JP7367423B2 - 断熱二重容器 - Google Patents
断熱二重容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7367423B2 JP7367423B2 JP2019172537A JP2019172537A JP7367423B2 JP 7367423 B2 JP7367423 B2 JP 7367423B2 JP 2019172537 A JP2019172537 A JP 2019172537A JP 2019172537 A JP2019172537 A JP 2019172537A JP 7367423 B2 JP7367423 B2 JP 7367423B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- outer sleeve
- curling
- allowance
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Packages (AREA)
Description
このような容器では、電子レンジ調理時に高温となる本体容器に触れないようにするために、外装スリーブの下がわカール部を前記本体容器の底部より下方に位置させて、前記下がわカール部を手指で支えることで、前記断熱二重容器を把持する。このようにすることで、手指が本体容器の底部に触れにくくさせることができる。
しかし、前記下がわカールが前記容器本体の底部より下方に位置すると、下がわカール部と内がわ容器が接触しづらくなり、下がわカール部を押さえにくくなる。そのために、下がわカールがその形状を保持しにくくなり、所望のカール部の形状から、カールが平板状に戻ろうとして開いてしまうことがある。この現象をカール戻りと呼ぶ。
胴部22および前記胴部22の下端に配置された底部23を有する容器本体11と、筒状の外装スリーブ30からなる断熱二重容器において、
前記外装スリーブ30の下端には、前記外装スリーブ30を容器の中心がわに向けてカールさせてなる下がわカール部31と、
前記外装スリーブ30の上縁部の近傍には、前記容器本体11の胴部22に対して接合される接合部12と、
前記外装スリーブ30は、前記下がわカール部31と前記接合部12との間の少なくとも一部では、前記胴部22の外がわに空間を確保しつつ配置され、かつ前記外装スリーブ30となる帯状のブランク板60の両端部を、所望の幅で互いに重ね合される胴貼り部32を有し、かつ前記容器本体11の周囲に備えられ、
前記胴貼り部32の内がわとなる内がわ胴貼り代61は、前記下がわカール部31に対応する下がわカール代63の領域からそれ以外の領域にわたって切断され、
前記胴貼り部32の外がわとなる外がわ胴貼り代62は、前記下がわカール部31に対応する下がわカール代63の領域内で切断され、
前記下がわカール部31に対応する下がわカール代63の領域であって、前記内がわ胴貼り代61と前記外がわ胴貼り代62とが重なり合う領域Aの面積は、前記胴貼り部32の幅と下がわカール代63の領域が重なり合う領域の面積の50%未満であり、
前記内がわ胴貼り代61と前記外がわ胴貼り代62とが重なり合う領域Aの最も下端の位置Bと、前記外装スリーブ30のブランク板60の下端の延長線との距離が、前記下がわカール代63の領域の上下方向の幅の1/3以下である、ことを特徴としている。
前記胴貼り部32の幅と下がわカール代63の領域が重なり合う領域の面積とは、縦(上下)方向の辺の長さが、前記下がわカールカール代63の上下方向の幅であり、横(左右)方向の辺の長さが、前記胴貼り部32の幅となる矩形の面積である。
したがって、前記外装スリーブを容器本体の外周に備えた断熱容器の品質を向上させ、良品率の向上が図れる。
なお、各図においては、分かり易くする為に、部材の大きさや比率を変更または誇張して記載することがある。また、見やすさの為に説明上不要な部分や繰り返しとなる符号は省略することがある。
第一の実施形態による断熱二重容器10について、以下に図面等を用いて説明する。
図1のブランク板60を加工してなる外装スリーブ30の形状と、図2のブランク板60を加工してなる外装スリーブ30の形状は略同じである。
図1と図2のブランク板60の表面がわが容器の外面がわとなり、上がわが断熱二重容器の上がわとなる。以後の説明、図面にも上記の位置関係を適用する。
筒状にされた前記ブランク板60の胴貼り部32の下部の拡大図を図3(a)に示す。
また、図3(b)は、図2に示された従来技術のブランク板60を筒状に胴貼りして、前記ブランク板60の胴貼り部32の下部の拡大図である。
図3は、容器の外がわから見ている図である。
前記外がわ胴貼り代62が容器の外がわに、前記内がわ胴貼り代61が容器の内がわとなるように重ねられ、外装スリーブ30の胴貼り部32は形成されている。前記胴貼り部32の幅は、前記内がわ側端部66と前記外がわ側端部67の距離である。
