JP7214495B2 - グリッパおよび物品搬送装置 - Google Patents
グリッパおよび物品搬送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7214495B2 JP7214495B2 JP2019024566A JP2019024566A JP7214495B2 JP 7214495 B2 JP7214495 B2 JP 7214495B2 JP 2019024566 A JP2019024566 A JP 2019024566A JP 2019024566 A JP2019024566 A JP 2019024566A JP 7214495 B2 JP7214495 B2 JP 7214495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gripping piece
- gripping
- link mechanism
- joint
- gripper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G54/00—Non-mechanical conveyors not otherwise provided for
- B65G54/02—Non-mechanical conveyors not otherwise provided for electrostatic, electric, or magnetic
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G47/00—Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
- B65G47/74—Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
- B65G47/84—Star-shaped wheels or devices having endless travelling belts or chains, the wheels or devices being equipped with article-engaging elements
- B65G47/846—Star-shaped wheels or wheels equipped with article-engaging elements
- B65G47/847—Star-shaped wheels or wheels equipped with article-engaging elements the article-engaging elements being grippers
Landscapes
- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Description
スターホイールの周囲には、容器を把持部するグリッパと称される器具が設けられている。生産効率を考慮すれば、スターホイールの周囲により多くのグリッパを設けることが望まれる。そこで、特許文献1は、隣接するグリッパの間隔を狭くできる回転式の容器搬送装置を提供する。特許文献1は、隣接して配置されるグリッパの、高さ方向の位置をずらして配置することを提案する。
ところが、特許文献1の提案は、グリッパが「開」の状態になった時の開度を狭くした訳ではない。ここで開度とは、グリッパが容器を把持している「閉」の状態の一対の把持片の間隔に対する、グリッパが容器の把持を解いたときの「開」の状態の一対の把持片の間隔の比として定義される。開度が大きければ、隣接するグリッパの間隔を開度に応じて広くする必要がある。
以上より、本発明は、開度を小さくできるグリッパを提供することを目的とする。
本発明における移動機構は、第一把持片および第二把持片のそれぞれが、開閉移動による第二方向の移動量よりも進退移動による第一方向の移動量が大きい移動軌跡に沿って移動するように構成される。
この円弧状の軌跡を実現する移動機構は、第一把持片を移動させる4節からなる第一リンク機構と、第二把持片を移動させる4節からなる第二リンク機構と、を備え、第一リンク機構と第二リンク機構は、動作が同期して行われる。
本発明における第二リンク機構は、好ましくは、第二原動節、第二中間節、第二従動節および第二固定節を備える。
この移動機構は、好ましくは、第一固定節と第二固定節とが共用される。
本発明において、第一リンク機構および第二リンク機構は、好ましくは平行4節リンク機構からなる。
また、本発明におけるグリッパは、物品が飲料用のボトル容器である場合、第一把持片および第二把持片は容器の胴部を把持するように構成される。
本発明におけるグリッパは、容器の首部を把持するように構成される第一把持片および第二把持片と、容器の胴部を把持するように構成される第一把持片および第二把持片と、を、移動機構により同期して動作させることができる。
