JP2003287887A - 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性フレキソ印刷版原版およびフレキソ印刷版 - Google Patents

感光性樹脂組成物、これを用いた感光性フレキソ印刷版原版およびフレキソ印刷版

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JP2003287887A
JP2003287887A JP2002091944A JP2002091944A JP2003287887A JP 2003287887 A JP2003287887 A JP 2003287887A JP 2002091944 A JP2002091944 A JP 2002091944A JP 2002091944 A JP2002091944 A JP 2002091944A JP 2003287887 A JP2003287887 A JP 2003287887A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像液中に界面活性剤やアルカリ金属塩などの
添加剤を加えることなく水で現像が可能で、画像再現性
の良好で印刷時にレリーフ部が削れてくることのないフ
レキソ版用感光性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】(A)水分散性ラテックス、(B)エチレ
ン性不飽和結合を有する親水性モノマー、(C)エチレ
ン性不飽和結合を有する疎水性モノマー、(D)ゴムお
よび(F)光重合開始剤を含有する感光性樹脂組成物。
さらに、(C)エチレン性不飽和結合を有する疎水性モ
ノマーのHLB値が10以下である前記の感光性樹脂組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキソ印刷用感光
性樹脂組成物およびそれを用いた印刷版に関するもので
あり、特に水現像可能なフレキソ版材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フィルム、ラベル、封筒、段ボール、紙
袋などへの印刷材料として、感光性フレキソ印刷版が使
用されている。従来、フレキソ印刷版は柔軟性を発現さ
せるために、主成分としてエラストマー性バインダーを
含有しており、このエラストマー性バインダーとしては
多くの場合ゴムが用いられる。したがって、フレキソ印
刷用版材の現像には、ゴム成分を溶解、あるいは膨潤さ
せうるトリクロロエチレン等の有機溶剤を用いて現像す
るタイプのものが主流である。
【0003】しかし、近年、環境への悪影響等の点か
ら、トリクロロエチレン等の有機溶剤を用いることのな
い、水現像可能な感光性フレキソ印刷版が望まれてお
り、これまでにいくつかの提案がなされている。
【0004】米国特許第4275142号明細書、米国
特許第4272608号明細書、特開昭51−6390
3号公報、特開昭53−10648号公報、特開昭61
−22339号公報には、カルボキシル基含有ポリマー
が金属塩あるいはアンモニウム塩を形成したものを含有
する感光性樹脂層を用いる方法が提案されている。しか
し、組成物が液状であったり、十分な水性インキ耐性が
得られなかったり、印刷時の機械的強度が不足するなど
の問題がある。
【0005】米国特許第5348844号明細書、米国
特許第5350661号明細書、米国特許第52294
34号明細書、特公平5−6178号公報には、カルボ
キシル基含有水分散ラテックス重合体やマイクロゲル粒
子がアンモニウムと塩構造を形成させ、水現像性と耐水
性を両立する方法が提案されている。しかし、フレキソ
印刷に耐えうる十分な耐刷性がなかったり、内部架橋し
た粒子を含有するために、現像時にゲル粒子が粒子の状
態で残存もしくは脱離し、水現像後のレリーフエッジに
凹凸があり、そのために微少なレリーフの再現性が低下
するといった問題が存在している。
【0006】特開平3−171139号公報には、疎水
性ポリマー、親水性ポリマーおよびモノマーを混合する
ことで海島構造を形成させ、海成分に水現像性を、島成
分に水性インキ耐性を持たせることで、水系現像液で現
像できるフレキソ版が提案されている。この方法では、
現像液に界面活性剤を添加する必要があるという問題、
海島の構造が粗く、光硬化の際に光の散乱によるかぶり
が生じ、微細な構造や抜き文字の再現に適さないという
問題がある。
【0007】特開平9−80743号公報には、親水性
エラストマー、重合可能な二重結合を有する疎水性ポリ
マーおよびモノマーが海島構造を形成している感光層を
用いる方法が提案されている。この方法では、現像液に
界面活性剤を添加する必要があるという問題、疎水性ポ
リマーとして安価な汎用ゴムを用いず、高価な機能性ゴ
ムを用いており、版材の価格が高くなるという問題があ
る。
【0008】米国特許第4517279号明細書では、
結合アクリロニトリル量が10%〜30%の非カルボキ
シル化ニトリルゴム、カルボキシル化ニトリルゴム、モ
ノマー、光重合性開始剤からなる均一構造の感光層を用
いる方法が提案されているが、現像によってポリマーを
現像液中に分散するために、現像液が水とアルコールの
混合溶媒に水酸化ナトリウムなどアルカリ添加する必要
があり、現像廃液は回収するか、特別な処理をする必要
がある。
【0009】特開2000−155417号公報には、
カルボキシル化ニトリルゴム、非カルボキシル化ニトリ
ルゴム、ブタジエンゴムなどの合成ゴム、水分散ラテッ
クス、および親水性モノマーが海島構造を形成している
感光層を用いる方法が提案されている。水現像性と耐水
性の両立がはかられているが、露光、現像しレリーフを
形成して印刷をしている際にこの海島構造が化学的な架
橋をしていないが為に、レリーフ部が印刷時の衝撃によ
って削れてくるという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解消し、界面活性剤やアルカリ金属塩などの添加剤を加
えることなく水のみで現像が可能で、画像再現性の良好
で印刷時にレリーフ部が削れてくることのないフレキソ
版用感光性樹脂組成物を提案することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討を重ねた結果、エチレン性不飽和
結合を有する疎水性モノマーを用いることによって合成
ゴム、水分散ラテックス、および親水性モノマーの海島
構造を化学的な架橋をさせることにより印刷時にレリー
フ部が削れてくることのないことを見出した。
【0012】本発明の感光性樹脂組成物は上記課題を解
決するために主として次の構成を有する。すなわち、
「(A)水分散性ラテックス、(B)エチレン性不飽和
結合を有する親水性モノマー、(C)エチレン性不飽和
結合を有する疎水性モノマー、(D)ゴムおよび(F)
光重合開始剤を含有する感光性樹脂組成物。」である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0014】本発明における(A)水分散性ラテックス
とは「水分散ラテックス」からその大部分を占める水を
除いて得られる重合体そのものをいい、「水分散ラテッ
クス」とは重合体粒子を分散質として水中に分散したも
のをいう。
【0015】本発明の感光性樹脂組成物を構成する
(A)成分である水分散性ラテックスは、「水分散ラテ
ックス」に粒子の電気的反発力により分散しており、こ
の電荷は乳化剤、保護コロイド、ポリマなどの電離や吸
着により引き起こされているものである。「水分散ラテ
ックス」は水を蒸発すると、水分散性ラテックスとな
り、連続皮膜を形成する性質を有するものである。水分
散性ラテックスでも、粒子中の架橋密度の高いもので
は、連続皮膜を形成しにくいことから、内部架橋してい
ないものまたは粒子中の架橋密度の低いものが好ましく
用いられる。
【0016】具体的には、ポリブタジエンラテックス、
天然ゴムラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラ
テックス、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ラテ
ックス、ポリクロロプレンラテックス、ポリイソプレン
ラテックス、ポリウレタンラテックス、メチルメタクリ
レート−ブタジエン共重合体ラテックス、ビニルピリジ
ン重合体ラテックス、ブチル重合体ラテックス、チオコ
ール重合体ラテックス、アクリレート重合体ラテックス
などのラテックス重合体やこれら重合体にアクリル酸や
メタクリル酸などの他の成分を共重合して得られる重合
体が挙げられる。この中でも分子鎖中にブタジエン骨格
またはイソプレン骨格を含有する水分散性ラテックス
が、硬度の点から好ましく用いられる。具体的には、ポ
リブタジエンラテックス、スチレン−ブタジエン共重合
体ラテックス、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
ラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合
体ラテックス、ポリイソプレンラテックスが好ましい。
【0017】これらラテックスの平均粒径は0.05〜
1μmである。
【0018】(A)水分散性ラテックスの含有量は全感
光性樹脂組成物に対して、5〜50重量%が好ましい。
(A)水分散性ラテックスは水現像性およびゴム弾性を
両立する成分であるため、5重量%以上とすることで水
現像性向上とゴム弾性付与の効果が得られ、50重量%
以下とすることで十分な形態保持性が得られる。
【0019】本発明の(B)成分の親水性モノマーは、
光重合開始剤の存在下で光硬化可能であるとともに、
(A)成分が凝集することを防止する働きも有する。つ
まり、(A)成分の粒子表面に(B)成分の皮膜を形成
することで粒子同士の凝集を防止することを意図するも
のである。したがって、(A)成分が、(B)成分中に
分散した形態を有することが好ましい。このような形態
を有することで、(A)成分の水分散性ラテックスが融
着することなく組成物中に存在できる。
【0020】このような(A)成分が凝集することを防
止する働きを持つものとして、本発明においては(B)
成分としてエチレン性不飽和結合を有する親水性モノマ
ーを用いるものである。本発明において、親水性モノマ
ーとは、分子構造中に次のような構造を有するエチレン
性不飽和結合を有する化合物をいう。
【0021】モノマー構造中にポリアルキレングリコー
ルを有するもの、カルボキシル基を含有するもの、水酸
基を含有するもの、リン酸基を含有するものが挙げられ
る。
【0022】具体的には、ポリアルキレングリコールを
有するモノマーとして、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレートなどのポリエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレー
ト、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、テトラプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
トなどのポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、フェノキシトリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート、フェノキシテトラエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、フェノキシペンタエチレングリコー
ル(メタ)アクリレートなどフェノキシポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート、フェノキシジプロピレ
ングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシトリプ
ロピレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシ
テトラプロピレングリコール(メタ)アクリレートなど
のフェノキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリ
レート、その他としてポリエチレングリコールポリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、クレジルポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート、ノニルフ
ェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、などが挙げられる。
【0023】水酸基を有するモノマーとして、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシ−β’−
(メタ)アクリロイルオキシエチルフタレート、2−ヒ
ドロキシ−3−アクリロイルオキシプロピル(メタ)ア
クリレートなどが挙げられる。
【0024】カルボキシル基を有するモノマーとして、
β−カルボキシエチル(メタ)アクリレート、コハク酸
モノ(メタ)アクリロイルオキシエチルエステル、フタ
ル酸モノヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどが
挙げられる。
【0025】リン酸基を有するモノマーとして、2−
(メタ)アクリロイルオキシアシッドホスフェート、ト
リス((メタ)アクリロイルオキシ)ホスフェート、
(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェー
ト、カプロラクトン変性2−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルアシッドホスフェート、ジフェニル−2−(メ
タ)アクリロリルオキシエチルホスフェートなどが挙げ
られる。
【0026】(B)親水性モノマーと、以後述べる
(C)疎水性モノマーおよび(D)ゴムの各成分の屈折
率が、大きく逸脱すると、感光性組成物中で光の散乱が
生じ、光のかぶりが原因でシャープな画像を形成するこ
とが困難になる。よって、これら(B)〜(D)の各成
分の屈折率の差を少なくすることが好ましい。ポリマー
成分である(D)に比べて、モノマー成分である
(B)、(C)は一般的に屈折率が低いので、屈折率を
向上させる構造、例えば芳香族環を有するモノマーが好
ましい。これら(B)親水性モノマーの365nmにお
ける屈折率は、1.49〜1.55が好ましく、1.5
0〜1.53がより好ましい。
【0027】これら(B)成分の含有量は全感光性樹脂
組成物に対して、10〜40重量%が好ましい。10重
量%以上とすることで架橋密度が不足することなく画像
再現性が満足するものが得られ、40重量%以下とする
ことでレリーフが脆くなることがなく、組成物中から経
時で(B)成分が分離してくることもない。
【0028】(C)成分としてエチレン性不飽和結合を
有する疎水性モノマーを用いるものである。本発明にお
いて、疎水性モノマーとは、一般に強い極性を有する官
能基をモノマー中に持たないモノマーであり、水やエタ
ノールへの溶解性の低いモノマーである。
【0029】具体的には、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソアミル
ジ(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリ
レート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等シクロ
アルキル(メタ)アクリレート、クロロエチル(メタ)
アクリレート、クロロプロピル(メタ)アクリレート等
のハロゲン化アルキル(メタ)アクリレート、メトキシ
エチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)
アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート等
のアルコキシアルキル(メタ)アクリレート、フェノキ
シエチル(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチ
ル(メタ)アクリレートなどのフェノキシアルキル(メ
タ)アクリレートなどが挙げられる。
【0030】またHLB値が10以下であればこれらの
分子中に親水基を含有していてもかまわない。具体的に
は、メチルポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、エチルポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、プロピルポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、ブチルポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、イソアミルジポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシポリエチレングリコール
ル(メタ)アクリレート、ラウリルポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、ステアリルポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート等のアルキルポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、シクロヘキシルポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート等シクロア
ルキルポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、
クロロエチルポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、クロロプロピルポリエチレングリコール(メタ)
アクリレート等のハロゲン化アルキルポリエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、メトキシエチルポリエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、エトキシエチル
ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ブトキ
シエチルポリエチレングリコール(メタ)アクリレート
等のアルコキシアルキルポリエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、フェノキシエチルポリエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチル
ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートなどのフ
ェノキシアルキルポリエチレングリコール(メタ)アク
リレートなどが挙げられる。
【0031】HLBとは、一般に界面活性剤の性質を評
価するのに用いられる方法で親水基が無限に長く親水基
が最も大きい仮想的な化合物を考えてこの化合物のHL
B値を20と定め、また、親水基の全くない親水性の化
合物についてこのHLB値を0として、それらとの相対
値として化合物のHLB値を求めるものであり、すなわ
ちHLB値は親水性と親油性のバランスを表す指標であ
る。この値は分子中の親水基と親油基の重量比で表され
る。たとえばHLB値が10であるということは分子中
の親水基と親油基の構成比率は50対50である。
【0032】本発明において用いられる(C)エチレン
性不飽和結合を有する疎水性モノマーは、HLB値が1
0以下が好ましく、さらには7以下が好ましい。
【0033】これら(C)成分の含有量は全感光性樹脂
組成物に対して、0.5〜20重量%が好ましい。より
好ましくは1〜10重量%である。0.5重量%以上で
あると印刷時のレリーフ部が削れがほとんどなく、20
重量%以下であると水現像性が特に良好である。
【0034】(D)成分のゴムとしては、汎用ゴム、エ
ラストマ−として知られたもの、具体的には、ブタジエ
ンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、エピクロリルヒ
ドリンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、スチレン
イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレン−
プロピレン共重合体、塩素化ポリエチレンなどが挙げら
れる。
【0035】(D)のゴム成分の合計の含有量は、全感
光性樹脂組成物に対して20〜80重量%が好ましい。
20重量%以上とすることで印刷版の耐水性が良好であ
り、また反発弾性率が低下し、印刷品質が低下する恐れ
がない。80重量%以下とすることで、水現像性が得ら
れるので好ましい。
【0036】これら(A)〜(E)成分を含有する樹脂
組成物は、それぞれの極性の違いから不均一系の海島構
造、あるいは海海構造を形成する。極性が高く粘度の低
い(B)親水性モノマーおよび親水性モノマーに分散し
ている(A)水分散性ラテックスは海相を形成する。こ
れに対して、極性が低く粘度の高い(D)ゴム成分と極
性が低い(C)疎水性モノマーは島成分を形成するが、
(C)疎水性モノマーと(D)ゴム成分は完全にもしく
は部分的に相溶した島成分をも形成する。本発明では、
親水性の高い海相により水現像を発現させ、疎水性の高
い島相により水性インキ耐性を発現させているため、微
細な画像のレリーフを形成するには島相成分が一様に分
散している方が好ましい。「一様に」とは、樹脂組成物
のある部分を局所的に、具体的には2μm四方の断面を
形態観察した際に、複数種の相が観察できる状態のこと
である。島成分が一様に分散していないと、すなわち単
一の相が大きな部分を占めると、局所的な水現像ができ
ず、微細な画像を再現できないとか、再現された微細な
画像が局所的に水性インキ耐性が不足、つまり水性イン
キで画像レリーフが膨潤し、局所的に画像が太るといっ
た問題が生じる。よって、(D)ゴムは内部架橋してい
ないものが好ましい。
【0037】島相の平均粒径は0.5〜10μmであ
り、この粒径が10μm以下であると画像再現性が良好
である。前記平均粒径は好ましくは0.5〜7μmであ
る(C)エチレン性不飽和結合を有する疎水性モノマー
は極性が低いことから、(C)成分の全部または一部は
島成分を形成する極性が低く粘度の高い(D)ゴム成分
に取り込まれ、島相の外表面にも存在することになる。
島相の、特に島相の表面付近に存在する(C)エチレン
性不飽和結合を有する疎水性モノマーは、海相(極性が
高く粘度の低い(B)エチレン性不飽和結合を有する親
水性モノマーおよび親水性モノマーに分散している
(A)水分散性ラテックスの海相)中の(B)エチレン
性不飽和結合を有する親水性モノマーとの間で露光によ
り海島構造が強固な結合を持つに至る。これによりレリ
ーフは強靱なものとなり、印刷時にレリーフ部が削れる
ことがない。また、本発明の感光性樹脂組成物中には
(F)成分として光重合開始剤を加えるものである。光
重合開始剤としては、光によって重合性の炭素−炭素不
飽和基を重合させることができるものであれば全て使用
できる。なかでも、光吸収によって、自己分解や水素引
き抜きによってラジカルを生成する機能を有するものが
好ましく用いられる。例えば、ベンゾインアルキルエー
テル類、ベンゾフェノン類、アントラキノン類、ベンジ
ル類、アセトフェノン類、ジアセチル類などである。光
重合開始剤の配合量としては、全感光性樹脂組成物に対
して0.1〜50重量%の範囲が好ましい。0.1重量
%以上とすることで、開始効率が減少することなく、画
像再現が良好である。50重量%以下とすることで感度
が高すぎることなくて、露光時間のコントロールが容易
となるので好ましい。
【0038】本発明の感光性樹脂組成物には、可塑剤を
加えることもできる。この可塑剤としては、一般的に版
材を柔軟化する性質を有するものであれば特に限定され
るものではないが、(B)成分であるモノマー成分や
(C)〜(E)成分であるポリマー成分と相溶性が良好
なものが好ましい。より好ましくは、室温で液状のポリ
エン化合物やエステル結合を有する化合物である。室温
で液状のポリエン化合物としては、液状のポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、されにそれらの末端基あるいは側
鎖を変性したマレイン化物、エポキシ化物などがある。
エステル結合を有する化合物としては、フタル酸エステ
ル、リン酸エステル、セバシン酸エステル、アジピン酸
エステル、分子量1000〜3000のポリエステルが
挙げられる。
【0039】これら可塑剤成分を加える場合には、光架
橋前の固形版としての強度を十分ななものとする観点か
ら、全感光性樹脂組成物に対して10重量%が好まし
い。
【0040】本発明の感光性樹脂組成物の熱安定性を上
げる為に、公知の重合禁止剤を添加することもできる。
好ましい重合禁止剤としては、フェノール類、ハイドロ
キノン類、カテコール類などが挙げられる。これらの配
合量は、全感光性樹脂組成物に対して、0.001〜5
重量%の範囲で使用することが一般的である。
【0041】また、他の成分として、染料、顔料、界面
活性剤、消泡剤、紫外線吸収剤、香料などを添加するこ
とができる。
【0042】これら感光性樹脂組成物の形態は電子顕微
鏡により観察できる。感光性樹脂組成物に紫外線を照射
して光硬化した後に、厚み約200μmの薄膜切片にし
て、必要であればオスミウム染色やリンタングステン染
色を行い、透過型電子顕微鏡を使用して感光性樹脂組成
物の形態を観察することができる。
【0043】本発明の感光性樹脂組成物を製造する方法
としては、予め(A)水分散性ラテックスと(B)親水
性モノマーを混合したものを用意しておくのが好まし
い。この混合物は「水分散ラテックス」と(B)成分と
を混合し、乾燥機で脱水させることによって得られる。
このようにすることで、(A)成分に(B)成分が吸着
された状態になり、(A)成分の融着を防止することが
できる。
【0044】上記(A)成分と(B)成分の混合物に
(C)〜(F)成分を混練することにより、感光性樹脂
組成物を得ることができる。
【0045】混練設備としては、2軸押出機、単軸押出
機、ニーダー、バンバリーミキサーなどが挙げられるが
特に限定するものではない。
【0046】この感光性樹脂組成物を用いて、接着剤を
塗布した支持体に、押出機により溶融押し出しし、粘着
防止層を塗布したカバーフィルムを感光性樹脂層上に密
着させることで感光性フレキソ印刷版原版を得ることが
できる。また、支持体とカバーフィルムの間に感光性樹
脂組成物を挟み込み、加熱プレスなどで必要な厚さまで
押さえ込むことによっても感光性フレキソ印刷版原版を
得ることができる。支持体としてはスチール、ステンレ
ス、アルミニウムなどの金属やポリエステルなどのプラ
スチックシート、スチレン−ブタジエンゴムなどの合成
ゴムシートが好ましく使用される。
【0047】感光性樹脂層の厚みは0.1〜10mmの
厚さに形成することが好ましい。層厚を0.1mm以上
とすることで、フレキソ印刷版として用いるのに必要な
レリーフ深度が得られ、10mm以下とすることで、印
刷版の重量が抑えられ、取り扱いに実用上の不備が生じ
ることがない。
【0048】このようにして得られた感光性フレキソ印
刷版原版に印刷用のレリーフ像を形成するためには、ま
ず支持体側より、通常波長300〜400nmの光源、
例えば高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドラン
プ、キセノン灯、カーボンアーク灯、ケミカル灯により
紫外線を照射し、その後、カバーフィルムを剥離した感
光性樹脂層上にネガティブまたはポジティブの原画フィ
ルムを密着させ紫外線照射し、光重合によって光硬化を
行わせる。
【0049】次に、未重合部分を水使用のスプレー式現
像装置やブラシ式洗い出し機により溶出させることによ
り支持体上にレリーフ像を形成することができる。これ
を乾燥後、活性光線処理してフレキソ印刷版を得ること
ができる。
【0050】
【実施例】以下、本発明を実施例で詳細に説明する。
【0051】<水分散性ラテックス/親水性ポリマー混
合体−1の製造>“ラックスター”DM811(大日本
インキ化学(株)製、カルボキシ変性ブタジエンラテッ
クス、固形分濃度:50.5%):33.7重量部(固
形分で17重量部)と“Nipol”LX111NF
(日本ゼオン(株)製、ブタジエンラテックス、固形分
濃度:55%):14.5重量部(固形分で8重量
部)、(B)成分である“ライトアクリレート”P40
0A(共栄社化学(株)製、フェノキシポリエチレング
リコールアクリレート、365nmにおける屈折率:
1.502 HLB値:10.9):13重量部と“エ
ポキシエステル”80MFSA(共栄社化学(株)製、
グリセリンポリエーテルポリオールと無水コハク酸と2
−ヒドロキシエチルアクリレートの重縮合物、365n
mにおける屈折率:1.491 HLB値:17.
2):5重量部を混合して、120℃に加熱した乾燥機
で6時間乾燥し、水分を蒸発させて水分散性ラテックス
/親水性モノマー混合物−1を得た。
【0052】<粘着防止層付きカバーフィルム−1の作
成>“ゴーセノール”KH−17(日本合成化学(株)
製、鹸化度78〜82モル%の部分鹸化ポリ酢酸ビニ
ル)を水/エタノール=40/60(重量比)の混合溶
剤に固形分濃度:10重量%となるように80℃で溶解
し、塗工原液−1を調製した。“EC−776”(住友
スリーエム(株)製、アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体/フェノール樹脂=1/1の混合液、固形分濃
度:30%)をメチルエチルケトン/メチルイソブチル
ケトン=50/50(重量比)の混合溶剤に固形分濃
度:5重量%となるように30℃で溶解し、塗工原液−
2を調製した。膜厚100μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルムに、グラビアコーターで塗工原液−1を
用いて乾燥膜厚1μmとなるように塗布、120℃で3
0秒間乾燥させた。この上にグラビアコーターで塗工原
液−2を用いて乾燥膜厚0.2μmとなるように塗布、
120℃で30秒間乾燥し、粘着防止層付きカバーフィ
ルム−1を得た。
【0053】<実施例1>ポリアミド樹脂(ε−カプロ
ラクタム/ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の等モ
ル塩/α,−ジアミノプロピルポリオキシエチレン(数
平均分子量:1000)とアジピン酸の等モル塩=20
/20/60(重量比)の共重合ポリアミド):2重量
部、(D)成分である“Nipol”DN214(日本
ゼオン(株)製、部分架橋ニトリルゴム):13重量
部、“Nipol”1072(日本ゼオン(株)製、カ
ルボキシル化ニトリルゴム):0.45重量部および
“Nipol”1220L(日本ゼオン(株)製、ブタ
ジエンゴム):18重量部を150℃に加熱した200
mlの容量を持つラボニーダーミル((株)トーシン社
製)で5分間混練した。この後、“プラストロジン”J
(藤沢薬品工業(株)製、アミド系ゴム加工助剤):2
重量部、“プロノン”204(日本油脂(株)製、エチ
レングリコールとプロピレングリコールの共重合体):
0.5重量部、アクリル酸ステアリルエステル:2重量
部、(A)成分と(B)成分の混合体である上記水分散
性ラテックス/親水性モノマー混合体−1:43重量部
および(C)成分である“ライトエステル”BP−6E
M(共栄社化学(株)製、ビスフェノールとトリエチレ
ングリコールメタクリレートのジエステル化物、365
nmにおける屈折率:1.526 HLB値:8.
4):4重量部と“ライトアクリレート”S−A(共栄
社化学(株)製、ステアリルアクリレート、365nm
における屈折率:1.45 HLB値:0.1):3重
量部をラボニーダーミル中に投入し、さらに120℃で
10分間混練した。その後、(F)成分として“イルガ
キュア”651(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ
(株)製):0.5重量部、“イルガキュア”819
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製):0.
4重量部、紫外線吸収剤として“チヌビン”327(チ
バ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製):0.1重
量部、重合禁止剤としてハイドロキノンモノメチルエー
テル:0.3重量部を添加して5分間混練し、感光性樹
脂組成物−1を得た。
【0054】このようにして得られた感光性樹脂組成物
−1を、125μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムに予めポリエステル系接着剤を塗布した基板と、粘
着防止層付きカバーフィルム−1との間に挟み、110
℃に加熱したプレス機で感光性樹脂層の厚みが3mmに
なるようにプレスし、感光性フレキソ印刷版原版を得
た。
【0055】この感光性フレキソ印刷版原版を支持体側
から、JEM露光機(”TE−A3−SH”)により2
分間裏露光した。その後、カバーフィルムを剥がし、感
光性樹脂層上に、画像再現性評価用ネガフィルム(10
0線5%網点、直径400μm独立点、幅500μm細
線を持つ)を真空密着させ、同じケミカル灯でネガフィ
ルム側から10分間露光した。
【0056】露光終了後、ブラシ長20mmのナイロン
−6,10製ブラシ束を備えたブラシ台が設置さた“J
emFlex”JOW−A2−WFD(日本電子精機
(株)製、フレキソ用洗い出し機)で現像行った。現像
液には60℃の水を用いた。現像7分間で1300μm
のレリーフ像が形成された。その後60℃に加熱した乾
燥機で水分を除去した。その後、活性光線で後露光を行
い、フレキソ印刷版を得た。得られたフレキソ印刷版の
画像を評価した結果、100線5%網点、直径400μ
m独立点、幅500μm細線を再現されていた。この印
刷版を使用してフレキソ印刷機で水性インキを用いた印
刷試験を行ったところ、印刷枚数30万枚印刷した後で
もレリーフ部の欠け、削れもなくハイライト部からシャ
ドー部までくっきり再現した、画像の太りがなくシャー
プな刷り上がりの印刷物を得た。
【0057】<実施例2>実施例1において、感光性樹
脂組成物−1の(C)成分として“ライトアクリレー
ト”S−Aのかわりに“ライトアクリレート”L−A
(共栄社化学(株)製、ラウリルアクリレート HLB
値:2.7):3重量部を用いた以外は実施例1と全て
同様に感光性フレキソ印刷版原版を作成し、実施例1と
同様の評価を行った。100線5%網点、直径400μ
m独立点、幅500μm細線を再現されていた。この印
刷版を使用してフレキソ印刷機で水性インキを用いた印
刷試験を行ったところ、印刷枚数20万枚印刷した後で
もレリーフ部の欠け、削れもなくハイライト部からシャ
ドー部までくっきり再現した、画像の太りがなくシャー
プな刷り上がりの印刷物を得た。
【0058】<実施例3>実施例1において、感光性樹
脂組成物−1の(C)成分として“ライトアクリレー
ト”S−Aのかわりに“ライトアクリレート”NP−4
EA(共栄社化学(株)製、ノニルフェノールEO付加
物アクリレート HLB値:7.8):3重量部を用い
た以外は実施例1と全て同様に感光性フレキソ印刷版原
版を作成し、実施例1と同様の評価を行った。100線
5%網点、直径400μm独立点、幅500μm細線を
再現されていた。この印刷版を使用してフレキソ印刷機
で水性インキを用いた印刷試験を行ったところ、印刷枚
数30万枚印刷した後でもレリーフ部の欠け、削れもな
くハイライト部からシャドー部までくっきり再現した、
画像の太りがなくシャープな刷り上がりの印刷物を得
た。
【0059】<比較例1>実施例1において、感光性樹
脂組成物−1の(C)成分として“ライトアクリレー
ト”S−Aのかわりに親水性である“ライトアクリレー
ト”P400A(共栄社化学(株)製、フェノキシポリ
エチレングリコールアクリレート、365nmにおける
屈折率:1.502 HLB値:10.9):3重量部
を用いた以外は実施例1と全て同様に感光性フレキソ印
刷版原版を作成し、実施例1と同様の評価を行った。1
00線5%網点、直径400μm独立点、幅500μm
細線を再現されていた。この印刷版を使用してフレキソ
印刷機で水性インキを用いた印刷試験を行ったところ、
印刷枚数20万枚印刷した後でレリーフ部に削れが発生
していた。それによって画像に若干太りが見られる印刷
物となった。
【0060】<比較例2>実施例1において、感光性樹
脂組成物−1の(C)成分として“ライトアクリレー
ト”S−Aのかわりに親水性である“ライトアクリレー
ト”130A(共栄社化学(株)製、メトキシ−ポリエ
チレングリコールフェノキシアクリレートHLB値:1
6.4):3重量部を用いた以外は実施例1と全て同様
に感光性フレキソ印刷版原版を作成し、実施例1と同様
の評価を行った。100線5%網点、直径400μm独
立点、幅500μm細線を再現されていた。この印刷版
を使用してフレキソ印刷機で水性インキを用いた印刷試
験を行ったところ、印刷枚数10万枚印刷した後でレリ
ーフ部に削れが発生していた。それによって画像に若干
太りが見られる印刷物となった。
【0061】
【発明の効果】現像液中に界面活性剤やアルカリ金属塩
などの添加剤を加えることなく水現像でき、画像再現性
の良好な、特に微細な画像を形成することができるフレ
キソ版用感光性樹脂組成物を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/032 G03F 7/032 Fターム(参考) 2H025 AA04 AB02 AC01 AD01 BC14 BC32 BC42 BC81 CA01 CA27 CB11 CB54 FA03 FA17 2H096 AA02 BA05 BA20 EA02 GA08 LA16 4J011 PA54 PB40 PC08 4J026 AA06 AC10 AC11 AC12 AC17 BA26 BA28 BA30 DA03 DB06 DB36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)水分散性ラテックス、(B)エチレ
    ン性不飽和結合を有する親水性モノマー、(C)エチレ
    ン性不飽和結合を有する疎水性モノマー、(D)ゴムお
    よび(F)光重合開始剤を含有する感光性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(C)エチレン性不飽和結合を有する疎水
    性モノマーのHLB値が10以下であることを特徴とす
    る請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】支持体上に請求項1または2のいずれかに
    記載の感光性樹脂組成物からなる感光性樹脂層が形成さ
    れてなる感光性フレキソ印刷版原版。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の感光性フレキソ印刷版原
    版を露光、次いで現像してなるフレキソ印刷版。
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