JP2014063132A - フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物 - Google Patents
フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014063132A JP2014063132A JP2013110791A JP2013110791A JP2014063132A JP 2014063132 A JP2014063132 A JP 2014063132A JP 2013110791 A JP2013110791 A JP 2013110791A JP 2013110791 A JP2013110791 A JP 2013110791A JP 2014063132 A JP2014063132 A JP 2014063132A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- photosensitive resin
- component
- water
- flexographic printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N1/00—Printing plates or foils; Materials therefor
- B41N1/04—Printing plates or foils; Materials therefor metallic
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/027—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
- G03F7/032—Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds with binders
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L9/00—Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
- C08L9/02—Copolymers with acrylonitrile
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L9/00—Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
- C08L9/10—Latex
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
【課題】耐刷性及び175lpiの微細画像再現性をともに高度に満足する、水現像可能なフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)少なくとも2種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体、(B)ゴム、(C)光重合性化合物、(D)光重合開始剤、及び所望により(E)凝集防止剤を含有し、前記(A)成分と前記(B)成分との合計質量に対する前記(B)成分の質量比率が1〜7%の範囲であることを特徴とするフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。前記(A)成分のうち少なくとも1種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体と前記(B)成分のゴムとがそれぞれ共通の骨格構造を有することが好ましい。
【選択図】なし
【解決手段】(A)少なくとも2種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体、(B)ゴム、(C)光重合性化合物、(D)光重合開始剤、及び所望により(E)凝集防止剤を含有し、前記(A)成分と前記(B)成分との合計質量に対する前記(B)成分の質量比率が1〜7%の範囲であることを特徴とするフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。前記(A)成分のうち少なくとも1種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体と前記(B)成分のゴムとがそれぞれ共通の骨格構造を有することが好ましい。
【選択図】なし
Description
本発明は、耐刷性及び微細画像再現性をともに高度に満足する、水現像可能なフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物、及びそれによって得られるフレキソ印刷原版に関するものである。
フィルム、ラベル、封筒、段ボール、紙袋への印刷材料として、フレキソ印刷版が使用されている。フレキソ印刷版は、柔軟性を発現させるために、合成ゴム、ラテックス、スチレン−ブタジエンブロック共重合体等のエラストマーを主成分としており、これに光重合性化合物、光重合開始剤を配合した感光性樹脂組成物が多く提案されている。
フレキソ印刷原版は、基板上に感光性樹脂組成物からなる感光層を備えている。このような印刷原版は、原画フィルムを感光層に密着させ、原画フィルムを通じて活性光線を照射し、未硬化部を除去することでレリーフ部を作成するものである。最近では、この未硬化部の除去に水系現像液を使用するフレキソ印刷原版が上市されている。
水現像可能な感光性樹脂組成物としては、例えば特許文献1には、少なくとも2種類の水分散ラテックス、親水性重合体、光重合性化合物、光重合開始剤を含有する感光性樹脂組成物が開示されている。また、例えば特許文献2には、水分散ラテックス、光重合性モノマー、ゴム、光重合開始剤を含有する感光性樹脂組成物、特許文献3には、水分散ラテックス、ゴム、界面活性剤、光重合性モノマー光重合開始剤を含有する感光性樹脂組成物が開示されている。
しかしながら、特許文献1の感光性樹脂組成物は、機械的強度が不足し、印刷時の耐刷性が不足するという欠点があった。また、特許文献2、特許文献3の感光性樹脂組成物は、いずれも1種類の水分散ラテックスと合成ゴムから成り、微細画像再現性が劣るという欠点があった。
このように、従来の水現像可能な感光性樹脂組成物は、耐刷性、微細画像再現性のいずれも満足させるというものではなかった。
本発明は、かかる従来技術の問題を解消するためになされたものであり、その目的は、印刷時の耐刷性を十分に持ち、しかも微細画像再現性(175lpiの1%再現性)にも極めて優れる、水現像可能なフレキソ印刷原版用の感光性樹脂組成物、及びそれによって得られるフレキソ印刷原版を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、少なくとも2種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体とゴムを適切な割合で使用することによって、印刷版の耐刷性及び微細画像再現性がともに高く維持されることを見い出し、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、以下の(1)〜(6)の構成を有するものである。
(1)(A)少なくとも2種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体、(B)ゴム、(C)光重合性化合物、及び(D)光重合開始剤を含有し、前記(A)成分と前記(B)成分との合計質量に対する前記(B)成分の質量比率が1〜7%の範囲であることを特徴とするフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
(2)前記(A)成分のうち少なくとも1種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体と前記(B)成分のゴムとがそれぞれ共通の骨格構造を有することを特徴とする(1)に記載のフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
(3)(E)凝集防止剤をさらに含有することを特徴とする(1)または(2)に記載のフレキソ印刷原版。
(4)(1)〜(3)のいずれかに記載の感光性樹脂組成物からなる感光層の表面に、鹸化度が60〜99モル%の部分鹸化ポリ酢酸ビニルからなる層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
(5)(1)〜(3)のいずれかに記載の感光性樹脂組成物からなる感光層の表面に、水溶性セルロース誘導体からなる層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
(6)(1)〜(3)のいずれかに記載の感光性樹脂組成物からなる感光層の表面に、赤外アブレーション層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
(1)(A)少なくとも2種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体、(B)ゴム、(C)光重合性化合物、及び(D)光重合開始剤を含有し、前記(A)成分と前記(B)成分との合計質量に対する前記(B)成分の質量比率が1〜7%の範囲であることを特徴とするフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
(2)前記(A)成分のうち少なくとも1種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体と前記(B)成分のゴムとがそれぞれ共通の骨格構造を有することを特徴とする(1)に記載のフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
(3)(E)凝集防止剤をさらに含有することを特徴とする(1)または(2)に記載のフレキソ印刷原版。
(4)(1)〜(3)のいずれかに記載の感光性樹脂組成物からなる感光層の表面に、鹸化度が60〜99モル%の部分鹸化ポリ酢酸ビニルからなる層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
(5)(1)〜(3)のいずれかに記載の感光性樹脂組成物からなる感光層の表面に、水溶性セルロース誘導体からなる層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
(6)(1)〜(3)のいずれかに記載の感光性樹脂組成物からなる感光層の表面に、赤外アブレーション層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
本発明の感光性樹脂組成物によれば、耐刷性(機械的強伸度)と微細画像再現性(175lpiの1%再現)がともに優れた水現像性フレキソ印刷原版を得ることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明のフレキソ印刷原版は、(A)少なくとも2種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体、(B)ゴム、(C)光重合性化合物、(D)光重合開始剤、及び所望により(E)凝集防止剤を含有することを特徴とする。
本発明における(A)成分(水分散ラテックスから得られる疎水性重合体)は、水分散ラテックスより得られるものである。水分散ラテックスから得られる疎水性重合体は、重合体粒子を分散質として水中に分散したものである。(A)成分は、微細画像再現性を向上させるために、2種類以上用いることが必要である。(A)成分としては、具体的には、ポリブタジエンラテックス、天然ゴムラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ラテックス、ポリクロロプレンラテックス、ポリイソプレンラテックス、ポリウレタンラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体ラテックス、ビニルピリジン重合体ラテックス、ブチル重合体ラテックス、チオコール重合体ラテックス、アクリレート重合体ラテックスなどの水分散ラテックス重合体やこれらの重合体にアクリル酸やメタクリル酸などの他の成分を共重合して得られる重合体が挙げられる。この中でも、分子鎖中にブタジエン骨格またはイソプレン骨格を含有する水分散ラテックス重合体が、硬度やゴム弾性の点から好ましく用いられる。具体的には、ポリブタジエン(BR)ラテックス、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(NBR)ラテックスが好ましい。(A)成分の組成物中の配合量は、50〜90質量%が好ましい。50質量%未満では、印刷版としての強度が不足し、90質量%を超えると、水現像に時間を要するので好ましくない。
本発明における(B)成分(ゴム)は、感光性樹脂組成物にゴム弾性を付与するために用いられる。(B)成分としては、具体的には、ブタジエンゴム(BR)、ニトリルゴム(NBR)、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、スチレンイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレン−プロピレン共重合体、塩素化ポリエチレンなどが挙げられる。これらは単独で用いても良いし、2種以上を併合して用いてもよい。この中でも、ブタジエンゴム(BR)、ニトリルゴム(NBR)が好ましい。また、前記(A)成分の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体と(B)成分のゴムとがそれぞれ共通の骨格構造を有することが好ましい。これにより、感光性樹脂組成物の機械的強度が向上し、耐刷性を備えた印刷版を得ることができる。
感光性樹脂組成物中における(A)成分(水分散ラテックスから得られる疎水性重合体)と(B)成分(ゴム)との配合比率は、(A)成分と(B)成分との合計質量に対する(B)成分の質量の比率(B/(A+B)質量比率)で1〜7%の範囲であることが必要である。好ましくは1.5〜7%の範囲、より好ましくは2〜6%の範囲である。質量比率が上記範囲未満では、機械的強伸度が低下する。質量比率が上記範囲を超えると、150lpi及び175lpiの1%再現での微細画像再現性が不十分になる問題が生じる。
本発明における(C)成分(光重合性化合物)は、光重合性オリゴマーが好ましい。(C)成分の組成物中の配合量は、1〜50質量%が好ましい。1質量部未満ではレリーフが脆くなり、柔軟性を損ねる。50質量%を超えると、生版が柔らかくなり過ぎ、ハンドリング性が悪くなるので好ましくない。
