JP7398296B2 - 為替レート洗替装置、為替レート洗替方法、および、為替レート洗替プログラム - Google Patents

為替レート洗替装置、為替レート洗替方法、および、為替レート洗替プログラム Download PDF

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Description

本発明は、為替レート洗替装置、為替レート洗替方法、および、為替レート洗替プログラムに関する。
特許文献1には、外貨貸出金利息等の金融機関の管理会計や財務会計のために用いるデータを、不変の平均残高/通貨等の素データと、変動する為替レート等の根拠データと、に基づいて算出する構成が開示されている。
国際公開第2018/167982号
しかしながら、上記特許文献1記載の発明においては、伝票作成時に、各担当者が暫定のスポットレートを適用して邦貨金額を算出し、レート確定後に、担当者が伝票を個別に修正していた結果、入力誤り等も生じるため、収支把握に時間がかかっていたという課題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、海外取引の伝票データに対して、伝票作成後に確定した為替レートに基づいて、邦貨金額の洗い替えを自動的に行うことができる為替レート洗替装置、為替レート洗替方法、および、為替レート洗替プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る為替レート洗替装置は、記憶部と制御部とを備えた為替レート洗替装置であって、前記制御部は、伝票の作成時の作成時仮為替レートを設定し、前記作成時仮為替レートおよび外貨建取引の外貨金額から、前記伝票の作成時仮邦貨金額を算出し、前記作成時仮為替レートおよび前記作成時仮邦貨金額を含む、前記伝票の作成時伝票データを作成する伝票作成手段と、伝票作成日の確定為替レートが登録された場合、前記確定為替レートおよび前記外貨金額に基づいて、前記伝票の確定邦貨金額を算出し、前記作成時伝票データを洗い替えた、前記確定為替レートおよび前記確定邦貨金額を含む確定伝票データを取得する洗替手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る為替レート洗替装置において、前記制御部は、前記作成時伝票データに基づいて、洗替前売上総利益を算出し、前記確定伝票データに基づいて、洗替後売上総利益を算出する利益算出手段と、前記洗替前売上総利益と前記洗替後売上総利益とを比較可能に表示させる利益表示制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る為替レート洗替装置において、前記制御部は、回収予定伝票に対する入金があった場合、入金時仮為替レートを設定し、前記入金時仮為替レートおよび入金外貨金額から、入金時仮回収済邦貨金額を算出し、前記回収予定伝票の前記確定伝票データに前記入金時仮回収済邦貨金額を追加する更新を実行し、前記入金時仮為替レート、前記入金外貨金額に相当する外貨消込額および前記入金時仮回収済邦貨金額に相当する入金時邦貨消込額を含む入金時消込伝票データを取得する入金更新手段、を更に備え、前記洗替手段は、更に、入金日の前記確定為替レートが登録された場合、前記入金日の確定為替レートおよび前記入金外貨金額に基づいて、確定回収済邦貨金額および確定邦貨消込額を算出し、前記回収予定伝票の確定伝票データの前記入金時仮回収済邦貨金額を前記確定回収済邦貨金額に洗い替えて更新し、前記入金時消込伝票データを洗い替えた、前記入金日の確定為替レートおよび前記確定邦貨消込額を含む確定消込伝票データを取得することを特徴とする。
また、本発明に係る為替レート洗替装置において、前記制御部は、前記入金時仮回収済邦貨金額または前記確定回収済邦貨金額から、前記確定邦貨金額を差し引いた為替差損益を取得する損益取得手段、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る為替レート洗替装置において、前記記憶部は、前記為替差損益を記憶する損益記憶手段、を更に備え、前記制御部は、日別の前記為替差損益の推移を示す為替差損益発生推移データを表示させる差損益表示制御手段、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る為替レート洗替装置において、前記作成時仮為替レートは、前日の為替レート、前記伝票の作成時の為替レート、または、前記作成時伝票データおよび前記確定伝票データを蓄積した履歴データに基づく予測レートであることを特徴とする。
