JP6826968B2 - 容器把持装置、容器搬送装置および容器搬送装置の制御方法 - Google Patents

容器把持装置、容器搬送装置および容器搬送装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、容器の搬送に使用される容器把持装置に関する。
従来から、例えばボトル形の容器に液体を充填する設備などに適用される搬送装置において、複数のグリッパを設け、このグリッパで容器の首部や胴部を把持しながら搬送するものが種々提案されている(例えば、特許文献1−5参照)。
一例として、この種の搬送装置のグリッパにおいて、搬送装置の走行路に設けたカムレールにグリッパ側のローラカムを当接させて、ローラカムからの力でグリッパを機械的に開閉させる構成が検討されている。また、容器の首部を安定して把持するために、上記のグリッパには、一対の把持爪をコイルバネにより閉位置の方向に付勢し、閉位置において容器を把持する状態を機械的に維持するロック機構が設けられる。
特開2012−006751号公報 特開2015−054724号公報 特開2005−255342号公報 特開2008−081293号公報 特開2003−285926号公報
しかし、上記のグリッパの構成によると、カムレールおよびローラカムの接触により、走行路に沿ってグリッパを移動させる際の負荷が増大してしまう。特に、グリッパを開位置にするときには、ロック機構のコイルバネの反力に打ち勝つ力をカムレールからローラカムに与える必要があるので、その負荷が大きくなる。
以上より、本発明は、装置を移動させるときにかかる負荷や、装置の構造的または機械的制約を少なくすることができる容器把持装置を提供することを目的とする。
本発明の容器把持装置は、一対の把持爪と、駆動部と、電磁ブレーキと、電力制御部と、を備える。把持爪は、容器の把持を解除する開位置に向けて付勢され、閉位置において容器を把持する。駆動部は、把持爪を通電時に閉位置に移動させる。電磁ブレーキは、非通電時に把持爪の位置を固定し、通電時に把持爪の位置固定を解除する。電力制御部は、駆動部および電磁ブレーキに電力を供給する。そして、把持爪が閉位置に移動した状態で、駆動部および電磁ブレーキが非通電状態になると、把持爪が閉位置に維持される。
本発明の電力制御部は、駆動部および電磁ブレーキに電力を供給するタイミングを制御してもよい。
本発明の容器把持装置は、容器を走行路に沿って搬送する可動体に設けられていてもよい。
本発明の電力制御部は、走行路の一部に配置される送電部から電力を受けてもよい。また、電力制御部は、送電部から無線給電で電力を受ける受電部を含んでいてもよい。また、電力制御部は、送電部から受けた電力を蓄える蓄電部を含んでいてもよい。
本発明の可動体は、リニアモータにより走行路を移動してもよい。
本発明の電力制御部は、可動体の走行路上の位置に応じて、駆動部の通電状態および非通電状態と、電磁ブレーキの通電状態および非通電状態とをそれぞれ切り替えてもよい。
本発明の容器把持装置は、電磁ブレーキに通電する走行路の第1位置を検知する第1センサと、駆動部に通電する走行路の第2位置を検知する第2センサと、をさらに備えていてもよい。そして、電力制御部は、第1センサの出力に基づいて駆動部の通電状態および非通電状態を切り替え、第2センサの出力に基づいて電磁ブレーキの通電状態および非通電状態を切り替えてもよい。
本発明の容器搬送装置は、容器把持装置で容器を把持しながら走行路に沿って容器を搬送する可動体と、走行路と、を備える。容器把持装置は、一対の把持爪と、駆動部と、電磁ブレーキと、電力制御部と、を含む。把持爪は、容器の把持を解除する開位置に向けて付勢され、閉位置において容器を把持する。駆動部は、把持爪を通電時に閉位置に移動させる。電磁ブレーキは、非通電時に把持爪の位置を固定し、通電時に把持爪の位置固定を解除する。電力制御部は、駆動部および電磁ブレーキに電力を供給する。そして、把持爪が閉位置に移動した状態で、駆動部および電磁ブレーキが非通電状態になると、把持爪が閉位置に維持される。
本発明の容器搬送装置の制御方法は、容器把持装置で容器を把持しながら走行路に沿って容器を搬送する容器搬送装置に適用される。容器把持装置は、一対の把持爪と、駆動部と、電磁ブレーキと、を含む。把持爪は、容器の把持を解除する開位置に向けて付勢され、閉位置において容器を把持する。駆動部は、把持爪を通電時に閉位置に移動させる。電磁ブレーキは、非通電時に把持爪の位置を固定し、通電時に把持爪の位置固定を解除する。
上記の容器搬送装置においては、走行路で容器を受ける供給位置よりも前の位置において、電磁ブレーキに通電するとともに駆動部を非通電にし、把持爪を開位置に移動させる。次に、供給位置において駆動部に通電し、把持爪を閉位置に移動させて容器を把持爪で把持する。次に、容器が把持された後、電磁ブレーキおよび駆動部を非通電にし、把持爪を閉位置に維持する。そして、電磁ブレーキに通電して把持爪の位置固定を解除し、把持爪を開位置に移動させて容器を放す。
