JP7417443B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本開示は、アクチュエータに関する。
特許文献1には、筒状ケースと、マグネット体と、中央部にマグネット体が取り付けられると共に筒状ケースの内周面に連結された板ばねと、を備える振動発生装置が開示されている。
特許第3851109号公報
本開示の目的は、取付部材と可動子と弾性支持体とを備えるアクチュエータにおいて、静音性を損なうことなく低コストで安定した振動特性が得られることである。
第1の態様に係るアクチュエータは、コイルを含んで構成される取付部材と、マグネットを含んで構成され、前記取付部材に対して所定の変位方向に相対変位する可動子と、前記取付部材に固定される取付部材側被固定部、前記可動子に固定される可動子側被固定部、及び、前記取付部材側被固定部と前記可動子側被固定部との間の部分である変形部を有する弾性支持体と、を備えるアクチュエータであって、前記弾性支持体は、基準板バネと、前記基準板バネの反転形状とされた反転板バネと、を備え、前記基準板バネは、基準アームを有し、前記反転板バネは、反転アームを有し、前記変形部は、前記基準アームと前記反転アームとが重なることで形成された重複部と、前記基準アーム又は前記反転アームの何れかで形成された非重複部と、を有し、前記重複部には、前記基準板バネと前記反転板バネとの間に緩衝材が配置される。
なお、反転形状とは、表裏を反転させた場合に同一形状となる形状をいう。
上記態様では、アクチュエータは、取付部材と、可動子と、弾性支持体と、を備える。弾性支持体の変形部が変形することで、取付部材に対する可動子の変位が許容される。
弾性支持体の重複部には、基準板バネと反転板バネとの間に緩衝材が配置され、板バネ-緩衝材-板バネで構成される3層構造であるため、緩衝材により、制振性能が高められて可動子の共振が抑制されると共に、基準板バネと反転板バネとの接触音の発生が防止される。
また、弾性支持体の変形部が非重複部を有するので、弾性支持体の変形部が非重複部を有しない態様と比較して、接触音の発生を防止するための緩衝材の必要量を低下させることができる。
以上より、上記態様によれば、静音性を損なうことなく低コストで安定した振動特性を得ることができる。
第2の態様に係るアクチュエータは、第1の態様において、前記変位方向をZ方向とし、±Z方向に直交する平面内の方向のうち互いに垂直な方向をX方向及びY方向とし、前記可動子の重心を通るX方向に延びる軸をX軸とし、前記可動子の重心を通るY方向に延びる軸をY軸としたとき、Z方向から見た前記弾性支持体の形状は、X軸とY軸の両方について対称である。
上記態様では、Z方向から見た弾性支持体の形状は、X軸とY軸の両方について対称である。
このため、可動子の変位(±Z方向の振動)が安定する。
第3の態様に係るアクチュエータは、第1又は第2の態様において、前記取付部材側被固定部は、前記可動子よりもX方向一方側に位置するX方向一方側部と、前記可動子よりもX方向他方側に位置するX方向他方側部と、を有し、前記基準アームは、前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向一方側部とを繋ぐX方向一方アームと、前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向他方側部とを繋ぐX方向他方アームと、を有し、前記反転アームは、前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向一方側部とを繋ぐX方向一方アームと、前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向他方側部とを繋ぐX方向他方アームと、を有する。
上記態様では、基準板バネ及び反転板バネの各々が、取付部材側被固定部のX方向一方側部とX方向他方側部の両方と繋がっている。
第4の態様に係るアクチュエータは、第3の態様において、前記可動子側被固定部は、前記可動子の重心よりもY方向一方側に位置するY方向一方側部と、前記可動子の重心よりもY方向他方側に位置するY方向他方側部と、を有し、前記基準アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの片方と繋がり、前記基準アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちのもう片方と繋がり、前記反転アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記もう片方と繋がり、前記反転アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記片方と繋がる。
上記態様は、後述の第1実施形態と第2実施形態とのうち、第1実施形態に当たる。
第5の態様に係るアクチュエータは、第4の態様において、前記重複部は、前記基準アームの前記X方向一方アームと、前記反転アームの前記X方向他方アームとが重なることで形成された第一始端側重複部と、前記基準アームの前記X方向他方アームと、前記反転アームの前記X方向一方アームとが重なることで形成された第二始端側重複部と、を含んで構成される。
上記態様では、弾性支持体の変形部の始端側の、板バネ-緩衝材-板バネで構成される3層構造により制振性能が向上する。
第6の態様に係るアクチュエータは、第3の態様において、前記可動子側被固定部は、前記可動子の重心よりもY方向一方側に位置するY方向一方側部と、前記可動子の重心よりもY方向他方側に位置するY方向他方側部と、を有し、前記基準アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの片方と繋がり、前記基準アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記片方と繋がり、前記反転アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちのもう片方と繋がり、前記反転アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記もう片方と繋がる。
上記態様は、後述の第1実施形態と第2実施形態とのうち、第2実施形態に当たる。
第7の態様に係るアクチュエータは、第4又は第6の態様において、前記重複部は、前記基準アームの前記X方向一方アームと、前記反転アームの前記X方向一方アームとが重なることで形成されたX方向一方終端側重複部と、前記基準アームの前記X方向他方アームと、前記反転アームの前記X方向他方アームとが重なることで形成されたX方向他方終端側重複部と、を含んで構成される。
上記態様では、弾性支持体の変形部の終端側の、板バネ-緩衝材-板バネで構成される3層構造により制振性能が向上する。
