JP2014232846A - シールドケース - Google Patents

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Shinji Araki
伸二 荒木
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Abstract

【課題】接地に要する組立工程を増やすことなく、遮蔽効果が高く、且つ安定したシールドケースを提供する。
【解決手段】鍔部背面30Rに露出する背面露出部31から鍔部30の外側面である鍔部外側面34に延設される鍔部側接触部32と、鍔受部40の周縁部分から鍔部外側面34に沿って延設される受部側接触部41を当接させ、補助ケース20と本体ケース10を導通する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インバータ等の電子機器を収容するシールドケースに関するものである。
従来、電子機器のシールド構造として、特許文献1,2に示されるものがある。
特許文献1に示されるシールドケースは、上側ケースと下側ケースとで構成され、下側ケースの内底に金属パネルと、上側ケースの外面に金属製の装飾パネルとを備えている。そして、シールドケース内に配置される回路基板から延設されるアース線を金属パネルと装飾パネルに接続することで、回路基板上の電子機器を外部の電界、磁界から遮蔽している。
また、特許文献2に示されるシールドカバーは、導電性樹脂からなり、回路基板上の電子機器に被せた状態で、回路基板に固定される。シールドカバーを回路基板上にアースしつつ、固定する手段として、ハンダ付けやネジ止めが示されている。このような構成によって、回路基板上の電子機器を個別に覆うことで、各電子機器を外部の電界、磁界から遮蔽している。
実開昭61−173198号公報 実開昭59−23755号公報
ところで、上記特許文献1のシールドケースは、アース線によって上側ケースと下側ケース、および回路基板を導通する構成のため、アース線を取付けるための工程が必要になるという問題を備えています。また、電気的な接続部分がアース線のみのため、接点が少なく、遮蔽効果が弱いという問題も備えている。
また、上記特許文献2のシールドカバーは、各電子機器を覆いつつ、回路基板にハンダ付けやネジ止めによって固定される構成のため、電気的な接続部分が小さく、遮蔽効果が弱く、不安定であるという問題を抱えている。さらに、シールドカバーは、回路基板の一面側のみを覆う構成のため、他面側は外部の電界、磁界に晒されており、この点においても、遮蔽効果が弱く、不安定であるという問題を抱えている。
そこで、本発明は、接地に要する組立工程を増やすことなく、遮蔽効果が高く、且つ安定したシールドケースを提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、一面が開口する箱形状を有し、壁部、および底部に導電性を有する本体プレート12を配した本体箱部11を備えた本体ケース10と、導電性を有する補助プレート21を具備し、該本体ケース10の開口面に面して組付けられる補助ケース20と、該本体箱部11の開口縁と該補助ケース20の周縁のどちらか一方に、フランジ状に形成される鍔部30と、該本体箱部11の開口縁と該補助ケース20の周縁の他方に、該鍔部30に対向配置される鍔受部40と、該鍔受部40と対向する該鍔部30の背面となる鍔部背面30Rに、該本体プレート12、または該補助プレート21から延設されつつ、露出する背面露出部31と、該背面露出部31から該鍔部30の外側面である鍔部外側面34に延設される鍔部側接触部32,32Aと、該鍔受部40の周縁部分から該鍔部外側面34に沿って、該鍔部側接触部32,32Aに当接可能に延設される受部側接触部41,41Aと、該受部側接触部41,41Aから該鍔部背面30Rに沿って、該背面露出部31に係合可能に延設される受部側延長部42と、を備え、該受部側延長部42が該背面露出部31に係合した状態で、該鍔部側接触部32,32Aと該受部側接触部41,41Aが当接し、該補助ケース20が該本体ケース10と導通されることを特徴としている。
また、前記鍔部側接触部32と、前記受部側延長部42とは、それぞれが所定の間隔で連続する鍔部側切片33と受部側切片43によって略櫛歯状に形成され、且つ互いのスリット部分を通じて、前記受部側接触部41と前記背面露出部31に交互に当接し、導通されることを特徴としている。
