JP7368730B2 - リアサブフレーム - Google Patents
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Description
特許文献1では、車両の正面衝突時に、マウントボルトがフレーム構造物の第2ホールから外れ、フレーム構造物の車体構造の補強効果を失わせることによって、車体の減速度を減少させている。すなわち、正面衝突時に補強効果を積極的に失わせることを目的としており、剛性向上を求めてはいない。
(1)本発明の一態様に係るリアサブフレームは、互いに対をなす第1サイド部及び第2サイド部と、前記第1サイド部及び前記第2サイド部間を一体に繋ぐリア部とを有する、平面視でU字状の外形をなし、前記U字状に沿った延在方向の一端から他端にかけての各位置において、前記延在方向に垂直な断面が閉じている、U字メンバと;前記第1サイド部及び前記第2サイド部の内側間を繋ぐフロントクロスメンバと;前記第1サイド部に接続されて前記第1サイド部から離間する方向に延在する第1延長メンバ、及び、前記第2サイド部に接続されて前記第2サイド部から離間する方向に延在する第2延長メンバと;前記平面視で、前記第1サイド部及び前記第1延長メンバ間の接続位置に隣接し、前記第1サイド部及び前記第1延長メンバの双方に接続され、第1締結中心をもって第1アッパーアームが連結される第1アッパーアームリアマウントと;前記平面視で、前記第2サイド部及び前記第2延長メンバ間の接続位置に隣接し、前記第2サイド部及び前記第2延長メンバの双方に接続され、第2締結中心をもって第2アッパーアームが連結される第2アッパーアームリアマウントと;を備える。
上記(2)に記載のリアサブフレームの場合、一方の後輪から第1アッパーアームに加わる荷重を、U字メンバの剪断中心線回りのねじり変形を抑制しながら第1アッパーアームリアマウントを介してU字メンバに効率よく伝えることができる。同様に、他方の後輪から第2アッパーアームに加わる荷重も、U字メンバの剪断中心線回りのねじり変形を抑制しながら第2アッパーアームリアマウントを介してU字メンバに効率よく伝えることができる。したがって、一対の後輪から加えられる荷重を、高い荷重伝達効率をもって受け止めることができる。
上記(3)に記載のリアサブフレームの場合、各メンバのねじり変形を抑制しながら各荷重を伝達できるので、より高い荷重伝達効率を得ることが可能になる。
(4)前記(2)に記載のリアサブフレームにおいて、以下のように構成してもよい:前記第1荷重線が、前記平面視で前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、前記第1荷重線と前記U字メンバの剪断中心との距離が、前記縦断面で囲まれる面積の平方根を6で除した値よりも小さく;前記第2荷重線が、前記平面視で前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、前記第2荷重線と前記U字メンバの剪断中心との距離が、前記縦断面で囲まれる面積の平方根を6で除した値よりも小さい。
上記(4)に記載のリアサブフレームの場合、一方の後輪から第1アッパーアームに加わる荷重を、U字メンバの剪断中心線回りのねじり変形をさらに抑制しながら第1アッパーアームリアマウントを介してU字メンバに効率よく伝えることができる。同様に、他方の後輪から第2アッパーアームに加わる荷重も、U字メンバの剪断中心線回りのねじり変形をさらに抑制しながら第2アッパーアームリアマウントを介してU字メンバに効率よく伝えることができる。したがって、一対の後輪から加えられる荷重を、より高い荷重伝達効率をもって受け止めることができる。
(5)上記(3)に記載のリアサブフレームにおいて、以下のように構成してもよい:前記平面視で前記第1荷重線が前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、前記第1荷重線と、前記U字メンバの剪断中心と、前記第1延長メンバの剪断中心線のそれぞれの距離が、前記縦断面で囲まれる面積の平方根を6で除した値よりも小さく;前記平面視で、前記第2荷重線が、前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、前記第2荷重線と、前記U字メンバの剪断中心と、前記第2延長メンバの剪断中心線のそれぞれの距離が、前記縦断面で囲まれる面積の平方根を6で除した値よりも小さい。