また、本発明に係る為替レート洗替装置において、前記記憶部は、通貨ペア、対象日および前記確定為替レートが設定されたレートマスタを記憶するレート記憶手段、を更に備え、前記洗替手段は、前記レートマスタに基づいて、前記伝票作成日の前記確定為替レートおよび前記外貨金額に基づいて、前記伝票の前記確定邦貨金額を算出し、前記作成時伝票データを洗い替えた、前記確定為替レートおよび前記確定邦貨金額を含む前記確定伝票データを取得することを特徴とする。
また、本発明に係る為替レート洗替装置において、前記記憶部は、前記作成時伝票データおよび前記確定伝票データを蓄積した履歴データを記憶する伝票記憶手段、を更に備え、前記制御部は、前記履歴データに基づいて、前記各伝票作成日の前記作成時仮為替レートおよび前記確定為替レートの推移を比較可能に表示させるレート表示制御手段、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る為替レート洗替方法は、記憶部と制御部とを備えた為替レート洗替装置に実行させるための為替レート洗替方法であって、前記制御部で実行させる、伝票の作成時の作成時仮為替レートを設定し、前記作成時仮為替レートおよび外貨建取引の外貨金額から、前記伝票の作成時仮邦貨金額を算出し、前記作成時仮為替レートおよび前記作成時仮邦貨金額を含む、前記伝票の作成時伝票データを作成する伝票作成ステップと、伝票作成日の確定為替レートが登録された場合、前記確定為替レートおよび前記外貨金額に基づいて、前記伝票の確定邦貨金額を算出し、前記作成時伝票データを洗い替えた、前記確定為替レートおよび前記確定邦貨金額を含む確定伝票データを取得する洗替ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る為替レート洗替プログラムは、記憶部と制御部とを備えた為替レート洗替装置に実行させるための為替レート洗替プログラムであって、前記制御部において、伝票の作成時の作成時仮為替レートを設定し、前記作成時仮為替レートおよび外貨建取引の外貨金額から、前記伝票の作成時仮邦貨金額を算出し、前記作成時仮為替レートおよび前記作成時仮邦貨金額を含む、前記伝票の作成時伝票データを作成する伝票作成ステップと、伝票作成日の確定為替レートが登録された場合、前記確定為替レートおよび前記外貨金額に基づいて、前記伝票の確定邦貨金額を算出し、前記作成時伝票データを洗い替えた、前記確定為替レートおよび前記確定邦貨金額を含む確定伝票データを取得する洗替ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、計上伝票のレートおよび邦貨金額を、実勢レートに基づいて、自動的に洗い替えすることができるという効果を奏する。これにより、本発明によれば、日々のレートを改定日管理して入力する場合、各担当者が伝票入力するタイミングでは当日のレートをマスタに反映できていない場合があるが、一括してレートの洗い替えを行うことで、レート情報の最新化を図ることができるという効果を奏する。それにより、本発明によれば、会社としての売上総利益を社内ルールに則った形で把握することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、入力ミス防止、作業効率向上、および、正確な利益把握をすることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、海外取引時の日々の為替差損益が捉えられ、細やかな損益分析が可能となるという効果を奏する。また、本発明によれば、計上済の売上、仕入、諸掛または消込等の取引データのレート、ならびに、邦貨金額を一括して洗い替える仕組みを設けることで、会社のルールに則った正確な利益把握を実現することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態における為替レート洗替装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態における為替レート洗替装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、本実施形態における為替レート洗替処理の一例を示す図である。 図4は、本実施形態におけるレートマスタの一例を示す図である。 図5は、本実施形態におけるレートマスタの一例を示す図である。 図6は、本実施形態における売上総利益表示の一例を示す図である。 図7は、本実施形態における売上履歴データの一例を示す図である。 図8は、本実施形態における取引レートの一例を示す図である。 図9は、本実施形態における為替レート洗替処理の一例を示す図である。 図10は、本実施形態におけるレートマスタの一例を示す図である。 図11は、本実施形態における為替差損益の一例を示す図である。 図12は、本実施形態における回収予定履歴データの一例を示す図である。 図13は、本実施形態における為替差損益の発生推移の一例を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
