JP7371791B2 - ワイヤロープ検査装置およびワイヤロープ検査システム - Google Patents
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Description
図1~図15を参照して、第1実施形態によるワイヤロープ検査システム300の構成について説明する。なお、以下の説明において、「直交」とは、90°および90°近傍の角度をなして交差することを意味する。
図1に示すように、ワイヤロープ検査システム300は、検査対象物であり磁性体であるワイヤロープWの異常(素線断線など)を検査するためのシステムである。ワイヤロープ検査システム300は、ワイヤロープWの磁束を計測するワイヤロープ検査装置100と、ワイヤロープ検査装置100によるワイヤロープWの磁束の計測結果の表示、および、ワイヤロープ検査装置100によるワイヤロープWの磁束の計測結果に基づく解析などを行う処理装置200とを備えている。ワイヤロープ検査システム300によりワイヤロープWの異常を検査することにより、目視により確認しにくいワイヤロープWの異常を確認可能である。
処理装置200(図1参照)は、たとえばパーソナルコンピュータである。処理装置200は、ワイヤロープ検査装置100が配置される空間とは違う空間に配置されている。処理装置200は、図1に示すように、通信部201と、処理部202と、記憶部203と、表示部204とを備えている。通信部201は、通信用のインターフェースであり、ワイヤロープ検査装置100と処理装置200とを通信可能に接続する。処理装置200は、通信部201を介して、ワイヤロープ検査装置100によるワイヤロープWの計測結果(計測データ)を受信する。処理部202は、処理装置200の各部を制御する。処理部202は、CPUなどのプロセッサ、メモリなどを含んでいる。処理部202は、通信部201を介して受信したワイヤロープWの計測結果に基づいて、素線断線などのワイヤロープWの傷みを解析する。記憶部203は、たとえばフラッシュメモリを含む記憶媒体であり、ワイヤロープWの計測結果、処理部202によるワイヤロープWの計測結果の解析結果などの情報を記憶(保存)する。表示部204は、たとえば液晶モニタであり、ワイヤロープWの計測結果、処理部202によるワイヤロープWの計測結果の解析結果などの情報を表示する。
図2に示すように、ワイヤロープ検査装置100は、検知部1と、電子回路部2とを備えている。検知部1は、ワイヤロープWの磁束を検知(計測)する。具体的には、検知部1は、励振コイル10と、検知コイル20とを含んでいる。励振コイル10は、ワイヤロープWに対して相対的に移動するとともに、ワイヤロープWに磁束を印加するように構成されている。励振コイル10は、励振交流電流が流れることにより、Z方向に沿った磁界を内部(輪の内側)に発生させるとともに、発生させた磁界を内部に配置されたワイヤロープWに印加する。なお、励振コイル10は、請求の範囲の「励磁部」の一例である。
図5に示すように、エレベータ110(図1参照)には、複数のワイヤロープWが設けられている。複数のワイヤロープWは、各々の長手方向(Z方向)に直交する方向(X方向)に並ぶように(互いに平行に)設けられている。図5に示すように、励振コイル10は、複数のワイヤロープWを取り囲むように設けられている。また、励振コイル10は、複数のワイヤロープWの磁化の状態を同時に励振するように構成されている。具体的には、励振コイル10に励振交流電流が流されることにより、励振コイル10の内部において、励振交流電流に基づいて発生する磁界がZ方向に沿って複数のワイヤロープWに印加されるように構成されている。
図8に示すように、磁界印加部71および72は、検査対象物であるワイヤロープWに対して予めY方向(ワイヤロープWの延びるX方向に交差する方向)に磁界を印加し磁性体であるワイヤロープWの磁化の大きさおよび方向を整えるように構成されている。また、磁界印加部71は、磁石71aおよび71bを含み、磁界印加部72は、磁石72aおよび72bを含んでいる。磁界印加部71(磁石71aおよび71b)は、検知部1(励振コイル10、第1検知コイル30、第2検知コイル40および第3検知コイル50)に対して、ワイヤロープWの延びる方向の一方側(Z2方向側)に配置されている。また、磁界印加部72(磁石72aおよび72b)は、検知部1(励振コイル10、第1検知コイル30、第2検知コイル40および第3検知コイル50)に対して、ワイヤロープWの延びる方向の他方側(Z1方向側)に配置されている。なお、磁界印加部71および72は、いずれか一方のみが設けられる構成であってもよい。
第1実施形態では、図9に示すように、第1検知コイル30、第2検知コイル40および第3検知コイル50は、複数のワイヤロープWの各々に設けられている。
ワイヤロープWにおいて、Z方向に置ける位置が同じ位置の断面位置A~K(検知位置)のワイヤロープWの断面(XY)面における位置を図12に示す。なお、断面位置Cは、ワイヤロープWの中心に位置している。断面位置A、B、C、DおよびEは、Y1方向から、断面位置A、B、C、D、Eの順に位置しており、断面位置Aは、ワイヤロープWのY1方向側の端部に位置し、断面位置Eは、ワイヤロープWのY2方向側の端部に位置している。断面位置B、FおよびIは、Y方向において、同じ位置である。また、断面位置C、GおよびJは、Y方向において、同じ位置であり、断面位置D、HおよびKは、Y方向において、同じ位置である。