上記(5)に記載のリアサブフレームの場合、各メンバのねじり変形をさらに抑制しながら各荷重を伝達できるので、より高い荷重伝達効率を得ることが可能になる。
上記(6)に記載のリアサブフレームの場合、一方の後輪より第1アッパーアームフロントマウントを介して第1サイド部に伝わる外力を、フロントクロスメンバの軸力によって支えることができる。同様に、他方の後輪より第2アッパーアームフロントマウントを介して第2サイド部に伝わる外力も、フロントクロスメンバの軸力によって支えることができる。
(7)上記(1)~(6)の何れか1項に記載のリアサブフレームは、前記U字メンバの表面に孔を有し、前記孔によって形成される前記U字メンバの延在方向に垂直な断面内における不連続領域の長さ寸法が、前記断面の周方向に沿った全長の1/4以下であってもよい。
上記(7)に記載のリアサブフレームの場合、例えば左右サイドメンバ(第1サイド部及び第2サイド部)に、電着塗装時の排液孔をあけてもよい。ただし、左右サイドメンバの延在方向に垂直な断面において、上記排液孔が形成する不連続領域が断面の大半を占めてしまうと、上記(1)~(6)の剛性向上効果を著しく低下させることが懸念されるが、前記不連続領域が断面全長の1/4以下であれば剛性向上効果の低下はほとんどなく、高い荷重伝達効率を得ることが可能になる。
ただし、前記孔を不用意に多数設けてしまうと、剛性向上効果を著しく低下させることが懸念されるため、1つのU字メンバに形成する前記孔の個数は10個以下である事が望ましい。
(8)本発明の他の態様に係るリアサブフレームは、互いに対をなす第1サイド部及び第2サイド部と、前記第1サイド部及び前記第2サイド部間を一体に繋ぐリア部とを有する、平面視でU字状の外形をなし、前記U字状に沿った延在方向の一端から他端にかけての各位置において、前記延在方向に垂直な断面が閉じている、U字メンバと;前記第1サイド部及び前記第2サイド部の内側間を繋ぐフロントクロスメンバと;前記第1サイド部に接続されて前記第1サイド部から離間する方向に延在する第1延長メンバ、及び、前記第2サイド部に接続されて前記第2サイド部から離間する方向に延在する第2延長メンバと;を備え、前記U字メンバの表面に孔を有し、前記孔によって形成される前記U字メンバの延在方向に垂直な断面内における不連続領域の長さ寸法が、前記断面の周方向に沿った全長の1/4以下である。
本実施形態のリアサブフレームは、自動車の車体後方下部に固定され、図示されないデファレンシャルギアやアーム部品などの懸架部品を支持する。
以下の説明においては、車体の進行方向に沿った前側を前方向、後ろ側を後方向、車幅方向を左右方向と言う場合がある。また、各図において、車体から見て前方向を矢印FDで示し、後方向を矢印BDで示し、左方向を矢印LDで示し、右方向を矢印RDで示す場合がある。
左サイドメンバ部11は、曲げ加工された、溶接線が1本のみの一体物のパイプからなり、その延在方向に沿った任意位置において、前記延在方向に垂直な断面形状が閉じた円形をなしている。左サイドメンバ部11は、リアクロスメンバ部13と繋がる位置から前方向FDかつ左方向LDである左斜め前方に向かって延在する後部11aと、この後部11aからさらに左斜め前方に向かって延在する前部11bと、これら後部11a及び前部11b間を緩やかな弧を描くように繋ぐ曲がり部11cと、を有する。前部11bは、曲がり部11cにおいて、後部11aの延長方向よりもさらに左方向LDに向かって延在している。
左サイドメンバ部11の先端には、前記フロントボディマウント100aの外形に合致する凹所が形成されている。
