JP6952624B2 - 加飾成形体 - Google Patents
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Description
この種の加飾成形体として、例えば下記特許文献1に示されるように、加飾突部の高さを低くしたりすること等により、製造時に、ラベルのうち加飾突部の表面に位置する部分が破れるのを抑制した構成が知られている。
そして、左右方向に沿う断面視における側面の長さが、側面における左右方向の大きさの1.4倍未満となっているので、ラベルのうち、引張力が生ずる側面部分の引張ひずみを1.4未満に抑えることが可能になり、加飾突部の高さが、頂面における左右方向の大きさの15.3倍以下となっていることと相俟って、加飾成形体の製造時に、ラベルのうち、応力が集中する角部分に生ずる応力を抑えることができる。したがって、加飾成形体の製造時に、ラベルのうち加飾突部の表面に位置する部分に破れが生ずるのを抑制することができる。
この場合、ラベルの角部分に生ずる応力を確実に抑えることができる。
この場合、前述の作用効果が確実に奏功される。
そして、左右方向に沿う断面視における加飾突部の表面の全長が、左右一対の側面の下端同士の左右方向に沿う距離の1.4倍未満となっているので、ラベルのうち、加飾突部の表面に位置する部分に生ずる引張ひずみを1.4未満に抑えることが可能になり、左右方向に沿う断面視において、頂面の曲率半径、および側面の曲率半径のうちの大きい方が、小さい方の1.6倍以下となっていて、頂面の曲率半径と側面の曲率半径との差が小さく抑えられることと相俟って、加飾成形体の製造時に、ラベルの頂面部分の上端に応力が集中するのを抑えることができる。したがって、加飾成形体の製造時に、ラベルのうち、加飾突部の表面に位置する部分に破れが生ずるのを抑制することができる。
この場合、加飾成形体の製造時に、ラベルの頂面部分の上端に生ずる応力を確実に抑えることができる。
この場合、前述の作用効果が確実に奏功される。
本実施形態に係る加飾成形体1は、図1および図2に示されるように、第1加飾突部A3〜A13、および第2加飾突部A14、A15が形成された加飾面12を有する合成樹脂製の成形体13と、第1加飾突部A3〜A13、および第2加飾突部A14、A15の各表面に貼り付けられたラベル14と、を備える。図示の例では、加飾成形体1は、コンパクト容器51の蓋体52が備える天板となっている。
容器本体55は、偏平な有底筒状に形成されている。
以下、容器本体55の中心軸線Oに沿う軸方向の蓋体52側を上側といい、容器本体55の底部側を下側という。軸方向から見た平面視において、中心軸線Oに対してヒンジ部56が位置する側を後方といい、その逆向きを前方という。前記平面視において、前後方向に直交する方向を左右方向という。
第1加飾突部A3〜A13、および第2加飾突部A14、A15の各表面は、加飾面12から立ち上がる左右一対の側面25と、側面25の上端同士を左右方向に連結する頂面26と、を備える。
第1加飾突部A3〜A13の側面25における加飾面12との接続部分(以下、下接続部分という)27は凹曲面状に形成されている。第1加飾突部A3〜A13の側面25における頂面26との接続部分(以下、上接続部分という)28は突曲面状に形成されている。左右方向に沿う第1加飾突部A3〜A13の断面視において、下接続部分27の曲率半径r1は、上接続部分28の曲率半径r2より大きい。
側面25における左右方向の大きさL1は、側面25の実長さより小さく、かつ第1加飾突部A3〜A13の高さh1より大きい。側面25における左右方向の大きさL1は、例えば0.80mm以上2.30mm以下とされ、好ましくは0.84mm以上1.79mm以下となっている。側面25の実長さは、例えば1.00mm以上3.10mm以下とされ、好ましくは1.07mm以上2.38mm以下となっている。
第1加飾突部A3〜A13の高さh1は、例えば0.5mm以上2.5mm以下とされ、好ましくは0.6mm以上1.5mm以下となっている。頂面26における左右方向の大きさw1は、例えば0.10mm以上1.0mm以下、好ましくは0.13mm以上0.83mm以下となっている。