本実施形態による搬送装置1は、図1に示すように、平面視して楕円形の循環経路をなす搬送路10と、この搬送路10に沿ってそれぞれが独立して走行する複数の可動体30と、可動体30の走行を制御するコントローラ90と、を備える。それぞれの可動体30に永久磁石45A,45B(図2)が設けられるとともに、搬送路10に沿って電磁コイル12(図2)が設けられることにより、搬送装置1はリニアモータを備える。物品としてのボトル形の容器100は搬送路10よりも所定距離だけ外側の搬送経路3に沿って搬送される。なお、図1には、複数の可動体30の一部のみしか示されていない。
以下、搬送路10、可動体30の構成を順に説明した後に、搬送装置1の奏する効果を説明する。
搬送路10は、図1に示すように、ガイドレール11と、ガイドレール11に併設されるカムレール13と、を備えている。なお、図1は、ガイドレール11およびカムレール13の存在を線分で示しているだけであり、その位置を明確には反映しているわけではない。次の開閉カムレール19とロックカムレール21も同様である。
また、搬送路10は、その内側であってガイドレール11に対向するように、開閉カムレール19とロックカムレール21を備えている。開閉カムレール19は、首部把持片(第一把持片)61Aおよび首部把持片(第二把持片)61Bの開閉動作に関与する。また、ロックカムレール21は、首部把持片61Aおよび首部把持片61Bの開閉動作をロックする。
開閉カムレール19とロックカムレール21は、前進位置Fと後退位置Bの間を進退可能に設けられている。
なお、搬送路10は、これらのガイドレール11、カムレール13、開閉カムレール19およびロックカムレール21を含む概念を有している。
開閉カムレール19は、グリッパ60における移動機構70のローラカム77が干渉することにより、開閉レバー76の動作を介して首部把持片(第一把持片)61Aおよび首部把持片(第二把持片)61Bの開閉動作に関与する。
また、ロックカムレール21は、グリッパ60におけるロック機構80のローラカム85が干渉することにより、ロックレバー81の動作を介して首部把持片61Aおよび首部把持片61Bの開閉動作をロックするのに関与する。
開閉カムレール19とロックカムレール21は、図1に示す後退位置Bから前進位置Fに移動すると、それぞれが移動機構70のローラカム77とロック機構80のローラカム85に干渉する。
次に、可動要素40は、図2に示すように、可動要素40をなす他の要素を保持するホルダ41と、ホルダ41に保持されるローラ43A,43B,43C,43Dと、ホルダ41に保持される永久磁石45A,45Bと、ホルダ41の径方向Xの一方端に設けられる鉛直方向ガイド48と、を備えている。
ホルダ41は、上部アーム41Aと下部アーム41Bの間に搬送路10のガイドレール11が配置され、かつ、接続コラム41Cが搬送路10の外側を向くように配置される。
可動体30が搬送路10に沿って走行する際に、ローラ43A,43Bは、ガイドレール11の上面に設けられるガイド面17A,17Bを転動し、また、ローラ43C,43Dは、ガイドレール11の下面に設けられるガイド面17C,17Dを転動する。これにより、可動体30は、搬送路10に沿って走行する際の、ガイドレール11との間の抵抗を抑えることができる。
次に、保持要素50について図2を参照して説明する。
保持要素50は、容器100の首部101を把持するグリッパ60と、グリッパ60を支持するフレーム51と、を備える。
グリッパ60は、機械的な拘束力により容器100を把持する状態を維持することで、容器100を支持する。この把持状態を維持することを、ロックと称する。グリッパ60は、容器100を把持するのに弾性力に頼る必要がない。
また、フレーム51は、グリッパ60およびグリッパ60に保持される容器100の鉛直方向Zの荷重がカムレール13に負荷されるように構成されている。
以下、フレーム51、グリッパ60の順にその構成を説明する。
カムフォロア55A,55Bは回転軸線が径方向Xを向いている。
カムフォロア55A,55Bはカムレール13のカム面15に回転可能に支持される。
以上の通りであり、カムレール13は、第一カムフォロア55A,55Bを介して、保持要素50の鉛直方向Zの荷重を受ける。
このように、可動要素40と保持要素50は、可動要素40の走行による力を一対の鉛直方向ガイド48と鉛直方向ガイド56を介して保持要素50が受ける係合関係を備えている。また、可動要素40と保持要素50は、鉛直方向Zへの相対的な変位を、一対の鉛直方向ガイド48と鉛直方向ガイド56の摺動動作により、鉛直方向Zへの相対的な変位を許容する。
次に、グリッパ60について、図2、図4および図5を参照して説明する。本実施形態によるグリッパ60は、四節リンク機構を利用するので、開度が小さい。加えて、グリッパ60は弾性力に頼らずに容器100を把持できる。
グリッパ60は、容器100の首部101を把持する一対の首部把持片61Aおよび首部把持片61Bと、首部把持片61Aおよび首部把持片61Bを移動させる移動機構70と、首部把持片61Aおよび首部把持片61Bの開閉をロックするロック機構80と、を備える。
