JP7399683B2 - 排気フード - Google Patents

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本発明は、厨房に設置された調理用レンジによる加熱調理中に発生する油煙やガスを室外へ排出するために調理用レンジの上方に配置される排気フードに関する。
厨房に設置された調理用レンジから発生する油煙やガスを室外に排出するための排気フードについては、従来、様々な形状、構造、機能を有するものが提案されているが、本発明に関連するものとして、例えば、特許文献1に記載された「厨房の吸排気装置」あるいは特許文献2に記載された「フード装置」などがある。
特許文献1に記載された「厨房の吸排気装置」は、厨房における調理用熱源の上方位置に排気フードを配置し、この排気フードの外側位置に給気部を配置し、給気部を、排気フード側に近い側に位置して外気を厨房内に供給するための内側給気部と、排気フード側から離れた側に位置して空調された空気を厨房内に供給するための外側給気部とに分けて成ることを特徴とするものである。
特許文献2に記載された「フード装置」は、建物の天井部に設けられ、天井部に形成された吸引口を包囲するフードと、フードの外側面に形成されるとともに空調エア供給源に連結され、空調エア供給源からの空調エアをフードの外側に吹き出す空調エア吹出口と、フードの内側面に設けられるとともに外気供給源に連結され、外気供給源からの外気をフード内に噴射することにより、フード内において吸引口に向かうエアの旋回流を発生させるエアノズルと、を備えたことを特徴とするものである。
特許第3081758号公報 特開2002-139234号公報
特許文献1に記載された「厨房の吸排気装置」は、外側給気部及び内側給気部の二つの経路から厨房の床面に向かって大量の外気が供給されるので、空調装置で空調された厨房内の空調空気が撹乱され、外気とともに排気フードから排気ダクトを経由して屋外へ排出され、空調効率が低下するおそれがある。また、外側給気部に配置された冷房手段または暖房手段を作動させるためには電力などのエネルギーが必要となるため、省エネルギーに反する面がある。
特許文献2に記載された「フード装置」は、フード本体内にエアの旋回流を発生させるためにエアノズルからフード本体内に大量の外気が噴射されるので、調理器具から発生する熱気や水蒸気とともに外気をフード本体の吸引口から吸い込んで外へ排気する必要がある。このため、排気ダクトには大出力の吸引用ファンを配置しなければならず、動力コストの増大を招く。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、厨房の調理用レンジから発生する油煙を拡散させることなく捕集することができ、厨房内の空調空気の無駄な排出を抑制して空調負荷を低減することができ、排気風量を削減して動力コストの低減も図ることができる、排気フードを提供することにある。
本発明に係る排気フードは、
排気ダクトに接続され、開口部を調理用レンジに向けた状態で前記調理用レンジの上方に配置された内フード部材と、
前記内フード部材の外周を囲繞するように配置された外フード部材と、
前記内フード部材の開口部に、前記開口部の内周縁との間に排気用吸込口を設けた状態で前記開口部を塞ぐように配置された整流部材と、を備え、
前記整流部材は、前記排気用吸込口の開口端面より上方に配置し、
前記内フード部材の開口部の外側に外気吹出口を形成するとともに、前記外気吹出口に複数の風向調整部材を設けて、この風向調整部材で区画された複数の外気通過領域を形成し
前記外気吹出口の外周縁を、前記排気用吸込口の開口端面より下方に配置して、前記外気吹出口と前記排気用吸込口との間に段差を形成し、
前記風向調整部材により前記外気吹出口からの外気の吹出方向を調整して、外気と前記排気用吸込口への吸引気流との間で相互作用を発生させ、前記内フード部材の外周縁部の下方に、近傍の煙を誘引する渦流を生じさせることを特徴とする。
このような構成とすれば、内フードの部材の開口部に整流部材を配置したことにより、内フード部材と整流部材との間の空隙が排気の吸込口となり、吸込み風速が増大するので、調理中に発生する煙やガスなどの誘引作用が高まる。煙などの誘引作用が高まることにより、排気風量を低減することが可能となるので、排気ファンの動力コスト(消費電力)を削減することができる。
