JP7389715B2 - シールドケース及びシールドケースの製造方法 - Google Patents
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Description
シールドケースとしては、例えば、ケース本体とカバー部材とを有し、両者をボルト及びナット等の固定部材で固定したものがある。ケース本体とカバー部材との固定が不十分であると、両者の隙間から電磁波が外部に漏れシールド性が損なわれる可能性がある。
例えば、本開示の一態様では、段差の高さが金属板の厚さよりも小さくてもよい。また例えば、本開示の一態様では、折りたたみ部には、金属板の一部を凹ませることによりケース本体側に突出した凸部が設けられており、折りたたみ部における凸部が設けられた部分の厚さが金属板における折りたたみ部よりもシールドケースの内部空間側の部分の厚さの2倍よりも小さくてもよい。
本開示の一態様では、金属板における折りたたまれた部分の少なくとも一部の厚さが金属板における折りたたまれた部分よりもシールドケースの内部空間側の部分の厚さの2倍よりも小さくなるまで、ケース本体とカバー部材とが押圧されてもよい。
[1.シールドケースの構成]
図1に示すシールドケース1は、車両に搭載される電池ユニット2を収納するケースである。電池ユニット2は、リチウムイオン電池セルと、リチウムイオン電池セルの電圧等を監視するIC等の補助機器を含むユニットである。シールドケース1は、補助機器が発する電磁波がシールドケース1の外部に漏れることを抑制する。
続いて、シールドケース1の製造方法について説明する。
まず、図3の(a)に示すように、金属板42の端部をケース本体3側に折り曲げて、折り曲げられた金属板42の先端44をケース本体3の第一面33に当接させる。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3a)ケース本体3の周縁端部31には、カバー部材4と向かい合う第一面33と、カバー部材4と向かい合い、第一面33よりもシールドケース1の内部空間側においてカバー部材4側に位置する第二面34と、を形成する段差32が設けられている。
シールドケース1においてシールド性を発揮する箇所、すなわち、金属板42における折りたたみ部43よりも手前側の部分45と第二面34との接触箇所において金属板42の厚さにばらつきが生じ、わずかに隙間が空いた場合を考える。この場合において、図2に示すように、シールドケース1の内部空間から外部へ漏れようとする電磁波Fがその隙間を伝っていったとしても、折りたたみ部43に当たって反射する。そのため、シールドケース1の内部空間から外部へ電磁波が漏れにくく、高いシールド性が得られる。
固定部材5が、例えば、ケース本体3における第一面33の位置でケース本体3とカバー部材4とを固定している場合、あらかじめ金属板42を折りたたんで折りたたみ部43を形成したうえで、折りたたみ部43に固定部材5が貫通するための貫通孔を設ける必要がある。すなわち、金属板42を折りたたむ工程と、固定部材5によってケース本体3とカバー部材4とを固定する工程とを分ける必要があり、上記製造方法のように、ケース本体3とカバー部材4とを固定部材5を用いて押圧する過程で金属板42を折りたたむことができない。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(4b)上記実施形態では、折りたたみ部43の一部がケース本体3及びカバー部材4の外側の面12よりも外側にはみ出しているが、折りたたみ部43は外側の面12よりも外側にはみ出さなくてもよい。特に、上記構成では、折りたたみ部43が押しつぶされることにより高いシール性が得られているため、金属板42において折りたたみ部43となる予定の部分の長さにばらつきが生じ折りたたみ部43のはみ出しが生じたり生じなかったりしたとしても、高いシール性が得られる。
(4f)上記実施形態では、シールドケース1の内部にリチウムイオン電池の電池ユニット2が収納されている。しかし、シールドケース1には、リチウムイオン電池以外の電池の電池ユニットが収納されてもよく、電池ユニット以外の他の電子機器が収納されてもよい。
(4h)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
Claims (12)
- 金属製のケース本体と、カバー部材と、固定部材とを有し、前記ケース本体の周縁端部において前記ケース本体と前記カバー部材とが押圧されて固定されるシールドケースであって、
前記カバー部材は、基材と、前記基材における前記ケース本体側の面に設けられた金属板とを有し、
前記金属板は、前記金属板の端部において前記ケース本体側に折りたたまれた折りたたみ部を有し、
前記ケース本体の前記周縁端部には、前記カバー部材と向かい合う第一面と、前記カバー部材と向かい合い、前記第一面よりも前記シールドケースの内部空間側において前記カバー部材側に位置する第二面と、を形成する段差が設けられており、
