JP2016101075A - リニアアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】可動体の駆動に磁気駆動機構を用い、かつ、バネ部材を可動体に接続した場合でも、可動体の共振を効果的に抑制することのできるリニアアクチュエータを提供すること。
【解決手段】リニアアクチュエータ1は、固定体2と、可動体6と、可動体6と固定体2とに接続されたバネ部材8と、可動体6を軸線L方向に駆動する磁気駆動機構5とを有している。固定体2と可動体6との間には、軸線L上の位置、および軸線Lを囲む位置の少なくとも一方にシリコーンゲル等からなるゲル状ダンパー部材9が配置されている。バネ部材8は、軸線Lに沿う方向に板厚方向を向けた板状バネ部材である。可動体6の重心Gは、可動体6に対するバネ部材8の接続位置Cに対して軸線L方向において離間しており、ゲル状ダンパー部材9は、軸線L方向においてバネ部材8の接続位置Cに対して重心Gとは反対側に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁気駆動機構を備えたリニアアクチュエータに関するものである。
リニアアクチュエータとして、可動体を軸線方向に駆動するにあたって、コイルおよび永久磁石を備えた磁気駆動機構を設けるとともに、可動体と固定体との間に薄板状の弾性部材やコイルバネからなる弾性部材を配置した構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−7161号公報 特開2002−78310号公報
特許文献1に記載の構成のように、可動体の駆動に磁気駆動機構を用い、かつ、弾性部材を可動体と固定体との間に設けた場合、可動体を往復移動させる周波数によっては、共振が発生し、可動体の動作を制御できなくなるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、可動体の駆動に磁気駆動機構を用い、かつ、バネ部材を可動体に接続した場合でも、可動体の共振を効果的に抑制することのできるリニアアクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るリニアアクチュエータは、固定体と、可動体と、前記可動体と前記固定体とに接続され、前記固定体に対して前記可動体を軸線方向に移動可能に支持するバネ部材と、前記可動体を前記軸線方向に駆動する磁気駆動機構と、前記固定体と前記可動体との間に配置されたゲル状ダンパー部材と、を有し、前記可動体の重心位置と前記可動体に対する前記バネ部材の接続位置とが前記軸線方向において離間していることを特徴とする。
本発明では、可動体の駆動に磁気駆動機構を用い、かつ、バネ部材を可動体および固定体との間に接続してあるため、磁気駆動機構による推進力とバネ部材の付勢力とを利用して、可動体を軸線方向に駆動することができる。このような構成でも、本発明では、固定体と可動体との間にゲル状ダンパー部材が設けられているため、可動体の共振を抑制することができる。また、可動体の重心位置と可動体に対するバネ部材の接続位置とが軸線方向において離間しているため、可動体に傾き振動が発生したときでも、バネ部材には径方向に変位する力が加わる。このため、可動体の傾き振動が小さく済むので、可動体の傾き振動に起因する可動体と固定体との衝突に起因する異音の発生や信頼性の低下を抑制することができる。
本発明において、前記バネ部材は、前記軸線方向に沿う方向に板厚方向を向けた板状バネ部材であって、前記固定体に連結された固定体側連結部と、前記可動体に連結された可動体側連結部と、前記固定体側連結部と前記可動体側連結部とに接続されたアーム部と、を備えている構成を採用することができる。かかる構成によれば、バネ部材が軸線方向で占める部位が狭く済む。また、可動体に傾き振動が発生したとき、バネ部材のアーム部に
は、径方向に変位しようとする力が加わるが、アーム部の径方向への変位に対する共振周波数が高い。このため、可動体に傾き振動が発生したときでも、共振が発生しにくい。それ故、可動体の傾き振動が小さいので、可動体の傾き振動に起因する可動体と固定体との衝突に起因する異音の発生や信頼性の低下を抑制することができる。
本発明において、前記磁気駆動機構は、前記可動体に設けられた永久磁石と、前記固定体に設けられ、前記永久磁石に径方向で対向するコイルと、を備えている構成を採用することができる。
本発明において、前記ゲル状ダンパー部材は、前記可動体の中心軸線上の位置、および前記中心軸線を囲む位置の少なくとも一方に配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、可動体の共振を効果的に抑制することができる。
本発明において、前記固定体は、前記可動体に対して前記軸線方向で対向する固定体側対向部を備え、前記ゲル状ダンパー部材は、前記軸線方向において前記固定体側対向部と前記可動体との間に配置されていることが好ましい。
