JP2011057323A - エレベータ群管理制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 不必要な呼び登録による無駄なエレベータの運行を抑制すること。
【解決手段】 乗場行先呼び登録部12は、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を認識している期間中に、行先階床入力部41が行先階を指定する情報を入力した場合、行先階床入力部41が設置されている階床を乗場呼びとし且つ前記行先階を行先呼びとする呼びの登録を行って当該呼び登録の情報を記憶部10に記憶させ、さらに当該期間中に、行先階床入力部41が入力した行先階の情報と異なる行先階の情報を新たに入力した場合、当該エレベータ利用者の既存の呼び登録を取り消した上で、当該新たな入力に対応する呼び登録を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、各々が乗りかごを有する複数台のエレベータを1つの群として管理し制御する群管理制御装置とエレベータ利用者がエレベータ乗場の階床にて指定する行先階の情報を入力する乗場行先階入力装置とを備えたエレベータ群管理制御システムに関する。
エレベータの乗場階に設置され、各エレベータ利用者が各自の行先となる階を指定する乗場行先階入力装置は、各エレベータ利用者の乗車階と降車階をエレベータの群管理制御装置に登録する目的で用いられる。特許文献1には、表示装置と各階床に対応する呼びボタンとを備えた入力装置を、エレベータホールの入口に設置し、エレベータ利用者が入力装置で呼び登録操作を行うと、割当てられた乗りかごを意味する割当て号機が表示装置に表示され、エレベータ利用者は、自身が乗るべき乗りかごを知ることができる旨が記載されている。
特開平02−127377号公報
しかしながら、特許文献1では、エレベータ利用者が乗場行先階入力装置で誤った行先階を指定してしまった場合に、訂正する手段がなく、改めて正しい行先階を指定しても、本来は必要のない呼び登録が残ってしまい、エレベータが無駄に運行されてしまうという問題がある。全てのエレベータ利用者が乗場行先階入力装置により各自の行先とする階床を個別に指定する方式の群管理制御システムでは、上下ボタンによる呼び登録装置を用いたシステムと比較すると、誤った行先階の指定により不必要な呼びを登録してしまう可能性が高いにもかかわらず、いったん登録した呼びを訂正または取り消す手段がない。
また、一人の人物が乗場行先階入力装置の多数のボタンをいたずらで押した場合、多数の無意味な呼び登録が行われ、エレベータが無駄に運行されてしまうという問題もある。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、不必要な呼び登録による無駄なエレベータの運行を抑制することが可能な群管理制御システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様によるエレベータ群管理制御システムは、各々が乗りかごを有する複数台のエレベータを1つの群として管理し制御する群管理制御装置と、エレベータ利用者がエレベータ乗場の階床にて指定する行先階の情報を入力する乗場行先階入力装置とを備えたエレベータ群管理制御システムにおいて、前記乗場行先階入力装置に設けられ、エレベータ利用者が入力操作により指定する行先階の情報を入力する行先階床入力手段と、前記乗場行先階入力装置に設けられ、前記乗場行先階入力装置の前に存在するエレベータ利用者を検知する利用者検知手段と、前記群管理制御装置もしくは前記乗場行先階入力装置に設けられ、前記利用者検知手段の検知結果が非検知の状態から検知の状態に切り替わる毎に、新たなエレベータ利用者の存在を認識する利用者認識手段と、前記群管理制御装置に設けられ、前記利用者認識手段がエレベータ利用者の存在を認識している期間中に、前記行先階床入力手段が行先階を指定する情報を入力した場合、当該行先階床入力手段が設置されている階床を乗場呼びとし且つ前記行先階を行先呼びとする呼びの登録を行って当該呼び登録の情報を記憶媒体に記憶させ、さらに当該期間中に、前記行先階床入力手段が入力した行先階の情報と異なる行先階の情報を新たに入力した場合、当該エレベータ利用者の既存の呼び登録を取り消した上で、当該新たな入力に対応する呼び登録を行う乗場行先呼び登録手段と、前記群管理制御装置に設けられ、前記乗場行先呼び登録手段が登録した呼びに応答する乗りかごを割当てかごとして決定する割当てかご決定手段と、前記群管理制御装置に設けられ、前記割当てかご決定手段が決定した割当てかごを、前記呼び登録が行われた前記乗場行先階入力装置が設置されている階床に呼び寄せた上で、前記行先階まで運行する制御を行う群管理運行制御手段と、前記乗場行先階入力装置に設けられ、前記行先階床入力手段が入力し前記乗場行先呼び登録手段が登録した行先階の情報を表示する入力情報表示手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、不必要な呼び登録による無駄なエレベータの運行を抑制することが可能となる。
本発明の各実施形態に係るエレベータ群管理制御システムの全体構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムに含まれる乗場行先階入力装置および群管理制御装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図。 階床ボタン方式の乗場行先階入力装置の外観を示す正面図。 テンキー方式の乗場行先階入力装置の外観を示す正面図。 自動改札方式の乗場行先階入力装置の外観を示す正面図。 乗場行先階入力装置の前に来たエレベータ利用者が最初に行先階を指定した後の情報テーブルの一例を示す図。 エレベータ利用者が行先階の指定を間違ったために別の行先階を指定し直した後の情報テーブルの一例を示す図。 エレベータ利用者が乗場行先階入力装置の前から立ち去った後の情報テーブルの一例を示す図。 同実施形態に係るエレベータ群管理制御システムの動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムの動作を示すフローチャート。 同実施形態に係るエレベータ群管理制御システムのかご割当てに関わる動作を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムに含まれる乗場行先階入力装置および群管理制御装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図。 同実施形態に係る利用者検知一時中止部45に基づく利用者認識の動作を示すフローチャート。 本発明の第4の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムに含まれる乗場行先階入力装置の外観を示す正面図。 同実施形態に係る2つの赤外線センサに基づく呼び登録の取消の動作を示すフローチャート。 本発明の第5の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムの割当てかごの制御に関わる動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(各実施形態に共通)
最初に、図1を参照して、本発明の各実施形態に共通する事項について説明する。
図1は、本発明の各実施形態に係るエレベータ群管理制御システムの全体構成を示すブロック図である。
エレベータ群管理制御システムにおいては、例えば10階建てのビルに、6台のエレベータが据え付けられているものとする。また、このエレベータ群管理制御システムは、例えば、1台の群管理制御装置1、6台の単体制御装置2a〜2f、6台の乗りかご3a〜3f、10台の乗場行先階入力装置4a〜4j、および上記6台の乗りかごを個別に制御する図示しない6台のエレベータ駆動装置を有する。
