JP7312277B2 - エレベータ制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータ等の制御システムに関するものである。
例えば下記特許文献1,2には、エレベータに関する技術が開示されている。エレベータは、各階の乗り場に設けられたかご呼び釦の操作により出力される信号や、かご内に設けられた行先階指定釦の操作に応じて出力される信号等を伝送することで、かごの移動を制御している。
特開2019-202852号公報 特開2019-202867号公報
エレベータの乗り場にエレベータを利用しようとする人(利用希望者)が来たとき、その利用希望者は、まずエレベータに乗降するための戸の横に配置されるかご呼び釦を操作することで、かごを呼ぶとともにその移動方向(上下方向)を指定する。そして、かごに乗ってから、かご内の行先階指定釦を操作して行先階を指定する。
しかしながら、これでは利用希望者にとって二度手間である上、急いでいる場合や乗り場が混雑している場合等には、乗り場に到着してからわざわざ戸の横に配置されるかご呼び釦を押しに行くこと自体が、非常に煩わしくなってしまう。
本発明は、上述の技術的課題に鑑み、利用希望者が簡便にエレベータの操作を行うことができるエレベータ制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の発明に係るエレベータ制御システムは、
駆動部を制御することでかごを移動させる制御装置を備えるエレベータ制御システムであって、
各階に設置され、各階の乗り場を撮像可能な第1カメラ及び第2カメラと、
利用希望者の目及び目線を認識する映像解析部と、
前記目線が向けられた前記第1カメラ又は前記第2カメラが設置されている階を停止階とし、前記第1カメラに前記目線が向けられている場合は、前記かごの移動方向を上方向とし、前記第2カメラに前記目線が向けられている場合は、前記かごの移動方向を下方向として、指示信号を生成する指示部とを備え、
前記制御装置は、前記指示信号に基づき前記駆動部を制御する
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第2の発明に係るエレベータ制御システムは、
上記第1の発明に係るエレベータ制御システムにおいて、
前記映像解析部は、前記目線の先の前記第1カメラ又は前記第2カメラに向けて前記利用希望者が行う瞬きを検出し、
前記指示部は、前記瞬きの回数を行先階の階数として、前記指示信号を生成する
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第3の発明に係るエレベータ制御システムは、
上記第1の発明に係るエレベータ制御システムにおいて、
前記映像解析部は、前記目線の先の前記第1カメラ又は前記第2カメラに向けて前記利用希望者が行う瞬きを、左右の目に対し個々に検出し、
前記指示部は、前記左右の目の前記瞬きの回数のうち、一方の目の前記瞬きの回数を行先階の階数の十の位と見做し、他方の目の前記瞬きの回数を当該行先階の階数の一の位と見做して、当該行先階の階数を決定し、前記指示信号を生成する
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第4の発明に係るエレベータ制御システムは、
上記第1の発明に係るエレベータ制御システムにおいて、
前記映像解析部は、前記目線の先の前記第1カメラ又は前記第2カメラに向けて前記利用希望者が行う唇の動作が示す数字を認識し、
前記指示部は、前記数字を行先階の階数と見做して、当該行先階の階数を決定し、前記指示信号を生成する
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第5の発明に係るエレベータ制御システムは、
上記第1の発明に係るエレベータ制御システムにおいて、
映像データを生成する映像出力部と、
前記映像データを表示する画面とを備え、
前記画面に表示される映像は、最下階から最上階の階数に対応する数字が順次第1所定時間間隔で切り替わり表示されるものであり、
前記映像出力部は、前記画面に現在表示されている前記数字の情報を前記映像解析部に送信するものであり、
前記映像解析部は、前記目線の先の前記第1カメラ又は前記第2カメラに向けて前記利用希望者が行う瞬きを検出するとともに、前記映像出力部から受信した前記情報に基づき、当該瞬きが行われた時点で前記画面に表示されている前記数字を認識し、
前記指示部は、前記瞬きが行われた時点で前記画面に表示されている前記数字を行先階の階数と見做して、当該行先階の階数を決定し、前記指示信号を生成する
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第6の発明に係るエレベータ制御システムは、
