JP6942564B2 - 物品搬送装置及び物品搬送装置の制御方法 - Google Patents

物品搬送装置及び物品搬送装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、グリッパと称されるグリッパに把持される袋状の容器を上流側の搬送装置から直に受け取ることのできる物品搬送装置に関する。
製品液用の容器として、開口を有する袋状の樹脂バッグが用いられている。この樹脂バッグは、軟質樹脂フィルムから形成されている。
樹脂バッグへの製品液の充填を行う製造ラインは、上流側の搬送装置で搬送しながら所定の処理を施した後に、下流側の搬送装置に受け渡され、下流側の搬送装置で搬送しながら所定の処理を施すことがある。
この製造ラインにおける搬送装置として、その幅方向の両端をグリッパで把持しながら樹脂バッグを搬送する装置がある。グリッパで把持する搬送装置だと、受け渡す側の樹脂バッグを把持するグリッパと受け取る側のグリッパや樹脂バッグが干渉してしまい、上流装置から下流装置に直に樹脂バッグを受け渡すことができない。したがって、従来は、上流装置と下流装置との間に、これらの装置と独立する樹脂バッグの受け渡し専用の装置を設けている。
受け渡し専用の装置は、充填ラインの生産能力向上のために様々な工夫がされている。例えば、特許文献1は、上流装置で容器の破損により連続搬送される容器間に抜けが生じても、下流装置に受け渡す際にこの抜けを解消できる物品受渡装置が提案されている。
特開2014−24665号公報
しかし、上流装置と下流装置の間に受渡装置が介在すると、受渡装置が樹脂バッグの受け取り及び受け渡しをする間は、上流装置と下流装置の走行を止める必要があるので、上流装置と下流装置を連続運転することができない。したがって、上流装置と下流装置の有する生産能力を発揮できない。
また、受渡装置を設けると、その分だけ充填ラインのコストを上昇させるとともに設置スペースが必要になる。
以上より、本発明は、容器に製品液を充填する充填ラインの生産能力を向上させることができ、かつ、充填ラインの省スペース化を図ることができる物品搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の物品搬送装置は、上流側から受け取った物品を把持して搬送する複数の上流側搬送体を有する上流側搬送部と、上流側搬送部から受け渡される物品を把持して搬送する複数の下流側搬送体を有する下流側搬送部と、を備える。
上流側搬送部の上流側搬送体は、幅方向の少なくとも一方の側で物品を把持する上流側把持具を備え、下流側搬送部の下流側搬送体は、幅方向の少なくとも一方の側で物品を把持する下流側把持具を備える。
下流側把持具は、物品を受け渡される際に、物品を把持する上流側把持具よりも物品の搬送方向の上流側で待ち受けるか、物品を把持する上流側把持具よりも搬送方向の下流側で待ち受ける、ことを特徴とする。
本発明における下流側搬送体は、下流側把持具が把持する物品のそれぞれの移動速度を独立して制御される、ことが好ましい。
本発明における上流側搬送体及び下流側搬送体は、一対のアームを備える第一形態と、一つのアームだけを備える第二形態と、を含む。
始めに、第一形態は、上流側搬送体が、独立して移動及び停止を繰り返す一対の第一アームと第二アームを備え、上流側把持具が、第一アームと第二アームのそれぞれに設けられ、第一アームの上流側把持具が、物品の幅方向の一端側を把持し、第二アームの上流側把持具が、物品の幅方向の他端側を把持する。
また、下流側搬送体は、独立して移動及び停止を繰り返す一対の第一アームと第二アームを備え、下流側把持具が、第一アームと第二アームのそれぞれに設けられ、第一アームの下流側把持具が、物品の幅方向の一端側を把持し、第二アームの下流側把持具が、物品の幅方向の他端側を把持する。
第一形態において、下流側搬送体の下流側把持具は、物品を受け渡される際に、上流側搬送体の物品を把持する上流側把持具よりも物品の搬送方向の上流側で待ち受け、下流側搬送体の下流側把持具は、物品を受け渡される際に、上流側搬送体の物品を把持する上流側把持具よりも物品の搬送方向の下流側で待ち受ける。
第一形態は、以上の待ち受けの状態から、搬送方向の上流側で待ち受けていた下流側把持具と上流側把持具の搬送方向の位置合わせを行い、かつ、搬送方向の上流側で待ち受けていた上流側把持具と下流側把持具の搬送方向の位置合わせを行った後に、上流側搬送体から下流側搬送体への物品の受け渡しを行う。
次に、第二形態は、上流側搬送体が、移動及び停止を繰り返す上流側アームを備え、上流側把持具が上流側アームに設けられる。この上流側アームの上流側把持具は、物品の幅方向の一端側又は他端側を把持する。
下流側搬送体は、移動及び停止を繰り返す下流側アームを備え、下流側把持具が下流側アームに設けられる。この下流側アームの下流側把持具は、物品の幅方向の一端側又は他端側を把持する。
第二形態において、下流側搬送体の下流側把持具は、物品を受け渡される際に、上流側搬送体の物品を把持する上流側把持具よりも物品の搬送方向の上流側又は下流側で待ち受ける。
第二形態は、この待ち受けの状態から、搬送方向の上流側又は下流側で待ち受けていた下流側把持具と上流側把持具の搬送方向の位置合わせを行った後に、上流側搬送体から下流側搬送体への物品の受け渡しを行う。
本発明の物品搬送装置において、上流側搬送体の把持具と下流側搬送体の把持具は、物品を把持する高さ方向の位置が異なることが好ましい。
本発明の物品搬送装置は、楕円状又は円弧状の物品の搬送経路を有する上流側搬送部及び下流側搬送部に適用できる。