本発明において、前記可動体は、前記中心軸線上で前記固定体側対向部に向かって突出した軸部を備え、前記ゲル状ダンパー部材は、前記軸線方向において前記軸部の前記固定体側対向部側の端面と前記固定体側対向部との間に配置されている構成を採用することができる。
本発明において、前記ゲル状ダンパー部材は、前記中心軸線を囲む3個所に配置されている構成を採用してもよい。
本発明において、前記固定体は、前記中心軸線上で延在する支軸を備え、前記可動体は、前記中心軸線上で延在して前記支軸が内側に位置する軸穴を備え、前記ゲル状ダンパー部材は、前記支軸の外周面と前記軸穴の内周面との間に筒状に配置されている構成を採用してもよい。
本発明において、前記ゲル状ダンパー部材は、前記可動体および前記固定体の双方に固定されていることが好ましい。かかる構成によれば、可動体の移動に伴ってゲル状ダンパー部材が移動することを防止することができる。また、ゲル状ダンパー部材が設けられている部分において、可動体が固定体から離間する方向に移動した場合でも、かかる移動に追従してゲル状ダンパー部材が変形し、可動体の共振を効果的に抑制することができる。
本発明において、前記ゲル状ダンパー部材は、例えば、シリコーンゲルからなる。
本発明において、前記ゲル状ダンパー部材は、針入度が90度から110度であることが好ましい。かかる構成によれば、ゲル状ダンパー部材は、ダンパー機能を発揮するのに十分な弾性を有するとともに、ゲル状ダンパー部材が破断して飛散するような事態が発生しにくい。
本発明では、可動体の駆動に磁気駆動機構を用い、かつ、バネ部材を可動体および固定体との間に接続してあるため、磁気駆動機構による推進力とバネ部材の付勢力とを利用して、可動体を軸線方向に駆動することができる。このような構成でも、本発明では、固定体と可動体との間にゲル状ダンパー部材が設けられているため、可動体の共振を抑制することができる。また、可動体の重心位置と可動体に対するバネ部材の接続位置とが軸線方向において離間しているため、可動体に傾き振動が発生したときでも、可動体の傾き振動
が小さいので、可動体の傾き振動に起因する可動体と固定体との衝突に起因する異音の発生や信頼性の低下を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係るリニアアクチュエータの説明図である。 本発明の実施の形態1に係るリニアアクチュエータを細かく分解した分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るリニアアクチュエータの断面図である。 本発明の実施の形態2に係るリニアアクチュエータの説明図である。 本発明の実施の形態2に係るリニアアクチュエータを細かく分解した分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るリニアアクチュエータの断面図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明において、軸線Lとは可動体6の中心軸線であり、軸線Lは可動体6の重心Gを通っている。また、以下の説明では、軸線Lが延在する方向(軸線方向)において、可動体6が位置する側を一方側L1とし、固定体2のベース4が位置する側を他方側L2として説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係るリニアアクチュエータの説明図であり、図1(a)、(b)は、リニアアクチュエータの斜視図、およびリニアアクチュエータの分解斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係るリニアアクチュエータを細かく分解した分解斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係るリニアアクチュエータの断面図である。
図1、図2および図3に示すように、本形態のリニアアクチュエータ1は、固定体2と、可動体6と、可動体6と固定体2とに接続されたバネ部材8とを有しており、バネ部材8は、固定体2に対して可動体6を軸線L方向に移動可能に支持している。また、リニアアクチュエータ1は、可動体6を軸線L方向に駆動する磁気駆動機構5を有している。かかるリニアアクチュエータ1は、例えば、携帯電話気等の分野において着信等を振動によって報知するデバイス等として用いられる。
(固定体2の構成)
固定体2は、磁気駆動機構5を構成するコイル51が巻回されたコイルボビン3と、軸線L方向の他方側L2(図では下側)でコイルボビン3を保持するベース4とを有している。コイルボビン3は、コイル51が巻回された円筒状の胴部31と、胴部31の両側で拡径するフランジ部32、33と、胴部31から連続してフランジ部33よりベース4が位置する側に向けて突出した突出部35とを備えており、コイルボビン3は、突出部35を介してベース4に連結されている。突出部35には、コイル51の端部が絡げられた端子部361、362が形成されており、端子部361、362において、コイル51の端部が配線基板29に接続されている。