第8の態様に係るアクチュエータは、第4の態様において、前記重複部は、前記基準アームの前記X方向一方アームと、前記反転アームの前記X方向他方アームとが重なることで形成された第一始端側重複部と、前記基準アームの前記X方向他方アームと、前記反転アームの前記X方向一方アームとが重なることで形成された第二始端側重複部と、前記基準アームの前記X方向一方アームと、前記反転アームの前記X方向一方アームとが重なることで形成されたX方向一方終端側重複部と、前記基準アームの前記X方向他方アームと、前記反転アームの前記X方向他方アームとが重なることで形成されたX方向他方終端側重複部と、を含んで構成される。
上記態様では、重複部は、始端側重複部と終端側重複部との両方を含んで構成される。
このため、弾性支持体の変形部の始端側と終端側の2か所の、板バネ-緩衝材-板バネで構成される3層構造により制振性能が向上する。
第9の態様に係るアクチュエータは、第1~第8の何れかの態様において、前記基準アームと前記反転アームとが交差する。
上記態様では、基準アームと反転アームとが交差するので、交差しない態様と比較して、アームの長さを長くしやすい。
第10の態様に係るアクチュエータは、第7又は第8の態様において、前記X方向一方終端側重複部では、前記基準アームの前記X方向一方アームと、前記反転アームの前記X方向一方アームとが交差し、前記X方向他方終端側重複部では、前記基準アームの前記X方向他方アームと、前記反転アームの前記X方向他方アームとが交差する。
上記態様では、基準アームのX方向一方アームと反転アームのX方向一方アームとが交差し、基準アームのX方向他方アームと反転アームのX方向他方アームとが交差する。
このため、交差しない態様と比較して、アームの長さを長くしやすい。
本開示によれば、取付部材と可動子と弾性支持体とを備えるアクチュエータにおいて、静音性を損なうことなく低コストで安定した振動特性が得られる。
第一実施形態のアクチュエータの斜視図である。 第一実施形態のアクチュエータの平面図である。 第一実施形態のアクチュエータの断面図(図2の3-3線断面図)である。 第一実施形態のアクチュエータの分解斜視図である。 第一実施形態の弾性支持体の分解斜視図である。 第一実施形態の板バネ(基準板バネ)の平面図である。 第一実施形態の弾性支持体の平面図である。 第二実施形態の板バネ(基準板バネ)の平面図である。 第二実施形態の弾性支持体の平面図である。 従来形状と第一実施形態の形状とのシミュレーション結果である。
以下の説明では、各図に示す+Z方向を上方向といい、-Z方向を下方向ということがある。但し、これはアクチュエータの基準とした方向概念であり、アクチュエータの取付姿勢を限定するものではない。また、各構成の配置関係について説明するときは、弾性支持体30が自由状態(各図に示された状態)のときの配置関係を意味する。また、以下の説明において、Z方向に平行な軸であって、可動子20の重心を通る軸を可動子20の重心軸AXという。そして、Z方向に直交する平面内の方向のうち互いに垂直な方向をX方向及びY方向という。X方向において可動子20の重心軸AXに近づく方向をX方向内側、離れる方向をX方向外側といい、Y方向において可動子20の重心軸AXに近づく方向をY方向内側、離れる方向をY方向外側という。また、+X方向をX方向一方側、-X方向をX方向他方側、+Y方向をY方向一方側、-Y方向をY方向他方側、+Z方向をZ方向一方側、-Z方向をZ方向他方側という。また、各図においては、図面を見易くする関係から、符号を省略している場合がある。
〔第1実施形態〕
以下、図1~図7を用い、本開示の第1実施形態に係るアクチュエータS1について説明する。
図1は、第1実施形態のアクチュエータS1の斜視図であり、図4は、分解斜視図である。
図1~図4に示すように、アクチュエータS1は、取付対象物に取り付けられる取付部材10と、取付部材10に対して所定の変位方向(±Z方向)に相対変位する可動子20と、取付部材10に対して可動子20を弾性的に支持する弾性支持体30と、を備える。
弾性支持体30が弾性変形することで、可動子20が取付部材10に対して相対変位することが許容される。アクチュエータS1は、X方向を長手方向、Y方向を短手方向とする形状(具体的には略直方体形状)とされる。
取付対象物としては、例えば、タッチパネルとして構成された液晶パネル等の表示装置、各種のコントローラ等が挙げられる。タッチパネルを取付対象物とした場合、アクチュエータS1の振動制御によって、タッチパネルに触れる使用者の指に対し、様々な触感を与えることができる。
≪取付部材10≫
図4に示すように、取付部材10は、外側フレーム11と、コイル13と、クッション部材12と、内側フレーム15と、ターミナル14と、カバー16と、から構成される。
(外側フレーム11)
外側フレーム11は、1枚の金属製の板材から製造される。外側フレーム11は、底板部11Aと、底板部11AのX方向両側に形成された一対の第1縦板部11Bと、底板部11AのY方向両側に形成された一対の第2縦板部11Cと、一対の第1縦板部11Bの上側に形成された一対の被取付部11Dと、を備える。
底板部11Aは、中央に円形の貫通孔を有する。第1縦板部11Bは、中央下部に長方形状の貫通孔を有する。第2縦板部11CのZ方向寸法は、第1縦板部11BのZ方向寸法よりも小さい。被取付部11Dは、第1縦板部11Bに対してX方向外側に形成されている。被取付部11Dは、アクチュエータS1を他部材(取付対象物)に取り付けるために用いられる。
なお、アクチュエータS1の他の部材(取付対象物)への取付けは、外側フレーム11の底板部11Aの下面に接着される両面が接着面とされる接着シート(図示省略)により行われてもよい。
(コイル13)
コイル13は、電線が巻き回されることで構成される。コイル13は、外側フレーム11の底板部11Aの上面に固定される。外側フレーム11の底板部11Aが、コイル13が固定されるコイル固定部として機能する。
(クッション部材12)
クッション部材12は、ゴムなどの弾性部材で形成される。クッション部材12は、外側フレーム11の底板部11Aの上面に接着等で固定される。クッション部材12は、可動子20が過剰に振動したとき等、下方向に過度に変位した可動子20が当接可能な位置に配置され、衝撃を吸収する。具体的には、クッション部材12は、ヨーク21の垂下部21Bの下方に配置される。クッション部材12は、ヨーク21の垂下部21Bと同様に、平面視で円形とされる。
(内側フレーム15)
内側フレーム15は樹脂で形成されており、外側フレーム11の底板部11Aの上面に固定される。内側フレーム15は、X方向一方側に配置された一方側内側フレーム15と、X方向他方側に配置された他方側内側フレーム15と、から構成される。一方側内側フレーム15及び他方側内側フレーム15は、互いに別体とされ、また、互いに略同一の構造とされる。以下、単に内側フレーム15と言うときは、一方側内側フレーム15及び他方側内側フレーム15の両方を指す。
