JP7389748B2 - フィトステノンの新規用途 - Google Patents

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Description

本発明は、フィトステノンの新規用途に関する。
脂肪の過剰蓄積は、摂取栄養過多、運動不足などによるエネルギー消費不足、ストレスやホルモンバランスの変調、疾病の後遺症など様々な原因で生じると言われている。脂肪の蓄積部位は肝臓などの臓器、腸間膜組織や皮下組織などである。特に皮下組織は脂肪の蓄積場所として広い面積を占めている。中でも上腕部、腹部、および腰部から大腿部にかけての部位は大量に脂肪が蓄積しやすく、美容上の観点からも問題視されている。
皮下脂肪の過剰蓄積を軽減するため、医療における治療や予防はもとより、日常的に摂取する食事や各種飲料品を通しての予防を含む数多くの試みが行われてきた。例えば、L-カルニチンまたはこれを含む畜肉ペプチド、藻類の抽出物、カロテノイド、アントシアニン類、緑茶カテキンなどの食品素材が、摂取する卵脂質の代謝を調節したり、体脂肪の燃焼を促進したり、あるいは体脂肪の蓄積を抑制することを狙った食品素材として提案されている。
しかしながら肥満症状を有効に予防および改善しうる素材は数少なく、十分満足できる素材はほとんど見当たらないのが現状である。したがって、食事中の脂肪の吸収を阻害し、体内で脂肪の蓄積を抑制し、あるいは体脂肪の燃焼を促進し、または体脂肪の代謝を促進する素材が求められていた。
植物ステロール(フィトステロール)発酵物である植物ステノン(フィトステノン)は、高脂肪食に添加して給餌したときに、内臓脂肪と皮下脂肪を低減することが報告されている(例えば、非特許文献1~3)。フィトステノンの経口投与による内臓脂肪と皮下脂肪の低減効果は、β酸化による脂肪代謝の亢進、脂肪酸合成阻害、および脂質の体外排出を含む各作用機構によりもたらされると考えられている(例えば、非特許文献1および非特許文献2)。しかしながら、フィトステノンを対象の皮膚に適用したときに、対象の皮下脂肪を低減できることは知られていなかった。
ここで、フィトステノンを飲食品の添加剤、医薬などとして用いることが提案されている(例えば、特許文献1~3)。また、ステロールの5-エン-3-オン体(フィトステノンの一種)を収率よく製造する方法が提案されている(例えば、特許文献4)。
特開2001-240544号公報 特開2003-48837号公報 特開2011-51939号公報 特開2007-284348号公報
鈴木邦夫ら,Nippon Rinsho(2003),61,Suppl.6,p.698-703 Kunio Suzuki, et al.,J.Nutr.Sci.Vitaminol.(2007),53,p.63-67 肥満研究(2007),13(3),p.244-249
上記状況において、さらなる皮下脂肪の低減方法などが求められていた。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、フィトステノンを対象の皮膚に適用することで、対象の皮下脂肪を低減できることなどを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、以下に示す、経皮吸収剤などが提供される。
[1-1] フィトステノンを含有する、皮下脂肪を低減するための経皮吸収剤。
[1-2] フィトステノンは、フィトステノン含有組成物である、上記[1-1]に記載の経皮吸収剤。
[1-3] フィトステノン含有組成物は、フィトステロールの5-エン-3-オン体、フィトステロールの4-エン-3-オン体、およびフィトステロールの4-エン-3,6-ジオン体を含む、上記[1-2]に記載の経皮吸収剤。
[1-4] フィトステノンはカンペスト-5-エン-3-オンである、上記[1-1]に記載の経皮吸収剤。
[1-5] 化粧料である、上記[1-1]~[1-4]のいずれか1項に記載の経皮吸収剤。
