に対して相対移動可能なロッド15の下端に装着される。可動電極13は、固定電極12と向かい合うように配置される。可動電極13は、ロッド15の下端に対し、交換可能に装着される。
可動電極13が装着されるロッド15は、駆動モータ16の作動に伴い上下に移動する。ロッド15が移動することで、可動電極13は、固定電極12に対して接近又は離間するように移動する。その際、エンコーダ17が駆動モータ16の回転角度及び回転量を検出することで、コントローラ9が、固定電極12に対する可動電極13の相対位置、特に、挟持方向における固定電極12と可動電極13との間の間隔(以下、これを「電極間距離」という)を算出するようになっている。コントローラ9は、その算出結果に基づいた種々の制御を実行することができる。
また、図2に示すように、一対の対向電極12,13は、互いに異なる縦断面を有する。詳しくは、一対の対向電極12,13は、それぞれ、平坦に形成された先端面12a,13aを有しているものの、一方の対向電極12と他方の対向電極13とで、先端面12a,13aの面積が相違するようになっている。
さらに詳しくは、下方に位置する固定電極12は、その先端を平坦に切り欠いた半円状の縦断面を有する(図5A,5Bも参照)。固定電極12の先端面12aは、挟持方向(上下方向)に垂直な平面に沿って平坦に延びる。また、固定電極12は、円形状の横断面を有する。
一方、上方に位置する可動電極13は、丸みを帯びた角部を有する矩形状の縦断面を備える(図5A,5Bも参照)。可動電極13の先端面13aは、挟持方向(上下方向)に垂直な平面に沿って平坦に延びる。また、可動電極13は、固定電極12と同様に、円形状の横断面を有する。
そして、図2、及び、後述の図5A及び図5Bから見て取れるように、固定電極12の先端面12aの面積は、可動電極13の先端面13aの面積よりも小さい。
このように、下方に位置する固定電極12は、通常、半円状の電極が取り付けられるべきところ、電極の交換に誤りが生じた結果、上方に位置する可動電極13のように平たい電極が取り付けられてしまう可能性がある。以下、電極の交換を誤った場合の固定電極に符号「12’」を付し、これを「誤着時固定電極」と呼称する(図5Bの2点鎖線を参照)。
同様に、上方に位置する可動電極13は、通常、平たい電極が取り付けられるべきところ、電極の交換に誤りが生じた結果、下方に位置する固定電極12のように半円状の電極が取り付けられてしまう可能性がある。以下、電極の交換を誤った場合の可動電極に符号「13’」を付し、これを「誤着時可動電極」と呼称する(図5Bの2点鎖線を参照)。
-フレーム部材4-
フレーム部材4は、床面Fに設置されている。上下方向におけるフレーム部材4の略中央部には、前記両電極12,13をそれぞれ整形研磨するためのドレッサー5が配置される。また、上下方向におけるフレーム部材4の頂部には、一対の対向電極12,13のうちの少なくとも一方を交換した際に、交換後の対向電極12,13の組み合わせの正誤を判定するための治具8が配置される。
-治具8-
図3は、治具8を構成するベース部材6を例示する三面図である。また、図4は、治具8を構成する被挟持部材7を例示する二面図であり、図5A及び図5Bは、被挟持部材7の詳細を説明するための断面図である。
図1に概略的に示すように、本実施形態に係る治具8は、フレーム部材4に支持されるベース部材6と、このベース部材6の上面に取り付けられる被挟持部材7と、を備えてなる。
ベース部材6は、図3に示すように、略矩形状のプレート部材60によって構成される。プレート部材60の長手方向一側には、被挟持部材7を取り付けるための凹部61が形成される。この凹部61は、上方に向かって開口しかつ円形の横断面を有してなる。凹部61の内底面には、該凹部61の開口よりも小径の貫通孔62が設けられる。この貫通孔62は、ベース部材6を厚み方向(上下方向)に貫通する。
また、凹部61の内底面には、ベース部材6に被挟持部材7を締結するための4つの締結孔61aが設けられる。4つの締結孔61aは、貫通孔62を取り囲むように配置される。各締結孔61aには、ボルト等、不図示の締結部材を挿入することができる。