また、排気用吸込口より外周側に設けられた外気吹出口から外気を吹き出せば、外気と煙が混合された状態で排出されるので、この結果、空調された室内空気の排気量を相対的に減らすことができ、厨房室の空調負荷を低減することができる。
さらに、外気吹出口に設けられた風向調整部材によって外気の吹出方向を調整し、排気用吸込口への吸込気流と外気のとの間で相互作用を発生させることにより、内フード部材の外周縁部の下方に、近傍の煙を誘引する渦流を発生させることができ、この渦流により煙の誘引作用、回収作用が促進されるため、煙の拡散が抑制され、外フード部材の外側へ逃げる煙を減少させることができる。
また、渦流が形成されることにより、外気吹出口から吹き出される外気流の到達距離が減少するので、調理用レンジで調理中の食品への外気の当接を防止することができる。また、外気吹出口から吹き出される夏場の熱い外気や冬場の冷たい外気が、調理用レンジの傍に立つ調理者に直接、当接して不快感を与えることを防止することができる。
一方、外気吹出口の外周縁を、排気用吸込口の開口端面より下方に配置して、外気吹出口と排気用吸込口との間に段差を形成することにより、外フード部材の外周縁部より内側の下方領域に渦流を発生させることができるので、外乱に影響され難い安定した渦流を形成することができ、外フード部材の外側へ逃げる煙の減少に有効である。
前記排気フードにおいては、前記外気吹出口からの吹出風量は、前記排気用吸込口の吸込風量の40%~70%であることが望ましい。
このような構成とすれば、外気吹出口からの吹出風速と、排気用吸込口の吸込風速とのバランスが適切な状態になるので、安定した渦流を発生させることができる。
前記排気フードにおいては、前記整流部材を、前記排気用吸込口の開口端面より上方に配置することが望ましい。
このような構成とすれば、前記整流部材の下面に煙溜まり部を設け、調理中に大量の煙が発生したときに、煙が外フード部材の外側に流出することを防止することができる。
前記排気フードにおいては、前記外気吹出口に複数の風向調整部材を設け、前記外気吹出口に前記風向調整部材で区画された複数の外気通過領域を設けることが望ましい。
このような構成とすれば、一方の風向調整部材の姿勢を調整することにより、外気吹出口から吹き出す外気流が両方の風向調整部材の表面を覆い隠すように流動する状態を保つことが可能となるので、調理用レンジから立ち上り、渦流に巻き込まれたものの、排気用吸込口から排出されなかった高湿度の煙が、風向調整部材の側面に当接して風向調整部材に結露が生じるのを防止することができる。
本発明により、厨房の調理用レンジから発生する油煙を拡散させることなく捕集することができ、厨房内の空調空気の無駄な排出を抑制して空調負荷を低減することができ、排気風量を削減して動力コストの低減も図ることができる、排気フードを提供することができる。
本発明の実施形態である排気フードを底面側から見た状態を示す一部省略斜視図である。 図1に示す排気フードの一部省略底面図である。 図1に示す排気フードを天面側から見た状態を示す一部省略斜視図である。 図3に示す排気フードの一部省略天面図である。 図1に示す排気フードを調理用レンジの上方の天井に配置した状態を示す一部省略正面図である。 図5中の矢線A方向から見た一部省略側面図である。 図5中のB-B線における一部省略垂直断面図である。 図6中のC-C線における一部省略垂直断面図である。 図1に示す排気フードによる排気状態を図7に基づいて示す一部省略垂直断面図である。 図9中の矢線Dで示す領域における気流の流動状態を示す一部省略拡大図である。 本発明のその他の実施形態である排気フードを厨房の壁面に配置した状態を示す一部省略斜視図である。 図11に示す排気フード及び調理用レンジを示す一部省略正面図である。 図12中の矢線E方向から見た一部省略側面図である。 図12中のF-F線における一部省略垂直断面図である。 図11に示す排気フードによる排気状態を図14に基づいて示す一部省略垂直断面図である。
以下、図1~図15に基づいて、本発明の実施形態である排気フード100,200について説明する。