前記折りたたみ部が前記基材と前記第一面との間に挟まれ、前記金属板における前記折りたたみ部よりも手前側の部分が前記基材と前記第二面との間に挟まれており、
前記固定部材が、前記ケース本体における前記第二面の位置で前記ケース本体と前記カバー部材とを固定している、シールドケース。 - 前記折りたたみ部の少なくとも一部の厚さが、前記金属板における前記折りたたみ部よりも前記シールドケースの内部空間側の部分の厚さの2倍よりも小さい、請求項1に記載のシールドケース。
- 金属製のケース本体と、カバー部材とを有し、前記ケース本体の周縁端部において前記ケース本体と前記カバー部材とが押圧されて固定されるシールドケースであって、
前記カバー部材は、基材と、前記基材における前記ケース本体側の面に設けられた金属板とを有し、
前記金属板は、前記金属板の端部において前記ケース本体側に折りたたまれた折りたたみ部を有し、
前記ケース本体の前記周縁端部には、前記カバー部材と向かい合う第一面と、前記カバー部材と向かい合い、前記第一面よりも前記シールドケースの内部空間側において前記カバー部材側に位置する第二面と、を形成する段差が設けられており、
前記折りたたみ部が前記基材と前記第一面との間に挟まれ、前記金属板における前記折りたたみ部よりも手前側の部分が前記基材と前記第二面との間に挟まれており、
前記折りたたみ部の少なくとも一部の厚さが、前記金属板における前記折りたたみ部よりも前記シールドケースの内部空間側の部分の厚さの2倍よりも小さい、シールドケース。 - 前記段差の高さが前記金属板の厚さよりも小さい、請求項2又は請求項3に記載のシールドケース。
- 前記折りたたみ部には、前記金属板の一部を凹ませることにより前記ケース本体側に突出した凸部が設けられており、
前記折りたたみ部における前記凸部が設けられた部分の厚さが、前記金属板における前記折りたたみ部よりも前記シールドケースの内部空間側の部分の厚さの2倍よりも小さい、請求項2又は請求項3に記載のシールドケース。 - 前記折りたたみ部における前記金属板の先端が、前記段差における前記第一面と前記第二面とをつなぐ壁面に当接している、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のシールドケース。
- 金属製のケース本体と、カバー部材とを有し、前記ケース本体の周縁端部において前記ケース本体と前記カバー部材とが押圧されて固定されるシールドケースの製造方法であって、
前記カバー部材は、基材と、前記基材における前記ケース本体側の面に設けられた金属板とを有し、
前記ケース本体の前記周縁端部には、前記カバー部材と向かい合う第一面と、前記カバー部材と向かい合い、前記第一面よりも前記シールドケースの内部空間側において前記カバー部材側に位置する第二面と、を形成する段差が設けられており、
前記金属板の端部を前記ケース本体側に折り曲げて、折り曲げられた前記金属板の先端を前記第一面に当接させた状態から、前記ケース本体と前記カバー部材とを押圧することにより、前記金属板の先端を前記段差における前記第一面と前記第二面とをつなぐ壁面に向かうようにスライドさせて前記金属板を折りたたむことを含み、
前記金属板における折りたたまれた部分が前記基材と前記第一面との間に挟まれ、前記金属板における前記折りたたまれた部分よりも手前側の部分が前記基材と前記第二面との間に挟まれるまで、前記ケース本体と前記カバー部材とが押圧される、シールドケースの製造方法。 - 前記金属板における前記折りたたまれた部分の少なくとも一部の厚さが、前記金属板における折りたたまれた部分よりも前記シールドケースの内部空間側の部分の厚さの2倍よりも小さくなるまで、前記ケース本体と前記カバー部材とが押圧される、請求項7に記載のシールドケースの製造方法。
- 前記段差の高さが前記金属板の厚さよりも小さい、請求項8に記載のシールドケースの製造方法。
- 前記金属板における折りたたまれた部分には、前記金属板の一部を凹ませることにより前記ケース本体側に突出した凸部が設けられており、
前記金属板における折りたたまれた部分において前記凸部が設けられた部分の厚さが、前記金属板における折りたたまれた部分よりも前記シールドケースの内部空間側の部分の厚さの2倍よりも小さくなるまで、前記ケース本体と前記カバー部材とが押圧される、請求項8に記載のシールドケースの製造方法。 - 前記ケース本体と前記カバー部材とが押圧される過程で、前記金属板の前記先端が前記段差における前記第一面と前記第二面とをつなぐ前記壁面に当接する、請求項7~請求項10のいずれか1項に記載のシールドケースの製造方法。
- 前記シールドケースは、前記ケース本体における前記第二面の位置で前記ケース本体と前記カバー部材とを固定する固定部材を有し、
前記固定部材を用いて前記ケース本体と前記カバー部材とが押圧される、請求項7~請求項11のいずれか1項に記載のシールドケースの製造方法。
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