まず、本発明の概要を説明する。
海外取引においては、実勢レートでの登録を行う場合、日々のレート管理と利益把握とが必要となるが、従来は、レートマスタに当日の実勢レートを登録するまでは、各オペレータが入力を行うことができないため伝票入力を見送る、および、未確定のスポットレートを各担当者が暫定的に入力せざるをえないといった課題があった。また、その結果、従来は、商社系で必須の要件となる取引毎の収支把握に時間が掛かる、または、為替レートの入力誤りによる数値の不整合が生じるといった課題があった。
そこで、本実施形態においては、レートマスタ等を参照し計上伝票を遡って洗い替えを行うことで、取引ごとの適切な原価および利益の把握を実現し、洗替時の履歴データを比較することで、各オペレータにて入力したレートと確定した実勢レートとの比較および予測管理が可能となる仕組みを提供している。
[2.構成]
本実施形態に係る為替レート洗替装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態における為替レート洗替装置100の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、為替レート洗替装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、為替レート洗替装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
為替レート洗替装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。為替レート洗替装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、為替レート洗替装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、為替レート洗替装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、レートマスタ106aと、伝票ファイル106bと、損益ファイル106cとを備えている。
レートマスタ106aは、為替レートを設定したマスタである。ここで、レートマスタ106aは、通貨ペア、対象日(改定日)および確定為替レート等が設定されてもよい。
伝票ファイル106bは、伝票データを記憶する。ここで、伝票ファイル106bは、伝票の作成時の作成時仮為替レートおよび作成時仮邦貨金額を含む作成時伝票データ、ならびに/または、伝票作成日の確定為替レートおよび確定邦貨金額を含む確定伝票データ等を記憶していてもよい。また、伝票ファイル106bは、作成時伝票データおよび/または確定伝票データを蓄積した履歴データを記憶していてもよい。また、伝票データは、伝票番号、伝票種別、行番号、売上日付、得意先識別子(例えば、得意先名等)、通貨識別子(例えば、通貨略称等)、外貨売上金額、為替レート、邦貨売上金額、回収予定識別子(例えば、回収SEQ等)、外貨回収予定額、邦貨回収予定額、回収済金額、外貨消込額および/または邦貨消込額等を含んでいてもよい。ここで、為替レートは、伝票の作成時の作成時仮為替レート、伝票作成日の確定為替レートまたは入金時仮為替レート等であってもよい。また、伝票データは、売上伝票データ、回収予定伝票データ、仕入伝票データ、仕入諸掛伝票データまたは消込伝票データ等であってもよい。
損益ファイル106cは、為替差損益を記憶する。ここで、損益ファイル106cは、伝票作成日の確定邦貨金額から、伝票の作成時の作成時仮邦貨金額を差し引いた為替差損益を記憶していてもよい。また、損益ファイル106cは、日別の為替差損益の合計金額を記憶していてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
制御部102は、為替レート洗替装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、伝票作成部102aと、入金更新部102bと、洗替部102cと、利益算出部102dと、損益取得部102eと、表示制御部102fとを備えている。
伝票作成部102aは、伝票データを作成する。ここで、伝票作成部102aは、伝票の作成時の作成時仮為替レートを設定し、作成時仮為替レートおよび外貨建取引の外貨金額から、伝票の作成時仮邦貨金額を算出し、作成時仮為替レートおよび作成時仮邦貨金額を含む、伝票の作成時伝票データを作成してもよい。また、伝票作成部102aは、伝票データを伝票ファイル106bに登録してもよい。