ベース4は、略円盤状であり、配線基板29が配置される切り欠き49が形成されている。ベース4の軸線L方向の一方側L1(図では上側)の面には、軸線L上に位置する中央に円形の第1凹部41が形成されているとともに、軸線Lを囲むように第2凹部42が形成されている。本形態において、第2凹部42は、軸線Lを囲むように周方向の3箇所に等角度間隔に形成されており、3つの第2凹部42は、軸線Lからの距離(第1凹部41からの距離)が等しい。
かかる第1凹部41および第2凹部42は、後述するゲル状ダンパー部材9(第1ゲル状ダンパー部材91および第2ゲル状ダンパー部材92)を配置するための凹部である。
(可動体6の構成)
可動体6は、磁気駆動機構5を構成する永久磁石53の中央穴530に嵌ったシャフト63と、永久磁石53を覆うヨーク67とを有しており、シャフト63は、可動体6の中心軸線(軸線L)上で軸線L方向に延在している。ヨーク67は、軸線L方向の一方側L1で永久磁石53に当接する円板状の端板部671と、端板部671の外縁から軸線L方向の他方側L2に延在する円筒状の筒部672とを有しており、筒部672は、永久磁石53の外周面に所定の間隔をあけて永久磁石53を径方向外側で覆っている。本形態において、可動体6は、筒部672の内周面および端板部671の軸線L方向の他方側L2に接着等の方法で固定された円環状のスペーサ65を有している。
ヨーク67の端板部671の中央には、軸線L方向の他方側L2に凹んだ円形の凹部674が形成され、かかる凹部674の中央には穴675が形成されている。
本形態では、シャフト63の軸線L方向の一方側L1の端部は、穴675に嵌った状態で周方向の複数個所S1で溶接され、かかる溶接によって、シャフト63とヨーク67とが連結されている。
また、可動体6は、永久磁石53の軸線L方向の他方側L2で中央穴530の周りに当接するワッシャ66を有しており、シャフト63の軸線L方向の他方側L2の端部は、周方向の複数個所S2でワッシャ66の軸線L方向の他方側L2の面と溶接されている。その結果、永久磁石53は、ワッシャ66とヨーク67の端板部671との間に固定されている。
本形態において、永久磁石53は、軸線L方向において円板状のコア538を両側から挟む2つの磁石片531、532からなる。
可動体6は、軸線L方向の他方側L2の端部にカバー61を有している。カバー61は、円形の底板部611と、底板部611の外縁から軸線L方向の一方側L1に突出した側板部612とを有している。底板部611は、コイルボビン3のフランジ部33と、ベース4との間に位置する。このため、底板部611には、コイルボビン3の突出部35を軸線L方向の一方側L1に突出させる開口部613が形成されている。また、底板部611には、ベース4の第2凹部42と重なる3個所に凹部614が形成されている。
(バネ部材8の構成)
バネ部材8は、固定体2に連結された固定体側連結部81と、可動体6に連結された可動体側連結部82と、固定体側連結部81と可動体側連結部82とに接続された複数本のアーム部83とを備えた板状バネ部材であり、軸線Lに沿う方向に板厚方向を向けている。本形態において、可動体側連結部82は、円環状であり、固定体側連結部81およびアーム部83より径方向外側に位置する。固定体側連結部81は、周方向で3つに分割されており、3つの固定体側連結部81の各々からアーム部83が周方向に延在している。かかる3つの固定体側連結部81はいずれも、コイルボビン3のフランジ部33の軸線L方向の他方側L2の面に接着や溶接等の方法により連結されている。
本形態において、可動体側連結部82は、カバー61の側板部612とヨーク67の筒部672の他方側L2の端部との間に挟まれており、周方向の複数個所S3での溶接により、カバー61およびヨーク67に連結されている。
カバー61の側板部612とヨーク67の筒部672とを溶接して結合した状態で、シャフト63の軸線L方向の他方側L2の端部は、可動体6(カバー61)から軸線L方向の他方側L2(ベース4の側)に突出する軸部631を構成し、軸部631の軸線L方向の他方側L2の端面630(ベース4側の端面630)は、ベース4の第1凹部41に対して軸線L方向の一方側L1で対向する。
このように構成したバネ部材8(板状バネ部材)のアーム部83では、可動体6の径方向への変位に対するバネ定数が、可動体6の軸線L方向への変位に対するバネ定数より大である。このため、バネ部材8のアーム部83では、可動体6の径方向への変位に対する共振周波数が、可動体6の軸線L方向への変位に対する共振周波数より高い。
(可動体6の重心Gと可動体6に対するバネ部材8の接続位置Cとの位置関係)
