JP7376696B2

JP7376696B2 - 包装材

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Publication number: JP7376696B2
Application number: JP2022515556A
Authority: JP
Inventors: ワンフイイー; ペンウェイイー
Original assignee: Procter and Gamble Co
Current assignee: Procter and Gamble Co
Priority date: 2019-09-18
Filing date: 2019-09-18
Publication date: 2023-11-08
Anticipated expiration: 2039-09-18
Also published as: KR20220031057A; EP4030960A1; WO2021051291A1; JP2022547527A; KR102657211B1; US11166536B2; US20210076797A1

Description

本発明は、包装材、特に、パーソナルケア製品の包装材を対象とする。

パーソナルケア製品の美観は、ユーザにとって重要であり、収容されているパーソナルケア組成物の品質及び有効性を暗示する。パーソナルケア製品の一例は、容器本体の上部で容器本体に流体連通するネックを有する（組成物を収容する）容器本体を有するものである。ネックは、ネック開口部と、ネックに解放可能に取り付けられ、ネック開口部を介して容器本体に収容された内容物と流体連通するディスペンサ（例えば、投与ピペットディスペンサ）と、を有する。ディスペンサは、収容されたパーソナルケア組成物を顔の皮膚などの対象表面に投与することができる。更に、これらの製品の一部は、容器本体と解放可能に取り付けられたディスペンサとの間の遷移を提供する肩を有することができる。肩の主な目的は、容器本体の上部と（ネックに解放可能に取り付けられた）ディスペンサとの間の美的で心地良い遷移を提供することである。このタイプのパーソナルケア製品は、典型的には、美観がユーザにとって特に重要であるスキンケア製品カテゴリにおいて一般的である。

肩は、別個の構成要素として、容器本体及び／又はネックに取り付けられている。肩は、長手方向及び回転方向の移動を最小限に抑えるように機械的に取り付けられている。長手方向を参照すると、ネックは、ネックの外部の周囲に、典型的には任意のねじ山の下に、円周方向にネックリングを有する。肩は、肩をネックに機能的に取り付けさせ、かつ肩がその後ネックから引き上げられることを機械的に防止するための、ネックリングの上に屈曲する歯を有する、いわゆる「スナップリング」を有する。回転方向を参照すると、容器本体は、成形シームに沿って形成されたネックのいずれかの側の凹部を有する。これらの凹部は、成形において製造上の課題をもたらし、特に容器本体が成形ガラスから作製される場合に、これらの凹部を有する容器本体を作製する際に、典型的には（ツーピースに対して）スリーピースの型を必要とする。肩がネックの周囲に回転することを制限するために、肩は、容器本体の対応する凹部に係合する、スナップリングの反対側の突出部を有する。接着剤は、典型的には、対応する肩突出部を取り付けるのを助けるために、容器本体の凹部に追加される。

型抜き、すなわち、容器本体及びネックを型から取り出す際の課題をもたらさない通常の成形機（スリーピース型のための専用機に対して）を用いて（スリーピース又はそれより多いものに対して）ツーピース型を使用することによって成形することができる容器本体及び／又はネックに、肩を取り付けるシステムが必要とされている。そのようなシステムは、より大きな効率、信頼性、製造公差、及び／又はより大きな費用対効果を提供することができる。

本発明は、これらの必要性のうちの１つ以上に対処することを試みている。驚くべきことに、互いに係合するように構成された（容器本体の上部上の）突出部及び（肩の内側同心開口部の）ノッチ歯の使用により、肩が容器本体及びネックに機能的に取り付けられたままであるのを助ける。本発明の一態様は、好ましくはパーソナルケア製品のための包装材を提供する。包装材は、長手方向軸と、パーソナルケア組成物を収容することができる容器本体と、を備える。容器本体は、長手方向軸を囲む上部部分を備える。上部部分は、その上に配置された第１の突出部を備える。ネックは、上部部分から長手方向軸に沿って延びる。ネックは、容器本体の内部と流体連通するネック開口部と、ネックの外部の周囲に円周方向に少なくとも部分的に延びるネックリングと、を備える。肩は、肩の内側の内側同心開口部を画定する複数の歯を備える。複数の歯は、ネックリングの上に屈曲し、かつネックリングと係合するように構成された、第１の屈曲歯と、肩が容器本体及びネックに機能的に取り付けられると、第１の突出部と係合するように構成された第１のノッチ歯と、を含む。

