JP7369080B2 - リニア搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リニアモーターを利用した搬送装置に関する。
特表2015―525176号公報には、物品を搬送する装置として、リニアモーターを用いたリニア搬送装置が開示されている。このリニア搬送装置には、電磁石を配置したリニアモーターのステータと、永久磁石が設けられた搬送部材とを有する。電磁石と永久磁石とでリニアモータシステムが形成される。そして、搬送部材は、ホルダまたは対応ホルダを有し、搬送方向に並んだホルダおよび対応ホルダで製品を挟み、搬送部材を移動させることで製品を搬送する。
特表2015―525176号公報
リニア搬送装置を製造工程における物品の搬送に用いる場合、物品の搬送の効率化や省スペース化のため、物品の搬送軌道は、直線状のみならず、曲線状にする必要がある。特表2015―525176号公報に記載のリニア搬送装置の場合、ホルダまたは対応ホルダで製品を保持した状態で曲線状の搬送軌道に搬送されると、ホルダと対応ホルダとの間隔が変化し、製品を保持できなくなり搬送ができなくなる虞がある。
そこで、本発明は、被搬送物の保持が容易であるとともに、直線部および曲線部に沿って被搬送物を安定して搬送可能なリニア搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のリニア搬送装置は、少なくとも一部が被搬送物の搬送方向に沿うとともに直線部および曲線部を組み合わせてループ状に形成されたガイド部と、前記ガイド部に配置されて前記搬送方向に沿って移動可能な第1保持部および第2保持部と、前記第1保持部および前記第2保持部を独立して制御可能なリニア駆動部と、を有する。前記第1保持部は、前記被搬送物の搬送方向の後方の側面と面接触する第1押圧部と、前記搬送方向の前方に突出して前記被搬送物の前記後方の側面に開口する凹部に挿入される第1爪部と、を有する。前記第2保持部は、前記被搬送物の搬送方向の前方の側面と面接触する第2押圧部と、前記搬送方向の後方に突出して前記被搬送物の前記前方の側面に開口する凹部に挿入される第2爪部と、を有する。前記第1押圧部および前記第2押圧部は、前記ガイド部の直線部に沿って前記被搬送物を搬送しているときに前記被搬送物のそれぞれの側面と面接触し、前記第1爪部および前記第2爪部は前記ガイド部の前記曲線部に沿って前記被搬送物を搬送しているときに前記被搬送物のそれぞれの側面に開口する凹部と係合する。
このように構成することで、被搬送物を直線部に沿って搬送するときに押圧部が被搬送部の搬送方向の前面および後面を面接触して搬送する。そのため、被搬送物の保持が容易である。また、曲線部に沿って被搬送部を搬送するときに、第1爪部および第2爪部を凹部に係合させることで、遠心力を支持している。これにより、直線部および曲線部において、被搬送物の保持が容易であるとともに、直線部および曲線部に沿って被搬送物を安定して搬送可能である。
上記構成において、前記リニア駆動部は、前記第1保持部と前記第2保持部との前記搬送方向に沿う距離を前記直線部にあるときよりも前記曲線部にあるときに短くなるように、前記第1保持部および前記第2保持部の移動を制御してもよい。このように構成することで、曲線部にあるときに、第1爪部および第2爪部が、被搬送物の凹部により確実に、係合される。これにより、直線部および曲線部に沿って被搬送物を安定して搬送可能である。
上記構成において、前記第1爪部の前記ガイド部側の面は、搬送方向の前方に向かうにつれて前記ガイド部に近づく傾斜を有してもよい。また、前記第2爪部の前記ガイド部側の面は、搬送方向の後方に向かうにつれて前記ガイド部に近づく傾斜を有してもよい。このような構成を有することで、第1保持部および第2保持部が曲線部に到達したときに、第1爪部および第2爪部が被搬送物の凹部により確実に係合する。
前記第1保持部は、前記搬送方向と交差する方向の外方に突出するとともに前記第1押圧部を備える第1面押しアームと、前記第1面押しアームと上下に並んで配置されて前記搬送方向と交差する方向の外方に突出するとともに前記第1爪部を備える第1爪付きアームと、を有し、前記第2保持部は、前記搬送方向と交差する方向の外方に突出するとともに前記第2押圧部を備える第2面押しアームと、前記第2面押しアームと上下に並んで配置されて前記搬送方向と交差する方向の外方に突出するとともに前記第2爪部を備える第2爪付きアームと、を有し、前記第1保持部および前記第2保持部が前記ガイド部に取り付けられているとき、前記第1面押しアーム、前記第1爪付きアーム、前記第2面押しアームおよび前記第2爪付きアームは、それぞれ、上下にずれた位置に配置されてもよい。
このように構成することで、第1保持部と第2保持部とが接近しても、アーム同士が接触したり、干渉したりしにくい。これにより、ガイド部における第1保持部および第2保持部が待機する待機領域を小さくすることができ、リニア搬送装置を小型化できる。また、同じ大きさのリニア搬送装置の場合、第1保持部および第2保持部の配置数を多くすることができる。
また、複数の被搬送物を連続して搬送する場合、前側の被搬送物を保持する第1保持部の各アームと後側の被搬送物を保持する第2保持部の各アームが接触したり、干渉したりしにくい。これにより、被搬送物の保持が容易であるとともに、直線部および曲線部に沿って被搬送物を安定して搬送可能である。
上記構成において、複数の前記第1保持部および複数の前記第2保持部を有し、前記第1保持部と前記第2保持部とは同数であり、前記搬送方向において前記第1保持部と前記第2保持部とが交互に配置されていてもよい。
本発明に係るリニア搬送装置の概略配置図である。 搬送ケースを保持した第1保持部および第2保持部が直線状のガイドレールに沿って移動している状態を示す平面図である。 図2に示す第1保持部および第2保持部を外方から見た図である。 第1保持部の搬送方向の後方側から見た図である。 第2保持部の搬送方向の後方側から見た図である。 待機領域にあるときの第1保持部および第2保持部を外方から見た図である。 リニア駆動部の機能ブロック図である。 搬送ケースを保持した第1保持部および第2保持部が曲線状のガイドレールに沿って移動している状態を示す平面図である。 変形例の第1保持部および第2保持部の平面図である。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<リニア搬送装置100>
図1は、本発明にかかるリニア搬送装置100の概略配置図である。なお、図1に示すリニア搬送装置100では、第1搬送ガイド51および第2搬送ガイド52を破線で示す。また、ガイド部3は、両端が連結されたループ状に形成される。以下の説明において、ループ状のガイド部3を基準とし、ガイド部3に囲まれた部分の外側に向く方向を、搬送方向Trと交差する方向の外方とし、単に「外方」として説明する場合がある。
図1に示すとおり、リニア搬送装置100は、不図示の製品の製造工程に組み込まれて、リニアモーターを利用して被搬送物である搬送ケースBxを搬送する。さらに詳しくは、リニア搬送装置100は、搬送ケースBxまたは容器Cvを収容した搬送ケースBxを搬送する。