初めに、図1~図10に基づいて、排気フード100について説明する。図1~図4に示すように、排気フード100は、下面が開口した直方体形状の外フード部材30に、下面が開口した略四角錐台形状の内フード部材10を内蔵した構造を有している。外フード部材30の外周面(正面30a並びに背面30b)の上方にはそれぞれ空調空気の吹出口5が設けられている。
図3,図4に示すように、外フード部材30の天面30cの中央には排気口31が開設され、排気口31の周りを囲むように4つの給気口32,32,33,33が開設されている。排気口31には、内フード部材10内に吸引した油煙やガスを外へ排出する排気ダクト1(図7参照)が接続される。
排気口31を挟んで正面30a寄りの部分及び背面30b寄りの部分に位置する給気口32,32は、空調装置(図示せず)から給気ダクト6,6(図7参照)を経由して供給される空調空気を導入してそれぞれ吹出口5,5から厨房室に向けて吹き出すためのものであり、吹出口5,5は多数の羽根を持つグリル型吹出口としている。
排気口31を挟んで左右の側面30d,30d寄りの部分に位置する給気口33,33は、外部から外気ダクト7,7(図8参照)を経由して供給される外気を導入して、後述する外気吹出口21(図1,図2,図7参照)から吹き出すためのものである。図4,図8に示すように、外フード部材30内において内フード部材10の上方であって給気口33,33の下方に位置する部分には、給気口33,33から導入される外気を当接させて外フード部材30内に均等に拡散させるための拡散板8,8が配置されている。
図1~図8に示すように、排気フード100は、排気ダクト1に接続され、開口部11を調理用レンジ2に向けた状態で調理用レンジ2の上方に配置された内フード部材10と、内フード部材10の外周を囲繞するように配置された外フード部材30と、内フード部材10の開口部11に、開口部11の内周縁11aとの間に排気用吸込口20を設けた状態で開口部11を塞ぐように配置された複数の整流部材40と、を備えている。複数の整流部材40は、排気用吸込口20の開口端面20aより上方に配置している。
また、内フード部材10の開口部11の外側に外気吹出口21を形成するとともに、外気吹出口21に複数の風向調整部材3,4を設け、外気吹出口21の外周縁21aを、排気用吸込口20の開口端面20aより下方に配置している。
図7に示すように、外気吹出口21には複数の風向調整部材3,4を設けることにより、外気吹出口21に、風向調整部材3,4で区画された複数の外気通過領域21b,21cを形成している。
次に、図7~図10に基づいて、排気フード100の機能、作用効果などについて説明する。排気フード100を稼働させるためには、図7,図8に示すように、排気フード100に対し、排気ダクト1による内フード部材10内からの空気吸引、給気ダクト6による空調空気の供給、給気ダクト7による外気の供給を開始する。この場合、排気フード100の外気吹出口21からの吹出風量は、排気用吸込口20の吸込風量の40%~70%程度に設定することが望ましい。
排気フード100においては、内フード部材10の開口部11に整流部材40を配置したことにより、内フード部材10と整流部材40との間の空隙が排気用吸込口20となって、吸込み風速が増大するので、調理中に調理用レンジ2から発生する煙やガスなどの誘引作用を高めることができる。また、煙などの誘引作用が高まることにより、排気風量を低減することが可能となるので、排気ダクト1の上流に配置された排気ファン(図示せず)の動力コスト(消費電力)を削減することができる。
図9,図10に示すように、排気用吸込口20より外周側に設けられた外気吹出口21から外気が吹き出され、これにより、外気と煙が混合された状態で排出されるので、この結果、空調された室内空気の排気量を相対的に減らすことができ、厨房室の空調負荷を低減することができる。
また、図10に示すように、外気吹出口21に設けられた風向調整部材3,4によって外気の吹出方向を調整し、排気用吸込口20への吸込気流と外気のとの間で相互作用を発生させれば、内フード部材10の外周縁部10bの下方に、近傍の煙を誘引する渦流Wを発生させることができ、この渦流Wにより煙の誘引作用、回収作用が促進されるため、煙の拡散が抑制され、外フード部材30の外側へ逃げる煙を減少させることができる。