上記第2の発明に係るエレベータ制御システムにおいて、
前記映像解析部は、複数の前記利用希望者が重複して同じ前記第1カメラ又は第2カメラに目線を向けている場合、最初に当該第1カメラ又は当該第2カメラに前記目線を向けた前記利用希望者から順に処理を行う
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第7の発明に係るエレベータ制御システムは、
上記第6の発明に係るエレベータ制御システムにおいて、
前記第1カメラの隣に配置される第1ランプと、
前記第2カメラの隣に配置される第2ランプと、
前記第1ランプ及び第2ランプに対して接続するスイッチとを備え、
前記映像解析部は、処理対象の前記利用希望者が前記第1カメラ又は前記第2カメラに対して行った前記瞬きを検出すると、前記スイッチに動作信号を送信し、
前記スイッチは、前記動作信号に基づき、処理対象の前記利用希望者が前記瞬きを行った前記第1カメラ又は第2カメラの隣に配置される前記第1ランプ又は前記第2ランプを、当該瞬きに合わせて明滅させる
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第8の発明に係るエレベータ制御システムは、
上記第1,2,3,5,6又は7の発明に係るエレベータ制御システムにおいて、
前記映像解析部は、前記利用希望者が最初に第2所定時間目を瞑った場合に、その次の瞬きから処理を行う
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第9の発明に係るエレベータ制御システムは、
上記第1から8のいずれか1つの発明に係るエレベータ制御システムにおいて、
前記乗り場に設置される壁構造体を備え、
前記第1カメラ及び前記第2カメラは、当該壁構造体の壁面に設置される
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第10の発明に係るエレベータ制御システムは、
上記第9の発明に係るエレベータ制御システムにおいて、
前記第1カメラ及び前記第2カメラは、前記乗り場に連通する通路側を向くようにして、前記乗り場を撮像可能に設置される
ことを特徴とする。
本発明に係るエレベータ制御システムによれば、利用希望者が簡便にエレベータの操作を行うことができる。
本発明の実施例1に係るエレベータ制御システムを説明する概略図である。 本発明の実施例1のA-A矢視図である。 本発明の実施例2に係るエレベータ制御システムを説明する概略図である。 本発明の実施例3に係るエレベータ制御システムを説明する概略図である。 本発明の実施例4に係るエレベータ制御システムを説明する概略図である。 本発明の実施例4における画面表示の一例である。 本発明の実施例5に係るエレベータ制御システムを説明する概略図である。 本発明の実施例6に係るエレベータ制御システムを説明する概略図である。
以下、本発明に係るエレベータ制御システムについて、実施例にて図面を用いて説明する。
[実施例1]
図1には、本実施例に係るエレベータ制御システム1、かご2、かご2を駆動する駆動部(巻上機等を含む)3、駆動部3に駆動指令を行う制御装置4、戸7、かご呼び釦8、及び、行先階指定釦9が表わされている。
戸7は、各階の乗り場6に設けられ、かご呼び釦8の操作によりかご2が到着すると開状態となり、それ以外は閉状態となる。
かご呼び釦8は、かご2を呼ぶと共にかご2の移動方向(上下方向)を指定する釦であり、各階の乗り場6における戸7の横の壁面に設けられる。
行先階指定釦9は、かご2の行先階を指定するためにかご2内に設けられる(また、かご2の戸2A及び戸7の開閉も操作することができる)。
制御装置4は、かご呼び釦8及び行先階指定釦9からの信号を受けると、駆動部3を制御することで、かご2を昇降(移動)させる。
そして、上述のかご2、駆動部3、制御装置4、戸7、かご呼び釦8、及び、行先階指定釦9は、従来のエレベータ装置にも備えられているものである。
エレベータ制御システム1は、図1に示すように、第1カメラ10a、第2カメラ10b、第1通信部11、映像解析部12、指示部13、及び、第2通信部14を備えている。
カメラ10a,10bは、図1,2に示すように、各階の乗り場6の天井(又は壁面)5に対し、乗り場6を撮像可能な角度に設置されている。この2つのカメラは、互いに所定長離隔して配されている。この所定長とは、利用希望者Uが第1カメラ10aを見たときの目線と第2カメラ10bを見たときの目線とがずれていることが、システム上認識できる長さとする。
第1通信部11は、各階のカメラ10a,10bによって撮影した動画データDをそれぞれ受信する。
