JP7407760B2 - 遮断器の操作機構 - Google Patents

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本発明は遮断器の操作機構に係り、特に、遮断ばねの蓄勢を投入ばねの放勢によって行い、投入ばねの蓄勢を複数の歯車を介して行うものに好適な遮断器の操作機構に関する。
通常、電力用遮断器に用いるばね操作器は、モータを使用して投入ばねを巻上げる。そして、投入ばねの蓄勢が完了するとリミットスイッチが作動し、そのリミットスイッチが作動することで、モータに発電制動が作用して投入ばねの巻上げが停止される。
また、投入ばねの蓄勢完了時に、何らかの要因でリミットスイッチが正常に動作しない場合には、モータの惰性で回転する力により投入ばねが巻き上げられ、機器に負荷がかかる恐れがある。また、リミットスイッチを解除して投入ばねを巻上げることで過巻上げが発生し、駆動源の大きな拘束トルクによって機器に負荷がかかる恐れがある。
これを避けるための遮断器の操作機構が、特許文献1および2に記載されている。この特許文献1および2には、第一歯車の一部を欠歯させ、この第一歯車の欠歯させた部分に揺動可能な複数の爪を有する同期爪を配置し、この同期爪が第一歯車と噛み合い、かつ、蓄勢装置からの駆動力により回転駆動する第二歯車を、蓄勢完了直後に同期爪と噛み合うように構成することで、駆動源の惰性による第二歯車の回転を同期爪の揺動により逃がし、第一歯車および第二歯車に大きな拘束トルクが加わらないようにすることが記載されている。
特開平1-154418号公報 特開2014-60017号公報
しかしながら、上述した特許文献1および2のように、第一歯車の一部を欠歯させ、この第一歯車の欠歯させた部分に揺動可能な複数の爪を有する同期爪を配置する構成を達成するためには、第一歯車の加工及び第一歯車と噛み合う形状の同期爪が必要となるが、これらの部品は複雑な形状をしており、製作性が悪いという課題がある。
また、同期爪は蓄勢装置からの駆動力を伝える第二歯車と直接噛み合うため、第二歯車と同期爪が接触した際に発生する力に耐えなければならないが、同期爪は歯車の一部としての機能も備えなければならないため、構成できる形状や材質に制限があり、強度面での課題も存在する。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、部品に大きな拘束トルクが加わることを回避できることは勿論、複雑な形状の部品を必要としないため製作性が良好で、かつ、部品の形状によらず自由に構成でき、接触時に発生する力に耐えうる部品を構成することが可能なことから強度面の懸念が解決できる遮断器の操作機構を提供することにある。
本発明の遮断器の操作機構は、上記目的を達成するために、遮断器の開路動作を放勢により行う遮断ばねと、前記遮断器の閉路動作を放勢により回転するカムによって行う投入ばねを有し、前記遮断ばねの蓄勢を前記投入ばねの放勢によって行うと共に、前記投入ばねの蓄勢を複数の歯車を介して行う遮断器の操作機構であって、
複数の前記歯車と噛み合う第一歯車と、該第一歯車の側面に回転可能に設置されたフックと、前記第一歯車と同軸上に、前記第一歯車が特定の方向に回転したときに前記フックと噛み合うように時計回りの方向にのみ回転する一方向ギヤとを備え、前記一方向ギヤと前記カムを共通のシャフトで接続することで一体となって回転するように構成し、
前記第一歯車の回転位置が前記投入ばねの最大圧縮位置となったときに前記フックと接触するように跳上金具を操作機構収納箱の壁に配置し、前記フックと前記跳上金具の接触により前記フックを跳ね上げながら回転させることで、前記一方向ギヤとの噛み合いを一時的に回避させるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、部品に大きな拘束トルクが加わることを回避できることは勿論、複雑な形状の部品を必要としないため製作性が良好で、かつ、部品の形状によらず自由に構成でき、接触時に発生する力に耐えうる部品を構成することが可能なことから強度面の懸念が解決できる。