前記外がわ胴貼り代62の角切断部65が大きくなると、前記下がわカール部31の先端が中途となり、前記下がわカール部31が不完全となる。そのため、前記下がわカール部31の保形性が劣り、経時によりカール戻りが発生することがある。
ブランク板60の形状は、逆円錐台状の断熱二重容器10の外がわの外装スリーブ30の形状であり、特許文献1などに記載されている扇型の形状をしている。本実施形態のブランク板60も同様の扇形の形状をしている。
本実施形態の外装スリーブ30の胴貼り部32の外がわ胴貼り代62と、前記内がわ胴貼り代61とが重ねられた領域のうち、最も下端となる位置Bと、外がわ側端部67の方向へ延びる前記ブランク板60の下端部の延長線との距離Yが、下がわカール代63の領域の上下方向の幅Xの1/3以下であることが望ましい。(図3(a)参照)。
上記状況を避けるために、前記距離Yは、前記距離Xの1/10以上であることが望ましい。
前記位置Bと前記延長線との距離Yが、前記下がわカール代63の幅の1/3以下であれば、容器の径方向(容器の中心軸を含む鉛直面)の断面において、下がわカール部31のカールの先端が上方向を向くまで巻かれる。
上記の接合方法については、接着剤(エマルジョン系、ホットメルト系など)が良く、エマルジョン系の接着剤は、紙カップ20と外装スリーブ30との空隙が無い場合に好んで用いられる。ホットメルト系の接着剤は、紙カップ20と外装スリーブ30との空隙がある場合に好んで用いられる。
その他の接合方法でもよく、例えば前記紙カップ20の胴部22の外がわ及び/又は前記外装スリーブ30の内がわに熱接着性層を備えて、ヒートシールさせてもよい。
本発明の第二の実施形態は、第一の実施形態の断熱二重容器10において、容器本体11を、紙を主体とした紙容器とすることを特徴とする。
容器本体11、外装スリーブ30とも紙であるために、使用後の減容化が容易で、また焼却も容易である。また、古紙として回収してもよい。上述の紙容器としては、紙カップ、紙絞りトレー、ウェブコーナートレー、パルプモールド容器などでもよい。
本発明の第三の実施形態は、第一の実施形態の断熱二重容器10において、容器本体11を紙カップ20としたことを特徴とする。(図4参照)。容器本体11を紙カップ20とすると、その紙カップ20は高能力で生産されることから、断熱二重容器を低コストで製造できる。また、紙カップ20の上部にトップカール部21を、及び容器の下部に糸尻部24を有するため、断熱二重容器の強度が優れる。
本発明の第四の実施形態は、第一の実施形態の断熱二重容器10において、容器本体11をフラットボトム形状の紙容器としたことを特徴とする。
フラットボトム形状の紙カップ40は、胴部42の上縁部に外向きのトップカール部41を有する。
前記底部43の部材は円形で、その周縁部が胴部42の下端部内にぴったりと嵌っている。前記底部43の部材の周縁部は、前記底部43の下がわで内向きに折り返されており、この底部43の部材の折り返し部分が、胴部42の下端部と、前記胴部42の折り返し部分との間に挟まれている。これらの互いに挟み込んでいる部分は少なくとも部分的に、好ましくは全面的に、互いに接合(接着、溶着など)されている。
本発明の第五の実施形態は、第四の実施形態の容器本体11がフラットボトム形状の紙カップ40である断熱二重容器10において、図6のように外装スリーブ30を下がわに伸ばして、下がわカール部31の位置を、前記フラットボトム形状の紙カップ40の底部43、または前記底部43の接合部44と接触しつつ、前記底部43の下がわに位置させることを特徴とする。
従来技術のブランク板60を用いた外装スリーブ30の下がわカール部31の胴貼り部32には、図8(b)のように、前記ブランク板60の外がわ胴貼り代62の角切断部65が顕在するので、前記下がわカール部31が不完全となっている。
本実施形態以外であっても、外装スリーブ30の下がわカール部31の形状は、図6のようにその下端部74が、上向きかつ外向きであってもよい。また、図5のように、その下端部74が下向きになるまで巻かれてもよい。
本発明の第六の実施形態は、第五の実施形態の容器本体がフラットボトム形状の紙カップ40である断熱二重容器10において、図7のように前記外装スリーブ30のさらに下がわに伸ばして、前記下がわカール部31の位置を、前記フラットボトム形状の紙カップ40の底部43と離間しつつ、前記底部43の下がわに位置させる。
図8(a)の下がわカール部31は、胴貼り部32にすき間が見られず外観が良好である。図8(b)の下がわカール部31は、胴貼り部32にすき間が見られ外観が良好ではない。
本発明の第七の実施形態は、第一の実施形態の容器本体11を合成樹脂製の容器としたものである。容器本体11の形状としては、糸尻部を有する容器、フラットボトム形状の容器のどちらでもよく、その成形方法は、射出成形、ブロー成形、シート成形など公知の成形方法から選択される。材質はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなど公知の材質から適宜選定される。容器本体11についてガスバリア性が要求される場合は、適宜ガスバリア性を有するフィルム、シートを積層させてもよい。
