JP7367456B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置においては、記録が行われて排出される記録用紙を受ける排紙トレイを備え、また、この排紙トレイが複数のトレイで構成され、各トレイを引き出すことで排紙受け面が延長される構成を備えたものがある。特許文献1には、その様な構成の一例が記載されている。
特開2009-046271号公報
例えば、排紙トレイが第1トレイと、この第1トレイよりも装置本体から突出する第2トレイとを備え、且つ、第2トレイが装置本体から完全に突出する構成の場合、第2トレイを第1トレイによって支持する必要がある。
この場合、装置本体において第1トレイを支持するレールは、第1トレイを安定して支持する観点において極力装置前面まで延ばすことが好ましい。しかしながら第1トレイを支持するレールを装置前面まで延ばすと、各トレイを装置本体に収納した際に第1トレイ或いは第2トレイがレールと干渉しないように、第1トレイ或いは第2トレイに逃げ形状を形成する必要が生じる場合があり、その場合第1トレイ或いは第2トレイの構造が複雑化してコストアップを招く場合がある。
上記課題を解決するための、本発明の記録装置は、前記装置本体に収納された第1状態と、前記装置本体から最も突出する第2状態と、を切り換え可能であり、前記第2状態或いは前記第1状態から前記第2状態に向けて前記装置本体から突出した状態において前記装置本体の外に向けて排出される媒体を受ける媒体受けトレイと、を備え、前記媒体受けトレイは、前記装置本体に設けられたレールに対して変位可能な第1トレイと、当該第1トレイに対し変位可能であり、前記第2状態において前記第1トレイより前記装置本体から突出するとともに前記第1トレイにより支持される第2トレイと、を備えて構成され、前記装置本体は、前記媒体受けトレイの側面に対して進出する進出位置と前記進出位置より退避する退避位置とを取りうる支持部材を少なくとも1つ備え、前記支持部材は、前記レールにおける、前記第1トレイの前記装置本体からの突出方向の端部よりも突出した位置にあり、前記支持部材は、前記媒体受けトレイが前記第1状態にある際に前記退避位置をとり、前記支持部材は、前記媒体受けトレイが前記第2状態にある際に、前記進出位置をとって前記第1トレイを下から支持することを特徴とする。
排出トレイを収納した状態のプリンターの斜視図。 プリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 排出トレイが途中まで引き出した状態のプリンターの斜視図。 排出トレイを最も引き出した状態のプリンターの斜視図。 レール及び支持部材の斜視図。 排出トレイの斜視図。 排出トレイの部分断面図。 収納した排出トレイ、支持部材、駆動体、の斜視図。 途中まで引き出した状態の排出トレイ、支持部材、駆動体、の斜視図。 最も引き出した状態の排出トレイ、支持部材、駆動体、の斜視図。 排出トレイ、レール、の断面斜視図。 支持部材、コイルばね、の斜視図。 排出トレイのロック機構を示す平面図。 プリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 プリンター前面の部分拡大斜視図。 第1用紙カセットの側壁の位置で切断した断面図。 第1用紙カセットの側壁の位置で切断した断面図。
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録手段を備える装置本体と、前記装置本体に収納された第1状態と、前記装置本体から最も突出する第2状態と、を切り換え可能であり、前記第2状態或いは前記第1状態から前記第2状態に向けて前記装置本体から突出した状態において前記装置本体の外に向けて排出される媒体を受ける媒体受けトレイと、を備え、前記媒体受けトレイは、前記装置本体に設けられたレールに対して変位可能な第1トレイと、当該第1トレイに対し変位可能であり、前記第2状態において前記第1トレイより前記装置本体から突出するとともに前記第1トレイにより支持される第2トレイと、を備えて構成され、前記装置本体は、前記媒体受けトレイの側面に対して進出する進出位置と前記進出位置より退避する退避位置とを取りうる支持部材を少なくとも1つ備え、前記支持部材は、前記レールにおける、前記第1トレイの前記装置本体からの突出方向の端部よりも突出した位置にあり、前記支持部材は、前記媒体受けトレイが前記第1状態にある際に前記退避位置をとり、前記支持部材は、前記媒体受けトレイが前記第2状態にある際に、前記進出位置をとって前記第1トレイを下から支持することを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体受けトレイに対して進出する進出位置と前記進出位置より退避する退避位置とを取り得る支持部材を少なくとも1つ備え、前記支持部材は、前記媒体受けトレイが前記第1状態にある際に前記退避位置をとり、前記支持部材は、前記媒体受けトレイが前記第2状態にある際に、前記進出位置をとって前記第1トレイを下から支持するので、前記第2状態にある前記媒体受けトレイを安定して支持することができる。
また、前記レールを前記突出方向に延ばす長さを抑制できるので、前記第1トレイ或いは前記第2トレイに逃げ形状を形成する必要がなく、構造の複雑化に伴うコストアップを抑制できる。