リニア搬送装置100は、搬入部InAで搬送ケースBxを受け取る。平面視において、搬送ケースBxは、正方形の角部を曲線で面取りした形状である。平面視における、搬送ケースBxの縦および横の幅をW1とする(後述の図2等参照)。なお、被搬送物は、搬送ケースBxのような形状に限定されない。例えば、平面視長方形の角部を面取りした形状であってもよいし、平面視正方形状および長方形状であってもよい。後述する第1面押しアーム12の前面123および第2面押しアーム22の後面223が面で接触するとともに保持できる面を有する形状を広く採用できる。
そして、リニア搬送装置100は、搬送ケースBxを、搬出部OutAまで搬送する。図1に示すリニア搬送装置100では、搬送方向は時計回り方向であり、搬入部InAから搬出部OutAに至る領域が搬送領域Ar1である。搬送領域Ar1の途中には、第1処理部St1と、第2処理部St2とが配置される。リニア搬送装置100のレイアウトは、搬入部InA、搬出部OutA、第1処理部St1、第2処理部St2の配置に併せて適宜変更可能である。なお、本実施形態のリニア搬送装置100は、搬送領域Ar1に2個の処理部を有しているが、1個の処理部を有してもよいし、3個以上の処理部を有してもよい。
リニア搬送装置100では、後述する第1保持部1と、第2保持部2とが搬送ケースBxを保持した状態で、第1保持部1および第2保持部2が搬送領域Ar1に沿って移動することで、搬送ケースBxが搬送される。
次に、リニア搬送装置100の各部の詳細について図面を参照して説明する。図2は、搬送ケースBxを保持した第1保持部1および第2保持部2が直線状のガイドレール30に沿って移動している状態の平面図である。図3は、図2に示す第1保持部1および第2保持部2を外方から見た図である。図4は、第1保持部1の搬送方向Trの後方側から見た図である。図5は、第2保持部2の搬送方向Trの後方側から見た図である。なお、図2では、第1搬送ガイド51、第2搬送ガイド52を破線で示す。図3では搬送ケースBxを一点鎖線で示し、第1搬送ガイド51を破線で示す。
図1から図3に示すように、リニア搬送装置100は、第1保持部1と、第2保持部2と、ガイド部3と、リニア駆動部4と、第1搬送ガイド51と、第2搬送ガイド52と、を有する。
<ガイド部3>
ガイド部3は、第1保持部1および第2保持部2の移動をガイドする。ガイド部3は、ガイドレール30を有する。図3から図5等に示すように、ガイドレール30は、メインレール31と、溝付きレール32と、平面レール33とを有する。
メインレール31は、搬送方向Trと直交する面で切断した切断面が長方形状の筒体である。そして、メインレール31の断面の形状は、上下方向が長手方向である。メインレール31の内部には、リニア駆動部4のコイル41が配置される。メインレール31は、コイル41に電流を流して励磁されたとき、コイル41からの磁力が透過する材料で形成される。このような材料として、例えば、一部のステンレス鋼、アルミニウムおよびその合金を挙げることができるが、これに限定されない。
溝付きレール32は、メインレール31の上部に固定される。なお、メインレール31と溝付きレール32との固定は、溶接、ねじ止め等を採用できるが、これに限定されない。メインレール31と溝付きレール32とを一体的に形成してもよい。溝付きレール32は、搬送方向Trと交差する方向の外面から凹んだ凹形状のレール部321を有する。レール部321は、ガイド部3の全周にわたって形成される。溝付きレール32は、2個のレール部321を有する。2個のレール部321は、上下に並んで配置される。なお、2個のレール部321には、第1保持部1の後述する上ローラー14のローラー突出部141および第2保持部2の後述する上ローラー24のローラー突出部241が収容される。上ローラー14および上ローラー24は、レール部321に沿って移動する。
平面レール33は、メインレール31の下部に固定される。なお、メインレール31と平面レール33との固定は、溶接、ねじ止め等を採用できるが、これに限定されない。メインレール31と平面レール33とを一体的に形成してもよい。平面レール33は、搬送方向Trと交差する面で切断した断面の外側が、鉛直線に沿う形状である(図4等参照)。なお、平面レール33の外面には、第1保持部1の後述する下ローラー15および第2保持部2の後述する下ローラー25が接触する。下ローラー15および下ローラー25は平面レール33の外面と接触しつつ回転する。
ガイド部3は、ガイドレール30の両端を連結することでループ状に形成される。ガイド部3は、それぞれ、ガイドレール30で形成された、第1直線部301、第2直線部302、第1曲線部303および第2曲線部304を含む(図1参照)。
第1直線部301および第2直線部302は、いずれも直線状のガイドレール30で形成される。第1直線部301および第2直線部302は、同じ長さであるとともに、平面視において平行に配置される。第1直線部301および第2直線部302は、いずれも、溝付きレール32のレール部321が外方に配置される。
第1曲線部303は、曲線状のガイドレール30aを含む。なお、第1曲線部303は、一部が直線状であってもよい。第1直線部301の搬送方向の前方の端部と、第2直線部302の搬送方向の後方の端部とを繋ぐ。また、第2曲線部304は、第2直線部302の搬送方向の前方の端部と第1直線部301の搬送方向の後方の端部とを繋ぐ。以上のように、ガイド部3は、第1直線部301、第1曲線部303、第2直線部302および第2曲線部304が順に連結されてループ状に形成される。
なお、本実施形態のリニア搬送装置100に用いられるガイド部3では、第1曲線部303および第2曲線部304は、同一の曲率半径を有する円弧状である。
リニア搬送装置100において、ガイド部3はループ状である。第1保持部1および第2保持部2は、ガイド部3に沿って移動する。そのため、第1保持部1および第2保持部2は、ガイド部3に沿って循環する。リニア搬送装置100において、搬送領域Ar1の第1直線部301の搬送方向Trの後方の端部の近傍に搬入部InAが配置される。そして、搬送領域Ar1の第1直線部301の搬送方向Trの前方側の端部の近傍に第1処理部St1が配置される。
また、搬送領域Ar1の第2直線部302の搬送方向Trの後方側の端部の近傍に第2処理部St2が配置される。そして、搬送領域Ar1の第2直線部302の搬送方向Trの前方の端部の近傍に搬出部OutAが配置される。リニア搬送装置100において、搬出部OutAから搬送ケースBxが搬出された後、第1保持部1および第2保持部2は、第2曲線部304に沿って移動し、第1直線部301の搬送方向Trの後方端部側に移動する。そのため、第2曲線部304は、第1保持部1および第2保持部2が次の搬送の前に待機する待機領域Wtである。
次に、第1保持部1および第2保持部2について説明する。
<第1保持部1>
第1保持部1は、ガイドレール30の外面に配置されて、ガイド部3に沿って移動可能である。図2~図4に示すように、第1保持部1は、本体部11と、第1面押しアーム12と、第1爪付きアーム13と、上ローラー14と、下ローラー15と、を有する。