内側フレーム15は、弾性支持体30が固定される立壁部15Aと、立壁部15AのY方向両端と接続された一対の低壁部15Bと、を備える。
立壁部15Aは、法線方向を上方向に向けた平面である上面15Cを有する。立壁部15Aの上面15Cからは、複数(本実施形態では3つ)の円柱状のピン15Dが上方へ向けて突出している。複数のピン15Dは、Y方向に並んで配置される。
低壁部15Bは、立壁部15Aよりも上下方向の高さが低く形成され、Y方向に延在する1つの立壁部15Aに対してY方向両端に一対形成される。低壁部15Bは、立壁部15AのX方向内側に形成される。低壁部15Bは、立壁部15AがX方向内側へ倒れるのを防止する倒れ防止部として機能する。
内側フレーム15のX方向外側面には、X方向内側へ窪んだ窪部15Eが形成される。また、内側フレーム15には、コイル13の配線(図示省略)を外部に引き出すための配線通過部15Fが形成される。
(ターミナル14)
ターミナル14は、一対の内側フレーム15のうち、片方(X方向他方側)の内側フレーム15の窪部15Eに配置される。
(カバー16)
カバー16は、内側フレーム15の立壁部15Aの上面15Cに弾性支持体30の取付部材側被固定部140を固定するための部材である。カバー16は一対設けられ、一対のカバー16は、互いに同一の構造である。カバー16には、複数(本実施形態では3つ)の貫通孔16AがY方向に並んで形成される。複数の貫通孔16Aには、内側フレーム15の立壁部15Aの複数のピン15Dがそれぞれ挿入される。
≪可動子20≫
可動子20は、ヨーク21と、マグネット22と、ポールピース23と、を有する。
ヨーク21は、軟磁性体で形成される。ヨーク21は、壁厚方向を上下方向に向けた天壁部21Aと、天壁部21Aの外側周縁から下方向に延びる垂下部21Bと、から構成される。天壁部21Aは、平面視で円形であり、中心に貫通孔を有する。垂下部21Bの壁厚方向は、天壁部21Aの中心軸(可動子20の重心軸AXと一致する。)に直交する方向を向く。
天壁部21Aは、上方向を法線方向とした上平面21A1を有し、垂下部21Bは、可動子20の重心軸AXに垂直な方向を法線方向とした外側面21B1と有する。上平面21A1と外側面21B1との間には、上平面21A1と外側面21B1とを繋ぐ湾曲面21C1が形成される。上平面21A1は、弾性支持体30の可動子側被固定部150に対し、接着等により固定される。
マグネット22は、ヨーク21の天壁部21Aの下面に固定される。マグネット22の形状は円柱形状であり、中心に貫通孔を有する。
ポールピース23は、軟磁性体で形成される。ポールピース23は、マグネット22の下面に固定される。ポールピース23の形状は円柱形状であり、中心に貫通孔を有する。
可動子20は、ヨーク21、マグネット22及びポールピース23により、磁気回路を形成する。図3に示すように、マグネット22及びポールピース23と、ヨーク21の垂下部21Bとの間には、空間が形成される。この空間にコイル13が配置される。
ヨーク21の天壁部21A、マグネット22及びポールピース23に形成された貫通孔は、弾性支持体30の可動子側被固定部150の貫通孔153と共に、それぞれの部材の位置決めに用いられる。
≪弾性支持体30≫
図3に示すように、弾性支持体30は、平板状とされ、自由状態では、弾性支持体30の全体が上下方向に直交する同一平面上に位置する。
図5に示すように、弾性支持体30は、基準板バネ31Aと、反転板バネ31Bと、緩衝材32と、スペーサ33と、から構成される。弾性支持体30は、基準板バネ31Aと反転板バネ31Bとの間に、緩衝材32及びスペーサ33が挟まれた構造とされる。
基準板バネ31A及び反転板バネ31Bは、共に、金属製とされ、例えばステンレス製である。
緩衝材32は、板バネ31A,31Bよりも低い弾性率を有する部材であり、例えば、一対の板バネ31A,31B間に配置された両面接着テープである。この両面接着テープは、例えば、シリコーンゴムの層の両面にシリコーン系粘着剤の層を有する3層構造の両面接着テープである。緩衝材32は、板バネ31A,31Bの変形に追従して変形し、板バネ31A,31Bを介して可動子20の振動を吸収する。
スペーサ33の材料や弾性率は、特に限定されない。なお、スペーサ33は、板バネ31と同様の弾性率を有していてもよいし、緩衝材32と同じテープをスペーサ33として用いてもよい。
反転板バネ31Bは、基準板バネ31Aと同様に形成されたものであり、基準板バネ31Aと同一の材料で形成され、同一の形状とされる。但し、反転板バネ31Bは、基準板バネ13Aの表裏を反転させて用いられる。
すなわち、同一形状の板バネ31が2枚製造され、そのうち他方(反転板バネ31B)を表裏反転させて互いに重ね合わせることで、弾性支持体30が構成される。このとき、基準板バネ31Aと反転板バネ31Bとが重なる部分には、緩衝材32及びスペーサ33が配置される。なお、本実施形態では、反転板バネ31Bは、基準板バネ31Aと同一の部材をX軸周りに反転させたものとして説明する。このときのX軸を「反転軸」という。
以下、基準板バネ31Aと反転板バネ31Bとを特に区別しないときは、単に板バネ31という。
(板バネ31の取付部材側被固定部40、可動子側被固定部50及び変形部60)
図6に示すように、板バネ31は、取付部材側被固定部40と、可動子側被固定部50と、変形部60と、を有する。板バネ31は、X軸とY軸とが交差する原点(Z軸)について点対称の形状とされる。
板バネ31の取付部材側被固定部40は、X方向一方側部41と、X方向他方側部42と、から構成される。X方向一方側部41とX方向他方側部42とは、それぞれ、Y方向を長手方向とする長方形状とされ、Y方向に並ぶ複数(本実施形態では3つ)の貫通孔43を有する。
板バネ31の可動子側被固定部50は、円形とされる。可動子側被固定部50は、取付部材側被固定部40のX方向一方側部41とX方向他方側部42との間に位置する。可動子側被固定部50は、中央に貫通孔53を有する。
板バネ31の変形部60は、X方向一方アーム61と、X方向他方アーム62と、を有する。X方向一方アーム61は、可動子側被固定部50と取付部材側被固定部40のX方向一方側部41とを繋ぎ、X方向他方アーム62は、可動子側被固定部50と取付部材側被固定部40のX方向他方側部42とを繋ぐ。また、X方向一方アーム61は、可動子側被固定部50のY方向一方側の部分(Y方向一方側部51)から延出され、X方向他方アーム62は、可動子側被固定部50のY方向他方側の部分(Y方向他方側部52)から延出される。なお、本実施形態では、基準板バネ31Aの各アーム61,62が基準アーム61A,62Aに相当し、反転板バネ31Bの各アーム61,62が反転アーム61B,62Bに相当する。
板バネ31の変形部60を構成する各アーム61,62の始端部分(可動子側被固定部50側部分)は、Y軸と重なるように形成される。
X方向一方アーム61及びX方向他方アーム62は、いずれも、X軸を跨ぐように伸長している。