このうち、第1加飾突部A3〜A9では、側面25における左右方向の大きさL1が、0.84mm以上1.79mm以下とされ、側面25の実長さが、1.07mm以上2.38mm以下とされ、高さh1が、0.6mm以上1.5mm以下とされ、かつ頂面26における左右方向の大きさw1の1.9倍未満となっている。
そして本実施形態では、左右方向に沿う第2加飾突部A14、A15の断面視において、頂面26の曲率半径R1、および側面25の曲率半径R2のうちの大きい方は、小さい方の1.6倍以下となっている。
第2加飾突部A14、A15の実長さは、例えば4.0mm以上4.5mm以下とされ、好ましくは4.10mm以上4.26mm以下となっている。前記距離L2は、約3.16mmとなっている。
ここで、加飾成形体1の製造時に、ラベル14のうち、第1加飾突部A3〜A13、および第2加飾突部A14、A15の各表面に位置する部分(以下、対応部分という)が、金型の内面において、第1加飾突部A3〜A13、および第2加飾突部A14、A15を成形する凹部に、合成樹脂材料とともに進入することにより、ラベル14の対応部分に引張力が生ずる。
また、第1加飾突部A3〜A9、A11〜A13では、高さh1が1.5mm以下となっているので、ラベル14のうち、第1加飾突部A3〜A9、A11〜A13の表面に位置する部分に破れが生ずるのを確実に抑制することができる。
また、第2加飾突部A14、A15の高さh2が、1.3mm未満となっているので、前述の作用効果が確実に奏功される。
実施例として、図1〜図15に示されるような加飾成形体1を採用し、比較例として、図16〜図23に示されるような加飾成形体100を採用した。
第3加飾突部B17は、表1に示されるように、第1加飾突部A3〜A13のうちのA11〜A13に対して、高さh1、側面25の実長さ、および側面25の左右方向の大きさL1が異なり、第3加飾突部B17の高さh1は、頂面26における左右方向の大きさw1の15.38倍となっている。
第4加飾突部B18〜B23は、表2に示されるように、第2加飾突部A14、A15に対して、少なくとも側面25の曲率半径R2が異なっている。
12 加飾面
13 成形体
14 ラベル
25 側面
26 頂面
A3〜A13 第1加飾突部(加飾突部)
A14、A15 第2加飾突部(加飾突部)
h1 第1加飾突部の高さ
h2 第2加飾突部の高さ
L1 側面の左右方向の大きさ
L2 距離
R1 頂面の曲率半径
R2 側面の曲率半径
w1、w2 頂面の左右方向の大きさ
Claims (3)
- 加飾突部が形成された加飾面を有する合成樹脂製の成形体と、前記加飾突部の表面に貼り付けられたラベルと、を備える加飾成形体であって、
前記加飾突部の表面は、前記加飾面から立ち上がる左右一対の側面と、前記側面の上端同士を左右方向に連結する頂面と、を備え、
前記頂面は、左右方向に延びる平坦面とされ、
左右方向に沿う断面視における前記側面の長さは、前記側面における左右方向の大きさの1.4倍未満とされ、
前記加飾突部の高さは、前記頂面における左右方向の大きさの15.3倍以下となっており、
左右方向に沿う断面視における前記側面の長さは、1.00mm以上3.10mm以下とされ、
前記側面における左右方向の大きさは、0.80mm以上2.30mm以下とされ、
前記加飾突部の高さは、0.5mm以上2.5mm以下とされ、
前記頂面における左右方向の大きさは、0.1mm以上1.0mm以下となっていることを特徴とする加飾成形体。 - 前記加飾突部の高さは、前記頂面における左右方向の大きさの1.9倍未満となっていることを特徴とする請求項1に記載の加飾成形体。
- 前記加飾突部の高さは、1.5mm以下となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の加飾成形体。
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