第2の態様は、第1の態様において、前記第2トレイは、前記第1トレイの下に位置し、前記支持部材は、押圧部材によって前記第2トレイの側面に向けて押圧され、前記媒体受けトレイが前記第1状態をとる際、前記支持部材が前記退避位置にあるとともに前記第2トレイの側面に押し当たり、前記媒体受けトレイが前記第1状態から前記第2状態に切り換わる際に、前記支持部材と対向する領域から前記第2トレイが抜け出して、前記支持部材が前記退避位置から前記進出位置に切り換わり、前記媒体受けトレイが前記第2状態から前記第1状態に切り換わる際に、前記第2トレイが前記支持部材を前記押圧部材の押圧力に抗して押し退けることで、前記支持部材が前記進出位置から前記退避位置に切り換わることを特徴とする。
本態様によれば、前記支持部材は、前記第2トレイと係わり合うとともに前記第2トレイの変位動作に伴って前記進出位置と前記退避位置とを切り換えるので、前記支持部材を変位させる構成を低コストに構成できる。
また、前記支持部材は、前記媒体受けトレイが前記第1状態にある際に、前記第2トレイの側面に押し当たるので、前記第1状態にある前記媒体受けトレイのがたつきを抑制できる。
第3の態様は、第2の態様において、前記支持部材において、前記媒体受けトレイが前記第2状態から前記第1状態に切り換わる際に前記第2トレイに押される面が、前記第2トレイの変位方向と交差する面で形成されることを特徴とする。
本態様によれば、前記支持部材において、前記媒体受けトレイが前記第2状態から前記第1状態に切り換わる際に前記第2トレイに押される面が、前記第2トレイの変位方向と交差する面で形成されるので、前記第2トレイが前記支持部材に引っ掛かる虞を抑制できる。
第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記支持部材は、前記第2トレイの両側に設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記支持部材は、前記第2トレイの両側に設けられるので、前記第1トレイをより安定して支持できる。
第5の態様は、第2のまたは第3の態様において、前記装置本体において、前記媒体受けトレイの一方の側面と対向する位置に、前記媒体受けトレイを変位動作させる駆動手段を備え、前記駆動手段は、2つのピニオン歯車を含み、前記第1トレイは、2つの前記ピニオン歯車のうち一方のピニオン歯車と噛合する第1ラック部を備え、前記第2トレイは、2つの前記ピニオン歯車のうち他方のピニオン歯車と噛合する第2ラック部を備え、2つの前記ピニオン歯車の回転により、前記第1トレイ及び前記第2トレイが変位動作することを特徴とする。
本態様によれば、前記第1トレイ及び前記第2トレイが、駆動手段により変位動作する構成であるので、ユーザーの利便性が向上する。
第6の態様は、第5の態様において、前記支持部材は、前記第2トレイの両側のうち前記駆動手段が設けられた側の第1支持部材と、前記第1支持部材が設けられた側とは反対側の第2支持部材と、を含み、前記媒体受けトレイが前記第1状態にある際、前記第2支持部材は、前記第1支持部材より強い押圧力で前記第2トレイを押圧することを特徴とする。
本態様によれば、前記支持部材は、前記第2トレイの両側のうち前記駆動手段が設けられた側の第1支持部材と、前記第1支持部材が設けられた側とは反対側の第2支持部材と、を含む、つまり前記支持部材が前記第2トレイの両側に設けられるので、前記第1トレイをより確実且つ適切に支持できる。
そして前記媒体受けトレイが前記第1状態にある際、前記駆動手段が設けられた側とは反対側の前記第2支持部材は、前記駆動手段が設けられた側の前記第1支持部材より強い押圧力で前記第2トレイを押圧する、つまり前記第2トレイは前記駆動手段に向けて押し付けられることとなるので、前記ピニオン歯車と、前記第2トレイに設けられた前記第2ラック部との噛み合いを適切に維持できる。
第7の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記媒体受けトレイが、前記装置本体から引き抜き可能であり、前記媒体受けトレイの、前記装置本体からの引き抜きを許容する許容状態と、前記装置本体からの引き抜きを規制する規制状態と、を切り換え可能な規制手段を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体受けトレイが、前記装置本体から引き抜き可能であるので、前記媒体受けトレイを前記装置本体から引き抜くことで前記装置本体の内部にアクセスし易くなる。また、前記媒体受けトレイの、前記装置本体からの引き抜きを許容する状態と、前記装置本体からの引き抜きを規制する状態と、を切り換え可能な規制手段を備えるので、前記媒体受けトレイが不用意に引き抜かれることを防止できる。
第8の態様は、第7の態様において、前記規制手段は、前記装置本体に設けられた規制部と、前記第1トレイに設けられ、前記規制部に係わり合うことができる状態と、前記規制部と係り合いができない状態とを切り換え可能な被規制部と、前記第1トレイに設けられ、前記被規制部の状態切り換えを行う為の操作部と、を備えて成ることを特徴とする。
本態様によれば、前記規制手段を、簡易な構成で得ることができる。
第9の態様は、第7のまたは第8の態様において、前記記録手段と対向する媒体搬送経路であって、媒体に記録を行う際の媒体搬送方向である第1方向及び前記第1方向とは反対の第2方向に媒体を搬送可能な第1媒体搬送経路と、媒体の面を反転させる反転経路と、前記記録手段によって記録が行われた媒体を前記反転経路に案内する第2媒体搬送経路と、前記第2媒体搬送経路に対して下方に位置し、前記記録手段によって記録が行われた媒体を前記反転経路に案内する、前記第2媒体搬送経路とは異なる第3媒体搬送経路と、前記第3媒体搬送経路の下側の一部を形成するとともに、前記装置本体に対して装着された前記媒体受けトレイの上方に位置する経路形成部と、前記媒体受けトレイの下方に位置し、媒体を収容可能であるとともに前記装置本体に対して着脱可能な媒体収容カセットと、を備え、前記経路形成部が、前記装置本体から前記媒体受けトレイ及び前記媒体収容カセットを取り外した状態において下方に変位可能であり、下方に変位することにより、前記第3媒体搬送経路の一部が露呈することを特徴とする。