本体部11には、リニア駆動部4の後述するマグネット42が配置される。本体部11は、ガイドレール30よりも外方に、ガイドレール30と対向して配置される。なお、本実施形態のリニア搬送装置100に用いられる第1保持部1において、マグネット42は本体部11の内部に収容され、メインレール31に配置されたコイル41と搬送方向と交差する方向に対向する。
第1面押しアーム12は、本体部11から外方に突出する。第1保持部1をガイドレール30に取り付けたとき、第1面押しアーム12は搬送方向Trに対して一定の角度をなす(ここでは、直交する)。
図2、図3に示すように、第1面押しアーム12は、アーム本体121と、第1押圧部122と、を有する。アーム本体121は、本体部11から外方に突出する。第1押圧部122は、アーム本体121の外方の端部に形成される。第1押圧部122は、搬送方向Trの前方に突出する。第1押圧部122の搬送方向の前方の面である前面123は、搬送方向Trと直交する。そして、第1押圧部122の前面123は、搬送ケースBxの搬送方向Trの後面と面接触し、後面を押圧する。前面123は、搬送方向Trと交差すればよく、交差する角度は直交に限定されない。
図3に示すように、前面123は、アーム本体121のガイド部3と直交する方向から見た形状は、上下方向の中間部が上下方向の両端に対し前方に突出した曲面状である。このように、前面123を曲面状に形成することで、第1面押しアーム12と搬送ケースBxの搬送方向Trの後面との角度にかかわらず接触面積を一定にすることができる。これにより、角度のずれによる接触圧のばらつきが発生しにくく、第1面押しアーム12は、搬送ケースBxの搬送方向Trにおける後面を一定または略一定の圧力で押圧できる。
第1面押しアーム12の搬送方向Trに対する角度が固定であるとともに、第1面押しアーム12が搬送ケースBxの搬送方向の後面を押圧する。リニア駆動部4の制御部43は、第1保持部1の位置に基づいて、搬送ケースBxの位置を正確に認識できる。換言すると、第1面押しアーム12は、搬送ケースBxの搬送中における位置決めを行う。なお、第1面押しアーム12の少なくとも搬送ケースBxと接触する部分にすべり止めが取り付けられてもよい。
第1爪付きアーム13は、本体部11から第1面押しアーム12と同じ方向に突出する。図3、図4に示すように、第1爪付きアーム13は、第1面押しアーム12の上方に、間隔をあけて配置される。第1爪付きアーム13は、アーム本体131と、第1爪部132と、を有する。
アーム本体131は、本体部11から突出する板状である。第1爪部132は、アーム本体131の外方の先端から搬送方向Trの前方に突出する。アーム本体131の第1爪部132よりも本体部11側の部分の搬送方向Trの前部が、後方に凹んでいる。第1爪部132の本体部11側の係合面133は、搬送方向Trの前方に向かうにつれて、本体部11近づく傾斜を有する。つまり、係合面133は第1保持部1の搬送方向Trに対して傾斜している。
第1面押しアーム12が搬送ケースBxの搬送方向の後方の面を押圧するとき、第1爪付きアーム13の第1爪部132は、搬送ケースBxに形成されている凹部Bx1に挿入された状態となるが、搬送ケースBxには接触していない状態である。また、第1爪付きアーム13のアーム本体131も、搬送ケースBxと接触しない。
第1保持部1および第2保持部2で搬送ケースBxを保持した状態で、曲線部を移動するとき、第1面押しアーム12および第1爪付きアーム13それぞれの外方の端部は、搬送ケースBxから離れることとなる。このとき、曲線部での第1保持部1と第2保持部2との距離を、直線部での距離よりも短くなるように調整する(後述の図8参照)ことで、第1押圧部122の本体部11に近い端部124と搬送ケースBxの後面とを接触させ、第1爪部132と凹部Bx1の内面とを接触・係合させることができる。搬送ケースBxをこのように保持することで、第1保持部1および第2保持部2で搬送ケースBxを保持した状態で、曲線部を移動するときに、搬送ケースBxの外方への移動を抑制するとともに、搬送方向への搬送が可能となる。
第1保持部1は、2個の上ローラー14を有する。2個の上ローラー14は、上ローラー支持部111に回転可能に支持される。詳しく説明すると、上ローラー14は、搬送方向Trと直交するとともに、ガイドレール30の外面と平行な回転軸周りに回転可能に配置される。2個の上ローラー14は、搬送方向に離れているとともに、上下方向に異なる位置に配置される。本実施形態の第1保持部1では、搬送方向前側の上ローラー14(図3参照)が、下側になるように配置される。
上ローラー14の外周面は、軸方向の中央に向かって径方向外側に突出するローラー突出部141を有する。ローラー突出部141は、溝付きレール32のレール部321と嵌合する。
上ローラー14は、レール部321に嵌った状態で回転する。これにより、第1保持部1がガイドレール30に沿って移動するとき、第1保持部1の上下方向のずれが抑制される。つまり、第1保持部1はガイド部3に沿って正確に移動する。
第1保持部1は、2個の下ローラー15を有する。2個の下ローラー15は、下ローラー支持部112に回転可能に支持される。詳しく説明すると、下ローラー15は、搬送方向Trと直交するとともに、ガイドレール30の外面と平行な回転軸周りに回転可能に配置される。下ローラー15は、円柱状であり下ローラー15の外周面は、平面レール33の外面と接触する。2個の下ローラー15は、搬送方向に離れているとともに、上下方向に異なる位置に配置される。本実施形態の第1保持部1では、搬送方向前側の下ローラー15(図3参照)が、上側になるように配置される。
第1保持部1は、内部に配置されたマグネット42の磁力によって、ガイドレール30の外面に吸着されている。なお、ガイドレール30に磁石を吸着する鉄等の金属で形成された吸着部を備えていてもよいし、コイル41に備えられた鉄心とマグネット42との磁力によって吸着されてもよい。また、第1保持部1は、ガイドレール30に沿って移動可能であるとともに、フック等を用いてガイドレール30から容易に脱落しないようにガイドレール30に取り付けられてもよい。
第1保持部1がガイドレール30の外面に取り付けられたとき、上ローラー14および下ローラー15がガイドレール30に接触することで、本体部11がガイドレール30の外面と一定の間隔を開けて配置される。そして、第1保持部1は、ガイドレール30に沿って移動するとき、上ローラー14および下ローラー15がガイドレール30に接触しつつ回転する。つまり、第1保持部1は、上下を上ローラー14および下ローラー15で支持される。そのため、第1保持部1は、ガイドレール30に対して一定の角度を保った状態で、ガイドレール30に沿って移動する。
第1保持部1では、第1面押しアーム12および第1爪付きアーム13が、本体部11の搬送方向Trの後部から外方に突出する。これにより、第1面押しアーム12および/または第1爪付きアーム13で搬送ケースBxを保持したときに、第1保持部1には、第1面押しアーム12および第1爪付きアーム13を介して第1保持部1の上部を搬送方向Trの前方に回転させる力が作用する。