すなわち、X方向一方アーム61は、可動子側被固定部50のY方向一方側部51から延出されると共に取付部材側被固定部40のY方向他方側の部分に繋がっており、X方向他方アーム62は、可動子側被固定部50のY方向他方側部52から延出されると共に取付部材側被固定部40のY方向一方側の部分に繋がっている。
(弾性支持体30の取付部材側被固定部140、可動子側被固定部150及び変形部160)
弾性支持体30は、一部において取付部材10に固定され、他の一部において可動子20に固定される。取付部材10に固定される部分と、可動子20に固定される部分との間の部分(「変形部160」)が、可動子20が変位(振動)する際に変形する部分となる。
すなわち、弾性支持体30は、取付部材10に固定される取付部材側被固定部140と、可動子20に固定される可動子側被固定部150と、取付部材側被固定部140と可動子側被固定部150との間を繋ぐ変形部160と、から構成される。
(弾性支持体30の取付部材側被固定部140)
図7に示すように、弾性支持体30の取付部材側被固定部140は、X方向一方側部141と、X方向他方側部142と、を有する。
弾性支持体30の取付部材側被固定部140は、基準板バネ31Aの取付部材側被固定部40と、反転板バネ31Bの取付部材側被固定部40と、スペーサ33と、から構成される。板バネ31の取付部材側被固定部40の形状は、反転軸であるX軸について対称であるため、基準板バネ31Aの取付部材側被固定部40と、反転板バネ31Bの取付部材側被固定部40とは、全体が重なる。
取付部材側被固定部140には、複数(本実施形態では3つ)の貫通孔143が形成される。取付部材側被固定部140の貫通孔143には、内側フレーム15の立壁部15Aの複数のピン15Dがそれぞれ挿入される。
(弾性支持体30の可動子側被固定部150)
弾性支持体30の可動子側被固定部150は、基準板バネ31Aの可動子側被固定部50と、反転板バネ31Bの可動子側被固定部50と、スペーサ33と、から構成される。
板バネ31の可動子側被固定部50の形状は、反転軸であるX軸について対称であるため、基準板バネ31Aの可動子側被固定部50と、反転板バネ31Bの可動子側被固定部50とは、全体が重なる。
弾性支持体30の可動子側被固定部150は、円形とされ、中心に円形の貫通孔153を有する。図3に示すように、可動子側被固定部150の下面が、可動子20のヨーク21の天壁部21Aの上平面21A1に接着等で固定される。可動子側被固定部150の下面は、基準板バネ31Aの可動子側被固定部50の下面である。
(弾性支持体30の変形部160)
弾性支持体30の変形部160は、基準板バネ31Aの変形部60と、反転板バネ31Bの変形部60と、緩衝材32と、から構成される。
板バネ31の変形部60は、反転軸であるX軸について対称な形状を有しないため、基準板バネ31Aの変形部60と反転板バネ31Bの変形部60との全体が重なることはない。
そのため、弾性支持体30の変形部160は、基準板バネ31Aの変形部60と反転板バネ31Bの変形部60とが重なる部分である重複部8と、基準板バネ31Aの変形部60又は反転板バネ31Bの変形部60の何れかで構成された非重複部9と、を有する。
板バネ31の変形部60の形状は、X軸とY軸とが交差する原点(Z軸)について点対称であるため、基準板バネ31Aの変形部60と反転板バネ31Bの変形部60とで形成される弾性支持体30の変形部160は、X軸とY軸の両方について対称となる。
図3に示すように、重複部8では、基準板バネ31Aの変形部60と、反転板バネ31Bの変形部60との間に両面接着テープ等の緩衝材32が介在している。他方、非重複部9には、緩衝材32が設けられない。
重複部8としては、始端側重複部8S1,8S2と、終端側重複部8T1、8T2と、が形成される。
図7に示すように、始端側重複部8S1,8S2は、変形部160の始端側(可動子側被固定部150側)に形成される。始端側重複部8S1,8S2としては、Y方向一方側のY方向一方始端側重複部8S1と、Y方向他方側のY方向他方始端側重複部8S2と、が形成される。
Y方向一方始端側重複部8S1は、基準板バネ31AのX方向一方アーム61Aの始端側の部分と、反転板バネ31BのX方向他方アーム62Bの始端側の部分とが重なることで形成される。
Y方向他方始端側重複部8S2は、基準板バネ31AのX方向他方アーム62Aの始端側の部分と、反転板バネ31BのX方向一方アーム61Bの始端側の部分とが重なることで形成される。
始端側重複部8S1,8S2は、可動子側被固定部150と隣接するように形成される。このため、可動子側被固定部150に設けられるスペーサ33として、始端側重複部8S1,8S2に設けられる緩衝材32と同じ緩衝材を用いる場合は、可動子側被固定部150に設けられる緩衝材と、始端側重複部8S1,8S2に設けられる緩衝材32とが一体であってもよい。
Y方向一方始端側重複部8S1からは、X方向の一方側と他方側へ向けて、変形部160が分枝している。X方向一方側へ向けて分岐しているのは、基準板バネ31AのX方向一方アーム61Aであり、X方向他方側へ向けて分岐しているのは、反転板バネ31BのX方向他方アーム62Bであり、それぞれ非重複部9(始端側非重複部9S)となっている。
Y方向他方始端側重複部8S2からは、X方向の一方側と他方側へ向けて、変形部160が分枝している。X方向一方側へ向けて分岐しているのは、反転板バネ31BのX方向一方アーム61Bであり、X方向他方側へ向けて分岐しているのは、基準板バネ31AのX方向他方アーム62Aであり、それぞれ非重複部9(始端側非重複部9S)となっている。
基準板バネ31AのX方向一方アーム61Aと、反転板バネ31BのX方向一方アーム61Bとは、共に、X方向一方側へ向かって伸びており、取付部材側被固定部140のX方向一方側部141に繋がる。
基準板バネ31AのX方向他方アーム62Aと、反転板バネ31BのX方向他方アーム62Bとは、共に、X方向他方側へ向かって伸びており、取付部材側被固定部140のX方向他方側部142に繋がる。
基準板バネ31AのX方向一方アーム61Aと、反転板バネ31BのX方向一方アーム61Bとは、反転軸であるX軸と重なる位置で交差している。
基準板バネ31AのX方向他方アーム62Aと、反転板バネ31BのX方向他方アーム62Bとは、反転軸であるX軸と重なる位置で交差している。
交差している部分は、基準板バネ31Aと反転板バネ31Bが重なった重複部8である終端側重複部8T1、8T2となっている。
弾性支持体30の変形部160は、終端側非重複部9Tを有する。終端側非重複部9Tは、終端側重複部8T1、8T2よりも終端側に形成される。
始端側重複部8S1,8S2では、Y方向一方側とY方向他方側のうち同じ側から延出されたアーム61A,62B(又はアーム61B,62A)同士が重なる。
終端側重複部8T1、8T2では、Y方向一方側と他方側のうち異なる側を始端部とするものの、X方向一方側とX方向他方側のうち同じ側へ向かうアーム61A,61B(又はアーム62A,62B)同士が重なる。