可動部63A,63Bは、移動機構70の第一リンク機構71、第二リンク機構73とともに、4節リンク機構を構成する。可動部63A,63Bは、4節リンク機構の第一中間節71B,73Bを構成する。可動部63Aが属する第一リンク機構71と可動部63Bが属する第二リンク機構73は、両者の第一固定節71D,73Dを共用する。
首部把持片61Aと首部把持片61Bは、第一リンク機構71と第二リンク機構73の動作に追従して同期して移動する。この移動は、進退移動と開閉移動が複合されたものである。
移動機構70は、図4に示すように、首部把持片61Aを移動させる第一リンク機構71と首部把持片61Bを移動させる第二リンク機構73を備える。第一リンク機構71と第二リンク機構73は、それぞれが平行4節リンク機構からなる。
第一リンク機構71は、図4に示すように、第一原動節71A、第一中間節71B、第一従動節71Cおよび第一固定節71Dを備えている。
第一原動節71Aはその一端側が主動軸64Aに固定されており、主動軸64Aを正転および逆転することにより、第一原動節71Aは揺動運動する。また、第一従動節71Cは、その一端側が従動軸64Bに回転可能に支持されており、第一原動節71Aの揺動運動に同期して揺動運動する。第一原動節71Aと第一従動節71Cは同じ形状および寸法を有する板状のリンク部材から構成される。
第一固定節71Dは、主動軸64Aおよび従動軸64Bにより構成されており、主動軸64Aの中心軸と従動軸64Bの中心を結ぶ線分CLとして示されている。
以上の構成を備える第一リンク機構71は、平行4節リンク機構をなすように、第一原動節71A、第一中間節71B、第一従動節71Cおよび第一固定節71Dの寸法、配置が特定されている。
第二リンク機構73は、図4に示すように、第二原動節73A、第二中間節73B、第二従動節73Cおよび第二固定節73Dを備えている。
第二原動節73Aはその一端側が従動軸64Bに固定されており、従動軸64Bが正転および逆転することにより、第二原動節73Aは揺動運動する。また、第二従動節73Cは、その一端側が主動軸64Aに回転可能に支持されており、第二原動節73Aが正転および逆転することにより、揺動運動する。第二原動節73Aと第二従動節73Cは同じ形状および寸法を有する板状のリンク部材から構成される。
第二固定節73Dは、主動軸64Aおよび従動軸64Bにより構成されており、主動軸64Aの中心軸と従動軸64Bの中心軸を結ぶ線分CLとして示されている。
以上の構成を備える第二リンク機構73は、平行4節リンク機構をなすように、第二原動節73A、第二中間節73B、第二従動節73Cおよび第二固定節73Dの寸法、配置が特定されている。
プーリ66Aとプーリ66Bの間、および、プーリ66Cとプーリ66Dの間には、図4に示すように、それぞれ、タイミングベルト67,67が掛け回されている。したがって、主動軸64Aの回転は、主動歯車65Aと従動歯車65Bの噛み合いに加えて、タイミングベルト67,67によって、従動軸64Bに伝達される。タイミングベルト67,67を用いることで、従動軸64Bの回転が主動軸64Aの回転に高い精度で同期できる。
移動機構70は、図2および図5に示すように、主動軸64Aを中心に正逆の回転、つまり揺動が可能に首部把持片61Aに固定された開閉レバー76と、開閉レバー76の先端に設けられたローラカム77と、開閉レバー76に引張の弾性力(第二弾性力)を付与するコイルばね78と、を備えている。この弾性力は、外力が加わらない状態では、図5(a)に示すように、首部把持片61Aおよび首部把持片61Bを閉じて容器100を把持する力を与える。
主動軸64Aは、第一リンク機構71と第二リンク機構73を動作させる駆動源としての役割を果たす。主動軸64Aによる第一リンク機構71と第二リンク機構73を動作させるための構成については後述する。
開閉カムレール19との干渉が解けると、図4(b)、(a)および図5(b)、(a)に示すように、開くときとは逆の動作を行って、把持位置において首部把持片61Aと首部把持片61Bは閉じる。こうして、把持位置において首部把持片61Aと首部把持片61Bで容器100が把持される。
次に、主動軸64Aを回転させることによる第一リンク機構71および第二リンク機構73の動作について、図6を参照して説明する。
この機構は、開閉レバー76の揺動により主動軸64Aに回転力が加わることにより機能する。主動軸64Aの回転は従動軸64Bに伝達され、主動軸64Aと従動軸64Bは互いに逆回転する。
従動軸64Bには、従動歯車65Bが固定されている。第二リンク機構73の従動節73Cは主動軸64Aに回転可能に支持され、第二リンク機構73の原動節73Cは従動軸64Bに固定されている。第二リンク機構73の第二中間節73Bは、第二原動節73Aと第二従動節73Cにピン結合されている。主動軸64Aに回転可能に支持されている第二従動節73Cは、第二原動節73Aに追従して揺動運動する。