また、本発明は以上説明した搬送装置を要旨とする物品搬送装置の制御方法を提供する。
本発明の物品搬送装置によれば、物品を受け渡される側の下流側把持具が、物品を受け渡される際に、物品を把持する上流側把持具よりも物品の搬送方向の上流側で待ち受けるか、物品を把持する上流側把持具よりも搬送方向の下流側で待ち受ける。したがって、本発明の物品搬送装置によれば、下流側把持具は上流側把持具や樹脂バッグと干渉することなく、上流側搬送部から下流側搬送部へ、物品を直に受け渡すことができるので、受渡装置を介在させるのに比べて、物品搬送装置の生産能力を向上させることができる。また、本発明の物品搬送装置によれば、受渡装置が必要ないので、充填ラインの省スペース化を図ることができる。
物品受渡装置の全体の構成を示す平面図である。 物品受渡装置の動作を示す平面図である。 物品受渡装置の動作を示す平面図である。 他の形態の物品受渡装置の全体の構成を示す平面図である。 第2実施形態の物品受渡装置の全体の構成を示す平面図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る容器70の物品搬送装置1について説明する。
第1実施形態の物品搬送装置1は、図1に示すように、搬送対象の物品として袋状の容器70を搬送する上流側搬送部10と、上流側搬送部10から容器70を受け取る下流側搬送部30と、を備える。物品搬送装置1は、上流側搬送部10及び下流側搬送部30の動作を制御する制御部60を備える。
物品搬送装置1は、反時計回りに移動する上流側搬送部10の上流側搬送体20の搬送経路と時計回りに移動する下流側搬送部30の下流側搬送体40の搬送経路とが合流地点Xで合流する。そして、合流地点Xより下流側βの受渡領域Zで、上流側搬送体20から下流側搬送体40に容器70が直に受け渡される。
物品搬送装置1は、互いの位置がずれることで上流側搬送体20と下流側搬送体40が干渉することなく、合流地点Xまで移動する。そして、受渡領域Zより上流側αに設けられた同期領域Yで、上流側搬送体20で搬送されている容器70を下流側搬送体40で把持して受け取れるように、上流側搬送体20と下流側搬送体40の位置合わせが調整される。
以下、物品搬送装置1の各要素について説明する。
なお、本実施形態において、容器70を受け渡す側を上流側搬送部10とし、容器70を受け取る側を下流側搬送部30とする。また、上流側搬送部10及び下流側搬送部30のそれぞれに、図1に示すように、容器70が搬送される搬送方向を基準にして上流側α及び下流側βが定義されるものとする。
また、本実施形態において、図1に示すように、上流側搬送部10及び下流側搬送部30が延在する方向を長手方向L、長手方向Lに直交する方向を幅方向Wとする。
[上流側搬送部10]
上流側搬送部10は、上流から連続的に搬送される複数の容器70を受け取り、図示を省略する処理部により所定の処理を施した後に、容器70を下流側搬送部30に受け渡す。
上流側搬送部10は、図1に示すように、無端状の搬送経路をなすガイドレール11と、把持した容器70をガイドレール11に沿って搬送する複数の上流側搬送体20と、上流側搬送体20から容器70を解放するための第一カム機構と、を備える。図示を省略する処理部の内容は任意であるが、例えば容器70の内部に食品や医薬品等の製品液を充填することができる。
ガイドレール11は、2本直線とこれらの直線と繋がる2つの円弧を有しており、2本の直線の間隔が円弧の直径と等しい楕円形になっている。このため、上流側搬送部10は、楕円形の搬送経路を有する。下流側搬送部30も、上流側搬送部10と同様に楕円形の搬送経路を有する。
なお、上流側搬送体20はガイドレール11の全周にわたって設けられるが、図1は一部の上流側搬送体20のみを示している。追って説明する下流側搬送部30も同様である。
[上流側搬送体20]
上流側搬送体20は、それぞれがガイドレール11に沿って独立して走行する一対の第一アーム21と第二アーム25と、を有する。
上流側搬送部10は、第一アーム21と第二アーム25のそれぞれに永久磁石28が設けられるとともに、ガイドレール11に沿って電磁コイル13が設けられることにより、リニアモータを備える。
第一アーム21と第二アーム25は、制御部60の指示により、移動と停止が独立して制御される。したがって、上流側搬送部10は、それぞれの第一アーム21と第二アーム25の位置、つまりそれぞれの上流側把持具22、上流側把持具26の位置を任意に変えることができる。
上流側搬送体20は、容器70を搬送するときには、容器70を把持できるように第一アーム21と第二アーム25の間隔が維持される。
一方、容器70を把持しないときには、第一アーム21と第二アーム25は当該間隔に関わらずに独立して移動することもできる。
[第一アーム21]
第一アーム21は、その先端に設けられる上流側把持具22で容器70の側縁の一端側71(図2(a−2)参照)を把持しながら走行する。一端側71は、図1では下流側βを向く。
第一アーム21は、図1に示すように、容器70を把持する上流側把持具22とカムフォロア29を備える。
上流側把持具22は、ガイドレール11の外側で第二アーム25の上流側把持具26と対向するように、第一アーム21に設けられている。上流側把持具22は、後述する第一カム機構により開閉動作が行われ、閉じたときに容器70を把持する。
カムフォロア29は、カム19と互いに作用することにより、上流側把持具22を開閉する。
カムフォロア29は、その軸線方向に往復移動が可能に第一アーム21に設けられており、カムフォロア29の当該軸線方向の移動に連動して上流側把持具22が開閉する。上流側把持具26も同様である。