<動作>
以上のように構成されたアクチュエータS1は、可動子20が弾性支持体30に支持され、コイル13に通電していない状態では図3に示す原点位置にある。可動子20に発生する推力は、基本的にはフレミングの左手の法則に基づいて与えられる推力に準じられる。アクチュエータS1においては、コイル13が外側フレーム11に固定され、マグネット22等により可動子20が構成されているので、コイル13に通電することにより、可動子20にコイル13から発生する力の反力としての推力が発生する。そして、コイル13に交流を通電させることにより、可動子20が重心軸AXに沿って上下方向に振幅し、振動する。
<作用効果>
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態では、アクチュエータS1は、取付部材10と、可動子20と、弾性支持体30と、を備える。弾性支持体30の変形部が弾性変形することで、取付部材10に対する可動子20の変位が許容される。
更に、弾性支持体30は、基準板バネ31Aと、基準板バネ31Aの反転形状とされた反転板バネ31Bと、を備える。図3又は図7に示すように、弾性支持体30の変形部160は、基準板バネ31Aの基準アーム61A,62Aと反転板バネ31Bの反転アーム61B,62Bとが重なることで形成される重複部8と、基準アーム61A,62A又は反転アーム61B,62Bの何れかで形成される非重複部9と、を有する。そして、重複部8には、基準板バネ31Aと反転板バネ31Bとの間に緩衝材32が配置される。
このため、緩衝材32により、制振性能が高められて可動子20の共振を抑制できるので、良好な振動特性が得られると共に、基準板バネ31Aと反転板バネ31Bとの接触を回避できるので接触音の発生が防止される。また、板バネ31A,31Bの間に緩衝材32を配置しているので、各板バネ31A,32Bから緩衝材32が剥がれることがない。したがって、緩衝材32による制振性能を安定して維持でき、可動子20の駆動を入力信号に対して円滑に追従させることができる。
また、弾性支持体30の変形部160が非重複部9を有するので、弾性支持体30の変形部160が非重複部9を有しない態様と比較して、接触音の発生を防止するための緩衝材32の必要量を低下させることができる。
また、本実施形態では、図7に示すように、Z方向から見た弾性支持体30の形状は、X軸とY軸の両方について対称である。
このため、可動子20の振幅時におけるX方向及びY方向への移動が抑制され、可動子20の変位(±Z方向の振動)が安定する。
また、本実施形態では、基準板バネ31A及び反転板バネ31Bの各々が、弾性支持体30の取付部材側被固定部140のX方向一方側部141とX方向他方側部142の両方と繋がっている。
また、本実施形態では、基準板バネ31Aと反転板バネ31Bの各々が、弾性支持体30の可動子側被固定部150のY方向一方側部151とY方向他方側部152に繋がっている。
これらにより、本実施形態では、各板バネ31A,31Bの各アームは、可動子側被固定部150のY方向一方側部151又はY方向他方側部152から延出され、取付部材側被固定部140のX方向一方側部141又はX方向他方側部142に繋がる。そして、可動子20と取付部材10(内側フレーム15)との間で、可動子側被固定部150と取付部材側被固定部140との間の空間を有効に利用して各アームの長さが比較的長く形成される。その結果、弾性支持体30の振幅時の応力集中が緩和され、耐久性が向上する。
また、本実施形態では、重複部8は、基準アームのX方向一方アーム61Aと反転アームのX方向他方アーム62Bとが重なることで形成されたY方向一方始端側重複部(第一始端側重複部に相当する。)8S1と、基準アームのX方向他方アーム62Aと反転アームのX方向一方アーム61Bとが重なることで形成されたY方向他方始端側重複部(第二始端側重複部に相当する。)8S2と、を含んで構成される。
このため、弾性支持体30の変形部160の始端側の、板バネ-緩衝材-板バネで構成される3層構造により制振性能が向上する。
また、本実施形態では、重複部8は、基準アームのX方向一方アーム61Aと、反転アームのX方向一方アーム61Bとが重なることで形成された終端側重複部8T1(X方向一方終端側重複部に相当する。)と、基準アームのX方向他方アーム62Aと、反転アームのX方向他方アーム62Bとが重なることで形成された終端側重複部8T2(X方向他方終端側重複部に相当する。)と、を含んで構成される。
このため、弾性支持体30の変形部160の終端側の、板バネ-緩衝材-板バネで構成される3層構造により制振性能が向上する。
特に、本実施形態では、重複部8は、始端側重複部8S1,8S2と終端側重複部8T1、8T2との両方を含んで構成される。
このため、弾性支持体30の変形部160の始端側と終端側の2か所の、板バネ-緩衝材-板バネで構成される3層構造により制振性能が向上する。
また、本実施形態では、基準アーム61A,62Aと反転アーム61B,62Bとが交差するので、交差しない態様と比較して、アームの長さを長くできる。具体的には、基準アーム61AはY方向一方側の領域に始端を有するとともに、Y方向他方側の領域に終端を有しており、Y軸を跨いで長さが長く形成されている。
特に、本実施形態では、基準アームのX方向一方アーム61Aと反転アームのX方向一方アーム61Bとが交差し、基準アームのX方向他方アーム62Aと反転アームのX方向他方アーム62Bとが交差する。
また、このように本実施形態では、各アームが長く形成できる。このため、変位に対する機械スチフネスの変動量を小さく抑えられ、振幅安定性が良くなる。また、各アームの長さの調整幅が広がり、F0(最低共振周波数)を調整できる。さらに、アームの長さを長くすることで、振幅時の応力集中が緩和され、耐久性が向上する。
なお、アクチュエータの小型化に伴って相対的に各部品を小さく形成することは難しい。また、アクチュエータの小型化により弾性支持体のアームが短くなると、F0が上昇する。そこで、弾性支持体の各板バネのアームを細くしたり、板厚を薄くしたり、軟らかい材料で形成したりすることでF0を調整することが考えられるが、耐久性等を考慮すると難しい。また、アクチュエータの小型化に伴い可動子が軽量化されると、F0が上昇する。このため、アクチュエータを小型化すると、要求されるF0に調整することがより難しくなる。この点、本実施形態では、各アームの長さを長く形成できるので、アクチュエータを小型化する際に有利である。
(周波数特性の対称性について)
アームの長さを長くできることは、アクチュエータS1の入力電圧を変化させたときの共振周波数の変化を小さくするために有利である。入力電圧を変化させたときの共振周波数の変化が小さいと、入力電圧を変化させた際に、アクチュエータの振動態様を円滑に制御できる。これは例えば、特定の触感を強度を変えて呈示する際に、質感そのものへの影響が小さくなることを意味するため、実用上有利になる。また、入力周波数を変化させた際のジャンピング現象の発生を防止できる。ジャンピング現象とは、共振周波数に近い周波数の信号を入力した際に、振幅の大きさが一定せず、突然不連続に変化するなどし、動作が不安定になる現象である。