被挟持部材7は、図4に示すように、略円筒状のディスク部材70によって構成されるる。このディスク部材70は、円筒状の筒状部70aと、筒状部70aの外周に沿って設けられた鍔部70bと、を有する。
このうち、筒状部70aは、ベース部材6の貫通孔62と略同径に形成されており、該貫通孔62に挿入可能とされている。鍔部70bは、筒状部70aを貫通孔62に挿入した際の抜け止めとして機能する。
鍔部70bには、周方向に沿って等間隔で配置された4つの凹部71が設けられている。各凹部71は、上方に向かって開口する。各凹部71の内径は、前記締結部材の頭部の外径よりも大きい。また、各凹部71の内底面には、ベース部材6に被挟持部材7を締結するための締結孔71aが設けられる。
ベース部材6に対する被挟持部材7の取付に際しては、まず、ベース部材6の貫通孔62に対し、被挟持部材7の筒状部70aを挿入する。続いて、筒状部70aを中心軸まわりに回転し、ベース部材6の各締結孔61aと、被挟持部材7の各締結孔71aと、を同軸にした状態で上方から締結部材を挿入し、それらを共締めする。
なお、締結部材を挿入するためには、少なくとも、被挟持部材7の各凹部71を上向きに配置する必要がある。これにより、被挟持部材7の上下の向きを誤ることなく、ベース部材6に取り付けることが可能となる。
また、被挟持部材7は、一対の対向電極12,13をそれぞれ挿入可能な受入部72,73が両側に形成されてなる。両受入部72,73は、一対の対向電極12,13それぞれの先端形状に応じて、各対向電極12,13の挿入代を相違させるように構成される。ここで、「挿入代」の語は、各受入部72,73に対応する対向電極12,13を挿入する際の、各対向電極12,13を挿入可能な長さ(挿入許容量)の上限値を示す。
具体的に、両受入部72,73のうち、被挟持部材7の一側(下側)に形成される受入部72を第1受入部72とし、該被挟持部材7の他側(上側)に形成される受入部73を第2受入部73とすると、第1及び第2受入部72,73は、互いに反対方向に向かって開口した凹部からなる。
第1受入部72をなす凹部は、一対の対向電極12,13のうちの一方である固定電極12に対応した断面形状を有する。同様に、第2受入部73をなす凹部は、一対の対向電極12,13のうちの他方である可動電極13に対応した断面形状を有する。
具体的に、第1受入部72は、下方に向かって開口した凹部からなり、上下方向に垂直な断面を見たときに、円形状の横断面を有する。図5Aに示すように、第1受入部72は、下方に向かってテーパ状に拡径した円錐部72bと、この円錐部72bと同軸に設けられ、下方に向かってストレートに延びる円筒部72aと、を有する。
第1受入部72において、上下方向における円錐部72bの寸法は、上下方向における円筒部72aの寸法よりも長い。また、円錐部72bの傾斜角度は、30°~60°、好ましくは40°~50°に設定される。
また、図5A及び図5Bに示すように、円筒部72aの内径は、固定電極12及び誤着時固定電極12’の外径よりも大きい。ゆえに、各図にて2点鎖線で示したように、部材間の干渉を引き起こすことなく、円筒部72aに固定電極12又は誤着時固定電極12’を挿入することができる。
一方、第2受入部73は、上方に向かって開口した凹部からなり、上下方向に垂直な断面を見たときに、第1受入部72と同様に、円形状の横断面を有する。図5Aに示すように、第2受入部73は、上方に向かって略テーパ状に拡径した円錐部73bと、この円錐部73bと同軸に設けられ、底面側の角部にアールを設けた円筒部73aと、を有する。第2受入部73は、第1受入部72と同軸に配置される。
第2受入部73において、上下方向における円錐部73bの寸法は、上下方向における円筒部73aの寸法よりも短い。また、第2受入部73において、円筒部73aの角部の曲率半径Rは、固定電極12及び誤着時可動電極13’の曲率半径よりも小さく、かつ、可動電極13及び誤着時固定電極12’の曲率半径よりも大きい(図5A及び図5Bを参照)。