カムフォロア29は、図1に示すように、カム19と当接することにより、幅方向Wに進退する。つまり、カムフォロア29は、第一アーム21から、その先端がカム19の側面と当接する程度に、高さ方向Hに沿って下方に延びている。
カムフォロア29は、カム19と当接する車輪が設けられている。
[第二アーム25]
第二アーム25は、第一アーム21が把持する容器70の側縁の一端側71と対向する他端側72(図2(a−2)参照)を把持するものである。他端側72は、図1では上流側αを向く。
第二アーム25は、図1に示すように、第一アーム21と同様に、容器70を把持する上流側把持具26とカムフォロア29を備える。上流側把持具26は、ガイドレール11の外側で第一アーム21の上流側把持具22と対向するように、第二アーム25に設けられている。上流側把持具26は、上流側把持具22と同様に、後述する第一カム機構により開閉動作が行われ、閉じたときに容器70を把持する。
[第一カム機構]
第一カム機構は、受渡領域Zを第一アーム21、第二アーム25が移動するのに伴い、上流側把持具22及び上流側把持具26を開いて、上流側搬送体20が容器70を解放するためのものである。
第一カム機構は、図1及び図3(a)に示すように、第一アーム21及び第二アーム25のカムフォロア29と、容器70の搬送経路に沿って固定されるカム19とにより構成される。
なお、受渡領域Zには、第一アーム21とともに第二アーム25が移動するが、図3(a)は、上流側搬送体20を記載して下流側搬送体40の記載を省略する。一方、図3(b)は、下流側搬送体40を記載して上流側搬送体20の記載を省略する。
カム19は、図3に示すように、長手方向Lに沿って延びており、ガイドレール11と対向する面に、上流側αから第一当接面19Aと、第一当接面19Aよりもガイドレール11に近い第二当接面19Cを有する。第一当接面19Aと第二当接面19Cは、傾斜面19Bにより滑らかに繋がっている。
第一当接面19Aと傾斜面19Bの境には、解放位置15が存在する。解放位置15は、通過する上流側把持具22又は上流側把持具26が開き始めて、容器70の解放が始まる位置である。解放位置15は、把持位置35と長手方向Lの位置が一致する。
第一カム機構による上流側把持具22と上流側把持具26の開閉動作について説明する。上流側把持具22と上流側把持具26は、アームに配置されている向きが異なるだけであり、開閉動作は同じであるから、上流側把持具22を例に説明する。
第一アーム21の上流側把持具22は、図3(a)〈I〉に示すように、上流側αから容器70の一端側71を把持しながら移動する。この把持は、カムフォロア29の先端が第一当接面19Aに沿って摺動するときにも維持される。つまり、カムフォロア29に負荷がかからない初期状態において、上流側把持具22は閉じる。
しかし、図3(a)〈II〉に示すように、第一アーム21が解放位置15に達して、カムフォロア29が傾斜面19Bに沿って摺動すると、次第に上流側把持具22が開く。
さらに、図3(a)〈III〉に示すように、カムフォロア29が第二当接面19Cに沿って摺動すると、上流側把持具22が開いて容器70を解放する。
[下流側搬送部30]
下流側搬送部30は、上流側搬送部10から容器70を受け取り、その容器70に、図示を省略する処理部により所定の処理を施し、さらに下流に向けて受け渡す。
下流側搬送部30は、図1に示すように、無端状の搬送経路をなすガイドレール31と、把持した容器70をガイドレール31に沿って搬送する複数の下流側搬送体40と、上流側搬送体20から受け取る容器70を把持するための第二カム機構と、を備える。図示を省略する処理部の内容が任意であることは、上流側搬送部10と同じである。
[下流側搬送体40]
下流側搬送体40は、それぞれがガイドレール31に沿って独立して走行する一対の第一アーム41と第二アーム45と、を有する。
下流側搬送部30は、第一アーム41と第二アーム45のそれぞれに永久磁石48が設けられるとともに、ガイドレール31に沿って電磁コイル33が設けられることにより、リニアモータを備える。
第一アーム41と第二アーム45は、制御部60の指示により、移動と停止が独立して制御される。したがって、下流側搬送部30は、それぞれの第一アーム41と第二アーム45の位置、つまりそれぞれの下流側把持具42、下流側把持具46の位置を任意に変えることができる。
下流側搬送体40は、容器70を搬送するときには、容器70を把持できるように第一アーム41と第二アーム45の間隔が維持される。
一方、容器70を把持しないときには、第一アーム41と第二アーム45は当該間隔に関わらずに独立して移動することもできる。
[第一アーム41,第二アーム45]
第一アーム41は、その先端に設けられる下流側把持具42で容器70の側縁の一端側71(図2(a−2)参照)を把持しながら走行し、第二アーム45は、その先端に設けられる下流側把持具46で容器70の側縁の他端側72を把持しながら走行する。
また、第一アーム41及び第二アーム45は、それぞれがカムフォロア49を備える。
下流側把持具42,46及びカムフォロア49の構成及び動作は、上流側搬送部10の上流側把持具22,26及びカムフォロア29と同様であるので、以下の説明を省略する。
下流側搬送部30は、受渡領域Zの把持位置35に達した下流側搬送体40が、上流側搬送部10から受け渡される容器70を把持して受け取るための第二カム機構を備える。
[第二カム機構]
第二カム機構は、受渡領域Zを第一アーム41、第二アーム45が移動するのに伴い、下流側把持具42、第二アーム45の下流側把持具46を閉じて、下流側搬送体40が容器70を把持するためのものである。