群管理制御装置1は、乗りかご3a〜3fをそれぞれ備えている個々のエレベータを1つの群として管理し制御するものである。
単体制御装置2a〜2fは、エレベータの乗りかご3a〜3fを個別に制御するものである。
乗りかご3a〜3fは、個々のエレベータにそれぞれ備えられ、個々のエレベータ駆動装置によって駆動されるものである。
乗場行先階入力装置4a〜4jは、各階のエレベータ乗場にそれぞれ設置され、エレベータ利用者が乗場の階床にて指定する行先階の情報を入力するものである。
(第1の実施形態)
最初に、図2〜図9を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムに含まれる乗場行先階入力装置および群管理制御装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
図2中の乗場行先階入力装置4は、図1中の乗場行先階入力装置4a〜4jのうちの任意の1つに相当するものである。図2中の群管理制御装置1は、図1中の群管理制御装置1に相当するものである。
乗場行先階入力装置4は、各種の機能として、行先階床入力部41、利用者検知部42、割当て情報表示部43、および入力情報表示部44を有する。一方、群管理制御装置1は、各種の機能として、記憶部10、利用者認識部11、乗場行先呼び登録部12、割当てかご決定部13、および群管理運行制御部14を有する。なお、図2の例では、利用者認識部11が群管理制御装置1側に設けられているが、この利用者認識部11は乗場行先階入力装置4側に設けられていても構わない。
乗場行先階入力装置4側に設けられる行先階床入力部41は、エレベータ利用者が入力操作により指定する行先階の情報を入力する機能である。この行先階床入力部41は、例えば照明付き階床ボタンもしくはテンキーを用いて実現される。
乗場行先階入力装置4側に設けられる利用者検知部42は、乗場行先階入力装置4の前に存在するエレベータ利用者を検知する機能である。この利用者検知部42は、例えば赤外線センサを用いて実現される。
群管理制御装置1側に設けられる記憶部10は、乗場行先呼び登録部12が作成する呼び登録の情報や、割当てかご決定部13が決定する割当てかごの情報など、各種の情報を記憶する記憶媒体である。
群管理制御装置1側に設けられる利用者認識部11は、利用者検知部42の検知結果が非検知の状態から検知の状態に切り替わる毎に、新たなエレベータ利用者の存在を認識する機能である。
群管理制御装置1側に設けられる乗場行先呼び登録部12は、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を認識している期間中に、行先階床入力部41が行先階を指定する情報を入力した場合、行先階床入力部41が設置されている階床を乗場呼びとし且つ前記行先階を行先呼びとする呼びの登録を行って当該呼び登録の情報を記憶部10に記憶させ、さらに当該期間中に、行先階床入力部41が入力した行先階の情報と異なる行先階の情報を新たに入力した場合、当該エレベータ利用者の既存の呼び登録を取り消した上で、当該新たな入力に対応する呼び登録を行う機能である。
上記乗場行先呼び登録部12は、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を認識している期間中に、行先階床入力部41が入力した行先階の情報と同じ行先階の情報を新たに入力した場合、当該新たな入力に対応する呼び登録は行わず、当該エレベータ利用者の既存の呼び登録の取り消しのみを行う機能も備えている。
群管理制御装置1側に設けられる割当てかご決定部13は、乗場行先呼び登録部12が登録した呼びに応答する乗りかご、例えばエレベータシステム全体を最も効率よく運行できる乗りかごを選択し、選択した乗りかごを割当てかごとして決定する機能である。
群管理制御装置1側に設けられる群管理運行制御部14は、割当てかご決定部13が決定した割当てかごを、前記呼び登録が行われた乗場行先階入力装置4が設置されている階床に呼び寄せた上で、前記行先階まで運行する制御を行う機能である。
乗場行先階入力装置4側に設けられる割当て情報表示部43は、割当てかご決定部13が割当てかごとして決定した乗りかごの情報を表示する機能である。この割当て情報表示部43は、例えばディスプレイを用いて実現される。
なお、この割当て情報表示部43は、エレベータシステムの種類によっては備えられない場合もある。割当て情報表示部43が備えられていない場合は、周知のランタン(乗場からの呼びに応答した乗りかごが上方向と下方向のどちらに向かうのかを表示する装置)が各乗場にかご毎に備えられるものとする。そのような場合、次のような仕組みが適用される。すなわち、利用者が行先階床入力部41を通じて乗車階よりも上方の階を指定する操作を行うと、当該操作は、従来のエレベータシステムにおける上方向の乗場呼び登録操作とみなされる。また、この操作を行った利用者は「上方向の利用者」とみなされる。割当かご決定部13は、ある階での上方向の乗場呼び登録が「なし」から「あり」に変化すると、その乗場呼び登録に対して、かごを割り当てる。なお、既にかごが割当てられた状態(上方向の乗場呼び登録が「あり」の状態)で、さらに上方向の利用者が追加で発生した場合は、追加で発生した上方向の利用者は、既に割当てられたかごに同乗することになる。ここで別のかごは割り当てない。上方向のかごが乗場に応答(到着)すると、上方向の乗場呼び登録は「あり」から「なし」に変化する。このとき、上方向の利用者全員が、応答したかごに乗車することになる。なお、到着したかごには自動的に、上方向の利用者の行先階に対応する行先呼びが登録されるので、利用者はかごの中で行先階を指定する必要がない。下方向についても、同様な仕組みが適用される。
乗場行先階入力装置4側に設けられる入力情報表示部44は、行先階床入力部41が入力し乗場行先呼び登録部12が登録した行先階の情報を表示する機能である。この入力情報表示部44は、例えばディスプレイもしくは階床ボタンに備えられる照明を用いて実現される。
上記入力情報表示部44は、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を認識している期間中に、行先階床入力部41が入力した行先階の情報と異なる行先階の情報を新たに入力し、乗場行先呼び登録部12が当該エレベータ利用者の既存の呼び登録を取り消し且つ当該新たな入力に対応する呼び登録を行った場合、当該取り消した呼び登録の情報および当該新たな入力に対応する呼び登録の情報に基づき、先に入力した行先階の指定が、新たに入力した行先階の指定に変更された旨を表示する機能も備えている。
また、上記入力情報表示部44は、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を認識している期間中に、行先階床入力部41が入力した行先階の情報と同じ行先階の情報を新たに入力し、乗場行先呼び登録部12が当該エレベータ利用者の既存の呼び登録を取り消した場合、当該取り消した呼び登録の情報に基づき、先に入力した行先階の指定が取り消された旨を表示する機能も備えている。
このような構成において、各エレベータ利用者が、各階のエレベータ乗場に置かれた乗場行先階入力装置4に対し、自身の行先とする階床を個別に指定すると、群管理制御装置1は、行先の階床が入力されるごとに、各エレベータ利用者に対する呼びの登録および乗りかごの割当てを行い、入力情報表示部44および割当て情報表示部43を通じて、各エレベータ利用者の操作により行われた呼びの登録および乗りかごの割当てに関する情報を、各エレベータ利用者に個別に通知するため、各エレベータ利用者は自身が指定した行先階の情報および割当てかごの情報を知ることができる。特に、本実施形態では、利用者検知部42の検知結果と行先階床入力部41の入力情報とを併用することにより、エレベータ利用者が行先階を訂正したときに、入力情報表示部44や情報表示部43を通じて行先階や割当かごの変更を表示でき、また、行先階や割当かごの取消を表示できる。また、このような表示を通じて、エレベータ利用者はその旨を確認することができる。