2個の上ローラー14が搬送方向Trに離れて配置されるため、第1面押しアーム12および第1爪付きアーム13に作用する力は、2個の上ローラー14の溝付きレール32のレール部321との嵌合によって支えられる。
また、第1保持部1の上ローラー14および下ローラー15の配置が上下中央の線に対して対称となる。そのため、第1保持部1がガイドレール30に移動するときに、第1保持部1に上または下に向かう力が作用しにくい。このことからも、第1保持部1がガイドレールに沿って安定して移動可能である。
<第2保持部2>
第2保持部2は、ガイドレール30の外面に配置されて、ガイド部3に沿って移動可能である。図2、図3、図5に示すように、第2保持部2は、本体部21と、第2面押しアーム22と、第2爪付きアーム23と、上ローラー24と、下ローラー25と、を有する。
本体部21には、リニア駆動部4の後述するマグネット42が配置される。本体部21は、ガイドレール30の外方に、ガイドレール30と対向して配置される。なお、本実施形態のリニア搬送装置100に用いられる第2保持部2において、マグネット42は本体部21の内部に収容され、メインレール31に配置されたコイル41と搬送方向と交差する方向に対向する。
第2面押しアーム22は、本体部21から外方に突出する。第2保持部2をガイドレール30に取り付けたとき、第2面押しアーム22は搬送方向Trに対して一定の角度をなす。
図3、図5に示すように、第2面押しアーム22は、アーム本体221と、第2押圧部222と、を有する。アーム本体221は、本体部11から外方に突出する。第2押圧部222は、アーム本体221の外方の端部に形成される。第2押圧部222は、搬送方向Trの後方に突出する。第2押圧部222の搬送方向の後方の面である後面223は、搬送方向Trと直交する。そして、第2押圧部222の後面223は、搬送ケースBxの搬送方向Trの前面と面接触し、前面を押圧する。後面223は、搬送方向Trと交差すればよく、交差する角度は直交に限定されない。
図3に示すように、後面223は、アーム本体221のガイド部3と直交する方向から見た形状は、上下方向の中間部が上下方向の両端に対し後方に突出した曲面状である。このように、後面223を曲面状に形成することで、第2面押しアーム22と搬送ケースBxの搬送方向Trの前面との角度にかかわらず接触面積を一定にすることができる。これにより、角度のずれによる接触圧のばらつきが発生しにくく、第2面押しアーム22は、搬送ケースBxの搬送方向Trにおける前面を一定または略一定の圧力で押圧できる。
第2面押しアーム22の搬送方向Trに対する角度が固定であるとともに、第2面押しアーム22が搬送ケースBxの搬送方向の前面を押圧する。なお、第2面押しアーム22の少なくとも搬送ケースBxと接触する部分にすべり止めが取り付けられてもよい。
第2爪付きアーム23は、本体部11から第2面押しアーム22と同じ方向に突出する。図3、図5に示すように、第2爪付きアーム23は、第2面押しアーム22の上方に、間隔を開けて配置される。第2爪付きアーム23は、アーム本体231と、第2爪部232と、を有する。
アーム本体231は、本体部11から突出する板状である。第2爪部232は、アーム本体231の外方の先端から搬送方向Trの後方に突出する。アーム本体231の第2爪部232よりも本体部21側の部分の搬送方向Trの後部が、前方に凹んでいる。第2爪部232の本体部11側の係合面233は、搬送方向Trの後方に向かうにつれて、本体部11近づく傾斜を有する。つまり、係合面233は第2保持部2の搬送方向Trに対して傾斜している。
第2面押しアーム22が搬送ケースBxの搬送方向の後方の面を押圧するとき、第2爪付きアーム23の第2爪部232は、搬送ケースBxに形成されている凹部Bx2に挿入される。また、第2爪付きアーム23のアーム本体231は、搬送ケースBxと接触しない。
第1保持部1および第2保持部2で搬送ケースBxを保持した状態で、曲線部を移動するとき、第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23それぞれの外方の端部は、搬送ケースBxから離れることとなる。このとき、曲線部での第1保持部1と第2保持部2との距離を、直線部での距離よりも短くなるように調整する(後述の図8参照)ことで、第2押圧部222の本体部21に近い端部224と搬送ケースBxの前面とを接触させ、第2爪部232と凹部Bx2とを接触・係合させることができる。搬送ケースBxをこのように保持することで、第1保持部1および第2保持部2で搬送ケースBxを保持した状態で、曲線部を移動するときに、搬送ケースBxの外方への移動を抑制するとともに、搬送方向Trへの搬送が可能となる。
第2保持部2は、2個の上ローラー24を有する。2個の上ローラー24は、上ローラー支持部211に回転可能に支持される。詳しく説明すると、上ローラー24は、搬送方向Trと直交するとともに、ガイドレール30の外面と平行な回転軸周りに回転可能に配置される。2個の上ローラー14は、搬送方向に離れているとともに、上下方向に異なる位置に配置される。本実施形態の第1保持部1では、搬送方向前側の上ローラー14(図2参照)が、下側になるように配置される。
上ローラー24の外周面は、軸方向の中央に向かって径方向外側に突出するローラー突出部241を有する。ローラー突出部241は、溝付きレール32のレール部321と嵌合する。
上ローラー24は、レール部321に嵌った状態で回転する。これにより、第2保持部2がガイドレール30に沿って移動するとき、第2保持部2の上下方向のずれが抑制される。つまり、第2保持部2はガイド部3に沿って正確に移動する。
第1保持部1は、2個の下ローラー15を有する。2個の下ローラー15は、下ローラー支持部212に回転可能に支持される。詳しく説明すると、下ローラー25は、搬送方向Trと直交するとともに、ガイドレール30の外面と平行な回転軸周りに回転可能に配置される。下ローラー25は、円柱状であり下ローラー25の外周面は、平面レール33の外面と接触する。2個の下ローラー25は、搬送方向に離れているとともに、上下方向に異なる位置に配置される。本実施形態の第2保持部2では、搬送方向前側の下ローラー25(図3参照)が、上側になるように配置される。
第2保持部2は、内部に配置されたマグネット42の磁力によって、ガイドレール30の外面に吸着されている。なお、ガイドレール30に磁石を吸着する鉄等の金属で形成された吸着部を備えていてもよいし、コイル41に備えられた鉄心とマグネット42との磁力によって吸着されてもよい。また、第2保持部2は、ガイドレール30に沿って移動可能であるとともに、フック等を用いてガイドレール30から容易に脱落しないようにガイドレール30に取り付けられてもよい。
第2保持部2がガイドレール30の外面に吸着されたとき、上ローラー24および下ローラー25がガイドレール30に接触することで、本体部21がガイドレール30の外面と一定の間隔を開けて配置される。そして、第2保持部2は、ガイドレール30に沿って移動するとき、上ローラー24および下ローラー25がガイドレール30に接触しつつ回転する。つまり、第2保持部2は、上下を上ローラー24および下ローラー25で支持される。そのため、第2保持部2は、ガイドレール30に対して一定の角度を保った状態で、ガイドレール30に沿って移動する。
