JP7407624B2 - ピンファスナー - Google Patents
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Description
一方、取付パネルのファスナ取り付け位置には、取付孔部が形成される。この場合、取付孔部は、ファスナの中心回転軸を保持する一対の張出部からなる回転軸支持部と、鎖錠片および腕部が通り抜け可能な貫通部と、ファスナに形成された係止部を係止する回転規制部とを有する。回転軸支持部の一対の張出部は、中心回転軸を保持するために細径の孔部を形成している。一方の回転規制部は、ファスナの回転を反時計方向で規制し、他方の回転規制部は、ファスナの回転を時計方向で規制し、ファスナの最大回転角度を90度に規制する。また、本体パネルのファスナ取り付け位置には、係止孔部が形成される。この場合、係止孔部は、ファスナの中心回転軸が通り抜け可能な回転軸貫通部と、鎖錠片が通り抜け可能な鎖錠片貫通部を有する。さらに、本体パネルの両端には折曲部を形成し、取付パネルとの間に形成される空間部でファスナの腕部の厚みを吸収する構造としている。
このようにしてファスナを取付パネルに形成された取付孔部に取付パネルの表面側から挿入し反時計方向に回転してファスナを保持した後、取付パネルの裏面側を本体パネルに当接させて、ファスナの先端部を本体パネルに形成された係止孔部に挿入し時計方向に回転して、取付パネルを本体パネルに固定するようになっている。
このようなパネルの取付構造により、2枚のパネルを手早くかつ簡単に接合することができる。
一方の部材に形成した取付孔から他方の部材に形成した取付孔に通され、前記他方の部材の前記取付孔の縁部又は縁部周囲に係止されて、前記一方の部材を他方の部材に接合又は取り付けるピンファスナーであって、
前記一方の部材及び前記他方の部材の各取付孔に挿通可能な軸部と、
前記軸部の基端部に前記軸部の周囲に張り出されて、前記一方の部材の前記取付孔の周囲に係合可能な頭部と、
前記軸部の外周面に出没可能に設けられ、前記他方の部材の前記取付孔の縁部又は縁部周囲に係合可能な取付フックと、
を備え、
前記取付フックは、
前記軸部の外周面任意の位置から前記軸部の内部に前記軸部の軸方向と平行にスリットを形成されて、前記スリットの両側に設けられる一対の軸受部と、
前記軸部の前記スリット内に嵌合可能に略コマ状に形成され、前記スリット内に一端部を前記各軸受部の先端部側に向けて他端部を前記各軸受部の基端部側に向けて嵌合配置された状態で前記スリットより外側に表れる外面部から前記他端部にかけてを係止爪とし、前記スリット内に前記一対の軸受部の先端部側で一対の軸を介して回動可能に支持されて、前記係止爪を前記スリットから出没可能に配置されるフックと、
前記一対の軸受部と前記フックとの間に介装され、前記フックを常態として前記スリットから外側に突出可能に回動付勢するばね部材と、
前記軸部のスリット内に前記フックと係合可能に設けられ、前記フックの係止爪を常態として前記スリットから所定の突出位置まで突出させて当該突出位置で前記フックの外側への回動を規制するロック部と、
を備え、
前記フックの回動中心を前記フックの先端部、基端部間の中間部で前記先端部寄りに設けられ、前記フックの他端縁部は円の中心を前記フックの回動中心よりも前記各フックの先端部側でかつ外面部とは反対側の内面部寄りの位置におく円弧状に形成されて、
前記軸部を前記一方の部材に形成した取付孔から前記他方の部材に形成した取付孔へワンプッシュで通し、前記フックの係止爪を前記他方の部材の取付孔の縁部又は縁部周囲に係合させる、
ことを要旨とする。
また、このピンファスナーは、軸部が円筒形をなすことが好ましい。
さらに、このピンファスナーの取付フックは各部が次のように構成されることが好ましい。