左サイドメンバ部11は、溶接線が1本のみの一体物のパイプからなる場合、軽量化を達成しつつ剛性または疲労強度を向上または確保することができるが、剛性または疲労強度の要求特性を満たせるのであれば、必ずしも一体物のパイプである必要はなく、例えば、上下に分割された2つのプレス部品を溶接して閉断面化した部品でもよく、または、長手方向に分割された2つ以上の部品を溶接した部品でもよい。さらに、それら部品は板厚や強度が互いに異なってもよい。さらに、長手方向に板厚が変化する差厚管を所定の形状に成形した部品でもよく、各リンク・アームマウントやクロスメンバの溶接部付近を厚肉化することで、剛性向上と軽量化の両立を図ってもよい。さらに、左サイドメンバ部11は、溶接トーチを通す、又は、電着塗装時における排液を流す等の理由から、部分的に開口部を有してもよい。
右サイドメンバ部12の先端には、前記フロントボディマウント100bの外形に合致する凹所が形成されている。
右サイドメンバ部12は、溶接線が1本のみの一体物のパイプからなる場合、軽量化を達成しつつ剛性または疲労強度を向上または確保することができるが、剛性または疲労強度の要求特性を満たせるのであれば、必ずしも一体物のパイプである必要はなく、例えば、上下に分割された2つのプレス部品を溶接して閉断面化した部品でもよく、または、長手方向に分割された2つ以上の部品を溶接した部品でもよい。さらに、それら部品は板厚や強度が互いに異なってもよい。さらに、長手方向に板厚が変化する差厚管を所定の形状に成形した部品でもよく、各リンク・アームマウントやクロスメンバの溶接部付近を厚肉化することで、剛性向上と軽量化の両立を図ってもよい。さらに、右サイドメンバ部12は、溶接トーチを通す、又は、電着塗装時における排液を流す等の理由から、部分的に開口部を有してもよい。
フロントクロスメンバ20は、曲げ加工された、溶接線が1本のみのパイプからなり、その延在方向の任意位置における縦断面形状が閉じた円形をなしている。なお、フロントクロスメンバ20の断面形状は円形のみに限らず、矩形等、その他の形状を採用してもよい。
フロントクロスメンバ20は、溶接線が1本のみの一体物のパイプからなる場合、軽量化を達成しつつ剛性または疲労強度を向上または確保することができるが、剛性または疲労強度の要求特性を満たせるのであれば、必ずしもパイプである必要はなく、例えば、上下に分割された2つのプレス部品を溶接して閉断面化した部品でもよく、長手方向に分割された2つ以上の部品を溶接した部品でもよい。さらに、それら部品は板厚や強度が互いに異なってもよい。さらに、長手方向に板厚が変化する差厚管を所定の形状に成形した部品でもよく、各リンク・アームマウントやクロスメンバの溶接部付近を厚肉化することで、剛性向上と軽量化の両立を図ってもよい。また、コスト低減の観点から、プレス部品の開断面構造でもよい。さらに、フロントクロスメンバ20は、溶接トーチを通す、又は、電着塗装時における排液を流す等の理由から、部分的に開口部を有してもよい。
フロントクロスメンバ20は、図3に示す平面視において、前方向FDに向かって凸となる曲がりを2箇所、有している。しかし、フロントクロスメンバ20の形状は、この形状に限らず、直線状としてもよい。
左延長メンバ30は、溶接線が1本のみの一体物のパイプからなる場合、軽量化を達成しつつ剛性または疲労強度を向上または確保することができるが、剛性または疲労強度の要求特性を満たせるのであれば、必ずしもパイプである必要はなく、例えば、上下に分割された2つのプレス部品を溶接して閉断面化した部品でもよく、長手方向に分割された2つ以上の部品を溶接した部品でもよい。さらに、それら部品は板厚や強度が互いに異なってもよい。さらに、長手方向に板厚が変化する差厚管を所定の形状に成形した部品でもよく、各リンク・アームマウントや左サイドメンバとの溶接部付近を厚肉化することで、剛性向上と軽量化の両立を図ってもよい。また、コスト低減の観点から、プレス部品の開断面構造でもよい。さらに、溶接トーチを通す、又は、電着塗装時における排液を流す等の理由から、部分的に開口部を有してもよい。