本形態のリニアアクチュエータ1において、可動体6では、シャフト63が永久磁石53の中央穴530に嵌っているとともに、ヨーク67の端板部671が軸線L方向の一方側L1で永久磁石53に当接している。また、可動体6では、ヨーク67の筒部672にカバー61が接続されている。このため、可動体6の重心G(図3参照)は、軸線L上において、シャフト63の軸線L方向の中央より一方側L1に位置する。その結果、可動体6の重心Gは、磁気駆動機構5の軸線L方向の磁気的中心(永久磁石53の軸線L方向の中心位置、コア538の位置)より軸線L方向の一方側L1に位置する。ここで、バネ部材8の可動体側連結部82は、カバー61の側板部612とヨーク67の筒部672の他方側L2の端部との間に挟まれている。このため、バネ部材8の可動体6への接続位置C(図3参照)は、可動体6の重心Gに対して軸線L方向において他方側L2に位置しており、可動体6の重心Gの位置と可動体6に対するバネ部材8の接続位置Cとが軸線L方向において離間している。
(ゲル状ダンパー部材9の構成)
本形態のリニアアクチュエータ1において、固定体2と可動体6との間にはゲル状ダンパー部材9が配置されている。かかるゲル状ダンパー部材9は、軸線L上の位置、および軸線Lを囲む位置の少なくとも一方において固定体2と可動体6との間に配置されている。本形態においては、軸線L上の位置、および軸線Lを囲む位置の双方において固定体2と可動体6との間にはゲル状ダンパー部材9が配置されている。
より具体的には、固定体2において、ベース4は、可動体6に対して軸線L方向の他方側L2で対向する固定体側対向部になっており、軸線L方向において、ベース4と可動体6との間にはゲル状ダンパー部材9が配置されている。
本形態においては、まず、ベース4の第1凹部41には、ゲル状ダンパー部材9として、円柱状の第1ゲル状ダンパー部材91が配置されており、かかる第1ゲル状ダンパー部材91は、軸線L上で可動体6から突出するシャフト63の軸部631の端面630とベース4との間に位置する。このため、第1ゲル状ダンパー部材91は、軸線L方向においてバネ部材8の接続位置Cに対して重心Gとは反対側に配置されている。第1ゲル状ダンパー部材91は、軸線L方向の一方側L1の面がシャフト63の端面630に接着剤により固定され、他方側L2の面は、ベース4の第1凹部41の底部に接着剤により固定されている。
また、ベース4の3つの第2凹部42には、ゲル状ダンパー部材9として、円柱状の第2ゲル状ダンパー部材92が各々、配置されており、第2ゲル状ダンパー部材92は、軸線L方向において、可動体6のカバー61とベース4との間に位置する。このため、第2ゲル状ダンパー部材92は、軸線L方向においてバネ部材8の接続位置Cに対して重心G
とは反対側に配置されている。
かかる第2ゲル状ダンパー部材92は、軸線Lを囲むように配置されている。より具体的には、ベース4の第2凹部42は、軸線L周りの3個所に等角度間隔に形成されており、第2ゲル状ダンパー部材92は、軸線L周りの3個所に等角度間隔に配置されている。第2ゲル状ダンパー部材92は、軸線L方向の一方側L1の面がカバー61において凹部614が形成されている箇所の裏面側に接着され、他方側L2の面は、ベース4の第2凹部42の底部に接着されている。
本形態において、ゲル状ダンパー部材9は、針入度が90度から110度のシリコーンゲルからなる。針入度とは、JIS−K−2207やJIS−K−2220で規定されているように、25℃で9.38gの総荷重をかけた1/4コーンの針が5秒間に入り込む深さを1/10mm単位で表わした値であり、この値が小さいほど硬いことを意味する。
(動作)
本形態のリニアアクチュエータ1において、コイル51への通電を休止している期間、可動体6は、可動体6の質量とバネ部材8の保持力(付勢力)とが釣り合った原点位置にある。この状態で、コイル51に通電すると、可動体6は、磁気駆動機構5によって推進力を受け、バネ部材8の付勢力に抗して、軸線L方向の一方側L1に移動する。その際の移動量は、コイル51に供給される電流値と、バネ部材8の付勢力とによって規定される。そして、コイル51への通電を停止すると、バネ部材8の付勢力によって、原点位置に戻る。従って、コイル51への通電を断続的に行うと、可動体6は、軸線L方向で往復移動を繰り返す。
また、コイル51に対して一定の電流を供給すると、可動体6は、コイル51に供給された電流値とバネ部材8の付勢力とによって規定された位置で停止する。
(本形態の主な効果)
本形態のリニアアクチュエータ1において、可動体6を往復移動させる際の周波数によっては、可動体6が、可動体6の質量とバネ部材8のバネ定数に対応する周波数で共振することがあるが、本形態では、固定体2のベース4(固定体側対向部)と可動体6のカバー61との間にゲル状ダンパー部材9(第1ゲル状ダンパー部材91および第2ゲル状ダンパー部材92)が設けられており、かかるゲル状ダンパー部材90は、可動体6の移動に追従して変形しながら可動体6の振動を吸収する。このため、可動体6の共振を抑制することができる。