本包装材の利点は、肩と容器本体とネックとの間のシステムを有し、回転自由度を最小化することである。これにより、製造、輸送、及びユーザの使用の厳密性に耐えるこれらの構成要素の完全性において、より高い信頼性を有する製品を提供する。この利点は、容器本体及びネックが肩とは異なる材料である場合に、特に注目すべきである。実際、異なる材料の構成要素を取り付けることは、同じ材料の構成要素を取り付けることと比較して、追加の課題をもたらす。したがって、本製品は、容器及びネックがガラスから作製され、肩がプラスチックから作製される場合に、特に有利である。

本発明のこれらの特徴及びその他の特徴は、以下の詳細な説明を添付の特許請求の範囲と併せて検討することで当業者には明らかとなろう。

本明細書は、本発明を特定して定義し、かつ明確に特許請求する特許請求の範囲をもって結論とするが、本発明は、添付図面の以下の説明からより深く理解されると考えられる。添付の図面において、
組み立てられた包装材の正面図である。容器に別途機能的に取り付けられている肩を具体的に示した、図１の組み立てられた包装材の分解図の正面図である。図２の肩の斜視上面図である。図３の肩の側断面図である。図３及び図４の肩の底面図である。図５の肩の上面図である。図２の容器の上部部分及びネックの正面切り欠き図である。図７の容器の上部部分及びネックの側面切り欠き図である。

定義
全ての百分率、部及び比率は、別途指定されない限り、本発明の組成物の総重量に基づく。列挙されている成分に関するとき、こうした重量は全て、活性レベルに基づき、このため、特に指定されない限り、市販の材料に含まれている可能性のある溶媒又は副生成物を含まない。「重量百分率」という用語は、本明細書では「重量％」として表示されてもよい。本明細書で使用される全ての分子量は、別途記載のない限り、グラム／モルで表される重量平均分子量である。

本明細書で使用するとき、「ａ」及び「ａｎ」などの冠詞は、特許請求の範囲において使用されるときは、特許請求されている又は記載されるもののうちの１つ以上を意味するものと理解される。

本明細書で使用するとき、用語「含む（comprise、comprises、comprising）」、「包含する（include、includes、including）」、「含有する（contain、contains、containing）」という用語は、非限定的であることを意味し、即ち、最終結果に影響を及ぼすことのない他の工程及び他のセクションを加えることができる。上記用語には、「からなる」及び「から本質的になる」という用語が包含される。

本明細書で使用するとき、単語「好ましい」、「好ましくは」、及びその変形は、一定の条件下において一定の利益をもたらす本発明の実施形態に関する。しかしながら、同じ又は他の状況下においては、他の実施形態が好ましい場合もある。更に、１つ以上の好ましい実施形態の詳細説明は、他の実施形態が有用でないことを示すものではなく、本発明の範囲から他の実施形態を排除することを意図するものでもない。

図１は、パーソナルケア製品に好適な組み立てられた包装材（１）の正面図である。長手方向軸（６）は、包装材の長さ（すなわち、最長寸法）に沿っている。容器本体（５）は、（容器本体（５）の内部に）パーソナルケア組成物を収容することができる。ディスペンサ（１２）の一部分は、容器本体（５）に解放可能に取り付けられ、圧搾可能なバルブ（２）及びカラー（３）は、視認可能であり、長手方向軸（６）周りの回転対称性を有する。肩面（４）は、解放可能に取り付けられたディスペンサ（１２）及び容器本体（５）からの視覚的に魅力的な遷移を提供することによって、美的効果を提供する。パーソナルケア組成物の１つの特に好ましい例は、スキンケア組成物である。次に、スキンケア組成物の例としては、セラム又は香料が挙げられる。スキンケア組成物の好適な非限定的な例は、ＯＬＡＹ及びＳＫ－ＩＩの商標で販売されているものである。