[1-6] 医薬である、上記[1-1]~[1-4]のいずれか1項に記載の経皮吸収剤。
[2-1] 皮膚に適用するように用いられ、皮下脂肪を低減するためのフィトステノン。
[2-2] フィトステノンは、フィトステノン含有組成物である、上記[2-1]に記載のフィトステノン。
[2-3] フィトステノン含有組成物は、フィトステロールの5-エン-3-オン体、フィトステロールの4-エン-3-オン体、およびフィトステロールの4-エン-3,6-ジオン体を含む、上記[2-3]に記載のフィトステノン。
[2-4] フィトステノンはカンペスト-5-エン-3-オンである、上記[2-1]に記載のフィトステノン。
[2-5] 化粧料として用いるための、上記[2-1]~[2-4]のいずれか1項に記載のフィトステノン。
[2-6] 医薬として用いるための、上記[2-1]~[2-4]のいずれか1項に記載のフィトステノン。
[3-1] フィトステノンを、皮下脂肪の低減を必要とする対象の皮膚に適用することを含む、対象における皮下脂肪を低減する方法。
[3-2] フィトステノンは、フィトステノン含有組成物である、上記[3-1]に記載の方法。
[3-3] フィトステノン含有組成物は、フィトステロールの5-エン-3-オン体、フィトステロールの4-エン-3-オン体、およびフィトステロールの4-エン-3,6-ジオン体を含む、上記[3-2]に記載の方法。
[3-4] フィトステノンはカンペスト-5-エン-3-オンである、上記[3-1]に記載の方法。
[3-5] 化粧方法である、上記[3-1]~[3-4]のいずれか1項に記載の方法。
[3-6] 治療方法である、上記[3-1]~[3-4]のいずれか1項に記載の方法。
本発明によれば、さらなる皮下脂肪の低減方法が提供される。
好ましい態様の経皮吸収剤は、対象の皮膚に適用することで、対象の皮下脂肪を低減ることができる。別の好ましい態様の経皮吸収剤は、対象の皮膚に適用することで、対象の皮下に過剰に蓄積された脂肪を代謝低減することができる。さらに別の好ましい態様の経皮吸収剤は、対象の皮下に局所的または広範囲に過剰蓄積され、健康または美容の観点から問題のある脂肪を低減することができ、対象の健康または美容を改善することができる。
フィトステノンの皮下脂肪に対する効果を示す図である。E:エタノール溶液(対照)、C:カンペスト-5-エン-3-オン、P:フィトステノン含有組成物。 フィトステノンの腸間膜脂肪に対する効果を示す図である。E:エタノール溶液(対照)、C:カンペスト-5-エン-3-オン、P:フィトステノン含有組成物。 フィトステノンの精巣周囲脂肪に対する効果を示す図である。E:エタノール溶液(対照)、C:カンペスト-5-エン-3-オン、P:フィトステノン含有組成物。 フィトステノンの腎周囲脂肪に対する効果を示す図である。E:エタノール溶液(対照)、C:カンペスト-5-エン-3-オン、P:フィトステノン含有組成物。 フィトステノンの肝臓に対する効果を示す図である。E:エタノール溶液(対照)、C:カンペスト-5-エン-3-オン、P:フィトステノン含有組成物。
以下、本発明について詳細に説明する。
いくつかの態様は、フィトステノンを含有する、皮下脂肪を低減するための経皮吸収剤を提供する。フィトステノンは、1種単独で使用してもよく、あるいは2種以上を組み合わせて使用してもよい。
「フィトステノン」は、フィトステロールの3位の炭素上の水酸基がオキソ基に置換された構造、すなわち3位にカルボニル基を持つエノン化合物である。本明細書中、「フィトステノン」を「植物ステノン」または「フィトステロールの3-オン体」と呼び、また「フィトステロール」を「植物ステロール」と呼ぶ場合がある。
本明細書において、用語「フィトステノン」は、フィトステノンおよびその類縁体を含む意味で用いられる。また、本明細書において、用語「フィトステロール」は、フィトステロールおよびその類縁体を含む意味で用いられる。