第二カム機構は、図1及び図3(b)に示すように、第一アーム41及び第二アーム45のカムフォロア49と、容器70の搬送経路に沿って固定されるカム39とにより構成される。
カム39は、図3に示すように、長手方向Lに沿って延びており、ガイドレール31と対向する面に、上流側αから第一当接面39Aと、第一当接面39Aよりもガイドレール31から離れた第二当接面39Cを有する。第一当接面39Aと第二当接面39Cは、傾斜面39Bにより滑らかに繋がっている。
傾斜面19Bと第二当接面19Cの境には、把持位置35が存在する。把持位置35は、通過する下流側把持具42又は下流側把持具46が閉じて、容器70の把持が完了する位置である。
第二カム機構による下流側把持具42と下流側把持具46の開閉動作について説明する。下流側把持具42と下流側把持具46は、アームに配置されている向きが異なるだけであり、開閉動作は同じであるから、下流側把持具42を例に説明する。
第一アーム41の下流側把持具42は、上流側αから下流側把持具42が開いて移動する。この状態は、図3(b)〈I〉に示すように、カムフォロア49の先端が第一当接面39Aに沿って摺動するときにも維持される。
しかし、カムフォロア49が傾斜面39Bに沿って摺動すると、次第に下流側把持具42が閉じる。そして、図3(b)〈II〉に示すように、第一アーム41が把持位置35に達して、カムフォロア49が第二当接面39Cを摺動すると、下流側把持具42が閉じて容器70を把持する。図3(b)〈III〉に示すように、下流側搬送体40がさらに下流側βに走行してカム39から抜け出ても、下流側把持具42により容器70の把持は継続する。
下流側搬送部30には、図1に示すように、第一アーム41及び第二アーム45が容器70を把持する把持位置35が存在する。
把持位置35は、上流側搬送部10が容器70を解放する解放位置15と、長手方向Lの位置が一致する。これにより、第一アーム41で容器70を把持した後に第一アーム21が容器70の解放を始めるとともに、第二アーム45で容器70を把持した後に第二アーム25が容器70の解放を始める。こうして、上流側搬送体20から下流側搬送体40に容器70を安定して受け渡すことができる。
[上流側搬送部10と下流側搬送部30の関係]
物品搬送装置1は、図1に示すように、上流側搬送部10と下流側搬送部30の間に、上流側αから下流側βに向けて、合流地点X、同期領域Y及び受渡領域Zがこの順に備える。
同期領域Yは、下流側把持具42が上流側把持具22との長手方向Lの位置を合わせるように走行するとともに、下流側把持具46が上流側把持具26と長手方向Lの位置を合わせるように移動する領域である。
具体的には、上流側把持具22より先行する下流側把持具42は、同期領域Yで移動速度が遅くなり、上流側把持具22が追いつくことで、上流側把持具22と下流側把持具42の位置が長手方向Lで一致する。上流側把持具22と下流側把持具42は、高さ方向Hの位置が異なるので(図2(a−2))、長手方向Lの位置が合っても干渉しない。上流側把持具26と下流側把持具46も同様である。
一方、上流側把持具26に後続する下流側把持具46は、同期領域Yで移動速度が速くなり、上流側把持具26に追いつくことで、上流側把持具26と下流側把持具46の位置が長手方向Lで一致する。
このように、同期領域Yにおいて、下流側把持具42と上流側把持具22の位置が一致し、下流側把持具46と上流側把持具26の位置が一致することで、上流側搬送体20から下流側搬送体40へ容器70を受け渡すことができる。
同期領域Yで下流側把持具42と上流側把持具22及び下流側把持具46と上流側把持具26の位置が一致した後に、受渡領域Zにおいて、上流側把持具22と上流側把持具26が開放するとともに、下流側把持具42と下流側把持具46が閉じることにより、上流側搬送体20から下流側搬送体40への容器70の受け渡しがなされる。
[物品搬送装置1の動作]
次に、物品搬送装置1の動作について説明する。
この動作は、上流側搬送部10と下流側搬送部30の各々の搬送体20,40が合流地点Xから下流側βの搬送経路に向けて合流する合流工程と、容器70を上流側搬送体20から下流側搬送体40に受け渡す受け渡し工程と、を有する。
なお、図2において、先行する上流側搬送体20を上流側搬送体20Aと記し、後続の上流側搬送体20を上流側搬送体20Bと記す。また、上流側搬送体20Aに対応する下流側搬送体40を下流側搬送体40Aと記し、上流側搬送体20Bに対応する下流側搬送体40を下流側搬送体40Bと記す。
[合流工程]
まず、合流工程について説明する。
下流側搬送体40Aを構成する第一アーム41Aは、上流側搬送体20Aの第一アーム21Aよりも下流側βで待ち受けている(図2(a−1))。なお、下流側搬送体40A及び上流側搬送体20Aともに、それぞれの速度で移動を続けている。また、移動しながら待ち受けてもよいし、停止しながら待ち受けてもよい。
同期領域Yに達した第一アーム41Aは上流側搬送体20Aよりも移動速度が遅く制御されているので、第一アーム21Aが第一アーム41Aに追いつく。第一アーム41Aは、第一アーム21Aよりも高さ方向Hの位置が高くずれているので((図2(a−2))、第一アーム41Aと第一アーム21Aの長手方向Lの位置を一致させることができる。これにより、第一アーム41Aと第一アーム21Aは、干渉することなく容器70を把持できる位置に並ぶ。
一方、下流側搬送体40Aを構成する第二アーム45Aは、下流側搬送体40Bを構成する第一アーム41B及び第二アーム45Bよりも先に合流地点Xに達することができる位置において待ち受けている(図2(a−1))。
