JP7388586B1 - エレベーターシステム - Google Patents

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【課題】エレベーターシステムを提供する。【解決手段】本開示に係るエレベーターシステムは、かご床に格子状に配置された圧力検出手段と、かご床に格子状に配置され、表示色を変化可能な表示手段と、行先階毎に異なる所定の色を表示可能な行先階操作手段を有するかご操作盤と、圧力検出手段で検出される足跡の時間的変化により、該足跡を追跡する足跡追跡手段と、足跡追跡手段で追跡された足跡がかご操作盤に接近後、操作者により行先階操作手段が操作されると、当該行先階操作手段を行先階に対応した所定の色で表示させるとともに、操作者の足元の表示手段を行先階に対応した所定の色で表示させる表示制御手段とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、エレベーターシステムに関する。
下記特許文献1に開示されたエレベーターの利用面積検出装置およびエレベーターシステムにおいて、利用面積検出装置はかごの内部の利用者の足等から圧力がかかった位置を検出する。また、利用面積検出装置はかご床に設けられる。圧力がかかった位置に基づいて利用されている位置と面積とを判定すると共に、面積に基づいてかごが満員であるか否かを判定する。制御装置は利用者面積検出装置の判定結果に基づいてエレベーターを制御する。かごが満員である場合、制御装置は乗場呼びに応答させない。
特開2018-118846号公報
上述した従来の技術では、利用面積検出装置が圧力、位置、面積に基づいて満員であると判断した場合、制御装置が乗場呼びに応答しないことで運行効率の向上を図っている。しかし、かごの内部の利用者が満員の時に行先階で降車する場合は考慮されていない。例えば、エレベーターの乗場から離れたかご床位置の利用者は、かごの内部の利用者が満員の中をかき分けるように降車しなければならない。そのため、行先階で降車する場合にスムーズな降車を行うことができないという課題がある。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、利用者が降車時に譲り合いをスムーズに行うことのできるエレベーターシステムを提供することである。
本開示に係るエレベーターシステムは、かご床に格子状に配置された圧力検出手段と、かご床に格子状に配置され、表示色を変化可能な表示手段と、行先階毎に異なる所定の色を表示可能な行先階操作手段を有するかご操作盤と、圧力検出手段で検出される足跡の時間的変化により、該足跡を追跡する足跡追跡手段と、足跡追跡手段で追跡された足跡がかご操作盤に接近後、操作者により行先階操作手段が操作されると、当該行先階操作手段を行先階に対応した所定の色で表示させるとともに、操作者の足元の表示手段を行先階に対応した所定の色で表示させる表示制御手段と、を備えたものである。
本開示によれば、利用者が降車時に譲り合いをスムーズに行うことのできるエレベーターシステムを提供することが可能となる。
実施の形態1に係るエレベーターシステムにおけるかごの透視斜視図である。 実施の形態1に係るエレベーターシステムのブロック図である。 制御部が実行する処理の例を示すフローチャートである。 かご内を上から見た説明図である。 制御部が実行する処理の例を示すフローチャートである。 かご操作盤を示す図である。 かご内を上から見た説明図である。 かご内を上から見た説明図である。 乗客がかごの側壁に設置された副操作盤の行先階釦を押したところを示す図である。 かご内を上から見た説明図である。 制御部が実行する処理の例を示すフローチャートである。 かご内を上から見た説明図である。 制御部が実行する処理の例を示すフローチャートである。 かご内を上から見た説明図である。 かご内を上から見た説明図である。 かご内を上から見た説明図である。 制御部が実行する処理の例を示すフローチャートである。 かご内を上から見た説明図である。 かご内を上から見た説明図である。 かご内を上から見た説明図である。 制御部が実行する処理の例を示すフローチャートである。 かご内を上から見た説明図である。 かご内を上から見た説明図である。 