さらに、前記鍔部側接触部32,32Aと前記受部側接触部41,41Aの少なくともどちらか一方に、他方に向かって突出する接触突起45Aを備え、該鍔部側接触部32,32Aと該受部側接触部41,41Aは、該接触突起45Aを介して当接し、導通されることを特徴としている。
本発明は、補助ケース20を本体ケース10に組付ける工程で、受部側延長部42が背面露出部31に係合した状態で、鍔部側接触部32,32Aと受部側接触部41,41Aが当接し、補助ケース20が本体ケース10と導通される構成とすることによって、鍔部側接触部32,32Aを受部側接触部41,41Aに接地するための工程を改めて設けることなく、補助ケース20を本体ケース10に接地することができる。
また、鍔部外側面34の四方から受部側接触部41,41Aが鍔部側接触部32,32Aに当接する構成とすることによって、補助ケース20の本体箱部11の開口面に沿った方向のガタ付きが抑制され、鍔部側接触部32,32Aと受部側接触部41,41Aの接点が安定して保持される。
加えて、補助ケース20が本体ケース10から離間する方向にガタ付きがある場合にも、鍔部側接触部32,32Aと受部側接触部41,41Aの接点が安定して保持されるため、安定したシールド効果を得ることができる。
さらに、受部側延長部42が背面露出部31と接触する構成とすることによって、補助ケース20の脱落を防止しつつ、鍔部30の背面露出部31の全周に渡って所定の間隔で、補助ケース20と本体ケース10の接点を設けることができる。これにより、鍔部側接触部32,32Aと受部側接触部41,41Aの接点箇所に加え、シールドケース1内は、外部の電界、磁界に対して、さらに安定、且つ高いシールド効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態を示し、シールドケースの背面側斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、本体ケースの正面側斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、本体ケースの背面側斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、本体プレートの正面側斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、本体プレートの背面側斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、蓋部材の正面側斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、鍔部の側面図である。 本発明の第1実施形態を示し、図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、図7のIX-IX線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、鍔部の背面側斜視図における要部断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、鍔部の側面図である。 本発明の第2実施形態を示し、図11のXII-XII線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、鍔部の背面側斜視図における要部断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
<第1実施形態>
本発明は、インバータ等の電子機器を外部の電界、および磁界から遮蔽しつつ、収容するシールドケース1である。本実施形態のシールドケース1は、図1〜図10に示すように、本体ケース10と蓋部材(補助ケース)20とで構成され、本体ケース10と蓋部材20とを互いにカシメることで、本体ケース10に蓋部材20を固定している。
本体ケース10は、図2〜図5に示すように、一面が開口する箱形状を有する本体箱部11と、本体箱部11の開口縁にフランジ状の鍔部30を備えている。
本体箱部11は、樹脂材によって成形されるとともに、各壁面11aと底面11bの内部に導電性を有する金属製の薄板からなる芯材(本体プレート)12を具備している。本体箱部の内面、および外面の各部には、導電性を有する金属製のボス部13が芯材12に導通した状態で配置されている。ボス部13を介して、図示しない電子機器や回路基板等が、本体ケース10に固定されるとともに、接地される。
