JP4951360B2 - 化粧料用二重容器 - Google Patents
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内容物である液体化粧量14は、特に限定するものではなく、例えば、美容液、乳液、ヘアトリートメント等の広範囲の粘度のものを用いることができる。
化粧料用二重容器10の定量吐出機構12の種類は特に限定するものではなく、例えばディスペンサーを用いることができる。また、化粧料用二重容器10は、例えばディスペンサーによって内容物である液体化粧量14が定量吐出されることにより、外容器部20に形成された、例えば孔部22を介して外容器部20と内容器部18の間の隙間Cに侵入する外気によって、内容器部18が押圧されて収縮する。内容器部18は、例えば、半透明や不透明な、光透過を抑制する材料で形成されることで、内容物である液体化粧料14を保護、隠蔽することができる。また、化粧料用二重容器10を例えばレフィル対応容器や高粘度用容器として用いる場合は、内容器部18を透明材料で形成してもよい。
このとき、従来の化粧料用二重容器であれば、円筒形に形成された内容器部がいびつな不定形形状に、言い換えれば不規則に押しつぶされた形態となり、仮に外容器部を透明材料で形成して透視したときに見苦しい。また、内容器部が不定形に変形するため、変形状態を見て液体化粧料の残存量の変化を知ることは容易ではない。これに対して、本実施の形態に係る化粧料用二重容器10は、定形変形機構(あるいは規則的変形機構)によって内容器部18の側面が定形的に、言い換えれば規則的に変形するため、見苦しさはなく、むしろ一定の美観を奏する。このため、外容器部20に内容器部18の側面の少なくとも一部を観察可能な観察機構を設けても不都合がない。そして、内容物である液体化粧料14を直接透視することができない内容器部18の収縮変形状態を、観察機構によって観察することで、内容器部18に収容される液体化粧料14の残存量の変化を知ることができ、不意に液体化粧料14の残存量が零となるような不都合を生じることがない。また、これにより、液体化粧料14を最後まで使い切ったという感覚を得ることができる。
このような、リブ24は、例えばリブ24を成形するための凹部をキャビテイに設けた金型で樹脂をブロー成形して内容器部18aを成形することで容易に得ることができる。また、ブロー成形法によって成形した内容器部18aは、一定の剛性、強度を有するリブ24と、十分に収縮して内容物である液体化粧料14を確実に押し出すことのできる、リブ24を除く、肉厚の薄い側面26を適度の強度バランスで形成することができる。ただし、これに限らず、内容器部18aをブロー成形以外の他の成形法で成形してもよく、あるいはまた、成形した内容器部18aの外面にリブを固着等してもよい。
リブを含む内容器部の成形に用いる樹脂の種類は特に限定するものではないが、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、PE同士の積層品、PP同士の積層品、ポリエチレンとエチレン−ビニルアルコール共重合体(PVOH)の積層品等を好適に用いることができる。積層品を用いる場合、好ましくは、中間層に遮光性の高いグレー色を配置する。
また、内容器部は、リブを除き、液体化粧料を収容した状態で破壊しない程度の強度を持ち、内容器部の内部が真空となったときに外部からの気圧で十分に変形する程度の強度とする必要があるが、この強度は、用いる樹脂の種類の選定と形成する内容器部の厚みを選定することで設定することができる。内容器部の厚みは、例えば、200μm〜600μm程度とする。一方、リブについては、内容器部の内部が真空となったときにおいても変形しない程度の強度を持つことが必要であり、例えば、リブの幅を0.5mm〜3mm程度、リブの高さを0.5mm〜3m程度とすることで、実現することができる。
また、内容器部18aは、側面26と首30との接続部がテーパ状に形成される(図2中、矢印T部分)。ただし、この接続部を他の形状としてもよい。この接続部の形態については、以下に説明する他の実施の形態や実施例についても同様である。
なお、この場合、内容器部を多角円筒状に形成し、その角部にリブを設けると、内容器部が収縮する際にリブの変形をより確実に阻止することができる。