また、図5A及び図5Bに示すように、第2受入部73の内径は、可動電極13及び誤着時可動電極13’の外径よりも大きい。ゆえに、各図にて2点鎖線で示したように、部材間の干渉を引き起こすことなく、第2受入部73に可動電極13又は誤着時可動電極13’を挿入することができる。
さらに、第1受入部72をなす凹部の底部(具体的には、円錐部72bの底部)と、第2受入部をなす凹部の底部(具体的には、円錐部73bの底部)と、は貫通孔74を介して連通する。
この貫通孔74は、略円形状の横断面を有する。図5Aに示すように、貫通孔74の内径は、固定電極12の先端面12aの外径よりも大きく、かつ、可動電極13の先端面13aの外径よりも小さい。同様に、図5Bに示すように、貫通孔74の内径は、誤着時固定電極12’の先端面12a’の外径よりも小さく、かつ、誤着時可動電極13’の先端面13aの外径よりも大きい。
したがって、図5A及び図5Bに示すように、一対の対向電極12,13で被挟持部材7を挟持したとき、固定電極12の先端面12aは、貫通孔74内に侵入する一方、可動電極13の先端面13aは、貫通孔74内への侵入が規制される。同様に、誤着時可動電極13’の先端面13a’は、貫通孔74内への侵入が許容される一方、誤着時固定電極12’の先端面12a’は、貫通孔74内への侵入が規制される。このように、各電極12,13の先端形状に応じて貫通孔74内への侵入を許容するか否かを設定することで、先端形状に応じて挿入代を異ならせることができる。
前記のようにして構成される被挟持部材7は、ベース部材6を介することで、フレーム部材4の所定位置(上端部)に固定される。フレーム部材4が床面Fに設置されていることから、床面Fに対する被挟持部材7の移動、すなわち、挟持方向(上下方向)における被挟持部材7の移動が規制される。
図6は、各対向電極の挿入代について説明するための図である。
図6の(A)は、一対の対向電極12,13が双方とも正しく交換された場合の電極間距離Caを示す。図6の(B)は、一対の対向電極12,13のうち、固定電極12及び可動電極13が、それぞれ、誤着時固定電極12’及び誤着時可動電極13’と取り違えられた場合の電極間距離Cbを示す。図6の(C)は、一対の対向電極12,13のうち、可動電極13が誤着時可動電極13’と取り違えられた場合の電極間距離Ccを示す。図6の(D)は、一対の対向電極12,13のうち、固定電極12が誤着時固定電極12’と取り違えられた場合の電極間距離Cdを示す。
(A)と(D)との比較から見て取れるように、固定電極12が誤着時固定電極12’と取り違えられた場合、誤着時固定電極12’は、可動電極12とは異なり貫通孔74に挿入されない。挿入されない分、誤着時固定電極12’は、可動電極13から離間することになる。
そのため、誤着時固定電極12’と可動電極13との間の電極間距離Cdは、固定電極12と可動電極13との間の電極間距離Caに比して長くなる(Ca<Cd)。
(A)と(C)との比較から見て取れるように、可動電極13が誤着時可動電極13’と取り違えられた場合、誤着時可動電極13’は、固定電極13とは異なり貫通孔74の中に挿入される。挿入される分、誤着時可動電極13’は、固定電極12に接近することになる。
そのため、固定電極12と誤着時可動電極13’との間の電極間距離Ccは、固定電極12と可動電極13との間の電極間距離Caに比して短くなる(Cc<Ca)。
(A)と(B)との比較から見て取れるように、一対の対向電極12,13のうち、固定電極12及び可動電極13が、それぞれ、誤着時固定電極12’及び誤着時可動電極13’と取り違えられた場合、可動電極13が誤着時可動電極13’と取り違えられたことによる電極間距離の影響に比して、固定電極12が誤着時固定電極12’と取り違えられたことによる電極間距離の影響が、大きく作用する。
そのため、誤着時固定電極12’と誤着時可動電極13’との間の電極間距離Cbは、固定電極12と可動電極13との間の電極間距離Caに比して長くなる(Ca<Cb)。
なお、(B)の場合の電極間距離Cbは、誤着時可動電極13’が貫通孔74の中に入り込む分、前述した(D)の場合の電極間距離Cdよりも短くなる(Cb<Cd)。