図２は、容器（１７）に別途機能的に取り付けられている肩（１１）を具体的に示した、図１の組み立てられた包装材（１）の分解図の正面図である。容器は、任意の形状、サイズ、又は構成であってもよい。すなわち、容器は、対称性（例えば、左右対称性）を有することができる、又は全く対称性を有しなくてもよい。容器内に収容可能な容積は、例えば、５ｍＬ～５００ｍＬ、好ましくは１０ｍＬ～４００ｍＬ、あるいは１５ｍＬ～３００ｍＬであってもよい。前述の肩面（４）は、機能的に取り付けられた肩（１１）の上（すなわち、外面）に取り付けられている（例えば、糊又は接着剤）。包装材（１）は、長手方向軸（６）を備える。包装材（１）は、（６）及び容器本体（５）を備える容器（１７）を備える。容器本体（５）は、パーソナルケア組成物を収容することができる。容器本体（５）は、長手方向軸（６）を囲む上部部分（１４）を備え、上部部分は、その上に配置された少なくとも第１の突出部（４１）、好ましくは第１の突出部（４１）及び第２の突出部（４２）を備える。容器本体（５）の上部部分（１４）は、（長手方向軸（６）に沿って）容器本体（５）の底部部分（図示せず）の反対側にある。長手方向軸（６）は、棚面に接触する容器本体（５）の平面に直交している。包装材（１）がその意図された直立位置にあるときに、棚／テーブル上面に最も近く、かつそれに接触するのは、底部部分である。ネック（１０）は、長い長手方向軸（６）に沿って容器本体（５）の上部部分（１４）から延びる。ネック（１０）は、容器本体（５）の内部と流体連通するネック開口部（１８）を更に備える。ネック開口部（１８）は、長手方向軸（６）が交差する重心を有する。好ましくは、ネック開口部（１８）は、（長手方向軸（６）が直交して交差する平面で取られた）円形断面を有する。ネックリング（１３）は、ネック（１０）の外部の周囲に、少なくとも部分的に延び、好ましくは完全に延びる。好ましくは、ネックリング（１３）は、長手方向軸（６）が直交して交差する平面内で円周に延びる。ネック（１０）は、ネック（１０）の外部の周囲に延びるネックねじ山（９）を更に備える。ネックリング（１３）は、ネックねじ山（９）の（長手方向軸（６）に沿って）下にある。第１及び第２の突出部（４１、４２）は、ネック（１０）に隣接する容器本体（５）の上部部分（１４）上にある。

更に図２を参照すると、肩（１１）は、容器本体（５）及びネック（１０）に機能的に取り付けられる。肩面（４）は、機能的に取り付けられた肩（１１）の上に取り付けられる。肩面（４）は、典型的には、プラスチックで作製され、包装材（１）の他の美的特徴を賞賛する（compliment）望ましい色又は光沢を有する。肩面（４）は、概して、肩（１１）の形状を模倣する（例えば、内側同心開口部（図示せず）及びスカート部分（図示せず）も有する。しかしながら、肩面（４）は、内側同心開口部を画定する歯を有さなくてもよい。これは、肩面（４）の美的機能のためである。