また、乗場行先階入力装置4に誤った行先階を指定したエレベータ利用者は、乗場行先階入力装置4を離れる前に誤りに気づいた場合は、引き続き正しい階床を指定することで、前回指定した行先階を、後で指定した正しい行先階に訂正できる。
また、乗場行先階入力装置4に行先階を指定したエレベータ利用者が、乗場行先階入力装置4を離れる前に、エレベータを利用しないことを決めた場合は、指定した行先階と同じ階床をもう一度指定することで、前回指定した行先階に対する呼びを取り消すことができる。
次に、図3〜図5を参照して、乗場行先階入力装置4に適用可能な各種の機器タイプについて説明する。
図3は、階床ボタン方式の乗場行先階入力装置4の外観を示す正面図である。
階床ボタン方式の乗場行先階入力装置4においては、行先階床入力部41と入力情報表示部44とが一体化されている。行先階床入力部41および入力情報表示部44は、各階床に対応する複数のボタンと、各ボタンに備えられる照明(例えばボタン内蔵ランプ)とで構成される。利用者検知部42は、乗場行先階入力装置4を操作するエレベータ利用者を検知できる位置に設置される。割当て情報表示部43は、ディスプレイで構成される。
エレベータ利用者が所望の行先階に対応するボタンを押すとそのボタンの照明が点灯し、その後に別のボタンを押すとそのボタンの照明が点灯する一方で、前回押したボタンの照明は消灯する。一方、前回押したボタンと同じボタンを再び押すと、そのボタンの照明は消灯する。エレベータ利用者は、照明の消灯により、自身が前回指定した行先階の指定が取り消されたことを知ることができる。
なお、前述の入力情報表示部44は、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を認識していない間は、各階床に対応するボタンの照明を全て消灯させ、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を認識している間は、そのエレベータ利用者の呼び登録に示される行先階に対応するボタンの照明を点灯させる。
このように、エレベータ利用者は、自身が指定したいくつかのボタンのうち、現在どの階床のボタンが呼びとして有効となっているのかを知ることができる。また、エレベータ利用者は、行先階入力装置4の前に到着したときに、全ての行先階に対応するボタンの照明が消灯していることを確かめることで、直前に乗場行先階入力装置4を使用した別の利用者の操作が完了し、乗場行先階入力装置4が操作できる状態になっていることを知ることができる。
図4は、テンキー方式の乗場行先階入力装置4の外観を示す正面図である。
テンキー方式の乗場行先階入力装置4においては、行先階床入力部41は、テンキーで構成される。利用者検知部42は、乗場行先階入力装置4を操作するエレベータ利用者を検知できる位置に設置される。割当て情報表示部43と入力情報表示部44とは一体化されている。割当て情報表示部43および入力情報表示部44は、ディスプレイで構成される。
エレベータ利用者がテンキーを使って所望の行先階の数字を入力すると、ディスプレイにその行先階の情報が表示され、その後にテンキーを使って別の行先階の数字を入力すると、ディスプレイには前回入力した行先階から今回入力した行先階への変更を示す情報が表示される。一方、前回入力した行先階の数字と同じ行先階の数字を再び入力すると、その行先階の指定が取り消されたことを示す情報が表示される。
図5は、自動改札方式の乗場行先階入力装置4の外観を示す正面図である。
自動改札方式の乗場行先階入力装置4は、自動改札機の一部に、例えば図3または図4に示したような形の乗場行先階入力装置が設置されたものとなっている。この場合、利用者検知部42は、自動改札を通るエレベータ利用者を検知できる位置に設置される。なお、エレベータ利用者が乗場行先階入力装置4に対する入力操作を完了せずに自動改札を通過しようとした場合、そのエレベータ利用者が自動改札を通過することを阻止し、音声または表示により入力操作の完了をエレベータ利用者に促す機能を設けてもよい。
次に、図6〜図8を参照して、記憶部10に記憶される呼び登録および割当てかごの情報の例について説明する。
各図において、「入力時刻」は、エレベータ利用者が指定した行先階の情報を行先階床入力部41が入力した時刻を示す。「フラグ」は、利用者検知部42がエレベータ利用者の存在を認識しているか否かを「1」(認識中)または「0」(認識せず)で示す。「入力装置」は、乗場行先階入力装置4の識別情報を示す。「乗場階」は、エレベータ利用者が操作を行った乗場行先階入力装置4が設置されている階床、即ち、エレベータ利用者が乗車する乗場階を示す。「行先階」は、エレベータ利用者が指定した行先階を示す。「割当かご」は、割当てかご決定部13が決定した割当てかごの識別情報を示す。
図6は、乗場行先階入力装置4の前に来たエレベータ利用者が最初に行先階を指定した後の情報テーブルの一例を示す図である。
図6には、エレベータ利用者が入力操作を行った入力時刻が“15:11”であり、フラグが“1”であり、現在、そのエレベータ利用者が乗場行先階入力装置4の前に存在することが示されている。また、エレベータ利用者が乗車する乗場階が“1”階であり、行先階が“10”階であり、割当てかごが“A”号機であることが示されている。
図7は、エレベータ利用者が行先階の指定を間違ったために別の行先階を指定し直した後の情報テーブルの一例を示す図である。
図7には、図6の情報(特に「行先階」の情報)が消去され、新たな情報が追加されている。すなわち、同じエレベータ利用者が引き続き入力操作を行った入力時刻が“15:13”であり、フラグが“1”であり、現在もそのエレベータ利用者が乗場行先階入力装置4の前に存在することが示されている。また、エレベータ利用者が乗車する乗場階が“1”階であり、指定し直した行先階が“13”階であり、割当てかごが“A”号機であることが示されている。なお、図7の例では、図6の情報(特に「行先階」の情報)が消去されているが、図6の情報を必要に応じて残しておくことも可能である。
図8は、エレベータ利用者が乗場行先階入力装置4の前から立ち去った後の情報テーブルの一例を示す図である。
図8には、フラグが“0”であり、現在、上記エレベータ利用者が乗場行先階入力装置4の前に存在しないことが示されている。
この後、新たなエレベータ利用者が乗場行先階入力装置4の前に来た場合には、図8の情報の下に、新たなエレベータ利用者の呼び登録などの情報が追記されていくことになる。
なお、上述の図6〜図8で説明した情報テーブルにおいて、群管理運行制御部14がかごを運行し、かごが応答した時点で、その応答で乗車する利用者に該当する行の情報を消去することが望ましい。行先呼びの情報は、乗場呼びに応答した時点で、応答したかごの単体制御装置に2a〜2fに転送することにより、行先呼びの情報が図6等の情報テーブルから消去された後でも、かごを行先階で止め、利用者を降ろすことができる。
次に、図9を参照して、同実施形態に係るエレベータ群管理制御システムの動作について説明する。
あるエレベータ利用者が乗場行先階入力装置4の前に来ると、利用者検知部42はエレベータ利用者を検知し(ステップS11のYES)、利用者認識部11はエレベータ利用者を認識する。
利用者認識部11により認識されたエレベータ利用者が、自身が行先とする階床を行先階床入力部41において指定すると(ステップS12のYES)、乗場行先呼び登録部12は、記憶部10に既に登録された当該エレベータ利用者の呼び登録を探索し、存在しなければ(ステップS13のNO)、新規の呼び登録操作であると判定する。この場合、乗場行先呼び登録部12は、操作が行われた乗場の階床で乗車し、指定された階床で降車する呼びを登録する(ステップS14)。さらに、割当てかご決定部13は、登録された呼びに対して、エレベータシステムを効率的に運用するために最適と判断される乗りかごを割り当てる(ステップS14)。これにより、群管理運行制御部14は、乗りかごの割当てに従い、割当てが行われた乗りかごが登録された呼びに応答するように、運行制御を行う。