入金更新部102bは、回収予定伝票の確定伝票データに入金時仮回収済邦貨金額を追加する更新を実行する。ここで、入金更新部102bは、外貨消込額および入金時邦貨消込額を含む入金時消込伝票データを取得してもよい。また、入金更新部102bは、回収予定伝票に対する入金があった場合、入金時仮為替レートを設定し、入金時仮為替レートおよび入金外貨金額から、入金時仮回収済邦貨金額を算出し、回収予定伝票の確定伝票データに入金時仮回収済邦貨金額を追加する更新を実行し、入金時仮為替レート、入金外貨金額に相当する外貨消込額および入金時仮回収済邦貨金額に相当する入金時邦貨消込額を含む入金時消込伝票データを取得してもよい。ここで、作成時仮為替レートは、前日の為替レート、伝票の作成時の為替レート、または、作成時伝票データおよび確定伝票データを蓄積した履歴データに基づく予測レートであってもよい。また、入金更新部102bは、入金時消込伝票データを伝票ファイル106bに登録してもよい。なお、入金更新部102bは、回収予定伝票に対する入金の有無は、銀行の外部サーバ等から受信したエレクトロニックバンキングデータ等から判定してもよい。
洗替部102cは、作成時伝票データを洗い替えた、確定為替レートおよび確定邦貨金額を含む確定伝票データを取得する。ここで、洗替部102cは、伝票作成日の確定為替レートが登録された場合、確定為替レートおよび外貨金額に基づいて、伝票の確定邦貨金額を算出し、作成時伝票データを洗い替えた、確定為替レートおよび確定邦貨金額を含む確定伝票データを取得してもよい。また、洗替部102cは、入金日の確定為替レートが登録された場合、入金日の確定為替レートおよび入金外貨金額に基づいて、確定回収済邦貨金額および確定邦貨消込額を算出し、回収予定伝票の確定伝票データの入金時仮回収済邦貨金額を確定回収済邦貨金額に洗い替えて更新し、入金時消込伝票データを洗い替えた、入金日の確定為替レートおよび確定邦貨消込額を含む確定消込伝票データを取得してもよい。また、洗替部102cは、レートマスタ106aに基づいて、伝票作成日の確定為替レートおよび外貨金額に基づいて、伝票の確定邦貨金額を算出し、作成時伝票データを洗い替えた、確定為替レートおよび確定邦貨金額を含む確定伝票データを取得してもよい。
利益算出部102dは、売上総利益を算出する。ここで、利益算出部102dは、作成時伝票データに基づいて、洗替前売上総利益を算出し、確定伝票データに基づいて、洗替後売上総利益を算出してもよい。
損益取得部102eは、為替差損益を取得する。ここで、損益取得部102eは、入金時仮回収済邦貨金額または確定回収済邦貨金額から、確定邦貨金額を差し引いた為替差損益を取得してもよい。また、損益取得部102eは、為替差損益を損益ファイル106cに登録してもよい。
表示制御部102fは、伝票データを表示させる。ここで、表示制御部102fは、洗替前売上総利益と洗替後売上総利益とを比較可能に表示させてもよい。また、表示制御部102fは、日別の為替差損益の推移を示す為替差損益発生推移データを表示させてもよい。また、表示制御部102fは、履歴データに基づいて、各伝票作成日の作成時仮為替レートおよび確定為替レートの推移を比較可能に表示させてもよい。
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図2から図13を参照して説明する。
[為替レート洗替処理]
ここで、図2を参照して、本実施形態における為替レート洗替処理の一例について説明する。図2は、本実施形態における為替レート洗替装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、伝票作成部102aは、ユーザにより入力装置112を介して入力された伝票の作成時の前日の為替レートを作成時仮為替レートとして設定し、作成時仮為替レートおよびユーザにより入力装置112を介して入力された外貨建取引の外貨金額から、伝票の作成時仮邦貨金額を算出し、作成時仮為替レートおよび作成時仮邦貨金額を含む、伝票の作成時伝票データを作成し、作成時伝票データを伝票ファイル106bに登録する(ステップSA-1)。
そして、洗替部102cは、伝票作成日の確定為替レートがレートマスタ106aに登録されているか否かを判定する(ステップSA-2)。
そして、洗替部102cは、伝票作成日の確定為替レートがレートマスタ106aに登録されていないと判定した場合(ステップSA-2:No)、所定時間待機し、処理をステップSA-2に移行させる。
一方、洗替部102cは、伝票作成日の確定為替レートがレートマスタ106aに登録されていると判定した場合(ステップSA-2:Yes)、処理をステップSA-3に移行させる。
そして、洗替部102cは、レートマスタ106aに設定された伝票作成日の確定為替レートおよび外貨金額に基づいて、伝票の確定邦貨金額を算出し、作成時伝票データを洗い替えた、確定為替レートおよび確定邦貨金額を含む確定伝票データを取得し、確定伝票データを伝票ファイル106bに登録する(ステップSA-3)。
そして、伝票作成部102aは、作成時伝票データが回収予定伝票データであるか否かを判定する(ステップSA-4)。