右延長メンバ40は、溶接線が1本のみの一体物のパイプからなる場合、軽量化を達成しつつ剛性または疲労強度を向上または確保することができるが、剛性または疲労強度の要求特性を満たせるのであれば、必ずしもパイプである必要はなく、例えば、上下に分割された2つのプレス部品を溶接して閉断面化した部品でもよく、長手方向に分割された2つ以上の部品を溶接した部品でもよい。さらに、それら部品は板厚や強度が互いに異なってもよい。さらに、長手方向に板厚が変化する差厚管を所定の形状に成形した部品でもよく、各リンク・アームマウントや右サイドメンバとの溶接部付近を厚肉化することで、剛性向上と軽量化の両立を図ってもよい。また、コスト低減の観点から、プレス部品の開断面構造でもよい。さらに、溶接トーチを通す、又は、電着塗装時における排液を流す等の理由から、部分的に開口部を有してもよい。
左アッパーアームフロントマウント50及び左アッパーアームリアマウント60には、共通の連結軸線LFを介して、左アッパーアームUが連結されている。図3に示す連結軸線LFは、仮想直線であり、図1に示す、左アッパーアームフロントマウント50の連結穴50a,50bと、左アッパーアームリアマウント60の連結穴60a,60bとを貫通する。
左アッパーアームUの、左アッパーアームフロントマウント50及び左アッパーアームリアマウント60との連結位置とは反対側の外側部が、図示されない後輪(以下、ナックルとも言う)に対して連結されている。
右アッパーアームフロントマウント70及び右アッパーアームリアマウント80には、共通の連結軸線を介して、前記右アッパーアームが連結されている。この連結軸線は、図1に示す、右アッパーアームフロントマウント70の連結穴70a,70bと、右アッパーアームリアマウント80の連結穴80a,80bとを貫通する。
フロントボディマウント100a,100bとリアボディマウント110a,110bの構造は、上述した構造のみに限定されず、一般的なボディマウント構造が採用できる。
連結穴90a1と連結穴90b1には、図示されない左ロアアームが連結される。この左ロアアームは、前記左アッパーアームUと共に左後輪(ナックル)に連結される。
同様に、連結穴90a2と連結穴90b2には、図示されない右ロアアームが連結される。この右ロアアームは、前記右アッパーアームと共に右後輪(ナックル)に連結される。
U字メンバ10は、互いに対をなす左サイドメンバ部(第1サイド部)11及び右サイドメンバ部(第2サイド部)12と、左サイドメンバ部11及び右サイドメンバ部12間を一体に繋ぐリアクロスメンバ部(リア部)13とを有する、平面視でU字状の外形をなしている。そして、このU字メンバ10は、そのU字状に沿った延在方向の一端から他端にかけての各位置において、前記延在方向に垂直な断面が、部分的な開孔部を除き、閉じている。
フロントクロスメンバ20は、左サイドメンバ部11と右サイドメンバ部12との間を左右方向に繋いでいる。
左延長メンバ30は、左サイドメンバ部11に接続されて左サイドメンバ部11から離間する方向に延在している。
右延長メンバ40は、右サイドメンバ部12に接続されて右サイドメンバ部12から離間する方向に延在している。
上記構成によれば、各サイドメンバ、各クロスメンバ、各延長サイドメンバのねじり変形を削減し、断面の崩壊を抑制することができるので、より高い荷重伝達効率を得ることが可能になる。
この場合、各メンバのねじり変形を抑制しながら各荷重を伝達できるので、より高い荷重伝達効率を得ることが可能になる。
この場合、左後輪からアッパーアームUに加わる荷重を、U字メンバ10の剪断中心線CL回りのねじり変形をさらに抑制しながら左アッパーアームリアマウント60を介してU字メンバ10に効率よく伝えることができる。同様に、右後輪から右アッパーアームに加わる荷重も、U字メンバ10の剪断中心線CL回りのねじり変形をさらに抑制しながら右アッパーアームリアマウント80を介してU字メンバ10に効率よく伝えることができる。したがって、一対の後輪から加えられる荷重を、より高い荷重伝達効率をもって受け止めることができる。
この場合、各メンバのねじり変形をさらに抑制しながら各荷重を伝達できるので、より高い荷重伝達効率を得ることが可能になる。