本実施形態の断熱二重容器では、電子レンジ調理時に過熱する部分を持たないので、電子レンジ調理用途に適する。
本発明の第八の実施形態は、容器本体11を合成樹脂製の容器とした第七の実施形態に、さらに第五の実施形態の外装スリーブ30を組み合わせたものである。
容器本体11の電子レンジ調理適性は第七の実施形態と同様である。また、外装スリーブ30の特徴は第五の実施形態と同様のため、詳細な説明、図面は割愛する。
本発明の第九の実施形態は、容器本体11を合成樹脂製の容器とした第七の実施形態に、さらに第六の実施形態の外装スリーブ30を組み合わせたものである。
容器本体11の電子レンジ調理適性は第七の実施形態と同様である。また、外装スリーブ30の特徴は第六の実施形態と同様のため、詳細な説明、図面は割愛する。
まず、容器本体となる紙カップを準備した。口内径94mm、トップカール部の外径100mm、トップカール部の厚さ3.7mm、底部外径70mm、高さ94mm、満注容量453mlの紙カップの断熱二重容器であった。概略、図4のような形状の断熱二重容器であった。
(外がわ) PP20μm(PHA03A サンアロマー製) /
紙220g/m2(COC HCV O&Cアイボリーボード製) /
PP40μm(PHA03A サンアロマー製) (内がわ)
であった。
前記積層体は、押し出しラミネート、ドライラミネートにより積層され、そしてロール状にされた。前記ロール状の積層体は、プラテン抜きで、所定の形状のブランク板に抜かれ、積み重ねて保管された。
底部の積層体の層構成は、
(外がわ) PP20μm(PHA03A サンアロマー製) /
紙220g/m2(COC HCV O&Cアイボリーボード製) /
PP40μm(PHA03A サンアロマー製) (内がわ)
であった。
つぎに、底紙ロールが紙カップ成型機に供給され、前記紙カップ成型機の機内にて所定の形状に抜かれた後、外縁部が全周に渡り下向きに折り曲げられて底部の部材ができた。その底部の部材の外縁部を、前記胴部の下がわが内向きに折り返された空隙に挟み込まれた後に接合されて、シールされ、糸尻部が完成した。接合前に接合に必要箇所が加熱されているのでヒートシールできた。
幅は300mm、高さは115mmであり、上縁部の円弧の曲率半径は422mm、下端部の曲率半径は324mmであった。
紙310g/m2(UFコート 王子マテリア製)
であった。上記のコートボール紙は、強度及びコストパフォーマンスが優れている。
口内径94mm、トップカール部の外径100mm、トップカール部の厚さ3.7mm、底部外径76mm、高さ86mm、満注容量453mlのフラットボトム形状の紙カップの断熱二重容器であった。概略、図6のような形状の断熱二重容器であった。
成型した紙カップの糸尻部を全周に渡って内がわに倒して、必要箇所に加熱を行い、前記底部と加圧することで固定し、フラットボトム形状の紙カップが完成した。
外装スリーブの材質、形状は実施例1と同じであった。
口内径94mm、トップカール部の外径100mm、トップカール部の厚さ3.7mm、底部外径74mm、高さ92mm、満注容量453mlのフラットボトム形状の紙カップの断熱二重容器であった。概略、図7のような形状の断熱二重容器であった。
容器本体となるフラットボトム形状の紙カップは、実施例2と同じであった。
実施例1においては容器本体が紙カップであったが、本実施例では前記紙カップと同じサイズであり、射出成形により作製されたポリプロピレン製のカップを用意した。
その他の外装スリーブ、断熱二重容器の製造方法は、実施例1と同じであった。
実施例2においては容器本体がフラットボトム形状の紙カップであったが、本実施例では前記フラットボトム形状の紙カップと同じサイズであり、シート成形により作製されたポリプロピレン製のカップを用意した。
その他の外装スリーブ、断熱二重容器の製造方法は、実施例2と同じであった。
外装スリーブの高さが異なる(高い)以外は、実施例5の断熱二重容器と同じ材質、製造方法で作製された。
外装スリーブの形状が異なる以外は、実施例1の断熱二重容器と同じ材質、製造方法で作製された。前記ブランク板の外がわ胴貼り代の角切断部は図3(b)の通り、X=6mm、Y=3.9mmである。したがって、YはXの1/3を超えていた。
容器本体がフラットボトム形状の紙カップであること以外は、比較例1の断熱二重容器と同じ材質、製造方法で作製された。
外装スリーブの高さが異なる(高い)以外は、比較例2の断熱二重容器と同じ材質、製造方法で作製された。
実施例1~6、比較例1~3とも各1,000個のサンプルを作製した。
また、紙カップと外装スリーブを組み合わせる工程では、前記紙カップの糸尻部が、前記外装スリーブの下がわカール部に嵌る際の動作が、引っかかることがなくスムースで安定していた。
また、前記断熱二重容器の作製後、1日経って、前記外装スリーブの形状を観察したところ、カール戻りはなく良好であった。
また、前記断熱二重容器の作製後、1日経って、前記外装スリーブの形状を観察したところ、カール戻りはなく良好であった。