更に図２を参照すると、ディスペンサ（１２）は、ネック（１０）に取り外し可能に取り付けることができ、容器本体（５）の内部と流体連通する。ディスペンサ（１２）は、ピペット（７）及び圧搾可能なバルブ（２）を備えることができ、圧搾可能なバルブ（２）は、ピペット（７）のピペット開口部（８）の反対側にある。ユーザは、圧搾可能なバルブ（２）を圧搾して真空を作り出すことができ、圧搾可能なバルブ（２）の圧搾を解放すると、ディスペンサ（１２）は、容器本体（５）に収容されたパーソナルケア組成物（図示せず）を引き上げる。その後、ユーザは、ディスペンサを対象表面（例えば、皮膚表面）に向けて、次いで、圧搾可能なバルブ（２）を再び圧搾して、ディスペンサ（１２）に収容されたパーソナルケア組成物を対象表面（図示せず）に再び排出することができる。好ましくは、図２に示すように、ディスペンサ（１２）は、カラー（３）を更に備え、カラー（３）は、圧搾可能なバルブ（２）とピペット開口部（８）との間にある。ピペット開口部（８）は、パーソナルケア組成物がディスペンサ（１２）に入り、かつディスペンサ（１２）を出るところである。ピペット開口部（８）は、典型的には、（パーソナルケア組成物を収容する）容器本体（５）の内部の底部又は底部付近に到達する。図２のディスペンサ（１２）は、長手方向軸（６）周りの回転対称性を有する。図示されていないが、好ましくは、カラー（３）は、内面にねじ切りされている。前述のように、ネック（１０）は、カラー（３）のねじ山に対応する、ネック（１０）の外部上のネックねじ山（９）を備える。ユーザは、ディスペンサ（１２）をねじって、ディスペンサ（１２）をネック（１０）から取り外し可能に解放することができる。好ましくは、ディスペンサ（１２）は、包装材（１）が偶発的に転倒した場合のあらゆる漏れを防止するように、ネック（１０）に解放可能に流体的に封止されている。別の実施例では、（Ａｐｔａｒ又はＦＳＫｏｒｅａなどの製造業者から入手可能な自動投与器などの）自動投与器を、ディスペンサ又はディスペンサの構成要素として使用することができる。

図３は、図２の肩（１１）の斜視上面図である。肩（１１）は、肩（１１）の内側に内側同心開口部（１５）を画定する複数の歯を備える。長手方向軸（６）は、（長手方向軸（６）が直交して交差する平面内で）内側同心開口部（１５）のほぼ重心で交差する。複数の歯は、ネック（１０）のネックリング（１３）の上に屈曲し、かつそれと係合するように構成された、少なくとも第１の屈曲歯（２１）を含む（ネックリング（１３）は、前の図２に記載されているが、図３には記載されていない）。複数の歯はまた、肩（１１）が容器本体（５）及びネック（１０）に機能的に取り付けられると、第１の突出部（４１）と係合するように構成された少なくとも第１のノッチ歯（３１）を含む（第１の突出部（４１）は、前の図２に記載されているが、図３には記載されていない）。好ましくは、複数の歯は、肩（１１）が容器本体（５）及びネック（１０）に機能的に取り付けられると、第２の突出部（４２）と係合するように構成された第２のノッチ歯（３２）を更に含む（第２の突出部（４２）は、前の図２に記載されているが、図３には記載されていない）。より好ましくは、図３に示すように、第１のノッチ歯（３１）及び第２のノッチ歯（３２）は、肩（１１）の内側の内側同心開口部（１５）内で互いに反対側にある。第１のノッチ歯（３１）は、リブを含むことができるノッチ部分を備え、第２のリブ（６２）が図３に部分的に見えている。代替的な実施例では、追加のノッチ歯が提供される。