この場合、例えば左サイドメンバ部11及び右サイドメンバ部12に、電着塗装時の排液孔をあけてもよい。ただし、左サイドメンバ部11及び右サイドメンバ部12の延在方向に垂直な断面において、上記排液孔が形成する不連続領域が断面の大半を占めてしまうと、本実施形態の構成による剛性向上効果を著しく低下させることが懸念されるが、前記不連続領域が断面全長の1/4以下であれば剛性向上効果の低下はほとんどなく、高い荷重伝達効率を得ることが可能になる。
ただし、前記孔を不用意に多数設けてしまうと、剛性向上効果を著しく低下させることが懸念されるため、1体のU字メンバ10に形成する前記孔の個数は10個以下であることが望ましい。
左アッパーアームフロントマウント50は、図3に示すように、左サイドメンバ部11の、フロントクロスメンバ20との接続位置(内側位置)に対して裏面側である外側位置に接続された左アッパーアームフロントマウント(第1アッパーアームフロントマウント)50と、右サイドメンバ部12の、フロントクロスメンバ20との接続位置(内側位置)に対して裏面側である外側位置に接続された右アッパーアームフロントマウント(第2アッパーアームフロントマウント)70とを、さらに備える。
上記構成によれば、左後輪より左アッパーアームフロントマウント50を介して左サイドメンバ部11に伝わる外力を、フロントクロスメンバ20の軸力によって支えることができる。同様に、右後輪より右アッパーアームフロントマウント70を介して右サイドメンバ部12に伝わる外力も、フロントクロスメンバ20の軸力によって支えることができる。
各構成要素の成形は、プレス成形、鋳造、鍛造のいずれであってもよい。
各構成要素の断面形状は一例であり、その他の断面形状を有しても良い。さらには、各構成要素の延在方向に垂直な断面積が、前記延在方向の各位置において一定であっても良いし、または、異なっても良い。
11 左サイドメンバ部(第1サイド部)
12 右サイドメンバ部(第2サイド部)
13 リアクロスメンバ部(リア部)
20 フロントクロスメンバ
30 左延長メンバ(第1延長メンバ)
40 右延長メンバ(第2延長メンバ)
50 左アッパーアームフロントマウント(第1アッパーアームフロントマウント)
60 左アッパーアームリアマウント(第1アッパーアームリアマウント)
70 右アッパーアームフロントマウント(第2アッパーアームフロントマウント)
P1 締結中心(第1締結中心)
F1 荷重線(第1荷重線)
CL1 U字メンバの剪断中心線
CL2 第1延長メンバの剪断中心線
U 左アッパーアーム(第1アッパーアーム)
Claims (8)
- 互いに対をなす第1サイド部及び第2サイド部と、前記第1サイド部及び前記第2サイド部間を一体に繋ぐリア部とを有する、平面視でU字状の外形をなし、前記U字状に沿った延在方向の一端から他端にかけての各位置において、前記延在方向に垂直な断面が閉じている、U字メンバと;
前記第1サイド部及び前記第2サイド部の内側間を繋ぐフロントクロスメンバと;
前記第1サイド部に接続されて前記第1サイド部から離間する方向に延在する第1延長メンバ、及び、前記第2サイド部に接続されて前記第2サイド部から離間する方向に延在する第2延長メンバと;
前記平面視で、
前記第1サイド部及び前記第1延長メンバ間の接続位置に隣接し、前記第1サイド部及び前記第1延長メンバの双方に接続され、第1締結中心をもって第1アッパーアームが連結される第1アッパーアームリアマウントと;
前記平面視で、
前記第2サイド部及び前記第2延長メンバ間の接続位置に隣接し、前記第2サイド部及び前記第2延長メンバの双方に接続され、第2締結中心をもって第2アッパーアームが連結される第2アッパーアームリアマウントと;
を備えることを特徴とするリアサブフレーム。 - 前記第1アッパーアーム及び一対のうちの一方の後輪間の第3締結中心、及び、前記第1締結中心の双方を通る直線である第1荷重線が、前記平面視で前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、前記第1荷重線が前記U字メンバの内方を通り;
前記第2アッパーアーム及び他方の後輪間の第4締結中心、及び、前記第2締結中心の双方を通る直線である第2荷重線が、前記平面視で前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、前記第2荷重線が前記U字メンバの内方を通る;