上流側搬送体20Aの第二アーム25Aが合流地点Xに達すると、第二アーム45Aと第一アーム41Bが同期領域Yに向けて移動する(図2(b−1))。
同期領域Yに達した第二アーム45Aは、上流側搬送体20Aよりも移動速度が速く制御されているために、第二アーム25Aに追いつく。第二アーム45Aも第二アーム25Aよりも高さ方向Hの位置が高くずれているので((図2(b−2))、第二アーム25Aと第二アーム45Aの長手方向Lの位置を一致させることができる。これにより、第一アーム41Aと第一アーム21Aが同時に容器70を把持することができる。
後続の第一アーム41B、第二アーム45Bは、先行する第一アーム41A、第二アーム45Aと同様の動作をする(図2(c−1))。
上述した通りであり、容器70の受け渡しに際し、容器70を受け取る側の下流側搬送体40(A)は、第一アーム41(A)と第二アーム45(A)が、上流側搬送体20(A)を構成する第一アーム21(A)と第二アーム25(A)と以下の関係を有する。
第一アーム41(A)は、第一アーム21(A)よりも先行して移動して、下流側β、つまり搬送方向の上流側で待ち受けている。このとき、第一アーム41(A)と第一アーム21(A)は、搬送経路の直線部分を移動している。
第二アーム45(A)は、第二アーム25(A)の後を移動し、上流側α、つまり搬送方向の下流側で待ち受けている。しかも、第二アーム45(A)は、第二アーム25(A)の移動軌跡と干渉しないところで待ち受けている。
以上のように、第一アーム41(A)が下流側βで第一アーム21(A)を待ち受け、また、第二アーム45(A)が上流側αで第二アーム25(A)を待ち受ける。したがって、この待ち受けまでの過程で、第一アーム41(A)と第一アーム21(A)の干渉、及び、第二アーム45(A)と第二アーム25(A)の干渉を避けることができる。
その後、第一アーム41(A)と第一アーム21(A)の長手方向Lの位置が一致するように制御し、かつ、第二アーム45(A)と第二アーム25(A)の長手方向Lの位置が一致するように制御する。この過程でも第一アーム41(A)と第一アーム21(A)の干渉、及び、第二アーム45(A)と第二アーム25(A)の干渉を避けることができる。
[受け渡し工程]
次に受け渡し工程について、図3を参照して説明する。
同期領域Yにおいて、下流側搬送体40の第一アーム41は、それまで開いていた下流側把持具42が(図3(b)〈I〉)、次第に閉じる。そして、第一アーム41は、把持位置35に達すると下流側把持具42が閉じて、容器70の一端側71を把持する(図3(b)〈II〉)。
その後、第一アーム41は、容器70の一端側71を把持した状態で下流側βに移動する(図3(b)〈III〉)。
一方、上流側搬送体20の第一アーム21は、解放位置15まで容器70の一端側71を把持する(図3(a)〈I〉)。そして、第一アーム21は、解放位置15に達すると上流側把持具22が開いて容器70の一端側71の解放を始める(図3(a)〈II〉)。これにより、第一アーム21から第一アーム41に容器70の一端側71が受け渡される。
その後、第一アーム21は、容器70の一端側71を解放した状態で下流側βに移動する(図3(a)〈III〉)。
そして、下流側搬送体40Aの第二アーム45も、第一アーム41と同様に、開いていた下流側把持具46が(図3(b)〈I〉)、次第に閉じる。そして、第二アーム45は、把持位置35に達すると下流側把持具46が閉じて、容器70の他端側72を把持する(図3(b)〈II〉、〈III〉)。これにより、第一アーム21から第一アーム41に容器70の他端側72が受け渡される。
その後、第二アーム45は、容器70の他端側72を把持した状態で下流側βに移動する(図3(b)〈III〉)。
一方、上流側搬送体20Aの第二アーム25も、第一アーム21と同様に、所定の位置まで容器70の他端側72を把持する(図3(a)〈I〉)。そして、第二アーム25は、解放位置15に達すると上流側把持具26が開いて容器70の他端側72の解放を始める(図3(a)〈II〉、〈III〉)。これにより、第二アーム25から第二アーム45に容器70の他端側72が受け渡されて、上流側搬送体20から下流側搬送体40に容器70が受け渡される。
その後、第二アーム25は、容器70の他端側72を解放した状態で下流側βに移動する(図3(a)〈III〉)。
[物品搬送装置1の効果]
以下、物品搬送装置1の奏する効果について説明する。
物品搬送装置1は、第一アーム41(A)が搬送方向の上流側で第一アーム21(A)を待ち受け、また、第二アーム45(A)が搬送方向の下流側で第二アーム25(A)を待ち受ける。よって、この待ち受けまでの過程及び長手方向Lにおける位置を一致させる過程において、第一アーム41(A)と第一アーム21(A)の干渉、及び、第二アーム45(A)と第二アーム25(A)の干渉を避けることができる。
このように、物品搬送装置1は、上流側搬送部10から下流側搬送部30へ、容器70を直に受け渡すことができるので、受渡装置を介在させるのに比べて、物品搬送装置1の生産能力を向上させることができる。
また、上流側搬送部10と下流側搬送部30の間で容器70が直に受け渡せるので、受渡装置を設けるのに比べて、コストを抑えることができるとともに、省スペース化を図ることができる。
〔第1実施形態の変形例〕