鍔部30は、矩形枠形状を備え、図8〜図10に示すように、本体箱部11の開口面側である鍔部正面30Fが樹脂材で形成され、本体箱部11の底面側である鍔部背面30Rに背面露出部31が露出している。背面露出部31は、本体箱部11内の芯材12が延設されたものである。背面露出部31の外周縁には、鍔部30の外側に向かって、鍔部側接触部32が延設される。鍔部側接触部32は、蓋部材20を本体ケース10に組付けた状態で、後述する受部側切片43のスリット部分に位置するように、受部側切片43が配置可能な間隔で連続する鍔部側切片33によって、略櫛歯状に形成されている。
本体ケース10の製造手順として、まず、芯材12を、平板状の部材をプレス加工によって、箱形状に成形する。そして、ボス部13を、所定の各部に芯材12に接触した状態で固定する。ボス部13が固定された芯材12を成形型に入れた状態で、樹脂材による射出成形を行なう。以上の工程によって、ボス部13と芯材12が導通した状態で、本体ケース10が完成する。
蓋部材20は、図6〜図10に示すように、に示すように、本体箱部11の開口面を閉止するように、本体ケース10の正面側10Fから鍔部30を覆うように本体ケース10に被せられる。蓋部材20は、導電性を有する金属製の薄板からなる補助プレート21によって構成され、補助プレート21は、プレス加工によって、平板から略箱形状に形成される。つまり、蓋部材20の内面は、導電性を有する金属製の薄板からなる補助プレート21によって構成されている。
補助プレート21は、本体ケース10に蓋部材20を組付けた状態で、本体箱部11を閉止する閉止部22と、閉止部22の周縁に鍔部30の鍔部正面30Fに対向配置される鍔受部40とを備えている。そして、鍔受部40の周縁部分には、鍔部外側面34に沿って、鍔部側接触部32と当接可能に受部側接触部41が延設されている。つまり、閉止部22と鍔受部40は、略箱形状を有する補助プレート21の底部分を構成し、受部側接触部41が側壁部分を構成している。また、受部側接触部41の端縁には、受部側延長部42が延設され、受部側延長部42は、カシメ加工によって折曲げられて、背面露出部31に係合する。受部側延長部42は、図7〜図10に示すように、蓋部材20を本体ケース10に組付けた状態で、櫛歯状に配置される鍔部側切片33のスリット部分に位置するように、鍔部側切片33が配置可能な間隔で連続する受部側切片43によって略櫛歯状に形成されている。
本実施形態のシールドケース1を組立てる手順として、まず、本体ケース10の正面側に、本体箱部11の開口面を閉止するように、蓋部材20を被せる。次に、蓋部材20を本体ケース10に被せることによって、鍔部30の周方向に沿って、鍔部側切片33と受部側切片43が交互に配置される。カシメ作業によって、鍔部側切片33を鍔部外側面34に沿って折曲げて、受部側接触部41の外面に当接させるとともに、受部側切片43を鍔部背面30Rに沿って折曲げて、背面露出部31に当接させる。これにより、鍔部側切片33と受部側接触部41、および受部側切片43と背面露出部31は、電気的に導通する。また、受部側切片43が折曲げられて背面露出部31に当接することによって、蓋部材20が本体ケース10から離間する方向に係合する。
以上のことから、本体ケース10の芯材12として、薄板の金属板を樹脂材でインサートモールドすることによって、外部の電界、磁界に対して高い遮蔽効果を有しつつ、本体ケース10の強度を損なうことなく軽量化を図ることができる。
蓋部材20を本体ケース10に組付けるカシメ工程で、蓋部材20を本体ケース10に接地する構成とすることによって、鍔部側切片33を受部側接触部41に接地するための工程を改めて設けることなく、蓋部材20を本体ケース10に接地することができる。
鍔部側切片33が受部側接触部41と接触する構成とすることによって、鍔部外側面34の全周に渡って所定の間隔で、蓋部材20と本体ケース10の接点を設けることができる。これにより、シールドケース1内は、外部の電界、磁界に対して、安定、且つ高いシールド効果を得ることができる。また、鍔部外側面34の四方から鍔部側切片33をカシメる構成とすることによって、蓋部材20の本体箱部11の開口面に沿った方向のガタ付きが抑制され、鍔部側切片33と受部側接触部41の接点が安定して保持される。加えて、蓋部材20が本体ケース10から離間する方向にガタ付きがある場合にも、鍔部側切片33と受部側接触部41の接点が安定して保持されるため、安定したシールド効果を得ることができる。
さらに、受部側切片43が背面露出部31と接触する構成とすることによって、蓋部材20の脱落を防止しつつ、鍔部30の背面露出部31の全周に渡って所定の間隔で、蓋部材20と本体ケース10の接点を設けることができる。これにより、鍔部側切片33と受部側接触部41の接点に加え、シールドケース1内は、外部の電界、磁界に対して、さらに安定、且つ高いシールド効果を得ることができる。