映像解析部12は、第1通信部11によって受信した動画データDを解析するものであり、各階のカメラ10a,10bからの各動画データDに対し並行して処理を行うことが可能である。映像解析部12は、目線認識部21、顔パーツデータベース22、瞬き検出部23、及び、記憶部24を備えている。
目線認識部21は、利用希望者Uの目及び目線を認識する。これは、少なくとも人の目及び目線についての複数の形状が記憶された顔パーツデータベース22に基づき行われるものである。そして、第1カメラ10aに目線が向けられている場合あるいは第2カメラ10bに目線が向けられている場合に、その情報が記憶部24に記憶される。
瞬き検出部23は、目線の先のカメラ(第1カメラ10a又は第2カメラ10b)に向けて利用希望者Uが行う瞬きを検出する。ここで検出した瞬きの回数は記憶部24に記憶される。
指示部13は、記憶部24に記憶された情報に基づき、停止階(利用希望者Uがいる階)、かご2の移動方向、及び、行先階の階数の情報を含む指示信号Cを生成する。
より詳述すると、停止階については、利用希望者Uの目線が向けられたカメラ(第1カメラ10a又は第2カメラ10b)が設置されている階とし、移動方向については、第1カメラ10a(一方のカメラ)に目線が向けられている場合は、かご2の移動方向を上方向とし、第2カメラ10b(他方のカメラ)に目線が向けられている場合は、かご2の移動方向を下方向とし、行先階の階数については、記憶部24に記憶された瞬きの回数を階数とする。
第2通信部14は、指示部13により生成された指示信号Cを制御装置4に送信する。
制御装置4は、第2通信部14より受信した指示信号Cに基づき駆動部3を制御することでかご2を昇降(移動)させる。すなわち、指示信号Cを受信すると、停止階にかご2を移動させるとともに、利用希望者Uがかご2に乗り戸7を閉状態としたあとには、行先階に向けてかご2を移動させる。
本実施例では、利用希望者Uがかご呼び釦8及び行先階指定釦9を操作することで、制御装置4によりかご2の移動を行うといった従来の機能に加え、利用希望者Uがカメラ10a,10bに対し瞬きを行うだけで、制御装置4によりかご2の移動を行うことができる。
これにより本実施例では、従来のかご呼び釦及び行先階指定釦による操作のみの場合に比べて、簡便にエレベータの操作を行うことができる。
なお、瞬き検出部23は、利用希望者Uが最初に所定時間(t)目を瞑った場合に、その次の瞬きから処理を行うようにしてもよい。このようにすることで、利用希望者Uが無意識にカメラ10に向かって瞬きをすることによるかご2の移動を防止することができる。
[実施例2]
本実施例に係るエレベータ制御システム1Aは、実施例1に係るエレベータ制御システム1の一部を変更し、高層建築物に対応させたものである。以下では実施例1と異なる点を中心に説明し、重複する部分については極力省略する。
図3に示すように、本実施例に係るエレベータ制御システム1Aは、実施例1の映像解析部12に代えて映像解析部12Aを備え、さらに、実施例1の指示部13に代えて指示部13Aを備えている。
映像解析部12Aは、各階のカメラ10a,10bに対し並行して処理を行うことが可能である。映像解析部12Aは、目線認識部21、顔パーツデータベース22、瞬き検出部23A、及び、記憶部24Aを備えている。
瞬き検出部23Aは、利用希望者Uが目線の先のカメラ(第1カメラ10aあるいは第2カメラ10b)に向けて行う瞬きを、左右の目に対し個々に検出する。また、この左右の目の瞬きの回数は、それぞれ記憶部24Aに記憶される。
指示部13Aは、記憶部24Aに記憶された左右の目の瞬きの回数のうち、一方の目(例えば左目)の瞬きの回数を利用希望者Uが指定する行先階の階数の十の位と見做し、他方の目(例えば右目)の瞬きの回数を利用希望者Uが指定する行先階の階数の一の位と見做して、行先階の階数を決定し、指示信号Cを生成する。
このようにして本実施例では、利用希望者Uが高層階を行先階に指定する場合に、実施例1に比べて瞬きの回数を減らすことができ、利便性が向上する。
[実施例3]
本実施例に係るエレベータ制御システム1Bは、実施例1に係るエレベータ制御システム1の一部を変更し、瞬きではなく唇の動きを検出する(ただし目線は利用する)ものである。以下では実施例1と異なる点を中心に説明し、重複する部分については極力省略する。
図4に示すように、本実施例に係るエレベータ制御システム1Bは、実施例1の映像解析部12に代えて映像解析部12Bを備え、さらに、実施例1の指示部13に代えて指示部13Bを備えている。
映像解析部12Bは、各階のカメラ10a,10bに対し並行して処理を行うことが可能である。映像解析部12Bは、目線認識部21、顔パーツデータベース22B、唇動作検出部23B、及び、記憶部24Bを備えている。