また、前記外装スリーブの下がわカール部の胴貼り部の内がわが、容器本体で隠されることがないので視認されるようになった。前記外装スリーブのブランク板の外がわ胴貼り代が適切な形状であるため、前記胴貼り部の空隙が少なく外観が良好であった。
また、前記断熱二重容器の作製後、1日経って、前記外装スリーブの形状を観察したところ、カール戻りはなく良好であった。
また、前記外装スリーブの下がわカール部の胴貼り部の内がわが、容器本体で隠されることがないので視認されるようになった。前記外装スリーブのブランク板の外がわ胴貼り代が適切な形状であるため、前記胴貼り部の空隙が少なく外観が良好であった。
また、ポリプロピレン製のカップと外装スリーブを組み合わせる工程では、前記ポリプロピレン製のカップの糸尻部が、前記外装スリーブの下がわカール部に嵌る際の動作が、引っかかることがなくスムースで安定していた。
また、前記断熱二重容器の作製後、1日経って、前記外装スリーブの形状を観察したところ、カール戻りはなく良好であった。
また、前記断熱二重容器の作製後、1日経って、前記外装スリーブの形状を観察したところ、カール戻りはなく良好であった。
また、前記外装スリーブの下がわカール部の胴貼り部の内がわが、容器本体で隠されることがないので視認されるようになった。前記外装スリーブのブランク板の外がわ胴貼り代が適切な形状であるため、前記胴貼り部の空隙が少なく外観が良好であった。
また、前記断熱二重容器の作製後、1日経って、前記外装スリーブの形状を観察したところ、カール戻りはなく良好であった。
また、前記外装スリーブの下がわカール部の胴貼り部の内がわが、容器本体で隠されることがないので視認されるようになった。前記外装スリーブのブランク板の外がわ胴貼り代が適切な形状であるため、前記胴貼り部の空隙が少なく外観が良好であった。
また、フラットボトム形状の紙カップと外装スリーブを組み合わせる工程では、前記フラットボトム形状の紙カップの糸尻部が、前記外装スリーブの下がわカール部に嵌る際の動作が、引っかかる気配があった。断熱二重容器の最終製品では、カール不良は見られなかったが、長期間の生産では、カール不良が発生する虞れがあった。
また、前記断熱二重容器の作製後、1日経って、前記外装スリーブの形状を観察したところ、カール戻りはなく良好であった。
また、前記断熱二重容器の作製後、1日経って、前記外装スリーブの形状を観察したところ、弱いカール戻りが発生した容器があった。
また、前記外装スリーブの下がわカール部の胴貼り部の内がわが、容器本体で隠されることがないので視認されるようになった。前記胴貼り部の空隙が多く外観が劣った。
また、前記断熱二重容器の作製後、1日経って、前記外装スリーブの形状を観察したところ、カール戻りが全数発生した。
また、前記外装スリーブの下がわカール部の胴貼り部の内がわが、容器本体で隠されることがないので視認されるようになった。前記胴貼り部の空隙が多く外観が劣った。
本体容器がポリプロピレン製のカップである実施例4~6では、電子レンジ調理時に、容器本体が過熱することはなかったので、◎とした。
比較例2では、外装スリーブの下がわカール部のカール戻りが若干発生しているので△とした。比較例3は外装スリーブの下がわカール部のカール戻りがほぼ全数発生するので×とした。
比較例1では、評価用のサンプル作成時には外装スリーブの下がわカール部にカール不良は生じなかったが、その生産時の挙動から長期間の生産では、カール不良が発生する虞れがあることから、評価を○~△とした。
比較例2では、外装スリーブの下がわカール部のカール戻りが若干発生しているので△とした。比較例3は外装スリーブの下がわカール部のカール戻りがほぼ全数発生するので×とした。
11 容器本体
12 容器本体と外装スリーブの接合部
13 容器本体の胴部
14 容器本体の底部
20 紙カップ
21 紙カップのトップカール部
22 紙カップの胴部
23 紙カップの底部
24 紙カップの糸尻部
30 外装スリーブ
31 外装スリーブの下がわカール部
32 外装スリーブの胴貼り部
33 外装スリーブの胴部
40 フラットボトム形状の紙カップ
41 フラットボトム形状の紙カップのトップカール部
42 フラットボトム形状の紙カップの胴部
43 フラットボトム形状の紙カップの底部
44 フラットボトム形状の紙カップの底部の接合部
50 合成樹脂製のカップ
51 合成樹脂製のカップの胴部
52 合成樹脂製のカップの底部
60 外装スリーブのブランク板
61 内がわ胴貼り代
62 外がわ胴貼り代
63 下がわカール代
64 内がわ胴貼り代の角切断部
65 外がわ胴貼り代の角切断部
66 ブランク板の内がわ(右がわ)側端部
67 ブランク板の外がわ(左がわ)側端部
68 下がわカール部の領域の境界線
71 内がわ胴貼り代の角切断線
72 外がわ胴貼り代の角切断線
73 ブランク板の上縁部
74 ブランク板の下縁部
A 内がわ胴貼り代と外がわ胴貼り代が重なる領域
B 内がわ胴貼り代と外がわ胴貼り代が重なる領域の再下端