そして、伝票作成部102aは、作成時伝票データが回収予定伝票データではないと判定した場合(ステップSA-4:No)、処理をステップSA-5に移行させる。
そして、利益算出部102dは、伝票ファイル106bに登録された作成時伝票データに基づいて、洗替前売上総利益を算出し、伝票ファイル106bに登録された確定伝票データに基づいて、洗替後売上総利益を算出する(ステップSA-5)。
そして、表示制御部102fは、洗替前売上総利益と洗替後売上総利益とを出力装置114に比較可能に表示させ(ステップSA-6)、処理を終了する。
一方、伝票作成部102aは、作成時伝票データが回収予定伝票データであると判定した場合(ステップSA-4:Yes)、処理をステップSA-7に移行させる。
そして、入金更新部102bは、回収予定伝票に対する入金があるか否かを判定する(ステップSA-7)。
そして、入金更新部102bは、回収予定伝票に対する入金がないと判定した場合(ステップSA-7:No)、所定時間待機し、処理をステップSA-7に移行させる。
一方、入金更新部102bは、回収予定伝票に対する入金があると判定した場合(ステップSA-7:Yes)、処理をステップSA-8に移行させる。
そして、入金更新部102bは、ユーザにより入力装置112を介して入力された入金時の前日の為替レートを入金時仮為替レートとして設定し、入金時仮為替レートおよび入金外貨金額から、入金時仮回収済邦貨金額を算出し、伝票ファイル106bに登録された回収予定伝票の確定伝票データに入金時仮回収済邦貨金額を追加する更新を実行し、入金時仮為替レート、入金外貨金額に相当する外貨消込額および入金時仮回収済邦貨金額に相当する入金時邦貨消込額を含む入金時消込伝票データを取得し、入金時消込伝票データを伝票ファイル106bに登録する(ステップSA-8)。
そして、洗替部102cは、入金日の確定為替レートがレートマスタ106aに登録されているか否かを判定する(ステップSA-9)。
そして、洗替部102cは、入金日の確定為替レートがレートマスタ106aに登録されていないと判定した場合(ステップSA-9:No)、所定時間待機し、処理をステップSA-9に移行させる。
一方、洗替部102cは、入金日の確定為替レートがレートマスタ106aに登録されていると判定した場合(ステップSA-9:Yes)、処理をステップSA-10に移行させる。
そして、洗替部102cは、レートマスタ106aに設定された入金日の確定為替レートおよび入金外貨金額に基づいて、確定回収済邦貨金額および確定邦貨消込額を算出し、回収予定伝票の確定伝票データの入金時仮回収済邦貨金額を確定回収済邦貨金額に洗い替えて更新し、入金時消込伝票データを洗い替えた、入金日の確定為替レートおよび確定邦貨消込額を含む確定消込伝票データを取得し、確定消込伝票データを伝票ファイル106bに登録する(ステップSA-10)。
そして、損益取得部102eは、確定回収済邦貨金額から確定邦貨金額を差し引いた為替差損益を取得し、為替差損益を損益ファイル106cに登録する(ステップSA-11)。
そして、表示制御部102fは、日別の為替差損益の推移を示す為替差損益発生推移データを出力装置114に表示させ(ステップSA-12)、処理を終了する。
ここで、図3から図6を参照して、本実施形態における為替レート洗替処理の具体例について説明する。図3は、本実施形態における為替レート洗替処理の一例を示す図である。図4および図5は、本実施形態におけるレートマスタ106aの一例を示す図である。図6は、本実施形態における売上総利益表示の一例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態においては、レートマスタ106aに図4に示す為替レートが登録されている2019/10/4の時点において、ユーザにより入力された伝票の作成時の前日(2019/10/3)の為替レートが作成時仮為替レートとして設定され、作成時仮為替レートおよびユーザにより入力された外貨建取引の外貨売上金額、外貨仕入金額および外貨諸掛金額から、作成時仮邦貨売上金額、作成時仮邦貨仕入金額および作成時仮邦貨諸掛金額が算出され、作成時売上伝票データ、作成時仕入伝票データおよび作成時仕入諸掛伝票データが作成され、伝票ファイル106bに登録される(ステップSB-1)。ここで、本実施形態においては、2019/10/4時点の為替レートがまだマスタ登録されていないため、入力時のレートとして2019/10/3時点の為替レート、または、予測値等がスポットレートとして設定されてもよい。