第2保持部2では、第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23が、本体部21の搬送方向Trの前部から外方に突出する。これにより、第2面押しアーム22および/または第2爪付きアーム23で搬送ケースBxを保持したときに、第2保持部2には、第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23を介して第2保持部2の上部を搬送方向Trの後方に回転させる力が作用する。
2個の上ローラー24が搬送方向Trに離れて配置されるため、第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23に作用する力は、2個の上ローラー24の溝付きレール32のレール部321との嵌合によって支えられる。
また、第2保持部2の上ローラー24および下ローラー25の配置が上下中央の線に対して対称となる。そのため、第2保持部2がガイドレール30に移動するときに、第2保持部2に上または下に向かう力が作用しにくい。このことからも、第2保持部2がガイドレールに沿って安定して移動可能である。
<第1保持部1および第2保持部2のガイドレール30への取り付け状態>
リニア搬送装置100において、第1保持部1および第2保持部2が待機領域Wtにあるときには、搬送ケースBxを保持しているとき(図2等参照)に比べて、第1保持部1と第2保持部2との距離が近い場合が多い。図6は、待機領域Wtにあるときの第1保持部1および第2保持部2を外方から見た図である。
図6では、第1保持部1および第2保持部2を1つずつ示しているが、実際には、待機領域Wtにおいて、複数の第1保持部1および第2保持部2が搬送方向Trに交互に配置されている。そして、図6では、搬送ケースBxを保持しているときと逆、つまり、第1保持部1が第2保持部2よりも搬送方向Trの前にある状態を示している。
上述したとおり、第1保持部1の2個に上ローラー14および第2保持部2の2個の上ローラー24は、いずれも、搬送方向Trの前側が下に配置されている。また、第1保持部1の2個の下ローラー15および第2保持部2の2個の下ローラー25は、いずれも、搬送方向Trの前側が上に配置されている。そのため、第1保持部1の搬送方向Trの後側に第2保持部2が接近しても、上ローラー14と上ローラー24、下ローラー15と下ローラー25との接触は抑制される(図6参照)。
第1保持部1において、第1面押しアーム12および第1爪付きアーム13は、本体部11の搬送方向Trの後部から外方に突出する。また、第2保持部2において、第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23は、本体部21の搬送方向Trの前部から外方に突出する。
図6に示すように、待機領域Wtにおいて、第1保持部1の搬送方向Trの後側から第2保持部2が接近したとき、第1面押しアーム12および第1爪付きアーム13と、第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23とは、上下にずれるようにそれぞれ、本体部11および本体部21に配置される。
図6に示すように、第1保持部1および第2保持部2がガイド部3に取り付けられた状態において、第1爪付きアーム13は、上下方向において第2爪付きアーム23よりも上方に配置される。また、第1面押しアーム12は、上下方向において第2面押しアーム22よりも下方に配置される。
第1面押しアーム12、第1爪付きアーム13、第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23の上下方向の位置を上述とすることで、第1保持部1の搬送方向Trの後側に第2保持部2が接近しても、各アームの接触、干渉を抑制できる。これにより、第1保持部1および第2保持部2を接近させることが可能であり、待機領域Wtを短くでき、リニア搬送装置100を小型化可能である。換言すると、リニア搬送装置100の大きさに対して、多くの第1保持部1および第2保持部2を配置することが可能である。
なお、図6では、第1保持部1および第2保持部2が待機領域Wtにある状態を参照して説明したが、これに限定されない。例えば、複数の搬送ケースBxを連続して搬送する場合、搬送方向Trの前側の搬送ケースBxの搬送方向Trの後面を保持する第1保持部1が、後側の搬送ケースBxの搬送方向Trの前面を保持する第2保持部2の搬送方向Trの前側に配置される場合もありえる。この場合も、第1面押しアーム12、第1爪付きアーム13、第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23の接触、干渉が抑制される。これにより、複数の搬送ケースBxを搬送する場合でも、複数の搬送ケースBxの搬送方向Trの間隔を狭くすることができる。
本実施形態では、上下方向において、第1保持部1の第1面押しアーム12と第1爪付きアーム13の間に、第2保持部2の第2面押しアーム22と第2爪付きアーム23が配置されているが、これに限定されない。第1保持部1の第1面押しアーム12と第1爪付きアーム13が、第2保持部2の第2面押しアーム22と第2爪付きアーム23との間に配置されてもよい。
また、第1面押しアーム12および第1爪付きアーム13が、それぞれ、第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23に対して、上下方向、上または下に配置されてもよい。この場合も、第1面押しアーム12、第1爪付きアーム13、第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23の接触、干渉が抑制される。しかしながら、搬送ケースBxを保持した状態で搬送ケースBxの上部が前方または後方に移動するような力が作用する場合に備えて、上下方向において一方の保持部の両アームの上下方向の中間に、他方の保持部の両アームが配置される構成とすることが好ましい。
<リニア駆動部4>
リニア駆動部4について図面を参照して説明する。図7は、リニア駆動部4の機能ブロック図である。リニア駆動部4は、リニアモーター機構を採用している。リニア駆動部4は、各第1保持部1および各第2保持部2を独立して駆動させることが可能である。
図3から図7等に示ように、リニア駆動部4は、複数のコイル41と、マグネット42と、制御部43(図7参照)と、リニアモータードライバ44と(図7参照)、を有する。複数のコイル41は、ループ状に配置されたガイドレール30およびガイドレール30aの内部に、ループ状に沿って配列されている。複数のコイル41には、それぞれ、独立して電力が供給可能である(図7参照)。