本発明の容器把持装置は、把持爪が開方向に付勢され、駆動部により電気的に把持爪を閉状態に移動させる。また、本発明の容器把持装置は、把持爪が閉位置に移動した状態で、駆動部および電磁ブレーキが非通電状態になると、把持爪が閉位置に維持される。そのため、本発明の容器把持装置は、走行路のカムとの接触等による機械的な力を加えなくとも把持爪の開閉を行うことができるので、容器把持装置を移動させるときにかかる負荷や容器把持装置の構造的または機械的制約を少なくすることができる。
一実施形態の容器搬送装置の概略構成を示す平面図である。 図1の容器搬送装置の可動体を示す正面図である。 図2の可動要素および保持要素を示す正面図である。 図3の可動要素の径方向ガイドと保持要素の径方向カムフォロアの係合関係を示す図である。 図2の容器把持装置を示す正面図である。 容器把持装置の把持爪を示す平面図である。 送電部および制御装置の構成例を示す図である。 容器搬送装置の動作例を示す平面図である。 図8の位置(I)-位置(VI)における容器把持装置の動作状態を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
一実施形態による容器搬送装置1は、図1に示すように、平面視で長円形の循環経路をなす走行路10と、走行路10に沿ってそれぞれが独立して走行する複数の可動体30と、可動体30の走行を制御するシステムコントローラ90と、を有する。それぞれの可動体30に永久磁石45A,45B(図2、図3)が設けられるとともに、走行路10に沿って電磁コイル12(図2、図3)が設けられることにより、容器搬送装置1はリニアモータを有する。搬送対象となるボトル形の容器100は、走行路10よりも所定距離だけ外側の搬送経路3に沿って搬送される。可動体30は、走行路10を時計回りに周回走行する。なお、図1には、複数の可動体30の一部のみを示す。
それぞれの可動体30は、図2、図3に示すように、リニアモータの可動子をなす可動要素40と、容器100を保持する保持要素50とを有する。可動体30は、容器100を含む保持要素50の荷重を主に走行路10で受けるように構成されている。これにより、可動要素40に保持要素50から鉛直方向Zに加わる荷重を最小限に抑えることができ、可動要素40の推進力を効率よく可動体30の走行に用いることができる。
以下、走行路10、可動体30の構成を順に説明した後に、容器搬送装置1の効果を説明する。
[走行路10]
走行路10は、図1に示すように、ガイドレール11、第一カムレール13および第二カムレール14を有している。なお、図1は、ガイドレール11、第一カムレール13および第二カムレール14の存在を線分で示すにすぎず、その位置を反映していない。
ガイドレール11は、リニアモータの固定子であり、ガイドレール11に沿って多数の電磁コイル12(図2、図3)が埋設されている。それぞれの電磁コイル12は横断面が矩形状に形成され、電磁コイル12の長手方向が径方向Xに沿って配置されている。なお、可動要素40の永久磁石45A,45Bは、電磁コイル12に対向するように設けられる。
ガイドレール11は、互いに間隔をあけて配置される直線部11C,11Dと、直線部11Cと直線部11Dの一端を繋ぐ曲線部11Eと、直線部11Cと直線部11Dの他端を繋ぐ曲線部11Fと、を含む。ここで、曲線部11E,11Fと直線部11C,11Dとの接続部分は、曲率の変化率が一定であるクロソイド曲線(Clothoid Curve)CCである。クロソイド曲線による接続部分は、直線部分から円弧部分に移行するときの曲率の急激な変化を避けるために設けられる。つまり、曲線部11E,11Fは、曲率半径が一定ではなく、特にクロソイド曲線CCの接続部分で曲率半径が変化する。容器搬送装置1は、曲線部11E,11Fにおける曲率半径の変動に対応できるように、可動要素40が構成されている。
第一カムレール13および第二カムレール14は、図3に示すように、保持要素50に設けられる第一カムフォロア55A、第二カムフォロア55Bおよび第三カムフォロア55Cを転動させることで、可動要素40および保持要素50の走行を案内する。
第一カムレール13および第二カムレール14は、図3に示すように、それぞれがコ字状の第一カム溝15,第二カム溝16を有している。第一カムレール13の第一カム溝15に第一カムフォロア55Aが転動可能に収容される。第二カムレール14の第二カム溝16に第二カムフォロア55Bが転動可能に収容される。また、第一カムレール13と第二カムレール14との間隙に第三カムフォロア55Cが転動可能に収容される。
以上の構成により、保持要素50の鉛直方向Zの荷重は、第一カムフォロア55Aを介して第一カムレール13に、また、第二カムフォロア55Bを介して第二カムレール14に加えられる。
また、保持要素50は、第一カムレール13および第二カムレール14に案内されながら、走行路10に沿って位置ずれを起こすことなく走行する。