また、本形態のリニアアクチュエータ1においては、可動体6の重心Gの位置と可動体6に対するバネ部材8の接続位置Cとが軸線L方向において離間している。このため、可動体6を軸線L方向に振動させた際、可動体6に作用する推力と可動体6の重心Gとのずれに起因して、可動体6において図3に矢印R1で示す傾き振動が発生したときでも、バネ部材8のアーム部83には、径方向に変位しようとする力が加わり、軸線L方向に変位しようとする力が小さい。ここで、バネ部材8のアーム部83では、可動体6の径方向への変位に対する共振周波数が、可動体6の軸線L方向への変位に対する共振周波数より高いため、可動体6に傾き振動が発生したときでも、共振が発生しにくい。それ故、可動体6の傾き振動が小さいので、可動体6の傾き振動に起因する可動体6と固定体2との衝突に起因する異音の発生や信頼性の低下を抑制することができる。
また、ゲル状ダンパー部材9のうち、第1ゲル状ダンパー部材91は、可動体6の中心軸線(軸線L)上の位置に設けられ、第2ゲル状ダンパー部材92は、可動体6の中心軸線(軸線L)を囲む3個所に設けられている。このため、ゲル状ダンパー部材9は、可動
体6の共振を効果的に抑制することができる。
また、ゲル状ダンパー部材9(第1ゲル状ダンパー部材91および第2ゲル状ダンパー部材92)は、可動体6および固定体2の双方に固定されている。このため、可動体6の移動に伴ってゲル状ダンパー部材9が移動することを防止することができる。また、ゲル状ダンパー部材9が設けられている部分において、可動体6が固定体2から離間する方向に移動した場合でも、かかる移動に追従してゲル状ダンパー部材9が変形し、可動体6の共振を効果的に抑制することができる。
また、ゲル状ダンパー部材9は、針入度が90度から110度である。このため、ゲル状ダンパー部材9は、ダンパー機能を発揮するのに十分な弾性を有するとともに、ゲル状ダンパー部材9が破断して飛散するような事態が発生しにくい。
また、本形態において、バネ部材8は板状バネ部材であるため、バネ部材8が軸線L方向で占める部位が狭く済む。
[実施の形態1の変形例]
上記実施の形態1では、第1ゲル状ダンパー部材91および第2ゲル状ダンパー部材92の双方を設けたが、いずれか一方のみを設けてもよい。
また、上記実施の形態1では、第2ゲル状ダンパー部材92を周方向の3個所に設けたが、4個所以上に設けてもよい。また、第2ゲル状ダンパー部材92を円環状に設けてもよい。
[実施の形態2]
(全体構成)
図4は、本発明の実施の形態2に係るリニアアクチュエータの説明図であり、図2(a)、(b)は、リニアアクチュエータの斜視図、およびリニアアクチュエータの分解斜視図である。図5は、本発明の実施の形態2に係るリニアアクチュエータを細かく分解した分解斜視図である。図6は、本発明の実施の形態2に係るリニアアクチュエータの断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してある。
図4、図5および図6に示すように、本形態のリニアアクチュエータ1は、固定体2と、可動体6と、可動体6と固定体2とに接続されたバネ部材8とを有しており、バネ部材8は、固定体2に対して可動体6を軸線L方向に移動可能に支持している。また、リニアアクチュエータ1は、可動体6を軸線L方向に駆動する磁気駆動機構5を有している。
(固定体2の構成)
固定体2は、磁気駆動機構5を構成するコイル51が巻回されたコイルボビン3と、軸線L方向の他方側L2でコイルボビン3を保持するベース4とを有している。コイルボビン3は、コイル51が巻回された円筒状の胴部31と、胴部31の両側で拡径するフランジ部32、33と、胴部31から連続してフランジ部33よりベース4が位置する側に向けて突出した突出部35とを備えており、コイルボビン3は、突出部35を介してベース4に連結されている。突出部35には、コイル51の端部が絡げられた端子部361、362が形成されており、端子部361、362において、コイル51の端部が配線基板29に接続されている。
ベース4は、略円盤状であり、配線基板29が配置される切り欠き49が形成されている。本形態において、固定体2は、ベース4から軸線L方向の一方側L1に突出して軸線
L上で延在する支軸45を備えている。支軸45は、軸線L方向の他方側L2に位置する固定部453と、固定部453の軸線L方向の一方側L1で拡径するフランジ部452と、フランジ部452から軸線L方向の一方側L1に突出した支持部451とを有しており、支持部451は、固定部453より太い。支持部451は、可動体6を支持する部分であり、固定部453は、ベース4に保持される部分である。具体的には、ベース4の中央部には凹部44が形成されており、凹部44の底部の中央には、固定部453が嵌め込み固定された穴46が形成されている。固定部453が穴46に嵌った状態で、フランジ部452は、ベース4の凹部44の底部に当接する。なお、ベース4には凹部44の周りに円環状のリブ状突部43が形成されている。