フィトステノンは、ステロール骨格の3位にカルボニル基を有する限り、特にその構造に限定はない。フィトステノンは、他の置換基を有していてもよい。フィトステノンは、ステロール骨格の3位以外の位置にカルボニル基を1個以上有していてもよい。3位以外の位置にカルボニル基を有するフィトステノンとしては、例えば、フィトステロールの3,6-ジオン体(ステロール骨格の3位および6位にカルボニル基を有する)が挙げられる。また、フィトステノンは、ステロール骨格またはその側鎖にアルキル基(例えば、メチル基、およびエチル基)、水酸基などの官能基を有していてもよい。また、フィトステノンは、構造中に二重結合を有していてもよい。二重結合の数についても特に限定はなく、ステロール骨格またはその側鎖中に1個以上、好ましくは1~4個、更に好ましくは1~2個の他の二重結合を有していてもよい。
フィトステノンとしては、例えば、フィトステロールの5-エン-3-オン体、フィトステロールの4-エン-3-オン体、およびフィトステロールの4-エン-3,6-ジオン体が挙げられる。
フィトステロールの5-エン-3-オン体としては、例えば、カンペスト-5-エン-3-オン、シトスト-5-エン-3-オン、スティグマスト-5-エン-3-オン、ブラシカスト-5-エン-3-オン、24-アルキルコレスト-5-エン-3-オン、24-アルキルコレスト-5,7-ジエン-3-オン、24-アルキルコレスト-5,8-ジエン-3-オン、24-アルキルコレスト-5,9(11)-ジエン-3-オン、24-アルキルコレスト-5,22-ジエン-3-オン、24-アルキルコレスト-5,7,22-トリエン-3-オン、24-アルキルコレスト-5,8,22-トリエン-3-オン、24-アルキルコレスト-5,9(11),22-トリエン-3-オン、および24-アルキルコレスト-5,25(27)-ジエン-3-オンが挙げられる。
フィトステロールの4-エン-3-オン体としては、例えば、カンペスト-4-エン-3-オン、シトスト-4-エン-3-オン、スティグマスト-4-エン-3-オン、ブラシカスト-4-エン-3-オンが挙げられる。
フィトステロールの4-エン-3,6-ジオン体としては、例えば、カンペスト-4-エン-3,6-ジオン、シトスト-4-エン-3,6-ジオン、スティグマスト-4-エン-3,6-ジオン、ブラシカスト-4-エン-3,6-ジオン、-コレステン-3,6-ジオン、カンペスト-4-エン-3,6-ジオン、および24-アルキルコレスト-4-エン-3,6-ジオンが挙げられる。
尚、各化合物中の「アルキル」としては、メチル基、エチル基等が挙げられる。
フィトステノンとして、市販のフィトステノンを用いてもよいし、公知の化学的もしくは生物学的方法またはそれに準ずる方法で製造したフィトステノンを用いてもよい。生物学的方法は、酵素、発酵などを利用した方法である。市販のフィトステノンとしては、例えば、シグマ-アルドリッチ社製のスティグマ-4-エン-3-オンなどを挙げることができる。
いくつかの態様では、フィトステノンとして、フィトステノン含有組成物を用いる。フィトステノン含有組成物は、例えば、フィトステロールまたはフィトステロールを含有する植物体を含む培地で微生物を培養して発酵することを含む方法により得ることができる。このような方法は、例えば、特開2007-284348号公報、およびJ.Nutr.Sci.Vitaminol 53,63-67.2006に記載されている。いくつかの態様では、フィトステノン含有組成物はフィトステロールの5-エン-3-オン体、フィトステロールの4-エン-3-オン体、およびフィトステロールの4-エン-3,6-ジオン体を含む。いくつかの態様では、フィトステノン含有組成物は、フィトステロールの5-エン-3-オン体、フィトステロールの4-エン-3-オン体、およびフィトステロールの4-エン-3,6-ジオン体を40重量%以上(例えば、40重量%以上、41重量%以上、42重量%以上、43重量%以上、44重量%以上、45重量%以上、46重量%以上、47重量%以上、48重量%以上、49重量%以上、50重量%以上、51重量%以上、52重量%以上、53重量%以上、54重量%以上、55重量%以上、56重量%以上、57重量%以上、58重量%以上、59重量%以上、および60重量%以上)含む。