本態様によれば、前記経路形成部が、前記装置本体から前記媒体受けトレイ及び前記媒体収容カセットを取り外した状態において下方に変位可能であり、下方に変位することにより、前記第3媒体搬送経路の一部が露呈する構成であるので、前記第3媒体搬送経路においてジャムが生じた場合に、ジャム処理を容易に行うことができる。
第10の態様は、第9の態様において、前記経路形成部には、前記経路形成部が下方に変位した状態で前記媒体受けトレイが当接する当接部が設けられ、前記経路形成部が下方に変位した状態において、前記媒体受けトレイが前記当接部に当接することで、前記規制手段の前記規制状態への切り換わりが阻止されることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体受けトレイに設けられた前記当接部により、前記経路形成部が下方に変位した状態での、前記規制手段の前記規制状態への切り換わりが阻止されるので、不適切な状態即ち前記経路形成部が下方に変位した状態での前記媒体受けトレイの装着を防止し、不適切な状態で前記媒体受けトレイが無理に装着されることに伴う破損等を防止できる。
以下、本発明を具体的に説明する。
尚、各図においてX軸に沿った方向は装置幅方向であり、用紙搬送方向と交差する方向、即ち用紙幅方向となる。-X方向は装置前面をユーザーと対面させた際にユーザーから見て右方向となり、また+X方向は同左方向となる。
またY軸に沿った方向は装置奥行き方向であり、+Y方向は装置背面から前面に向かう方向であり、第1方向となる。また、-Y方向は装置前面から背面に向かう方向であり、第2方向となる
またZ軸に沿った方向は鉛直方向であり、+Z方向は鉛直上方、-Z方向は鉛直下方となる。
本実施形態において装置の周囲を構成する側面のうち操作部5が設けられた側面が装置前面となる。
図1において記録装置の一例であるインクジェットプリンター1は、装置本体2の上部に、スキャナー部3を備えて成る、所謂複合機である。以下、インクジェットプリンター1は、プリンター1と略称する。
装置本体2は、媒体の一例である記録用紙に記録を行う機能を有し、スキャナー部3は、原稿を読み取る機能を有する。尚、スキャナー部3は、セットされた原稿を自動送りする自動原稿送り機構(ADF:Auto Document Feeder)を備えている。
装置本体2は、記録用紙を搬送する搬送経路(後述)や記録手段の一例である記録ヘッド9(図2参照)を備えており、また、本実施形態では二つの媒体収容カセット、具体的には第1用紙カセット31及び第2用紙カセット32を着脱可能に備えている。
また装置本体2は、第1用紙カセット31及び第2用紙カセット32への用紙セットに加え、装置背面からの用紙セット及び給送も可能に構成されている。符号7は装置背面から用紙をセットする際の用紙セット口(不図示)を開閉するカバーである。
装置本体2は、装置前面に、プリンター1の各種操作を行う操作部5を備えている。操作部5は、表示部と複数の操作ボタンを備えて成るとともに、チルト可能に設けられている。
操作部5の下側には、記録が行われて排出される記録用紙を受ける、媒体受けトレイとしての排出トレイ50が設けられている。排出トレイ50は、図1に示すように装置本体2の内部に収容された状態と、装置本体2から引き出された状態(図3及び図4参照)と、を取り得るように設けられている。
加えて排出トレイ50は、装置本体2から引き出し可能となっている。
尚、排出トレイ50については後に詳しく説明する。
続いて図2を参照しつつ記録用紙の搬送経路について説明する。尚、図2では第2用紙カセット32の図示は省略する。
プリンター1において、記録用紙は給送経路に拘わらず反転経路RRを構成する反転ローラー21を介して搬送駆動ローラー16に搬送され、搬送駆動ローラー16によって、記録ヘッド9による記録領域に搬送される。
より詳しくは、プリンター1は用紙給送経路として第1用紙カセット31から記録用紙を給送する為の用紙給送経路K1と、第1用紙カセット31の下の第2用紙カセット32から記録用紙を給送する為の用紙給送経路K2と、装置後方上部から手差しで記録用紙を給送する為の用紙給送経路K3と、を備えている。
またプリンター1は用紙搬送経路として、記録ヘッド9と対向する用紙搬送経路であって記録用紙に記録を行う際の用紙搬送方向である第1方向(+Y方向)及びその反対の第2方向(-Y方向)に記録用紙を搬送可能な第1用紙搬送経路FR1と、記録用紙の面を反転させる反転経路RRと、記録が行われた記録用紙を反転経路RRに案内する第2用紙搬送経路FR2と、第2用紙搬送経路FR2に対して鉛直下方に位置し、記録が行われた記録用紙を反転経路RRに案内する、第2用紙搬送経路FR2とは異なる第3用紙搬送経路FR3と、を備えている。
尚、本実施形態において第1用紙搬送経路FR1は、搬送駆動ローラー16と第1排出駆動ローラー41との間の用紙搬送経路とする。また第2用紙搬送経路FR2は、従動ローラー14dを経由する、搬送駆動ローラー16と従動ローラー14aとの間の用紙搬送経路とする。また第3用紙搬送経路FR3は、反転駆動ローラー43を経由する、第2排出駆動ローラー47と従動ローラー14aとの間の用紙搬送経路とする。また反転経路RRは、従動ローラー14aと従動ローラー14cとの間の用紙搬送経路とする。尚、図2において符号FR4は、従動ローラー14cと搬送駆動ローラー16との間の用紙搬送経路(第4用紙搬送経路)である。