そして、図3に示すように、本実施形態においては、レートマスタ106aに図5に示す2019/10/4の実勢レートが登録された場合、レートマスタ106aに設定された2019/10/4の確定為替レート、外貨売上金額、外貨仕入金額および外貨諸掛金額に基づいて、確定邦貨売上金額、確定邦貨仕入金額および確定邦貨諸掛金額が算出され、作成時売上伝票データ、作成時仕入伝票データおよび作成時仕入諸掛伝票データを洗い替えた、確定売上伝票データ、確定仕入伝票データおよび確定仕入諸掛伝票データが取得され、伝票ファイル106bに登録される(ステップSB-2)。このように、本実施形態においては、2019/10/4の計上伝票に対して、最新のレートで洗替処理が実行される。
ここで、図6に示すように、本実施形態においては、図3に示す為替レート洗替処理にて登録された作成時売上伝票データ、作成時仕入伝票データおよび作成時仕入諸掛伝票データに基づいて、洗替前売上総利益が算出され、図3に示す為替レート洗替処理にて登録された確定売上伝票データ、確定仕入伝票データおよび確定仕入諸掛伝票データに基づいて、洗替後売上総利益が算出され、洗替前売上総利益と洗替後売上総利益とが比較可能に表示されてもよい。
また、図7および図8を参照して、本実施形態における取引レート予測の一例について説明する。図7は、本実施形態における売上履歴データの一例を示す図である。図8は、本実施形態における取引レートの一例を示す図である。
本実施形態においては、図7に示すように、為替レート洗替処理にて登録された作成時売上伝票データおよび確定売上伝票データを蓄積した売上履歴データが伝票ファイル106bに記憶されている場合、図8に示すように、売上履歴データに基づいて、各伝票作成日の作成時仮為替レート(設定レート)および確定為替レート(実勢レート)の推移が比較可能に表示されてもよい。このように、本実施形態においては、伝票データの各登録時に履歴データが生成され、オペレータ入力時のレートと、レート洗替処理で更新されたレートとの差分がデータ取得されることで、日々の取引レートと実勢レートとの比較が可能となっており、加えて、邦貨消込金額の差分がデータ取得されることで日別の為替差損益の推移をユーザが把握することができる。また、本実施形態においては、売上入力では、当日の実勢レートの予測値が登録され、レート確定後の為替レート洗替処理にて更新されるため、履歴データを分析することで、ユーザが予測レートと実勢レートとの推移を比較して、将来の為替レートの予測を立てることを可能としている。
また、図4、図5および図9から図11を参照して、本実施形態における為替レート洗替処理の具体例について説明する。図9は、本実施形態における為替レート洗替処理の一例を示す図である。図10は、本実施形態におけるレートマスタ106aの一例を示す図である。図11は、本実施形態における為替差損益の一例を示す図である。
図9に示すように、本実施形態においては、2019/9/10の時点において、ユーザにより入力された回収予定伝票の作成時の前日(2019/9/9)の為替レートが作成時仮為替レートとして設定され、作成時仮為替レートおよびユーザにより入力された外貨建取引の外貨回収予定金額から、回収予定伝票の作成時仮邦貨回収予定金額が算出され、作成時仮為替レートおよび作成時仮邦貨回収予定金額を含む、回収予定伝票の作成時回収予定伝票データが作成され、作成時回収予定伝票データが伝票ファイル106bに登録される(ステップSC-1)。
そして、図9に示すように、本実施形態においては、レートマスタ106aに図10に示す2019/9/10の実勢レートが登録された場合、レートマスタ106aに設定された2019/9/10の確定為替レートおよび外貨回収予定金額に基づいて、回収予定伝票の確定邦貨回収予定金額が算出され、作成時回収予定伝票データを洗い替えた、確定為替レートおよび確定邦貨回収予定金額を含む確定回収予定伝票データが取得され、確定回収予定伝票データが伝票ファイル106bに登録される(ステップSC-2)。
そして、図9に示すように、本実施形態においては、レートマスタ106aに図4に示す為替レートが登録されている2019/10/4の時点において、回収予定伝票に対する入金があった場合、ユーザにより入力された入金時の前日(2019/10/3)の為替レートが入金時仮為替レートとして設定され、入金時仮為替レートおよび入金外貨金額から、入金時仮回収済邦貨金額が算出され、伝票ファイル106bに登録された確定回収予定伝票データに入金時仮回収済邦貨金額を追加する更新が実行され、入金時仮為替レート、外貨消込額および入金時邦貨消込額を含む入金時消込伝票データが取得され、入金時消込伝票データが伝票ファイル106bに登録される(ステップSC-3)。このように、本実施形態においては、2019/10/4に前月の売上に対する入金の登録が行われるが、この時点(10/4)では、確定レートが不明なため、正確な売上総利益および為替の差損益を捉えることができない。