以上より、4通りの組み合わせに係る電極間距離の大小関係として、下式が得られる。
Cc<Ca<Cb<Cd
このように、固定電極12、可動電極13、誤着時固定電極12’及び誤着時可動電極13’それぞれの先端形状に応じて、受入部72,73に挿入する際の挿入代を異ならせると同時に、4通りの組み合わせの間で、電極間距離を異ならせることが可能となる。
-コントローラ9-
図7は、コントローラ9の概略構成を例示するブロック図である。コントローラ9は、CPU、メモリ及びバスによって構成される。コントローラ9は、スポット溶接装置1の各部を制御する要素として、ロボット2を制御するためのロボット制御部91と、溶接ガン3を制御するための溶接ガン制御部92と、ドレッサー5を制御するためのドレッサー制御部93と、を備える。
コントローラ9は、ロボット制御部91、溶接ガン制御部92及びドレッサー制御部93を介してスポット溶接装置1を制御することで、一対の対向電極12,13によるスポット溶接を実行する。
このうち、ロボット制御部91は、ロボット2のアームを動作させ、所望位置まで溶接ガン3を移動させることができる。また、溶接ガン制御部92は、駆動モータ16を動作させたり、駆動モータ16の動作電流値を検出したり、エンコーダ17からの信号を受けて可動電極13の移動位置を演算したりすることができる。
コントローラ9はまた、対向電極判定装置を構成する要素として、各対向電極12,13の位置情報を取得する位置情報取得部94と、電極間距離を測定するクリアランス測定部95と、電極間距離の目安となる閾値を記憶する閾値記憶部96と、電極間距離の測定値と閾値に基づいた判定を実行する正誤判定部97と、を備える。
このうち、位置情報取得部94は、ロボット制御部91を介して一対の対向電極12,13をドレッサー5まで移動させるとともに、溶接ガン制御部92を介して両電極12,13を所定の加圧力でドレッサー5(特に、ドレッサー5のドレス刃)に押圧させる。位置情報取得部94は、その押圧時における可動電極13の移動位置を、溶接ガン制御部92を介して取得する。
位置情報取得部94は、そうして取得された移動位置を、電極間距離の基準となる基準位置に設定する。治具8を用いた判定は、その基準位置からの変位量に基づいて行うことができる。すなわち、この基準位置は、電極間距離のゼロ点に相当する。
クリアランス測定部95は、ロボット制御部91を介して一対の対向電極12,13を治具8(特に被挟持部材7)に向かって移動させる。さらに、クリアランス測定部95は、溶接ガン制御部92を介することで、被挟持部材7を一対の対向電極12,13によって挟持させ、該一対の対向電極12,13をそれぞれ対応する受入部72,73に挿入させる。
受入部72,73への挿入後、クリアランス測定部95は、溶接ガン制御部92を介して可動電極13の移動位置を演算し、位置情報取得部94が設定した基準位置との差分を演算する。そうして演算された差分こそが、前述の電極間距離に他ならない。こうして、クリアランス測定部95は、一対の対向電極12,13の電極間距離を測定する。
閾値記憶部96は、一対の対向電極12,13の組み合わせの正誤を判定するための、電極間距離の許容範囲を記憶する。この許容範囲は、電極間距離の目安となる上限値と下限値とからなり、一対の対向電極12,13、特に正しい組み合わせとされた場合の両電極12,13の先端形状に応じて、予め設定されるようになっている。
具体的に、許容範囲は、一対の対向電極12,13のうち、固定電極12を誤着時固定電極12’に付け間違ったり、可動電極13を誤着時可動電極13’に付け間違ったり、固定電極12と可動電極13を両方とも付け間違ったりしたときには範囲外になり、それ以外の場合(固定電極12と可動電極13の組み合わせが正常な場合)には範囲内になるような電極間距離の数値範囲として設定される。
正誤判定部97は、クリアランス測定部95が測定した電極間距離に基づいて、一対の対向電極12,13の組み合わせの正誤を判定する。具体的に、正誤判定部97は、クリアランス測定部95が演算した電極間距離と、閾値記憶部96に記憶された許容範囲と、を読み出す。