マグネット42は、永久磁石であり第1保持部1の本体部11に配置される。図4、図5に示すように、マグネット42は、本体部11の内部に配置される。本体部11は、磁石に引っ付かない材料で形成されている。そのため、マグネット42の磁力は、本体部11の外部に漏れる。そして、マグネット42は、コイル41と磁力を付与しあうことができるように配置される。第1保持部1の本体部11に配置されたマグネット42と、ガイドレール30およびガイドレール30aの内部に配置された複数のコイル41とでリニアモーターが形成される。
制御部43は、リニア駆動部4の各部の動作を制御する。図7に示すように、制御部43は、処理回路431と、記憶回路432とを有する。処理回路431は、各種情報を処理する回路であり、CPU、MPU等の演算回路を有する。また、処理回路431は、処理結果に基づいて、上述のリニアモーターの駆動を制御する。
記憶回路432は、ROM、RAM等の半導体メモリー、フラッシュメモリー等の可搬性を有するメモリーおよびハードディスク等の記憶媒体を含むまたは接続される回路である。記憶回路432で、制御プログラムまたは処理プログラム等の各種プログラムを記憶しておき、必要に応じて処理に対応したプログラムを呼び出すとともに処理回路431でプログラムを動作させて、処理を行うようにしてもよい。
制御部43は、第1保持部1および第2保持部2の動作状態、例えば、第1保持部1および第2保持部2の速度を変更する制御を行う。制御部43には、リニアモータードライバ44が接続されている。リニアモータードライバ44は、不図示の電源回路に接続されている。リニアモータードライバ44は、コイル41に供給する電力を制御する回路であり、演算処理回路、各コイル41に供給する電圧および電流を調整する電力供給回路等の回路を含む。リニアモータードライバ44は、制御部43からの指示に基づいて、各コイル41に適切な電流を供給する。
コイル41に電流が供給されることで、コイル41が励磁される。励磁されたコイル41と第1保持部1の本体部11に配置されたマグネット42との間に磁力が発生する。電流を供給するコイル41を順次切り替えることで、コイル41とマグネット42との間の引力および斥力により、第1保持部1は、ガイド部3に沿って移動する。また、コイル41と第2保持部2の本体部21に配置されたマグネット42との間に磁力が発生する。電流を供給するコイル41を順次切り替えることで、コイル41とマグネット42との間の引力および斥力により、第2保持部2は、ガイド部3に沿って移動する。制御部43は、第1保持部1および第2保持部2の移動を独立して制御可能である。
<搬送ケースBxの保持および搬送>
図2に示すように、リニア搬送装置100では、第1保持部1が搬送ケースBxの搬送方向Trにおける後面を保持する。また、第2保持部2が搬送ケースBxの搬送方向Trにおける前面を保持する。そして、第1保持部1と第2保持部2とで搬送ケースBxを保持した状態で、リニア駆動部4による制御にて第1保持部1及び第2保持部2を搬送方向Trに移動させることで、搬送ケースBxを搬送領域Ar1に沿って搬送する。
図1に示すように、リニア搬送装置100では、搬入部InAで搬送ケースBxを受け取る。搬入部InAで搬送ケースBxを受け取るとき、第2保持部2は、搬入部InAと隣接した初期位置Cpで待機する。
なお、待機領域Wtにある第1保持部1および第2保持部2は、搬送方向Trに移動していてもよい。この場合、待機領域Wtにある第1保持部1および第2保持部2は、搬送ケースBxを搬送するときよりも遅い速度で移動している。そして、搬送ケースBxが搬送されたとき、リニア駆動部4は、搬入部InAに最も近い第1保持部1の移動速度を上げて、搬入部InAまで移動させる。そして、第1保持部1が搬送ケースBxの搬送方向Trの後面と接触することで、搬送ケースBxは、搬送方向Trは第1保持部1および第2保持部2にて搬送方向Trの後面および前面が挟まれ、第1保持部1および第2保持部2に保持される。
そして、リニア駆動部4が、搬送ケースBxを保持した状態の第1保持部1および第2保持部2をガイド部3の第1直線部301に沿って移動させることで、搬送ケースBxは、搬入部InAから第1直線部301に沿って搬送される。
第1直線部301と隣接する部分には、第1処理部St1が配置される。第1処理部St1では、搬送ケースBxに対して容器Cvを配置する。第1処理部St1では、容器Cvと搬送ケースBxとを正確に位置決めする必要がある。
リニア搬送装置100では、搬送領域Ar1の直線部には、搬送方向Trと直交する方向の両側、換言すると、ガイド部3の外方に第1搬送ガイド51および第2搬送ガイド52が配置される。なお、第1搬送ガイド51および第2搬送ガイド52は、いずれも、第1爪付きアーム13および第2爪付きアーム23よりも上方で、搬送ケースBxと対向する位置に配置される。第1搬送ガイド51が内側、第2搬送ガイド52が外側である。
搬送ケースBxは、搬送領域Ar1を搬送されるときに、第1搬送ガイド51および第2搬送ガイド52にガイドされるため、搬送方向Trと交差する方向の移動が制限される。そのため、搬送ケースBxの搬送によるずれを一定の範囲に収めることができる。これにより、第1処理部St1に搬送された搬送ケースBxは、第1処理部St1における所定の範囲内に配置される。そして、第1処理部St1では、搬送ケースBxに容器Cvを正確に配置することができる。
第2直線部302に沿う部分にも第2処理部St2が配置されており、第2直線部302に沿う部分にも、第1搬送ガイド51および第2搬送ガイド52が配置される。そのため、第2処理部St2に搬送された搬送ケースBxも一定の範囲に収まるように搬送される。
本実施形態にかかるリニア搬送装置100では、第1保持部1および第2保持部2がガイド部3の第1曲線部303に沿って移動するとき、第1爪部132および第2爪部232が搬送ケースBxの凹部Bx1および凹部Bx2と係合する。これにより、第1爪部132および第2爪部232が搬送ケースBxに作用する遠心力を支持し、搬送ケースBxの遠心力による外方への移動が抑制される。そのため、リニア搬送装置100では、第1曲線部303に沿う部分には、搬送ガイドを有しない。
しかしながら、搬送速度が速くなる等により、遠心力が大きくなると、第1爪部132と凹部Bx1との係合および第2爪部232と凹部Bx2との係合で遠心力を支持できなくなる場合がある。このような場合に備えて、搬送領域Ar1の第1曲線部303と隣接する部分の外側に搬送ガイドを配置してもよい。曲線部に沿った搬送ガイドは、第1搬送ガイド51および第2搬送ガイド52と同様、第1爪付きアーム13および第2爪付きアーム23よりも上方に配置される。
また、第1保持部1および第2保持部2は、ガイドレール30に対して、着脱可能である場合もある。この場合、遠心力を搬送ガイドで支持するため、第1保持部1および第2保持部2が遠心力でガイドレール30から脱落することを抑制できる。
<搬送時の第1保持部1および第2保持部2の状態>
まず、搬送ケースBxを保持した状態で、第1直線部301に沿って移動している状態の第1保持部1および第2保持部2について説明する。平面視において、第1保持部1の上ローラー14の回転軸間の中心点を第1基準点Ct1とし、第2保持部2の上ローラー24の回転軸間の中心点を第2基準点Ct2とする。そして、第1基準点Ct1と第2基準点Ct2の搬送方向に沿う距離を第1保持部1と第2保持部2の相対距離とする。
図2に示すように、搬送ケースBxを保持した第1保持部1および第2保持部2が、第1直線部301に沿って移動しているとき、第1面押しアーム12が、搬送ケースBxの搬送方向Trの後面を面接触にて保持する。同様に、第2面押しアーム22が、搬送ケースBxの搬送方向Trの前面を面接触にて保持する。そのため、第1面押しアーム12の第1押圧部122の前面123と第2面押しアーム22の第2押圧部222の後面223は、搬送方向Trに対向するとともに平行であり、その距離はW1である。
このとき、第1基準点Ct1と第2基準点Ct2とは、直線状の搬送方向Trに沿って配置され、距離C0である。つまり、搬送ケースBxを保持して直線部を移動する第1保持部1と第2保持部2との距離はC0である。
次に、搬送ケースBxを保持した第1保持部1および第2保持部2が曲線部に沿って移動する場合について説明する。図8は、搬送ケースBxを保持した第1保持部1および第2保持部2が曲線状のガイドレール30aに沿って移動している状態の平面図である。
曲線状のガイドレール30aの曲線の度合いを示す方法として、曲線状のガイドレール30aの外方の面、つまり、外周面の曲率半径を採用する。図8に示す曲線状のガイドレール30aは湾曲しており、外周面の曲率半径はR1である。
上述のとおり、第1保持部1の第1面押しアーム12および第1爪付きアーム13の搬送方向Trに対する角度は固定である。第1面押しアーム12および第1爪付きアーム13の外方は、搬送ケースBxの搬送方向の後面に対して搬送方向Trの後方に広がる。
第1爪付きアーム13の第1爪部132の係合面133は、凹部Bx1の内面と平行になる。これにより、係合面133が凹部Bx1と面接触して、曲線状のガイドレール30aに沿って搬送されるとき、第1爪付きアーム13の第1爪部132が凹部Bx1に係合する。このとき、第1面押しアーム12は、本体部11に近い側の端部124(図8参照)で搬送ケースBxの搬送方向Trの後面と接触する。
同様に、第2保持部2の第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23の搬送方向Trに対する角度は固定である。第2面押しアーム22および第2爪付きアーム23の外方は、搬送ケースBxの搬送方向の後面に対して搬送方向Trの後方に広がる。
第2爪付きアーム23の第2爪部232の係合面233は、凹部Bx2の内面と平行になる。これにより、係合面233が凹部Bx2と面接触して、曲線状のガイドレール30aに沿って搬送されるとき、第2爪付きアーム23の第2爪部232が凹部Bx2に係合する。このとき、第2面押しアーム22は、本体部21に近い側の端部224(図8参照)で搬送ケースBxの搬送方向Trの後面と接触する。
図8に示すように、平面視において、曲線状のガイドレール30aを移動している第1保持部1の第1基準点Ct1と第2保持部2の第2基準点Ct2との搬送方向Trと沿う距離をC1とする。つまり、第1保持部1と第2保持部2との曲線状のガイドレール30aに沿う距離をC1とする。
本実施形態にかかるリニア搬送装置100において、リニア駆動部4は、曲線状のガイドレール30aに沿って移動するときの第1保持部1と第2保持部2との距離C1を、直線状のガイドレール30に沿って移動するときの距離C0よりも短くなるように調整している。
第1爪付きアーム13のアーム本体131の第1爪部132よりも本体部11側の部分の搬送方向Trの前部が、後方に凹んでいる。そのため、曲線状のガイドレール30aに沿って搬送ケースBxを搬送するために、第1保持部1および第2保持部2を接近させても、アーム本体131は搬送ケースBxの搬送方向Trの後面と接触しない。同様に、第2爪付きアーム23のアーム本体231の第2爪部232よりも本体部21側の部分の搬送方向Trの後部が、前方に凹んでいる。そのため、曲線状のガイドレール30aに沿って搬送ケースBxを搬送するために、第1保持部1および第2保持部2を接近させても、アーム本体231は搬送ケースBxの搬送方向Trの前面と接触しない。
これにより、第1爪部132の係合面133および第2爪部232の係合面233が、凹部Bx1および凹部Bx2の内面と面接触する。このように、リニア駆動部4が第1保持部1および第2保持部2の搬送方向Trに沿う方向の距離を調整することで、第1爪部132および第2爪部232が、それぞれ、搬送ケースBxの搬送方向Trの後側の凹部Bx1および前側の凹部Bx2に係合する。これにより、第1爪付きアーム13および第2爪付きアーム23が、搬送ケースBxの外方への移動を抑制する。
また、図8に示すように、第1保持部1および第2保持部2の、第1面押しアーム12の前面123の本体部11に近い側の端部124と搬送ケースBxの搬送方向Trの後面とが接触する。また、第2面押しアーム22の後面223の本体部21に近い側の端部224と搬送ケースBxの搬送方向Trの前面とが接触する。これにより、搬送ケースBxは、搬送方向Trの前後の面を、第1保持部1および第2保持部2にて保持される。さらに説明すると、搬送ケースBxは、第1保持部1の第1面押しアーム12に押されて、搬送方向Trに移動する。
以上示したとおり、曲線状のガイドレール30aに沿って移動するときに、搬送ケースBxは、第1保持部1および第2保持部2によってしっかり保持される。これにより、曲線状のガイドレール30aに沿って搬送ケースBxを搬送する場合でも搬送ケースBxを安定して搬送することが可能である。
リニア搬送装置100において、第1保持部1および第2保持部2は、搬送ケースBxを保持した状態で、第1曲線部303に沿って移動する。このとき、第1保持部1、第2保持部2および容器Cvが取り付けられた搬送ケースBxには、遠心力が作用する。上述のとおり、第1爪部132および第2爪部232が、搬送ケースBxの凹部Bx2と係合することで、遠心力は第1保持部1および第2保持部2で支持される。そのため、搬送ケースBxは、遠心力が作用しても外部に飛びにくい。
リニア搬送装置100の第1曲線部303および第2曲線部304では、全域にわたって曲率半径が一定のガイドレール30aを用いている。上述したとおり、曲線状のガイドレール30aに沿って移動するとき、第1爪部132の係合面133および第2爪部232の係合面233は、それぞれ、搬送ケースBxの搬送方向Trの後側の凹部Bx1および搬送方向Trの前側の凹部Bx2の内面と面接触する。そのため、リニア搬送装置100において、第1爪部132の係合面133の本体部11に対する傾斜角度および第2爪部232の係合面233の本体部21に対する傾斜角度は、第1曲線部303および第2曲線部304の曲率半径によって決定される。
<変形例>