かご内を上から見た説明図である。 制御部が実行する処理の例を示すフローチャートである。 かご内を上から見た説明図である。 かご内を上から見た説明図である。 かご内を上から見た説明図である。 本開示における制御部の機能を実現する構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。また、以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示に係る技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーターシステムにおけるかごの透視斜視図である。図2は、実施の形態1に係るエレベーターシステムのブロック図である。図1に示すように、かご1には、戸2と、かご操作盤3とが設けられている。かご操作盤3は、かご1の袖壁に設置されている。かご操作盤3には、複数の行先階釦4が設けられている。行先階釦4は、行先階毎に異なる所定の色を表示可能である。例えば、行先階釦4は光源の色を複数色にしてもよいし、あらかじめ複数色の釦を設置し点灯するものでもよい。行先階釦4は、例えば、LEDを光源として備えたものでもよい。行先階釦4は、行先階操作手段の例である。行先階操作手段は、行先階釦4に限定されない。行先階操作手段は、例えば、タッチパネルでもよいし、非接触で操作可能なものでもよい。
かご1のかご床には、格子状に配置された複数の圧力検出手段5が設けられている。圧力検出手段5によれば、かご床に作用する圧力の分布を検出することができる。例えば、圧力検出手段5は、抵抗膜式圧力センサを用いたものでもよい。抵抗膜式圧力センサは、導電性感圧インク層と下部電極をスペーサーを挟んで対面させた構成で、感圧インク層が押し縮められると、下部電極と感圧インク層表面の導電粒子との接触面積が大きくなり、抵抗値が変化する。この抵抗値の変化を検出して圧力を測定する。
かご床には、格子状に配置され、表示色を変化可能な複数の表示手段6が設けられている。格子状に配置された複数の表示手段6のそれぞれは、表示色を独立して変化可能である。表示手段6は、例えば、フルカラーLEDを用いたものでもよい。
図2に示すように、かご操作盤3には、操作盤表示部7と、制御部8と、操作部9と、入出力部10とが設けられている。かご床には、圧力検出部11と、かご床表示部12とが設けられている。制御部8と、圧力検出部11及びかご床表示部12とは、入出力部10を介して相互に通信する。
操作盤表示部7は、制御部8からの指令に応じて、かご1の移動方向、階床表示などの情報表示のほかに、行先階釦4の表示色を制御する。
操作部9は、かご操作、あるいはかご床圧力による操作を確定し、制御部8と通信する。入出力部10は、かご床の格子状平面の圧力情報の入力を受けたり、かご床の格子状平面の表示情報の出力などの通信を行う。
圧力検出部11は、圧力検出手段5が検知するかご床の格子状平面の圧力分布の時系列を常に検出し、入出力部10へ入力する。かご床表示部12は、制御部8からの指令に応じて、かご床の各部の表示手段6の表示色を制御する。
制御部8は、圧力検出手段5で検出される足跡の時間的変化により、該足跡を追跡する足跡追跡手段を有している。制御部8は、足跡追跡手段で追跡された足跡がかご操作盤3に接近後、操作者により行先階釦4が操作されると、当該行先階釦4を行先階に対応した所定の色で表示させるとともに、操作者の足元の表示手段6を行先階に対応した所定の色で表示させる表示制御手段を有している。
これにより、行先階釦4を操作した操作者の足元には、行先階毎に異なる所定の色が表示されるので、かご1内の利用者は、他の利用者の行先階が何階であるかを知ることができる。それゆえ、かご1内が満員のときであっても、降車時に利用者が譲り合いをスムーズに行うことができ、円滑な降車が可能となる。
制御部8の表示制御手段は、次の行先階に到着する前に、かご1の出口近傍の表示手段6を当該行先階に対応した所定の色で点灯または点滅させてもよい。これにより、次に到着する階床で降りる人がだれであるかを他の利用者が容易に知ることができる。