いくつかの好ましい態様では、フィトステノン含有組成物は、カンペスト-5-エン-3-オン、シトスト-5-エン-3-オン、スティグマスト-5-エン-3-オン、ブラシカスト-5-エン-3-オンおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのフィトステロールの5-エン-3-オン体;カンペスト-4-エン-3-オン、シトスト-4-エン-3-オン、スティグマスト-4-エン-3-オン、ブラシカスト-4-エン-3-オンおよびそれらの組み合わせからなる群から選択されるフィトステロールの4-エン-3-オン体;およびカンペスト-4-エン-3,6-ジオン、シトスト-4-エン-3,6-ジオン、スティグマスト-4-エン-3,6-ジオン、ブラシカスト-4-エン-3,6-ジオンおよびそれらの組み合わせからなる群から選択されるフィトステロールの4-エン-3,6-ジオン体を含有する。別のいくつかの好ましい態様では、フィトステノン含有組成物は、シトスト-5-エン-3-オン、シトスト-4-エン-3-オン、カンペスト-5-エン-3-オン、カンペスト-4-エン-3-オン、およびフィトスト-4-エン-3,6-ジオン(すなわち、カンペスト-4-エン-3,6-ジオン、シトスト-4-エン-3,6-ジオン、スティグマスト-4-エン-3,6-ジオン、およびブラシカスト-4-エン-3,6-ジオン)を含有する。
ここで、フィトステノン含有組成物中のフィトステノン以外の成分は、例えば、基質である植物ステロール(すなわち、シトステロール、カンペステロール、スティグマステロール、およびブラシカステロール)である。
フィトステロールとしては、例えば、カンペステロール、β-シトステロール、スティグマステロール、ブラシカステロールおよび24-アルキルコレステロールが挙げられる。フィトステロールは市販のものを入手して用いてもよいし、公知の方法またはそれに準ずる方法で製造して用いてもよい。
「フィトステロールを含有する植物体」とは、フィトステロールを含有する植物体の全体でもよく、あるいは植物体の一部(例えば、茎、葉、根、花、実および種子)でもよい。フィトステロールを含有する植物体としては、全ての植物、例えば、大豆、ヒマワリ、菜種、シーバックソーン、および松が挙げられる。
培養に用いる微生物は、例えば、コレステロールオキシダーゼ活性を示す微生物が挙げられる。微生物としては、例えば、担子菌類(例えば、アガリカス属およびカワラタケ)、糸状菌類(例えば、アスペルギルス属およびモナスカス属)、および細菌(例えば、アルスロバクター(Arthrobacter)属、ストレプトマイセス属、ブレビバクテリウム(Brevibacteriumu)属、およびロドコッカス(Rhodococcus)属、およびバチスル属)が挙げられる。いくつかの態様では、微生物として具体的には、例えば、アルスロバクター シンプレックス(Arthrobacter Simplex、別名ノカルディオイデス シンプレックス(Nocardioidos Simplex))等が挙げられる。
微生物として、市販の微生物を用いてもよいし、または人為的変異手段(例えば、化学物質(例えば、EMS(エチルメタンスルフォネート)、ジエチルサルフェート、NTG(N-メチル-N’-ニトロ-N-ニトロソグアニジン)およびニトロソグアニジン)、X線、γ線および紫外線)により得られた、菌学的性質が変異した微生物を用いてもよい。あるいは、微生物として、コレステロールオキシダーゼをコードする遺伝子を適当なベクターにより微生物(例えば、大腸菌)内に導入し、形質転換を行ってコレステロールオキシダーゼの発現を可能にした形質転換微生物を用いてもよい。
経皮吸収剤におけるフィトステノンの配合量は、適宜設定することができるが、例えば、0.1~20重量%であり、好ましくは0.5~10重量%である。