乗場行先呼び登録部12は、登録された呼び登録の情報を、その呼びに対応する入力を行った前記乗場行先階入力装置4の入力情報表示部44に伝送する。入力情報表示部44は、伝送された呼びの情報を表示する(ステップS15)。例えば、行先階入力部41が、図3のように行先の階床ごとの押しボタンとなっている場合は、登録された呼びの行先階床に対応するボタンに組み込まれたボタン内蔵ランプを点灯させることで、呼びの登録をエレベータ利用者に通知する。
割当てかご決定部13は、割当てられた乗りかごを示す情報を、割当て情報表示部43に伝送する。割当て情報表示部43は、割当てられた乗りかごを示す割当て号機の情報を表示する(ステップS15)。例えば、割当て号機を表示するためのディスプレイを持つ場合は、そのディスプレイに割当て号機に対応する文字や記号、図形を表示する。
前記エレベータ利用者が、前記利用者検知部42で検知されたままの状態で(ステップS11のYES)、行先階床入力部41に対して再び行先階を指定すると(ステップS12のYES)、乗場行先呼び登録部12は、利用者認識部11が当該エレベータ利用者を認識し始めた後に乗場行先呼び登録部12が登録した当該エレベータ利用者の有効な呼び登録が存在するので、当該エレベータ利用者による呼び登録の取り消しまたは訂正の操作であると判定し(ステップS13のYES)、当該エレベータ利用者が前回行った呼び登録を消去する(ステップS16)。また、割当てかご決定部13は、消去された呼び登録に対応する乗りかごへの割当てを取り消す(ステップS16)。
乗場行先呼び登録部12は、指定された行先階への呼びの消去を示す情報を、対応する入力を行った前記乗場行先階入力装置4の入力情報表示部44に伝送し、入力情報表示部44は前記呼びの消去に対応して、表示を更新する(ステップS17)。例えば、乗場行先階入力装置4が、図3に示す構成の場合は、行先の階床に対応するボタンに組み込まれたボタン内蔵ランプのうち、該当する消去された呼びに対応する階床のランプを消灯することで、呼びの消去をエレベータ利用者に通知する。なお、呼びが消去されたことをより明確にエレベータ利用者に通知するために、消去された呼びの行先階に対応するボタン内蔵ランプを一定期間点滅表示させてもよい。例えば、まず4分の1秒間消灯し、次に4分の1秒間点灯する動作を2回繰り返して、その階床への呼びの消去を、エレベータ利用者に通知する。
さらに、割当てかご決定部13は、割当てを取り消した乗りかごを示す情報を、割当て情報表示部43に伝送する。割当て情報表示部43は、既に表示されていた割当てかごの表示を消去する(ステップS17)。なお、かごへの呼びの割当てが取り消されたことをより明確にエレベータ利用者に通知するために、割当て情報表示部43は「取消」の文字を表示してもよい。
次に、今回指定された行先階が、そのエレベータ利用者により乗場行先呼び登録部12に既に登録されている呼び登録に示される行先階と一致する場合は(ステップS18のYES)、乗場行先呼び登録部12は、呼び登録の取り消し操作であると判定し、新たな呼び登録は行わない。一方、今回指定された行先階が、そのエレベータ利用者により乗場行先呼び登録部12に既に登録されている呼び登録に示される行先階と異なる場合は(ステップS18のNO)、乗場行先呼び登録部12は、呼び登録の訂正操作であると判定し、操作が行われた乗場の階床で乗車し、指定された階床で降車する呼びを登録する(ステップS14)。さらに、割当てかご決定部13は、登録された呼びに対応した乗りかごの割当てを行う(ステップS14)。
次に、乗場行先呼び登録部12は、前回登録された行先階への呼びの消去を示す情報と、今回指定された行先階への呼びの登録の情報とを、対応する操作を行った前記乗場行先階入力装置4の入力情報表示部44に伝送する。入力情報表示部44は、前記呼びの登録と消去に対応して、表示を更新する(ステップS15)。例えば、乗場行先階入力装置4が、図3に示す構成の場合は、呼びが登録されたときの表示と、呼びが消去されたときの表示を行い、エレベータ利用者に、前回操作された行先階への呼びの取り消しと、今回操作された行先階への呼びの登録を通知する。
さらに、割当てかご決定部13は、割当てを取り消した乗りかごを示す情報と、新たに割当てた乗りかごを示す情報とを、割当て情報表示部43に伝送する。割当て情報表示部43は、新たに割当てられた乗りかごを示す情報を表示する(ステップS15)。
このように、エレベータ利用者が前記利用者検知部42で検知されたままの状態であれば、行先階床入力部41を繰り返し操作した場合であっても、有効となる呼び登録を1つだけにすることができる。
エレベータ利用者が乗場行先階入力装置4から離れると、利用者検知部42はエレベータ利用者を検知しなくなり(ステップS11のNO)、利用者認識部11は、エレベータ利用者を認識しなくなる。このとき、入力情報表示部44は、離れたエレベータ利用者に関する情報の表示を消去する(ステップS19)。これ以降に、利用者認識部11が、エレベータ利用者を認識した場合は、前回のエレベータ利用者とは別のエレベータ利用者であるとみなす。
このように第1の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムでは、エレベータ利用者がいったん誤った行先階を指定したとしても、そのエレベータ利用者が引き続き正しい行先階を指定することで、誤った行先階への呼びを取り消すことができる。後から指定した正しい呼び登録だけを有効とできるので、無駄なエレベータの運行を減らし、エレベータの運行効率を高めることができる。また、1人の人物がいたずらで複数の行先階を指定した場合であっても、最後に指定した1つの行先階の呼びだけが有効となるため、いたずらの影響を最小限に抑えることができ、エレベータシステム全体の運行効率を維持することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態においては、前述の第1の実施形態と共通する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本発明の第2の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムに含まれる乗場行先階入力装置および群管理制御装置の機能構成は、図2の機能構成と同様となる。但し、この第2の実施形態では、乗場行先呼び登録部12は、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を認識している間に行う呼び登録を、仮の呼び登録として扱い、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を認識しなくなったときに、仮の呼び登録を本登録に変更するものとなっている。
また、割当てかご決定部13は、仮の呼び登録が行われたときに、当該仮の呼び登録に示される呼びに応答する乗りかごを仮割当てかごとして決定し、群管理運行制御部14は、仮割り当てかごに、他に呼びが割当てられていない場合には、当該仮割当てかごを前記仮の呼び登録に示される乗場階まで運行して、戸閉した状態で待機させ、一方、前記仮割り当てかごに、他に仮の呼び登録以外の呼びが割当てられている場合には、前記仮の呼び登録に示される呼びには応答せずに、前記仮の呼び登録以外の呼びだけに応答するものとなっている。
次に、図10および図11を参照して、同実施形態に係るエレベータ群管理制御システムの動作について説明する。なお、かご割当てに関わる動作については、図10から分離させ、図11に表している。