制御部8の表示制御手段は、人が乗車したことを圧力検出手段5により検出すると、かご操作盤3の所定の色を除くある特定の色で、乗車した人の足元の表示手段を表示させてもよい。例えば、表示制御手段は、人が乗車したことを圧力検出手段5により検出すると、乗車した人の足元の表示手段6を白色で表示させてもよい。白色は、かご操作盤3の所定の色を除くある特定の色の例であり、他の色でもよい。このように、乗車してきた人の足元を特定の色で表示することで、かご1内に乗客がいることを可視化し、乗客がいることをエレベーターが分かってくれているという安心感を与えることができる。また、かご1内に乗客がいることを可視化することで防犯にもつながる。
制御部8の表示制御手段は、足跡の足が移動すると、当該足跡の周囲の表示手段6の表示を追従して移動させてもよい。これにより、かご1内で利用者が移動してもその足元を行先階に対応した色で表示することができる。
図3は、制御部8が実行する処理の例を示すフローチャートである。図4は、かご1内を上から見た説明図である。図3のステップS1で、かご1の戸開が開始すると、制御部8は、かご床の範囲に圧力検出があるかどうかを判断する(ステップS2)。これにより、かご1に乗ってくる人を検知する。かご床の範囲に圧力検出がある場合には、制御部8は、所定の最小足形状の面積より大きいかどうかを判断する(ステップS3)。ここで、制御部8は、検知された圧力分布の形状と面積に応じて、所定の最小足形状の面積、例えば子供サイズより大きい大きさの足跡を検出する。足跡が検出された場合には、制御部8は、その足元の表示手段6を白色で表示させる(ステップS4)。次いで、制御部8は、かごの戸閉が完了したかどうかを判断する(ステップS5)。戸閉が完了すると、処理を終了する。戸閉がまだ完了していない場合にはステップS2に戻る。
図4に示す例では、乗客P1の足跡は、かご床の範囲に全体が入っているので、足として検出され、白色に点灯する。乗客P2の足跡は、かご床の範囲にまだ全体が入っていないので、足として検出されず、白色に点灯しない。台車の車輪は、形状と面積が所定の最小足形状の面積とは異なるため、足として検出されず、白色に点灯しない。
図5は、制御部8が実行する処理の例を示すフローチャートである。図6は、かご操作盤3を示す図である。図7及び図8は、かご1内を上から見た説明図である。図5のフローチャートは、戸開閉時及び走行中を問わずに実行される。図5のステップS6として、制御部8は、かご操作盤3をある人が操作したかどうかを判断する。ここでは、図6に示すように、乗客P1が行先階釦4を押したものとする。行先階釦4が押されると、制御部8は、その行先階に特有の色で当該行先階釦4を点灯させる(ステップS7)。
次いで、制御部8は、操作された行先階釦4に対して平面上の操作範囲内で最も近づいた足を特定する(ステップS8)。図7の例では、乗客P1の片足が特定される。次いで、特定した足の表示手段6の表示が白色であるかとうかが判断される(ステップS9)。特定した足の表示が白色であれば、図8に示すように、特定した足の足元の表示手段6を行先階床に特有の色で点灯させる(ステップS10)。
図8で、乗客P2は、目的階が乗客P1と同じであり、行先階釦4を操作していないため、表示手段6が両足とも白色で表示されている。
図9は、乗客P3がかご1の側壁に設置された副操作盤13の行先階釦4を押したところを示す図である。図10は、かご1内を上から見た説明図である。この場合、制御部8は、図10に示すように、副操作盤13に対して平面上の操作範囲内で最も近づいた乗客P3の足を特定し、当該足の足元の表示手段6を当該行先階床に特有の色で点灯させる。
図11は、制御部8が実行する処理の例を示すフローチャートである。図12は、かご1内を上から見た説明図である。図11のフローチャートは、戸開閉時及び走行中を問わずに実行される。図11のステップS11で、制御部8は、かご床に検出済みの足の色表示があるかどうか判断する。かご床に検出済みの足の色表示がある場合には、かご床に検出済みの足の移動があるかどうかを判断する(ステップS12)。次いで、制御部8は、かご床の足の移動に伴い、既に表示された色を追従して移動させる(ステップS13)。