本発明の遮断器の操作器機構の実施例1を示す概略構成図である。 本発明の遮断器の操作器機構の実施例1における投入ばね蓄勢動作時の操作器機構部の動き(投入動作直後の状態)を示す図である。 本発明の遮断器の操作器機構の実施例1における投入ばね蓄勢動作時の操作器機構部の動き(蓄勢開始位置の状態)を示す図である。 本発明の遮断器の操作器機構の実施例1における投入ばね蓄勢動作時の操作器機構部の動き(投入ばね最大圧縮位置の状態)を示す図である。 本発明の遮断器の操作器機構の実施例1における投入ばね蓄勢動作時の操作器機構部の動き(蓄勢完了位置の状態)を示す図である。 本発明の遮断器の操作器機構の実施例1における投入ばね蓄勢完了位置から過巻上状態となった場合の操作器機構部の動きを示す図である。 本発明の遮断器の操作器機構の実施例1における投入ばね蓄勢動作時の操作器全体の動き(蓄勢開始位置の状態)を示す図である。 本発明の遮断器の操作器機構の実施例1における投入ばね蓄勢動作時の操作器全体の動き(蓄勢完了位置の状態)を示す図である。 本発明の遮断器の操作器機構の実施例1における遮断器の開路動作時の操作器全体の動き(開路開始位置の状態)を示す図である。 本発明の遮断器の操作器機構の実施例1における遮断器の開路動作時の操作器全体の動き(開路完了位置の状態)を示す図である。 本発明の遮断器の操作器機構の実施例1における遮断器の閉路動作時の操作器全体の動き(閉路途中位置の状態)を示す図である。 本発明の遮断器の操作器機構の実施例1における遮断器の閉路動作時の操作器全体の動き(閉路完了位置の状態)を示す図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の遮断器の操作機構を説明する。なお、各図において、同一構成部品には同符号を使用する。また、下記はあくまでも実施の例であり、発明の内容を下記具体的態様に限定することを意図する趣旨ではない。
図1に、本発明の遮断器の操作機構の実施例1の構成例を示す。
本実施例における遮断器の操作機構は、遮断器の開路動作を放勢により行う遮断ばね17(図4(a)等参照)と、遮断器の閉路動作を放勢により回転するカム10によって行う投入ばね13(図4(a)等参照)を有し、遮断ばね17の蓄勢を投入ばね13の放勢によって行うと共に、投入ばね13の蓄勢を複数の歯車(第一歯車1、第二歯車2、第三歯車3および第四歯車4)を介して行うものである。
上述した第一歯車1、第二歯車2、第三歯車3および第四歯車4は、操作機構収納箱21に収納され(詳細は、図4(a)、図4(b)等参照)、図1に示すように、第一歯車1は第二歯車2と噛み合っており、第二歯車2は第三歯車3と噛み合っており、第三歯車3は第四歯車4と噛み合っている。第四歯車4はモータ(図示せず)と連結されており、モータの駆動力が第四歯車4を通じて各歯車に伝達される。
また、第一歯車1の側面にはピン6を中心に回転可能なクロムモリブデン鋼から成るフック5が接続されており、第一歯車1と同軸上にクロムモリブデン鋼から成る一方向ギヤ8が設置されている。一方向ギヤとは、特定の回転方向にしか回転しないギヤのことであり、図1においては、一方向ギヤ8は、時計回りの方向にのみ回転する。
また、一方向ギヤ8には、フック5と噛み合うような形状の切欠部8aが設けられており、この切欠部8aは、第一歯車1が図1の時計回りに回転したときにフック5と噛み合うような形状に構成されている(図2(a)および図2(b)参照)。更に、一方向ギヤ8とカム10は、共通の第1のシャフト9で接続されており、一体となって回転するように構成されている。
また、第一歯車1の回転位置が、投入ばね13の最大圧縮位置となったときにフック5と接触するようにクロムモリブデン鋼から成る跳上金具7が、操作機構収納箱21の壁に配置されている。
また、カム用キャッチレバー11は、投入ばね13が蓄勢完了状態となったときにカム10と係合するように配置されており、蓄勢した投入ばね13のばね力でカム10が回転しないように固定できる構成となっている(図2(d)参照)。
