JP7410655B2 - アクチュエータ - Google Patents
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Description
るアームに設けられた前記第1屈曲部、前記第2屈曲部、および、前記第3屈曲部が相似形であり、且つ、内周側から外周側へこの順で1列に並んでいることを特徴とする。このように、3本のアームのそれぞれが3箇所の屈曲部を備えているので、各アームの剛性を高めることができる。また、屈曲部が相似形であり、且つ、内周側から外周側へ1列に並んでいて屈曲部の周方向の位置が揃えられているので、屈曲部を設けた分、アーム同士の間隔を大きくする必要がない。従って、板ばねを大型化させることなく、剛性を高めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るアクチュエータ1の断面図である。図2は、図1のアクチュエータ1をL1側から見た分解斜視図である。図3は、図1のアクチュエータ1をL2側から見た分解斜視図である。図1~図3に示すように、アクチュエータ1は、固定体2および可動体3と、固定体2と可動体3とを接続する第1接続体7および第2接続体8と、固定体2に対して可動体3を軸線L方向に相対移動させる磁気駆動機構6を備える。磁気駆動機構6は、可動体3に配置される磁石61と、固定体2に配置されるコイル62を備える。なお、磁石61とコイル62の配置を逆にすることも可能である。
固定体2は、樹脂製のケース20と、ケース20に保持されるホルダ4を備える。ケース20は、筒状ケース21と、筒状ケース21のL1側の端部に固定される第1蓋部材22と、筒状ケース21のL2側の端部に固定される第2蓋部材23を備える。図2、図3に示すように、筒状ケース21は、L1側の端部の内周面から突出する3箇所の係止部25を備えており、第1蓋部材22は、係止部25に係止されるフック26を備えている。また、筒状ケース21は、L2側の端部から突出する3箇所のフック27を備えており、第2蓋部材23は、フック26が係止される係止凹部28を備えている。
に配置される。環状突出部29と第2蓋部材23の外周部分との間には、第2接続体8の外周部分が挟まれて固定される。
可動体3は、固定体2の径方向の中心において軸線L方向に延びるシャフト31と、シャフト31の軸線L方向の略中央に固定される磁石61と、磁石61にL1側で重なる第1ヨーク32と、磁石61にL2側で重なる第2ヨーク33と、第1ヨーク32にL1側から当接する錘30と、錘30にL1側から当接する第1受け部材36と、第2ヨーク33にL2側から当接する第2受け部材37を備える。可動体3のL1側の端部には、シャフト31のL1側の端部にL1側から嵌まる第1部材38が取り付けられ、可動体3のL2側の端部には、シャフト31のL2側の端部にL2側から嵌まる第2部材39が取り付けられている、
第1接続体7は、円柱状の粘弾性部材である。上記のように、本形態では、第1接続体7はゲル状ダンパー部材である。例えば、第1接続体7として、針入度が90度から110度のシリコーンゲルを用いることができる。図2、図3に示すように、第1接続体7(粘弾性部材)のL1側の端面、および、L2側の端面には、それぞれ、フィルム70が接合されている。第1接続体7は、L1側の端部がフィルム70を介して第1蓋部材22の対向面221に接着等により固定されると共に、L2側の端部がフィルム70を介して第1部材38の円板部382に接着等により固定される。
図4は、第2接続体8の平面図およびその部分拡大図である。第2接続体8は円形の板ばねであり、軸線Lに対して垂直に配置される(図1参照)。可動体3が軸線L方向に振動するとき、第2接続体8(板ばね)は、軸線L方向に弾性変形する。図4に示すように、第2接続体8は、内側環状部81および外側環状部82と、内側環状部81と外側環状部82の間に配置される複数のアーム83を備えている。内側環状部81は、可動体3に固定され、外側環状部82は、固定体2に固定される。第2接続体8は、第1アーム83Aと、第1アーム83Aに対して周方向の一方側CCWに配置される第2アーム83Bと、第2アーム83Bに対して周方向の一方側CCWに配置される第3アーム83Cの3本を備える。
以上のように、本形態のアクチュエータ1は、固定体2と、可動体3と、可動体3を固定体2に対して振動させる磁気駆動機構6と、固定体2と可動体3とを接続する接続体と、を有する。接続体は、可動体3の振動方向(軸線L方向)における一端側(L1側)に配置される第1接続体7と、可動体3の振動方向(軸線L方向)における他端側(L2側)に配置される第2接続体8を備える。第1接続体7は、可動体3と固定体2とが可動体3の振動方向(軸線L方向)に対向している箇所に挟まれる粘弾性部材であり、第2接続体8は、可動体3の振動方向(軸線L方向)と直交する方向へ延びる板ばねである。第2接続体8(板ばね)は、可動体3が振動方向と直交する方向へ移動することを抑制する変形抑制部(アーム83の屈曲部87)を備えている。
接続部84、外側環状部82と接続される外側接続部85、および、内側接続部84から外側接続部85へ向かって周方向の一方側へ延びる螺旋部86を備えており、変形抑制部として、螺旋部86に設けられた屈曲部87を備えている。このように、屈曲部87を設けることによってアーム83の剛性を高められているので、第2接続体8(板ばね)は、振動方向(軸線L方向)と交差する方向の剛性が高い。従って、振動方向(軸線L方向)と交差する方向への可動体3の移動を抑制できる。
がない。従って、第2接続体8(板ばね)を大型化させることなく、剛性を高めることができる。
(1)上記形態では、第2接続体8は円形の板ばねであるが、板ばねの形状は円形以外の形状でもよい。例えば、矩形でもよい。また、板ばねの材質は金属であってもよいし、金属以外でもよい。例えば、樹脂でもよい。
Claims (2)
- 固定体と、
可動体と、
前記可動体を前記固定体に対して振動させる磁気駆動機構と、
前記固定体と前記可動体とを接続する接続体と、を有し、
前記接続体は、前記可動体の振動方向における一端側に配置される第1接続体と、前記可動体の振動方向における他端側に配置される第2接続体を備え、
前記第1接続体は、前記可動体と前記固定体とが前記可動体の振動方向に対向している箇所に配置される粘弾性部材であり、
前記第2接続体は、前記可動体の振動方向と直交する方向へ延びる板ばねであり、
前記板ばねは、前記可動体が振動方向と直交する方向へ移動することを抑制する変形抑制部を備え、
前記板ばねは、内側環状部と、前記内側環状部の外周側に配置される外側環状部と、前記内側環状部と前記外側環状部とを接続する複数のアームと、を備え、
前記内側環状部と前記外側環状部の一方が前記可動体に固定され、前記内側環状部と前記外側環状部の他方が前記固定体に固定され、
前記複数のアームのそれぞれは、前記内側環状部と接続される内側接続部と、前記外側環状部と接続される外側接続部と、前記内側接続部から前記外側接続部へ向かって周方向の一方側へ延びる螺旋部と、を備え、
前記変形抑制部は、前記螺旋部に設けられた屈曲部であり、
前記複数のアームは、第1アームと、前記第1アームの前記周方向の一方側に配置される第2アームと、前記第2アームの前記周方向の一方側に配置される第3アームを備え、前記第1アーム、前記第2アーム、および前記第3アームのそれぞれは、前記螺旋部に設けられた複数の前記屈曲部を備え、
前記複数の前記屈曲部は、第1屈曲部と、前記第1屈曲部の前記周方向の一方側に位置する第2屈曲部と、前記第2屈曲部の前記周方向の一方側に位置する第3屈曲部を備え、互いに異なるアームに設けられた前記第1屈曲部、前記第2屈曲部、および、前記第3屈曲部が相似形であり、且つ、内周側から外周側へこの順で1列に並んでいることを特徴とするアクチュエータ。 - 前記複数のアームのそれぞれにおいて、
前記内側接続部は、前記内側環状部から外周側へ突出した突出部であって、前記螺旋部と屈曲した形状に繋がっており、
前記外側接続部は、前記外側環状部から内周側へ突出した突出部であって、前記螺旋部と屈曲した形状に繋がっており、
前記内側接続部、前記第1屈曲部、前記第2屈曲部、前記第3屈曲部、および、前記外側接続部は、内周側から外周側へこの順で1列に並んでいることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
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