従動歯車65Bは主動歯車65Aと噛み合っており、主動軸64Aが例えば時計回りに回転すると従動軸64Bは反時計回りに回転する。
主動軸64Aに固定されている第一原動節71Aは時計回りC1に揺動する。第一中間節71Bにより第一原動節71Aに連結され、かつ、従動軸64Bに対して回転可能な第一従動節71Cは、第一原動節71Aの回転に倣って時計回りC1に揺動する。
従動軸64Bに固定されている第二原動節73Aは反時計回りC2に揺動する。第二中間節73Bにより第一原動節71Aに連結され、かつ、主動軸64Aに対して回転可能な第二従動節73Cは、第二原動節73Aの回転に倣って反時計回りC2に揺動する。
以上の動作に追従して、タイミングベルト67は矢印M1で示される向きに走行する。
主動軸64Aに固定されている第一原動節71Aは半時計回りC2に回転する。第一中間節71Bで第一原動節71Aに連結され、かつ、従動軸64Bに対して回転可能な第一従動節71Cは、第一原動節71Aの回転に倣って半時計回りC2に回転する。
従動軸64Bに固定されている第二原動節73Aは時計回りC1に回転する。第二中間節73Bで第一原動節71Aに連結され、かつ、主動軸64Aに対して回転可能な第二従動節73Cは、第二原動節73Aの回転に倣って時計回りC1に回転する。
以上の動作に追従して、タイミングベルト67は矢印M2で示される向きに走行する。
次に、ロック機構80について、図5および図2を参照して説明する。
ロック機構80は、ロックレバー81と、開閉レバー76に固定されるロックピン83と、ロックレバー81の先端に設けられるローラカム85と、ロック位置に向けて弾性力(第一弾性力)をロックレバー81に付与するコイルばね87と、を備える。
作用部81Aは、図5(a)に示すように、ロックレバー81がロック位置にあるときにその先端がロックピン83と突き当たる係合関係にあることで、把持位置にある首部把持片61Aと把持片61が開くのを阻止、つまりロックする。
ロックカムレール21との干渉が解けると、作用部81Aのロックピン83との係合が復帰する。復帰動作は、作用部81Aに設けられるばね支持ピン89Aと支持板69に設けられるばね支持ピン89Bとの間に設けられたU字ばね87の弾性力に基づいている。U字ばね87には、U字の両方の先端が開く向きに弾性力が付与されている。
次に、搬送装置1の動作、特に移動機構70とロック機構80の動作について説明する。ここでは、図1に示すように、容器100が循環経路をなす搬送経路3を搬送され、搬送路10の直線部11Cにおいて、ロック機構80のロックが解除されるとともに移動機構70がグリッパ60を開き、さらに、直線部11Cにおいて移動機構70がグリッパ60を閉じるとともに、ロック機構80がロックされる動作を例に説明する。
はじめに、ロックレバー81のローラカム85がロックカムレール21と干渉して、ロックレバー81の作用部81Aとロックピン83の係合関係が解かれる(図4(b),図5(b))。次に、開閉レバー76のローラカム77が開閉カムレール19と干渉することにより、開閉レバー76の傾転を通じて首部把持片61Aと首部把持片61Bが開く(図4(c),図5(c))。首部把持片61Aおよび首部把持片61Bが開いている間に、グリッパ60は容器100を受け取るか、または、容器100を受け渡すことができる。
以下、本実施形態の搬送装置1による効果を説明する。
<開度の抑制>
はじめに、搬送装置1を構成するグリッパ60は、それぞれが4節リンク機構をなす第一リンク機構71および第二リンク機構73により動作する。この動作は、首部把持片61Aと首部把持片61Bの間隔が広くなりまたは狭くなる開閉移動を伴う。加えてこの動作は、首部把持片61Aと首部把持片61Bが前進および後退する進退移動を伴う。
つまり、本実施形態によれば、グリッパ60を進退移動させることにより容器100との干渉を避けるのに対して、開閉だけを行うグリッパによれば、グリッパを開くことにより容器100との干渉を避ける。したがって、本実施形態のグリッパ60は「開度」が小さく、開閉だけを行うグリッパは開度が大きい。開度の小さい本実施形態のグリッパ60よれば、隣接して配置されるグリッパ60の間隔を狭くできる。
本実施形態は、第一リンク機構71と第二リンク機構73の二つの4節リンク機構を備える。しかし、この二つの4節リンク機構は第一固定節71Dと第二固定節73Dが共通の固定節とされている。したがって、本実施形態によれば、4節リンク機構を構成する部材を少なくできる。
また、本実施形態によれば、共通の固定節を主動軸64Aおよび従動軸64Bから構成するとともに、主動軸64Aから従動軸64Bへ回転力を伝達する。そうすることで、主動軸64Aに回転力を加えるだけで、第一リンク機構71および第二リンク機構73の二つの4節リンク機構を動作させることができる。