次に、本実施例の遮断器の操作機構を用いたときの、投入ばね13の蓄勢動作時の動きを図2(a)、図2(b)、図2(c)および図2(d)、図3、図4(a)および図4(b)を用いて説明する。図2(a)、図2(b)、図2(c)および図2(d)と図3は、図1に示した本実施例の遮断器の操作機構の部品を抜粋して示した図である。また、図4(a)および図4(b)は、本実施例の遮断器の操作機構が動作しているときの操作機構全体の動きを示した図である。
遮断器の投入動作直後、操作機構の各構成部品は、図2(a)に示す投入動作直後の位置関係になっている。投入ばね13の蓄勢動作を開始(図4(a)参照、図2(a)から図2(b)に至る状態)すると、モータの駆動力が第四歯車4、第三歯車3、第二歯車2を介して第一歯車1に伝達され、第一歯車1が時計回りに回転し、図2(b)に示す蓄勢開始位置でフック5と一方向ギヤ8の切欠部8aが噛み合う。図2(a)の投入動作直後から図2(b)の蓄勢開始位置に至るまでの間、操作機構全体における各構成部品は、図4(a)に示す位置関係になっている。
図4(a)に示すように、カム10には投入用リンク12の一端が回転自在に連結されており、投入用リンク12の他端は投入ばね受け13aと連結されている。前述の通り、一方向ギヤ8とカム10は共通の第1のシャフト9で接続されており、一体となって回転するように構成されているため、図2(b)に示す蓄勢開始位置でフック5と一方向ギヤ8の切欠部8aが噛み合った後、図2(c)に示す投入ばね13の最大圧縮位置まで第一歯車1を回転させると、一方向ギヤ8の回転と共にカム10も回転し、投入用リンク12を介して投入ばね受け13aが引っ張られ、投入用ばね13が蓄勢される(図4(b)の状態)。なお、符号22は遮断ばね収納箱、23は投入ばね収納箱である。
図2(c)に示す投入ばね13の最大圧縮位置は、一連の回転動作の中で投入ばね13が最大圧縮となる位置であり、このとき、カム10はカム用キャッチレバー11と係合していない。カム10は、投入ばね13のばね力により図2(c)に示す投入ばね13の最大圧縮位置から更に時計回りに回転し、図2(d)に示す蓄勢完了位置でカム用キャッチレバー11と係合し、蓄勢完了状態となる。
図2(d)の蓄勢完了位置を蓄勢完了状態とすることで、フック5と一方向ギヤ8の間に隙間Gが生じるため、後述する過巻上げ状態においてフック5の動きを妨げない構成となっている。また、遮断器の操作機構が図2(d)の蓄勢完了位置の状態のとき、操作機構全体における各構成部品は図4(b)に示す位置関係となっている。
図2(d)に示す蓄勢完了位置より更に第一歯車1が時計回りに回転した場合(過巻上げ状態)、図3に示すように、フック5が跳上金具7と接触し、ピン6を中心にフック5を跳ね上げ回転させることで、フック5と一方向ギヤ8の噛み合いを回避し、過巻上げ状態でカム10を固定するカム用キャッチレバー11に拘束トルクが生じない構成となっている。
また、ピン6にはばね(図示せず)が接続されており、跳上金具7との接触時以外、フック5は一方向ギヤ8と常に接触するようにばね力が加えられ、前述した投入ばね13の蓄勢動作時は、フック5と一方向ギヤ8が確実に噛み合うように構成されている。
次に、本実施例の遮断器の操作機構を用いたときの、遮断器の開路動作時の動きを図5(a)および図5(b)を用いて、遮断器の閉路動作時の動きを図6(a)および図6(b)を用いて説明する。
図5(a)に示すように、出力用レバー19とメインレバー14は、共通の第2のシャフト18で接続されており、一体となって回転するように構成されている。出力用レバー19の一端には出力用ロッド20の一端が回転自在に連結されており、出力用ロッド20の他端は遮断器の遮断部可動側に連結されている。また、メインレバー14には遮断用リンク16の一端が回転自在に連結されており、遮断用リンク16の他端は遮断ばね受け17aと連結されている。
図5(a)に示す状態では、投入ばね13および遮断ばね17はともに蓄勢完了状態となっている。カム10はカム用キャッチレバー11と係合し、投入ばね13のばね力で回転しないように固定されており、メインレバー14はメインレバー用キャッチレバー15と係合し、遮断ばね17のばね力で回転しないように固定されている。