次に、第1実施形態の変形例について、図4を参照して説明する。図4において、第1実施形態と同様の構成要素には、第1実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施形態は、図4(a)に示すように、上流側搬送部10の上流側搬送体20が第一アーム21のみで構成され、下流側搬送部30の下流側搬送体40が第一アーム41のみで構成されている。つまり、第一アーム21が容器70の一端側71だけを把持する。そして、対応する第一アーム21と第一アーム41により容器70の受け渡しが行われて、第一アーム41で容器70が一端側71だけで把持される。
容器70の剛性が高ければ、上流側搬送体20及び下流側搬送体40が容器70の片側だけを把持して所定の処理を行うことができる。
図4(a)に示す変形例に係る物品搬送装置1は、第一アーム41が下流側βで第一アーム21を待ち受けているので、待ち受けまでの過程で、第一アーム41と第一アーム21の干渉を避けることができる。
その後の受け渡しは、上述した第1実施形態と同様に、第一アーム41と第一アーム21の長手方向Lの位置を一致させたのちに、上流側把持具22から下流側把持具42への容器70の掴み替えを行う。
なお、図4(b)に示すように、上流側搬送部10の上流側搬送体20が第二アーム25のみで構成され、下流側搬送部30の下流側搬送体40が第一アーム41のみで構成されていてもよい。この場合は、上流側搬送体20では、容器70の他端側72のみで把持され、下流側搬送体40では、容器70の一端側71のみで把持される。また、この場合は、物品搬送装置1は、第一アーム41が下流側βで第二アーム25を待ち受けている。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について、図5を参照して説明する。図において、第1実施形態と同様の構成要素には、第1実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施形態の物品搬送装置2は、上流側搬送部80と下流側搬送部90の搬送経路が円弧状をなしている。
そして、物品搬送装置2は、反時計回りに移動する上流側搬送部80の上流側搬送体87の搬送経路と時計回りに移動する下流側搬送部90の下流側搬送体97の搬送経路とが合流地点Xで合流する。
物品搬送装置2は、物品搬送装置1と異なり、合流地点Xで上流側搬送体87から下流側搬送体97に容器70が受け渡される。
上流側搬送部80は、上流側搬送部10と同様の構成を有している。つまり、図5に示すように、無端状の搬送経路をなすガイドレール81と、把持した容器70をガイドレール81に沿って搬送する複数の上流側搬送体87と、を備える。
なお、上流側搬送体87はガイドレール81の全周にわたって設けられるが、図5は一部の上流側搬送体87のみを示している。
上流側搬送体87は、それぞれが独立して走行する複数の第一アーム87Aと第二アーム87B(上流側アーム)を有する。
複数の第一アーム87Aと第二アーム87Bは、それぞれ上流側把持具88を有する。
第一アーム87Aの上流側把持具88と第二アーム87Bの上流側把持具88は、互いにガイドレール81の外側で対向するように、固定されている。
上流側把持具88の開閉手段は任意であるが、第1実施形態と同様に、カム機構による開閉できる。後述する下流側把持具98も同様である。
下流側搬送部90は、上流側搬送部80と同様の構成を有している。つまり、図5に示すように、無端状の搬送経路をなすガイドレール91と、把持した容器70をガイドレール91に沿って搬送する複数の下流側搬送体97と、を備える。
下流側搬送体97は、高さ方向Hの位置が、上流側搬送体87よりも高くずれている。
なお、下流側搬送体97もガイドレール91の全周にわたって設けられるが、図5は一部の下流側搬送体97のみを示している。
下流側搬送体97は、それぞれが独立して走行する複数の第一アーム97Aと第二アーム97B(下流側アーム)を有する。
複数の第一アーム97Aと第二アーム97Bは、それぞれ下流側把持具98を有する。
第一アーム97Aの下流側把持具98と第二アーム97Bの下流側把持具98は、互いにガイドレール91の外側で対向するように、固定されている。
上流側搬送部80と下流側搬送部90は、搬送経路の一部が近接しており、この近接部分が合流地点Xとなる。
[物品搬送装置2の動作]
次に、物品搬送装置2の動作について説明する。
第一アーム97Aが第一アーム87Aより先に合流地点Xに到着して待ち受けている(図5(a))。
そして、第一アーム97Aが合流地点Xに向けて移動し、待ち受けている第一アーム87Aと周方向の同じ位置に到着する(図5(b))。なお、第一アーム87Aと第一アーム97Aは、高さ方向Hの位置がずれている。第二アーム87Bと第二アーム97Bも同様である。
そして、第一アーム97Aの下流側把持具98が閉じることで、下流側把持具98が容器70の一端側71を把持する。これに伴い第一アーム87Aの上流側把持具88が容器70の一端側71を解放する。これにより、第一アーム87Aの上流側把持具88から第一アーム97Aの下流側把持具98に容器70の一端側71の掴み替えが行われる(図5(b)、(c))。
容器70の一端側71を把持した第一アーム97Aは、そのまま合流地点Xから移動する(図5(c))。また、容器70の一端側71を解放した第一アーム87Aも、そのまま合流地点Xから移動する(図5(c))。
第一アーム87Aが合流地点Xから移動すると、第二アーム87Bが合流地点Xに達する(図5(c))。第二アーム87Bが合流地点Xに達する時点で、第二アーム97Bも第二アーム87Bを追従して合流地点Xに達する(図5(c))。