また、第一実施例の内容器部18aは、底面28が、外に向けて突出するほぼ球殻形状に形成されるため、収縮時に側面26と底面28が連続的に変形し、異形部分を生じることがない。また、底面28を直線状のシール部や円形状の底面の外周にリブ等の肉厚の厚い部分を設けた形状等とすると、内容器部が収縮する際に底面は原形が実質的にそのまま保持される。
また、第一実施例の内容器部18aは、側面26と首30との接続部がテーパ状に形成されるため、収縮時に側面26と側面26に続く首30の接続部分が連続的に変形し、異形部分を生じることがない。
上記第二実施例の内容器部18aは、支持部材32が第一実施例のリブ24と同様の作用効果を奏する。
上記第三実施例の化粧料用二重容器は、接着部34が第一実施例のリブ24と同様の作用効果を奏する。
このような、リブ36は、本実施の形態の第一の例の第一の実施例と同様に、例えばリブ36を成形するための凹部をキャビテイに設けた金型でブロー成形して内容器部18dを成形することで容易に得ることができる。また、ブロー成形法によって成形した内容器部18dは、一定の剛性、強度を有するリブ36と、十分に収縮して内容物である液体化粧料14を確実に押し出すことのできる、リブ36を除く、肉厚の薄い側面26を適度のバランスで形成することができる。ただし、これに限らず、内容器部18dをブロー成形以外の他の成形法で成形してもよく、あるいはまた、成形した内容器部18dの外面にリブを固着等してもよい。また、この場合、内容器部の強度は、前記本実施の形態の第一の例に係る化粧料用二重容器の第一実施例と同様でよい。
本実施の形態の第二の例に係る化粧料用二重容器の内容器部18dにおいて、環状リブ36に代えて、螺旋状リブを設けてもよい。
これにより、使用によって内容物である液体化粧量が減少することに伴って収縮する内容器部の収縮状態を外容器部を通して観察することで、内容器部に収容される液体化粧料の残存量の変化を確認することができる。
なお、外容器部を形成する材料は特に限定するものではなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)等の樹脂を用いることができる。また、外容器部の厚みは、樹脂の種類にもよるが、外部からの衝撃等によって破壊しない程度の、例えば、0.8mm以上とすることができる。なお、厚みの上限は特になく、例えば2mm程度にしてもよく、意匠上、さらに厚くしてもよい。
この場合、窓は、外容器部に形成された開口であってもよく、あるいはまた、外容器部の一部に設けられた透明部であってもよい。
例えば、本実施の形態の第一の例に係る化粧料用二重容器の場合であれば、図10に示すように、外容器部20bの高さ方向(深さ方向)中央部分に窓38aを設けると、内容器部18aの収縮状態をより的確に観察することができる。ただし、これに限定するものではない。
一方、本実施の形態の第二の例に係る化粧料用二重容器の場合であれば、図11に示すように、外容器部20cの高さ方向(深さ方向)に延出するスリット上の窓38bを設けると、内容器部18dが液体化粧料の減少に応じて高さ方向(深さ方向)に順次収縮する様子を確実に観察することができる。ただし、これに限定するものではない。
なお、外容器部を形成する材料は特に限定するものではなく、例えば上記本実施の形態の第三の例と同様の樹脂を用い、この樹脂を適宜の手段で着色したものであってもよく、あるいはまた、適宜の金属材料であってもよい。
12 定量吐出機構
14 液体化粧量
16、30 首
18、18a、18b、18c、18d 内容器部
20、20a、20b 外容器部
24 リブ
26 側面
28 底面
32 支持部材
34 接着部
36 環状リブ
38a、38b 窓
Claims (1)
- 定量吐出機構を用いた吐出により内容物である液体化粧量が減少するのに伴って収縮する、首付きでほぼ有底円筒状の内容器部と、該内容器部を収容する外容器部を備えた化粧料用二重容器であって、
該内容器部が、水平視でほぼ等間隔に離間し、側面の軸方向に延出する少なくとも3つの、液体化粧量の減少によって変形しない剛性を有する直線状のリブを有し、
該外容器部が、該内容器部の少なくとも一部を観察可能な観察機構を有することを特徴とする化粧料用二重容器。
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