また、遮断器の開路動作を行う際には、図5(b)に示すように、外部動力によりメインレバー用キャッチレバー15を回転させ、メインレバー14の係合状態を解除する。メインレバー14は、蓄勢された遮断ばね17の放勢とともに時計回りに回転する。前述の通り、出力用レバー19は、メインレバー14と共通の第2のシャフト18で接続されており、一体となって回転するように構成されているため、メインレバー14が回転することで出力用レバー19も回転し、遮断器の開路動作が行われる。
次に、遮断器の閉路動作を行う際には、図6(a)に示すように、外部動力によりカム用キャッチレバー11を回転させ、カム10の係合状態を解除する。カム10は蓄勢された投入ばね13の放勢とともに時計回りに回転し、メインレバー14と接触する。カム10が時計回りに回転することでメインレバー14と出力用レバー19は反時計回りに回転する。また、同時に、メインレバー14が反時計回りに回転することで、遮断用リンク16を介して遮断ばね受け17aが引っ張られ、遮断ばね17の蓄勢とともに遮断器の閉路動作が行われる。
図6(b)に示すように、メインレバー14は、遮断ばね17の蓄勢完了位置でメインレバー用キャッチレバー15と係合し、遮断ばね17のばね力で回転しないように固定される。
その後、放勢された投入ばね13を、図2(a)、図2(b)、図2(c)および図2(d)、図3、図4(a)および図4(b)を用いて説明した方法で蓄勢することで、図5(a)の状態へと戻り、再度、遮断器の開路動作が実施可能となる。
以上のように、本実施例によれば、第一歯車1の回転位置が投入ばね13の最大圧縮位置(図2(c)に示す状態)となったときに、フック5と接触するように跳上金具7を配置し、フック5と跳上金具7の接触によりフック5を跳ね上げながら回転させ、一方向ギヤ8との噛み合いを一時的に回避させるように構成することで、過巻上げ状態で機器に大きな拘束トルクが加わることを回避でき、遮断器の操作機構の信頼性を向上できる。
即ち、投入ばね13の蓄勢完了まではフック5と一方向ギヤ8が噛み合いカム10に動力を伝達するが、投入ばね13が蓄勢完了状態となった後に更に駆動力を加えたとしても、跳上金具7によりフック5と一方向ギヤ8の噛み合いが回避されるため、部品に大きな拘束トルクが加わることを回避できるので、遮断器の操作機構の信頼性を向上できる。
また、本実施例の構成を達成するためには、従来のような歯車の一部に組み込む複雑な形状の部品が必要ないため、部品の製作が容易であり、かつ、フック5、跳上金具7、一方向ギヤ8を、同じ材質のクロムモリブデン鋼を採用することで、部品強度の信頼性が向上し、必要な強度を有する材質および形状を選択できるため、部品接触部における強度面の懸念が解消できる。
従って、本実施例によれば、部品に大きな拘束トルクが加わることを回避できることは勿論、複雑な形状の部品を必要としないため製作性が良好で、かつ、部品の形状や材質によらず自由に構成でき、接触時に発生する力に耐えうる部品を構成することが可能なことから強度面の懸念が解決できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれている。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…第一歯車、2…第二歯車、3…第三歯車、4…第四歯車、5…フック、6…ピン、7…跳上金具、8…一方向ギヤ、8a…一方向ギヤの切欠部、9…第1のシャフト、10…カム、11…カム用キャッチレバー、12…投入用リンク、13…投入ばね、13a…投入ばね受け、14…メインレバー、15…メインレバー用キャッチレバー、16…遮断用リンク、17…遮断ばね、17a…遮断ばね受け、18…第2のシャフト、19…出力用レバー、20…出力用ロッド、21…操作機構収納箱、22…遮断ばね収納箱、23…投入ばね収納箱。

Claims (9)