経皮吸収剤には、必要に応じて、フィトステノンの他に、医薬や化粧料に使用される成分、すなわち、アルコール類(例えば、エタノール、イソステアリルアルコール、セチルアルコール、およびフェノキシエタノールなど)、乳化剤(例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステル、レシチン誘導体、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルおよび高分子乳化剤)、経皮吸収促進剤(例えば、脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪酸エステル、アルキルエーテル、芳香族系有機酸、芳香族系アルコール、芳香族系有機酸エステル、アリールエーテルおよびリボソーム製剤)、水(例えば、精製水、温泉水および深層水)、油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、紫外線防御剤、包接化合物、抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、動物・微生物由来抽出物、植物抽出物、血行促進剤、収斂剤、抗脂漏剤、美白剤、抗炎症剤、活性酸素消去剤、細胞賦活剤、保湿剤、キレート剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類などを配合することができる。経皮吸収剤の剤形に応じて、これらの成分は、1種単独で使用してもよいし、あるいは2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。例えば、フィトステノンは水には不溶のため、アルコール類(例えば、エタノール)に溶解させて液状にしてもよいし、あるいは乳化剤を用いてクリーム状にしてもよい。いくつかの態様の経皮吸収剤は、経皮吸収促進剤を含有する。
いくつかの態様の経皮吸収剤は、皮下脂肪を低減するための医薬である。医薬としては、皮膚に適用可能であればよく、液状または半固形状(例えば、ゲル状、ペースト状およびクリーム状)のいずれであってもよい。医薬として、例えば、ゲル剤、クリーム剤、液剤、貼付剤、エアゾール剤、水性軟膏剤およびパック剤を挙げることができる。
別のいくつかの態様の経皮吸収剤は、皮下脂肪を低減するための化粧料である。化粧料としては、皮膚に適用可能であればよく、液状または半固形状(例えば、ゲル状、ペースト状およびクリーム状)のいずれであってもよい。化粧料としては、例えば、基礎化粧料(例えば、化粧水、クリーム、乳液、および美容液)、頭髪化粧料(シャンプー、リンス、およびトリートメント)、メイクアップ化粧料(例えば、リキッドファンデーション、および下地乳液)および日焼け止め化粧料を挙げることができる。
いくつかの態様の経皮吸収剤は、皮下脂肪を低減する必要のある対象において皮下脂肪を低減するために、対象の皮膚に適用するように用いられる。
また、ここでは、フィトステノンを、皮下脂肪の低減を必要とする対象の皮膚に適用することを含む、対象における皮下脂肪を低減する方法が提供される。あるいは、皮膚に適用するように用いられ、皮下脂肪を低減するためのフィトステノンが提供される。
「対象」は、ヒト、またはヒト以外の生物、例えば、トリおよび非ヒト哺乳動物(例えば、ウシ、サル、ネコ、マウス、ラット、モルモット、ハムスター、ブタ、イヌ、ウサギ、ヒツジ、およびウマ)である。好ましくは、「対象」はヒトである。
「適用」とは、フィトステノンを、対象の皮下脂肪を低減するのに十分な量で対象の皮膚に適用することをいう。いくつかの態様では、フィトステノンを、対象において低減する必要がある皮下脂肪が蓄積されている皮下組織上の皮膚に適用する。好ましくは、フィトステノンを、対象において皮下脂肪が蓄積されやすい部位、例えば、上腕部、腹部、および腰部から大腿部にかけての部位から選択される部位の皮膚に適用する。経皮吸収剤またはフィトステノンは、その剤型に応じて、塗布、貼付、噴霧などにより皮膚に適用することができる。