用紙給送経路K1において、記録用紙は給送ローラー11により給送される。給送ローラー11は揺動軸12aを中心に揺動する支持部材12に支持され、支持部材12の揺動により給送ローラー11が第1用紙カセット31に収容される記録用紙Pに対して進退する。
第1用紙カセット31の下に設けられた第2用紙カセット32(図2において不図示)にも同様な給送機構(不図示)が設けられている。
反転ローラー21は他のローラーに比して最も大径に形成され、記録用紙を湾曲反転させる。反転ローラー21の周囲には従動ローラー14a、14b、14c、14d、が設けられている。用紙給送経路K1、K2を介して給送される記録用紙は、反転経路RR、及び第4用紙搬送経路FR4を介して搬送駆動ローラー16に送られる。
用紙給送経路K3を介して給送される記録用紙は、第4用紙搬送経路FR4を介して搬送駆動ローラー16に送られる。
第2用紙搬送経路FR2を介して-Y方向に沿って送られる記録用紙は、反転経路RR、及び第4用紙搬送経路FR4を介して搬送駆動ローラー16に送られる。
同様に第3用紙搬送経路FR3を介して-Y方向に沿って送られる記録用紙は、反転経路RR、及び第4用紙搬送経路FR4を介して搬送駆動ローラー16に送られる。
不図示の駆動源により駆動される搬送駆動ローラー16に送られた記録用紙は、この搬送駆動ローラー16と、従動回転する搬送従動ローラー17とによってニップされ、記録ヘッド9と対向する領域、即ち記録領域に送られ、記録が行われる。
記録ヘッド9を備えるキャリッジ8は、X軸方向に延びるキャリッジガイド軸19にガイドされつつ、不図示の動力源によってX軸方向に往復動する。記録ヘッド9は、キャリッジ8の移動動作に伴い、記録用紙に対してインクを吐出する。
記録ヘッド9と対向する位置には支持部材18が設けられており、記録ヘッド9により記録の行われる記録用紙は、支持部材18によって支持される。
支持部材18の下流には、記録の行われた記録用紙を下流に送る、回転駆動される第1排出駆動ローラー41と、従動回転する第1排出従動ローラー42とが設けられている。第1排出駆動ローラー41と、従動回転する第1排出従動ローラー42は、記録ヘッド9の下流に最初に位置するローラー対である。
そして更にその下流には、回転駆動される第2排出駆動ローラー47と、従動回転する第2排出従動ローラー48とが設けられている。
以上の用紙経路を備えたプリンター1において、給送ローラー11と反転ローラー21は、第1のモーター(不図示)により駆動され、搬送駆動ローラー16と第1排出駆動ローラー41は第2のモーター(不図示)により駆動され、第2排出駆動ローラー47と反転駆動ローラー43は第3のモーター(不図示)により駆動される。
尚、詳しくは後述するが、排出トレイ50は、第4のモーター(不図示)を駆動源として駆動される。
以下、第2用紙搬送経路FR2及び第3用紙搬送経路FR3並びに反転経路RRについて更に説明する。
第1面に記録の行われた記録用紙の、前記第1面に対し反対側の第2面に記録を行う際、記録の行われた記録用紙を、反転経路RRに送る。その際の用紙搬送経路として、第2用紙搬送経路FR2、及び第3用紙搬送経路FR3のいずれかを選択できる。
第3用紙搬送経路FR3の経路長は、第2用紙搬送経路FR2の経路長より長く、従ってプリンター1の制御部(不図示)は、用紙長の閾値を持ち、記録用紙の長さが閾値を超える場合には第3用紙搬送経路FR3を選択し、記録用紙の長さが閾値未満の場合には第2用紙搬送経路FR2を選択する。
第2用紙搬送経路FR2を利用する場合、第1面に記録が完了した後、搬送駆動ローラー16、第1排出駆動ローラー41、第2排出駆動ローラー47、のこれらを逆転させる。これにより記録用紙は第2用紙搬送経路FR2を-Y方向に沿って搬送され、反転経路RRに到達する。
第3用紙搬送経路FR3を利用する場合、第1面に記録が完了した後、用紙後端が第2排出駆動ローラー47の上流近傍に設けられた従動ローラー49に到達するまで+Y方向に沿って搬送し、その後、第2排出駆動ローラー47を逆転させる。従動ローラー49の上流には揺動軸39aを中心に揺動可能なフラップ39が設けられており、第3用紙搬送経路FR3に記録用紙を送る場合、フラップ39の+Y方向端部を上に上げる。これにより記録用紙は第3用紙搬送経路FR3に送り込まれ、反転経路RRに送られる。
尚、本実施形態では第3用紙搬送経路FR3の+Y方向領域は露呈可能であり、装置前方から第3用紙搬送経路FR3にアクセスすることができ、第3用紙搬送経路FR3でジャムが生じた場合に詰まった記録用紙を除去可能に構成されている。
より詳しくは、第1用紙カセット31の上方には、第3用紙搬送経路FR3の下側の一部を形成する経路形成部27が設けられている。この経路形成部27は、揺動軸27aを揺動中心にして、+Y方向の端部27bを押し下げることで揺動可能に設けられている。端部27bは、図15に示す様に排出トレイ50及び第1用紙カセット31が装着された状態では押し下げることができないが、排出トレイ50及び第1用紙カセット31を装置本体2から取り外すことで端部27bを押し下げることができ、そして図14に示す様に経路形成部27を下方に変位させることができる。これにより、第3用紙搬送経路FR3の+Y方向領域が露呈し、第3用紙搬送経路FR3において記録用紙の詰まりが生じた場合に、詰まった記録用紙を除去することができる。