そして、第二アーム97Bの下流側把持具98が閉じて、下流側把持具98が容器70の他端側72を把持する。これに伴い第二アーム87Bの上流側把持具88が容器70の他端側72を解放する。これにより、第二アーム87Bの上流側把持具88から第二アーム97Bの下流側把持具98に容器70の他端側72の掴み替えが行われる(図5(d))。
以上説明したように、物品搬送装置2によれば、円弧状の搬送経路であっても、上流側搬送部80から下流側搬送部90へ、容器70を直に受け渡すことができる。
また、物品搬送装置2によれば、合流地点Xで、容器70を上流側搬送部80から下流側搬送部90に受け渡すことができるので、同期領域Yや受渡領域Zを設けない分だけ、より省スペース化を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることができる。
例えば、第1実施形態の物品搬送装置1は、上流側搬送体20と下流側搬送体40が容器70の側縁の一端側71と他端側72を把持していたが、これに限定されない。本発明は、上流側搬送体20と下流側搬送体40で容器70の上縁を把持してもよい。
さらに、上流側把持具22,26,88,98を開閉させる手段はカムに限るものでなく、本発明は駆動源からの駆動力を与えることで開閉動作をさせることもできる。
1,2 物品搬送装置
10 上流側搬送部
11 ガイドレール
13 電磁コイル
15 解放位置
19 カム
19A 第一当接面
19B 傾斜面
19C 第二当接面
20,20A,20B 上流側搬送体
21,21A 第一アーム
22 上流側把持具
25,25A 第二アーム
26 上流側把持具
28 永久磁石
29 カムフォロア
30 下流側搬送部
31 ガイドレール
33 電磁コイル
35 把持位置
39 カム
39A 第一当接面
39B 傾斜面
39C 第二当接面
40,40A,40B 下流側搬送体
41,41A,41B 第一アーム
42 下流側把持具
45,45A,45B 二アーム
46 下流側把持具
48 永久磁石
49 カムフォロア
60 制御部
70 容器
71 一端
72 他端
80 上流側搬送部
81 ガイドレール
87 上流側搬送体
87A 第一アーム
87B 第二アーム
88 上流側把持具
90 下流側搬送部
91 ガイドレール
97 下流側搬送体
97A 第一アーム
97B 第二アーム
98 下流側把持具
H 高さ方向
L 長手方向
W 幅方向
X 合流地点
Y 同期領域
Z 受渡領域
α 上流側
β 下流側

Claims (10)

  1. 上流側から受け取った、互いに対向する一対の側縁を有する物品を把持して搬送する複数の上流側搬送体を有する上流側搬送部と、
    前記上流側搬送部から受け渡される前記物品を把持して下流側に向けて搬送する複数の下流側搬送体を有する下流側搬送部と、を備え、
    前記上流側搬送体は、前記側縁の少なくとも一方の側で前記物品を把持する上流側把持具を備え、
    前記下流側搬送体は、前記側縁の少なくとも一方の側で前記物品を把持する下流側把持具を備え、
    前記下流側把持具は、前記物品を受け渡される際に、前記物品を把持する前記上流側把持具よりも前記物品の搬送方向の上流側で待ち受けるか、前記物品を把持する前記上流側把持具よりも前記搬送方向の下流側で待ち受け、
    前記上流側搬送体は、
    独立して移動及び停止を繰り返す一対の第一上流側アームと第二上流側アームを備え、
    前記上流側把持具が、前記第一上流側アームに設けられる第一上流側把持具と前記第二上流側アームに設けられる第二上流側把持具を含み、
    前記第一上流側アームの前記第一上流側把持具が、前記物品の前記側縁の一端側を把持し、
    前記第二上流側アームの前記第二上流側把持具が、前記物品の前記側縁の他端側を把持し、
    前記下流側搬送体は、
    独立して移動及び停止を繰り返す一対の第一下流側アームと第二下流側アームを備え、
    前記下流側把持具が、前記第一下流側アームに設けられる第一下流側把持具と前記第二下流側アームに設けられる第二下流側把持具を含み、
    前記第一下流側アームの前記第一下流側把持具が、前記物品の前記側縁の一端側を把持し、
    前記第二下流側アームの前記第二下流側把持具が、前記物品の前記側縁の他端側を把持する、
    ことを特徴とする物品搬送装置。
  2. 前記下流側搬送体の前記第一下流側アームの前記第一下流側把持具は、前記物品を受け渡される際に、
    前記上流側搬送体の前記物品を把持する前記第一上流側アームの前記第一上流側把持具よりも前記物品の前記搬送方向の上流側で待ち受け、
    前記下流側搬送体の前記第二下流側アームの前記第二下流側把持具は、前記物品を受け渡される際に、
    前記上流側搬送体の前記物品を把持する前記第二上流側アームの前記第二上流側把持具よりも前記物品の前記搬送方向の下流側で待ち受ける、
    請求項に記載の物品搬送装置。
  3. 前記搬送方向の上流側で待ち受けていた前記第一下流側アームの前記第一下流側把持具と前記第一上流側アームの前記第一上流側把持具の前記搬送方向の位置合わせを行い、かつ、
    前記搬送方向の上流側で待ち受けていた前記第二下流側アームの前記第二下流側把持具と前記第二上流側アームの前記第二上流側把持具の前記搬送方向の位置合わせを行った後に、
    前記上流側搬送体から前記下流側搬送体への前記物品の受け渡しを行う、
    請求項に記載の物品搬送装置。
  4. 上流側から受け取った、互いに対向する一対の側縁を有する物品を把持して搬送する複数の上流側搬送体を有する上流側搬送部と、