図12の例では、乗客P1、乗客P2、乗客P3の足の移動が示されている。図面を分かりやすくするため、片足の移動のみを表している。実際には、両足で移動していることは言うまでもない。図12に示すように、足が移動すると、足元の色の表示が追従して移動する。
制御部8の表示制御手段は、圧力検出手段5が特定動作を検出すると、特定動作が検出された足の足元の表示手段6の色を変更する。特定動作とは、例えば、足で床をトンと叩いて踏む動作である。利用者は、特定動作をすることで、自分の足の色表示を変えることができる。例えば、目的階が他の利用者と同じ場合には、登録済の行先階床の色に変化させたり、目的階を他の人に知られたくない場合には白色に色を変えたりすることができる。
図13は、制御部8が実行する処理の例を示すフローチャートである。図14から図16は、かご1内を上から見た説明図である。図13のステップS14でかご1の戸閉が完了すると、かご操作盤3に1つ以上の行先階床が登録されているかどうかが判断される(ステップS15)。1つ以上の行先階床が登録されている場合には、かご床に検出済みの足の色表示があるかどうかが判断される(ステップS16)。検出済みの足の色表示がある場合には、色表示のある片足で床面上での位置を変えずにトンと叩いて踏む特定動作があったかどうかが判断される(ステップS17)。特定動作が検知された場合には、既に表示された色を起点に、行先方向の登録済み階床に特有の色と、白色とに、当該足の足元の表示手段6の色を順番に変化させて表示する(ステップS18)。
次いで、足元の表示手段6の色を変化させている人が、同じ片足でトンと叩いて踏む動作をすると(ステップS19)、その時表示されていた色に足元の表示手段6の色が確定される(ステップS20)。これに対し、一定時間たっても、同じ片足でトンと叩いて踏む2回目の動作が検知されない場合には(ステップS21)、既に表示された色に戻る(ステップS22)。ステップS20またはステップS22の後、かご1の戸開が開始したかどうかを判断し(ステップS23)、戸開が開始すると、本フローチャートの処理を終了する。戸開がまだ開始していない場合には、ステップS15に戻る。
図14の例では、乗客P1と乗客P3の足元は、行先階に応じた色で点灯しているが、乗客P3は目的階を知られたくないために色を表示したくないと思っているものとする。また、乗客P2は、両足とも白色であり、目的階に応じた色に表示したいと思っているものとする。
図15のように、乗客P2と乗客P3が片足でトンと叩いて踏む特定動作を行うと、足元の表示手段6の表示色は、既に登録された行先階の色と、白色とに順次変わっていく。図16のように、乗客P2は、足元の表示手段6の色が自分の目的階の色になったところで2回目の特定動作をすることで、足元の表示手段6の色を行先階の色にすることができる。乗客P3は、足元の表示手段6の色が白色になったところで2回目の特定動作をすることで、足元の表示手段6の色を白色にすることができる。
図17は、制御部8が実行する処理の例を示すフローチャートである。図18から図20は、かご1内を上から見た説明図である。図17のステップS24でかご1の戸閉が完了すると、かご操作盤3に1つ以上の行先階床が登録されているかどうかが判断される(ステップS25)。1つ以上の行先階床が登録されている場合には、かご床に検出済みの足の色表示があるかどうかが判断される(ステップS26)。次いで、行先階に到着する前になると(ステップS27)、かご1の出口近傍の表示手段6を、到着する行先階床特有の色で点滅表示させる(ステップS28)。これにより、次に到着する行先階で降りる人がだれであるかを他の利用者が容易に知ることができるので、降車時の譲り合いをよりスムーズに行うことができる。
ステップS28の後、かご1の戸開が完了したかどうかを判断し(ステップS29)、かご1の戸開が完了した場合には、かご1の出口の、到着した行先階の色での点滅を終了する(ステップS30)。
図18の例では、乗客P1と乗客P2は、行先階が同じであり、同じ色が足元に表示されている。図19に示すように、行先階に到着する前になると、かご1の出口の表示手段が同じ色で点滅表示される。これにより、同乗の乗客P3は、乗客P1と乗客P2が降車することを容易に知ることができるので、図20に示すように、降車時の譲り合いをよりスムーズに行うことが可能となる。
実施の形態2.