  1. 遮断器の開路動作を放勢により行う遮断ばねと、前記遮断器の閉路動作を放勢により回転するカムによって行う投入ばねを有し、前記遮断ばねの蓄勢を前記投入ばねの放勢によって行うと共に、前記投入ばねの蓄勢を複数の歯車を介して行う遮断器の操作機構であって、
    複数の前記歯車と噛み合う第一歯車と、該第一歯車の側面に回転可能に設置されたフックと、前記第一歯車と同軸上に、前記第一歯車が特定の方向に回転したときに前記フックと噛み合うように時計回りの方向にのみ回転する一方向ギヤとを備え、前記一方向ギヤと前記カムを共通のシャフトで接続することで一体となって回転するように構成し、
    前記第一歯車の回転位置が前記投入ばねの最大圧縮位置となったときに前記フックと接触するように跳上金具を操作機構収納箱の壁に配置し、前記フックと前記跳上金具の接触により前記フックを跳ね上げながら回転させることで、前記一方向ギヤとの噛み合いを一時的に回避させるように構成されていることを特徴とする遮断器の操作機構。
  2. 請求項1に記載の遮断器の操作機構であって、
    複数の前記歯車は、前記第一歯車と、該第一歯車と噛み合う第二歯車と、該第二歯車と噛み合う第三歯車と、該第三歯車と噛み合う第四歯車とから成り、前記第四歯車はモータと連結され、前記モータの駆動力が前記第四歯車を介して各歯車に伝達されるように構成され、
    前記第一歯車の側面にはピンを中心に回転可能な前記フックが接続されていると共に、前記第一歯車と同軸上に前記一方向ギヤが設置されていることを特徴とする遮断器の操作機構。
  3. 請求項2に記載の遮断器の操作機構であって、
    前記一方向ギヤには、前記フックと噛み合うような形状の切欠部が設けられており、前記切欠部は、前記第一歯車が時計回りに回転したときに前記フックと噛み合うような形状に構成され、かつ、前記一方向ギヤと前記カムは、共通の前記シャフトで接続されて一体となって回転するように構成されていることを特徴とする遮断器の操作機構。
  4. 請求項3に記載の遮断器の操作機構であって、
    前記跳上金具は、前記第一歯車の回転位置が前記投入ばねの最大圧縮位置となったときに前記フックと接触するように配置されていると共に、前記投入ばねが蓄勢完了状態となったときに前記カムと係合するようにカム用キャッチレバーが配置され、蓄勢した前記投入ばねのばね力で前記カムが回転しないように固定できるように構成されていることを特徴とする遮断器の操作機構。
  5. 請求項4に記載の遮断器の操作機構であって、
    前記投入ばねの蓄勢完了位置を蓄勢完了状態とし、この蓄勢完了状態で前記フックと前記一方向ギヤの間に隙間を生じさせて、過巻上げ状態において前記フックの動きを妨げないように構成されていることを特徴とする遮断器の操作機構。
  6. 請求項5に記載の遮断器の操作機構であって、
    前記投入ばねの蓄勢完了位置より更に前記第一歯車が時計回りに回転した場合に、前記フックが前記跳上金具と接触して前記ピンを中心に前記フックを跳ね上げ回転させることで、前記フックと前記一方向ギヤの噛み合いを回避するように構成されていることを特徴とする遮断器の操作機構。
  7. 請求項6に記載の遮断器の操作機構であって、
    前記ピンにはばねが接続され、前記跳上金具との接触時以外、前記フックは前記一方向ギヤと常に接触するようにばね力が加えられており、前記投入ばねの蓄勢動作時は、前記フックと前記一方向ギヤが噛み合うように構成されていることを特徴とする遮断器の操作機構。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の遮断器の操作機構であって、
    前記フックと前記跳上金具および前記一方向ギヤは、同じ材質で構成されていることを特徴とする遮断器の操作機構。
  9. 請求項8に記載の遮断器の操作機構であって、
    前記フックと前記跳上金具および前記一方向ギヤの材質は、クロムモリブデン鋼であることを特徴とする遮断器の操作機構。
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