次に、搬送装置1を構成するグリッパ60は、ロック機構80のロックレバー81により首部把持片61Aおよび首部把持片61Bを閉じるロックの状態を機械的に維持することにより、容器100の首部101を把持する。つまり、グリッパ60は、外力として弾性力に頼ることなく、容器100の首部101を把持できる。特に、製品液が充填された容器100であっても、大きな弾性力を加えなくても、首部101を安定して把持できる。また、ロックレバー81にはロック位置に向けた弾性力が加わっているが、これは比較的に軽微な力で足りるので、ロックレバー81をロック位置からロック解除位置に移行するのに必要な力は弱くて足りる。
一方で、グリッパ60を開いた状態から閉じた状態にするのは、移動機構70のコイルばね78の弾性力であるが、製品液が充填された容器100を把持する力はロック機構80が担うので、この弾性力は軽微で足りる。
また、グリッパ60およびロックレバー81は、いずれも可動体30が走行することに伴うカムの作用に基づいて動作するが、この動作に必要な力も小さくても足りる。したがって、グリッパ60による容器100の把持について可動体30が負担する力が少なくて済むので、本実施形態は高速走行が可能なリニアモータを適用できる。
以上、本発明の好ましい搬送装置を説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
電磁ソレノイドでグリッパ60を移動させ場合、退避位置においてグリッパ60が閉じているときには電力を供給しないで、把持位置においてグリッパ60を開くときに電力を供給すればよい。電力を供給しない間には、電磁ソレノイドはグリッパ60が容器100を把持する状態を機械的に維持することになる。
第一中間節71Bおよび第二中間節73Bのそれぞれに胴部把持片(第一把持片)75Aおよび胴部把持片(第二把持片)75Bが固定されている。胴部把持片75A,75Bは、第一中間節71B,73Bから下方に垂れ下がる板状の部材である。
胴部把持片75A,75Bは、第一リンク機構71および第二リンク機構73が把持位置にいるときに、容器100の胴部103を把持する。胴部把持片75A,75Bは、第一リンク機構71および第二リンク機構73が退避位置にいるときには、容器100の胴部103から離れる。
本発明は、首部把持片61A,61Bと胴部把持片75A,75Bの双方を設けることもできる。
3 搬送経路
10 搬送路
11 ガイドレール
12 電磁コイル
19 開閉カムレール
21 ロックカムレール
30 可動体
40 可動要素
41 ホルダ
45A,45B 永久磁石
50 保持要素
51 フレーム
60 グリッパ
61A,61B 首部把持片
63A,63B 可動部
64A 主動軸
64B 従動軸
65A 主動歯車
65B 従動歯車
66A,66B,66C,66D プーリ
67 タイミングベルト
69 支持板
70 開閉機構
71 第一リンク機構
73 第二リンク機構
71A,73A 原動節
71B,73B 中間節
71C,73C 従動節
71D,73D 固定節
75A,75B 胴部支持片
76 開閉レバー
77 ローラカム
79 係止ピン
80 ロック機構
81 ロックレバー
81A 作用部
81B 動作部
81C 回転軸
83 ロックピン
85 ローラカム
89A,89B ばね支持ピン
90 コントローラ
100 容器
101 首部
103 胴部
Claims (9)
- 飲料充填システムにおいてそれぞれが隣接して設けられる複数のグリッパであって、
それぞれのグリッパは、
第一把持片および第二把持片と、
前記第一把持片および前記第二把持片を、物品を把持する把持位置と前記物品の把持を解く退避位置の間を第一方向に進退移動させるとともに、前記第一方向に交差する第二方向に開閉移動させる移動機構と、を有し、
前記移動機構は、
前記第一把持片および前記第二把持片のそれぞれが、前記開閉移動による前記第二方向の移動量よりも前記進退移動による前記第一方向の移動量が大きい円弧状の移動軌跡に沿って移動するように構成される、グリッパ。
- 前記移動機構は、
前記第一把持片を移動させる4節からなる第一リンク機構と、
前記第二把持片を移動させる4節からなる第二リンク機構と、を備え、
前記第一リンク機構と前記第二リンク機構は、動作が同期して行われる、
請求項1に記載のグリッパ。
- 前記第一リンク機構は、
第一原動節、第一中間節、第一従動節および第一固定節を備え、
前記第二リンク機構は、
第二原動節、第二中間節、第二従動節および第二固定節を備え、
前記移動機構は、
前記第一固定節と前記第二固定節とが共用される、
請求項2に記載のグリッパ。
- 前記第一原動節および前記第二原動節に回転力が加わることにより、前記第一リンク機構と前記第二リンク機構が、前記物品の把持と前記把持を解くのとを同期して行う、
請求項3に記載のグリッパ。
- 前記第一リンク機構および前記第二リンク機構は、平行4節リンク機構からなる、
請求項2~請求項4のいずれか一項に記載のグリッパ。
- 前記物品は飲料用のボトル容器であり、
前記第一把持片および前記第二把持片は前記ボトル容器の首部を把持するように構成される、
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載のグリッパ。