(可動体6の構成)
可動体6は、磁気駆動機構5を構成する永久磁石53の中央穴530に嵌った筒状スリーブ68と、永久磁石53を覆うヨーク67とを有している。筒状スリーブ68は、円筒状であり、軸線L方向に貫通する穴によって、可動体6には、支軸45が内側に位置する軸穴69が形成されている。筒状スリーブ68は、可動体6の中心軸線(軸線L)上で軸線L方向に延在している。ヨーク67は、軸線L方向の一方側L1で永久磁石53に当接する円板状の端板部671と、端板部671の外縁から軸線L方向の他方側L2に延在する円筒状の筒部672とを有しており、筒部672は、永久磁石53の外周面に所定の間隔をあけて永久磁石53を径方向外側で覆っている。本形態において、可動体6は、筒部672の内周面および端板部671の軸線L方向の他方側L2に接着等の方法で固定された円環状のスペーサ65を有している。
ヨーク67の端板部671の中央には穴675が形成されている。筒状スリーブ68の軸線L方向の一方側L1の端部は、穴675に嵌った状態で周方向の複数個所S1で溶接され、かかる溶接によって、筒状スリーブ68とヨーク67とが連結されている。
また、可動体6は、永久磁石53の軸線L方向の他方側L2で中央穴530の周りに当接するワッシャ66を有しており、筒状スリーブ68の軸線L方向の他方側L2の端部は、周方向の複数個所S12でワッシャ66の軸線L方向の他方側L2の面と溶接されている。その結果、永久磁石53は、ワッシャ66とヨーク67の端板部671との間に固定されている。
本形態において、永久磁石53は、軸線L方向において円板状のコア538を両側から挟む2つの磁石片531、532からなる。
また、可動体6は、軸線L方向の他方側L2の端部にカバー61を有している。カバー61は、円形の底板部611と、底板部611の外縁から軸線L方向の一方側L1に突出した側板部612とを有している。ここで、底板部611は、コイルボビン3のフランジ部33と、ベース4との間に位置する。このため、底板部611には、コイルボビン3の突出部35を軸線L方向の一方側L1に突出させる開口部613が形成されている。また、底板部611には凹部614が2個所に形成されている。
(バネ部材8の構成)
バネ部材8は、実施の形態1と同様、固定体2に連結された固定体側連結部81と、可動体6に連結された可動体側連結部82と、固定体側連結部81と可動体側連結部82とに接続された複数本のアーム部83とを備えた板状バネ部材であり、軸線Lに沿う方向に板厚方向を向けている。本形態において、可動体側連結部82は、円環状であり、固定体側連結部81およびアーム部83より径方向外側に位置する。固定体側連結部81は、周方向で3つに分割されており、3つの固定体側連結部81の各々からアーム部83が周方向に延在している。かかる3つの固定体側連結部81はいずれも、コイルボビン3のフラ
ンジ部33の軸線L方向の他方側L2の面に接着や溶接等の方法により連結されている。
本形態において、可動体側連結部82は、カバー61の側板部612とヨーク67の筒部672との間に挟まれており、周方向の複数個所S13での溶接により、カバー61およびヨーク67に連結されている。
このように構成したバネ部材8(板状バネ部材)のアーム部83では、可動体6の径方向への変位に対するバネ定数が、可動体6の軸線L方向への変位に対するバネ定数より大である。このため、バネ部材8のアーム部83では、可動体6の径方向への変位に対する共振周波数が、可動体6の軸線L方向への変位に対する共振周波数より高い。
(可動体6の重心Gと可動体6に対するバネ部材8の接続位置Cとの位置関係)
本形態のリニアアクチュエータ1において、可動体6では、筒状スリーブ68が永久磁石53の中央穴530に嵌っているとともに、ヨーク67の端板部671が軸線L方向の一方側L1で永久磁石53に当接している。また、可動体6では、ヨーク67の筒部672にカバー61が接続されている。このため、可動体6の重心G(図6参照)は、軸線L上において、筒状スリーブ68の軸線L方向の中央より一方側L1に位置する。その結果、可動体6の重心Gは、磁気駆動機構5の軸線L方向の磁気的中心(永久磁石53の軸線L方向の中心位置、コア538の位置)より軸線L方向の一方側L1に位置する。ここで、バネ部材8の可動体側連結部82は、カバー61の側板部612とヨーク67の筒部672の他方側L2の端部との間に挟まれている。このため、バネ部材8の可動体6への接続位置C(図6参照)は、可動体6の重心Gに対して軸線L方向において他方側L2に位置しており、可動体6の重心Gの位置と可動体6に対するバネ部材8の接続位置Cとが軸線L方向において離間している。
(ゲル状ダンパー部材9の構成)