(1)フックの外面部は軸部の外周面のスリットの開口面に沿って形成され、前記フックの一端部は前記外面部側が内面部側よりも突出されて略刀の刃先状に斜めに形成され、前記フックの前記内面部は先端部側が前記フックの回動中心に中心をおく円弧状に形成される。
(2)フックの内面部の基端部側はばね部材受け部としてコ字形形状に形成され、軸部の一対の軸受部の各内側面で前記フックの前記ばね部材受け部に対応する位置に、ばね部材挿通保持部として、一端が軸部の外周面で開放され、他端が前記一対の軸受部の一部により閉塞される前記一対の軸受部間に仮想円筒状の孔の一部をなす断面円弧状の溝が対にして形成され、ばね部材としてコイルスプリングが採用され、前記コイルスプリングは前記一対の軸受部間の前記ばね部材挿通保持部に挿通されるとともに、前記コイルスプリングの一端が前記フックの前記ばね部材受け部に保持され、他端が前記ばね部材挿通保持部の他端に保持されて、前記一対の軸受部と前記フックとの間に介装される。
(1)フック3の回動中心がフック3の先端部、基端部間の中間部で先端部寄りに設けられて、フック3の基端縁部34は円の中心をフック3の回動中心よりもフック3の先端縁部31側でかつ外面部32とは反対側の内面部33寄りの位置におく円弧状に形成されることで、一対の軸受部2をフック3とともに2部材の取付孔91、92に通しワンプッシュした後のフック3は、係止爪301の外側への回動とともにこの係止爪301の円弧状の基端縁部34が取付孔92の内周縁部に向けて迫り出し、この基端縁部34を取付孔92の内周縁部に食い付かせることができる。これにより、一対の軸受部2を2部材の各取付孔91、92に2部材の外側一方の面側から内側他方の面側に引き寄せ、頭部10のフランジ101を2部材の一方の取付孔91の内周縁部の周辺に圧接して、2部材を頭部10とフック3との間で締め付けて接合することができ、2部材の板厚に多少のバラつきがあっても、このピンファスナー1で2部材間をガタツクことなく確実に接合することができる。
(2)フック3の外面部32は軸部11の外周面21のスリット110の開口面に沿って形成され、フック3の先端縁部31は外面部32側が内面部33側よりも突出されて略刀の刃先状に斜めに形成され、フック3の内面部33は先端縁部31側がフック3の回動中心に中心をおく円弧状に形成される。このようにしたことで、フック3を軸部11の一対の軸受部2内に係止爪301のみが各軸受部2間から出没可能に配置することができる。
この場合、軸部11のスリット110内にフック3の係止爪301を常態としてスリット110から所定の突出位置まで突出させて当該突出位置でフック3の外側への回動を規制するロック部5が設けられるので、フック3の各軸受部2からの飛び出しを確実に防止することができ、フック3の係止爪301を各軸受部2間から確実に出没させることができる。
また、この場合、フック3の内面部33の基端縁部34側はばね部材受け部330としてコ字形形状に形成され、軸部11の一対の軸受部2の各内側面22でフック3のばね部材受け部330に対応する位置に、ばね部材挿通保持部200として、一端が軸部11の外周面21で開放され、他端が一対の軸受部2の一部により閉塞され、一対の軸受部2間に仮想円筒状の孔の一部をなす断面円弧状の溝201が対にして形成される。ばね部材としてコイルスプリング4を採用され、コイルスプリング4が一対の軸受部2間のばね部材挿通保持部200内に挿通されるとともに、コイルスプリング4の一端がフック3のばね部材受け部330に保持され、他端がばね部材挿通保持部200の他端に保持されて、一対の軸受部2とフック3との間に介装される。このようにしたことで、フック3を簡単な構造で各軸受部2から外側方向に確実に回動付勢することができる。
10 頭部
101 フランジ
11 軸部
110 スリット
111 基部
12 取付フック
2 軸受部
200 ばね部材挿通保持部
201 溝
21 外周面
22 内側面
23 軸挿通部
S1 軸
3 フック