フィトステノンの適用量は、年齢、性別、症状、投与回数、剤型などによって異なる。フィトストノンの適用量は、1日1回から数回の投与回数で、例えば、5mg/日~1000mg/日、または50mg/日~500mg/日を適用する。
いくつかの好ましい態様において、経皮吸収剤、方法、またはフィトステノンは、内臓脂肪よりも優先的に皮下脂肪を低減させることができる。
いくつかの態様において、経皮吸収剤、方法、またはフィトステノンは、フィトステノンの経口投与と組み合わせて用いられてよい。
いくつかの態様において、経皮吸収剤、方法、またはフィトステノンは、他の医薬有効成分、または他の化粧料有効成分と組み合わせて用いられてよい。
なお、本明細書に記載した全ての文献および刊行物は、その目的にかかわらず参照によりその全体を本明細書に組み込むものとする。本明細書は、本願の優先権主張の基礎となる日本国特許出願である特願2018-161943号(2018年8月30日出願)の特許請求の範囲、明細書、および図面の開示内容を包含する。
また、本発明の目的、特徴、利点、およびそのアイデアは、本明細書の記載により、当業者には明らかであり、本明細書の記載から、当業者であれば、容易に本発明を実施できる。発明を実施するための形態及び具体的な実施例などは、本発明の好ましい実施態様を示すものであり、例示または説明のために示されているのであって、本発明をそれらに限定するものではない。本明細書で開示されている本発明の意図ならびに範囲内で、本明細書の記載に基づき、様々に修飾ができることは、当業者にとって明らかである。
実施例1:皮下脂肪代謝促進剤である植物ステノンの調製法
被験物質であるフィトステノン含有組成物は特開2007-284348号公報に記載の発酵法に準ずる方法によって製造した。具体的には、あらかじめフィトステロールを含む培地でグラム陽性菌を培養し、培養液を調製した。調製した培養液にフィトステロールを添加し、さらに有機溶媒を重層した後、撹拌翼で強く撹拌した。その後、二層分離により上層を回収し、乾固させて、フィトステノン含有組成物を得た。得られたフィトステノン含有組成物には50重量%以上の各種ステノン類が含まれていた。
シトスト-5-エン-3-オン、シトスト-4-エン-3-オン、カンペスト-5-エン-3-オン、カンペスト-4-エン-3-オン、およびフィトスト-4-エン-3,6-ジオン。
ここで、「フィトスト-4-エン-3,6-ジオン」は、カンペスト-4-エン-3,6-ジオン、シトスト-4-エン-3,6-ジオン、スティグマスト-4-エン-3,6-ジオン、およびブラシカスト-4-エン-3,6-ジオンの混合物である。
各種フィトステノンおよびフィトステロールの分析は特開2007-284348号公報に記載の方法に従い、高速液体クロマトグラフィーにて分析した。分析数値は下記の通りである。
5-エン-3-オン体(12.5重量%)、4-エン-3オン体(36.6重量%)、および4-エン-3,6-ジオン体(2.8重量%)。(合計:51.9重量%)
尚、フィトステノン含有組成物中の残りの成分は、基質である植物ステロール(すなわち、シトステロール、カンペステロール、スティグマステロール、およびブラシカステロール)などである。
ここで用いたカンペスト-5-エン-3-オンはカンペステロール(タマ生化学株式会社)を原料としてParishらの選択的酸化法若しくはSwern酸化法によって合成することにより得られたものである(Parish E.J.,et al:Synthetic communications(1992)22,p.2839-)。