走行路10の内周側には、図1に示すように、可動体30の後述の容器把持装置60に電力を供給する送電部110A,110B,110Cが、それぞれ走行路10の周方向に間隔をおいて設けられている。送電部110A,110B,110Cの構成は同様であるので、これらを区別する必要がないときには送電部110として説明する。送電部110は、無線給電用の送信アンテナ113を有しており、送信アンテナ113を介して容器把持装置60に無線で電力を供給する。図7に示すように、送電部110は、直流電源111からインバータ112を介して送信アンテナ113に電力を供給する。
また、図1、図8に示すように、送電部110Aは、走行路10において容器把持装置60による容器100の受け取り位置(図8に示す位置(II)から位置(III))を含む区間に配置される。送電部110Bは、走行路10において容器把持装置60による容器100の受け渡し位置(図8に示す位置(IV)から位置(V))を含む区間に配置される。送電部110Cは、走行路10において送電部110A,110Bとは反対側の直線部分のほぼ全域に延在するように配置される。
また、走行路10の内周側には、図1および図8に示すように、後述の電磁ブレーキ63に通電する走行路10の第1位置を示す第1センサプレート121と、後述の駆動部62に通電する走行路10の第2位置を示す第2センサプレート122とが、それぞれ走行路10と並行するように設けられている。第1センサプレート121は、容器100の受け取り位置の近傍と、容器100の受け渡し位置の近傍とに配置される。第2センサプレート122は、容器100の受け取り位置の近傍に配置される。なお、第1センサプレート121および第2センサプレート122の位置関係は後で詳述する。
[可動要素40(可動体30)]
可動要素40は、図3に示すように、可動要素40をなす他の要素を保持するホルダ41と、ホルダ41に保持されるローラ43A,43B,43C,43Dと、ホルダ41に保持される永久磁石45A,45Bと、ホルダ41の上端および下端のそれぞれに設けられる径方向ガイド47A,47Bと、を備えている。
ホルダ41は、図3に示すように、ガイドレール11の図中の上面に対向する上部レバー41Aと、ガイドレール11の図中の下面に対向する下部レバー41Bと、上部レバー41Aと下部レバー41Bを接続する接続壁41Cと、を有している。
ホルダ41は、上部レバー41Aと下部レバー41Bの間に走行路10のガイドレール11が配置され、かつ、接続壁41Cが走行路10の外側を向くように配置される。
ローラ43A,43Bは、上部レバー41Aに回転可能に取り付けられ、また、ローラ43C,43Dは下部レバー41Bに回転可能に取り付けられる。ローラ43Aとローラ43Bは、互いが干渉しないように搬送方向の位置をずらして設けられている。ローラ43Cとローラ43Dも、ローラ43Aとローラ43Bと同様である。
可動体30が走行路10に沿って走行する際に、ローラ43A,43Bは、ガイドレール11の上面に設けられるガイド面17A,17Bを転動し、また、ローラ43C,43Dは、ガイドレール11の下面に設けられるガイド面17C,17Dを転動する。これにより、可動体30は、走行路10に沿って走行する際の、ガイドレール11との間の抵抗を抑えることができる。
永久磁石45A,45Bは、それぞれが上部レバー41Aの先端、下部レバー41Bの先端に保持されている。永久磁石45A,45Bは、ガイドレール11に設けられる電磁コイル12とともにリニアモータを構成する。システムコントローラ90が複数の電磁コイル12のそれぞれに供給する電流を制御することにより、永久磁石45A,45Bとの間に磁気的な吸引力および反発力が生じ、可動要素40が走行する。
径方向ガイド47A,47Bは、それぞれが図3および図4に示すように横断面がコの字状をなしている。径方向ガイド47Aは下方に開口する矩形のカム溝48Aを有している。径方向ガイド47Bは上方に開口する矩形のカム溝48Bを有している。カム溝48A,48Bは径方向ガイド47A,47Bを径方向Xに貫通している。
カム溝48Aには径方向カムフォロア56Aが回転可能に収容され、また、カム溝48Bには径方向カムフォロア56Bが回転可能に収容される。したがって、ホルダ41は、径方向カムフォロア56A,56Bによって搬送方向の移動は拘束される。一方、ホルダ41は、ガイドレール11のクロソイド曲線をなす部分に対応するために、保持要素50に対して径方向Xの相対的な移動を許容する。
また、径方向カムフォロア56A,56Bによってホルダ41の移動が拘束されることにより、可動要素40の走行による力を保持要素50に伝える係合関係が成り立つ。
[保持要素50(可動体30)]
次に、保持要素50について図2、図3を参照して説明する。
保持要素50は、容器100の首部101を保持する容器把持装置60と、容器把持装置60を支持するフレーム51と、を有する。