尚、第2排出駆動ローラー47と反転駆動ローラー43は共通の駆動源である第3のモーター(不図示)から動力を得るが、第3のモーターから反転駆動ローラー43への動力伝達経路には不図示の回転規制機構が設けられており、この回転規制機構により、第3のモーターの回転方向に拘わらず、反転駆動ローラー43は記録用紙を-Y方向に搬送する方向(図2において反時計回り方向)に回転する。この回転規制機構は、例えばワンウェイクラッチを含めた機構や、遊星歯車機構を含めて機構で構成できる。
これに対し第2排出駆動ローラー47は、第3のモーターが正転すれば正転し、モーター45が逆転すれば逆転する。
続いて、排出トレイ50について詳説する。
媒体受けトレイとしての排出トレイ50は、装置本体2に収納された第1状態(図1参照)と、装置本体2から最も突出する第2状態(図4参照)と、を切り換え可能であり、第2状態、或いは第1状態から第2状態に向けて装置本体2から突出した状態において、装置本体2の外に向けて排出される記録用紙を受ける。
排出トレイ50は、装置本体2に設けられたレール60a(図5参照)に対して変位可能な第1トレイ52と、第1トレイ52に対し変位可能であり、第2状態において第1トレイ52より装置本体2から突出するとともに第1トレイ52により支持される第2トレイ51と、を備えて構成されている。
尚、図5は排出トレイ50の収容領域の左側面の構成を示しているが、右側面にも同じ構成が左右対称構造で設けられている。
図6に示す様に第2トレイ51は第1トレイ52の下側に設けられる。第2トレイ51は+Y方向、つまり各トレイの装置本体2からの突出方向の端部に前壁51bを有し、この前壁51bが、排出される記録用紙の飛び出しを抑制するストッパーとして機能する。前壁51bには、手指を掛けるための凹部51cが設けられている。
尚、排出トレイ50が第1状態即ち収納状態にあり、且つ、操作部5が完全に閉じた状態では、図1に示す様に前壁51b、第1用紙カセット31、第2用紙カセット32、操作部5、装置本体2、スキャナー部3のこれらの前面が面一となる。
図7に示す様に第1トレイ52の下面には支持部52bがY軸方向に延びる様に形成されており、第2トレイ51の上面には被支持部51eがY軸方向に延びる様に形成され、被支持部51eが支持部52bに上から載ることにより、第2トレイ51が第1トレイ52に支持される。尚、図7は第1トレイ52及び第2トレイ51の-X方向端部の構造を示しているが、+X方向端部においても同様な構成が左右対称構造で設けられている。
第1トレイ52の-X方向の側面には第1ラック部52aがY軸方向に沿って形成され、また第2トレイ51の-X方向の側面には第2ラック部51aがY軸方向に沿って形成されているが、これらラック部については後に説明する。
第1トレイ52の-X方向の側面及び+X方向の側面には、被支持部52cがY軸方向に沿って形成されている。図7では、第1トレイ52の-X方向の側面に形成された被支持部52cを示している。そして被支持部52cの下側に、図11に示す様に装置本体2に設けられたレール60aが入り込むことで、第1トレイ52がレール60aに支持される。尚、図7に示す被支持部52cは、装置本体2の右側に設けられたレール60a(図11参照)によって支持される。図5に示すレール60aは、第1トレイ52の+X方向の側面に設けられた被支持部(不図示)を支持する。
装置本体2において排出トレイ50の収容領域を形成するフレーム60には、図5、図11に示す様にガイド斜面60dが設けられており、装置本体2から取り外された排出トレイ50を装置本体2に装着する際に、ガイド斜面60dが排出トレイ50の-Y方向端部を正しい装着位置に案内する。
即ちガイド斜面60dにより、上述した被支持部52cが、レール60aの上に案内される。
尚、第1トレイ52には図6に示す様に操作部55とフック56とが設けられており、排出トレイ50が装置本体2に装着された状態では、規制部57(図13参照)に対してフック56が係わり合うことで、排出トレイ50が装置本体2から脱落しないように保持された状態となっている。換言すれば、排出トレイ50が装置本体2から引き抜けないように規制されている。
より詳しくは、図13に示す様に規制手段58を備え、この規制手段58は被規制部としてのフック56と、規制部57と、操作部55(図6参照)と、を備えている。フック56は、不図示の揺動軸を中心にして図13の+a方向及び-a方向に揺動可能であるとともに、不図示の弾性部によって図13の実線で示す状態、即ち規制部57に係わり合うことができる状態をとる方向(-a方向)に向けて押圧されている。この状態では、フック56が規制部57と係わり合うことができる規制状態であるため、排出トレイ50の+Y方向への引き抜きが規制される。
この状態から操作部55(図6参照)を+Y方向にスライドさせると、不図示のリンク機構の作用によりフック56が図3の+a方向に揺動し、二点鎖線及び符号56-1で示す様に規制部57と係わり合いができない状態となり、排出トレイ50の装置本体2からの引き抜きが許容された許容状態となる。
以上の様に操作部55(図6参照)を操作することにより、フック56が動き、排出トレイ50の引き抜きが規制された状態が解消され、排出トレイ50が装置本体2から取り外し可能となる。
そして上述したように、排出トレイ50及び第1用紙カセット31を装置本体2から取り外すことで、図14を参照しつつ説明したように経路形成部27を下方に変位させることができ、第3用紙搬送経路FR3を露呈させることができる。
尚、経路形成部27には、図16に示す様に当接部27cが設けられており、経路形成部27が下方に変位した状態において、図17に示す様に排出トレイ50を構成する第1トレイ52の先端が当接部27cに当接し、第1トレイ52の装着が阻害され、ひいては規制手段58が上記規制状態に切り換わらない様に阻止される。この様な構成により、不適切な状態即ち経路形成部27が下方に変位した状態のまま排出トレイ50が装着されることを防止し、不適切な状態で排出トレイ50が無理に装着されることに伴う破損等を防止できる。