図３に示すように、好ましくは、内側同心開口部（１５）を画定する複数の歯は、第２の屈曲歯（２２）、好ましくはまた第３の屈曲歯（２３）、より好ましくはまた第４の屈曲歯（２４）を更に含む。これらの屈曲歯（２２、２３、２４）の各々は、（肩（１１）が容器本体（５）及びネック（１０）に機能的に取り付けられると）ネックリング（１３）の上に屈曲して、それに係合するように構成されている。あるいは、追加の屈曲歯が提供される。図３に示すように、好ましくは、内側同心開口部（１５）を画定する複数の歯は、第１の非屈曲歯（５１）を更に含み、好ましくは第２の非屈曲歯（５２）を更に含む。より好ましくは、第１の非屈曲歯（５１）及び第２の非屈曲歯（５２）は、肩（１１）の内側の内側同心開口部（１５）内で互いに反対側にある。スカート部分（１６）は、内側同心開口部（１５）から外側に円周方向に延びる。図３には示されていないが、スカート部分（１６）は、肩（１１）が容器本体（５）及びネック（１０）に機能的に取り付けられると、容器本体（５）の上部部分（１４）に接触する。機能的に取り付けられると、肩（１１）は、少なくとも第１の突出部（４１）、好ましくは第１及び第２の突出部（４１、４２）を覆う。更に図３を参照すると、図４に提供されるように、（長手方向軸（６）と交差する）平面ＡＡに沿って断面切断が取られている。

図４は、図３に示す肩（１１）の断面の側面図である。長手方向軸（６）は、断面平面と交差している。この平面は、内側同心開口部（１５）、並びに第１のノッチ歯（３１）及び第２のノッチ歯（３２）を半分に分割する（第１及び第２のノッチ歯（３１、３２）は、肩（１１）の両側にある）。第１のノッチ歯（３１）は、下面に配置された第２のリブ（６２）を有する。同様に、第２のノッチ歯（３２）は、下面に配置された第３のｒｏｂ（６３）を有する。これらのリブ（６２、６３）は、第１及び第２のノッチ歯（３１、３２）のそれぞれのノッチの一部を形成する。内側同心開口部（１５）の中央に、かつ第１のノッチ歯（３１）と第２のノッチ歯（３２）との間には、第２の非屈曲歯（５２）がある。非屈曲歯は、対象のネックリングの上に屈曲しない、又は少なくとも実質的に屈曲しない。第２の非屈曲歯（５２）のいずれかの側には、第４の屈曲歯（２４）及び第２の屈曲歯（２２）がある。スカート部分（１６）は、内側同心開口部（１５）から外側に円周方向に延びる。

図５は、図３及び図４の肩（１１）の底面図である。肩（１１）は、肩（１１）の内側に内側同心開口部（１５）を画定する複数の歯を備える。複数の歯は、第１の屈曲歯（２１）、第２の屈曲歯（２２）、第３の屈曲歯（２３）、及び第４の屈曲歯（２４）を含む。複数の歯は、内側同心開口部（１５）内で互いに反対側にある第１の非屈曲歯（５１）及び第２の非屈曲歯（５２）を更に含む。複数の歯は更にまた、内側同心開口部（１５）内で互いに反対側にある第１のノッチ歯（３１）及び第２のノッチ歯（３２）を更に含む。屈曲歯（２１、２２、２３、２４）は、非屈曲歯（５１、５２）とノッチ歯（３１、３２）との間にある。ノッチ歯（３１、３２）はそれぞれ、突出部（４１、４２）と係合するように構成されたノッチ部分を備えている（が図５には示されていない）。