本発明における(C)成分(光重合性化合物)は、光重合性オリゴマーと光重合性モノマーを含有することが好ましい。光重合性オリゴマーとは、共役ジエン系重合体の末端および/または側鎖にエチレン性不飽和基が結合した重合体であって、数平均分子量が1000以上、10000以下のものである。共役ジエン系エチレン性重合体を構成する共役ジエン系重合体は、共役ジエン不飽和化合物の単独重合体または共役ジエン不飽和化合物とモノエチレン性不飽和化合物との共重合体によって構成される。かかる共重合体としては、ブタジエン重合体、イソプレン重合体、クロロプレン重合体、スチレン−クロロプレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−イソプレン共重合体、メタクリル酸メチル−イソプレン共重合体、アクリロニトリル−イソプレン共重合体、メタクリル酸メチル−イソプレン共重合体、メタクリル酸メチル−クロロプレン共重合体、アクリル酸メチル−ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル−イソプレン共重合体、アクリル酸メチル−クロロプレン共重合体、アクリル酸メチル−クロロプレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−クロロプレン−スチレン共重合体等が挙げられる。これらのうち、ゴム弾性と光硬化性の点で、ブタジエン重合体、イソプレン重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体が好ましく、特に好ましくはブタジエン重合体、イソプレン重合体である。
光重合性モノマーは、少なくとも一種がアルキルメタクリレートであることが好ましい。特に炭素数8〜18の直鎖アルキルメタクリレートが好ましい。具体的には、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等のシクロアルキル(メタ)アクリレート、クロロエチル(メタ)アクリレート、クロロプロピル(メタ)アクリレート等のハロゲン化アルキル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチル(メタ)アクリレートなどのフェノキシアルキル(メタ)アクリレートなどを挙げることができ、特に好ましくはn−ラウリルメタクリレート、アルキル(C12〜13)メタクリレート、トリデシルメタクリレート、アルキル(C12〜15)メタクリレート等が挙げられる。これらアルキルメタクリレートの含有量は、1〜20質量%が好ましい。1質量%未満では、架橋密度が不足し、良好な画像再現性が得られない可能性がある。20質量%を超えると、レリーフが脆くなり、柔軟性を損ねるおそれがある。
本発明における(D)成分(光重合開始剤)は、光によって重合性の炭素−炭素不飽和基を重合させることができるものであれば、特に制限されない。なかでも、光吸収によって、自己分解や水素引き抜きによってラジカルを生成する機能を有するものが好ましく用いられる。具体的には、例えば、ベンゾインアルキルエーテル類、ベンゾフェノン類、アントラキノン類、ベンジル類、アセトフェノン類、ジアセチル類などが挙げられる。(D)成分の組成物中の配合量は、0.1〜10質量%が好ましい。0.1質量%未満では、開始効率が減少し、画像再現性が劣る。10質量%を超えると、感度が高くなり、露光時間のコントロールが困難になる。
本発明における(E)成分(凝集防止剤)は、ドープ調合時、特に親水性重合体投入後に起こるラテックス粒子間の急激な凝集、固液分離を防ぐために配合されることが好ましい。(E)成分の組成物中の配合量は、0.01〜10質量%が好ましく、特に好ましくは0.1〜2質量%である。0.01質量%未満では、親水性ポリマー投入後にラテックス粒子間の急激な凝集、固液分離を防ぐのに充分ではなく、10質量%を超えると、水およびアルコールに対してレリーフの膨潤が大きくなるので好ましくない。
凝集防止剤としては、ノニオン系界面活性剤が好ましく、特に炭素数が12〜15であり、HLB価が5付近であるものが好ましい。具体的には、分子構造中の親水基としては、ポリオキシエチレン、ポリオキシメチレン、ポリオキシプロピレン等のポリオキシアルキレン鎖構造が挙げられる。分子構造中の疎水基のタイプとしては、ノニルフェノール系、トリデシルアルコール系、ラウリルアルコール系、セカンダリーアルコール系、オキソアルコール系等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の感光性樹脂組成物には、柔軟性を付与するなどの目的で可塑剤を添加することができる。可塑剤の配合量は、0.1〜30質量%であることが好ましい。より好ましくは5〜20質量%である。0.1質量%未満の場合、感光性樹脂組成物に柔軟性を付与できる効果が小さい。30質量%を超えると、感光性樹脂組成物の強度に問題が生じてくる。
可塑剤としては、一般的に版材を柔軟化する性質を有するものであれば特に限定されるものではないが、他成分と相溶性が良好なものが好ましい。より好ましくは、液状ポリエン化合物やエステル結合を有する化合物である。室温で液状のポリエン化合物としては、液状のポリブタジエン、ポリイソプレン、さらにそれらの末端基あるいは側鎖を変性したマレイン化物、エポキシ化物などが挙げられる。エステル結合を有する化合物としては、フタル酸エステル、リン酸エステル、セバシン酸エステル、アジピン酸エステル、分子量1000〜3000のポリエステル等が挙げられる。