    前記上流側搬送部から受け渡される前記物品を把持して下流側に向けて搬送する複数の下流側搬送体を有する下流側搬送部と、を備え、
    前記上流側搬送体は、前記側縁の少なくとも一方の側で前記物品を把持する上流側把持具を備え、
    前記下流側搬送体は、前記側縁の少なくとも一方の側で前記物品を把持する下流側把持具を備え、
    前記下流側把持具は、前記物品を受け渡される際に、前記物品を把持する前記上流側把持具よりも前記物品の搬送方向の上流側で待ち受けるか、前記物品を把持する前記上流側把持具よりも前記搬送方向の下流側で待ち受け、
    前記上流側搬送体は、
    移動及び停止を繰り返す上流側アームを備え、
    前記上流側把持具が、前記上流側アームに設けられ、
    前記上流側アームの前記上流側把持具が、前記物品の前記側縁の一端側又は他端側を把持し、
    前記下流側搬送体は、
    移動及び停止を繰り返す下流側アームを備え、
    前記下流側把持具が、前記下流側アームに設けられ、
    前記下流側アームの前記下流側把持具が、前記物品の前記側縁の一端側又は他端側を把持する、
    ことを特徴とする物品搬送装置。
  5. 前記下流側搬送体の前記下流側把持具は、前記物品を受け渡される際に、
    前記上流側搬送体の前記物品を把持する前記上流側把持具よりも前記物品の前記搬送方向の上流側又は下流側で待ち受ける、
    請求項に記載の物品搬送装置。
  6. 前記搬送方向の上流側又は下流側で待ち受けていた前記下流側把持具と前記上流側把持具の前記搬送方向の位置合わせを行った後に、
    前記上流側搬送体から前記下流側搬送体への前記物品の受け渡しを行う、
    請求項に記載の物品搬送装置。
  7. 前記上流側搬送体の前記上流側把持具と前記下流側搬送体の前記下流側把持具は、
    前記物品を把持する高さ方向の位置が異なる、
    請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の物品搬送装置。
  8. 前記上流側搬送部及び前記下流側搬送部は、
    楕円状又は円弧状の前記物品の搬送経路を有する、
    請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の物品搬送装置。
  9. 上流側から受け取った、互いに対向する一対の側縁を有する物品を把持して搬送する複数の上流側搬送体を有する上流側搬送部と、
    前記上流側搬送部から受け渡される前記物品を把持して下流側に向けて搬送する複数の下流側搬送体を有する下流側搬送部と、を備え、
    前記上流側搬送体は、前記側縁の少なくとも一方の側で前記物品を把持する上流側把持具を備え、
    前記下流側搬送体は、前記側縁の少なくとも一方の側で前記物品を把持する下流側把持具を備え、
    前記下流側把持具は、前記物品を受け渡される際に、前記物品を把持する前記上流側把持具よりも前記物品の搬送方向の上流側で待ち受けるか、前記物品を把持する前記上流側把持具よりも前記搬送方向の下流側で待ち受けるように動作が制御され、
    前記上流側搬送体は、
    独立して移動及び停止を繰り返す一対の第一上流側アームと第二上流側アームを備え、
    前記上流側把持具が、前記第一上流側アームに設けられる第一上流側把持具と前記第二上流側アームに設けられる第二上流側把持具を含み、
    前記第一上流側アームの前記第一上流側把持具が、前記物品の前記側縁の一端側を把持し、
    前記第二上流側アームの前記第二上流側把持具が、前記物品の前記側縁の他端側を把持し、
    前記下流側搬送体は、
    独立して移動及び停止を繰り返す一対の第一下流側アームと第二下流側アームを備え、
    前記下流側把持具が、前記第一下流側アームに設けられる第一下流側把持具と前記第二下流側アームに設けられる第二下流側把持具を含み、
    前記第一下流側アームの前記第一下流側把持具が、前記物品の前記側縁の一端側を把持し、
    前記第二下流側アームの前記第二下流側把持具が、前記物品の前記側縁の他端側を把持する、ことを特徴とする物品搬送装置の制御方法。
  10. 上流側から受け取った、互いに対向する一対の側縁を有する物品を把持して搬送する複数の上流側搬送体を有する上流側搬送部と、
    前記上流側搬送部から受け渡される前記物品を把持して下流側に向けて搬送する複数の下流側搬送体を有する下流側搬送部と、を備え、
    前記上流側搬送体は、前記側縁の少なくとも一方の側で前記物品を把持する上流側把持具を備え、
    前記下流側搬送体は、前記側縁の少なくとも一方の側で前記物品を把持する下流側把持具を備え、
    前記下流側把持具は、前記物品を受け渡される際に、前記物品を把持する前記上流側把持具よりも前記物品の搬送方向の上流側で待ち受けるか、前記物品を把持する前記上流側把持具よりも前記搬送方向の下流側で待ち受けるように動作が制御され、
    前記上流側搬送体は、
    移動及び停止を繰り返す上流側アームを備え、
    前記上流側把持具が、前記上流側アームに設けられ、
    前記上流側アームの前記上流側把持具が、前記物品の前記側縁の一端側又は他端側を把持し、
    前記下流側搬送体は、
    移動及び停止を繰り返す下流側アームを備え、
    前記下流側把持具が、前記下流側アームに設けられ、
    前記下流側アームの前記下流側把持具が、前記物品の前記側縁の一端側又は他端側を把持する、
    ことを特徴とする物品搬送装置の制御方法。
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