また、フード部材30の外周縁部30eより内側の下方領域に渦流Wが形成されることにより、外気吹出口21から吹き出される外気流の到達距離が減少するので、調理用レンジ2で調理中の食品への外気の当接を防止することができる。また、外気吹出口21から吹き出される夏場の熱い外気や冬場の冷たい外気が、調理用レンジ2の傍に立つ調理者(図示せず)に直接、当接して不快感を与えるのを防止することができる。
一方、外気吹出口21の外周縁21aを、排気用吸込口20の開口端面20aより下方に配置して、外気吹出口21と排気用吸込口20との間に段差を形成したことにより、外フード部材30の外周縁部30aより内側の下方領域に渦流Wを発生させることができるので、外乱に影響され難い安定した渦流Wが形成され、外フード部材30の外側へ逃げる煙を減少させることができる。
排気フード100において、外気吹出口21からの吹出風量を、排気用吸込口20の吸込風量の40%~70%とすれば、外気吹出口21からの吹出風速と、排気用吸込口20の吸込風速とのバランスが適切な状態になるので、安定した渦流Wを発生させることができる。
なお、厨房室の必要換気量の割合を100とした場合、厨房室が広く、空調空気の吹出量を増やす必要があるなど、厨房室内の空調負荷が高いときは、外気吹出口21からの外気吹出量の割合を40程度とし、吹出口5からの空調空気の吹出量の割合を60程度とすることが望ましい。一方、厨房室内の空調負荷が低いとき、あるいは、空調エネルギーの削減(消費エネルギーの削減)や煙の排出を優先するときは、外気吹出口21からの外気吹出量の割合を70程度とし、吹出口5からの空調空気の吹出量の割合を30程度とすることが望ましい。
また、厨房室の規模が大きくなった場合、必要換気量を確保する目的で、排気フード100の外気吹出口21及び吹出口5とは別に、厨房室内に外気を取り入れるための外気取入口を設けることがあるが、外気吹出口21からの外気吹出風量を排気用吸込口20の吸込風量の40%~70%に維持すれば、外気取入口の有無に関わらず、安定した渦流Wを発生させることができる。
排気フード100においては、整流部材40を排気用吸込口20の開口端面20aより上方に配置しているので、整流部材40に煙溜まり部(例えば、上方に向かって凹んだ曲面部など)を設ければ、調理中に大量の煙が発生したときに、煙が外フード部材30の外側に流出することを防止することができる。
排気フード100においては、外気吹出口21に複数の風向調整部材3,4を設け、外気吹出口21に風向調整部材3,4で区画された複数の外気通過領域21b,21cを設けている。このため、一方の風向調整部材3の姿勢を調整することにより、外気吹出口21から吹き出す外気流が両方の風向調整部材3,4の表面を覆い隠すように流動する状態を保つことが可能となるので、調理用レンジ2から立ち上り、渦流Wに巻き込まれたものの、排気用吸込口20から排出されなかった高湿度の煙が、風向調整部材3,4の側面に当接して風向調整部材3,4に結露が生じるのを防止することができる。
排気フード100においては、外フード部材30の正面30a並びに背面30bに、空調空気の吹出口5を設けているため、外フード部材30の正面30a並びに背面30bから厨房室内に向けて空調空気を供給可能であり、排気フード100の近傍で調理作業を行う調理者の周りに快適な作業環境を形成することができる。また、外フード部材30の正面30a並びに背面30bから水平方向に空調空気を吹き出すことにより、空調空気流による渦流Wへの悪影響をなくし、外気による安定した渦流Wを維持することができる。
次に、図11~図15に基づいて、その他の実施形態である排気フード200について説明する、なお、排気フード200を構成する部分において、前述した排気フード100を構成する部分と共通する部分については図1~図10中の符号と同符号を付して説明を省略する。
図11~図15に示すように、本実施形態の排気フード200は、排気フード200を構成する外フード部材60の背面60bを、厨房の壁面9に当接させた状態で配置されている。空調空気の吹出口5は外フード部材60の正面60aのみに設けられている。