図10において、あるエレベータ利用者が乗場行先階入力装置4の前に来ると、利用者検知部42はエレベータ利用者を検知し(ステップS21のYES)、利用者認識部11はエレベータ利用者を認識する。
利用者認識部11により認識されたエレベータ利用者が、自身が行先とする階床を行先階床入力部41において指定すると(ステップS22のYES)、乗場行先呼び登録部12は、記憶部10に既に登録された当該エレベータ利用者の仮の呼び登録を探索し、存在しなければ(ステップS23のNO)、新規の呼び登録操作であると判定する。この場合、乗場行先呼び登録部12は、操作が行われた乗場の階床で乗車し、指定された階床で降車する仮の呼びを登録する(ステップS24)。
乗場行先呼び登録部12は、登録された仮の呼び登録の情報を、その呼びに対応する入力を行った前記乗場行先階入力装置4の入力情報表示部44に伝送する。入力情報表示部44は、伝送された仮の呼びの情報を表示する(ステップS25)。
前記エレベータ利用者が、前記利用者検知部42で検知されたままの状態で(ステップS21のYES)、行先階床入力部41に対して再び行先階を指定すると(ステップS22のYES)、乗場行先呼び登録部12は、利用者認識部11が当該エレベータ利用者を認識し始めた後に乗場行先呼び登録部12が登録した当該エレベータ利用者の有効な仮の呼び登録が存在するので、当該エレベータ利用者による仮の呼び登録の取り消しまたは訂正の操作であると判定し(ステップS23のYES)、当該エレベータ利用者が前回行った仮の呼び登録を消去する(ステップS26)。
乗場行先呼び登録部12は、指定された行先階への仮の呼びの消去を示す情報を、対応する入力を行った前記乗場行先階入力装置4の入力情報表示部44に伝送し、入力情報表示部44は前記仮の呼びの消去に対応して、表示を更新する(ステップS27)。
次に、今回指定された行先階が、そのエレベータ利用者により乗場行先呼び登録部12に既に登録されている仮の呼び登録に示される行先階と一致する場合は(ステップS28のYES)、乗場行先呼び登録部12は、仮の呼び登録の取り消し操作であると判定し、新たな仮の呼び登録は行わない。一方、今回指定された行先階が、そのエレベータ利用者により乗場行先呼び登録部12に既に登録されている仮の呼び登録に示される行先階と異なる場合は(ステップS28のNO)、乗場行先呼び登録部12は、仮の呼び登録の訂正操作であると判定し、操作が行われた乗場の階床で乗車し、指定された階床で降車する仮の呼びを登録する(ステップS24)。
次に、乗場行先呼び登録部12は、前回登録された行先階への仮の呼びの消去を示す情報と、今回指定された行先階への仮の呼びの登録の情報とを、対応する操作を行った前記乗場行先階入力装置4の入力情報表示部44に伝送する。入力情報表示部44は、前記仮の呼びの登録と消去に対応して、表示を更新する(ステップS25)。
このように、エレベータ利用者が前記利用者検知部42で検知されたままの状態であれば、行先階床入力部41を繰り返し操作した場合であっても、有効となる仮の呼び登録を1つだけにすることができる。
エレベータ利用者が乗場行先階入力装置4から離れると、利用者検知部42はエレベータ利用者を検知しなくなり(ステップS21のNO)、利用者認識部11は、エレベータ利用者を認識しなくなる。利用者認識部11がそのエレベータ利用者を認識しなくなった直後で、かつ、そのエレベータ利用者による仮の呼び登録があれば(ステップS29のYES)、そのエレベータ利用者による仮の呼び登録を、本登録(実際の呼び登録)に変更し(ステップS30)、入力情報表示部44による行先階の表示を消去する(ステップS31)。
このように、エレベータ利用者が行先階入力装置の前を離れるまでの間は、その利用者による呼び登録を仮の呼び登録とできるので、正しい行先階への呼び登録の操作以前に行われる可能性がある誤った行先階への呼び登録の操作による仮の呼び登録が、実際の呼び登録となることがないため、エレベータシステム全体の運行効率を維持することが可能となる。
次に、図11を参照して、かご割当てに関わる動作について説明する。
乗場行先階入力装置4により、仮の呼び登録が発生すると(ステップS40のYES)、割当てかご決定部13は、その仮の呼び登録に応答する乗りかごとして、エレベータシステムを効率的に運用する上で最適と判断した仮割り当てかごを選定する(ステップS41)。割当てかご決定部13は、選定した仮割当てかごを示す情報を、割当て情報表示部43に伝送する。割当て情報表示部43は、仮割当てされた乗りかごを示す情報を表示する(ステップS42)。
次に、群管理運行制御部14は、仮割当てかごが、前記仮割り当て以外に呼びを割当てられていない場合は(ステップS43のNO)、前記仮割当てかごを、仮割り当てに対応する呼び登録が行われた乗場行先階入力装置4がある階床まで移動し、戸閉待機させる(ステップS44)。一方、仮割当てかごが、前記仮割り当て以外の呼びを保有している場合は(ステップS43のYES)、その仮割り当て以外の呼びだけを応答の対象とするので、この仮割り当てによって、仮割当てかごの運行は変化しない。従って、前記仮割当てかごは、対応する呼び登録が行われた乗場行先階入力装置4がある階床を通過する場合がある。なお、仮割当てかごが通過した時点で、通過したかごへの仮割当てを取消し、新たに別のかごに仮割当を行い、仮割当てかごの変更を、割当情報表示部43に表示する、という処理を行ってもよい。
前述の図10のステップS30に示したように、仮の呼び登録を行ったエレベータ利用者が、乗場行先階入力装置4から離れると、仮の呼び登録は、実際の呼び登録に変更される(ステップS45のYES)。このとき、割当てかご決定部13は、実際の呼び登録に変更された仮の呼び登録に対応するかごの仮の割当てを、本割当て(実際のかごの割当て)に変更する(ステップS46)。群管理運行制御部14は、実際のかごの割当てに従い、その呼びに応答するように、乗りかごの運行制御を行う。その後は、ステップS49へ進む。
エレベータ利用者が仮の呼び登録を取り消す操作を行ったときは、乗場行先呼び登録部12は、仮の呼び登録の取り消しを行う(ステップS47のYES)。このとき、割当てかご決定部13は、仮の呼び登録に対応する仮の呼び割当てを取り消す(ステップS48)。その後は、ステップS49へ進む。一方、仮の呼び割当てに対応する仮の呼び登録に対して、変更や取り消しが行われない場合は、ステップS43へ進む。
割当てかご決定部13は、仮の割当てを取り消したり、仮の割当てを実際の割当てに変更したりしたときは、仮割当ての変更内容を、割当て情報表示部43に伝送する。割当て情報表示部43は、伝送内容に従い、仮割当てかごに関する表示を消去する(ステップS49)。
このように、仮の呼び登録に対して選定される仮の割当てかごが、仮の呼び割り当て以外の呼びを持ち、仮の呼び登録を行ったエレベータ利用者とは異なる別のエレベータ利用者に利用されているときは、誤っている可能性がある仮の呼び割当て以外の呼びだけに応えることで、エレベータシステム全体の運行効率を維持し、仮の割当てかごが他に呼びを持たない場合は、仮の呼び割当てに対応する呼び登録を行った階床で戸閉待機することで、仮の呼び登録を行ったエレベータ利用者の利便性を高めるので、誤った呼び登録操作による運行効率低下の防止と、仮の呼び登録を行ったエレベータ利用者の利便性向上とを両立することができる。
このように第2の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムでは、エレベータ利用者が行先階の指定を終えて、乗場行先階入力装置4から離れるまでの間は、呼び登録及び割当てかごを、仮の呼び登録及び仮の割当てかごとすることができるので、実際の呼び登録及び割当てかごの決定を行先階指定の度に行う第1の実施形態の場合と比べ、行先階の指定で訂正または取り消しを行った場合に、乗りかごの運行に与える影響をより小さくすることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