なお、蓋部材を本体ケースのように、補助プレートを芯材としつつ、樹脂材を射出成形して、樹脂材が外形を形成するとともに、鍔部30に導通する部位については、補助プレート21を露出する構成としても良く、本実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、蓋部材は、本実施形態のような平板状の閉止部22の代わりに、補助ケースとして、本体ケース10のように一面が開口する箱形状を備え、内部に収容スペースを有する構成としても良い。
本実施形態のシールドケース1では、本体ケース10に鍔部30、蓋部材20に鍔受部40を設ける構成としているが、本体ケース10に鍔受部40、蓋部材20に鍔部30を設ける構成としても良く、本実施形態と同様の作用効果が得られる。
<第2実施形態>
本実施形態のシールドケース1Aは、第1実施形態のシールドケース1と同様に、本体ケース10と蓋部材(補助ケース)20とで構成され、本体ケース10に蓋部材20をカシメることで、本体ケース10に蓋部材20を固定している。本実施形態のシールドケース1Aと第1実施形態のシールドケース1とで、大きく異なる点は、蓋部材と本体ケースとの接点、つまり鍔部と鍔受部の構成である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
鍔部30Aは、矩形枠形状を備え、図11〜図13に示すように、背面露出部31が露出しており、背面露出部31は、本体箱部11内の芯材(本体プレート)12が延設されたものである。本実施形態の背面露出部31の外周縁には、鍔部外側面34上に平板状の鍔部側接触部32Aが延設されている。
蓋部材20は、導電性を有する金属製の薄板からなる補助プレート21によって構成されており、補助プレート21は、プレス加工によって、平板から略箱形状に形成され、本体箱部11の開口面を閉止するように、本体ケース10に被せられる。
補助プレート21は、本体ケース10に蓋部材20を組付けた状態で、本体箱部11を閉止する閉止部22と、閉止部22の周縁に鍔部30Aの正面側に対向配置される鍔受部40Aとを備えている。そして、鍔受部40Aの周縁部分には、図11〜図13に示すように、鍔部外側面34に沿って、鍔部側接触部32Aと当接可能に受部側接触部41Aが延設されている。つまり、閉止部22と鍔受部40Aは、略箱形状を有する補助プレート21の底部分を構成し、受部側接触部41Aが側壁部分を構成している。受部側接触部41Aは、本体ケース10に蓋部材20を組付けた状態で、閉止部22の周縁部分から鍔部外側面34に沿って平板状に延設される。また、受部側接触部41Aの内面には、本体ケース10に蓋部材20を組付けた状態で、鍔部外側面34に向かって、且つ鍔部外側面34の周方向に沿って突出する接触突起45Aが設けられている。そして、受部側接触部41Aの端縁には、受部側延長部42Aが延設され、受部側延長部42Aは、カシメ加工によって折曲げられて、背面露出部31に係合する。
本実施形態のシールドケース1Aを組立てる手順として、まず、本体ケース10の正面側に、本体箱部11の開口面を閉止するように、蓋部材20を被せる。これにより、鍔部側接触部32Aと接触突起45Aが接触し、本体ケース10と蓋部材20が、電気的に導通する。次に、カシメ作業によって、受部側延長部42Aを鍔部背面30Rに沿って折曲げて、背面露出部31に当接させる。これにより、背面露出部31と受部側延長部42Aが接触し、ここでも本体ケース10と蓋部材20が、電気的に導通する。また、受部側延長部42Aが折曲げられて背面露出部31に当接することによって、蓋部材20が本体ケース10から離間する方向に係合する。
以上のことから、本体ケース10の芯材12として、薄板の金属板を樹脂材でインサートモールドすることによって、外部の電界、磁界に対して高い遮蔽効果を有しつつ、本体ケース10の強度を損なうことなく軽量化を図ることができる。
蓋部材20を本体ケース10に被せる工程で、蓋部材20を本体ケース10に接地する構成とすることによって、鍔部側接触部32Aを受部側接触部41Aに接地するための工程を改めて設けることなく、蓋部材20を本体ケース10に接地することができる。