また、フレーム51は、容器把持装置60および容器把持装置60に保持される容器100の鉛直方向Zの荷重が第一カムレール13、第二カムレール14に負荷されるように構成されている。
以下、フレーム51、容器把持装置60の順に構成を説明する。
フレーム51は、上部フレーム52と、上部フレーム52と鉛直方向Zに間隔をあけて設けられる下部フレーム53と、上部フレーム52と下部フレーム53を接続し鉛直方向Zに延びる接続フレーム54と、を有する。接続フレーム54は、径方向Xの外側(Out)において上部フレーム52と下部フレーム53を接続する。これにより、上部フレーム52、下部フレーム53および接続フレーム54は機械的に一体化されている。
上部フレーム52は、容器把持装置60を支持する。容器100を搬送する際に容器把持装置60が容器100を保持するので、容器100および容器把持装置60の荷重は上部フレーム52が受ける。この荷重は、接続フレーム54を介して下部フレーム53に伝達される。
次に、下部フレーム53は、第一カムフォロア55A、第二カムフォロア55Bおよび第三カムフォロア55Cを回転可能に支持する。
第一カムフォロア55Aおよび第二カムフォロア55Bは回転軸線が径方向Xを向き、第三カムフォロア55Cは回転軸線が鉛直方向Zを向いている。
第一カムフォロア55Aは第一カムレール13の第一カム溝15に回転可能に収容され、第二カムフォロア55Bは第二カムレール14の第二カム溝16に回転可能に収容される。また、第三カムフォロア55Cは第一カムレール13と第二カムレール14の間に形成される第三カム溝17に転動可能に収容される。
以上の構成により、第一カムレール13と第二カムレール14は、第一カムフォロア55Aと第二カムフォロア55Bを介して、保持要素50の鉛直方向Zの荷重を受ける。また、第一カムレール13と第二カムレール14は、第三カムフォロア55Cを介して、保持要素50の径方向Xの荷重を受ける。
また、保持要素50は、それぞれが回転軸線の周りに回転可能な、径方向カムフォロア56Aと径方向カムフォロア56Bを有している。径方向カムフォロア56A,56Bの回転軸線は鉛直方向Zに沿っている。
径方向カムフォロア56Aは、ホルダ41の径方向ガイド47Aに対応して、上部レバー41Aよりも上方に設けられる。径方向カムフォロア56Bは、ホルダ41の径方向ガイド47Bに対応して、下部レバー41Bよりも下方に設けられる。
径方向カムフォロア56Aは、上部フレーム52に回転可能に取り付けられる。径方向カムフォロア56Bは、下部フレーム53に回転可能に取り付けられる。
径方向カムフォロア56A、径方向カムフォロア56Bは、それぞれが径方向ガイド47Aのカム溝48A、径方向ガイド47Bのカム溝48Bに収容される。
こうして、径方向カムフォロア56A、径方向カムフォロア56Bは、径方向ガイド47A、径方向ガイド47Bを介して、ホルダ41、つまり可動要素40の径方向Xへの変位を許容するが、搬送方向への変位を拘束する。また、径方向カムフォロア56A、56Bは、径方向ガイド47A、47Bの鉛直方向Zの変位を拘束する。
このように、可動要素40と保持要素50は、可動要素40の走行による力を保持要素50が受ける係合関係にある。
[容器把持装置60]
次に、容器把持装置60について、図2、図5、図6を参照して説明する。
容器把持装置60は、容器100を把持する一対の把持爪61A,61Bと、駆動部62と、電磁ブレーキ63と、第1センサ65および第2センサ66と、制御装置70とを有する。
把持爪61A,61Bは、回転軸64A,64Bにより揺動可能に軸支されている。図6において、把持爪61A,61Bの揺動方向をSWで示す。また、回転軸64A,64Bの外周にはそれぞれが噛み合う歯溝(不図示)が形成されている。したがって、例えば把持爪61Aを時計回りに回転させると把持爪61Bは反時計回りに回転させることができる。
把持爪61A,61Bは、互いの間隔が閉じた閉位置において容器100を把持し、互いの間隔が開いた開位置において容器100の把持を解除するようになっている。把持爪61Aと把持爪61Bの開位置において、把持爪61Aと把持爪61Bの間に容器100を出し入れできる。
また、把持爪61A,61Bは、不図示のコイルバネにより、開位置の方向に付勢されている。そのため、駆動部62または電磁ブレーキ63の作用がない限り、把持爪61A,61Bは開位置をとるようになっている。
駆動部62は、電気的に回転軸64Aを回転させて把持爪61A,61Bを移動させるアクチュエータである。駆動部62は、例えばロータリーソレノイドであり、通電時に把持爪61A,61Bを閉位置に移動させる。なお、駆動部62はモータであってもよい。
電磁ブレーキ63は、回転軸64Aに取り付けられた無励磁作動型のブレーキである。電磁ブレーキ63は、非通電時に回転軸64Aの回転を拘束し、通電時に回転軸64Aを解放して把持爪61A,61Bの位置固定を解除する。したがって、電磁ブレーキ63の非通電時において、把持爪61A,61Bが開位置または閉位置に維持される。
第1センサ65は、第1センサプレート121の有無を非接触で検知する光電センサであり、第2センサ66は、第2センサプレート122の有無を非接触で検知する光電センサである。
第1センサ65および第2センサ66は、フレーム51の上部から走行路10の内周方向に突き出すプレート67に、それぞれセンサの検出方向が下向きとなるように配置される。第1センサ65は、第1センサプレート121が配置される軌道の上側を通過するように可動体30に取り付けられる。第2センサ66は、第2センサプレート122が配置される軌道の上側を通過するように可動体30に取り付けられる。
第1センサ65は、可動体30の周回走行時に、走行路10の各位置で第1センサプレート121の有無を検知する。そして、第1センサ65は、第1センサプレート121を検知したときに、走行路10の第1位置を検知したことを示す第1検知信号を制御装置70に出力する。同様に、第2センサ66は、可動体30の周回走行時に、走行路10の各位置で第2センサプレート122の有無を検知する。そして、第2センサ66は、第2センサプレート122を検知したときに、走行路10の第2位置を検知したことを示す第2検知信号を制御装置70に出力する。
制御装置70は、電力制御部の一例であって、図2および図5に示すように、電磁ブレーキ63および駆動部62の上方に設けられる。制御装置70は、容器把持装置60の開閉動作を制御するとともに、送電部110から容器把持装置60を動作させる電力を無線給電で受ける。
制御装置70は、図7に示すように、受信アンテナ71と、整流回路72と、キャパシタ73と、DC/DCコンバータ74と、制御回路75とを有している。
受信アンテナ71は、図5に破線で示すように、制御装置70における走行路10の内周方向の面に配置される。受信アンテナ71は、送電部110の送信アンテナ113と対向する位置に配置されている。そして、受信アンテナ71は、可動体30が送電部と対向する位置にあるときに、送信アンテナ113から無線給電で電力を受ける。受信アンテナ71は、受電部の一例である。
受信アンテナ71が受けた電力は、整流回路72により交流から直流に変換された後、キャパシタ73に蓄積される。キャパシタ73は、送電部110から受けた電力を蓄える蓄電部の一例である。キャパシタ73の電力は、DC/DCコンバータ74で電圧値が変換された後、制御回路75を介して負荷となる駆動部62および電磁ブレーキ63にそれぞれ供給される。
制御回路75は、第1センサ65および第2センサ66の出力に基づいて、駆動部62および電磁ブレーキ63に電力を供給するタイミングを制御する。制御回路75は、第1センサ65から第1検知信号を受けたときに駆動部62を通電状態(ON)とし、第1センサ65から第1検知信号を受けていないときに駆動部62を非通電状態(OFF)とする。また、制御回路75は、第2センサ66から第2検知信号を受けたときに電磁ブレーキ63を通電状態(ON)とし、第2センサ66から第2検知信号を受けていないときに電磁ブレーキ63を非通電状態(OFF)とする。
なお、図9において、第1センサ65が第1検知信号を出力している状態をHで示し、第1センサ65が第1検知信号を出力していない状態をLで示す。同様に、図9において、第2センサ66が第2検知信号を出力している状態をHで示し、第2センサ66が第2検知信号を出力していない状態をLで示す。
[容器搬送装置1の動作]
次に、容器搬送装置1の動作として、走行路10の各位置における容器把持装置60の開閉動作について図8、図9を参照しつつ説明する。
この例では、図8の右側から左側に向けて容器100が搬送経路3で搬送される。図8に示す位置(II)から位置(III)は、容器把持装置60による容器100の受け取り位置である。図8に示す位置(IV)から位置(V)は、容器把持装置60による容器100の受け渡し位置である。可動体30に設けられた容器把持装置60は、図8に示す位置(III)で容器100を把持し、少なくとも図8に示す位置(IV)まで容器100を搬送する。
ここで、可動体30は、電磁コイル12と永久磁石45A,45Bとの間に生じる磁気的な作用により推進力を得て走行路10を移動する。リニアモータを駆動させるための磁気的な作用はシステムコントローラ90の指示により生じる。
第1センサプレート121は、走行路10に沿って、図8に示す位置(I)から位置(III)の手前までの区間と、位置(IV)から位置(V)を越えた位置までの区間にそれぞれ配置されている。また、第2センサプレート122は、走行路10に沿って、図8に示す位置(II)から位置(III)までの区間に配置されている。
可動体30が位置(I)に到達する前には、電磁ブレーキ63および駆動部62はいずれも非通電状態(OFF)にある。このとき、容器把持装置60の把持爪61A,61Bは開位置にあり、さらに電磁ブレーキ63によって把持爪61A,61Bが開位置に固定された状態にある。