次に、図21から図28を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通する説明を簡略化または省略する。また、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付す。
前述した実施の形態1では、片足のみに足元の色表示を行うが、本実施の形態では両足の足元に色表示を実施する点が異なる。図3、図5、図17のフローチャートの処理は、本実施の形態にも共通である。
図21は、制御部8が実行する処理の例を示すフローチャートである。図22から図24は、かご1内を上から見た説明図である。図21のフローチャートは、戸開閉時及び走行中を問わずに実行される。図21のステップS31で、かご床に検出済みの足の色表示があるかどうかが判断される。検出済みの足の色表示がある場合には、かご床に検出済みの足の移動があるかどうかが判断される(ステップS32)。検出済みの足の移動がある場合には、足の移動に伴い既に表示された色も追従して移動する(ステップS33)。
次いで、かご床の足が、両足が揃い、色が表示された足から一定の距離内で両足が立ち止まったかどうかが判断される(ステップS34)。両足が揃い、色が表示された足から土踏まず側に設定された閾値の距離内で両足が立ち止まった場合には、もう片方の足の足元の表示手段6も、既に表示された色で表示する(ステップS35)。
図22の例は、乗客P1、乗客P2、乗客P3がかご1内で移動することを示しているが見やすくするために片足のみを記載している。実際には両足で移動していることは言うまでもない。図23のように、乗客P1、乗客P2、乗客P3が両足を揃えて立ち止まると、行先階の色の表示がある片足を基準として当該足の土踏まず側に設定された閾値の距離内にあるもう一つの片足の足元の表示手段6を同じ色で点灯させる。
本実施の形態であれば、足元の色表示が両足の足元に表示されるので、利用者の行先階を他の利用者により確実に知らせることができる。
図25は、制御部8が実行する処理の例を示すフローチャートである。図26から図28は、かご1内を上から見た説明図である。図25のステップS36でかご1の戸閉が完了すると、かご操作盤3に1つ以上の行先階床が登録されているかどうかが判断される(ステップS37)。1つ以上の行先階床が登録されている場合には、かご床に検出済みの足の色表示があるかどうかが判断される(ステップS38)。検出済みの足の色表示がある場合には、片足で床面上での位置を変えずにトンと叩いて踏む特定動作があったかどうかが判断される(ステップS39)。特定動作が検知された場合には、既に表示された色を起点に、行先方向の登録済み階床に特有の色と、白色とに、足元の表示手段6の色を順番に変化させて表示する(ステップS40)。この際、特定動作をした足に関わらず両足の色を変化させて表示する。
次いで、足元の表示手段6の色を変化させている人が、同じ片足でトンと叩いて踏む動作をすると(ステップS41)、その時表示されていた色に両足の足元の表示手段6の色が確定される(ステップS42)。これに対し、一定時間たっても、同じ片足でトンと叩いて踏む2回目の動作が検知されない場合には(ステップS43)、既に表示された色に戻る(ステップS44)。ステップS42またはステップS44の後、かご1の戸開が開始したかどうかを判断し(ステップS45)、戸開が開始すると、本フローチャートの処理を終了する。戸開がまだ開始してない場合にはステップS37に戻る。
図26の例では、乗客P1と乗客P3の足元は、行先階に応じた色で表示手段6が点灯しているが、乗客P3は目的階を知られたくないために表示手段6の色を表示したくないと思っているものとする。また、乗客P2は、両足とも白色であり、目的階に応じた色に表示したいと思っているものとする。
図27のように、乗客P2と乗客P3が片足でトンと叩いて踏む特定動作を行うと、両足の足元の表示色は、既に登録された行先階の色と、白色とに順次変わっていく。図28のように、乗客P2は、足元の色が自分の目的階の色になったところで2回目の特定動作をすることで、両足の足元の表示手段6の色を行先階の色にすることができる。乗客P3は、足元の表示手段6の色が白色になったところで2回目の特定動作をすることで、両足の足元の色を白色にすることができる。
図29は、本開示における制御部8の機能を実現する構成の一例を示す図である。制御部8の各機能は、例えば、処理回路により実現される。処理回路は、専用ハードウェア600であってもよい。処理回路は、プロセッサ601およびメモリ602を備えていてもよい。処理回路の一部が専用ハードウェア600として形成され、且つ、当該処理回路は更にプロセッサ601およびメモリ602を備えていてもよい。図9に示す例において、処理回路の一部は専用ハードウェア600として形成されている。また、図29に示す例において、処理回路は、専用ハードウェア600に加えて、プロセッサ601およびメモリ602を更に備えている。
一部が少なくとも1つの専用ハードウェア600である処理回路には、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ601および少なくとも1つのメモリ602を備える場合、制御部8の各部の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。
ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ602に格納される。プロセッサ601は、メモリ602に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ601は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータあるいはDSPともいう。メモリ602には、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROMおよびEEPROM等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、または磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクおよびDVD等が該当する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御部8の機能を実現することができる。なお、制御部8の各機能は、複数の機器が連携することで実現されてもよいし、単一の機器によって実現されてもよい。また、制御部8の各機能の少なくとも一部は、外部ネットワーク上のサーバ等に実装されていてもよい。
なお、上述した複数の実施の形態が有する特徴のうち、組み合わせることが可能な二つ以上の特徴を組み合わせて実施してもよい。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
かご床に格子状に配置された圧力検出手段と、
前記かご床に格子状に配置され、表示色を変化可能な表示手段と、
行先階毎に異なる所定の色を表示可能な行先階操作手段を有するかご操作盤と、
前記圧力検出手段で検出される足跡の時間的変化により、該足跡を追跡する足跡追跡手段と、
前記足跡追跡手段で追跡された足跡が前記かご操作盤に接近後、操作者により前記行先階操作手段が操作されると、当該行先階操作手段を行先階に対応した前記所定の色で表示させるとともに、前記操作者の足元の前記表示手段を行先階に対応した前記所定の色で表示させる表示制御手段と、
を備えたエレベーターシステム。
(付記2)
前記表示制御手段は、次の行先階に到着する前に、かごの出口近傍の前記表示手段を当該行先階に対応した前記所定の色で表示させる付記1に記載のエレベーターシステム。
(付記3)
前記表示制御手段は、人が乗車したことを前記圧力検出手段により検出すると、前記かご操作盤の前記所定の色を除くある特定の色で、乗車した人の足元の前記表示手段を表示させる付記1または付記2に記載のエレベーターシステム。
(付記4)
前記表示制御手段は、足跡の足が移動すると、当該足の足元の前記表示手段の表示を追従して移動させる付記1から付記3のいずれか一項に記載のエレベーターシステム。
(付記5)
前記表示制御手段は、前記圧力検出手段が特定動作を検出すると、前記特定動作が検出された足の足元の前記表示手段の色を変更する付記1から付記4のいずれか一項に記載のエレベーターシステム。
1 かご、 2 戸、 3 操作盤、 4 行先階釦、 5 圧力検出手段、 6 表示手段、 7 操作盤表示部、 8 制御部、 9 操作部、 10 入出力部、 11 圧力検出部、 12 かご床表示部、 13 副操作盤、 600 専用ハードウェア、 601 プロセッサ、 602 メモリ

Claims (5)

  1. かご床に格子状に配置された圧力検出手段と、
    前記かご床に格子状に配置され、表示色を変化可能な表示手段と、
    行先階毎に異なる所定の色を表示可能な行先階操作手段を有するかご操作盤と、
    前記圧力検出手段で検出される足跡の時間的変化により、該足跡を追跡する足跡追跡手段と、
    前記足跡追跡手段で追跡された足跡が前記かご操作盤に接近後、操作者により前記行先階操作手段が操作されると、当該行先階操作手段を行先階に対応した前記所定の色で表示させるとともに、前記操作者の足元の前記表示手段を行先階に対応した前記所定の色で表示させる表示制御手段と、
    を備えたエレベーターシステム。
  2. 前記表示制御手段は、次の行先階に到着する前に、かごの出口近傍の前記表示手段を当該行先階に対応した前記所定の色で表示させる請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 前記表示制御手段は、人が乗車したことを前記圧力検出手段により検出すると、前記かご操作盤の前記所定の色を除くある特定の色で、乗車した人の足元の前記表示手段を表示させる請求項1または請求項2に記載のエレベーターシステム。
  4. 前記表示制御手段は、足跡の足が移動すると、当該足の足元の前記表示手段の表示を追従して移動させる請求項1または請求項2に記載のエレベーターシステム。
  5. 前記表示制御手段は、前記圧力検出手段が特定動作を検出すると、前記特定動作が検出された足の足元の前記表示手段の色を変更する請求項1または請求項2に記載のエレベーターシステム。
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