鍔部側接触部32Aが接触突起45Aと接触する構成とすることによって、鍔部外側面34の全周に渡って、蓋部材20と本体ケース10の接点を設けることができる。これにより、シールドケース1A内は、外部の電界、磁界に対して、安定、且つ高いシールド効果を得ることができる。また、鍔部外側面34の四方から接触突起45Aが鍔部側接触部32Aに当接する構成とすることによって、蓋部材20の本体箱部11の開口面に沿った方向のガタ付きが抑制され、鍔部側接触部32Aと受部側接触部41Aの接点が安定して保持される。
加えて、蓋部材20が本体ケース10から離間する方向にガタ付きがある場合にも、鍔部側接触部32Aと接触突起45Aの接点が安定して保持されるため、安定したシールド効果を得ることができる。
さらに、受部側延長部42Aが背面露出部31と接触する構成とすることによって、蓋部材20の脱落を防止しつつ、鍔部30Aの背面露出部31の全周に渡って、蓋部材20と本体ケース10の接点を設けることができる。これにより、鍔部側接触部32Aと接触突起45Aの接点箇所に加え、シールドケース1A内は、外部の電界、磁界に対して、さらに安定、且つ高いシールド効果を得ることができる。
なお、本実施形態のシールドケース1Aでは、接触突起45Aが受部側接触部41Aの各面に鍔部30Aの周方向に沿って1箇所、長く形成されているが、複数の短い接触突起45Aを配置する構成としても良く、本実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、本実施形態のシールドケース1Aでは、本体ケース10に鍔部30A、蓋部材20に鍔受部40Aを設ける構成としているが、本体ケース10に鍔受部40A、蓋部材20に鍔部30Aを設ける構成としても良く、本実施形態と同様の作用効果が得られる。
本発明は、電気自動車の制御系機器を収容するインバータケースに利用することができる。
1…シールドケース
10…本体ケース
11…本体箱部
12…本体プレート
20…補助ケース
21…補助プレート
30…鍔部
30R…鍔部背面
31…背面露出部
32,32A…鍔部側接触部
33…鍔部側切片
34…鍔部外側面
40…鍔受部
41,41A…受部側接触部
42…受部側延長部
43…受部側切片
45A…接触突起

Claims (3)

  1. 一面が開口する箱形状を有し、壁部、および底部に導電性を有する本体プレート(12)を配した本体箱部(11)を備えた本体ケース(10)と、
    導電性を有する補助プレート(21)を具備し、該本体ケース(10)の開口面に面して組付けられる補助ケース(20)と、
    該本体箱部(11)の開口縁と該補助ケース(20)の周縁のどちらか一方に、フランジ状に形成される鍔部(30)と、
    該本体箱部(11)の開口縁と該補助ケース(20)の周縁の他方に、該鍔部(30)に対向配置される鍔受部(40)と、
    該鍔受部(40)と対向する該鍔部(30)の背面となる鍔部背面(30R)に、該本体プレート(12)、または該補助プレート(21)から延設されつつ、露出する背面露出部(31)と、
    該背面露出部(31)から該鍔部(30)の外側面である鍔部外側面(34)に延設される鍔部側接触部(32,32A)と、
    該鍔受部(40)の周縁部分から該鍔部外側面(34)に沿って、該鍔部側接触部(32,32A)に当接可能に延設される受部側接触部(41,41A)と、
    該受部側接触部(41,41A)から該鍔部背面(30R)に沿って、該背面露出部(31)に係合可能に延設される受部側延長部(42)と、
    を備え、
    該受部側延長部(42)が該背面露出部(31)に係合した状態で、該鍔部側接触部(32,32A)と該受部側接触部(41,41A)が当接し、該補助ケース(20)が該本体ケース(10)と導通されることを特徴とするシールドケース。
  2. 請求項1に記載のシールドケースにおいて、
    前記鍔部側接触部(32)と、前記受部側延長部(42)とは、それぞれが所定の間隔で連続する鍔部側切片(33)と受部側切片(43)によって略櫛歯状に形成され、且つ互いのスリット部分を通じて、前記受部側接触部(41)と前記背面露出部(31)に交互に当接し、導通されることを特徴とするシールドケース。
  3. 請求項1に記載のシールドケースにおいて、
    前記鍔部側接触部(32,32A)と前記受部側接触部(41,41A)の少なくともどちらか一方に、他方に向かって突出する接触突起(45A)を備え、
    該鍔部側接触部(32,32A)と該受部側接触部(41,41A)は、該接触突起(45A)を介して当接し、導通されることを特徴とするシールドケース。
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