この第3の実施形態においては、前述の第1の実施形態と共通する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図12は、本発明の第3の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムに含まれる乗場行先階入力装置および群管理制御装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
図12中の乗場行先階入力装置4は、図2中の乗場行先階入力装置4と異なり、利用者検知一時中止部45を更に備えた構成となっている。
利用者検知一時中止部45は、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を認識している期間中に、エレベータ利用者による操作に応じて、利用者検知部42の検知結果を一時的に非検知の状態に切り替える機能である。
一般に、乗場行先階入力装置4を操作することが困難なエレベータ利用者が、別のエレベータ利用者に乗場行先階入力装置4の操作を依頼した場合は、乗場行先階入力装置4を操作するエレベータ利用者は、自分自身の行先階と、依頼された行先階の両方を指定する必要がある。ところが、エレベータ利用者は、利用者検知部42がそのエレベータ利用者を検知している間は、複数の行先階を登録することができない。複数の行先階を共に有効な呼び登録として入力するためには、エレベータ利用者は以下の手順に従う必要がある。まず、1つ目の行先階を指定する。次に、その行先階への呼びを確定するために、利用者検知部42から検知されなくなるまで、乗場行先階入力装置4から離れる。例えば、利用者検知部42が乗場行先階入力装置4から1メートル以内のエレベータ利用者を検知する場合は、1メートル以上離れる必要がある。その後で、再び乗場行先階入力装置4へ近づき、2つ目の行先階を指定する。ところが、この方法は煩雑であり、エレベータ利用者の利便性を損ねている。
そこで、本実施形態では、エレベータの乗場階に設置される乗場行先階入力装置4に、エレベータ利用者が利用者検知部42により検知されていても、群管理制御装置1内の利用者認識部11がエレベータ利用者を認識することを一時的に(例えば1秒間)中断させる利用者検知一時中止部45を備える。利用者検知一時中止部45は、例えば、乗場行先階入力装置4に取り付けられた押しボタンスイッチとして実現することができる。
利用者検知一時中止部45を備えた乗場行先階入力装置4では、以下の方法で複数の行先階を指定できる。まず、エレベータ利用者は、1つ目の行先階を指定する。次に、その場で利用者検知一時中止部45を操作する。このとき、利用者認識部11は、エレベータ利用者が利用者検知部42により検知されているにもかかわらず、1秒間はエレベータ利用者を認識しない。従って、群管理制御装置1は、エレベータ利用者が乗場行先階入力装置4から離れたものとみなすため、指定された行先階に対する呼び登録を確定させる。次に、エレベータ利用者はその場で2つ目の行先階を指定する。2つ目に指定された行先階は、群管理制御装置1からは、利用者認識部11がいったんエレベータ利用者を認識しなくなってから、最初に指定された行先階として扱われ、1つ目の行先階を指定したエレベータ利用者とは異なる別のエレベータ利用者による指定と認識されるため、2つ目の行先階を指定しても、1つ目の行先階に対する呼び登録は、引き続き有効である。
次に、図13を参照して、同実施形態に係る利用者検知一時中止部45に基づく利用者認識の動作について説明する。
あるエレベータ利用者が乗場行先階入力装置4の前に来ると、利用者検知部42はエレベータ利用者を検知する(ステップS51のYES)。この後、利用者検知一時中止部45の押しボタンスイッチが押された場合には(ステップS52のYES)、利用者検知部42がエレベータ利用者を検知していない場合(ステップS51のNO)と同様に、利用者認識部11は、エレベータ利用者の存在を認識しない(ステップS53)。一方、利用者検知一時中止部45の押しボタンスイッチが押されなければ(ステップS52のNO)、利用者認識部11は、エレベータ利用者の存在を認識する(ステップS54)。
このように第3の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムでは、利用者検知一時中止部45を備えることにより、乗場行先階入力装置4の操作に困難を伴うエレベータ利用者にかわって、別のエレベータ利用者が有効な呼び登録を続けて行うことができるので、乗場行先階入力装置4の操作に困難を伴うエレベータ利用者と、このエレベータ利用者に代わって、乗場行先階入力装置に複数の行先階を入力するエレベータ利用者との利便性を高めることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
この第4の実施形態においては、前述の第1の実施形態と共通する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図14は、本発明の第4の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムに含まれる乗場行先階入力装置の外観を示す正面図である。
この第4の実施形態による乗場行先階入力装置4は、利用者検知部42として2つの赤外線センサ42a,42bを備えている。赤外線センサ42bは、赤外線センサ42aよりもエレベータ乗場に近い側もしくは遠い側に位置する。なお、以下では、赤外線センサ42bが、赤外線センサ42aよりもエレベータ乗場に近い側に位置するものとして説明する。
また、利用者認識部11は、赤外線センサ42aの検知結果と赤外線センサ42bの検知結果とに基づき、エレベータ利用者がエレベータ乗場へ向かったか否かを判定する機能を有する。乗場行先呼び登録部12は、エレベータ利用者がエレベータ乗場へ向わなかったと利用者認識部12が判定した場合に、当該エレベータ利用者の呼び登録を取り消す機能を有する。
一般に、エレベータ利用者の中には、乗場行先階入力装置4に行先階を指定した後で、エレベータの利用を行わない人もいる。前述の第1の実施形態および第2の実施形態では、同じ行先階を続けて2回指定することで、その行先階への呼び登録を取り消すことができるが、エレベータ利用者の中にはその仕組みを知らず、行先階への呼び登録を残したままで、乗場行先階入力装置4を離れることも考えられる。エレベータを利用しないことを決めたエレベータ利用者は、行先階を指定した後に、エレベータの乗場から離れる方向に移動すると考えられる。行先階を指定したにもかかわらず、エレベータ乗場へ向かわなかったエレベータ利用者の呼び登録を取り消せば、エレベータの無駄な運転を防止できる。
そこで、この第4の実施形態においては、赤外線センサ42a,42bを備えた利用者検知部42が、エレベータ利用者が乗場行先階入力装置4の前を離れるときに、エレベータ利用者がエレベータ乗場へ近づく方向へ移動したのか、エレベータ利用者がエレベータ乗場から離れる方向へ移動したのかを区別して感知できるようにする。
例えば、乗場行先階入力装置4を操作するエレベータ利用者を検出可能な位置に赤外線センサ42aを設け、その赤外線センサよりも0.5メートルエレベータ乗場に近い位置にもう1つの赤外線センサ42bを設ける。なお、ここではエレベータ利用者がエレベータ乗場から離れる方向へ移動したことの検出に赤外線センサを利用しているが、カメラ映像にオプティカルフロー法などの画像処理を行うことにより当該検出を実現するようにしてもよい。
次に、図15を参照して、同実施形態に係る2つの赤外線センサ42a,42bに基づく呼び登録の取消の動作について説明する。