図10は、比較形状と本実施形態の形状とを用いて行ったシミュレーション結果を示すグラフである。比較形状の弾性支持体は、本実施形態の弾性支持体と同様に、一対の板バネの重なる重複部に緩衝材を配置して構成した。比較形状の弾性支持体を構成する各板バネは、4つのアームを配置することにより、X軸及びY軸に対称な形状に構成した。このため、比較形状の弾性支持体においては、一方の板バネの各アームと他方の板バネの各アームとの全体が完全に重ねられ、非重複部を有しない形状とされる。なお、比較形状と本実施形態の形状とは、機械スチフネス(板バネの硬さ)が同等になるように構成した。図10に示されるように、比較形状では、入力電圧の変化に対する共振周波数の変化量が大きい(130~145Hz、破線の傾きが大きい)のに対し、本実施形態の形状では、入力電圧の変化量に対する共振周波数の変化量が小さく(130~135Hz、破線の傾きが小さい)ことが確認できる。このように、比較形状に対し、本実施形態の形状では、周波数特性の対称性が向上した。本実施形態の形状では、比較形状に比べてアームを長くとれることで、板バネの線形性が向上するため、すなわち変位に対する機械スチフネスの変動幅を小さく抑えられる。
〔第2実施形態〕
次に、図8、図9を用いて、本開示の第2実施形態に係るアクチュエータについて説明する。
第2実施形態に係るアクチュエータのうち、第1実施形態に係るアクチュエータS1と異なる部分は、弾性支持体130のみである(図9参照)。第2実施形態の弾性支持体130は、2枚の板バネ131(図8)を含んで構成される。板バネ131の形状は(基準板バネ131A及び反転板バネ131B)は、X軸について非対称であり、Y軸について対称である。
第1実施形態では、図6又は図7に示すように、板バネ31のX方向一方アーム61とX方向他方アーム62との始端が、可動子側被固定部150のY方向一方側部151又はY方向他方側部152のうち、互いに異なる方に繋がるのに対し、第2実施形態では、図9に示すように、板バネ131のX方向一方アーム61とX方向他方アーム62とが、弾性支持体130の可動子側被固定部150のY方向一方側部151又はY方向他方側部152のうち、同じ方に繋がる。
<作用効果>
次に、第2実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、弾性支持体130は、基準板バネ131Aと、基準板バネ131Aの反転形状とされた反転板バネ131Bと、を備える。弾性支持体130の変形部260は、基準板バネ131Aの基準アーム61A,62Aと反転板バネ131Bの反転アーム61B,62Bとが重なることで形成される重複部8と、基準アーム61A,62A又は反転アーム61B,62Bの何れかで形成される非重複部9と、を有する。そして、重複部8には、基準板バネ131Aと反転板バネ131Bとの間に緩衝材(図省略、図5参照)が配置される。
このため、緩衝材により、制振性能が高められると共に、基準板バネ131Aと反転板バネ131Bとの接触音の発生が防止される。
また、弾性支持体130の変形部260が非重複部9を有するので、弾性支持体130の変形部260が非重複部9を有しない態様と比較して、緩衝材の必要量を低下させることができる。
また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、Z方向から見た弾性支持体130の形状は、X軸とY軸の両方について対称である。
このため、可動子20の変位(±Z方向の振動)が安定する。
また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、基準板バネ131A及び反転板バネ131Bの各々が、弾性支持体130の取付部材側被固定部140のX方向一方側部141とX方向他方側部142の両方と繋がっている。
〔補足説明〕
なお、上記実施形態では、「コイル」が平面視で円形のコイル13である例を説明したが、本開示の「コイル」はこれに限定されず、平面視で矩形やその他の多角形状であってもよいし、これら以外の形状であってもよい。
また、上記実施形態では、一方側内側フレーム15と他方側内側フレーム15とが別体である例を説明したが、一方側内側フレーム15と他方側内側フレーム15とが一体とされてもよい。具体的には、一方側内側フレーム15の低壁部15Bと他方側内側フレーム15の低壁部15BとがX方向内側に延ばされて接続されていてもよい。X方向に対向する各低壁部15Bを接続して、各内側フレーム15を一体化することで、組み立て時のフレームの取り扱い性が向上し、さらに、倒れ防止機能を向上できる。
また、上記実施形態では、外側フレーム11が、金属製の板材から製造され、樹脂製の内側フレーム15とは別体として形成される例を説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、外側フレーム11は、樹脂製とされてもよい。更にこの場合、外側フレーム11と内側フレーム15とを樹脂成形により一体に形成してもよい。
また、上記実施形態では、弾性支持体30,130の取付部材側被固定部140及び可動子側被固定部150(被固定部140,150)にはスペーサ33が設けられたが、スペーサ33は省略してもよい。
また、被固定部140,150と変形部160,260との境界部分において、基準板バネ31A,131Aと反転板バネ31B,131Bのうち一方又は両方に段差が形成されてもよい。この段差は、被固定部140,150における基準板バネ31A,131Aと反転板バネ31B,131Bとの間隔を狭めるための段差である。このような段差を形成することは、被固定部140,150におけるスペーサ33を省略した場合に好適である。
また、上記実施形態では、非重複部9には緩衝材32が一切設けられないが、本開示の非重複部はこれに限定されない。
また、上記実施形態では、取付部材側被固定部140のX方向一方側部141と、X方向他方側部142とは、変形部160を介してのみ接続されているが、本開示の「取付部材側被固定部のX方向一方側部」「取付部材側被固定部ののX方向他方側部」は、これに限定されず、変形部を介さずに接続されてもよい。
また、上記実施形態では、板バネ31,131の可動子側被固定部50のY方向一方側部51と、可動子側被固定部50のY方向他方側部52とが一体に形成されているが、Y方向一方側部51とY方向他方側部52とを別体とし、板バネ31,131が2つの部品で構成されてもよい。
上記実施形態では、基準板バネ31Aの取付部材側被固定部40と、反転板バネ31Bの取付部材側被固定部40とが、全体で重なるが。本開示の取付部材側被固定部はこれに限定されない。