唇動作検出部23Bは、利用希望者Uが目線の先のカメラ(第1カメラ10aあるいは第2カメラ10b)に向けて行う唇の動作が示す数字を認識する。これは、少なくとも人が数字を喋る際に動作する唇についての複数の形状が記憶された顔パーツデータベース22Bに基づき行われる。また、この唇の動作が示す数字は記憶部24Bに記憶される。
指示部13Bは、記憶部24Bに記憶された数字を、利用希望者Uが指定する行先階の階数であるものと見做して、行先階の階数を決定し、指示信号Cを生成する。
本実施例では、利用希望者Uがカメラに向かい口の動きだけで行先階を指定することができ、利便性が向上する。
なお、本実施例においては、利用希望者Uの瞬きを利用しないため、実施例1における「最初の瞬きが所定時間目を瞑った状態である場合に、その次の瞬きから回数をカウントする」との処理は行われない。
[実施例4]
本実施例に係るエレベータ制御システム1Cは、実施例1に係るエレベータ制御システム1の一部を変更し、(実施例2よりもさらに)高層建築物に対応させたものである。以下では実施例1と異なる点を中心に説明し、重複する部分については極力省略する。
図5に示すように、本実施例に係るエレベータ制御システム1Cは、実施例1の構成に加え、画面30、映像出力部31、及び、第3通信部32を備えている。また、本実施例に係るエレベータ制御システム1Cは、実施例1の映像解析部12に代えて映像解析部12Cを備え、さらに、実施例1の指示部13に代えて指示部13Cを備えている。
画面30は、各階の天井5におけるカメラ10a,10b付近(例えば第1カメラ10aと第2カメラ10bとの間等)に設置され、映像出力部31から受信した映像データを表示するものであり、例えば液晶画面とする。
映像出力部31は、映像データを生成し、これを画面30に送信するものである。図6に示すように、画面30に表示される映像は、最下階から最上階の階数に対応する数字が順次所定時間(t′)間隔で切り替わり表示されるものである。また、この画面30に現在表示されている数字の情報Nは、映像出力部31から第3通信部32を介して映像解析部12Cに送信される。
映像解析部12Cは、各階のカメラ10a,10bに対し並行して処理を行うことが可能である。映像解析部12Cは、目線認識部21、顔パーツデータベース22、瞬き検出部23C、及び、記憶部24Cを備えている。
瞬き検出部23Cは、利用希望者Uが目線の先のカメラ(第1カメラ10aあるいは第2カメラ10b)に向けて行う瞬きを検出するとともに、映像出力部31から受信した情報Nに基づき、この瞬きが行われた時点で画面30に表示されている数字を認識する。また、この数字は記憶部24Cに記憶される。
指示部13Cは、記憶部24Cに記憶された数字を、利用希望者Uが指定する行先階の階数と見做して、行先階の階数を決定し、指示信号Cを生成する。
このようにして本実施例では、利用希望者Uが一度瞬きを行うだけで行先階を指定することができるので、高層階を行先階に指定する場合に利便性が向上する。
[実施例5]
本実施例に係るエレベータ制御システム1Dは、実施例1に係るエレベータ制御システム1の一部を変更し、複数の利用希望者(U1,U2,…)が重複して操作を行おうとする場合に対応させたものである。以下では実施例1と異なる点を中心に説明し、重複する部分については極力省略する。
図7に示すように、本実施例に係るエレベータ制御システム1Dは、実施例1の構成に加え、第1ランプ40a、第2ランプ40b、スイッチ41、及び、第4通信部42を備えている。また、本実施例に係るエレベータ制御システム1Dは、実施例1の映像解析部12に代えて映像解析部12Dを備えている。
映像解析部12Dは、各階のカメラ10a,10bに対し並行して処理を行うことが可能である。映像解析部12Dは、目線認識部21D、顔パーツデータベース22、瞬き検出部23D、及び、記憶部24Dを備えている。
複数の利用希望者U1,U2,…が重複して同じカメラ(例えば1階の第1カメラ10a)に目線を向けている場合、目線認識部21D及び瞬き検出部23Dは、最初に当該カメラに目線を向けた利用希望者から順に、実施例1の目線認識部21及び瞬き検出部23と同様の処理を行う。そして、記憶部24Dには、目線が合っているカメラの情報、及び、当該カメラに対する瞬きの回数の情報が記憶される。
また、処理対象の利用希望者がカメラ(第1カメラ10a又は第2カメラ10b)に対して行った瞬きを瞬き検出部23Dが検出すると、瞬き検出部23Dから第4通信部42を介してスイッチ41に動作信号Lを送信する。
一方、第1ランプ40aは各階における第1カメラ10aの隣に、第2ランプ40bは各階における第2カメラ10bの隣に、それぞれ配置される。