更に図５を参照し、第１のノッチ歯（３１）及びそのノッチ部分を参照すると、第１のリブ（６１）、より好ましくは第１のリブ（６１）及び第２のリブ（６２）が、その上に配置されている。これらのリブ（６１、６２）は、第１のノッチ歯（３１）の下面上に配置されている。それは、肩（１１）が容器本体（５）及びネック（１０）と機能的に取り付けられると、容器本体（５）の上部部分（１４）の第１の突出部（４１）に面する、下面である。好ましくは、図５のように、第１及び第２のリブ（６１、６２）は、角度関係で互いの反対側にあり、より好ましくは、反対側にあるリブ（６１、６２）の角度関係を画定する角度の頂点は、長手方向軸（６）から最も遠い（これにより、リブの角度が長手方向軸（６）に向かって開くようになっている）。好ましくは、角度は、１５～９０度、好ましくは３０～７５度である。肩（１１）が機能的に取り付けられると、下面上に配置された第１及び第２のリブ（６１、６２）を有する第１のノッチ歯（３１）は、第１の突出部（４１）と係合する。好ましくは、これらのリブは、第１の突出部（４１）のいずれの側でも第１の突出部（４１）と係合する。第２のノッチ歯（３２）（及び第２の突出部（４２））は、同様であってもよい。第２のノッチ歯（３２）、並びにそのノッチ部分、第３のリブ（６３）、より好ましくは第３のリブ（６３）及び第４のリブ（６４）がその上に配置されている。これらのリブ（６３、６４）は、第２のノッチ歯（３２）の下面上に配置されている。下面は、肩（１１）が容器本体（５）及びネック（１０）と機能的に取り付けられると、容器本体（５）の上部部分（１４）の第２の突出部（４２）に面する。好ましくは、図５のように、第３及び第４のリブ（６３、６４）は、角度関係で互いの反対側にあり、より好ましくは、反対側にあるリブ（６１、６２）の角度関係を画定する角度の頂点は、長手方向軸（６）から最も遠い（これにより、リブの角度が長手方向軸（６）に向かって開くようになっている）。好ましくは、角度は、１５～９０度、好ましくは３０～７５度である。肩（１１）が機能的に取り付けられると、下面上に配置された第３及び第４のリブ（６３、６４）を有する第２のノッチ歯（３２）は、第２の突出部（４２）と係合する。好ましくは、これらのリブは、第２の突出部（４２）のいずれの側でも第２の突出部（４２）と係合する。スカート部分（１６）は、内側同心開口部（１５）から外側に円周方向に延びる。

図６は、図５の肩の上面図である。肩（１１）は、肩（１１）の内側に内側同心開口部（１５）を画定する複数の歯を備える。複数の歯は、第１の屈曲歯（２１）、第２の屈曲歯（２２）、第３の屈曲歯（２３）、及び第４の屈曲歯（２４）を含む。複数の歯は、内側同心開口部（１５）内で互いに反対側にある第１の非屈曲歯（５１）及び第２の非屈曲歯（５２）を更に含む。複数の歯は更にまた、内側同心開口部（１５）内で互いに反対側にある第１のノッチ歯（３１）及び第２のノッチ歯（３２）を更に含む。屈曲歯（２１、２２、２３、２４）は、非屈曲歯（５１、５２）とノッチ歯（３１、３２）との間にある。ノッチ歯（３１、３２）はそれぞれ、突出部（４１、４２）と係合するように構成されたノッチ部分を備えている（が図５には示されていない）。スカート部分（１６）は、内側同心開口部（１５）から外側に円周方向に延びる。

図７は、図２のように、容器本体（５）の上部部分（１４）及び上部部分（１４）から延びるネック（１０）に焦点を当てた、容器（１７）の上部部分の正面切り欠き図である。図８は、図７の左側面図である。したがって、図７及び図８について一括して説明する。長手方向軸（６）は、容器（１７）の長さに沿っている。ネック（１０）は、容器本体（５）の内部と流体連通するネック開口部（１８）を備える。ネック開口部（１８）は、長手方向軸（６）が交差する重心（図示せず）を有する。ネック（１０）は、ネック（１０）の外部上に配置されたネックねじ山（９）を備える。ネックねじ山（９）の下に（長手方向軸（６）に沿って）、ネックリング（１３）は、ネック（１０）の外部の周囲に円周方向に延びる。上部部分（１４）は、その上に配置された第１の突出部（４１）及び第２の突出部（４２）を備える。第１及び第２の突出部（４１、４２）は、ネック（１０）に隣接し、ネック（１０）の両側にある。好ましくは、図示されていないが、第１及び第２の突出部は、互いの反対側にあり、（容器本体（５）の上部部分（１４）の）成形シームと交差する。好ましくは、少なくとも第１の突出部（４１）は、球状であり、好ましくは、５ｍｍ^２～１５ｍｍ^２、好ましくは６ｍｍ^２～１１ｍｍ^２の表面積を有する。好ましくは、第２の突出部（４２）はまた、球状であり、また好ましくは、５ｍｍ^２～１５ｍｍ^２、好ましくは６ｍｍ^２～１１ｍｍ^２の表面積を有する。別の実施例では、第１及び／又は第２の突出部（４１、４２）は、１ｍｍ～５ｍｍ、好ましくは２～３ｍｍの高さを有することができる。