図9は、変形例の第1保持部1aおよび第2保持部2aの平面図である。図9に示すように、第1保持部1aでは、第1爪部132aの係合面134が、第1保持部1の第1爪部132の係合面133と異なる。また、第2保持部2aでは、第2爪部232aの係合面234が、第2保持部2の第2爪部232の係合面233と異なる。第1保持部1aおよび第2保持部2aのこれ以外の点については、第1保持部1および第2保持部2と実質上同じである。そのため、第1保持部1aおよび第2保持部2aのこれ以外の部分については、第1保持部1および第2保持部2と同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図9に示すように、第1保持部1aの第1爪部132aの係合面134は、平面視における中央部が外側に膨らんだ曲面状である。同様に、第2保持部2aの第2爪部232aの係合面234は、平面視における中央部が外側に膨らんだ曲面状である。このように、係合面134が、曲面で形成されていることで、搬送ケースBxに対する第1爪付きアーム13の角度が変化しても、係合面134が凹部Bx1と少なくとも一部で接触する。
同様に、係合面234が、曲面で形成されていることで、搬送ケースBxに対する第2爪付きアーム23の角度が変化しても、係合面234が凹部Bx2と少なくとも一部で接触する。
第1爪部132aおよび第2爪部232aと凹部Bx1および凹部Bx2との接触方向は、搬送ケースBxによる遠心力が作用する方向である。そのため、係合面134と凹部Bx1との接触部および係合面234と凹部Bx1および凹部Bx2との接触部は狭くても、搬送ケースBxの遠心力を支持することが可能である。
以上のことから、第1保持部1aおよび第2保持部2aを用いることで、曲線状のガイドレール30aの曲率半径が変化し、搬送ケースBxに対する第1爪付きアーム13aおよび第2爪付きアーム23aの角度が変化しても、搬送ケースBxをしっかり保持できる。なお、第1保持部1aおよび第2保持部2aで搬送ケースBxの搬送が可能な曲線状のガイドレール30aの曲率半径は、係合面134および係合面234の曲率半径によって決まる。
以上示したとおり、本発明にかかるリニア搬送装置100では、搬送ケースBxは上部に開口を設けた状態で搬送される。そのため、リニア搬送装置100では、搬送ケースBxの開口に対して上方から物品(例えば、容器Cv)を着脱したり、搬送ケースBxに配置された物品に処理(例えば、容器Cvへの収容物の充填)を行ったり、できる。また、リニア搬送装置100では、第1保持部、第2保持部の移動、停止をそれぞれ個別に行うことができるため、処理部St1、St2等で処理を行うときに、搬送ケースBxを減速したり、停止したりが容易である。そのため、1つの搬送領域Ar1の経路内に複数の処理部を配置できる。これにより、物品の製造ラインを簡略化できる。
さらに、本発明にかかるリニア搬送装置では、湾曲したガイド部に沿って搬送ケースを搬送することが可能である。そのため、ガイド部のレイアウトの自由度が高く、物品の製造ラインの要求に広く対応することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
100 リニア搬送装置
1 第1保持部
11 本体部
111 上ローラー支持部
112 下ローラー支持部
12 第1面押しアーム
121 アーム本体
122 第1押圧部
123 前面
13 第1爪付きアーム
131 アーム本体
132 第1爪部
133 係合面
14 上ローラー
141 ローラー突出部
15 下ローラー
2 第2保持部
21 本体部
211 上ローラー支持部
212 下ローラー支持部
22 第2面押しアーム
221 アーム本体
222 第2押圧部
223 後面
23 第2爪付きアーム
231 アーム本体
232 第2爪部
233 係合面
24 上ローラー
241 ローラー突出部
25 下ローラー
3 ガイド部
30 ガイドレール
30a 曲線状のガイドレール
301 第1直線部
302 第2直線部
303 第1曲線部
304 第2曲線部
31 メインレール
32 溝付きレール
321 レール部
33 平面レール
4 リニア駆動部
41 コイル
42 マグネット
43 制御部
431 処理回路
432 記憶回路
44 リニアモータードライバ
51 第1搬送ガイド
52 第2搬送ガイド
1a 第1保持部
13a 第1爪付きアーム
132a 第1爪部
134 係合面
2a 第2保持部
23a 第2爪付きアーム
232a 第2爪部
234 係合面

Claims (5)

  1. 少なくとも一部が被搬送物の搬送方向に沿うとともに直線部および曲線部を有するループ状に形成されたガイド部と、
    前記ガイド部に配置されて前記搬送方向に沿って移動可能な第1保持部および第2保持部と、
    前記第1保持部および前記第2保持部を独立して制御可能なリニア駆動部と、を有し、
    前記第1保持部は、
    前記被搬送物の搬送方向の後方の側面と面接触する第1押圧部と、
    前記搬送方向の前方に突出して前記被搬送物の前記後方の側面に開口する凹部に挿入される第1爪部と、を有し、
    前記第2保持部は、
    前記被搬送物の搬送方向の前方の側面と面接触する第2押圧部と、
    前記搬送方向の後方に突出して前記被搬送物の前記前方の側面に開口する凹部に挿入される第2爪部と、を有し、
    前記第1押圧部および前記第2押圧部は、前記ガイド部の直線部に沿って前記被搬送物を搬送しているときに前記被搬送物のそれぞれの側面と面接触し、前記第1爪部および前記第2爪部は前記ガイド部の前記曲線部に沿って前記被搬送物を搬送しているときに前記被搬送物のそれぞれの側面に開口する凹部と係合するリニア搬送装置。
  2. 前記リニア駆動部は、前記第1保持部と前記第2保持部との前記搬送方向に沿う距離を前記直線部にあるときよりも前記曲線部にあるときに短くなるように、前記第1保持部および前記第2保持部の移動を制御する請求項1に記載のリニア搬送装置。
  3. 前記第1爪部の前記ガイド部側の面は、搬送方向の前方に向かうにつれて前記ガイド部に近づく傾斜を有する請求項2に記載のリニア搬送装置。
  4. 前記第2爪部の前記ガイド部側の面は、搬送方向の後方に向かうにつれて前記ガイド部に近づく傾斜を有する請求項2または請求項3に記載のリニア搬送装置。
  5. 前記第1保持部は、
    前記搬送方向と交差する方向の外方に突出するとともに前記第1押圧部を備える第1面押しアームと、
    前記第1面押しアームと上下に並んで配置されて前記搬送方向と交差する方向の外方に突出するとともに前記第1爪部を備える第1爪付きアームと、を有し、
    前記第2保持部は、
    前記搬送方向と交差する方向の外方に突出するとともに前記第2押圧部を備える第2面押しアームと、
    前記第2面押しアームと上下に並んで配置されて前記搬送方向と交差する方向の外方に突出するとともに前記第2爪部を備える第2爪付きアームと、を有し、
    前記第1保持部および前記第2保持部が前記ガイド部に取り付けられているとき、前記第1面押しアーム、前記第1爪付きアーム、前記第2面押しアームおよび前記第2爪付きアームは、それぞれ、上下にずれた位置に配置される請求項1から請求項4のいずれかに記載のリニア搬送装置。
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