第1実施形態では、処理部61は、第1検知コイル30が検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、Z方向におけるワイヤロープWの異常位置を取得するように構成されている。また、処理部61は、第2検知コイル40および第3検知コイル50が検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、取得された第1方向(Z方向)におけるワイヤロープWの異常位置の断面(XY面)内におけるワイヤロープWの異常位置を取得するように構成されている。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
図16を参照して、第2実施形態によるワイヤロープ検査システム400の構成について説明する。
図17を参照して、第3実施形態によるワイヤロープ検査システム500の構成について説明する。
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく、請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
上記した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
ワイヤロープが延びる方向に沿って相対的に移動するとともに、前記ワイヤロープの磁束を検知する複数の検知コイルと、
前記複数の検知コイルにより検知された検知信号を取得して処理する処理部と、を備え、
前記複数の検知コイルは、前記ワイヤロープの周方向に沿って設けられる第1検知コイルと、前記ワイヤロープの周方向に沿って設けられ、前記第1検知コイルが前記ワイヤロープに対して相対移動する第1方向に直交する方向から見て、前記第1検知コイルに対して傾斜するように配置される第2検知コイルとを含み、
前記処理部は、前記第1検知コイルが検知した検知信号に基づいて、前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置を取得し、かつ、前記第2検知コイルが検知した検知信号に基づいて、取得された前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置の領域を取得するように構成されている、ワイヤロープ検査装置。
前記第1検知コイルは、前記ワイヤロープの前記第1方向における検知位置に対応するピークを有する検知信号を検知するように構成されており、
前記第2検知コイルは、前記ワイヤロープの前記第1方向と交差する方向における複数の検知位置を含む領域に対応するピークを有する検知信号を検知するように構成されており、
前記処理部は、前記第1検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置を取得し、かつ、前記第2検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、取得された前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置を取得するように構成されている、項目1に記載のワイヤロープ検査装置。
前記処理部は、前記第1検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に対する前記第2検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間のずれの大きさに基づいて、取得された前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置を取得するように構成されている、項目2に記載のワイヤロープ検査装置。
前記第2検知コイルは、前記第1方向としてのZ方向に直交する第2方向としてのX方向から見て、前記第1検知コイルに対して傾斜するように配置されており、
前記複数の検知コイルは、前記ワイヤロープの周方向に沿って設けられ、前記Z方向および前記X方向に直交する第3方向としてのY方向から見て、前記第1検知コイルに対して傾斜するように配置される第3検知コイルをさらに含み、
前記処理部は、前記第1検知コイルが検知した検知信号に基づいて、前記Z方向における前記ワイヤロープの異常位置を取得し、かつ、前記第2検知コイルおよび前記第3検知コイルが検知した検知信号に基づいて、取得された前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置を取得するように構成されている、項目1~3のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査装置。
前記第2検知コイルは、前記X方向から見て、前記第1検知コイルおよび前記第3検知コイルに対して傾斜するように配置されており、
前記第3検知コイルは、前記Y方向から見て、前記第1検知コイルおよび前記第2検知コイルに対して傾斜するように配置されている、項目4に記載のワイヤロープ検査装置。
前記第1検知コイルは、前記ワイヤロープの前記Z方向における検知位置に対応するピークを有する検知信号を検知するように構成されており、
前記第2検知コイルは、前記ワイヤロープの前記Y方向における複数の検知位置を含む領域に対応するピークを有する検知信号を検知するように構成されており、
前記第3検知コイルは、前記ワイヤロープの前記X方向における複数の検知位置を含む領域に対応するピークを有する検知信号を検知するように構成されており、