可動体30が位置(I)に到達すると、1つ目の第1センサプレート121Aの一端に第1センサ65が重なるため、第1センサ65が第1検知信号を出力する。以後、第1センサ65は、位置(III)の手前に位置する第1センサプレート121Aの他端を通過するまで第1検知信号を継続して出力する。
以上のようにして、位置(I)において、制御回路75により電磁ブレーキ63が通電状態(ON)となる。したがって、位置(I)において、電磁ブレーキ63による把持爪61A,61Bの位置固定が解除される。このとき、把持爪61A,61Bは揺動可能な状態となるが、開位置に向けて付勢されている把持爪61A,61Bは開位置をそのまま維持する。
可動体30が位置(II)に到達すると、第2センサプレート122の一端に第2センサ66が重なるため、第2センサ66が第2検知信号を出力する。以後、第2センサ66は、位置(III)の第2センサプレート122の他端を通過するまで第2検知信号を継続して出力する。
これにより、位置(II)において、制御回路75により駆動部62が通電状態(ON)となる。したがって、位置(II)において、把持爪61A,61Bが閉位置に移動する。
このとき、容器把持装置60は容器100の受け取り位置にあるため、図示しない一方のコンベアを流れて搬送経路3を移動する容器100の首部101を把持爪61A,61Bが把持した状態となる。
その後、可動体30が1つ目の第1センサプレート121Aの他端を通過すると、第1センサ65が第1検知信号の出力を停止する。以上のようにして、位置(III)の手前において、制御回路75により電磁ブレーキ63が非通電状態(OFF)となる。したがって、位置(III)の手前において、電磁ブレーキ63により把持爪61A,61Bが閉位置のまま固定される。
そして、可動体30が位置(III)の第2センサプレート122の他端を通過すると、第2センサ66が第2検知信号の出力を停止する。これにより、位置(III)において、制御回路75により駆動部62が非通電状態(OFF)となる。したがって、位置(III)において、把持爪61A,61Bに対して駆動部62による負荷がかからなくなる。しかし、上記のように、位置(III)の手前で電磁ブレーキ63により把持爪61A,61Bが閉位置のまま固定されるので、把持爪61A,61Bは容器100の首部を把持した状態を維持できる。つまり、位置(III)から位置(IV)の区間では、駆動部62および電磁ブレーキ63に電力を供給しなくとも、容器把持装置60で容器100を把持し続けることが可能である。位置(III)から位置(IV)の区間では、可動体30により容器100が搬送される。
可動体30が位置(IV)に到達すると、2つ目の第1センサプレート121Bの一端に第1センサ65が重なるため、第1センサ65が第1検知信号を出力する。以後、第1センサ65は、位置(V)を越えた位置にある第1センサプレート121Bの他端を通過するまで第1検知信号を継続して出力する。
以上のようにして、位置(IV)において、制御回路75により電磁ブレーキ63が通電状態(ON)となる。したがって、位置(IV)において、電磁ブレーキ63による把持爪61A,61Bの位置固定が解除される。把持爪61A,61Bは開位置に向けて付勢されているため、ばねの復元力で閉位置から開位置に向けて緩やかに移動する。そして、位置(V)において、把持爪61A,61Bは開位置に至る。
このとき、容器把持装置60は容器100の受け渡し位置にあるため、把持爪61A,61Bが開位置に移動することで、容器100が容器把持装置60から図示しない他方のコンベアに受け渡しされる。
そして、可動体30が位置(VI)に示した2つ目の第1センサプレート121Bの他端を通過すると、第1センサ65が第1検知信号の出力を停止する。以上のようにして、制御回路75により電磁ブレーキ63が非通電状態(OFF)となり、電磁ブレーキ63により把持爪61A,61Bが開位置のまま固定される。その後、可動体30は、走行路10を走行して位置(I)に至るまで上記の状態を維持する。
容器把持装置60は、可動体30が位置(VI)から位置(I)に移動する間に、走行路10の直線部分に配置された送電部110Cから無線給電で電力を受ける。容器把持装置60が電力を消費しない区間において送電部110Cから電力が供給されることにより、可動体30が位置(I)を通過する前にはキャパシタ73に電力が十分に蓄積された状態となる。
また、容器把持装置60は、位置(I)から位置(III)を含む区間では送電部110Aから無線給電で電力を受け、位置(IV)から位置(V)を含む区間では送電部110Bから無線給電で電力を受ける。このように、駆動部62や電磁ブレーキ63に電力を供給する区間において、送電部110A,110Bから補助的に電力を受けることで、容器把持装置60の動作時に電力不足となることを抑止できる。
[効果]
以下、本実施形態の容器搬送装置1による効果を説明する。
容器搬送装置1の容器把持装置60は、把持爪61A,61Bが開方向に付勢され、駆動部62により電気的に把持爪61A,61Bを閉状態に移動させる。そのため、本実施形態の容器搬送装置1は、走行路10のカムとの接触による機械的な力を加えなくとも把持爪61A,61Bの開閉を行うことができる。したがって、本実施形態の容器搬送装置1は、把持爪61A,61Bの開閉のためにカムとの接触が不要になるため、カム軌跡で開閉タイミングを規定する場合と比べて装置を移動させるときに生じる負荷を抑制できる。特に、本実施形態の容器搬送装置1によれば、上記のように容器把持装置60による容器100の把持で可動体30が負担する力がより少なくなるので、高速走行が可能なリニアモータで可動体30を走行させる場合に有利である。
また、本実施形態の容器把持装置60は、把持爪61A,61Bが閉位置に移動した状態で、駆動部62および電磁ブレーキ63が非通電状態になると、把持爪61A,61Bが閉位置に維持される。把持爪61A,61Bを開位置から閉位置にする力は駆動部62が担うが、製品液が充填された容器100を把持する状態を維持する力は電磁ブレーキ63が担う。そのため、容器把持装置60は、製品液が充填された容器100を安定して把持できる。また、容器100を把持する状態を電磁ブレーキ63で維持させることで、駆動部62に要求される力が軽微で足りる。しかも、容器100を把持する状態を維持しているときに駆動部62への通電は不要となるので、容器把持装置60の消費電力を抑制できる。
また、本実施形態の容器把持装置60において、駆動部62および電磁ブレーキ63に電力を供給するタイミングは制御装置70で制御される。また、把持爪61A,61Bの開閉タイミングを変更するときには、第2センサプレート122の位置を移動させるだけで足りる。一方、カム軌跡で開閉タイミングを規定する場合にはカム軌跡を修正する必要がある。そのため、本実施形態の容器搬送装置1によれば、カム軌跡で開閉タイミングを規定する場合と比べて把持爪61A,61Bの開閉タイミングを柔軟に設定できる。
また、容器搬送装置1は、容器100を把持する保持要素50の荷重を、第一カムレール13および第二カムレール14で受けるので、可動要素40が受ける鉛直方向Zの荷重が軽減される。したがって、製品液が充填されたために空容器に比べて相当程度に重くなった容器100を把持する保持要素50であっても、可動要素40が高速で搬送できる。この容器搬送装置1を飲料充填システムに適用すれば、要求される充填能力に耐えられる搬送速度を実現できる。
しかも、第一カムレール13に第一カムフォロア55Aが係合され、第二カムレール14に第二カムフォロア55Bが係合されることにより、保持要素50の鉛直方向Zの位置決めがなされる。また、第一カムレール13と第二カムレール14の間に第三カムフォロア55Cが係合されることにより、保持要素50の径方向Xの位置決めがなされる。したがって、容器搬送装置1によれば、保持要素50の安定した走行が確保される。
また、一実施形態のガイドレール11は、曲線部11E,11Fの一部は曲率半径が変化するクロソイド曲線CCであり、一実施形態の可動体30は、可動要素40が保持要素50に対して径方向Xに変位できるように構成されている。したがって、可動体30がクロソイド曲線CCの部分を走行することにより可動要素40と保持要素50の間の径方向Xの位置関係が変動したとしても、可動要素40が径方向Xに変位することで、位置関係の変動に追従できる。したがって、可動要素40と保持要素50の安定した走行を確保できる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択することや、他の構成に適宜変更することが可能である。
例えば、上記実施形態において、容器把持装置60が送電部110から無線給電で電力を受ける例を説明したが、容器把持装置60が接点を介して送電部110から有線で電力を受けてもよい。
また、容器把持装置60を動作させるために十分な電力をキャパシタ73に蓄積できる場合には、送電部110A,110B,110Cの一部または全部を省略してもよい。
1 容器搬送装置
3 搬送経路
10 走行路
11 ガイドレール
11C,11D 直線部
11E,11F 曲線部
12 電磁コイル
13 第一カムレール
14 第二カムレール
15 第一カム溝
16 第二カム溝
17 第三カム溝
17A,17B ガイド面
17C,17D ガイド面
30 可動体
40 可動要素
41 ホルダ
41A 上部レバー
41B 下部レバー
41C 接続壁
43A,43B,43C,43D ローラ
45A,45B 永久磁石
47A,47B 径方向ガイド
48A,48B カム溝
50 保持要素
51 フレーム
52 上部フレーム
53 下部フレーム
54 接続フレーム
55A 第一カムフォロア
55B 第二カムフォロア