上記実施形態では、基準板バネ31Aの可動子側被固定部50と、反転板バネ31Bの可動子側被固定部50とが、全体で重なるが、本開示の可動子側被固定部はこれに限定されない。
S1 アクチュエータ
10 取付部材
13 コイル
20 可動子
22 マグネット
30,130 弾性支持体
31,131 板バネ
31A,131A 基準板バネ
31B,131B 反転板バネ
32 緩衝材
33 スペーサ
61 X方向一方アーム
61A,62A 基準アーム
61A 基準アームのX方向一方アーム
61B,62B 反転アーム
61B 反転アームのX方向一方アーム
62 X方向他方アーム
62A 基準アームのX方向他方アーム
62B 反転アームのX方向他方アーム
140 取付部材側被固定部
141 X方向一方側部(取付部材側被固定部)
142 X方向他方側部(取付部材側被固定部)
150 可動子側被固定部
151 Y方向一方側部(可動子側被固定部)
152 Y方向他方側部(可動子側被固定部)
160,260 弾性支持体の変形部
8 重複部
8S1 Y方向一方始端側重複部(第一始端側重複部)
8S2 Y方向他方始端側重複部(第二始端側重複部)
8T 終端側重複部
8T1 X方向一方終端側重複部
8T2 X方向他方終端側重複部
9 非重複部
9S 始端側非重複部
9T 終端側非重複部

Claims (12)

  1. コイルを含んで構成される取付部材と、
    マグネットを含んで構成され、前記取付部材に対して所定の変位方向に相対変位する可動子と、
    前記取付部材に固定される取付部材側被固定部、前記可動子に固定される可動子側被固定部、及び、前記取付部材側被固定部と前記可動子側被固定部との間の部分である変形部を有する弾性支持体と、を備えるアクチュエータであって、
    前記弾性支持体は、基準板バネと、前記基準板バネの反転形状とされた反転板バネと、を備え、
    前記基準板バネは、基準アームを有し、前記反転板バネは、反転アームを有し、
    前記変形部は、
    前記基準アームと前記反転アームとが重なることで形成された重複部と、
    前記基準アーム又は前記反転アームの何れかで形成された非重複部と、を有し、
    前記重複部には、前記基準板バネと前記反転板バネとの間に緩衝材が配置され
    前記可動子は、ヨークを有し、
    前記ヨークは、壁厚方向を上下方向に向けた天壁部と、前記天壁部の外側周縁から下方向に延びる垂下部と、を有し、
    前記弾性支持体の前記可動子側被固定部の下面は、前記天壁部の上平面に固定される、
    アクチュエータ。
  2. 前記変位方向を±Z方向とし、±Z方向に直交する平面内の方向のうち互いに垂直な方向をX方向及びY方向とし、
    前記可動子の重心を通るX方向に延びる軸をX軸とし、前記可動子の重心を通るY方向に延びる軸をY軸としたとき、
    Z方向から見た前記弾性支持体の形状は、X軸とY軸の両方について対称である、
    請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記取付部材側被固定部は、
    前記可動子よりもX方向一方側に位置するX方向一方側部と、
    前記可動子よりもX方向他方側に位置するX方向他方側部と、を有し、
    前記基準アームは、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向一方側部とを繋ぐX方向一方アームと、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向他方側部とを繋ぐX方向他方アームと、を有し、
    前記反転アームは、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向一方側部とを繋ぐX方向一方アームと、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向他方側部とを繋ぐX方向他方アームと、を有する、
    請求項1又は請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記可動子側被固定部は、
    前記可動子の重心よりもY方向一方側に位置するY方向一方側部と、
    前記可動子の重心よりもY方向他方側に位置するY方向他方側部と、を有し、
    前記基準アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの片方と繋がり、
    前記基準アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちのもう片方と繋がり、
    前記反転アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記もう片方と繋がり、
    前記反転アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記片方と繋がる、
    請求項3に記載のアクチュエータ。
  5. 前記重複部は、
    前記基準アームの前記X方向一方アームと、前記反転アームの前記X方向他方アームとが重なることで形成された第一始端側重複部と、
    前記基準アームの前記X方向他方アームと、前記反転アームの前記X方向一方アームとが重なることで形成された第二始端側重複部と、を含んで構成される、
    請求項4に記載のアクチュエータ。
  6. 前記可動子側被固定部は、
    前記可動子の重心よりもY方向一方側に位置するY方向一方側部と、
    前記可動子の重心よりもY方向他方側に位置するY方向他方側部と、を有し、
    前記基準アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの片方と繋がり、
    前記基準アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記片方と繋がり、
    前記反転アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちのもう片方と繋がり、
    前記反転アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記もう片方と繋がる、
    請求項3に記載のアクチュエータ。
  7. 前記重複部は、
    前記基準アームの前記X方向一方アームと、前記反転アームの前記X方向一方アームとが重なることで形成されたX方向一方終端側重複部と、
    前記基準アームの前記X方向他方アームと、前記反転アームの前記X方向他方アームとが重なることで形成されたX方向他方終端側重複部と、を含んで構成される、
    請求項4又は請求項6の何れか一項に記載のアクチュエータ。
  8. 前記重複部は、
    前記基準アームの前記X方向一方アームと、前記反転アームの前記X方向他方アームとが重なることで形成された第一始端側重複部と、