前記処理部は、前記第1検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、前記ワイヤロープの異常位置の前記Z方向における位置を取得し、かつ、前記第2検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、取得された前記Z方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置の前記Y方向における位置を取得し、かつ、前記第3検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、取得された前記Z方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置の前記X方向における位置を取得するように構成されている、項目5に記載のワイヤロープ検査装置。
前記ワイヤロープは、複数設けられており、
前記処理部は、前記第1検知コイル、前記第2検知コイルおよび前記第3検知コイルの各々が検知した検知信号のピークに基づいて、前記Z方向と交差する方向の複数の前記ワイヤロープの各々の断面における異常位置を取得するように構成されている、項目4または5に記載のワイヤロープ検査装置。
前記第1検知コイル、前記第2検知コイルおよび前記第3検知コイルは、複数の前記ワイヤロープの各々に設けられている、項目7に記載のワイヤロープ検査装置。
前記第1検知コイル、前記第2検知コイルおよび前記第3検知コイルの各々は、前記Z方向と直交する方向に配置されている第1部分と、前記ワイヤロープに対して前記第1部分が配置される側とは反対側において前記第1部分とともに前記ワイヤロープを挟むように配置されている第2部分とを含む、項目8に記載のワイヤロープ検査装置。
前記ワイヤロープに対して相対的に移動するとともに、前記ワイヤロープに磁束を印加する励磁部をさらに備え、
前記励磁部は、前記複数の検知コイルに対して共通に設けられている、項目1~9のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査装置。
前記ワイヤロープに対して予め磁界を印加し、磁性体である前記ワイヤロープの磁界の大きさおよび方向を整える磁界印加部をさらに備え、
前記励磁部は、交流電流を流すことにより発生させた磁界を前記ワイヤロープに対して印加するように構成されている、項目10に記載のワイヤロープ検査装置。
ワイヤロープが延びる方向に沿って相対的に移動するとともに、前記ワイヤロープの磁束を検知する複数の検知コイルを備えるワイヤロープ検査装置と、
前記複数の検知コイルが検知した検知信号を取得して処理する処理装置と、を備え、
前記複数の検知コイルは、前記ワイヤロープの周方向に沿って設けられる第1検知コイルと、前記ワイヤロープの周方向に沿って設けられ、前記第1検知コイルが前記ワイヤロープに対して相対移動する第1方向に直交する方向から見て、前記第1検知コイルに対して傾斜するように配置される第2検知コイルとを含み、
前記処理装置は、前記第1検知コイルが検知した検知信号に基づいて、前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置を取得し、かつ、前記第2検知コイルが検知した検知信号に基づいて、取得された前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置の領域を取得するように構成されている、ワイヤロープ検査システム。
20 検知コイル
30、530 第1検知コイル
40、540 第2検知コイル
50、550 第3検知コイル
61 処理部
71、72 磁界印加部
100 ワイヤロープ検査装置
200 処理装置
300 ワイヤロープ検査システム
400 ワイヤロープ検査システム
402 処理部
410 ワイヤロープ検査装置
420 処理装置
531、541、551 コイル(第1部分)
532、542、552 コイル(第2部分)
W ワイヤロープ
Claims (12)
- ワイヤロープが延びる方向に沿って相対的に移動するとともに、前記ワイヤロープの磁束を検知する複数の検知コイルと、
前記複数の検知コイルにより検知された検知信号を取得して処理する処理部と、を備え、
前記複数の検知コイルは、前記ワイヤロープの周方向に沿って設けられる第1検知コイルと、前記ワイヤロープの周方向に沿って設けられ、前記第1検知コイルが前記ワイヤロープに対して相対移動する第1方向に直交する方向から見て、前記第1検知コイルに対して傾斜するように配置される第2検知コイルとを含み、
前記処理部は、前記第1検知コイルが検知した検知信号に基づいて、前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置を取得し、かつ、前記第2検知コイルが検知した検知信号に基づいて、取得された前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置の領域を取得するように構成されている、ワイヤロープ検査装置。 - 前記第1検知コイルは、前記ワイヤロープの前記第1方向における検知位置に対応するピークを有する検知信号を検知するように構成されており、
前記第2検知コイルは、前記ワイヤロープの前記第1方向と交差する方向における複数の検知位置を含む領域に対応するピークを有する検知信号を検知するように構成されており、
前記処理部は、前記第1検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置を取得し、かつ、前記第2検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、取得された前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置を取得するように構成されている、請求項1に記載のワイヤロープ検査装置。 - 前記処理部は、前記第1検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に対する前記第2検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間のずれの大きさに基づいて、取得された前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置を取得するように構成されている、請求項2に記載のワイヤロープ検査装置。