続いて図5に示す様にレール60aの下には、支持面60bが設けられている。支持面60bは、第2トレイ51が装置本体2に収容された際に、第2トレイ51を支持する。即ち、第2トレイ51は、装置本体2から突出するまでは支持面60bにより支持され、装置本体2から突出した後は、上述したように第1トレイ52の支持部52b(図7参照)に支持される。
尚、レール60a及び支持面60bは、本実施形態では水平面に対して所定の角度を有しており、+Y方向に向かって上向き傾斜となるように形成されている。これにより、装置本体2から突出する排出トレイ50は、+Y方向に向かって上向き傾斜となる。
レール60aの+Y方向端部に対し、第1トレイ52の突出方向つまり+Y方向には、支持部材が設けられている。この支持部材は、装置本体2において第2トレイ51の左側面と対向する位置と、第2トレイ51の右側面と対向する位置に設けられている。図1及び図5では、第2トレイ51の左側面と対向する位置に設けられた支持部材を符号63Bで示し、図1及び図8~図11においては、第2トレイ51の右側面と対向する位置に設けられた支持部材を符号63Aで示している。即ち本実施形態において支持部材は、第1支持部材63Aと、第2支持部材63Bとを含んでいる。尚、以下では第1支持部材63A及び第2支持部材63Bを特に区別する必要がない場合、単に支持部材63と称する。
支持部材63は、図5に示す様にフレーム60に形成された開口部60cから、第2トレイ51に向けて突出可能に設けられており、つまり第2トレイ51に対して進退可能に設けられている。図5、図8、図9、図11は、支持部材63が退避位置にある状態を示し、図10は支持部材63が突出位置にある状態を示している。尚、詳しくは後述するが、支持部材63は第2トレイ51が装置本体2から突出すると進出位置に変位するが、図11は便宜上、支持部材63が退避位置にある状態を示している。
支持部材63は、図12に示す様に押圧手段の一例であるコイルばね67によって、第2トレイ51の側面に向けて押圧されている。尚、図12以外の図では、コイルばね67の図示は省略している。
排出トレイ50が第1状態にあるとき、つまり第2トレイ51が装置本体2に収容された状態にあるときは、支持部材63は退避位置にあるとともに、コイルばね67のばね力によって第2トレイ51の側面51dに押し当たっている。この様子は、図8に示されている。
この状態から排出トレイ50が第1状態から第2状態に切り換わる際、図9から図10への変化に示す様に第2トレイ51が支持部材63と対向する領域から抜け出して、支持部材63がコイルばね67の押圧力によって退避位置から進出位置に切り換わる。尚、図12に示す様に支持部材63にはフック63dが形成されており、フック63dがフレーム60の開口部60c(図5)の裏側に引っ掛かることで、支持部材63の進出位置が規定される。
逆に、排出トレイ50が第2状態から第1状態に切り換わる際に、第2トレイ51が支持部材63をコイルばね67の押圧力に抗して押し退けることで、支持部材63が進出位置から退避位置に切り換わる。
この様な構成により、支持部材63を変位させる構成を低コストに構成できる。
また、支持部材63は、図8に示す様に排出トレイが第1状態にある際に、第2トレイ51の側面51dに押し当たるので、第1状態にある排出トレイ50のがたつきを抑制できる。
そして支持部材63は、レール60aにおける+Y方向端部よりも+Y方向に位置しており、図10に示す様に排出トレイ50が第2状態にある際に、進出位置をとって第1トレイ52を下から支持する。これにより、第2状態にある排出トレイ50を安定して支持することができる。
また、図5及び図11に示すレール60aを+Y方向に延ばす長さを抑制できるので、第1トレイ52或いは第2トレイ51に逃げ形状を形成する必要がなく、構造の複雑化に伴うコストアップを抑制できる。
図8において仮想線及び符号M1は、レール60aを図11に示す長さより+Y方向に更に延設した場合に、第2トレイ51の側面51dに必要となる逃げ形状、より具体的には溝を示している。図11に示す範囲Yaは、レール60aを延ばす長さの一例を示している。レール60aを図11に示す長さより+Y方向に更に延設した場合、図8において符号M1で示す様な逃げ形状が必要となり、構造の複雑化に伴うコストアップを招く虞があり、また、外観上も好ましくないが、上述した様に支持部材63を設けることで、その様な問題を回避できる。
尚、支持部材63には、図12に示す様に斜面63cが形成されている。斜面63cは、排出トレイ50が第2状態から第1状態に切り換わる際に第2トレイ51の-Y方向端部に押される面である。斜面63cは、Y方向と交差する面で形成される。この様な斜面63cにより、第2トレイ51が支持部材63に引っ掛かる虞を抑制できる。
また、支持部材63は、第2トレイ51の両側に設けられるので、第1トレイ52をより確実且つ適切に支持できる。但し、支持部材63を第2トレイ51の一方の側面に対してのみ設けても良い。
続いて、排出トレイ50を変位させる機構について説明する。
排出トレイ50は、不図示のモーターの動力を受けて第1状態と第2状態との間で変位する構成であり、ユーザーの利便性が向上が図られている。排出トレイ50を変位させる機構は、本実施形態では排出トレイ50の一方の側面と対向する位置、具体的には排出トレイ50に対し-X方向に設けられている。
図9~図11に示す駆動体64は、不図示のモーターにより駆動され、排出トレイ50を駆動する駆動手段の一部を構成する。