- 前記物品は飲料用のボトル容器であり、
前記第一把持片および前記第二把持片は前記ボトル容器の胴部を把持するように構成される、
請求項1~請求項6のいずれか一項に記載のグリッパ。
- 前記第一把持片と前記第二把持片が把持位置において前記物品を把持する状態を機械的に維持するロック機構を備え、
前記ロック機構は、
前記第一把持片と前記第二把持片が開くのを阻止するロック位置と、
前記第一把持片と前記第二把持片が開くことができるロック解除位置と、の間を移行し作用部を備えるロックレバーと、
前記第一把持片と前記第二把持片の開閉と連動し、ロックピンを備える開閉レバーと、
を備え、
前記ロックレバーは、
前記ロック位置において、前記ロックレバーの前記作用部と前記開閉レバーのロックピンが係合することで、前記物品を把持する状態を機械的に維持し、
前記ロック解除位置において、前記ロックレバーの前記作用部と前記開閉レバーのロックピンとの係合が解かれる、
請求項1~請求項7のいずれか一項に記載のグリッパ。
- 物品を把持しながら搬送経路に沿って前記物品を搬送する搬送装置であって、
前記物品を把持する請求項1~請求項8のいずれか一項に記載のグリッパと、
前記グリッパを支持しながら、前記物品を前記搬送経路に沿って搬送する可動体と、を備える、物品搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019024566A JP7214495B2 (ja) | 2019-02-14 | 2019-02-14 | グリッパおよび物品搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019024566A JP7214495B2 (ja) | 2019-02-14 | 2019-02-14 | グリッパおよび物品搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020132167A JP2020132167A (ja) | 2020-08-31 |
JP7214495B2 true JP7214495B2 (ja) | 2023-01-30 |
Family
ID=72277810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019024566A Active JP7214495B2 (ja) | 2019-02-14 | 2019-02-14 | グリッパおよび物品搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7214495B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023180424A1 (de) * | 2022-03-24 | 2023-09-28 | Khs Gmbh | Aktiver greifer für ein sternrad und verfahren zur übergabe eines behälters mit einem aktiven greifer |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010095263A (ja) | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 容器把持装置 |
JP2010189023A (ja) | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 飲料充填装置 |
WO2017162710A1 (de) | 2016-03-22 | 2017-09-28 | Krones Ag | Haltevorrichtung zum halten eines behälters |
WO2017162630A1 (de) | 2016-03-21 | 2017-09-28 | Krones Ag | Vorrichtung zum transportieren von behältern |
JP2018184295A (ja) | 2017-04-27 | 2018-11-22 | 三菱重工機械システム株式会社 | 物品搬送装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010009364B4 (de) * | 2010-02-25 | 2017-05-18 | Khs Gmbh | Flaschenklammer mit Sperre |
-
2019
- 2019-02-14 JP JP2019024566A patent/JP7214495B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010095263A (ja) | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 容器把持装置 |