- 前記第2検知コイルは、前記第1方向としてのZ方向に直交する第2方向としてのX方向から見て、前記第1検知コイルに対して傾斜するように配置されており、
前記複数の検知コイルは、前記ワイヤロープの周方向に沿って設けられ、前記Z方向および前記X方向に直交する第3方向としてのY方向から見て、前記第1検知コイルに対して傾斜するように配置される第3検知コイルをさらに含み、
前記処理部は、前記第1検知コイルが検知した検知信号に基づいて、前記Z方向における前記ワイヤロープの異常位置を取得し、かつ、前記第2検知コイルおよび前記第3検知コイルが検知した検知信号に基づいて、取得された前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置を取得するように構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査装置。 - 前記第2検知コイルは、前記X方向から見て、前記第1検知コイルおよび前記第3検知コイルに対して傾斜するように配置されており、
前記第3検知コイルは、前記Y方向から見て、前記第1検知コイルおよび前記第2検知コイルに対して傾斜するように配置されている、請求項4に記載のワイヤロープ検査装置。 - 前記第1検知コイルは、前記ワイヤロープの前記Z方向における検知位置に対応するピークを有する検知信号を検知するように構成されており、
前記第2検知コイルは、前記ワイヤロープの前記Y方向における複数の検知位置を含む領域に対応するピークを有する検知信号を検知するように構成されており、
前記第3検知コイルは、前記ワイヤロープの前記X方向における複数の検知位置を含む領域に対応するピークを有する検知信号を検知するように構成されており、
前記処理部は、前記第1検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、前記ワイヤロープの異常位置の前記Z方向における位置を取得し、かつ、前記第2検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、取得された前記Z方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置の前記Y方向における位置を取得し、かつ、前記第3検知コイルが検知した検知信号のピークの検知時間に基づいて、取得された前記Z方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置の前記X方向における位置を取得するように構成されている、請求項5に記載のワイヤロープ検査装置。 - 前記ワイヤロープは、複数設けられており、
前記処理部は、前記第1検知コイル、前記第2検知コイルおよび前記第3検知コイルの各々が検知した検知信号のピークに基づいて、前記Z方向と交差する方向の複数の前記ワイヤロープの各々の断面における異常位置を取得するように構成されている、請求項4に記載のワイヤロープ検査装置。 - 前記第1検知コイル、前記第2検知コイルおよび前記第3検知コイルは、複数の前記ワイヤロープの各々に設けられている、請求項7に記載のワイヤロープ検査装置。
- 前記第1検知コイル、前記第2検知コイルおよび前記第3検知コイルの各々は、前記Z方向と直交する方向に配置されている第1部分と、前記ワイヤロープに対して前記第1部分が配置される側とは反対側において前記第1部分とともに前記ワイヤロープを挟むように配置されている第2部分とを含む、請求項8に記載のワイヤロープ検査装置。
- 前記ワイヤロープに対して相対的に移動するとともに、前記ワイヤロープに磁束を印加する励磁部をさらに備え、
前記励磁部は、前記複数の検知コイルに対して共通に設けられている、請求項1~3のいずれか1項に記載のワイヤロープ検査装置。 - 前記ワイヤロープに対して予め磁界を印加し、磁性体である前記ワイヤロープの磁界の大きさおよび方向を整える磁界印加部をさらに備え、
前記励磁部は、交流電流を流すことにより発生させた磁界を前記ワイヤロープに対して印加するように構成されている、請求項10に記載のワイヤロープ検査装置。 - ワイヤロープが延びる方向に沿って相対的に移動するとともに、前記ワイヤロープの磁束を検知する複数の検知コイルを備えるワイヤロープ検査装置と、
前記複数の検知コイルが検知した検知信号を取得して処理する処理装置と、を備え、
前記複数の検知コイルは、前記ワイヤロープの周方向に沿って設けられる第1検知コイルと、前記ワイヤロープの周方向に沿って設けられ、前記第1検知コイルが前記ワイヤロープに対して相対移動する第1方向に直交する方向から見て、前記第1検知コイルに対して傾斜するように配置される第2検知コイルとを含み、
前記処理装置は、前記第1検知コイルが検知した検知信号に基づいて、前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置を取得し、かつ、前記第2検知コイルが検知した検知信号に基づいて、取得された前記第1方向における前記ワイヤロープの異常位置の断面内における前記ワイヤロープの異常位置の領域を取得するように構成されている、ワイヤロープ検査システム。
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