本発明の感光性樹脂組成物は、混練時の熱安定性を高める、貯蔵安定性を高めるなどの観点から、熱重合禁止剤(安定剤)を添加することができる。配合量は、0.001〜5質量%が一般的である。熱重合禁止剤としては、フェノール類、ハイドロキノン類、カテコール類のものなどを挙げることができる。
本発明の感光性樹脂組成物においては、本発明の効果を阻害しない範囲において、種々の特性向上を目的として、紫外線吸収剤、染料、顔料、消泡剤、香料などの他の成分を適宜添加することができる。
以上の配合によりなる本発明の感光性樹脂組成物は、少なくとも2種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体が微粒子状に存在していることが好ましく、その粒子径分布におけるピークが2つ以上あり、各ピークの粒径比が2倍以上であること、特に下限は約3倍以上、さらには5倍以上が望ましく、上限は20倍以下、さらには15倍以下が望ましい。なお、「微粒子状に存在している」とは、例えば、走査型プローブ顕微鏡SPMを用いて形態観察と位相分布評価を行って、独立した微粒子としての存在が確認できるということである。
次に、上述の本発明の感光性樹脂組成物を使用した水現像可能なフレキソ印刷原版について説明する。
本発明のフレキソ印刷原版は、本発明の感光性樹脂組成物よりなる感光層を有する。本発明の印刷原版は、使用時に、感光層の上にネガフィルムを密着させる、アナログ方式の印刷原版であってもよいし、予め感光層の上に化学線により融除可能な赤外アブレーション層が密着している、いわゆるCTP(Computer to plate)方式に含まれるLAM(Laser ablation mask)方式の印刷原版であってもよい。
アナログ方式の印刷原版は、支持体上に、感光層、粘着防止層、保護フィルムがこの順で積層されたものからなる。なお、アナログ方式の印刷原版は、使用時には、保護フィルムを剥がし、露出された粘着防止層の上に、予め画像が形成されているネガフィルムが密着される。
LAM方式の印刷原版は、支持体上に、感光層、保護層、赤外アブレーション層、保護フィルムがこの順で積層されたものからなる。LAM方式の印刷原版は、使用時には、保護フィルムを剥がし、赤外アブレーション層が露出される。赤外アブレーション層は、赤外線レーザーにより照射された部分を除去することが可能な層であり、それ自体は実用上のレベルで紫外線の透過を遮蔽できる機能を併せ持つ層であって、それに画像を形成することによりネガフィルムとしての役割をすることができるものである。
支持体は、寸法安定性に優れたポリエチレンテレフタレートフィルムが特に好ましい。支持体の厚みは、機械的特性、形状安定化あるいは印刷版製版時の取り扱い性等から、50〜350μm、好ましくは100〜250μmが望ましい。また、必要により、支持体と感光層との接着性を向上させるために、それらの間に接着剤を設けても良い。
粘着防止層は、水系現像液で除去可能であれば特に制限されず、水に可溶性または不溶性のいずれのポリマーも使用して構成することができる。水に不溶性のポリマーでも物理的にブラシでこすることにより除去され現像可能であるが、現像時間短縮のためには水に可溶性のポリマーが好ましい。このようなポリマーとしては、例えば部分鹸化ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、水溶性セルロース誘導体(特にヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレート)、ポリアクリル酸、ポリエチレンオキシド、アルキルセルロース可溶性ポリアミド、ポリブチラール、ブチルゴム、NBRゴム、アクリルゴム、スチレン―ブタジエンゴム、ラテックス、可溶性ポリエステルが挙げられる。これらのポリマーは、一種類の使用に限定されず、二種類以上のポリマーを組み合わせて使用することもできる。中でも、水現像性、粘着防止性、画像再現性の面から、鹸化度が60〜99モル%の部分鹸化ポリ酢酸ビニル、水溶性セルロース誘導体が好ましい。
赤外アブレーション層は、化学線に関して2.0以上の光学濃度であることが好ましく、2.2〜2.5がより好ましい。赤外アブレーション層の厚みは、0.5〜5.0μmが好ましく、1.0〜2.0μmがより好ましい。0.5μm未満では、高い塗工技術を必要とし、一定以上の光学濃度を得ることができない可能性がある。また、5.0μmを超えると、赤外アブレーション層の蒸発に高いエネルギーを必要とし、コスト的に不利である。赤外アブレーション層は、バインダー、赤外線レーザーを吸収し熱に変換する機能と紫外光を遮断する機能を有する材料から構成される。上記バインダーとしては、特に限定されないが、極性を持つ共重合ポリアミドが好ましく用いられる。赤外線吸収機能と紫外光遮断機能を有する材料としては、光熱変換率および、経済性、取り扱い性の面から、カーボンブラックが特に好ましい。赤外線吸収機能と紫外光遮断機能を有する材料は、前記光学濃度と層厚を達成できる濃度で適宜用いられるが、一般的には赤外アブレーション層の総質量に対して1〜60質量%、好ましくは10〜50質量%である。1質量%未満では、光学濃度が2.0未満となり、赤外線吸収機能と紫外光遮断機能を示さなくなるおそれがある。また、60質量%を超えると、バインダーなどの他成分が不足して、皮膜形成性が低下するおそれがある。