スイッチ41は、全てのランプ40a,40bに対して接続しており、第4通信部42を介して瞬き検出部23Dからの動作信号Lを受信すると、処理対象の利用希望者が瞬きを行ったカメラ(第1カメラ10a又は第2カメラ10b。例えば1階の第1カメラ10a)の隣にあるランプ(第1ランプ40a又は第2ランプ40b。例えば1階の第1ランプ40a)を、当該瞬きに合わせて明滅(点滅)させる。
これにより本実施例では、複数の利用希望者U1,U2,…が重複して同じカメラに目線を向けている場合に、自分の瞬きのタイミングとランプの明滅のタイミングとが合っているか否かにより、現在自分にエレベータ操作の権限があるのか否かを把握することができる。
[実施例6]
本実施例に係るエレベータ制御システムは、実施例1に係るエレベータ制御システム1の一部を変更したものである。以下では実施例1と異なる点を中心に説明し、重複する部分については極力省略する。
本実施例に係るエレベータ制御システムは、実施例1の構成に加えて壁構造体50を備え、カメラ10a,10bの設置位置を変更したものである。
図8に示すように、本実施例では、複数のかご(図示略)に対応する戸7及びかご呼び釦8が設けられているような乗り場6の中央に、壁構造体50を設置する。カメラ10a,10bは、この壁構造体50の壁面5aに対し、乗り場6に連通する通路51a側を向くようにして、乗り場6を撮像可能に設置される(またそれとともに、カメラ10a,10bが、乗り場6に連通する通路51b側を向くようにして、乗り場6を撮像可能に設置される)。
これにより本実施例では、利用希望者Uが通路51a,51bから乗り場6に歩いてきた際、カメラ10a,10bに対し、すぐに目線を合わせることができるので、利便性が向上する。
[実施例7]
本実施例に係るエレベータ制御システムは、エレベータではなくバスに適用されるものである。バスには複数の降車釦が設けられており、この降車釦に上記実施例1におけるエレベータ制御システム1の一部(第2カメラ10bを除く)を適用することができる。
第1カメラ10aは、バスの各降車釦に対し、当該降車釦が向く方向を撮像可能な角度にそれぞれ設置(内蔵)される。
第1通信部11は、各第1カメラ10aによって撮影した動画データをそれぞれ受信する。
映像解析部12は、第1通信部11によって受信した動画データを解析するものであり、各第1カメラ10aからの各動画データに対し並行して処理を行うことが可能である。映像解析部12は、目線認識部21、顔パーツデータベース22、瞬き検出部23、及び、記憶部24を備えている。
目線認識部21は、乗客の目及び目線を認識する。これは顔パーツデータベース22に基づき行われる。
瞬き検出部23は、目線認識部21が、乗客が第1カメラ10aに目線を向けていると判断した場合、目線の先の第1カメラ10aに向けて乗客が行う瞬きを検出する。
指示部13は、瞬き検出部23によって瞬きを検出すると、降車釦を点灯させる指示信号を生成する。
第2通信部14は、指示部13により生成された指示信号を、降車釦の制御装置に送信する。
降車釦の制御装置は、降車釦を点灯させるとともに車内アナウンスを出力する(これについては従来の制御である)。
これにより本実施例では、乗客が簡便にバスの降車釦の操作を行うことができる。
なお、本実施例においては、降車釦に明滅するライトを設け、当該ライトの明滅と乗客の瞬きとが一致しているか否かを瞬き検出部23が判断し、一致している場合のみ、指示部23及び第2通信部14が上述の処理を行うようにしてもよい。これにより、例えば乗客がぼんやりと向かいの窓の外を眺めていたらその窓の横に配置されている降車釦のカメラ10aが乗客の瞬きを検出してしまうことで誤作動を起こすといったことを防ぐことができる。
本発明は、エレベータ等の制御システムとして好適である。
1,1A~1D エレベータ制御システム
2 かご
3 駆動部
4 制御装置
5 天井(又は壁面)
5a,5b 壁面
6 乗り場
7 戸
8 かご呼び釦
9 行先階指定釦
10a 第1カメラ
10b 第2カメラ
11 第1通信部
12,12A,12B,12C,12D 映像解析部
13,13A,13B,13C 指示部
14 第2通信部
21,21D 目線認識部
22,22B 顔パーツデータベース
23,23A,23C,23D 瞬き検出部
23B 唇動作検出部
24,24A,24B,24C,24D 記憶部
30 画面
31 映像出力部
32 第3通信部
40a 第1ランプ
40b 第2ランプ
41 スイッチ
42 第4通信部
50 壁構造体
51a,51b 通路

Claims (10)

  1. 駆動部を制御することでかごを移動させる制御装置を備えるエレベータ制御システムであって、