駆動体64は、2つのピニオン歯車部を含み、具体的には第1トレイ52の第1ラック部52aと噛合する第1ピニオン部66と、第2トレイ51の第2ラック部51aと噛合する第2ピニオン部65と、を備えている。
そして駆動体64が回転することで、第1トレイ52及び第2トレイ51が変位動作する。
より詳しくは、排出トレイ50の第1状態を示す図8において第2ピニオン部65は第2トレイ51の第2ラック部51aと噛合しているが、第1ピニオン部66は第1トレイ52の第1ラック部52aと噛合していない。従って図8の状態から駆動体64が回転を開始すると、最初は第2トレイ51のみが+Y方向への変位動作を開始し、第1トレイ52は停止したままとなる。
その後、第2トレイ51が所定量突出すると、第2トレイ51における不図示の当接部が第1トレイ52に当接し、第1トレイ52が第2トレイ51によって+Y方向に引っ張られ、図9に示す様に第1トレイ52の第1ラック部52aが、第1ピニオン部66と噛合する。これにより、以降は第1トレイ52が第2トレイ51とともに駆動される。
第1トレイ52が駆動されて所定量変位した後、図10に示す様に第2ピニオン部65は第2トレイ51の第2ラック部51aとの噛合を解除する。
逆に、排出トレイ50が第2状態から第1状態に向かう際には、第1トレイ52の第1ラック部52aと、第1ピニオン部66との噛合によって、第1トレイ52および第1トレイ52に支持された第2トレイ51が-Y方向に変位する。やがて、第2ピニオン部65が第2トレイ51の第2ラック部51aと噛合し、その後、第1ピニオン部66が第1トレイ52の第1ラック部52aとの噛合を解除する。これにより、引き続き第2トレイ51が-Y方向に変位動作し、図8に示す排出トレイ50の第1状態に戻る。
尚、本実施形態において排出トレイ50の第2状態には、図3に示す第1位置と、図4に示す様に第1位置よりも更に突出する第2位置と、が含まれる。第1位置は、例えばA4サイズ用紙を長手方向がY軸方向に沿う様に排出する場合の位置であり、第2位置は、例えばA3サイズ用紙を長手方向がY軸方向に沿う様に排出する場合の位置である。排出トレイ50の動力源である第4のモーター(不図示)を制御する制御部(不図示)は、ドライバ情報から得られる用紙サイズ情報をもとに、排出トレイ50を位置決めする。
尚、上述したように支持部材63は、第2トレイ51の両側のうち駆動体64が設けられた側の第1支持部材63Aと、第1支持部材63Aが設けられた側とは反対側の第2支持部材63Bと、を含んでいる。この構成において、各支持部材を押圧するコイルばね67(図12参照)について、第1支持部材63Aを押圧するコイルばねと第2支持部材63Bを押圧するコイルばねとで異なるものを用いても良い。具体的には第2支持部材63Bを押圧するコイルばねを第1支持部材63Aを押圧するコイルばねよりも強いばね力を発揮するものを採用し、排出トレイ50が第1状態にある際、第2トレイ51を駆動体64(図8参照)に向けて押し付ける様に構成する。これにより、第2トレイ51に設けられた第2ラック部51aと、第2ピニオン部65との噛み合いを適切に維持できる。
本発明は上記において説明した実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
例えば、支持部材63をモーターやソレノイド等のアクチュエーターで進退させる様に構成しても良い。その場合、第1トレイ52及び第2トレイ51の位置を検出するセンサーを設けることが好ましい。
1…インクジェットプリンター、2…装置本体、2a…装着部、3…スキャナー部、5…操作部、6…排出トレイ、7…カバー、8…キャリッジ、9…記録ヘッド、11…給送ローラー、12…支持部材、14a~14d…従動ローラー、16…搬送駆動ローラー、17…搬送従動ローラー、18…支持部材、19…キャリッジガイド軸、21…反転ローラー、27…経路形成部、27a…揺動軸、27b…端部、27c…当接部、31…第1用紙カセット、32…第2用紙カセット、39…フラップ、41…第1排出駆動ローラー、42…第1排出従動ローラー、43…反転駆動ローラー、44…反転従動ローラー、47…第2排出駆動ローラー、48…第2排出従動ローラー、49…従動ローラー、50…排出トレイ、51…第2トレイ、51a…第2ラック部、51b…前壁、51c…凹部、51d…側面、51e…被支持部、52…第1トレイ、52a…第1ラック部、52b…支持部、52c…被支持部、55…操作部、56…フック、57…規制部、58…規制手段、60…フレーム、60a…レール、60b…支持面、60c…開口部、60d…ガイド斜面、63…支持部材、63A…第1支持部材、63B…第2支持部材、64…駆動体、65…第2ピニオン部、66…第1ピニオン部、67…コイルばね、K1、K2、K3…用紙給送経路、FR1…第1用紙搬送経路、FR2…第2用紙搬送経路、FR3…第3用紙搬送経路、RR…反転経路

Claims (9)

  1. 媒体に記録を行う記録手段を備える装置本体と、
    前記装置本体に収納された第1状態と、前記装置本体から最も突出する第2状態と、を
    切り換え可能であり、前記第2状態或いは前記第1状態から前記第2状態に向けて前記装
    置本体から突出した状態において前記装置本体の外に向けて排出される媒体を受ける媒体
    受けトレイと、を備え、
    前記媒体受けトレイは、前記装置本体に設けられたレールに対して変位可能な第1トレ
    イと、当該第1トレイに対し変位可能であり、前記第2状態において前記第1トレイより
    前記装置本体から突出するとともに前記第1トレイにより支持される第2トレイと、を備