    前記基準アームの前記X方向他方アームと、前記反転アームの前記X方向一方アームとが重なることで形成された第二始端側重複部と、
    前記基準アームの前記X方向一方アームと、前記反転アームの前記X方向一方アームとが重なることで形成されたX方向一方終端側重複部と、
    前記基準アームの前記X方向他方アームと、前記反転アームの前記X方向他方アームとが重なることで形成されたX方向他方終端側重複部と、を含んで構成される、
    請求項4に記載のアクチュエータ。
  9. 前記基準アームと前記反転アームとが交差する、
    請求項1~請求項8の何れか一項に記載のアクチュエータ。
  10. 前記X方向一方終端側重複部では、前記基準アームの前記X方向一方アームと、前記反転アームの前記X方向一方アームとが交差し、
    前記X方向他方終端側重複部では、前記基準アームの前記X方向他方アームと、前記反転アームの前記X方向他方アームとが交差する、
    請求項7又は請求項8に記載のアクチュエータ。
  11. コイルを含んで構成される取付部材と、
    マグネットを含んで構成され、前記取付部材に対して所定の変位方向に相対変位する可動子と、
    前記取付部材に固定される取付部材側被固定部、前記可動子に固定される可動子側被固定部、及び、前記取付部材側被固定部と前記可動子側被固定部との間の部分である変形部を有する弾性支持体と、を備えるアクチュエータであって、
    前記弾性支持体は、基準板バネと、前記基準板バネの反転形状とされた反転板バネと、を備え、
    前記基準板バネは、基準アームを有し、前記反転板バネは、反転アームを有し、
    前記変形部は、
    前記基準アームと前記反転アームとが重なることで形成された重複部と、
    前記基準アーム又は前記反転アームの何れかで形成された非重複部と、を有し、
    前記重複部には、前記基準板バネと前記反転板バネとの間に緩衝材が配置され
    前記取付部材側被固定部は、
    前記可動子よりもX方向一方側に位置するX方向一方側部と、
    前記可動子よりもX方向他方側に位置するX方向他方側部と、を有し、
    前記基準アームは、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向一方側部とを繋ぐX方向一方アームと、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向他方側部とを繋ぐX方向他方アームと、を有し、
    前記反転アームは、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向一方側部とを繋ぐX方向一方アームと、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向他方側部とを繋ぐX方向他方アームと、を有し、
    前記可動子側被固定部は、
    前記可動子の重心よりもY方向一方側に位置するY方向一方側部と、
    前記可動子の重心よりもY方向他方側に位置するY方向他方側部と、を有し、
    前記基準アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの片方と繋がり、
    前記基準アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちのもう片方と繋がり、
    前記反転アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記もう片方と繋がり、
    前記反転アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記片方と繋がり、
    前記重複部は、
    前記基準アームの前記X方向一方アームと、前記反転アームの前記X方向他方アームとが重なることで形成された第一始端側重複部と、
    前記基準アームの前記X方向他方アームと、前記反転アームの前記X方向一方アームとが重なることで形成された第二始端側重複部と、を含んで構成される、
    アクチュエータ。
  12. コイルを含んで構成される取付部材と、
    マグネットを含んで構成され、前記取付部材に対して所定の変位方向に相対変位する可動子と、
    前記取付部材に固定される取付部材側被固定部、前記可動子に固定される可動子側被固定部、及び、前記取付部材側被固定部と前記可動子側被固定部との間の部分である変形部を有する弾性支持体と、を備えるアクチュエータであって、
    前記弾性支持体は、基準板バネと、前記基準板バネの反転形状とされた反転板バネと、を備え、
    前記基準板バネは、基準アームを有し、前記反転板バネは、反転アームを有し、
    前記変形部は、
    前記基準アームと前記反転アームとが重なることで形成された重複部と、
    前記基準アーム又は前記反転アームの何れかで形成された非重複部と、を有し、
    前記重複部には、前記基準板バネと前記反転板バネとの間に緩衝材が配置され
    前記取付部材側被固定部は、
    前記可動子よりもX方向一方側に位置するX方向一方側部と、
    前記可動子よりもX方向他方側に位置するX方向他方側部と、を有し、
    前記基準アームは、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向一方側部とを繋ぐX方向一方アームと、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向他方側部とを繋ぐX方向他方アームと、を有し、
    前記反転アームは、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向一方側部とを繋ぐX方向一方アームと、
    前記可動子側被固定部と、前記取付部材側被固定部の前記X方向他方側部とを繋ぐX方向他方アームと、を有し、
    前記可動子側被固定部は、
    前記可動子の重心よりもY方向一方側に位置するY方向一方側部と、
    前記可動子の重心よりもY方向他方側に位置するY方向他方側部と、を有し、
    前記基準アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの片方と繋がり、
    前記基準アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記片方と繋がり、
    前記反転アームの前記X方向一方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちのもう片方と繋がり、
    前記反転アームの前記X方向他方アームは、前記可動子側被固定部の前記Y方向一方側部又は前記Y方向他方側部のうちの前記もう片方と繋がる、
    アクチュエータ。
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