C ブランク板の外がわ側端部の下がわの角部
X 下がわカール代の領域の上下方向の幅
Y 領域Aの最も下端の位置Bと、前記外装スリーブの下端部の延長線との距離
Claims (9)
- 胴部および前記胴部の下端に配置された底部を有する容器本体と、
筒状の外装スリーブからなる断熱二重容器において、
前記外装スリーブの下端には、前記外装スリーブを容器の中心がわに向けてカールさせてなる下がわカール部と、
前記外装スリーブの上縁部の近傍には、前記容器本体の胴部に対して接合される接合部と、
前記外装スリーブは、前記下がわカール部と前記接合部との間の少なくとも一部では、前記胴部の外がわに空間を確保しつつ配置され、かつ前記外装スリーブとなる帯状のブランク板の両端部を、互いに重ね合される胴貼り部を有し、かつ前記容器本体の周囲に備えられ、
前記胴貼り部の内がわとなる内がわ胴貼り代は、前記下がわカール部に対応する下がわカール代の領域からそれ以外の領域にわたって切断され、
前記胴貼り部の外がわとなる外がわ胴貼り代は、前記下がわカール部に対応する下がわ
カール代の領域内で切断され、
前記下がわカール部に対応する下がわカール代の領域であって、前記内がわ胴貼り代と前記外がわ胴貼り代とが重なり合う領域Aの面積は、前記胴貼り部の幅と下がわカール代の領域が重なり合う領域の面積の50%未満であり、
前記内がわ胴貼り代と前記外がわ胴貼り代とが重なり合う領域Aの最も下端の位置Bと、前記外装スリーブのブランク板の下端の延長線との距離が、前記下がわカール代の領域の上下方向の幅の1/3以下である、ことを特徴とする断熱二重容器。
- 前記容器本体が紙を主体とした容器であることを特徴とする請求項1に記載の断熱二重容器。
- 前記容器本体が紙カップであることを特徴とする請求項1または2に記載の断熱二重容器。
- 前記容器本体がフラットボトム形状であることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の断熱二重容器。
- 前記外装スリーブの下がわカール部の下端の位置が、前記容器本体の底部よりも下方であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の断熱二重容器。
- 前記外装スリーブの下がわカール部が、前記容器本体の底部よりも下方に位置し、かつ離間していることを特徴とする請求項5に記載の断熱二重容器。
- 前記容器本体が合成樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載の断熱二重容器。
- 前記外装スリーブの下がわカール部の下端の位置が、前記容器本体の底部よりも下方であることを特徴とする請求項7に記載の断熱二重容器。
- 前記外装スリーブの下がわカール部が、前記容器本体の底部よりも下方に位置し、かつ離間している特徴とする請求項8に記載の断熱二重容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019172537A JP7367423B2 (ja) | 2019-09-24 | 2019-09-24 | 断熱二重容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019172537A JP7367423B2 (ja) | 2019-09-24 | 2019-09-24 | 断熱二重容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021050008A JP2021050008A (ja) | 2021-04-01 |
JP7367423B2 true JP7367423B2 (ja) | 2023-10-24 |
Family
ID=75157032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019172537A Active JP7367423B2 (ja) | 2019-09-24 | 2019-09-24 | 断熱二重容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7367423B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002255147A (ja) | 2002-01-21 | 2002-09-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱容器 |
JP2003112717A (ja) | 2001-10-05 | 2003-04-18 | Toppan Printing Co Ltd | 紙カップとその製造方法 |
JP2004315066A (ja) | 2003-04-18 | 2004-11-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱複合容器 |
JP2009202891A (ja) | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 二重容器 |