    えて構成され、
    前記装置本体は、前記媒体受けトレイの側面に対して進出する進出位置と前記進出位置
    より退避する退避位置とを取りうる支持部材を少なくとも1つ備え、
    前記支持部材は、前記レールにおける、前記第1トレイの前記装置本体からの突出方向
    の端部よりも突出した位置にあり、
    前記支持部材は、前記媒体受けトレイが前記第1状態にある際に前記退避位置をとり、
    前記支持部材は、前記媒体受けトレイが前記第2状態にある際に、前記進出位置をとっ
    て前記第1トレイを下から支持する、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記第2トレイは、前記第1トレイの下に位置し

    前記支持部材は、押圧部材によって前記第2トレイの側面に向けて押圧され、
    前記媒体受けトレイが前記第1状態をとる際、前記支持部材が前記退避位置にあるとと
    もに前記第2トレイの側面に押し当たり、
    前記媒体受けトレイが前記第1状態から前記第2状態に切り換わる際に、前記支持部材
    と対向する領域から前記第2トレイが抜け出して、前記支持部材が前記退避位置から前記
    進出位置に切り換わり、
    前記媒体受けトレイが前記第2状態から前記第1状態に切り換わる際に、前記第2トレ
    イが前記支持部材を前記押圧部材の押圧力に抗して押し退けることで、前記支持部材が前
    記進出位置から前記退避位置に切り換わる、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、前記支持部材において、前記媒体受けトレイが前
    記第2状態から前記第1状態に切り換わる際に前記第2トレイに押される面が、前記第2
    トレイの変位方向と交差する面で形成される、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記支持部材は、前
    記第2トレイの両側に設けられる、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載の記録装置において、前記装置本体において、前記媒体
    受けトレイの一方の側面と対向する位置に、前記媒体受けトレイを変位動作させる駆動手
    段を備え、
    前記駆動手段は、2つのピニオン歯車を含み、
    前記第1トレイは、2つの前記ピニオン歯車のうち一方のピニオン歯車と噛合する第1
    ラック部を備え、
    前記第2トレイは、2つの前記ピニオン歯車のうち他方のピニオン歯車と噛合する第2
    ラック部を備え、
    2つの前記ピニオン歯車の回転により、前記第1トレイ及び前記第2トレイが変位動作
    する、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、前記支持部材は、前記第2トレイの両側のうち前
    記駆動手段が設けられた側の第1支持部材と、前記第1支持部材が設けられた側とは反対
    側の第2支持部材と、を含み、
    前記媒体受けトレイが前記第1状態にある際、前記第2支持部材は、前記第1支持部材
    より強い押圧力で前記第2トレイを押圧する、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、前記媒体受けトレイ
    が、前記装置本体から引き抜き可能であり、
    前記媒体受けトレイの、前記装置本体からの引き抜きを許容する許容状態と、前記装置
    本体からの引き抜きを規制する規制状態と、を切り換え可能な規制手段を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項7に記載の記録装置において、前記規制手段は、前記装置本体に設けられた規制
    部と、
    前記第1トレイに設けられ、前記規制部に係わり合うことができる状態と、前記規制部
    と係り合いができない状態とを切り換え可能な被規制部と、
    前記第1トレイに設けられ、前記被規制部の状態切り換えを行う為の操作部と、を備え
    て成る、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の記録装置において、前記記録手段と対向する媒体搬送
    経路であって、媒体に記録を行う際の媒体搬送方向である第1方向及び前記第1方向とは
    反対の第2方向に媒体を搬送可能な第1媒体搬送経路と、
    媒体の面を反転させる反転経路と、
    前記記録手段によって記録が行われた媒体を前記反転経路に案内する第2媒体搬送経路
    と、
    前記第2媒体搬送経路に対して下方に位置し、前記記録手段によって記録が行われた媒
    体を前記反転経路に案内する、前記第2媒体搬送経路とは異なる第3媒体搬送経路と、
    前記第3媒体搬送経路の下側の一部を形成するとともに、前記装置本体に対して装着さ
    れた前記媒体受けトレイの上方に位置する経路形成部と、
    前記媒体受けトレイの下方に位置し、媒体を収容可能であるとともに前記装置本体に対
    して着脱可能な媒体収容カセットと、を備え、
    前記経路形成部が、前記装置本体から前記媒体受けトレイ及び前記媒体収容カセットを
    取り外した状態において下方に変位可能であり、下方に変位することにより、前記第3媒
    体搬送経路の一部が露呈する、
    ことを特徴とする記録装置。
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