JP2010189023A (ja) | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 飲料充填装置 |
WO2017162630A1 (de) | 2016-03-21 | 2017-09-28 | Krones Ag | Vorrichtung zum transportieren von behältern |
WO2017162710A1 (de) | 2016-03-22 | 2017-09-28 | Krones Ag | Haltevorrichtung zum halten eines behälters |
JP2018184295A (ja) | 2017-04-27 | 2018-11-22 | 三菱重工機械システム株式会社 | 物品搬送装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020132167A (ja) | 2020-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4972654B2 (ja) | 搬送手段 | |
JP7214495B2 (ja) | グリッパおよび物品搬送装置 | |
EP2743192A1 (en) | A unit for sequencing and guiding items | |
JP2018184296A (ja) | グリッパ、及び、容器搬送装置 | |
EP3744649B1 (en) | Conveyor device for conveying flexible containers along a packaging line | |
JP2018172141A (ja) | 物品搬送装置及び物品搬送制御方法 | |
US11866271B2 (en) | Gripper for a container transport system | |
CN104768859B (zh) | 容器保持输送装置 | |
JP6892307B2 (ja) | 物品搬送装置 | |
ES2781580T3 (es) | Procedimiento para el transporte en una línea de envasado de envases flexibles sujetados suspendidos, dispositivo apto para la puesta en práctica del procedimiento y una máquina que comprende este dispositivo | |
JP2019510692A (ja) | 容器搬送装置 | |
US7185753B2 (en) | Shuttle conveyor | |
JP2007511445A (ja) | 可動グリッパを持ったコンベヤおよび関連するコンベヤリンク | |
CN101898703A (zh) | 用于接收和进一步处理柔性平面物品的装置和方法 | |
JP6912266B2 (ja) | 物品搬送装置 | |
JP6942564B2 (ja) | 物品搬送装置及び物品搬送装置の制御方法 | |
CA2309239C (en) | Apparatus for transporting flexible, sheet-like products away and/or for further processing | |
US11845619B2 (en) | Clamp device and container-handling apparatus | |
US10549924B2 (en) | Robotic article collation and metering assembly | |
AU776470B2 (en) | Device for injecting a product on a predetermined site of a moving object | |
JP4089362B2 (ja) | 物品反転搬送装置 | |
EP1232969A1 (en) | Device for equally spacing containers, in particular bottles | |
JP3211500B2 (ja) | クランプ式容器搬送装置 | |
JP2697536B2 (ja) | クランプ式容器搬送装置 | |
JP7050189B2 (ja) | 物品搬送装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20211022 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220927 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7214495 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |