JP7366924B2 - フレキソ印刷版原版及びフレキソ印刷版 - Google Patents

フレキソ印刷版原版及びフレキソ印刷版 Download PDF

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Description

本発明は、フレキソ印刷版原版及びフレキソ印刷版に関する。
フレキソ印刷は、アニロックスロール等を用いて印刷版状の凸部にインキをつけて、被印刷体に転写する印刷方式である。フレキソ印刷に使用されるフレキソ印刷版としては、例えば、感光層を有するフレキソ印刷版原版を画像様に露光及び現像したものなどが用いられている。
一方、作業環境改善や地球環境の保全の観点から有機溶剤の使用を減らそうという動きが各種産業界から出ており、フレキソ印刷版原版についても水系現像液で現像することが可能なものが求められている。
例えば、特許文献1の請求項1には、フレキソ印刷版原版にしたときに水系現像液で現像できるとされる感光性樹脂組成物が開示されている。
特開2008-58957号公報
このようななか、本発明者が特許文献1の実施例に記載の感光性樹脂組成物を用いてフレキソ印刷版原版を作製したところ、確かに水系現像液による現像性(水現像性)に優れることが確認されたが、一方で、上記フレキソ印刷版原版を用いてフレキソ印刷版を作製したところ、画像部の欠け折れは生じ難い(耐刷性及びハンドリング性に優れる)ものの、後端部で白抜けが発生し易い(後端部着肉性が不十分であること)が明らかになった。
そこで、本発明は、上記実情に鑑みて、水現像性に優れ、且つ、フレキソ印刷版にしたときに優れた耐刷性、ハンドリング性及び後端部着肉性を示す、フレキソ印刷版原版、並びに、上記フレキソ印刷版原版を露光及び現像することにより得られるフレキソ印刷版を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、水分散性粒子と、両末端に反応性官能基を有する重量平均分子量が5,000以上のポリマーと、エチレン性不飽和基を3つ以上有する多官能モノマーとを併用することで、上記課題が解決できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明者は、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
(1) 水分散性粒子と、両末端に反応性官能基を有する重量平均分子量が5,000以上のポリマーと、エチレン性不飽和基を3つ以上有する多官能モノマーとを含有する感光層を有する、水現像性フレキソ印刷版原版。
(2) 上記感光層が、さらに、単官能モノマーを含有する、上記(1)に記載の水現像性フレキソ印刷版原版。
(3) 上記感光層において、上記多官能モノマーの含有量に対する上記単官能モノマーの含有量の比率が、質量比で、0.5以下である、上記(2)に記載の水現像性フレキソ印刷版原版。
(4) 上記感光層において、上記ポリマーの含有量に対する上記多官能モノマーの含有量の比率が、質量比で、3.0以下である、上記(1)~(3)のいずれかに記載の水現像性フレキソ印刷版原版。
(5) 画像部と非画像部とを有するフレキソ印刷版であって、
上記画像部が、上記(1)~(4)のいずれかに記載の水現像性フレキソ印刷版原版が有する感光層を画像様に露光し、現像することにより得られる画像部である、フレキソ印刷版。
以下に示すように、本発明によれば、水現像性に優れ、且つ、フレキソ印刷版にしたときに優れた耐刷性、ハンドリング性及び後端部着肉性を示す、フレキソ印刷版原版、並びに、上記フレキソ印刷版原版を露光及び現像することにより得られるフレキソ印刷版を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
また、各成分は、1種を単独でも用いても、2種以上を併用してもよい。ここで、各成分について2種以上を併用する場合、その成分について含有量とは、特段の断りが無い限り、合計の含有量を指す。
また、「(メタ)アクリル」は、「アクリル」または「メタクリル」を表す表記であり、「(メタ)アクリレート」は、「アクリレート」または「メタクリレート」を表す表記であり、「(メタ)アクリロイル」は、「アクリロイル」または「メタクリロイル」を表す表記である。
[水現像性フレキソ印刷版原版]
本発明の水現像性フレキソ印刷版原版(以下、「本発明の印刷版原版」とも言う)は、水分散性粒子と、両末端に反応性官能基を有する重量平均分子量が5,000以上のポリマー(以下、「特定ポリマー」とも言う)と、エチレン性不飽和基を3つ以上有する多官能モノマー(以下、「特定モノマー」とも言う)とを含有する感光層を有する、水現像性フレキソ印刷版原版である。
本発明の印刷版原版はこのような構成をとるため、上述した効果が得られるものと考えらえる。その理由は明らかではないが、両末端に反応性官能基を有する重量平均分子量が5,000以上のポリマー(特定ポリマー)とエチレン性不飽和基を3つ以上有する多官能モノマー(特定モノマー)とが強靭性とゴム弾性に優れた3次元構造を形成するためと考えられる。
以下、まず本発明の印刷版原版が有する感光層について説明してから、本発明の印刷版原版の好適な態様について説明する。
〔感光層〕
本発明の印刷版原版が有する感光層(以下、「本発明の感光層」とも言う)は、水分散性粒子と、両末端に反応性官能基を有する重量平均分子量が5,000以上のポリマー(特定ポリマー)と、エチレン性不飽和基を3つ以上有する多官能モノマー(特定モノマー)とを含有する感光層を有する。
以下、感光層に含有される各成分について説明する。
<水分散性粒子>
上述のとおり、本発明の感光層は水分散性粒子を含有する。
水分散性粒子は特に制限されないが、水分散性がより優れ、得られるフレキソ印刷版の耐刷性、ハンドリング性及び後端部着肉性がより優れ、現像再現性及びベタ品質に優れ、印圧ラティチュードが広くなる理由から、重合体であることが好ましい。以下、「水分散性がより優れ、得られるフレキソ印刷版の耐刷性、ハンドリング性及び後端部着肉性がより優れ、現像再現性及びベタ品質に優れ、印圧ラティチュードが広くなる」ことを「本発明の効果等がより優れる」とも言う。
上記重合体の具体例としては、ジエン系ポリマー(例えば、ポリブタジエン、天然ゴム、スチレン-ブタジエン共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート-ブタジエン共重合体、ポリクロロプレン、ポリイソプレン)、ポリウレタン、ビニルピリジン重合体、ブチル重合体、チオコール重合体、アクリレート重合体、これら重合体にアクリル酸、メタクリル酸などの他の成分を共重合して得られる重合体等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記重合体は、本発明の効果等がより優れる理由から、ジエン系ポリマーであることが好ましく、ポリブタジエンであることがより好ましい。
上記重合体は、両末端に反応性官能基(例えば、(メタ)アクリロイルオキシ基)を有さないものであることが好ましい。
上記重合体は、本発明の効果等がより優れる理由から、水分散ラテックスから水を除去することで得られる重合体であることが好ましい。上記水分散ラテックスの具体例としては、上述した重合体の具体例の水分散ラテックスが挙げられる。
本発明の感光層において水分散性粒子の含有量は、本発明の効果等がより優れる理由から、本発明の感光層の全固形分に対して、5~80質量%であることが好ましく、10~50質量%であることがより好ましく、20~40質量%であることがさらに好ましい。
<特定ポリマー>
上述のとおり、本発明の感光層は、両末端に反応性官能基を有する重量平均分子量が5,000以上のポリマー(特定ポリマー)を含有する。
特定ポリマーは、両末端に反応性官能基を有し、且つ、重量平均分子量が5,000以上のポリマーである。
特定ポリマーは、水分散性を有さないものであることが好ましい。
なお、本明細書において、「テレケリックポリマー」とは、両末端に反応性官能基を有するポリマーを言い、「特定ポリマー」とは、テレケリックポリマーのうち重量平均分子量が5,000以上のものを言う。
(主鎖)
特定ポリマーの主鎖を構成するポリマーは特に制限されないが、例えば、熱可塑性ポリマーなどが挙げられる。
上記熱可塑性ポリマーは、熱可塑性を示すポリマーであれば特に限定されず、その具体例としては、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、アセタール樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ゴム、熱可塑性エラストマーなどが挙げられる。
これらのうち、より柔軟で可撓性を有する膜が形成されやすくなる理由から、ゴム、熱可塑性エラストマーが好ましく、ゴムがより好ましく、ジエン系ゴムがさらに好ましい。
上記ゴムとしては、具体的には、例えば、ブタジエンゴム(BR)、ニトリルゴム(NBR)、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、スチレンイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレン-プロピレン共重合体、塩素化ポリエチレンなどが挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらのうち、水現像性がより良好となる理由、また、乾燥性および画像再現性の観点から、ブタジエンゴム(BR)およびニトリルゴム(NBR)からなる群から選択される少なくとも1種のゴムであることが好ましく、ブタジエンゴムがより好ましい。
上記熱可塑性エラストマーとしては、ポリブタジエン系熱可塑性エラストマー、ポリイソプレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、アクリル系熱可塑性エラストマーが挙げられる。具体的には、例えば、SB(ポリスチレン-ポリブタジエン)、SBS(ポリスチレン-ポリブタジエン-ポリスチレン)、SIS(ポリスチレン-ポリイソプレン-ポリスチレン)、SEBS(ポリスチレン-ポリエチレン/ポリブチレン-ポリスチレン)、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体)、ACM(アクリル酸エステルゴム)、ACS(アクリロニトリル塩素化ポリエチレンスチレン共重合体)、アクリロニトリルスチレン共重合体、シンジオタクチック1,2-ポリブタジエン、ポリメタクリル酸メチル-ポリアクリル酸ブチル-ポリメタクリル酸メチルなどが挙げられる。これらのうち、水現像性がより良好となる理由、また、乾燥性および画像再現性の観点から、SBS、SISが特に好ましい。
(末端)
特定ポリマーは、両末端に反応性官能基を有する。
上記反応性官能基は特に制限されないが、本発明の効果等がより優れる理由から、エチレン性不飽和基であることが好ましい。
上記エチレン性不飽和基は、本発明の効果等がより優れる理由から、ビニル基(CH=CH-)、アリル基(CH=CH-CH-)、(メタ)アクリロイル基、又は、(メタ)アクリロイル基であることが好ましく、(メタ)アクリロイルオキシ基であることがより好ましい。
特定ポリマーは、主鎖を構成するポリマーの両末端に2価の連結基を介して反応性官能基を有していてもよい。
上記2価の連結基は特に制限されないが、例えば、直鎖状、分岐状若しくは環状の2価の脂肪族炭化水素基(例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基などのアルキレン基)、2価の芳香族炭化水素基(例えば、フェニレン基)、-O-、-S-、-SO-、-NR-、-CO-、-NH-、-COO-、-CONR-、-O-CO-O-、-SO-、-NHCOO-、-SONR-、-NH-CO-NH-またはこれらを2種以上組み合わせた基(例えば、アルキレンオキシ基、アルキレンオキシカルボニル基、アルキレンカルボニルオキシ基など)などが挙げられる。ここで、Rは、水素原子またはアルキル基(好ましくは炭素数1~10)を表す。
(分子量)
特定ポリマーの重量平均分子量(Mw)は、5,000以上である。
特定ポリマーのMwは、本発明の効果等がより優れる理由から、6,000以上であることが好ましく、7,000以上であることがより好ましく、8,000以上であることがさらに好ましく、9,000以上であることが特に好ましい。特定ポリマーのMwの上限は特に制限されないが、本発明の効果等がより優れる理由から、500,000以下であることが好ましく、100,000以下であることがより好ましい。
ここで、重量平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフ法(GPC)法にて測定され、標準ポリスチレンで換算して求められる。具体的には、例えば、GPCは、HLC-8220GPC(東ソー株式会社製)を用い、カラムとして、TSKgeL Super HZM-H、TSKgeL SuperHZ4000、TSKgeL SuperHZ2000(東ソー株式会社製、4.6mmID×15cm)を3本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いる。また、条件としては、試料濃度を0.35質量%、流速を0.35mL/min、サンプル注入量を10μL、測定温度を40℃とし、IR検出器を用いて行う。また、検量線は、東ソー株式会社製「標準試料TSK standard,polystyrene」:「F-40」、「F-20」、「F-4」、「F-1」、「A-5000」、「A-2500」、「A-1000」、「n-プロピルベンゼン」の8サンプルから作製する。
(HSP値)
特定ポリマーのHSP(ハンセン溶解度パラメーター)値は特に制限されないが、本発明の効果等がより優れる理由から、8~12であることが好ましく、8.5~11であることがより好ましく、8.5~10.5であることがさらに好ましい。
(含有量)
本発明の感光層において特定ポリマーの含有量は、本発明の効果等がより優れる理由から、本発明の感光層の全固形分に対して、1~50質量%であることが好ましく、5~40質量%であることがより好ましく、7~30質量%であることがさらに好ましく、10~20質量%であることが特に好ましい。
<特定モノマー>
上述のとおり、本発明の感光層は、エチレン性不飽和基を3つ以上有する多官能モノマー(特定モノマー)を含有する。
上記特定モノマーは、エチレン性不飽和基を3つ以上有する化合物であれば特に制限されない。
上記エチレン性不飽和基は、本発明の効果等がより優れる理由から、ビニル基(CH=CH-)、アリル基(CH=CH-CH-)、(メタ)アクリロイル基、又は、(メタ)アクリロイル基であることが好ましく、(メタ)アクリロイルオキシ基であることがより好ましい。
特定モノマーとしては、例えば、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、トリアリルトリメリテート等が挙げられる。
本発明の感光層において特定モノマーの含有量は、本発明の効果等がより優れる理由から、本発明の感光層の全固形分に対して、1~40質量%であることが好ましく、2~30質量%であることがより好ましく、5~30質量%であることがさらに好ましく、10~20質量%であることが特に好ましい。
<特定モノマー/特定ポリマー>
本発明の感光層において、上述した特定ポリマーの含有量に対する上述した特定モノマーの含有量の比率は、本発明の効果等がより優れる理由から、質量比で、5.0以下であることが好ましく、3.0以下であることがより好ましく、2.0以下であることがさらに好ましく、1.5以下であることが特に好ましい。上記比率の下限は特に制限されないが、0.2以上であることが好ましく、0.4以上であることがより好ましく、0.6以上であることがさらに好ましく、0.7以上であることが特に好ましい。
以下、上述した特定ポリマーの含有量に対する上述した特定モノマーの含有量の比率(質量比)を「特定モノマー/特定ポリマー」とも言う。
<任意成分>
本発明の感光層は、上述した各成分以外の成分(任意成分)を含有していてもよい。
(単官能モノマー)
本発明の感光層は、本発明の効果等がより優れる理由から、単官能モノマーを含有するのが好ましい。
上記単官能モノマーは、本発明の効果等がより優れる理由から、エチレン性不飽和基を1つ有する化合物であることが好ましい。上記エチレン性不飽和基の具体例は上述のとおりである。
エチレン性不飽和基を1つ有する化合物としては、例えば、
N-ビニルホルムアミド等のN-ビニル化合物;
(メタ)アクリルアミド、N-メチロール(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジエチル(メタ)アクリルアミド、N-イソプロピル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロイルモルホリン、(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド化合物;
2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、カルビトール(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、2-フェノキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2-(メタ)アクリロイロキシエチルフタル酸、メトキシ-ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、2-(メタ)アクリロイロキシエチル-2-ヒドロキシエチルフタル酸、2-(2-エトキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、2-メトキシエチル(メタ)アクリレート、3-メトキシブチル(メタ)アクリレート、エトキシ化フェニル(メタ)アクリレート、2-(メタ)アクリロイロキシエチルコハク酸、ノニルフェノールEO付加物(メタ)アクリレート、フェノキシ-ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、2-(メタ)アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、ラクトン変性(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、サイクリックトリメチロールプロパンフォルマル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート化合物;
メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n-プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n-ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、t-ブチルビニルエーテル、n-オクタデシルビニルエーテル、2-エチルヘキシルビニルエーテル、n-ノニルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、シクロヘキシルメチルビニルエーテル、4-メチルシクロヘキシルメチルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、ジシクロペンテニルビニルエーテル、2-ジシクロペンテノキシエチルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、エトキシエチルビニルエーテル、ブトキシエチルビニルエーテル、メトキシエトキシエチルビニルエーテル、エトキシエトキシエチルビニルエーテル、メトキシポリエチレングリコールビニルエーテル、テトラヒドロフリフリルビニルエーテル、2-ヒドロキシエチルビニルエーテル、2-ヒドロキシプロピルビニルエーテル、4-ヒドロキシブチルビニルエーテル、4-ヒドロキシメチルシクロヘキシルメチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、ポリエチレングリコールビニルエーテル、クロルエチルビニルエーテル、クロルブチルビニルエーテル、クロルエトキシエチルビニルエーテル、フェニルエチルビニルエーテル、フェノキシポリエチレングリコールビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、イソプロペニルエーテル-O-プロピレンカーボネート等のモノビニルエーテル化合物;
等が挙げられる。なお、EOはエチレンオキシドを示す。
本発明の感光層において単官能モノマーの含有量は、本発明の効果等がより優れる理由から、本発明の感光層の全固形分に対して、0.1~30質量%であることが好ましく、1~10質量%であることがより好ましい。
本発明の感光層において、上述した特定モノマーの含有量に対する上述した単官能モノマーの含有量の比率は、本発明の効果等がより優れる理由から、質量比で、1.0以下であることが好ましく、0.5以下であることがより好ましく、0.4以下であることがさらに好ましい。上記比率の下限は特に制限されないが、0.1以上であることが好ましく、0.2以上であることがより好ましい。
以下、上述した特定モノマーの含有量に対する上述した単官能モノマーの含有量の比率(質量比)を「単官能モノマー/特定モノマー」とも言う。
(2官能モノマー)
本発明の感光層は、本発明の効果等がより優れる理由から、2官能モノマーを含有するのが好ましい。
上記2官能モノマーは、本発明の効果等がより優れる理由から、エチレン性不飽和基を2つ有する化合物であることが好ましい。上記エチレン性不飽和基の具体例は上述のとおりである。
エチレン性不飽和基を2つ有する化合物としては、例えば、
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等のグリコールジ(メタ)アクリレート化合物;
エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、プロピレングリコールジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエーテル、ブタンジオールジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル等のジビニルエーテル化合物;
ビスフェノールAジグリシジルエーテル(メタ)アクリル酸付加物、変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのPO付加物ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのEO付加物ジ(メタ)アクリレート等のビスフェノールAのジ(メタ)アクリレート化合物;
等が挙げられる。なお、POはプロピレンオキシド、EOはエチレンオキシドを示す。
本発明の感光層において2官能モノマーの含有量は、本発明の効果等がより優れる理由から、本発明の感光層の全固形分に対して、0.1~30質量%であることが好ましい。
(疎水性ポリマー)
本発明の感光層は、本発明の効果等がより優れる理由から、疎水性ポリマーを含有することが好ましい。
上記疎水性ポリマーは両末端に反応性官能基(例えば、(メタ)アクリロイルオキシ基)を有さないものであることが好ましい。また、上記疎水性ポリマーは水分散性を有さないものであることが好ましい。
上記疎水性ポリマーの具体例及び好適な態様は、上述した特定ポリマーの主鎖を構成するポリマーと同じである。
上記疎水性ポリマーは、本発明の効果等がより優れる理由から、ゴムであることが好ましく、ジエン系ゴムであることがより好ましく、ブタジエンゴムであることがさらに好ましい。
上記疎水性ポリマーの重量平均分子量(Mw)は特に制限されないが、本発明の効果等がより優れる理由から、200,000以上であることが好ましく、300,000~2,000,000であることがより好ましく、300,000~1,500,000であることが更に好ましく、300,000~700,000であることが特に好ましい。
本発明の感光層において疎水性ポリマーの含有量は、本発明の効果等がより優れる理由から、本発明の感光層の全固形分に対して、5~60質量%であることが好ましく、10~40質量%であることがより好ましい。
(光重合開始剤)
本発明の感光層は、本発明の効果等がより優れる理由から、光重合開始剤を含有するのが好ましい。
光重合開始剤は特に限定されないが、例えば、アルキルフェノン類、アセトフェノン類、ベンゾインエーテル類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、アントラキノン類、ベンジル類、ビアセチル類等の光重合開始剤を挙げることができる。
より具体的には、例えば、ベンジルジメチルケタール、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-オン、メチル-o-ベンゾイルベンゾエート、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンなどを挙げることができる。
本発明の感光層において光重合開始剤の含有量は、感度などの観点から、本発明の感光層の全固形分に対して、0.3~15質量%であることが好ましく、0.5~10質量%であることがより好ましい。
(可塑剤)
本発明の感光層は、柔軟性がより向上する理由から、可塑剤を含有することが好ましい。
可塑剤としては、具体的には、液状ゴム、オイル、ポリエステル、リン酸系化合物などが挙げられる。
液状ゴムとしては、具体的には、例えば、液状のポリブタジエン、液状のポリイソプレン、または、これらをマレイン酸やエポキシ基により変性したものなどが挙げられる。
オイルとしては、具体的には、例えば、パラフィン、ナフテン、アロマなどが挙げられる。
ポリエステルとしては、具体的には、例えば、アジピン酸系ポリエステルなどが挙げられる。
リン酸系化合物としては、具体的には、例えば、リン酸エステルなどが挙げられる。
本発明の感光層において可塑剤の含有量は、柔軟性が更に向上する理由から、本発明の感光層の全固形分に対して、0.1~40質量%であることが好ましく、5~30質量%であることがより好ましい。
(界面活性剤)
本発明の感光層は、水現像性をより向上させる観点から、界面活性剤を含有していることが好ましい。
界面活性剤としては、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤を挙げることができる。なかでも、本発明の効果等がより優れる理由から、アニオン性界面活性剤が好ましい。
アニオン性界面活性剤としては、具体的には、例えば、
ラウリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム等の脂肪族カルボン酸塩;
ラウリル硫酸エステルナトリウム、セチル硫酸エステルナトリウム、オレイル硫酸エステルナトリウム等の高級アルコール硫酸エステル塩;
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩;
ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル硫酸エステル塩;
アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ドデシルスルホン酸ナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸塩;
アルキルジスルホン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム等のアルキルアリルスルホン酸塩;
ラウリルリン酸モノエステルジナトリウム、ラウリルリン酸ジエステルナトリウム等の高級アルコールリン酸エステル塩;
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸モノエステルジナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ジエステルナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩;
等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらのうち、水現像性が更に良好となる理由から、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩などのスルホン酸系界面活性剤が好ましい。
本発明の感光層において界面活性剤の含有量は、現像性や現像後の乾燥性の観点から、本発明の感光層の全固形分に対して、0.1~20質量%であることが好ましく、1~10質量%であることがより好ましい。
(熱重合禁止剤)
本発明の感光層は、混練時の熱安定性を高める、貯蔵安定性を高めるなどの観点から、熱重合禁止剤(安定剤)を添加することができる。
熱重合禁止剤としては、フェノール類、ハイドロキノン類、カテコール類のものなどを挙げることができる。
本発明の感光層において熱重合禁止剤の含有量は、本発明の効果等がより優れる理由から、本発明の感光層の全固形分に対して、0.001~5質量%であることが好ましい。
(その他の添加剤)
本発明の感光層は、本発明の効果を阻害しない範囲において、種々の特性向上を目的として、さらに紫外線吸収剤、染料、顔料、消泡剤、香料などの添加剤を適宜添加することができる。
<感光層の作製方法>
本発明の感光層を作製する方法は特に制限されないが、上述した各成分を含有する組成物(感光性樹脂組成物)を調製し、これを基板等に塗布する方法等が挙げられる。
〔好適な態様〕
本発明の印刷版原版は、本発明の効果等がより優れる理由から、使用時に、感光層の上にネガフィルム(すでに画像が形成されているもの)を密着させる、いわゆるアナログ方式の印刷版原版、又は、予め感光層の上に赤外線アブレーション層が密着している、いわゆるCTP(Computerto plate)方式に含まれるLAM(Laserablation mask)方式の印刷版原版であることが好ましい。
アナログ方式の印刷版原版は、本発明の効果等がより優れる理由から、基板上に、基板と感光層とを接着する接着剤などからなる接着層と、本発明の感光層と、感光層表面が粘着しないようにするための粘着防止層と、使用前において感光層の傷を防止する保護フィルムと、がこの順で積層されたものからなるのが好ましい。
上記基板としては、具体的には、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどのプラスチックフィルムもしくはプラスチックシート;ステンレス、アルミニウムなどの金属シート;ブタジエンゴムなどのゴムシート;等を挙げることができる。
なお、アナログ方式の印刷版原版は、使用時には、保護フィルムを剥がし、露出された粘着防止層の上に、予め画像が形成されているネガフィルムが密着される。
アナログ方式の印刷版原版は、例えば、基板の片面に予め接着剤を塗布し、保護フィルムの片面に予め粘着防止剤を塗布し、上述した感光性樹脂組成物を、予め接着剤を塗布した基板と予め粘着防止剤を塗布した保護フィルムとの間に挟み、感光層の厚みが所定の厚みになるようにプレスすることにより、製造できる。
LAM方式の印刷版原版は、アナログ方式の印刷版原版と比較して、感光層と保護フィルムとの間に赤外線アブレーション層を有する点が異なり、その他の構成についてはアナログ方式の印刷版原版と同様の構成である。すなわち、基板上に、接着層と、感光層と、赤外線アブレーション層と、保護フィルムと、がこの順で積層されたものからなる。LAM方式の印刷版原版は、使用時には、保護フィルムを剥がし、赤外線アブレーション層が露出される。
赤外線アブレーション層は、赤外線レーザにより照射された部分を除去することが可能な層であり、それ自体は実用上のレベルで紫外線の透過を遮蔽できる機能を併せ持つ層であって、それに画像を形成することによりネガもしくはポジとしての役割をすることができるものである。
赤外線アブレーション層は、主に、バインダーである樹脂やゴム、赤外線吸収物質、紫外線吸収物質、可塑剤などで構成されている。赤外線アブレーション層は、例えば、上記材料を溶剤に溶かし、これを基材に塗布した後、乾燥させ溶剤を除去することにより製造できる。
LAM方式の印刷版原版は、例えば、基板の片面に予め接着剤を塗布し、保護フィルムの片面に予め赤外線アブレーション層を塗布し、上述した感光性樹脂組成物を、予め接着剤を塗布した基板と予め赤外線アブレーション層を塗布した保護フィルムとの間に挟み、感光層の厚みが所定の厚みになるようにプレスすることにより、製造できる。
いずれの印刷版原版においても、感光層の厚みは、本発明の効果等がより優れる理由から、0.01~10mmの範囲内であることが好ましい。感光層の厚みが0.01mm以上であれば、レリーフ深度を十分に確保できる。
[フレキソ印刷版]
本発明のフレキソ印刷版(以下、「本発明の印刷版」とも言う)は、画像部と非画像部とを有するフレキソ印刷版である。
ここで、上記画像部は、上述した本発明の印刷版原版が有する感光層(本発明の感光層)を画像様に露光し、現像することにより得られる画像部である。
本発明の印刷版は、耐刷性、ハンドリング性及び後端部着肉性がより優れる理由から、以下の方法で得られるものであることが好ましい。
印刷版原版の感光層にレリーフ像を形成するには、まず、印刷版原版の基板側から紫外線照射を行う(裏露光)。
アナログ方式の印刷版原版を用いる場合、保護フィルムを剥がし、露出された粘着防止層の上に、予め画像が形成されているネガフィルムを密着させる。一方、LAM方式の印刷版原版を用いる場合、保護フィルムを剥がし、露出された赤外線アブレーション層に赤外線レーザを照射するなどして所望の画像を形成する。
次いで、ネガフィルムあるいは赤外線アブレーション層の上から紫外線を照射することにより、感光層を硬化させる(主露光)。紫外線は、通常、300~400nmの波長の光を照射できる高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノン灯、カーボンアーク灯、ケミカル灯などにより照射できる。感光層は、紫外線照射により、照射された部分が硬化する。ネガフィルムあるいは赤外線アブレーション層で覆われた感光層には、紫外線が照射された硬化部分と、紫外線が照射されていない未硬化部分とが生じる。
次いで、現像液中で感光層の未硬化部分を除去することにより、レリーフ像を形成する。現像液には、水系の現像液(水系現像液)を用いる。水系現像液は、水に、必要に応じて界面活性剤やpH調整剤などを添加したものからなる。感光層の未硬化部分の除去は、例えばスプレー式現像装置やブラシ式洗い出し機などを用いて未硬化部分を洗い出すことにより行うことができる。
次いで、現像液から印刷版材を取り出してこれを乾燥させる。次いで、必要に応じて乾燥させた印刷版材全体に紫外線を照射する(後露光)。これにより、フレキソ印刷版が得られる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す実施例により限定的に解釈されるべきものではない。
〔フレキソ印刷版原版の製造〕
以下のとおり、実施例及び比較例のフレキソ印刷版原版を製造した。なお、製造したフレキソ印刷版原版は上述したLAM方式の印刷版原版に該当する。
<実施例1>
(感光性樹脂組成物の調製)
水分散ラテックス(日本ZEON製、Nipol LX111NF、ポリブタジエンの水分散ラテックス、固形分55%)63.6質量部と、テレケリックポリマー(大阪有機化学工業製、BAC-45)(両末端にアクリロイルオキシ基を有するポリブタジエン、Mw=10,000)(上述した特定ポリマーに該当)10質量部と、多官能モノマー(共栄社化学製、ライトエステルTMP)(トリメチロールプロパントリメタクリレート)(上述した特定モノマーに該当)10質量部と、単官能モノマー(共栄社化学製、ライトエステルIB-X)(イソボルニルメタクリレート)3質量部とを混合し、60℃に加熱した乾燥機で3時間水分を蒸発させて、水分散ラテックスから得られた重合体(上述した水分散性粒子に該当)と特定ポリマーと特定モノマーと単官能モノマーとを含有する混合物を得た。
この混合物と、ブタジエンゴム(旭化成製、NF35R)20質量部と、可塑剤(出光製、ダイアナプロセスオイルPW-32)15質量部と、界面活性剤(日油製、ラピゾールA-90、有効分90%)4.4質量部とを110℃に設定したニーダー中で45分混練した。その後、ニーダー中に、熱重合禁止剤0.2質量部と、光重合開始剤(東京化学工業製、ベンジルジメチルケタール)3質量部とを投入し、5分間混練して、感光性樹脂組成物を得た。
(赤外線アブレーション層用積層体の作製)
アクリル樹脂(根上工業製、ハイパール M-5000)50質量部と、エラストマー(日本ゼオン製、Nipol DN-101)50質量部と、カーボンブラック(三菱化学製、MA-8)100質量部とにメチルイソブチルケトン812質量部を加え、羽撹拌にて混合した。得られた混合液をペイントシェイカーで分散させた後、固形分が15質量%となるように、さらにメチルイソブチルケトンを加えることにより、ポリマー/カーボンブラック分散液(赤外線アブレーション層用塗工液)を得た。
次いで、厚さ75μmのPETフィルム(保護フィルム)の片面に、乾燥後の厚さが1.0μmとなるように、バーコーターで赤外線アブレーション層用塗工液を塗工した後、140℃に設定したオーブンで5分間乾燥させることにより、保護フィルム上に赤外線アブレーション層が形成された積層体(赤外線アブレーション層用積層体)を作製した。
(フレキソ印刷版原版の作製)
厚さ125μmのPETフィルム(基板)の片面に接着剤を塗布して、基板に接着層を形成した。そして、上記接着層と、上述のとおり作製した赤外線アブレーション層用積層体の赤外線アブレーション層との間に、上述のとおり調製した感光性樹脂組成物を挟んで、感光性樹脂組成物の層(感光層)の厚みが1mmになるように80℃に加熱したプレス機でプレスすることにより、基板と接着層と感光層と赤外線アブレーション層と保護フィルムとをこの順に有するフレキソ印刷版原版を作製した。
<実施例1以外の実施例及び比較例>
感光性樹脂組成物における各成分の種類及び全固形分に対する質量比(質量%)を表1に記載のとおり変更した以外は、実施例1と同様の手順に従って、フレキソ印刷版原版を製造した。
〔フレキソ印刷版の製造〕
得られたフレキソ印刷版原版について、40Wのケミカル灯を15本並べた露光装置を用いて、基板側から15cmの距離から15秒間露光(裏露光)した。その後、保護フィルムを剥がし、ESKO社製CDI Spark2120を用いて赤外線アブレーション層にネガパターンを形成した。その後、上記露光装置を用いて、赤外線アブレーション層側から15cmの距離から8分間露光(主露光)した。その後、洗剤(ミヨシ石鹸製、無添加 食器洗いせっけん)の濃度が0.5%になるように調整した水系現像液を入れたブラシ式洗い出し機(液温50℃)を用いて10分間現像を行った。その後、60℃の熱風を用いて水分が除去されるまで乾燥を行った。その後、上記露光装置を用いてで感光層側から15cmの距離から8分間露光(後露光)した。
このようにして、フレキソ印刷版を得た。
〔評価〕
得られたフレキソ印刷版原版及びフレキソ印刷版について、以下の評価を行った。
<水現像性>
得られたフレキソ印刷版について、定圧厚さ測定器を使用し、非画像部の厚みを測定した。そして、以下の基準で評価した。
結果を表1に示す。実用上、Aであることが好ましい。
(評価基準)
A:非画像部厚さが700μm未満
B:非画像部の厚さが700μm以上800μm未満
C:非画像部厚さが800μm以上
<耐刷性及びハンドリング性>
得られたフレキソ印刷版について、連続加重式引掻強度試験機(HEIDON TYPE:18)を使用し、500gの荷重および往復速度100mm/分の条件で、擦り部材として綿ウエスを用い、画像部を4回擦った。擦り試験前に特定した、直径が500μmの独立小点10個について、擦り試験後に独立小点に欠け折れが発生しているか否かを以下の基準で評価した。
結果を表1に示す。耐刷性及びハンドリング性の両方の観点から、実用上、2~4点であることが好ましく、3~4点であることがより好ましく、4点であることがさらに好ましい。
(評価基準)
4点:10個の独立小点のいずれも欠けていない、折れていない
3点:10個の独立小点のうち1個が欠けている、折れている
2点:10個の独立小点のうち2個が欠けている、折れている
1点:10個の独立小点のうち3個以上が欠けている、折れている
<後端部着肉性>
得られたフレキソ印刷版について以下のとおり後端部着肉性を評価した。
印刷機はフレキソ印刷機(太陽機械製、TLF-270)を使用した。得られたフレキソ印刷版を、クッションテープ(Lohmann社製)を介して、版胴(ドラム)に張り込み、印刷機に設置した。その後、キスタッチ(画像全面が着肉し始める印圧)を0(基準印圧)とし、そこから、80μm押し込んだ条件で、印刷速度150m/分印刷を行った。評価に使用した被印刷体は、上記条件で5,000回押し込んだ後にサンプリングした。被印刷体としては、50μmOPPフィルム(阿部紙業製)を用いた。また、インキとしては、水性フレキソインキ、ハイドリックFCF(大日精化製)を用いた。そして、被印刷体における画像部の後端部を、20倍のマイクロスコープ(キーエンス製、VHX-1000)で観察し、以下の基準で評価した。
結果を表1に示す。実用上、2~4点であることが好ましく、3~4点であることがより好ましく、4点であることがさらに好ましい。
(評価基準)
4点:全く着肉不良がないもの
3点:後端部の濃度がやや薄いもの
2点:後端部の幅方向で白抜けが途切れ途切れ確認されるもの
1点:後端部の幅方向で白抜けが全面に渡って確認されるもの
Figure 0007366924000001
以下に、表1中の一部の成分について詳細を示す。
・日本ZEON製 Nipol LX111NF:ポリブタジエンの水分散ラテックス、固形分55%
・日本エイアンドエル製 スマーテックスPA-3974:メタクリル酸メチル-ブタジエン系共重合体(メチルメタクリレート-ブタジエン共重合体)の水分散ラテックス、固形分50%
・大阪有機化学工業製 BAC-45:両末端にアクリロイルオキシ基を有するポリブタジエン、Mw=10,000(上述した特定ポリマーに該当)
・共栄社化学製 ABU-2S:両末端にアクリロイルオキシ基を有するポリブタジエン、Mw=5,000未満(Mwが5,000未満であるため、上述した特定ポリマーに該当しない)
・共栄社化学製 ライトエステルTMP(トリメチロールプロパントリメタクリレート)(上述した特定モノマーに該当)
・新中村工業化学製 NKエステルA-GLY-9E(下記構造)(上述した特定モノマーに該当)
・共栄社化学製 ライトエステルIB-X(イソボルニルメタクリレート)
・旭化成製 NF35R(ブタジエンゴム)(上述した水分散性粒子及び特定ポリマーのいずれにも該当しない)
・新中村工業化学製 NKエステルNOD-N(1,9-ノナンジオールジメタクリレート)
表1中、「単官能モノマー/特定モノマー」は、上述した「単官能モノマー/特定モノマー」を表す。また、表1中、「特定モノマー/特定ポリマー」は、上述した「特定モノマー/特定ポリマー」を表す。
表1から分かるように、水分散性粒子と特定ポリマーと特定モノマーとを含有する感光層を有するフレキソ印刷版原版は水現像性に優れ、且つ、フレキソ印刷版にしたときに優れた耐刷性、ハンドリング性及び後端部着肉性を示した。
実施例間の対比から、上述した「特定モノマー/特定ポリマー」が3.0以下である実施例1~9及び11は、より優れた後端部着肉性を示した。なかでも、上述した「特定モノマー/特定ポリマー」が2.0以下である実施例1~2、5~9及び11は、さらに優れた後端部着肉性を示した。
また、実施例間の対比から、上述した「単官能モノマー/特定モノマー」が0.5以下である実施例1~10は、より優れた耐刷性及びハンドリング性を示した。なかでも、上述した「単官能モノマー/特定モノマー」が0.4以下である実施例1~5及び7~10は、さらに優れた耐刷性及びハンドリング性を示した。
一方、感光層が水分散性粒子を含有しない比較例1、感光層が特定ポリマーを含有しない比較例2、感光層が特定モノマーを含有しない比較例3、感光層が特定モノマーを含有しない(2官能モノマーを含有する)比較例4、及び、感光層が特定ポリマーを含有しない(両末端に反応性官能基を有する重量平均分子量が5,000未満のポリマーを含有する)比較例5は、水現像性、耐刷性、ハンドリング性及び後端部着肉性のいずれかが不十分であった。
また、上述した実施例及び比較例について、LAM方式の印刷版原版とする代わりにアナログ方式の印刷版原版とする以外は同様の手順に従ってフレキソ印刷版原版及びフレキソ印刷版を製造し、同様に評価したところ、表1と同様の結果が得られた。

Claims (5)

  1. 水分散性粒子と、両末端に(メタ)アクリロイル基又は(メタ)アクリロイルオキシ基を有する重量平均分子量が8,000以上100,000以下のジエン系ゴムであるポリマーと、(メタ)アクリロイル基又は(メタ)アクリロイルオキシ基を3つ以上有する多官能モノマーとを含有する感光層を有し、
    前記多官能モノマーが、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、または、下記式で表せる構造を有する化合物であり、
    前記感光層において、前記ポリマーの含有量に対する前記多官能モノマーの含有量の比率が、質量比で、3.0以下である、水現像性フレキソ印刷版原版。
  2. 前記感光層が、さらに、単官能モノマーを含有する、請求項1に記載の水現像性フレキソ印刷版原版。
  3. 前記感光層において、前記多官能モノマーの含有量に対する前記単官能モノマーの含有量の比率が、質量比で、0.5以下である、請求項2に記載の水現像性フレキソ印刷版原版。
  4. 前記ジエン系ゴムがブタジエンゴムである、請求項1~3のいずれか1項に記載の水現像性フレキソ印刷版原版。
  5. 画像部と非画像部とを有するフレキソ印刷版であって、
    前記画像部が、請求項1~4のいずれか1項に記載の水現像性フレキソ印刷版原版が有する感光層を画像様に露光し、現像することにより得られる画像部である、フレキソ印刷版。
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