55C 第三カムフォロア
56A,56B 径方向カムフォロア
60 容器把持装置
61A,61B 把持爪
62 駆動部
63 電磁ブレーキ
64A,64B 回転軸
65 第1センサ
66 第2センサ
70 制御装置
71 受信アンテナ
72 整流回路
73 キャパシタ
74 DC/DCコンバータ
75 制御回路
90 システムコントローラ
100 容器
101 首部
110,110A,110B,110C 送電部
111 直流電源
112 インバータ
113 送信アンテナ
121 第1センサプレート
122 第2センサプレート

Claims (11)

  1. 容器の把持を解除する開位置に向けて付勢され、閉位置において前記容器を把持する一対の把持爪と、
    前記把持爪を通電時に前記閉位置に移動させる駆動部と、
    非通電時に前記把持爪の位置を固定し、通電時に前記把持爪の位置固定を解除する電磁ブレーキと、
    前記駆動部および前記電磁ブレーキに電力を供給する電力制御部と、を備え、
    前記把持爪が前記閉位置に移動した状態で、前記駆動部および前記電磁ブレーキが非通電状態になると、前記把持爪が前記閉位置に維持されることを特徴とする容器把持装置。
  2. 前記電力制御部は、前記駆動部および前記電磁ブレーキに電力を供給するタイミングを制御する、請求項1に記載の容器把持装置。
  3. 前記容器把持装置は、前記容器を走行路に沿って搬送する可動体に設けられる、請求項1または請求項2に記載の容器把持装置。
  4. 前記電力制御部は、前記走行路の一部に配置される送電部から前記電力を受ける、請求項3に記載の容器把持装置。
  5. 前記電力制御部は、前記送電部から無線給電で前記電力を受ける受電部を含む、請求項4に記載の容器把持装置。
  6. 前記電力制御部は、前記送電部から受けた前記電力を蓄える蓄電部を含む、請求項4または請求項5に記載の容器把持装置。
  7. 前記可動体は、リニアモータにより前記走行路に沿って移動する、請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の容器把持装置。
  8. 前記電力制御部は、前記可動体の前記走行路上の位置に応じて、前記駆動部の通電状態および非通電状態と、前記電磁ブレーキの通電状態および非通電状態とをそれぞれ切り替える、請求項3から請求項7のいずれか一項に記載の容器把持装置。
  9. 前記電磁ブレーキに通電する前記走行路の第1位置を検知する第1センサと、
    前記駆動部に通電する前記走行路の第2位置を検知する第2センサと、をさらに備え、
    前記電力制御部は、前記第1センサの出力に基づいて前記駆動部の通電状態および非通電状態を切り替え、前記第2センサの出力に基づいて前記電磁ブレーキの通電状態および非通電状態を切り替える、請求項8に記載の容器把持装置。
  10. 容器把持装置で容器を把持しながら走行路に沿って容器を搬送する可動体と、
    前記走行路と、を備えた容器搬送装置であって、
    前記容器搬送装置は、
    容器の把持を解除する開位置に向けて付勢され、閉位置において前記容器を把持する一対の把持爪と、
    前記把持爪を通電時に前記閉位置に移動させる駆動部と、
    非通電時に前記把持爪の位置を固定し、通電時に前記把持爪の位置固定を解除する電磁ブレーキと、
    前記駆動部および前記電磁ブレーキに電力を供給する電力制御部と、を含み、
    前記把持爪が前記閉位置に移動した状態で、前記駆動部および前記電磁ブレーキが非通電状態になると、前記把持爪が前記閉位置に維持されることを特徴とする容器搬送装置。
  11. 容器把持装置で容器を把持しながら走行路に沿って容器を搬送する容器搬送装置の制御方法であって、
    前記容器把持装置は、
    容器の把持を解除する開位置に向けて付勢され、閉位置において前記容器を把持する一対の把持爪と、
    前記把持爪を通電時に前記閉位置に移動させる駆動部と、
    非通電時に前記把持爪の位置を固定し、通電時に前記把持爪の位置固定を解除する電磁ブレーキと、を含み、
    前記走行路で前記容器を受ける供給位置よりも前の位置において、前記電磁ブレーキに通電するとともに前記駆動部を非通電にし、前記把持爪を前記開位置に移動させる手順と、
    前記供給位置において前記駆動部に通電し、前記把持爪を前記閉位置に移動させて前記容器を前記把持爪で把持する手順と、
    前記容器が把持された後、前記電磁ブレーキおよび前記駆動部を非通電にし、前記把持爪を前記閉位置に維持して前記容器を搬送する手順と、
    前記電磁ブレーキに通電して前記把持爪の位置固定を解除し、前記把持爪を前記開位置に移動させて前記容器を放す手順と、
    を有することを特徴とする容器搬送装置の制御方法。
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