予め標準精製試料AIN-93G(オリエンタル酵母工業株式会)を2週間与え太らせたSDラット(オリエンタル酵母工業株式会社)を使用した。太ったラットのお腹の毛を20mm四方剃り、ここに被験物質であるフィトステノン含有組成物(30mg/ml エタノール溶液)を2ml、ンペスト-5-エン-3-オン(5mg/ml エタノール溶液)を2ml、または対照としてエタノール溶液2mlを群分けしたそれぞれの個体(各群のn=3)にコットンで優しく塗布した。この操作を2週間継続した。塗布試験終了後、ラットを解剖し、肝臓の脂肪、精巣周囲脂肪、腎周囲脂肪、腸間膜脂肪、および皮下脂肪を丁寧に回収し、それぞれの重量を測定した。
その結果、皮下脂肪量は対照(E)を塗布した場合に比べ、フィトステノン含有組成物(P)を塗布した場合に有意に減少しており(p<0.05)、40%ほど減少していた(図1)。また、皮下脂肪量は対照(E)を塗布した場合に比べ、カンペスト-5-エン-3-オン(C)を塗布した場合も皮下脂肪が有意に減少しており(p<0.05)、16%ほど皮下脂肪が減少していた。
このように、フィトステノン含有組成物またはカンペスト-5-エン-3-オンを塗布した場合の皮下脂肪は対照に対して40%、および16%それぞれ低減した。フィトステノン含有組成物を用いたときの経皮投与によるフィトステノンの投与量は、1日当たり約31mg(30mg/mlx2ml×0.519)であり、2週間の合計で約434mgである。また、カンペスト-5-エン-3-オンを用いたときの経皮投与によるその投与量は、1日当たり約10mg(5mg/ml×2ml)であり、2週間の合計でも約140mgである
一方、内臓脂肪を強力に低減させるカンペスト-5-エン-3-オン約120mg/日を8週間に渡って経口投与した場合の皮下脂肪低減率が26%であったことが報告されている(肥満研究(2007),13(3),p.244-249)。経口投与によるカンペスト-5-エン-3-オンの投与量は、1日あたり約120mgであるから、8週間の合計では約6720mgにものぼる。
これらのことから、フィトステノンを経皮投与すると経口投与する場合と比較して短期間かつ少量の投与で皮下脂肪が減少することが分かる。
ここで、一般的に内臓脂肪は低減しやすく、皮下脂肪は低減しにくいことが知られている。さらに皮下脂肪の代謝は内臓脂肪が代謝された後に行われることが多く、皮下脂肪を優先的に代謝するのは有酸素運動を行った時であることも知られている。腸間膜周囲、腎臓周囲、精巣周囲、肝臓などの部位の脂肪は内臓脂肪と言われる。しかしながら、この部位の脂肪は対照を塗布した場合に比べ、被験物質を塗布した場合に顕著に脂肪量が減少していることはなかった(図2~5)。すなわち、被検物質を塗布した時に、皮下脂肪が内臓脂肪よりも優先的に減少していることが分かる。
ここで、本実施例における有意差検定は次のように行った、先ず、各群の平均値±標準誤差を算出し、分散検定を行った。そして、等分散の場合はt検定により、また不当分散の場合はWelch法により有意差検定を行った。
本実施例により、フィトステノンを経皮投与すると経口投与する場合と比較して短期間かつ少量の投与で皮下脂肪が減少することが明らかとなった。

Claims (8)

  1. フィトステノンを含有する、皮下脂肪を低減するための経皮吸収剤。
  2. フィトステノンは、フィトステノン含有組成物である、請求項1に記載の経皮吸収剤。
  3. フィトステノン含有組成物は、フィトステロールの5-エン-3-オン体、フィトステロールの4-エン-3-オン体、およびフィトステロールの4-エン-3,6-ジオン体を含む、請求項2に記載の経皮吸収剤。
  4. フィトステノンはカンペスト-5-エン-3-オンである、請求項1に記載の経皮吸収剤。
  5. 化粧料である、請求項1~4のいずれか1項に記載の経皮吸収剤。
  6. 医薬である、請求項1~4のいずれか1項に記載の経皮吸収剤。
  7. 下脂肪を低減するための経皮吸収剤を製造するためのフィトステノンの使用
  8. フィトステノンを、皮下脂肪の低減を必要とする対象(ヒトを除く)の皮膚に適用することを含む、対象における皮下脂肪を低減する方法。
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