そして、図9に示すように、本実施形態においては、レートマスタ106aに図5に示す2019/10/4の実勢レートが登録された場合、レートマスタ106aに設定された2019/10/4の確定為替レートおよび入金外貨金額に基づいて、確定回収済邦貨金額および確定邦貨消込額が算出され、回収予定伝票の確定回収予定伝票データの入金時仮回収済邦貨金額が確定回収済邦貨金額に洗い替えて更新され、入金時消込伝票データを洗い替えた、2019/10/4の確定為替レートおよび確定邦貨消込額を含む確定消込伝票データが取得され、確定消込伝票データが伝票ファイル106bに登録される(ステップSC-4)。
ここで、図11に示すように、本実施形態においては、入金データ入力時において、邦貨回収予定(確定邦貨回収予定金額)と洗替前の回収済金額(入金時仮回収済邦貨金額)との為替差損益(¥20,000)の確認ができ、入金データに対する洗替時において、邦貨回収予定(確定邦貨回収予定金額)と洗替後の回収済金額(確定回収済邦貨金額)との為替差損益(¥30,000)の確認ができる。
また、図12および図13を参照して、本実施形態における為替差損益推移確認の一例について説明する。図12は、本実施形態における回収予定履歴データの一例を示す図である。図13は、本実施形態における為替差損益の発生推移の一例を示す図である。
本実施形態においては、図12に示すように、回収予定履歴データが伝票ファイル106bに記憶されている場合、(1)売上日が2019/10/4の洗替時レートが121円/$であるため、為替差益が¥20,000となり、(2)売上日が2019/10/5の洗替時レートが122円/$であるため、為替差益が¥30,000となり、(3)売上日が2019/10/6の洗替時レートが119円/$であるため、為替差益が¥20,000となるため、洗替後のデータを分析することで、図13に示すように、日々の為替差損益の発生推移状況を捉えることが可能となる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、為替レート洗替装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、為替レート洗替装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて為替レート洗替装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、為替レート洗替装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、為替レート洗替装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、為替レート洗替装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、商社等の海外取引を行う業界全般において有用である。
100 為替レート洗替装置
102 制御部
102a 伝票作成部
102b 入金更新部
102c 洗替部
102d 利益算出部
102e 損益取得部
102f 表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a レートマスタ
106b 伝票ファイル
106c 損益ファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (9)

  1. 記憶部と制御部とを備えた為替レート洗替装置であって、
    前記制御部は、
    伝票の作成時の作成時仮為替レートを設定し、前記作成時仮為替レートおよび外貨建取引の外貨金額から、前記伝票の作成時仮邦貨金額を算出し、前記作成時仮為替レートおよび前記作成時仮邦貨金額を含む、前記伝票の作成時伝票データを作成する伝票作成手段と、
    伝票作成日の確定為替レートが登録された場合、前記確定為替レートおよび前記外貨金額に基づいて、前記伝票の確定邦貨金額を算出し、前記作成時伝票データを洗い替えた、前記確定為替レートおよび前記確定邦貨金額を含む確定伝票データを取得する洗替手段と、
    前記作成時伝票データに基づいて、洗替前売上総利益を算出し、前記確定伝票データに基づいて、洗替後売上総利益を算出する利益算出手段と、
    前記洗替前売上総利益と前記洗替後売上総利益とを比較可能に表示させる利益表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする為替レート洗替装置。
  2. 前記制御部は、
    回収予定伝票に対する入金があった場合、入金時仮為替レートを設定し、前記入金時仮為替レートおよび入金外貨金額から、入金時仮回収済邦貨金額を算出し、前記回収予定伝票の前記確定伝票データに前記入金時仮回収済邦貨金額を追加する更新を実行し、前記入金時仮為替レート、前記入金外貨金額に相当する外貨消込額および前記入金時仮回収済邦貨金額に相当する入金時邦貨消込額を含む入金時消込伝票データを取得する入金更新手段、
    を更に備え、
    前記洗替手段は、