本明細書に記載の本明細書の包装材の１つの利点は、（容器本体（５）及びネック（１０）に機能的に取り付けられたときに）肩（１１）の移動の自由度を最小化することである。すなわち、第１のノッチ歯（３１）が第１の突出部（４１）と係合し、かつ好ましくは第２のノッチ歯（３２）が第２の突出部（４２）と係合すると。一実施例では、機能的に取り付けられた肩（１１）は、糊又は接着剤がそれに適用されることなしに、３度未満、好ましくは０．１～２度、より好ましくは０．１～１度の長手方向軸（６）周りの回転自由度を有する。一実施例では、機能的に取り付けられた肩（１１）は、糊又は接着剤がそれに適用されることなしに、２ｍｍ未満、好ましくは０．１～１ｍｍ、より好ましくは０．１～０．５ｍｍの長手方向軸（６）に沿った垂直の自由度を有する。

本発明の一態様は、包装材（１）を作製する方法を提供する。この方法の工程は、ツーピース型により、容器（１７）、好ましくはガラス容器（１７）を成形することであり、容器（１７）は、前述のように、容器本体（５）及びネック（１０）を有する。別の工程は、前述のように、肩（１１）を用意することである。別の工程は、長手方向軸（６）に沿ってネック（１０）の上に肩（１１）を押し付け、それにより、第１の屈曲歯（２１）がネックリング（１３）の上に屈曲して、少なくとも第１のノッチ歯（３１）が第１の突出部（４１）と係合することによって、成形された容器本体（５）に肩（１１）を機能的に取り付けることである。１つ以上の任意選択の工程は、パーソナルケア組成物で容器本体（５）を充填すること、及び／又はネック（１０）に（前述のように）取り外し可能に取り付け可能なディスペンサ（１２）を取り付けることを含む。

本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、そのような寸法は各々、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図される。例えば、「４０ｍｍ」と開示された寸法は、「約４０ｍｍ」を意味することが意図される。

本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な他の変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にある全てのそのような変更及び修正を添付の特許請求の範囲に網羅することが意図される。