そして、正誤判定部97は、電極間距離が許容範囲に収まっているか否かを判定する。電極間距離が許容範囲に収まっている場合、正誤判定部97は、対向電極12,13の組み合わせが正しいと判定する。対して、電極間距離が許容範囲に収まっていない場合、正誤判定部97は、対向電極12,13の組み合わせが誤っていると判定する。後者の場合、正誤判定部97は、対向電極12,13の組み合わせが誤っていることを、ディスプレイ等を介してユーザに通知する。
(対向電極判定方法の具体例)
図8は、対向電極判定方法の具体的な手順を示すフローチャートである。以下、対向電極判定方法の具体的な手順を例示する。この方法は、対向電極判定装置としての治具8及びコントローラ9によって実行される。
まず、ステップS1は、スポット溶接装置1を稼動させる前の準備段階で実行されるステップである。ステップS1は、治具8を固定した後の通常運用時においては、省略される工程である。
具体的に、ステップS1において、ユーザは、ロボット2周辺の床面Fにフレーム部材4を設置するとともに、そのフレーム部材4に治具8を固定する。治具8の固定態様としては、少なくとも、一対の対向電極12,13が接離する方向(図例では上下方向)に沿って移動不能に設置することが好ましい。
続くステップS2において、ユーザが、一対の対向電極12,13のうちの少なくとも一方を交換したものとする。そして、ステップS2から続くステップS3において、ユーザが、スポット溶接装置1を作動させたものとする。
続くステップS4において、位置情報取得部94は、ロボット制御部91と溶接ガン制御部92とを介することで、交換後の両電極12,13をドレッサー5に押圧させる。位置情報取得部94は、その押圧時における可動電極13の移動位置に基づいて、電極間距離(クリアランス)のゼロ点を設定する。
続くステップS5において、クリアランス測定部95は、ロボット制御部91を介してロボット2を制御することで、所定箇所としてのフレーム部材4に固定された被挟持部材7に向けて交換後の一対の対向電極12,13を移動させる。
続くステップS6において、クリアランス測定部95は、溶接ガン制御部92を介して溶接ガン3を制御することにより、被挟持部材7を一対の対向電極12,13によって挟持する。そのとき、クリアランス測定部95は、一対の対向電極12,13をそれぞれ対応する受入部72,73に挿入する。
具体的に、クリアランス測定部95は、可動電極13を移動させ、該可動電極13を固定電極12に接近させる。クリアランス測定部95は、その接近移動を利用することで、固定電極12を第1受入部72に挿入するとともに、可動電極13を第2受入部73に挿入する。
続くステップS7において、クリアランス測定部95は、ステップS6で可動電極13を移動させたときの移動位置と、ステップS4で定めたゼロ点と、に基づいて電極間距離(クリアランス)を測定する。
続くステップS8において、正誤判定部97は、ステップS7で測定された電極間距離に基づいて、一対の対向電極12,13のうちの少なくとも一方を交換した際の、両電極12,13の組み合わせの正誤を判定する。
具体的に、ステップS8において、正誤判定部97は、ステップS7で測定された電極間距離が、閾値記憶部96に記憶された許容範囲に収まっているか否かを判定する。さらに詳しくは、正誤判定部97は、前記電極間距離が、前記許容範囲を規定する下限値以上、かつ該許容範囲を規定する上限値以下であるか否かを判定する。
ステップS8での判定がYESの場合、制御プロセスは、ステップS8からステップS9に進む。一方、前記判定がNOの場合、制御プロセスは、ステップS8からステップS10に進む。
ステップS9において、正誤判定部97は、一対の対向電極12,13の組み合わせが正常であると判定する。この場合、制御プロセスは終了する。
一方、ステップS10において、正誤判定部97は、一対の対向電極12,13の組み合わせが誤っていると判定する。この場合、一対の対向電極12,13のうち、固定電極12の代わりに誤着時固定電極12’が取り付けられているか、可動電極13の代わりに誤着時可動電極13’が取り付けられているか、両電極12,13とも誤着されているか、と判断される。この場合、制御プロセスは、ステップS10からステップS11に進む。
ステップS11において、コントローラ9は、一対の対向電極12,13のうちの少なくとも一方に付け間違いが生じていることを、ディスプレイ等を通じてユーザに通知する。ユーザへの通知後、制御プロセスは終了する。
(対向電極の正誤判定について)
以上説明したように、被挟持部材7を一対の対向電極12,13で挟持するとともに、各対向電極12,13を対応する各受入部72,73に挿入することで、各対向電極12,13の先端形状に対応した電極間距離が実現される。ゆえに、図8のステップS7~S8に例示したように、その電極間距離を測定することで、一対の対向電極12,13の組み合わせの正誤を判定することが可能になる。
本実施形態に係る方法は、カメラ等の機器を必要としない。そのため、本実施形態によれば、一対の対向電極12,13の組み合わせの正誤を安価にかつ短時間で判定することが可能になる。
また、図2に例示したように、一対の対向電極12,13の一方と他方とで先端形状が相違することになる。したがって、図5A,図6に例示したように、一対の対向電極12,13を正しく組み合わせた場合の各先端形状に対応させた受入部72,73を用いることで、一対の対向電極12,13を誤って組み合わせた場合の挿入代を、より確実に相違させることができる。この方法は、先端形状が互いに相違する対向電極12,13の取り違えを抑制することができるという点で、取り分け有効である。
また、固定電極12の先端面12aと可動電極13の先端面13aとで面積を異ならせたことで、一対の対向電極12,13を誤って組み合わせた場合の挿入代を、より確実に相違させることができる。この方法は、先端形状が互いに相違する対向電極12,13の取り違えを抑制することができるという点で、取り分け有効である。
また、図5Aに例示したように、例えば先細の固定電極12を第1受入部72に挿入したときに、その固定電極12の先端面12aを貫通孔74の中まで挿し入れることができる。それと対照的に、先端が平たい可動電極13を第2受入部73に挿入したときには、その可動電極13の先端面13aが貫通孔74の中まで入らないように構成することできる。固定電極12の代わりに誤着時固定電極12’を取り付けたとき、又は、可動電極13の代わりに誤着時可動電極13’を取り付けたときも同様である。
このように、対向電極12,13の先端形状に応じて、貫通孔74の中まで挿し入れ可能か否かが区別されるように構成することで、各対向電極12,13の挿入代をより確実に相違させることが可能となる。
《他の実施形態》
前記実施形態では、ロボット2を制御するためのロボット制御部91と、溶接ガン3を制御するための溶接ガン制御部92と、位置情報取得部94等、電極判定装置をなす要素と、が一体のコントローラ9に実装されていたが、本開示は、そうした構成には限定されない。ロボット制御部91と溶接ガン制御部92とを別体の制御ユニットによって制御してもよいし、電極判定装置をなす要素を別体のコンピュータに実装してもよい。
前記実施形態に係る受入部72,73は、それぞれ、一対の対向電極12,13のそれぞれに対応した断面形状を有していたが、受入部の構成は、これに限定されない。例えば、第1受入部72と、第2受入部73と、が同一の断面形状を有するように構成してもよい。その場合、許容範囲の大きさが、よりきめ細かく設定されることになる。
また、前記実施形態に係る一対の対向電極12,13は、スポット溶接用の棒状電極として構成されていたが、本開示は、そうした構成には限定されない。本開示に係る対向電極は、例えばローラ電極によって構成してもよい。
1 スポット溶接装置
2 ロボット
3 溶接ガン
4 フレーム部材(所定箇所)
6 ベース部材
7 被挟持部材
72 第1受入部(受入部)
73 第2受入部(受入部)
74 貫通孔
8 治具(電極判定装置)
9 コントローラ(電極判定装置)
12 固定電極(一対の対向電極の一方)
12a 固定電極の先端面
13 可動電極(一対の対向電極の他方)
13a 可動電極の先端面

Claims (10)

  1. 一対の対向電極の組み合わせの正誤を判定する対向電極判定方法であって、
    前記一対の対向電極をそれぞれ挿入可能な受入部が両側に形成されてなりかつ所定箇所に固定された被挟持部材に向けて前記一対の対向電極を移動させる工程と、
    前記被挟持部材を前記一対の対向電極によって挟持することで、該一対の対向電極をそれぞれ前記受入部に挿入する工程と、
    前記一対の対向電極の電極間距離を測定する工程と、
    前記電極間距離に基づいて、前記組み合わせの正誤を判定する工程と、を備え、
    前記受入部は、前記一対の対向電極それぞれの先端形状に応じて、各対向電極の挿入代を相違させるように構成される
    ことを特徴とする対向電極判定方法。
  2. 請求項1に記載された対向電極判定方法において、
    前記一対の対向電極は、互いに異なる縦断面を有する
    ことを特徴とする対向電極判定方法。
  3. 請求項2に記載された対向電極判定方法において、
    前記一対の対向電極は、それぞれ、平坦に形成された先端面を有し、
    前記一対の対向電極の一方と他方とで、前記先端面の面積が相違する
    ことを特徴とする対向電極判定方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載された対向電極判定方法において、
    前記受入部のうち、前記被挟持部材の一側に形成される受入部を第1受入部とし、該被挟持部材の他側に形成される受入部を第2受入部とすると、前記第1及び第2受入部は、互いに反対方向に向かって開口した凹部からなり、
    前記第1受入部をなす凹部の底部と、前記第2受入部をなす凹部の底部と、は貫通孔を介して連通する
    ことを特徴とする対向電極判定方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載された対向電極判定方法において、
    前記一対の対向電極は、それぞれ、スポット溶接用の棒状電極からなる
    ことを特徴とする対向電極判定方法。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載された対向電極判定方法において、
    前記被挟持部材は、前記一対の対向電極の挟持方向に沿った移動が規制される
    ことを特徴とする対向電極判定方法。
  7. 一対の対向電極の組み合わせの正誤を判定する対向電極判定装置であって、
    前記一対の対向電極をそれぞれ挿入可能な受入部が両側に形成されてなり、所定箇所に固定された被挟持部材を備え、
    前記被挟持部材を前記一対の対向電極によって挟持することで、該一対の対向電極をそれぞれ前記受入部に挿入する工程と、
    前記一対の対向電極の電極間距離を測定する工程と、
    前記電極間距離に基づいて、前記組み合わせの正誤を判定する工程と、を実行し、
    前記受入部は、前記一対の対向電極それぞれの先端形状に応じて、各対向電極の挿入代を相違させるように構成される
    ことを特徴とする対向電極判定装置。
  8. 請求項7に記載された対向電極判定装置において、
    前記受入部のうち、前記被挟持部材の一側に形成される受入部を第1受入部とし、該被挟持部材の他側に形成される受入部を第2受入部とすると、前記第1及び第2受入部は、互いに反対方向に向かって開口した凹部からなり、
    前記第1受入部をなす凹部の底部と、前記第2受入部をなす凹部の底部は、貫通孔を介して連通する
    ことを特徴とする対向電極判定装置。
  9. 請求項7又は8に記載された対向電極判定装置において、
    前記一対の対向電極は、それぞれ、スポット溶接用の棒状電極からなる
    ことを特徴とする対向電極判定装置。
  10. 請求項7から9のいずれか1項に記載された対向電極判定装置において、
    前記被挟持部材は、前記一対の対向電極の挟持方向に沿った移動が規制される
    ことを特徴とする対向電極判定装置。
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