301 係止爪
31 一端縁部(先端縁部)
311 斜めの縁部
32 外面部
33 内面部
330 ばね部材受け部
34 他端縁部(基端縁部)
4 ばね部材(コイルスプリング)
5 ロック部
51 ロック片
91、92 取付孔
Claims (4)
- 一方の部材に形成した取付孔から他方の部材に形成した取付孔に通され、前記他方の部材の前記取付孔の縁部又は縁部周囲に係止されて、前記一方の部材を他方の部材に接合又は取り付けるピンファスナーであって、
前記一方の部材及び前記他方の部材の各取付孔に挿通可能な軸部と、
前記軸部の基端部に前記軸部の周囲に張り出されて、前記一方の部材の前記取付孔の周囲に係合可能な頭部と、
前記軸部の外周面に出没可能に設けられ、前記他方の部材の前記取付孔の縁部又は縁部周囲に係合可能な取付フックと、
を備え、
前記取付フックは、
前記軸部の外周面任意の位置から前記軸部の内部に前記軸部の軸方向と平行にスリットを形成されて、前記スリットの両側に設けられる一対の軸受部と、
前記軸部の前記スリット内に嵌合可能に略コマ状に形成され、前記スリット内に一端部を前記各軸受部の先端部側に向けて他端部を前記各軸受部の基端部側に向けて嵌合配置された状態で前記スリットより外側に表れる外面部から前記他端部にかけてを係止爪とし、前記スリット内に前記一対の軸受部の先端部側で一対の軸を介して回動可能に支持されて、前記係止爪を前記スリットから出没可能に配置されるフックと、
前記一対の軸受部と前記フックとの間に介装され、前記フックを常態として前記スリットから外側に突出可能に回動付勢するばね部材と、
前記軸部のスリット内に前記フックと係合可能に設けられ、前記フックの係止爪を常態として前記スリットから所定の突出位置まで突出させて当該突出位置で前記フックの外側への回動を規制するロック部と、
を備え、
前記フックの回動中心を前記フックの先端部、基端部間の中間部で前記先端部寄りに設けられ、前記フックの他端縁部は円の中心を前記フックの回動中心よりも前記各フックの先端部側でかつ外面部とは反対側の内面部寄りの位置におく円弧状に形成されて、
前記軸部を前記一方の部材に形成した取付孔から前記他方の部材に形成した取付孔へワンプッシュで通し、前記フックの係止爪を前記他方の部材の取付孔の縁部又は縁部周囲に係合させる、
ことを特徴とするピンファスナー。 - 軸部は円筒形をなす請求項1に記載のピンファスナー。
- フックの外面部は軸部の外周面のスリットの開口面に沿って形成され、前記フックの一端部は前記外面部側が内面部側よりも突出されて略刀の刃先状に斜めに形成され、前記フックの前記内面部は先端部側が前記フックの回動中心に中心をおく円弧状に形成される請求項1又は2に記載のピンファスナー。
- フックの内面部の基端部側はばね部材受け部としてコ字形形状に形成され、軸部の一対の軸受部の各内側面で前記フックの前記ばね部材受け部に対応する位置に、ばね部材挿通保持部として、一端が軸部の外周面で開放され、他端が前記一対の軸受部の一部により閉塞される前記一対の軸受部間に仮想円筒状の孔の一部をなす断面円弧状の溝が対にして形成され、ばね部材としてコイルスプリングが採用され、前記コイルスプリングは前記一対の軸受部間の前記ばね部材挿通保持部に挿通されるとともに、前記コイルスプリングの一端が前記フックの前記ばね部材受け部に保持され、他端が前記ばね部材挿通保持部の他端に保持されて、前記一対の軸受部と前記フックとの間に介装される請求項1乃至3のいず
れかに記載のピンファスナー。
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- 2020-03-05 JP JP2020038216A patent/JP7407624B2/ja active Active
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