あるエレベータ利用者が乗場行先階入力装置4の前に来ると、赤外線センサ42aはエレベータ利用者を検知する(ステップS61のYES)。この後、赤外線センサ42aがエレベータ利用者を検知しなくなると(ステップS61のNO)、その瞬間に、赤外線センサ42bがエレベータ利用者を検知した状態であれば(ステップS62のYES)、利用者認識部11は、エレベータ利用者がエレベータ乗場に向かったと判定するため、乗場行先呼び登録部12は、呼び登録の取り消しは行わない。一方、赤外線センサ42aがエレベータ利用者を検知しなくなり(ステップS61のNO)、その瞬間に、赤外線センサ42bがエレベータ利用者を検知していない状態であれば(ステップS62のNO)、利用者認識部11は、エレベータ利用者がエレベータ乗場に向かわなかったと判定するため、乗場行先呼び登録部12は、そのエレベータ利用者により登録された呼び登録を取り消す(ステップS63)。
例えば、この第4の実施形態を、エレベータ利用者が乗場行先階入力装置4に行先階を指定するとすぐに実際の呼び登録が行われる第1の実施形態に適用する場合は、図9において利用者検知部42がエレベータ利用者を検知しなくなり(ステップS11のNO)、利用者認識部11がエレベータ利用者がエレベータ乗場に向かわなかったと判定した後、ステップS19の処理を実施する前に、乗場行先呼び登録部12がそのエレベータ利用者が登録した呼び登録を取り消し、割当てかご決定部13がその呼び登録に対応するかごの割当てを取り消す。
また、この第4の実施形態を、エレベータ利用者が乗場行先階入力装置4に行先階を入力すると仮の呼び登録が行われる第2の実施形態に適用する場合は、図10において利用者検知部42がエレベータ利用者を検知しなくなり(ステップS11のNO)、利用者認識部11がエレベータ利用者がエレベータ乗場に向かわなかったと判定した後、ステップS29の処理を実施する前に、乗場行先呼び登録部12がそのエレベータ利用者が作成した仮の呼び登録を取り消し、割当てかご決定部13がその仮の呼び登録に対応するかごの仮割当てを取り消す。
このように第4の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムでは、行先階入力装置4を操作したものの、その場でエレベータを利用しないことを決めて、エレベータ乗場とは逆方向に向かったエレベータ利用者により登録された呼びを無効にできるので、無駄なエレベータの運行を防止し、エレベータシステム全体の運行効率を向上させることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
この第5の実施形態においては、前述の第1の実施形態と共通する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第5の実施形態では、群管理制御装置1に備えられる群管理運行制御部14は、割当てかご決定部13が割当てかごとして決定した乗りかごが、呼び登録に示される行先階に到着して戸開したときに、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を引き続き認識していれば、前記到着して戸開した乗りかごの戸開時間を延長する機能を備えている。
また、乗場行先呼び登録部12は、割当てかご決定部13が割当てかごとして決定した乗りかごが、前記呼び登録に示される行先階に到着して戸開し、その後に戸閉した場合に、利用者認識部11がエレベータ利用者の存在を引き続き認識していれば、前記呼び登録に示される行先階への呼びを取り消す機能を備えている。
一般に、乗りかごの運行状況と、乗場行先階入力装置4へ行先階を入力するタイミングによっては、エレベータ利用者が、行先階を指定した後で、乗場行先階入力装置4から離れるよりも前に、割当てられた乗りかごが乗場に到着し、戸開することも考えられる。乗場行先階入力装置4から、エレベータの乗場までの距離が離れている場合は、戸開した割当てかごにエレベータ利用者がたどり着く前に戸閉してしまい、乗り遅れる可能性がある。例えば、乗場行先階入力装置4からエレベータの乗場までの距離が8メートルあり、戸開時間が5秒間だとすると、戸開直後から平均時速5.76キロメートル以上の速さで向かわない限り間に合わない。
そこで、図16に示されるように、行先階の入力により発生した呼びに対して、割当てられた乗りかごが、その行先階を指定したエレベータ利用者が利用者検知部42により検知されたままの状態で(ステップS71のYES)、その階のエレベータ乗場で割当てられた乗りかごが応答し、戸開を始めた場合は(ステップS72のYES)、群管理運行制御部14は、その割当てかごの戸開時間を延長する(ステップS73)。例えば、戸開時間を8秒間延長して13秒間とすれば、戸開直後からであれば平均時速2.2キロメートル以上の速さで乗場へ向かえば、その割当てかごに乗車することができる。
また、乗りかごの運行状況と、乗場行先階入力装置4へ行先階を入力するタイミングによっては、エレベータ利用者が行先階を指定した後で、乗場行先階入力装置4から離れるよりも前に、割当てられた乗りかごが乗場に到着し、戸開し、さらにその後戸閉することも考えられる。この場合、割当てられた乗りかごには、登録された行先階に対する呼びが残っているため、その乗りかごを利用する他のエレベータ利用者が、その行先階を利用しない限り、その乗りかごは無駄な停止を行うことになる。
そこで、図16に示されるように、乗場行先階入力装置4への行先階の入力によって発生した呼びに対して割当てられた乗りかごが、その行先階を指定したエレベータ利用者が利用者検知部42により検知されたままの状態で(ステップS71のYES)、その階のエレベータ乗場で割当てられた乗りかごが応答し、戸開し、さらにその後戸閉を終えた場合は(ステップS74のYES)、その行先階への停止を、その行先階を指定したエレベータ利用者以外のエレベータ利用者のために行う予定がない場合は(ステップS75のNO)、乗場行先呼び登録部12は、その割当てかごを前記行先階へ停止させる呼びを、取り消す(ステップS76)。
このように第5の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムでは、割当てられた乗りかごが乗場に到着したときに、その割当てかごに乗るはずのエレベータ利用者が、行先階入力装置4の前に引き続き滞在している場合は、エレベータ利用者が乗場行先階入力装置4の前からその乗りかごまで移動するために十分な時間、乗りかごを戸開待機させるので、エレベータ利用者が割当てられた乗りかごに乗り遅れる可能性を低くすることができる。
また、第5の実施形態に係るエレベータ群管理制御システムでは、割当てられた乗りかごが乗場に到着し、いったん戸開後戸閉したときに、その乗りかごに乗るはずのエレベータ利用者が、乗場行先階入力装置4の前に引き続き滞在している場合は、エレベータ利用者がそのかごに乗り遅れたと判断できるので、前記乗りかごは、前記エレベータ利用者が登録した行先階へ向かう必要がないので、その行先階への呼び登録を取り消すことで、前記乗りかごの運行効率を高めることができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…群管理制御装置、2a〜2f…単体制御装置、3a〜3f…乗りかご、4a〜4j…乗場行先階入力装置、10…記憶部、11…利用者認識部、12…乗場行先呼び登録部、13…割当てかご決定部、14…群管理運行制御部、41…行先階床入力部、42…利用者検知部、43…割当て情報表示部、44…入力情報表示部、45…利用者検知一時中止部。

Claims (12)

  1. 各々が乗りかごを有する複数台のエレベータを1つの群として管理し制御する群管理制御装置と、エレベータ利用者がエレベータ乗場の階床にて指定する行先階の情報を入力する乗場行先階入力装置とを備えたエレベータ群管理制御システムにおいて、
    前記乗場行先階入力装置に設けられ、エレベータ利用者が入力操作により指定する行先階の情報を入力する行先階床入力手段と、
    前記乗場行先階入力装置に設けられ、前記乗場行先階入力装置の前に存在するエレベータ利用者を検知する利用者検知手段と、