    各階に設置され、各階の乗り場を撮像可能な第1カメラ及び第2カメラと、
    利用希望者の目及び目線を認識する映像解析部と、
    前記目線が向けられた前記第1カメラ又は前記第2カメラが設置されている階を停止階とし、前記第1カメラに前記目線が向けられている場合は、前記かごの移動方向を上方向とし、前記第2カメラに前記目線が向けられている場合は、前記かごの移動方向を下方向として、指示信号を生成する指示部とを備え、
    前記制御装置は、前記指示信号に基づき前記駆動部を制御する
    ことを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 前記映像解析部は、前記目線の先の前記第1カメラ又は前記第2カメラに向けて前記利用希望者が行う瞬きを検出し、
    前記指示部は、前記瞬きの回数を行先階の階数として、前記指示信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  3. 前記映像解析部は、前記目線の先の前記第1カメラ又は前記第2カメラに向けて前記利用希望者が行う瞬きを、左右の目に対し個々に検出し、
    前記指示部は、前記左右の目の前記瞬きの回数のうち、一方の目の前記瞬きの回数を行先階の階数の十の位と見做し、他方の目の前記瞬きの回数を当該行先階の階数の一の位と見做して、当該行先階の階数を決定し、前記指示信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  4. 前記映像解析部は、前記目線の先の前記第1カメラ又は前記第2カメラに向けて前記利用希望者が行う唇の動作が示す数字を認識し、
    前記指示部は、前記数字を行先階の階数と見做して、当該行先階の階数を決定し、前記指示信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  5. 映像データを生成する映像出力部と、
    前記映像データを表示する画面とを備え、
    前記画面に表示される映像は、最下階から最上階の階数に対応する数字が順次第1所定時間間隔で切り替わり表示されるものであり、
    前記映像出力部は、前記画面に現在表示されている前記数字の情報を前記映像解析部に送信するものであり、
    前記映像解析部は、前記目線の先の前記第1カメラ又は前記第2カメラに向けて前記利用希望者が行う瞬きを検出するとともに、前記映像出力部から受信した前記情報に基づき、当該瞬きが行われた時点で前記画面に表示されている前記数字を認識し、
    前記指示部は、前記瞬きが行われた時点で前記画面に表示されている前記数字を行先階の階数と見做して、当該行先階の階数を決定し、前記指示信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  6. 前記映像解析部は、複数の前記利用希望者が重複して同じ前記第1カメラ又は第2カメラに目線を向けている場合、最初に当該第1カメラ又は当該第2カメラに前記目線を向けた前記利用希望者から順に処理を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御システム。
  7. 前記第1カメラの隣に配置される第1ランプと、
    前記第2カメラの隣に配置される第2ランプと、
    前記第1ランプ及び第2ランプに対して接続するスイッチとを備え、
    前記映像解析部は、処理対象の前記利用希望者が前記第1カメラ又は前記第2カメラに対して行った前記瞬きを検出すると、前記スイッチに動作信号を送信し、
    前記スイッチは、前記動作信号に基づき、処理対象の前記利用希望者が前記瞬きを行った前記第1カメラ又は第2カメラの隣に配置される前記第1ランプ又は前記第2ランプを、当該瞬きに合わせて明滅させる
    ことを特徴とする請求項6に記載のエレベータ制御システム。
  8. 前記映像解析部は、前記利用希望者が最初に第2所定時間目を瞑った場合に、その次の瞬きから処理を行う
    ことを特徴とする請求項1,2,3,5,6又は7に記載のエレベータ制御システム。
  9. 前記乗り場に設置される壁構造体を備え、
    前記第1カメラ及び前記第2カメラは、当該壁構造体の壁面に設置される
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のエレベータ制御システム。
  10. 前記第1カメラ及び前記第2カメラは、前記乗り場に連通する通路側を向くようにして、前記乗り場を撮像可能に設置される
    ことを特徴とする請求項9に記載のエレベータ制御システム。
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