排気フード200においては、排気フード100と同様、内フード部材10及び外フード部材60の底面形状が四辺形をなし、その四辺のうちの壁面9に当接している一辺に位置する外気吹出口21xの風向調整部材3,4が、外気吹出口21xから吹き出す外気の吹出方向が内フード部材10の内側に向かうように設定可能である。
従って、図11に示すように、排気フード200を壁付け設置した場合、壁面9側に位置する外気吹出口21xの風向調整部材3,4を前述したように設定すれば、図15に示すように、外気は、壁面9側から排気フード200の内側方向に吹き出されることとなり、調理用レンジ2から壁面面に沿って立ち昇った煙は排気フード200の中心に向かって誘導されるので、煙が壁面9に沿って左右方向に拡散するのを防止できる。
また、図11~図13に示すように、排気フード200においては、壁面9に当接する一辺に位置する外気吹出口21xの左右に位置する二つの外気吹出口21,21の下方に、それぞれ外フード部材60から垂下状に延びる直角三角形状の煙拡散防止部材61,61を設けている。
外フード部材60の左右の側面60d下方に煙拡散防止部材61,61を設けたことにより、調理用レンジ2から立ち昇った煙が、壁面9に沿って上昇しながら左右方向に拡がるのを防止することができる。
また、図11,図12に示すように、排気フード200においては、煙拡散防止部材61に、内フード部材10の内側に向かって突出する煙返し部61aを設けているので、調理用レンジ2から立ち昇り、煙拡散防止部材61に当接した後、外気吹出口21,21xから吹き出した外気流によって下方へ流された煙を、煙返し部61aにより、内フード部材10の内側へ誘導することができる。従って、煙の拡散が防止され、外フード部材60の外側へ逃げる煙を減少させることができる。
排気フード200におけるその他の部分の構造、機能ならびにそれによって得られる作用効果は前述した排気フード100と同様である。
なお、図1~図15に基づいて説明した排気フード100,200は、本発明に係る排気フードを例示するものであり、本発明に係る排気フードは、前述した排気フード100,200に限定されない。
本発明に係る排気フードは、ホテル、旅館、レストラン、食堂あるいは給食センターなどの様々な厨房設備内の調理用レンジから発生する油煙などを外部へ排出する排気手段として広く利用することができる。
1 排気ダクト
2 調理用レンジ
3,4 風向調整部材
5 吹出口
6 給気ダクト
7 外気ダクト
8 拡散板
9 壁面
10 内フード部材
11 開口部
11a 内周縁
20 排気用吸込口
20a 開口端面
21,21x 外気吹出口
21a 外周縁
21b,21c 外気通過領域
30,60 外フード部材
30a,60a 正面
30b,60b 背面
30c 天面
30d 側面
30e 外周縁部
31 排気口
32,33 給気口
40 整流部材
61 煙拡散防止部材
61a 煙返し部
100,200 排気フード
W 渦流

Claims (2)

  1. 排気ダクトに接続され、開口部を調理用レンジに向けた状態で前記調理用レンジの上方に配置された内フード部材と、
    前記内フード部材の外周を囲繞するように配置された外フード部材と、
    前記内フード部材の開口部に、前記開口部の内周縁との間に排気用吸込口を設けた状態で前記開口部を塞ぐように配置された整流部材と、を備え、
    前記整流部材は、前記排気用吸込口の開口端面より上方に配置し、
    前記内フード部材の開口部の外側に外気吹出口を形成するとともに、前記外気吹出口に複数の風向調整部材を設けて、この風向調整部材で区画された複数の外気通過領域を形成し
    前記外気吹出口の外周縁を、前記排気用吸込口の開口端面より下方に配置して、前記外気吹出口と前記排気用吸込口との間に段差を形成し、
    前記風向調整部材により前記外気吹出口からの外気の吹出方向を調整して、外気と前記排気用吸込口への吸引気流との間で相互作用を発生させ、前記内フード部材の外周縁部の下方に、近傍の煙を誘引する渦流を生じさせる排気フード。
  2. 前記外気吹出口からの吹出風量は、前記排気用吸込口の吸込風量の40%~70%である請求項1記載の排気フード。
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