    前記群管理制御装置もしくは前記乗場行先階入力装置に設けられ、前記利用者検知手段の検知結果が非検知の状態から検知の状態に切り替わる毎に、新たなエレベータ利用者の存在を認識する利用者認識手段と、
    前記群管理制御装置に設けられ、前記利用者認識手段がエレベータ利用者の存在を認識している期間中に、前記行先階床入力手段が行先階を指定する情報を入力した場合、当該行先階床入力手段が設置されている階床を乗場呼びとし且つ前記行先階を行先呼びとする呼びの登録を行って当該呼び登録の情報を記憶媒体に記憶させ、さらに当該期間中に、前記行先階床入力手段が入力した行先階の情報と異なる行先階の情報を新たに入力した場合、当該エレベータ利用者の既存の呼び登録を取り消した上で、当該新たな入力に対応する呼び登録を行う乗場行先呼び登録手段と、
    前記群管理制御装置に設けられ、前記乗場行先呼び登録手段が登録した呼びに応答する乗りかごを割当てかごとして決定する割当てかご決定手段と、
    前記群管理制御装置に設けられ、前記割当てかご決定手段が決定した割当てかごを、前記呼び登録が行われた前記乗場行先階入力装置が設置されている階床に呼び寄せた上で、前記行先階まで運行する制御を行う群管理運行制御手段と、
    前記乗場行先階入力装置に設けられ、前記行先階床入力手段が入力し前記乗場行先呼び登録手段が登録した行先階の情報を表示する入力情報表示手段と
    を具備することを特徴とするエレベータ群管理制御システム。
  2. 前記乗場行先階入力装置に設けられ、前記割当てかご決定手段が割当てかごとして決定した乗りかごの情報を表示する割当て情報表示手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ群管理制御システム。
  3. 前記乗場行先呼び登録手段は、前記利用者認識手段がエレベータ利用者の存在を認識している間に行う呼び登録を、仮の呼び登録として扱い、前記利用者認識手段がエレベータ利用者の存在を認識しなくなったときに、前記仮の呼び登録を本登録に変更することを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ群管理制御システム。
  4. 前記割当てかご決定手段は、前記仮の呼び登録が行われたときに、当該仮の呼び登録に示される呼びに応答する乗りかごを仮割当てかごとして決定し、
    前記群管理運行制御手段は、前記仮割り当てかごに、他に呼びが割当てられていない場合には、当該仮割当てかごを前記仮の呼び登録に示される乗場階まで運行して、戸閉した状態で待機させ、一方、前記仮割り当てかごに、他に仮の呼び登録以外の呼びが割当てられている場合には、前記仮の呼び登録に示される呼びには応答せずに、前記仮の呼び登録以外の呼びだけに応答することを特徴とする請求項3に記載のエレベータ群管理制御システム。
  5. 前記乗場行先呼び登録手段は、前記利用者認識手段が前記エレベータ利用者の存在を認識している期間中に、前記行先階床入力手段が入力した行先階の情報と同じ行先階の情報を新たに入力した場合、当該新たな入力に対応する呼び登録は行わず、当該エレベータ利用者の既存の呼び登録の取り消しのみを行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエレベータ群管理制御システム。
  6. 前記行先階床入力手段は、各階床に対応する照明付きボタンを有し、
    前記入力情報表示手段は、前記利用者認識手段がエレベータ利用者の存在を認識していない間は、前記各階床に対応するボタンの照明を全て消灯させ、前記利用者認識手段がエレベータ利用者の存在を認識している間は、そのエレベータ利用者の呼び登録に示される行先階に対応するボタンの照明を点灯させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のエレベータ群管理制御システム。
  7. 前記入力情報表示手段は、前記利用者認識手段が前記エレベータ利用者の存在を認識している期間中に、前記行先階床入力手段が入力した行先階の情報と異なる行先階の情報を新たに入力し、前記乗場行先呼び登録手段が当該エレベータ利用者の既存の呼び登録を取り消し且つ当該新たな入力に対応する呼び登録を行った場合、当該取り消した呼び登録の情報および当該新たな入力に対応する呼び登録の情報に基づき、先に入力した行先階の指定が、新たに入力した行先階の指定に変更された旨を表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のエレベータ群管理制御システム。
  8. 前記入力情報表示手段は、前記利用者認識手段が前記エレベータ利用者の存在を認識している期間中に、前記行先階床入力手段が入力した行先階の情報と同じ行先階の情報を新たに入力し、前記乗場行先呼び登録手段が当該エレベータ利用者の既存の呼び登録を取り消した場合、当該取り消した呼び登録の情報に基づき、先に入力した行先階の指定が取り消された旨を表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のエレベータ群管理制御システム。
  9. 前記乗場行先階入力装置に設けられ、前記利用者認識手段がエレベータ利用者の存在を認識している期間中に、エレベータ利用者による操作に応じて、前記利用者検知手段の検知結果を一時的に非検知の状態に切り替える利用者検知一時中止手段を更に具備することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のエレベータ群管理制御システム。
  10. 前記利用者検知手段は、第1の検知手段と、この第1の検知手段よりもエレベータ乗場に近い側もしくは遠い側に位置する第2の検知手段とを有し、
    前記利用者認識手段は、前記第1の検知手段の検知結果と前記第2の検知手段の検知結果とに基づき、エレベータ利用者がエレベータ乗場へ向かったか否かを判定し、
    前記乗場行先呼び登録手段は、エレベータ利用者がエレベータ乗場へ向わなかったと前記利用者認識手段が判定した場合に、当該エレベータ利用者の呼び登録を取り消すことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のエレベータ群管理制御システム。
  11. 前記群管理運行制御手段は、前記割当てかご決定手段が割当てかごとして決定した乗りかごが前記呼び登録に示される行先階に到着して戸開したときに、前記利用者認識手段がエレベータ利用者の存在を引き続き認識していれば、前記到着して戸開した乗りかごの戸開時間を延長することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のエレベータ群管理制御システム。
  12. 前記乗場行先呼び登録手段は、前記割当てかご決定手段が割当てかごとして決定した乗りかごが前記呼び登録に示される行先階に到着して戸開し、その後に戸閉した場合に、前記利用者認識手段がエレベータ利用者の存在を引き続き認識していれば、前記呼び登録に示される行先階への呼びを取り消すことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のエレベータ群管理制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2013190691A1 (ja) * 2012-06-22 2016-02-08 株式会社日立製作所 エレベーターシステム
CN106185498A (zh) * 2014-09-29 2016-12-07 三菱电机株式会社 电梯目的地控制系统
CN112638803A (zh) * 2018-09-12 2021-04-09 三菱电机株式会社 电梯的呼梯登记系统

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