ことを特徴とする請求項1に記載のリアサブフレーム。 - 前記平面視で前記第1荷重線が前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ、前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、前記第1延長メンバの剪断中心線が前記U字メンバの内方を通り;
前記平面視で前記第2荷重線が前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ、前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、前記第2延長メンバの剪断中心線が前記U字メンバの内方を通る;
ことを特徴とする請求項2に記載のリアサブフレーム。 - 前記第1荷重線が、前記平面視で前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、
前記第1荷重線と前記U字メンバの剪断中心との距離が、前記縦断面で囲まれる面積の平方根を6で除した値よりも小さく;
前記第2荷重線が、前記平面視で前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、前記第2荷重線と前記U字メンバの剪断中心との距離が、前記縦断面で囲まれる面積の平方根を6で除した値よりも小さい;
ことを特徴とする請求項2に記載のリアサブフレーム。 - 前記平面視で前記第1荷重線が前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、
前記第1荷重線と、前記U字メンバの剪断中心と、前記第1延長メンバの剪断中心線のそれぞれの距離が、前記縦断面で囲まれる面積の平方根を6で除した値よりも小さく;
前記平面視で、前記第2荷重線が、前記U字メンバの剪断中心線と交差する点を含んでかつ前記U字メンバの延在方向に垂直な縦断面で見て、前記第2荷重線と、前記U字メンバの剪断中心と、前記第2延長メンバの剪断中心線のそれぞれの距離が、前記縦断面で囲まれる面積の平方根を6で除した値よりも小さい;
ことを特徴とする請求項3に記載のリアサブフレーム。 - 前記平面視において、
前記第1サイド部の、前記フロントクロスメンバとの接続位置に対して裏面側である外側位置に接続された第1アッパーアームフロントマウントと;
前記第2サイド部の、前記フロントクロスメンバとの接続位置に対して裏面側である外側位置に接続された第2アッパーアームフロントマウントと;
をさらに備える
ことを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載のリアサブフレーム。 - 前記U字メンバの表面に孔を有し、前記孔によって形成される前記U字メンバの延在方向に垂直な断面内における不連続領域の長さ寸法が、前記断面の周方向に沿った全長の1/4以下である
ことを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載のリアサブフレーム。 - 互いに対をなす第1サイド部及び第2サイド部と、前記第1サイド部及び前記第2サイド部間を一体に繋ぐリア部とを有する、平面視でU字状の外形をなし、前記U字状に沿った延在方向の一端から他端にかけての各位置において、前記延在方向に垂直な断面が閉じている、U字メンバと;
前記第1サイド部及び前記第2サイド部の内側間を繋ぐフロントクロスメンバと;
前記第1サイド部に接続されて前記第1サイド部から離間する方向に延在する第1延長メンバ、及び、前記第2サイド部に接続されて前記第2サイド部から離間する方向に延在する第2延長メンバと;
を備え、
前記U字メンバの表面に孔を有し、前記孔によって形成される前記U字メンバの延在方向に垂直な断面内における不連続領域の長さ寸法が、前記断面の周方向に沿った全長の1/4以下である
ことを特徴とするリアサブフレーム。
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