本形態のリニアアクチュエータ1において、固定体2と可動体6との間にはゲル状ダンパー部材9が配置されている。かかるゲル状ダンパー部材9は、軸線L上の位置、および軸線Lを囲む位置の少なくとも一方において固定体2と可動体6との間に配置されている。本形態においては、軸線Lを囲む位置において固定体2と可動体6との間にゲル状ダンパー部材9が配置されている。
より具体的には、可動体6の軸穴69の内径は、固定体2の支軸45より大であり、軸穴69の内周面と支軸45の外周面とは、隙間を介して配置されている。すなわち、可動体6の軸穴69に固定体2の支軸45を挿入した状態で、軸穴69の内周面と支軸45の外周面との間には円筒状の空間が形成されており、本形態では、かかる空間を埋めるように、ゲル状ダンパー部材9が配置されている。このため、ゲル状ダンパー部材9は、円筒状のゲル状ダンパー部材90からなり、軸線Lを囲むように配置されている。
本形態において、ゲル状ダンパー部材90は、外周面が軸穴69の内周面に接着剤により固定され、内周面が支軸45の支持部451の外周面に接着剤により固定されている。ここで、ゲル状ダンパー部材90は、軸線L方向の寸法が支軸45の支持部451より短い。このため、ゲル状ダンパー部材90に対して軸線L方向の一方側L1および他方側L2の双方が空き空間になっている。
本形態において、ゲル状ダンパー部材9(ゲル状ダンパー部材90)は、針入度が90度から110度のシリコーンゲルからなる。針入度とは、JIS−K−2207やJIS−K−2220で規定されているように、25℃で9.38gの総荷重をかけた1/4コーンの針が5秒間に入り込む深さを1/10mm単位で表わした値であり、この値が小さいほど硬いことを意味する。
(動作)
本形態のリニアアクチュエータ1においても、実施の形態1と同様、コイル51への通電を休止している期間、可動体6は、可動体6の質量とバネ部材8の保持力(付勢力)とが釣り合った原点位置にある。この状態で、コイル51に通電すると、可動体6は、磁気駆動機構5によって推進力を受け、バネ部材8の付勢力に抗して、軸線L方向の一方側L1に移動する。その際の移動量は、コイル51に供給される電流値と、バネ部材8の付勢力とによって規定される。そして、コイル51への通電を停止すると、バネ部材8の付勢力によって、原点位置に戻る。従って、コイル51への通電を断続的に行うと、可動体6は、軸線L方向で往復移動を繰り返す。
また、コイル51に対して一定の電流を供給すると、可動体6は、コイル51に供給された電流値とバネ部材8の付勢力とによって規定された位置で停止する。
(本形態の主な効果)
本形態のリニアアクチュエータ1において、可動体6を往復移動させる際の周波数によっては、可動体6が、可動体6の質量とバネ部材8のバネ定数に対応する周波数で共振することがあるが、本形態では、固定体2の支軸45と可動体6の筒状スリーブ68との間にゲル状ダンパー部材9(ゲル状ダンパー部材90)が設けられており、かかるゲル状ダンパー部材90は、可動体6の移動に追従して変形しながら可動体6の振動を吸収する。このため、可動体6の共振を抑制することができる。
また、本形態のリニアアクチュエータ1においても、実施の形態1と同様、可動体6の重心Gの位置と可動体6に対するバネ部材8の接続位置Cとが軸線L方向において離間している。このため、可動体6に傾き振動が発生したときでも、共振が発生しにくい。それ故、可動体6の傾き振動が小さいので、可動体6の傾き振動に起因する可動体6と固定体2との衝突に起因する異音の発生や信頼性の低下を抑制することができる。
また、ゲル状ダンパー部材9(ゲル状ダンパー部材90)は、可動体6の中心軸線(軸線L)を囲む円筒状である。このため、ゲル状ダンパー部材9は、可動体6の振動を効果的に吸収し、共振を抑制することができる。
また、ゲル状ダンパー部材9(ゲル状ダンパー部材90)は、可動体6および固定体2の双方に固定されている。このため、可動体6の移動に伴ってゲル状ダンパー部材9が移動することを防止することができる。
また、本形態において、バネ部材8は板状バネ部材であるため、バネ部材8が軸線L方向で占める部位が狭く済む。
[その他の実施の形態]
上記実施の形態では、ゲル状ダンパー部材9を接着剤により固定した構造を採用したが、ゲル状ダンパー部材9を形成するための前駆体を設けた後、前駆体をゲル化させ、ゲル状ダンパー部材9自身の接着力によって、ゲル状ダンパー部材9を固定してもよい。例えば、実施の形態2ではゲル状ダンパー部材9を形成するためのUV硬化性の前駆体を設けた後、前駆体にUVを照射してゲル化させ、ゲル状ダンパー部材9自身の接着力によって、ゲル状ダンパー部材9を固定してもよい。
上記実施の形態では、ゲル状ダンパー部材9が軸線L方向において可動体6に対するバネ部材8の接続位置Cに対して重心Gとは反対側に配置されていたが、軸線L方向において可動体6に対するバネ部材8の接続位置Cに対して重心Gとは同一の側にゲル状ダンパ
ー部材9が配置されていてもよい。
上記実施の形態では、磁気駆動機構5において、可動体6に設けられた永久磁石53に、固定体2に設けられたコイル51が径方向外側で対向していたが、可動体6に設けられたコイル51に、固定体2に設けられた永久磁石53が径方向外側で対向しているリニアアクチュエータ1に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、可動体6および固定体2に対してゲル状ダンパー部材9を接着により固定したが、可動体6および固定体2に対してゲル状ダンパー部材9を嵌め込み、溶着、焼き付け等、接着以外の方法により固定してもよい。
1・・リニアアクチュエータ、2・・固定体、3・・スリーブ(固定体)、4・・ベース(固定体、固定体側対向部)、5・・磁気駆動機構、6・・可動体、8・・バネ部材、9、90・・ゲル状ダンパー部材、45・・支軸(固定体)、61・・カバー(可動体)、63・・シャフト(可動体)、66・・ワッシャ(可動体)、67・・ヨーク(可動体)、68・・筒状スリーブ(可動体)、69・・軸穴、81・・固定体側連結部、82・・可動体側連結部、83・・アーム部、91・・第1ゲル状ダンパー部材、92・・第2ゲル状ダンパー部材、630・・シャフトの端面、631・・シャフトの軸部、671・・端板部、672・・筒部、C・・接続位置、G・・重心、L・・軸線

Claims (11)

  1. 固定体と、
    可動体と、
    前記可動体と前記固定体とに接続され、前記固定体に対して前記可動体を軸線方向に移動可能に支持するバネ部材と、
    前記可動体を前記軸線方向に駆動する磁気駆動機構と、
    前記固定体と前記可動体との間に配置されたゲル状ダンパー部材と、
    を有し、
    前記可動体の重心位置と前記可動体に対する前記バネ部材の接続位置とが前記軸線方向において離間していることを特徴とするリニアアクチュエータ。
  2. 前記バネ部材は、前記軸線方向に沿う方向に板厚方向を向けた板状バネ部材であって、前記固定体に連結された固定体側連結部と、前記可動体に連結された可動体側連結部と、前記固定体側連結部と前記可動体側連結部とに接続されたアーム部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
  3. 前記磁気駆動機構は、前記可動体に設けられた永久磁石と、前記固定体に設けられ、前記永久磁石に径方向で対向するコイルと、を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のリニアアクチュエータ。
  4. 前記ゲル状ダンパー部材は、前記可動体の中心軸線上の位置、および前記中心軸線を囲む位置の少なくとも一方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のリニアアクチュエータ。
  5. 前記固定体は、前記可動体に対して前記軸線方向で対向する固定体側対向部を備え、
    前記ゲル状ダンパー部材は、前記軸線方向において前記固定体側対向部と前記可動体との間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のリニアアクチュエータ。
  6. 前記可動体は、前記中心軸線上で前記固定体側対向部に向かって突出した軸部を備え、
    前記ゲル状ダンパー部材は、前記軸線方向において前記軸部の前記固定体側対向部側の端面と前記固定体側対向部との間に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のリニアアクチュエータ。
  7. 前記ゲル状ダンパー部材は、前記中心軸線を囲む3個所に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のリニアアクチュエータ。
  8. 前記固定体は、前記中心軸線上で延在する支軸を備え、
    前記可動体は、前記中心軸線上で延在して前記支軸が内側に位置する軸穴を備え、
    前記ゲル状ダンパー部材は、前記支軸の外周面と前記軸穴の内周面との間に筒状に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のリニアアクチュエータ。
  9. 前記ゲル状ダンパー部材は、前記可動体および前記固定体の双方に固定されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のリニアアクチュエータ。
  10. 前記ゲル状ダンパー部材は、シリコーンゲルからなることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載のリニアアクチュエータ。
  11. 前記ゲル状ダンパー部材は、針入度が90度から110度であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載のリニアアクチュエータ。
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