    更に、入金日の前記確定為替レートが登録された場合、前記入金日の確定為替レートおよび前記入金外貨金額に基づいて、確定回収済邦貨金額および確定邦貨消込額を算出し、前記回収予定伝票の確定伝票データの前記入金時仮回収済邦貨金額を前記確定回収済邦貨金額に洗い替えて更新し、前記入金時消込伝票データを洗い替えた、前記入金日の確定為替レートおよび前記確定邦貨消込額を含む確定消込伝票データを取得することを特徴とする請求項1に記載の為替レート洗替装置。
  3. 前記制御部は、
    前記入金時仮回収済邦貨金額または前記確定回収済邦貨金額から、前記確定邦貨金額を差し引いた為替差損益を取得する損益取得手段、
    を更に備えたことを特徴とする請求項に記載の為替レート洗替装置。
  4. 前記記憶部は、
    前記為替差損益を記憶する損益記憶手段、
    を更に備え、
    前記制御部は、
    日別の前記為替差損益の推移を示す為替差損益発生推移データを表示させる差損益表示制御手段、
    を更に備えたことを特徴とする請求項に記載の為替レート洗替装置。
  5. 前記作成時仮為替レートは、
    前日の為替レート、前記伝票の作成時の為替レート、または、前記作成時伝票データおよび前記確定伝票データを蓄積した履歴データに基づく予測レートであることを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の為替レート洗替装置。
  6. 前記記憶部は、
    通貨ペア、対象日および前記確定為替レートが設定されたレートマスタを記憶するレート記憶手段、
    を更に備え、
    前記洗替手段は、
    前記レートマスタに基づいて、前記伝票作成日の前記確定為替レートおよび前記外貨金額に基づいて、前記伝票の前記確定邦貨金額を算出し、前記作成時伝票データを洗い替えた、前記確定為替レートおよび前記確定邦貨金額を含む前記確定伝票データを取得することを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の為替レート洗替装置。
  7. 前記記憶部は、
    前記作成時伝票データおよび前記確定伝票データを蓄積した履歴データを記憶する伝票記憶手段、
    を更に備え、
    前記制御部は、
    前記履歴データに基づいて、前記各伝票作成日の前記作成時仮為替レートおよび前記確定為替レートの推移を比較可能に表示させるレート表示制御手段、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の為替レート洗替装置。
  8. 記憶部と制御部とを備えた為替レート洗替装置に実行させるための為替レート洗替方法であって、
    前記制御部で実行さる、
    伝票の作成時の作成時仮為替レートを設定し、前記作成時仮為替レートおよび外貨建取引の外貨金額から、前記伝票の作成時仮邦貨金額を算出し、前記作成時仮為替レートおよび前記作成時仮邦貨金額を含む、前記伝票の作成時伝票データを作成する伝票作成ステップと、
    伝票作成日の確定為替レートが登録された場合、前記確定為替レートおよび前記外貨金額に基づいて、前記伝票の確定邦貨金額を算出し、前記作成時伝票データを洗い替えた、前記確定為替レートおよび前記確定邦貨金額を含む確定伝票データを取得する洗替ステップと、
    前記作成時伝票データに基づいて、洗替前売上総利益を算出し、前記確定伝票データに基づいて、洗替後売上総利益を算出する利益算出ステップと、
    前記洗替前売上総利益と前記洗替後売上総利益とを比較可能に表示させる利益表示制御ステップと、
    を含むことを特徴とする為替レート洗替方法。
  9. 記憶部と制御部とを備えた為替レート洗替装置に実行させるための為替レート洗替プログラムであって、
    前記制御部において、
    伝票の作成時の作成時仮為替レートを設定し、前記作成時仮為替レートおよび外貨建取引の外貨金額から、前記伝票の作成時仮邦貨金額を算出し、前記作成時仮為替レートおよび前記作成時仮邦貨金額を含む、前記伝票の作成時伝票データを作成する伝票作成ステップと、
    伝票作成日の確定為替レートが登録された場合、前記確定為替レートおよび前記外貨金額に基づいて、前記伝票の確定邦貨金額を算出し、前記作成時伝票データを洗い替えた、前記確定為替レートおよび前記確定邦貨金額を含む確定伝票データを取得する洗替ステップと、
    前記作成時伝票データに基づいて、洗替前売上総利益を算出し、前記確定伝票データに基づいて、洗替後売上総利益を算出する利益算出ステップと、
    前記洗替前売上総利益と前記洗替後売上総利益とを比較可能に表示させる利益表示制御ステップと、
    を実行させるための為替レート洗替プログラム。
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