JP2014169093A (ja) | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ用紙カップ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6239446A (ja) * | 1985-08-05 | 1987-02-20 | 東罐興業株式会社 | カツプ状容器 |
-
2019
- 2019-09-24 JP JP2019172537A patent/JP7367423B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003112717A (ja) | 2001-10-05 | 2003-04-18 | Toppan Printing Co Ltd | 紙カップとその製造方法 |
JP2002255147A (ja) | 2002-01-21 | 2002-09-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱容器 |
JP2004315066A (ja) | 2003-04-18 | 2004-11-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱複合容器 |
JP2009202891A (ja) | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 二重容器 |
JP2014169093A (ja) | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ用紙カップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021050008A (ja) | 2021-04-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060289609A1 (en) | Polymeric container | |
JP2014037265A (ja) | カップ型紙容器 | |
WO2015145601A1 (ja) | 複合容器および複合容器の積み重ね構造 | |
JP2004090929A (ja) | 断熱性紙製容器 | |
JP7367423B2 (ja) | 断熱二重容器 | |
JP4736214B2 (ja) | 電子レンジ用紙カップ | |
JP4693075B2 (ja) | 断熱カップ | |
JP5217605B2 (ja) | 紙製断熱カップ | |
JP4743372B2 (ja) | 電子レンジ用紙カップ | |
JP4660022B2 (ja) | 電子レンジ対応紙カップおよびその製造方法 | |
JP4676656B2 (ja) | 電子レンジ用紙カップおよびその製造方法 | |
JP6103961B2 (ja) | 蓋付きパルプモールド容器 | |
JP2010089810A (ja) | 紙製容器 | |
JP4736248B2 (ja) | 電子レンジ対応紙カップ | |
JP5796297B2 (ja) | 断熱容器 | |
JP5878437B2 (ja) | 紙製容器 | |
JP4517446B2 (ja) | カップ状容器 | |
JP4695975B2 (ja) | 断熱複合容器 | |
JP2002292762A (ja) | 電子レンジ用紙カップの製造方法 | |
JP2007137447A (ja) | 断熱複合容器 | |
JP2014169092A (ja) | 電子レンジ用紙カップ | |
JP5970820B2 (ja) | 電子レンジ用紙カップ | |
JP6103960B2 (ja) | パルプモールド成型体 | |
JP4333142B2 (ja) | 電子レンジ用紙カップ状容器 | |
CN208291655U (zh) | 卷压边纸制容器以及用以制成该卷压边纸制容器的纸材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220726 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230612 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230620 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230912 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230925 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7367423 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |