JP7413441B2 - パネル付き椅子ユニット - Google Patents

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Description

本願発明は、パネル付き椅子ユニットに関するものである。
従来、オフィスでの執務用家具としては、一般に机と椅子がセットで使用されており、例えば、一人用又は複数人用の机を左右に並べて、多数人が一列に並んで執務を行うスタイルが多かった。机の列を背中合わせに配置することもよく行われている。これらの伝統的なワーキングスタイルでは、特定の人が特定の席を使用するという固定アドレス方式が一般的である。
しかし、近年、オフィスでのワーキングスタイルが大きく変貌しつつある。例えば、特定の席を持たずに、好きな席について仕事をするフリーアドレス方式(ノンテリトアル方式)や、1人用に独立した席で執務するスタイル、或いは、複数人が使用できる席が固まっているグループワーキングスタイルなどである。
これらのワーキングスタイルの変化の背景の一つとして、作業ツールとしてのノートパソコンやタブレット端末などの情報機器の小型化がある。つまり、これらノートパソコンやタブレット端末などは持ち運び自在であるため、特定の席で執務する必要性が無くなり、その結果、フリーアドレス方式が大きく進展している。
他の背景として、ワーカーの創作能力を引き出すための環境作りが進んだことが挙げられる。すなわち、ワーカーの創作能力を高めて知的生産性を上げるには、思索に集中できる環境やリラックスできる環境、或いは、同僚等と討議等して知的刺激を受けることが容易な環境が必要であり、そこで、席の独立化やグループ化が進展している。従って、目的に応じて席を選択できるようにするのが好ましい。
ワーカーの集中力やリラックス性との関係では、ワーカーを取り巻く環境のクローズド性とオープン性とのバランスが重要である。例えば、完全な個室であると、外からの刺激が薄れ過ぎて緊張感が無くなり、却って生産性が落ちてしまうことが多い。他方、広いフロアーに点在しているテーブルを使用して1人で執務する場合のように、過度にオープンな環境であると、他人の動きや会話で気が散ったり他人の視線が気になったりするため、思索に集中し難いのみならず、他人に遠慮してリラックスした姿勢(例えば背伸びや瞑想)も取りづらいと云える。
更に、知的生産性には、ノートパソコンのような機器の操作容易性も密接に関連している。すなわち、ノートパソコンのような機器を手足のように扱いやすい環境であると仕事もはかどるが、機器を使いにくいと、操作に気を取られて肝心の思索が疎かになってしまうのみならず、身体(例えば腕)の負担増を引き起こして疲労を促進することにもなり兼ねない。
そこで、実際の家具(什器)に眼をやると、オープン性の高い家具として、例えば特許文献1,2がある。すなわち、特許文献1,2は、ソファタイプの椅子に折り畳み式のテーブル板を取り付けたものであり、テーブル板を水平姿勢にすると、ノートパソコンを使用することができる。
他方、クローズド性が高い執務用家具として、例えば特許文献3がある。この特許文献3は、平面視卍形の間仕切りで空間を仕切って4つの作業空間を形成したものであり、各作業空間には、天板が、その背面を間仕切壁に当てた状態で取り付けられている。従って、人は、間仕切壁に向いて作業を行うことになる。
特開2011-125616号公報 特開2002-58564号公報 実開平05-29368号のCD-ROM
上記のとおり、ワーカーの知的生産性を高めるには、作業環境のクローズド性とオープン性との調和、及び、機器(特にノートパソコン)の操作容易性とが重要であるが、特許文献1,2は、メモ台付きパイプ椅子に比べると若干の重厚性はあるものの、オープン性が高すぎるため、執務用に使用しても知的生産性の向上に貢献できるとは言い難い。
また、テーブル板は椅子の側部に取り付けられていて、その全体が座の上に位置しているため、着席・離席に際しては一々テーブル板を跳ね上げて椅子の側部に収納しなければならず、窮屈であってユーザーフレンドリーとは言い難い。
他方、特許文献3は一種の個室になるため、クローズド性が高すぎてこれまた知的生産性の向上が不十分になるおそれがある。また、特許文献3は、通常の机と同様の大きさの天板を間仕切壁で三方から囲った状態になるため、簡便さにも欠けると云える。
本願発明はこのような現状を改善すべく成されたものであり、従来にない斬新でユーザーフレンドリーな構成の複合家具を提供することを目的とするものである。なお、本願では多くの斬新な形態を提示しているが、これら斬新で改良された複合家具を提供することも目的になり得るものである。
本願発明はパネル付き椅子ユニットに関するものであり、
「座及び背もたれを有する椅子部と、
前記椅子部の左右外側に配置されたサイドパネルと、
前記椅子部の後ろに配置されたバックパネルと、を備え、前記サイドパネル及びバックパネルは、前記座及び背もたれを囲うと共にそれらの上端が前記座の上端よりも高くなっている」
という基本構成になっている。
そして、請求項1では、上記基本構成において、
「前記サイドパネルは、着座した人の肘程度の高さで前後長手の物品載置台を有して、
前記物品載置台は、外側から囲い板で囲われて下方は物品を配置可能な空間になっていると共に、前記物品載置台の前端面は、平面視において前記椅子部の奥行き方向と直交した姿勢の直線状に形成されており
かつ、前記サイドパネルにおける物品載置台の前端面は、前記座の前端面と同じ前後位置になっているか、又は、前記座の前端面よりも後ろの側に位置している
という特徴を有している。
請求項2の発明は請求項1の展開例であり、
前記椅子部は、背もたれが後傾動するリクライニング方式である」
という構成になっている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、
「更に、着座した人がノートパソコンを載置して使用できるテーブル板を備えており、前記テーブル板は前後位置調節可能な状態で支柱によって支持されている」
という構成になっている。
請求項2の発明では、椅子部にリクライニング構造を採用していることにより、ノートパソコンの操作を安楽状態で行えるため、優れたアイデアを引き出しやすくなると云える。
請求項3のようにテーブル板を前後移動可能に設けると、テーブル板は座の手前に配置できるため、例えば、テーブル板にノートパソコン等の機器や書類等を載せたままで離席したり再び着席したりすることも容易であり、従って、ユーザーフレンドリーであってオフィス用としても好適である。
請求項1の発明では、サイドパネルを肘当てとして利用可能であり、また、物品載置台に、筆記具や冊子、スマートフォンなどの物品を載置することができる。
本願発明では、左右サイドパネルとバックパネルとが一連に繋がっていることによって重厚感が高くなるため、テリトリー画定機能が一層高くなって、使用者が作業に集中できる環境作りに貢献できる。特に、サイドパネルとバックパネルの高さを、着座した人の頭が隠れる程度の高さに設定しておくと、クローズド性が一層高くなるため、使用者が作業に集中できる環境の実現にとって好適である。
サイドパネル及びバックパネルが、例えば、着座した使用者の頭が隠れるか隠れないかといった高さである場合、サイドパネルとバックパネルとによって、使用者を囲う作業空間が区画されるが、特許文献3との違いは、特許文献3では使用者が家具(間仕切装置)の開口部を背にしているのに対して、本願発明ではテーブル板作業空間の開口部に配置できて、使用者は、バックパネルを背にして、作業空間の開口方向を向いて着座していることである。
このように、サイドパネル及びバックパネルで囲われた空間を形成しつつ、使用者が開口部の方向を向いていることにより、クローズド性とオープン性とを調和させて、適度の緊張感を持ちつつ作業に集中することができるのであり、これにより、知的生産性を向上できると云える。
既述のように、サイドパネルとバックパネルとの高さを高くして作業空間のクローズド性を高くすることも可能であるが、この場合は、サイドパネルとバックパネルとは強度メンバーとして機能していて、ある程度の厚さであってしかも透光性はないのが普通であるため、単にサイドパネルとバックパネルとを高くしただけでは、圧迫感が高くなるおそれがある。
これに対して本願発明では、サイドパネルを肘当てに利用可能とすることによって使用者の利便性を高めつつ、薄い囲い板によって、圧迫感を無くして適度のクローズド性を確保することが可能になる。囲いを、例えばスリガラス状の樹脂板のように透光性のある非透明な樹脂板で構成すると、圧迫感を無くしつつ適度のクローズド性を確保できるため、特に好適であると云える。
第1実施形態を示す図で、(A)は手前から見た斜視図、(B)は分離斜視図である。 (A)は平面図、(B)(C)は複合家具を5連に繋いだレイアウト例であり、(B)は斜視図で(C)は平面図である。 2つの複合家具のレイアウト例であり、(A)は向かい合わせで使用するように配置した例の斜視図、(B)は(A)の平面図、(C)は左使いで左右に繋いだ状態の斜視図、(D)は(C)の平面図、(E)は右使いで左右に繋いだ状態の斜視図、(F)は(E)の平面図である。 (A)は図2(A)のIVA-IVA 視断面図、(B)は(A)のB-B視断面図、(C)は(A)のC-C視断面図である。 (A)は使用態様の一例を示す縦断側面図、(B)は座の変形例である第2実施形態の縦断側面図である。 (A)は第3実施形態の縦断側面図、(B)は第4実施形態の縦断側面図である。 (A)は第5実施形態の縦断側面図、(B)は第6実施形態の斜視図である。 第7実施形態を示す図で、(A)は全体の斜視図、(B)は(A)のB-B視断面図、(C)は(B)のC-C視図である。 (A)は第8実施形態の斜視図、(B)は第9実施形態の要部断面図である。 (A)は第1参考例の斜視図、(B)は第10実施形態の斜視図である。 参考例を示す図で、(A)はテーブル板を前進させた状態での後ろからの斜視図、(B)は椅子部を省略した状態での斜視図、(C)はテーブル板を後退させた状態での斜視図である。 参考例を示す図で、(A)はテーブル板を前進させた状態での斜視図、(B)はレイアウト例の平面図ある。 参考例を示す図で、(A)はテーブル板を前進させた状態での斜視図、(B)(C)は一部分離斜視図である。 参考例を示す図で、(A)はテーブル板を水平姿勢で後退させた状態での斜視図、(B)はテーブル板を傾けて後退させた状態での斜視図、(C)はテーブル板を跳ね上げた状態での斜視図である。 参考例を示す図で、(A)はテーブル板を前進させた状態での斜視図、(B)はテーブル板を後退させた状態での斜視図である。 11実施形態を示す図で、(A)はテーブル板を前進させた状態での斜視図、(B)はテーブル板を後退させた状態での斜視図、(C)はテーブル板を後退させた状態での平面図である。 11実施形態を下方から見た図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本願では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、この前後・左右の方向は、椅子部に普通に腰掛けた人の向きを基準にしている。正面視は、着座した人と相対向した方向から見た状態である。前後方向(正面視方向)は、奥行き方向と同じである。テーブル板の前進・後退について
は、着座者に近づく動きが後退で、着座者から遠ざかる動きが前進になる。
(1).第1実施形態の概要
まず、第1実施形態の概要を、図1及び図2(A)に基づいて説明する。第1実施形態の家具は、座1と背もたれ2とから成る椅子部3と、椅子の左右外側に位置した左右のサイドパネル4,5と、椅子部3の後ろに位置したバックパネル6と、右サイドパネル5の手前に配置されたフロントパネル7とを有しており、フロントパネル7に、支柱8を介してテーブル板9を前後回動自在に取り付けている。テーブル板9は、ノートパソコン(図示せず)を安定的に載せることができる程度の大きさであり、後端には、載置したノートパソコン等のずれ落ち防止のため、左右横長のストッパー10を設けている。
左右のサイドパネル4,5とバックパネル6とは、一体に繋がっている。従って、サイドパネル4,5とバックパネル6とにより、前向き開口コ字形の囲いが形成されている。サイドパネル4,5は、着座した人が肘を安定的に載せ得る程度の横幅(例えば20cm前後)があり、サイドパネル4,5とバックパネル6とに、樹脂板のような薄い板材からなる囲い板(囲い部材)11を立設している。
サイドパネル4,5の上に位置した囲い板11とバックパネル6の上に位置した囲い板11とは、一連に繋がっている。従って、薄板であっても高い安定性がある。囲い板11は、例えば、乳白色のアクリル樹脂板のように、透光性はあるが不透明な樹脂板を採用できる。もとより、透光性のない板材も採用可能である。スクリーン状(膜状)のものも使用可能である。
囲い板11は、着座者の頭が隠れる程度の高さに設定しているが、着座者の肩程度の高さに設定したり、着座者の頭よりも高い高さに設定たりすることも可能である。また、例えば、サイドパネル4,5の個所の高さをバックパネル6の個所の高さよりも低くしたり、サイドパネル4,5の個所では手前に向けて高さが低くなるように、上面を傾斜させたりすることなども可能である。
また、囲い板11は、サイドパネル4,5及びバックパネル6の外側寄りにずらした状態に配置している。このため、着座者は、サイドパネル4,5の上面に肘を安定的に載せることができる。従って、サイドパネル4,5を肘当てとして使用可能である。また、サイドパネル4,5の上面には、筆記具や冊子、スマートフォンなどの物品を載置することができる。すなわち、サイドパネル4,5は、物品載置台としても使用できる。
例えば図1,2から明瞭に把握できるように、物品載置台となるサイドパネル4,5の前端面は、平面視で奥行き方向(前後方向)と直交した姿勢の直線形状になっている。この点は、他の実施形態も同じである。例えば図(A)(C)に明示しているように、座1の前端面も平面視で奥行き方向と直交した直線姿勢になっていおり、従って、サイドパネル4,5の前端面は座1の前端面と平行になっている。
本実施形態では、フロントパネル7は中空で角形の箱状に形成されており、サイドパネル4,5と略同じ左右横幅に設定されている。上面には、囲い板11の一方の側部と平面視で一直線になるように外側に寄せた状態で前部仕切り板12を立設している。従って、フロントパネル7の上面は、物品載置台として使用できるし、マウス操作のような作業面としても使用可能である。前部仕切り板12は、囲い板11と同じ材料で構成するのが好ましい。また、両者はジョイントで連結するのが好ましい。
フロントパネル7は平面視長方形になっているが、例えば、前広がり又は前窄まり台形など、他の平面視形状も採用できる。また、他の実施形態として説明するように中空構造でなくてもよいし、更には、支柱に天板を取り付けたような態様でもよい。また、遮蔽機能の点からは、面的な広がりを持つパネル状であることが好ましいが、テーブル板9を取り付ける機能の面からは、例えば支柱の上端に天板やフレーム材を設けた構造でもよい。従って、用語としては、フロントパネルの文言よりも、遮蔽機能、テーブル板取り付け機能、作業台機能のうちの少なくとも一つを備えた前部部材と称することが適切であるとも云える。
図2(A)に明示するように、左右のサイドパネル4,5は、手前に向けて間隔で広がるように、平面視で前後長手の中心線に対して若干の角度だけ前広がりに傾斜している。従って、椅子部3と左右サイドパネル4,5及びバックパネル6とからなる家具本体部は、平面視で台形状の形態になっている。他方、フロントパネル7は、前後長手の中心線と平行に配置されている。従って、フロントパネル7とサイドパネル5とは、平面視で屈曲した姿勢に配置されている。
支柱8は、上下長手の基部8aの下端に後ろ向き部8bを設けたL形の形態を成しており、後ろ向き部8bの後端が、フロントパネル7の内面に回動可能に連結されている。支柱8の基部8aが鉛直姿勢の状態ではテーブル板9は略水平姿勢になっており、かつ、後ろ向き部8bは、水平姿勢では床面に安定的に載っている。後ろ向き部8bの後端を中心にして回動することの利点は後述する。
(2).複数家具(椅子ユニット)のレイアウト例
フロントパネル7はサイドパネル4,5とは別体であり、左右いずれかのサイドパネル 4,5にも連結可能である。また、フロントパネル7は左右の側面を有するが、テーブル板9はいずれの側面にも取り付け可能である。これらフロントパネル7の連結位置と、テーブル板9の配置位置とを適宜組み合わせることにより、様々なレイアウトを実現できる 。その例を図2(B)~図3に示している。
図2(B)(C)に示すレイアウト例では、多数の家具を、開口方向を交互に変えた状態で左右に連結しており、従って、多数の家具によって平面視でジグザグの状態が形成されている。従って、両端の家具を除いた中間位置の家具では、使用者の前方に通路状の空間が空いている。すなわち、中間位置の家具は奥まった状態になっている。このため、クローズド性は高くなっている。このレイアト例では、前後に配置された家具の間には、フロントパネル7は1つしか配置されていない。
図2(B)(C)のレイアウト例では、テーブル板9が着座者の右寄りに位置した右使い仕様と、テーブル板9が着座者の左寄りに位置した左使い仕様とが、左右に交互に並んでいる。従って、左右に隣り合ったテーブル板9の間隔は一定になっている。
隣り合った家具において、サイドパネル4,5とフロントパネル7とは、同一面を成して直列に並んでいる。このため、囲い板11と前部仕切り板12とを設けると、それら囲い板11の前端と前部仕切り板12の前端との間に隙間が空く。この隙間は、隣り合った人とのコミュニケーションに積極的に利用することも可能であるし、塞ぐことも可能である。
隙間を塞ぐ場合は、サイドパネル4,5の前端縁に前板を設けて、囲い板11 の前端を平面視L形に構成するか、フロントパネル7 の前端に前板を設けて、前部仕切り板12を平面視L形に構成したらよい。着脱式の遮蔽板を囲い板11又は前部仕切り板12に取り付けることも可能である。いずれにしても、前板あるいは遮蔽板は、材料及び高さを囲い板11及び前部仕切り板12と同じに揃えるのが好ましい。
前後に隣り合った家具を左右にずらして、一方の家具における囲い板11の前端と、他方の家具における前部仕切り板1 2の前端とが突き合わさるように配置することも可能であり、この場合、隙間は生じない。
既述のとおり、家具の群の両端を除いた中間の家具の前方には通路状の空間が空くが、左右のサイドパネル4,5でハ字の形態が構成されているため、通路状の空間は、入り口が広がっている。このため、人が出入りしやすくなっている。また、ある程度の開放感があるため、圧迫感の抑制にも貢献できる。
図3(A)(B)では、2つの家具が前後に向かい合わせに配置されている。このため、2つの家具によって略C字形の空間が形成されている。前後の家具のテーブル板9は、手前に回動していない状態では、互いに背中合わせ状に当接又は近接している。この実施形態では、2つの家具によって、1つの出入り口を有する空間が構成されている。このため、全体としてクローズド性は高くなっている。従って、商談や秘密性の高い打合せのように、外部との遮蔽性を高くしたい場合に好適である。
図3(C)(D)のレイアウト例では、それぞれフロントパネル7を有する2つの家具が、開口方向を左右にずらしつつ、逆方向に開口するように配置されている。隣り合った家具の境界部に2つのフロントパネル7があるため、前後の家具の間隔は、図2(B)(C)の場合よりも長くなっている。
(C)(D)のレイアウトでは、テーブル板9を使用者の左側に寄せた左使い仕様になっているが、図3(E)(F)に示すレイアウト例では、テーブル板9を使用者の右側に寄せた右使い仕様になっている。(C)(D)のレイアウト例にしても、(E)(F)のレイアウト例にしても、これらを1単位として複数単位を左右に連結することが可能であり、この場合は、図2(B)(C)のレイアウトに似た形態になる。
フロントパネル7は、左のサイドパネル4にテーブル板9を取り付ける左使い仕様と、右のサイドパネル5にテーブル板9を取り付ける右使い仕様とがあるが、これら左使い仕様と右使い仕様とは、予め専用品として用意しておいてもよいし、1種類のフロントパネル7の右側面と左側面とに支柱8を付け替えることで対応してもよい。
(C)~(F)の態様では、前後に並んだ2つのフロントパネル7にそれぞれテーブル板9を取り付けているが、前後の家具で1つのフロントパネル7を共用して,その両面にテーブル板9を取り付けることも可能である。この場合も、両面にテーブル板9が取り付けられたものを専用品として用意しておいてもよいし、フロントパネル7を共用して、1つのフロントパネル7の両面にテーブル板9を取り付けてもよい。
図では表示していないが、2つの家具を背中合わせに配置することも可能である。また、同じ方向に開口させた姿勢で左右に並設することも可能である。各レイアウト例において、隣り合った家具は互いに連結してもよいし、単に並べただけでもよい。
本実施形態のように椅子部3を平面視台形に形成すると、家具を単独で使用するにしても複数を並設して使用するにしても、着座・離席を行いやすいという利点がある。特に、図3(A)のように向かい合わせに配置したり、図2(B)(C)のようにジグザグ状に配置した場合、出入りの空間を広くとることができて好適である。
さて、例えば、通常の一人用椅子は、使用者の最大横幅と同じ程度の左右横幅である。従って、左右のサイドパネルを備えた状態でテーブル板を設けていると、テーブル板を跳ね上げないと人は着座・離席することができない。
これに対して本願実施形態では、座は、通常の椅子の1.5倍程度の横幅があるため、テーブル板を右か左に寄せておくことにより、テーブル板9の横に人が出入りできる空間を空けることができる。また、支柱8を後傾させていない初期状態では、テーブル板9と座1との間は、人の足を差し込み可能となるように前後に離れている。従って、テーブル板9を跳ね上げ式にしなくても、人は着座・離席することができる。従って、テーブル板9にノートパソコン等の物品を載せたままで、席を立ったり座ったりすることができる。このため、使い勝手が非常によい。
しかも、本実施形態のように椅子部3を平面視台形に形成すると、座1の上の空間が前広がりになるため、人は着座に際して身体を滑り込ませやすいと共に、離席に際しては身体を離しやすくなる。従って、着座・離席の容易性は一層高くなる。また、視覚面(心理面)からも、着座・離席が容易で使いやすい椅子部という印象が強い。なお、サイドパネル4,5は座1の手前に突出させることも可能であるが、この場合は、平面視台形に形成することによる着座・離席の容易性は一層顕著に表れると云える。
(3).構造の具体例
次に、主として図4を参照して、各部位の構造を説明する。
本実施形態の各パネル4~7は、外周板と内周板と天板とを有する中空構造になっている。底板は、有ってもよいし、無くてもよい。外周板や天板は、木製板でもよいし鋼板等の金属板でもよい。樹脂の成形品も採用可能である。いずれにしても、少なくとも人の身体と接触する面には、クロス等の表皮材を張っておくのが好ましい。サイドパネル4,5の上面には、クッション材を設けることも可能である。
座1は、座板15にクッション材16を張った構造であり、クッション材16は表皮材で覆われている。座板15は、木製板や金属板、樹脂などを必要に応じて選択できる。座板15は、左右のサイドパネル4,5に掛け渡したステー17で支持されている(固定されている)。
背もたれ2も背板18にクッション材19を張った構造であり、背板18はバックパネル6に固定している。背もたれ2のクッション材19も、表皮材で覆われている。椅子部3の左右横幅は、通常の椅子よりもやや広幅に設定している。従って、ゆったりとした状態で使用できる。
支柱8の上端には、ブラケット20が固定されており、ブラケット20にテーブル板9がビス等で固定されている。支柱8の後ろ向き部8bには左右横長の回転軸21が固定されており、回転軸21は、カラー22を介してフロントパネル7の内部に進入している。他方、フロントパネル7の内部には、回転軸21が嵌まった軸受け筒23を配置しており、軸受け筒23は、フロントパネル7の内外側板に固定されている(底板に固定してもよい。)。
軸受け筒23の左右中途部には上向きに開口したスリット24が形成されており、このスリット24の個所において、可動摩擦板25が回転軸21に固定されている。そして、軸受け筒23には、可動摩擦板25を挟むようにした左右の固定摩擦板26が固定されており、固定摩擦板26と可動摩擦板25とに、摩擦係数が大きい摩擦材27を貼っている。
テーブル板9に前後方向からある程度の引っ張り力や押し力を作用させると、摩擦材27の相互間の摩擦に抗してテーブル板9を前後に回動させることができる。テーブル板9から手を離すと、テーブル板9は、ノートパソコンを操作したり筆記作業をしたりした程度では回動しない状態に保持される。
テーブル板9の前後位置(支柱8の姿勢)を保持する手段としては、カラー22とフロントパネル7との間に摩擦板やコイルバネを配置するなど、様々の手段を採用できる。本実施形態では、テーブル板9の前後位置は無段階で調節できるが、段階的な調節方式も採用可能である。レバー操作でロック状態とロック解除状態とを変更できるロック手段を採用して、レバーをテーブル板9やフロントパネル7に設けることも可能である。
囲い板11及び前部仕切り板12の取り付け手段として、図4(C)に示すように、囲い板11及び前部仕切り板12の下端部を挟み保持する受け具29に下向きの足体30を設け、この足体30を、フロントパネル7の内部に固定されて案内部材31に嵌め入れている。足体30は、板状であってもよいし棒状であってもよい。受け具29は、フロントパネル7の外側面や上面にビス等で固定することも可能である。
(4).第1実施形態のまとめ
本実施形態では、テーブル板9は、椅子部3の手前に突出したフロントパネル7に取り付けているため、図2に明示するように、テーブル板9は座1の手前に配置されている。このため、テーブル板9の姿勢を変えることなく、人は椅子部3に容易に着席・離席することができる。従って、使い勝手がよい。
また、着座者は囲い板11によってほぼ三方が囲われるため、適度のクローズド性があって作業に集中する環境が整えられている。しかも、着座者の前方は開放されているため、オープン性(開放性)も備えており、上司や同僚が声をかけやすい環境にもなっている(上司の立場からは、作業状態を把握できて管理性にも優れている。)。これらクローズド性とオープン性との調和により、集中と刺激とを調和させて、知的生産性を高めることができる環境になっていると云える。
また、テーブル板9は位置を前後に調節できるため、例えば、着座者の上半身の傾きに応じてテーブル板9の前後位置を変えるというように、人がノートパソコン等を操作しやすい位置に設定することができる。
さて、例えば、着座した人が身体を直立させた姿勢でノートパソコンの操作を行う場合は、人は、頭を前傾気味にしつつ、ノートパソコンのモニターを鉛直線に対して手前に(すなわち、着座した人から遠ざかる方向に)倒しているのが普通であり、モニターは、概ね人の視線が画面と直交する姿勢に設定していることが多い。
他方、着座した人が身体を後傾させると、頭の高さが低くなって眼の位置も低くなるため、モニターが姿勢を変えることなく後ろに平行移動しただけでは、モニターをその画面に対する垂線よりも下方から見る状態になって、文字等の視認性が悪くなるおそれがある。この点、身体の後傾に合わせてモニターの角度を変えればよいと云えるが、一々モニターに手を掛けて角度調節を行うのは手間である。
これに対して本実施形態では、身体の後傾に合わせてテーブル板9を身体の方に引き寄せると、テーブル板9が後傾するためテーブル板9に載置したノートパソコンのモニターも鉛直線に対する傾斜角度が小さくなり、従って、人の視線が画面と略直交した姿勢に保持されるように、モニターと視線との関係が適切な状態に自動的に維持される。従って、ユーザーフレンドリーである。実施形態のように、支柱8を床の近傍においてフロントパネル7に連結すると、支柱の回動スパンが長くなって、身体の後傾角度の度合いと支柱8の後傾角度の度合いとを追従させやすいため、特に好適である。
また、支柱8の回動支点はテーブル板9の下方に位置しているため、支柱8が回動してもテーブル板9の高さはあまり低くはなっていない。従って、人は、手を自然に伸ばした状態でノートパソコンを操作することができる。この点も、本実施形態の大きな利点の一つである。
本実施形態では、支柱8の後ろ向き部8bの後端をフロントパネルに回動可能に連結しているが、9図4(A)のとおり、支柱8の連結部は、テーブル板9の後端部のほぼ真下に位置している。すると、図5(A)から容易に理解できるように、テーブル板9は、後傾動に際して、その前端はいったん上昇してから下降する動きを行っている。従って、テーブル板9の全体として見ると、高さが殆ど変わらずに後傾する傾向を呈しており、従って、ノートパソコンの操作性を損なうことなく、テーブル板を大きく後傾させることができる。
なお、支柱8の後ろ向き部8bを図よりも更に後ろに延ばして、その後端をフロントパネル7の後端部に連結することも可能である。この場合は、後傾に際してテーブル板9を上昇させることができる。
支柱8の回動支点をテーブル板9の後端部下方に位置させるためには、支柱8はL形である必要はない。下端に水平部を持たずに直線状で鉛直姿勢に立ち上がった姿勢や、直線状で前傾した姿勢であってもよい。実施形態とは逆に、支柱を、基部8aの下端に前向き部を有するL形に形成して、基部8aをテーブル板9の後端近傍に配置することも可能である。この場合も、基部8aを直立させた状態での安定性が高くなる。支柱8を前後幅が大きい板状に形成して(例えばテーブル板9の前後幅の半分程度の板状に形成して)、その後端部の下端をフロントパネル7に連結することも可能である。
また、ブラケット20を支柱8の上端部に前後回動可能に取り付けて、テーブル板9を任意の前後位置で任意の角度に調節できるようにすることも可能である。
本実施形態では、家具の上方は開放されており、かつ、囲い板11及び前部仕切り板12は透光性があるため、専用の照明はなくてもフロアーの照明で作業を行えるが、より明るい環境を希望する場合は、別途、灯具を設けたらよい。灯具は、囲い板11や前部仕切り板12に取り付けることができる。囲い板11や前部仕切り板12に、有機ELフィルムのような面発光素材を設けることも可能である。
図示していないが、サイドパネル4,5やフロントパネル7などに、電源用のコンセントや、携帯電話やスマートフォンやタブレット端末用の充電用USBポート、或いは、LANポートなどを設けることが可能である。更に、サイドパネル4,5の上面やフロントパネル7、或いはテーブル板9に、無線送電機を内蔵することも可能である。
電源用コンセントなどは、例えば、フロントパネル7の上面や側面(テーブル板の9の下方の側面)に前後対称に設けることも可能である。すると、例えば図3(A)(B)のように2つの家具を向かい合わせに配置するにおいて、前後の家具の間に1台のフロントパネル7を配置しても、向かった人がそれぞれ1つのフロントパネル7から電源等をとることができる。すなわち、1つのフロントパネル7を、対向した人への給電手段として兼用できる。
フロントパネル7の高さを、サイドパネル4,5よりもある程度高くすることにより、フロントパネル7の前面と後面の上部をサイドパネル4,5の上に露出させて、この露出した前面及び後面にコンセントやLANポート、USBポートなどを設けると、コンセントやLANポート等が使用者の側に向くため、使い勝手は一層よくなってユーザーフレンドリーであると共に、物品の載置面積の減少もない。なお、前後の家具で1つのフロントパネル7を共用する場合は、テーブル板9は前後対称に配置するのが好ましいと云える。
フロントパネルの左右側面にそれぞれコンセント等の給電手段を設けると、図3(C)(D)、(E)(F)のように、2つの家具を逆向きの姿勢としつつ対向させずに左右にずらして配置した場合、2つの家具の間に1つだけフロントパネル7を配置しても、2つの家具において1つのフロントパネル7を給電等の手段として共用することができる。
(4).第2実施形態
図5(B)では、椅子部3をリクライニング構造(或いはロッキング構造)にした例を示している。この実施形態では、座1は、左右サイドパネル4,5に設けた前後長手の支持レール33で支持されているが、座1を、ヒンジ部34を中心にして屈曲するように前後に区分して、前部1aと後部1bとを、前後のスライダー35,36を介して支持レール33で支持し、かつ、支持レール33のうち前スライダー35が装着されている部分は前傾状に傾斜させている。
従って、座1が前進すると、後部1bは姿勢を変えることなく前進するが、前部1aは下向きに姿勢を変えて前進する。そして、座1の後端に、背もたれ2の下端をヒンジ37で連結している。なお、座1及び背もたれ2とも、樹脂製等のインナーシェルにクッションを張った構造であり、座1のインナーシェルには、スリットを形成する等してヒンジ34を形成している。
スライダー35,36はばねで後ろ向きに付勢されており、着座者が背もたれ2にもたれ掛かると、ばねに抗して背もたれ2が後傾すると共に座1が前進する。このように、椅子部3にリクライニング構造を採用すると、ノートパソコンの操作を安楽状態で行えるため、優れたアイデアを引き出しやすくなると云える。着座者は囲い板11で囲われているため、人目を気にせずにリクライニングすることができる。従って、女性にも好適である。
敢えて述べるまでもないが、各種のリクライニング構造を採用できる。座1を屈曲式に構成する場合、前部1aは姿勢を変えずに前進して、後部1bが後傾する構成も採用可能である。もとより、座1は単に前進するだけでもよいし、背もたれ2のみが後傾する構成でもよい。
(5).第3~6実施形態
図6(A)では、第3実施形態を示している。この実施形態では、まず、支柱8は、外筒38と内部材39とが嵌まり合った伸縮方式になっており、内部材39をフロントパネル7に連結して、外筒38にテーブル板9を固定している。外筒38と内部材39との間に適度の摩擦があり、ある程度の力を掛けて押し引きすると、テーブル板9の高さを調節することができる。通常の使用状態である限り、テーブル板9がずり下がることはない。
支柱8の下端はフロントパネル7に回動可能に連結されているが、連結部に、回動軸心方向に左右動するロック解除ボタン40を設けている。ロック解除ボタン40を足でフロントパネル7の側に押すと、ロックが解除されてテーブル板9を前後回動させることができる。ロック解除ボタン40から足を離すと、支柱8はその回動姿勢に保持される。つまり、ロック解除ボタン40を押すと、可動ロック部材と固定ロック部材との噛み合いが外れ、ロック解除ボタン40の押圧を解除すると、可動ロック部材がばねで押されて固定ロック部材に噛み合う。
支柱8が長いと、テーブル板9がフラ付きやすくなることが懸念される。そこで、この実施形態では、テーブル板9の安定性も考慮している。すなわち、フロントパネル7の上部内面に、支柱8の回動支点を中心にした曲率半径のガイド溝41(或いは、ガイド体等のガイド手段)を設け、支柱8の上端部に、ガイド溝41に抜け不能でスライド自在に嵌まるスライダー42を設けている。外筒38は、スライダー42に対して上下動可能に嵌まっている。
図6(B)に示す第4実施形態では、フロントパネル7の上部内面に、下向き凹状に湾曲したガイド溝41(又はガイド体)を設ける一方、テーブル板9が固定されたブラケット20に、ガイド溝41に抜け不能でスライド自在に嵌まるスライダー42を取り付けている。ガイド溝は、フロントパネル7の下端部を中心にした曲率半径の円弧状に形成しているが、後傾姿勢の直線状であってもよい。
図7(A)に示す第5実施形態では、フロントパネル7に前後長手のガイド溝41(又はガイド体)を設けて、このガイド溝41に、スライダー42を抜け不能で前後スライド自在に装着して、かつ、スライダー42に、ブラケット20を前後回動可能に取り付けて、ブラケット20にテーブル板9を固定している。従って、テーブル板9は前後位置調節可能であり、かつ、前後いずれの位置でも角度を任意に調節できる。
図7(B)に示す第6実施形態では、第1実施形態と同様に、前後回動式の支柱8の上端にブラケット20を取り付けた場合において、ブラケット20に、テーブル板9が、フロントパネル7の側に跳ね上げできるように取り付けられている。この実施形態では、椅子部3の手前を大きく開放させることができるため、人の出入りが容易である。
(6).第7実施形態
第1実施形態では、サイドパネル4,5とフロントパネル7とは、内側板と外側板とを有する中空構造に形成されていたが、図8に示す第7実施形態では、サイドパネル4,5とフロントパネル7は、内側板を備えずに外側板の上端に天板を設けた袋構造に形成されている。フロントパネル7は、安定性を高めるため前板7aを設けている。
この実施形態では、サイドパネル4,5とフロントパネル7の内部を荷物の載置場所に利用できるため、物品の収納性が高くなる利点がある。座1は、左右サイドパネル4,5 の外側板の個所まで延ばしている。従って、バッグや書類等の荷物、或いは、コートなどの衣服は、座1の上に載せておくことができる。
この実施形態でも、椅子部3リクランニング構造になっているが、この場合、座1の 全体を可動に構成することも可能であるし、一点鎖線で示すように、背もたれ2に対応 した部分だけを可動式にすることも可能である。背もたれ2に対応した部分だけを可動式 にする場合、当然ながら、座1は左右に三分割される。
第7実施形態において、テーブル板9は、前後回動式の支柱8の上端に、ブラケット20及びスペーサ44を介して取り付けられている。支柱8は板状の形態であり、フロントパネル7の外側板の内面に、ピン45が回動可能に連結されている。ブラケット30はフロントパネル7の内部に入り込んでいるため、テーブル板9は、スペーサ44を介してブラケット20に固定されている。
そして、支柱8の上端部に幅広部8cを設けて、この幅広部に、ピン45を中心にした曲率半径のガイド溝46を形成する一方、フロントパネル7の外側板に、側面視で支柱8の幅広部8cと重なる補強板47を固定し、補強板47に、ガイド溝46に抜け不能に嵌まるガイドピン48を取り付けている。ガイドピン48には、支柱8と補強板47との間に位置した摩擦リング49を嵌め入れている。従って、テーブル板9は、摩擦リング49の摩擦力によって前後位置と姿勢とが保持されている。
(7).第8~11実施形態
図9(A)では第8実施形態を示している。この実施形態では、サイドパネル4,5とフロントパネル7とは図8と同様に袋状に構成されているが、左サイドパネル4は、上向きの内側板を座1の上方において切除し、座1の下方に上向き開口の物品収納部50を形成している。
一点鎖線で示すように、サイドパネル4,5の天板の後部を内側に抉ることも可能である。テーブル板9は、図8の場合と同様の手段により、前後移動可能である。この場合、一点鎖線で示すように、テーブル板9をフロントパネル7の側に跳ね上げる回動できるように構成してもよい。なお、図8,9では囲い板11,12は省略している。
図9(B)に示す第9実施形態は、図8の実施形態の変形例である。図8の実施形態との相違点は、テーブル板9が、フロントパネル7の内部に入り込み得る高さに設定されていて、リニアレール等のガイド手段51により、ブラケット20に左右スライド可能に装着している点である。
図10(A)では、第1参考例を示している。この実施形態では、まず、サイドパネル4,5とバックパネル6とは、それぞれ内層4′,5′,6′と外層4″,5″,6″の2層構造になっており、サイドパネル4,5の外層4″,5″に、手前と上方とに大きく開口した切り開き部を形成して、この切り開き部に、樹脂板等の目隠し板52を装着している。バックパネル6の外層は着座者を囲う高さであるが、不透明な板材からなっている。
この実施形態では、一方のサイドパネル4の外面に壁板53を前後スライド可能に装着し、壁板54の前部をサイドパネル4,5の前方に突出させることによってフロントパネル7を構成している。図では、フロントパネル7に、後付けにより、支柱8を介してテーブル板9を前後動自在に取り付けているが、テーブル板を、フロントパネル7の肉厚部内に入り込むように装着して、フロントパネル7を手前に引き出してから、水平姿勢に倒すことができるように構成することも可能である。
或いは、テーブル板をフロントパネル7とは分離した構成として、係合穴と係合爪との組み合わせる等により、フロントパネル7に対して着脱式とすることも可能である。更に、フロントパネル7の上部を内側に倒れるように折り曲げ式に構成して、フロントパネルの一部をテーブル板として使用することも可能である。
壁板53はサイドパネル4,5と同じ高さになっているが、サイドパネル4,5の内層4′,5′と同じ高さに設定すると、開放性が高くなる。この場合、壁板53の前部のフロントパネル7に、テーブル板9を、フロントパネル7の外面に重なった折り畳み垂下状態と、座1の手前側に位置した水平跳ね上げ姿勢とに姿勢変更自在に取り付けることも可能である。
なお、本実施形態及び他の実施形態において、テーブル板9は、条件が許せば、支柱8等の上端に水平回動可能に連結することが可能である。
図10(B)では、第10実施形態を示している。この実施形態では、サイドパネル4,5及びフロントパネル7は袋構造に構成されており、テーブル板9を取り付けていない側では、図9(A)と同様に、サイドパネル4に上向き開口の物品収納部50を形成している。また、この実施形態の特徴として、テーブル板9を取り付けていないサイドパネル4は、その前半部を座1の上方において切除している。従って、人は横から家具の内部に容易に出入りできる。また、一方のサイドパネル4の物品載置台は、座1の前端よりも後ろに位置している。
また、本実施形態では、テーブル板9は、足54aを有するスライドフレーム54に取り付けられているが、スライドフレーム54は、フロントパネル7に前後動可能に取り付けられている。スライドフレーム54の足54aにはコロ式等のキャスター55を設けているため、テーブル板9を安定した状態で前後移動させることができる。
更に、この実施形態では、テーブル板9は、スライドフレーム54の水平状部に回動自在に取り付けられている。このため、任意の前後位置において側面視姿勢を任意に調節することができる。スライドフレーム54の足54aは、フロントパネル7の反対側に位置した左サイドパネル4の前方側に張り出しているが、左サイドパネル4は大きく切除されているため、人は容易に家具の内部に容易に出入りすることができる。着座者が執務している状態で、スライドフレーム54の足54aが人の足の邪魔になることもない。
(8). 第2,3参考例(図11~12)
図11に示す第2参考例では、椅子部3は、サイドパネル5から独立したソファ式又はベンチ式になっており、左右に分離した脚57を備えている。また、本参考例では椅子部3の右側に右のサイドパネル5を配置して、サイドパネル5の前端にフロントパネル7を一体に設けている。従って、サイドパネル5はフロントパネル7とは一体構造になっており、両者の上面は1枚の上板で構成されている。
そして、サイドパネル5の前端に、左右長手で着座者の前方に位置した前幕板58を一体に設けており、これにより、パネル5,7と前幕板58とを自立させている。また、前幕板58とフロントパネル7とに繋がって床に設置する底板59も設けている。この底板59の存在により、パネル5,7と前幕板58の安定性が格段に向上すると共に、全体として頑丈な構造になっている。前幕板58の上面は、フロントパネル7から離れるに従って低くなるように、水平に対して少し傾斜しているが、水平に形成してもよい。また、前幕板58は、テーブル板9よりも高くしてもよい。
テーブル板9は、板状の回動式支柱8を介してフロントパネル7に取付けられている。支柱8は第1実施形態と同様の手段によって前後に回動可能であり、テーブル板9の動きは第1実施形態と同様である。図12(B)に明示するように、前幕板58の上端はテーブル板9の前端より少し前に位置しているが、両者の前後位置を揃えてもよい。
参考例では、パネル5,7と前幕板58と底板59とにより、着座者を右と前から囲うと共にテーブル板9が取付けられた枠状構造体60が構成されて、この枠状構造体60と独立した椅子部(椅子)3との組み合わせ家具になっている。従って、各種の椅子部を選択することにより、様々の組み合わせを提供できる。
サイドパネル5及びフロントパネル7は、例えば20cm前後の横幅があり、着座者が 肘を載せることができる物品載置台になっている。また、上板で筆記作業をしたり、スマートフォン等の端末を操作したりすることができる。勿論、コップやボトル、弁当などを載せることもできる。図1に一点鎖線で示すように、第1実施形態のような従前の実施形 態においても、サイドパネル5に空洞部61(物品収納部)を形成できる。空洞部61は 、フロントパネル7にも形成可能である。
サイドパネル5に、椅子部3に向けて開口した空洞部61が形成されている。従って、空洞部61に、バッグ類や書類などを収納できる。空洞部61の前面には角形の穴62を空けており、この穴62に、コンセントやUSBポートなどを装着したパネルを取り付けることができる。従って、スマートフォンや携帯電話などの充電に便利である。底板59にはカバンなどの荷物を載置できるが、荷物は前幕板58で隠れるため、非常に便利である。
図12に示す第参考例は、基本的には第参考例と同じであり、相違点は、椅子部3の脚57がボックス形になっている点だけである。図12(B)に示すレイアウト例では、家具を左右に並設するにおいて、右隣の家具の椅子部3の前端が左隣の家具におけるフロントパネル7の前端と揃うように配置している。従って、多数の家具が、前後位置をずらしつつ左右に並設されている。
従って、家具への出入りに際して隣(左隣)の家具が邪魔になることはない。また、左右に隣り合った家具は前後にもずれているため、人の距離が適度に離れていて、作業に集中することができる。従前の実施形態のように、パネル5,7の外縁に目隠し用の囲いを設けることも可能である。
(9).第4,5参考例(図13~15)
図13,14に示す第参考例も、第参考例と同様に、互いに独立した枠状構造体60と椅子部3とで構成されている。椅子部3は、ボックス状の脚57を有するソファタイプになっている。枠状構造体60は、一体に繋がったサイドパネル5とフロントパネル7、及び、前幕板58と底板59とを有しており、前幕板58は、側面視で前向き突状に緩く湾曲している。
底板59には、サイドパネル5の足の裏を当てる傾斜面を有するフットサポート62が配置されている。フットサポート62は、底板59に固定してもよいし、単に載せただけであってもよい。
本参考例では、テーブル板9は、上向きに開口した受け部材63に取付けられており、受け部材63は、フロントパネル7に前後動自在に設けた円形のスライドバー64に取付けられている。スライドバー64は水平で左右横長の姿勢であり、フロントパネル7に形成した長穴65に沿って前後動する。テーブル板9は、その前端部を中心にして跳ね上げ回動させ得るように、蝶番やピン(いずれも図示せず)で受け部材63に連結されている。また、受け部材63は、その後部を中心にして回動させ得るように、スライドバー64に取付けられている。
受け部材63を回動させる方法としては、スライドバー64は回転不能の構成にして、受け部材63をスライドバー64に対して回動可能に取り付ける場合と、スライドバー64を回転可能及び前後可能にフロントパネル7に取付けて、受け部材63はスライドバー64に固定する方法とがある。いずれにしても、摩擦やロック手段により、選択した姿勢を保持できるようになっている。
この参考例では、受け部材63に小物や貴重品を収納できるため、重宝である。ノートパソコンを常備品とする場合は、不使用時には、ノートパソコンを受け部材に格納することができる。従って、スッキリとする。この場合は、施錠機能を持たせると、安全性を確保できる。
図13(C)及び図14(C)に示すように、受け部材63の背面部には、コンセントを直接に又はパネルを介して取り付けるための角穴63aが空いており、かつ、受け部材63の前端部には、ケーブルを引出すための切欠き63bを形成している。ケーブルの余長部分は受け部材63の内部に配置できるため、ケーブルを美麗に処理した状態で作業を行える。この点、本参考例の利点の一つである。受け部材に、LANポートやUSBポートを設けることも可能である。
また、この参考例では、テーブル板9は、前後移動と姿勢の回動とが別々の動きになるため、前後位置や角度を着座者の好みに応じて微調整できる。更に、テーブル板9はスライドバー64に取付けているため、図14(C)に一点鎖線で示すように、フロントパネル7に物品収納用の空洞部61を形成した場合に、テーブル板9の位置に関係なく、物品の出し入れを容易に行える。
図14(A)に一点鎖線で示すように、受け部材63を、前幕板58にリンク体68,69によって取り付けることも可能である。リンク体68,69は伸縮可能及び前後回動可能であり、かつ、受け部材63は、リンク体68,69の上端に設けた水平軸に回動可能に取付けられている。従って、テーブル板9は、前後位置と高さと角度とを任意に設定できる。
図15に示す第参考例は、右のサイドパネル5と前幕板58とバックパネル6とでコ字形の枠状構造体60を形成して、枠状構造体60の上に、コ字形の囲い板11(仕切り板)を取付けている。囲い板11は、従前の実施形態と同様に、不透明で透光性のものが好ましい。テーブル板9の取付け構造は、第参考例と同じである。また、椅子部3も第参考例と同じである。
(10). 第11実施形態(図16,17)
図16,17に示す第11実施形態は、左右のサイドパネル4,5と前幕板58とを有しており、左右のサイドパネル4,5で椅子部3を支持している。従って、椅子部3は第1実施形態と同様の一体方式である。この実施形態では、背もたれ2にヘッドレスト66を取付けている。また、図示は省略しているが、背もたれ2はリクライニング式(ロッキング式)であり、背もたれ2が後傾すると座1は前進するようになっている。
この実施形態では、左右サイドパネル4,5の外面は、平面視で手前に向けて間隔が広がるように傾斜している。この点は第1実施形態と類似している。また、右のサイドパネル5は中空構造であるが、左のサイドパネル5は板状であり、左のサイドパネル4と座1との間に間隔が空いている。そこで、左のサイドパネル4と座1との間に、物品を載置できるトレー67を配置している。トレー67は、座面と略同じ高さになっている。
また、この実施形態では、座1の左右側面が平行になっている一方、右サイドパネル5の外面は傾斜しているため、右のサイドパネル5は、手前に向けて左右幅が広がっている。他方、フロントパネル7は、手前に向けて左右間隔が狭まっている。従って、右サイドパネル5とフロントパネル7とからなるパネルの上面は、前後方向に長い三角形状になっている。
テーブル板9は、第1実施形態と同様に、回動式の支柱8の上端に取付けられている。従って、前後位置と側面視姿勢とが同時に変化する。この実施形態では、ストッパー10は板状でテーブル板9の後端から後ろ向きに突出しており、後面は、着座者に向いて凹むように湾曲している。従って、ストッパー10を着座者の身体に寄せて、ストッパーに着座者の腕や手首を載せることができる。また、ロッキングした状態でも、腕や手首をストッパー10に載せて、キーボード操作を軽快に行うことができる。この点、本実施形態の利点の一つである。
図17に示すように、テーブル板9の前端部下面(ストッパー10の下方)には、支柱8の姿勢保持ロックを解除するレバー70を設けている。このレバー70を手前に引いたり上向きに起こしたりするとロックが解除されて、支柱8を回動させる(テーブル板9を前後動させる)ことが可能になる。このようなレバー70は、他の実施形態にも適用できる。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は、上記の他にも様々に具体化できる。
本願発明は、実際に家具に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 座
2 背もたれ
3 椅子部
4,5 サイドパネル
6 バックパネル
7 フロントパネル
8 支柱
9 テーブル板
11,12 囲い板(目隠し板、囲い部材
58 前幕板
59 底板
60 枠状構造体
61 空洞部
62 フットサポート

Claims (3)

  1. 座及び背もたれを有する椅子部と、
    前記椅子部の左右外側に配置されたサイドパネルと、
    前記椅子部の後ろに配置されたバックパネルと、を備え、前記サイドパネル及びバックパネルは、前記座及び背もたれを囲うと共にそれらの上端が前記座の上端よりも高くなっている、パネル付き椅子ユニットであって、
    前記サイドパネルは、着座した人の肘程度の高さで前後長手の物品載置台を有して、
    前記物品載置台は、外側から囲い板で囲われて下方は物品を配置可能な空間になっていると共に、前記物品載置台の前端面は、平面視において前記椅子部の奥行き方向と直交した姿勢の直線状に形成されており
    かつ、前記サイドパネルにおける物品載置台の前端面は、前記座の前端面と同じ前後位置になっているか、又は、前記座の前端面よりも後ろの側に位置している、
    パネル付き椅子ユニット。
  2. 前記椅子部は、背もたれが後傾動するリクライニング方式である、
    請求項1に記載したパネル付き椅子ユニット。
  3. 更に、着座した人がノートパソコンを載置して使用できるテーブル板を備えており、前記テーブル板は前後位置調節可能な状態で支柱によって支持されている、
    請求項1又は2に記載したパネル付き椅子ユニット。
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