Claims

パーソナルケア製品用の包装材（１）であって、
長手方向軸（６）と、
パーソナルケア組成物を収容することができる容器本体（５）であって、前記長手方向軸（６）を囲む上部部分（１４）を備え、前記上部部分が、前記上部部分上に配置された第１の突出部（４１）を備える、容器本体（５）と、
前記上部部分（１４）から前記長手方向軸（６）に沿って延びるネック（１０）であって、
前記容器本体（５）の内部と流体連通するネック開口部（１８）と、前記ネック（１０）の外部の周囲に円周方向に少なくとも部分的に延びるネックリング（１３）と、を備える、ネック（１０）と、
肩（１１）であって、前記肩（１１）の内側の内側同心開口部（１５）を画定する複数の歯を備え、前記複数の歯が、前記ネックリング（１３）の上に屈曲し、かつ前記ネックリング（１３）と係合するように構成された、第１の屈曲歯（２１）と、前記肩（１１）が前記容器本体（５）及びネック（１０）に機能的に取り付けられると、前記第１の突出部（４１）と係合するように構成された第１のノッチ歯（３１）と、を含む、肩（１１）と、
肩面（４）と、
を備え、
前記肩面（４）が、機能的に取り付けられた前記肩（１１）の上に取り付けられている、包装材（１）。
前記第１のノッチ歯（３１）が、ノッチ部分を備える、請求項１に記載の包装材。
前記ノッチ部分が、第１のリブ（６１）及び第２のリブ（６２）を備え、前記第１及び第２のリブ（６１、６２）が、角度関係で互いの反対側にある、請求項１又は請求項２に記載の包装材。
前記反対側にあるリブ（６１、６２）の前記角度関係を画定する角度が、１５～９０度である、請求項１～３のいずれか一項に記載の包装材。
前記第１のノッチ歯（３１）が、前記第１の突出部（４１）と係合するように、前記第１のノッチ歯（３１）の下面上に配置された第１及び第２のリブ（６１、６２）を備える、請求項１～４のいずれか一項に記載の包装材。
前記肩（１１）が、前記第１の突出部（４１）を覆う、請求項１～５のいずれか一項に記載の包装材。
前記肩（１１）が、前記内側同心開口部（１５）から外側に円周方向に延び、かつ前記上部部分（１４）に接触する、スカート部分（１６）を更に備える、請求項１～６のいずれか一項に記載の包装材。
前記上部部分（１４）が、第２の突出部（４２）を更に備え、前記複数の歯が、第２のノッチ歯（３２）を更に含み、前記第２のノッチ歯（３２）が、前記肩（１１）が前記容器本体（５）及び前記ネック（１０）に機能的に取り付けられると、前記第２の突出部（４２）と係合するように構成されている、請求項１～７のいずれか一項に記載の包装材。
前記第２の突出部（４２）が、前記第１の突出部（４１）の反対側にある、請求項８に記載の包装材。
少なくとも前記第１の突出部（４１）が、球状であり、５ｍｍ²～１５ｍｍ² の表面積を有する、請求項１～９のいずれか一項に記載の包装材。
前記複数の歯が、第２の屈曲歯（２２）を更に含む、請求項１～１０のいずれか一項に記載の包装材。
前記複数の歯が、互いの反対側にある第１の非屈曲歯（５１）及び第２の非屈曲歯（５２）を更に含む、請求項１～１１のいずれか一項に記載の包装材。
機能的に取り付けられた前記肩（１１）が、糊又は接着剤が機能的に取り付けられた前記肩（１１）に適用されることなしに、３度未満の前記長手方向軸（６）周りの回転自由度を有する、請求項１～１２のいずれか一項に記載の包装材。
機能的に取り付けられた前記肩（１１）が、糊又は接着剤が機能的に取り付けられた前記肩（１１）に適用されることなしに、２ｍｍ未満の前記長手方向軸（６）に沿った垂直の自由度を有する、請求項１～１３のいずれか一項に記載の包装材。
前記容器本体（５）及び前記ネック（１０）が、成形ガラスである、請求項１～１４のいずれか一項に記載の包装材。
前記ネック（１０）に取り外し可能に取り付けられ、かつ前記容器本体（５）の内部と流体連通する、ディスペンサ（１２）を更に備える、請求項１～１５のいずれか一項に記載の包装材。
前記ディスペンサ（１２）が、ピペット（７）と、圧搾可能なバルブ（２）と、を備え、前記圧搾可能なバルブ（２）が、前記ピペット（７）のピペット開口部（８）の反対側にある、請求項１～１６のいずれか一項に記載の包装材。
前記ディスペンサ（１２）が、カラー（３）を更に備え、前記カラー（３）が、前記圧搾可能なバルブ（２）と前記ピペット開口部（８）との間にある、請求項１～１７のいずれか一項に記載の包装材。
前記容器本体（５）に収容された、パーソナルケア組成物を更に備える、請求項１～１８のいずれか一項に記載の包装材。