保護フィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルムを挙げることができる。しかしながら、このような保護フィルムは絶対に必要というものではない。
次に実施例および比較例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
感光性樹脂組成物の作成
(B)成分であるBRゴム(Nippol BR1220 日本ゼオン(株)製)1.3質量部、トルエン80質量部を60℃で加熱し、ゴム溶解液を作成した。これを室温まで放冷し、(A)成分であるブタジエンラテックス(Nipol LX111NF、不揮発分55%、日本ゼオン(株)製)76.4質量部、アクリロニトリル−ブタジエンラテックス(Nipol SX1503、不揮発分43%、日本ゼオン(株)製)27.9質量部、(C)成分であるオリゴブタジエンアクリレート(ABU−4S、共栄社化学(株)製)15質量部、ラウリルメタクリレート(ライトエステルL、共栄社化学(株)製)7.5質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート(ライトエステルTMP、共栄社化学(株)製)7.5質量部、(D)成分である光重合開始剤(イルガキュア651)1質量部、(E)成分である凝集防止剤(ノニオンTA−405 日油(株)製)1質量部、その他成分として、親水性重合体(PFT−3、不揮発分25%、共栄社化学(株)製)20質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.03質量部を容器中で混合し、ドープを作成した。ドープを加圧ニーダーに投入して、80℃でトルエンと水を減圧除去した。
感光性樹脂組成物の作成
(B)成分であるBRゴム(Nippol BR1220 日本ゼオン(株)製)1.3質量部、トルエン80質量部を60℃で加熱し、ゴム溶解液を作成した。これを室温まで放冷し、(A)成分であるブタジエンラテックス(Nipol LX111NF、不揮発分55%、日本ゼオン(株)製)76.4質量部、アクリロニトリル−ブタジエンラテックス(Nipol SX1503、不揮発分43%、日本ゼオン(株)製)27.9質量部、(C)成分であるオリゴブタジエンアクリレート(ABU−4S、共栄社化学(株)製)15質量部、ラウリルメタクリレート(ライトエステルL、共栄社化学(株)製)7.5質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート(ライトエステルTMP、共栄社化学(株)製)7.5質量部、(D)成分である光重合開始剤(イルガキュア651)1質量部、(E)成分である凝集防止剤(ノニオンTA−405 日油(株)製)1質量部、その他成分として、親水性重合体(PFT−3、不揮発分25%、共栄社化学(株)製)20質量部、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.03質量部を容器中で混合し、ドープを作成した。ドープを加圧ニーダーに投入して、80℃でトルエンと水を減圧除去した。
フレキソ印刷原版の作成
カーボンブラック分散液(オリエント化学工業(株)製、AMBK−8)、共重合ポリアミド(PA223、東洋紡績(株)製)、プロピレングリコール、メタノールを45/5/5/45の質量割合で混合し、赤外アブレーション層塗工液を得た。PETフィルム(東洋紡績(株)、E5000、厚さ100μm)の両面に離型処理を施した後、乾燥後の塗膜の厚みが1.6μmとなるようにバーコーターで赤外アブレーション層塗工液を塗工し、120℃×5分乾燥してフィルム積層体(I)を得た。光学濃度は2.3であった。光学濃度は白黒透過濃度計DM−520(大日本スクリーン製造(株))によって測定した。低ケン化度ポリビニルアルコール(KH20、日本合成(株)製)と可塑剤(サンフレックスSE270、三洋化成工業製、脂肪族多価アルコール系ポリエーテルポリオール、固形分濃度85%)とNBRラテックス(SX1503A、日本ゼオン(株)製、固形分濃度42%)を、50/20/30の質量割合で混合し、保護層塗工液を得た。フィルム積層体(I)上に、乾燥後の塗膜の厚みが2.0μmとなるようにバーコーターで保護層塗工液を塗工し、120℃×5分乾燥してフィルム積層体(II)を得た。共重合ポリエステル系接着剤を塗工したPETフィルム支持体(東洋紡績(株)、E5000、厚さ125μm)上に上記感光性樹脂組成物を配置し、その上からフィルム積層体(II)を重ね合わせた。ヒートプレス機を用いて100℃でラミネートし、PET支持体、接着層、感光層、保護層、赤外アブレーション層および保護フィルムからなるフレキソ印刷原版を得た。版の総厚は1.70mmであった。
カーボンブラック分散液(オリエント化学工業(株)製、AMBK−8)、共重合ポリアミド(PA223、東洋紡績(株)製)、プロピレングリコール、メタノールを45/5/5/45の質量割合で混合し、赤外アブレーション層塗工液を得た。PETフィルム(東洋紡績(株)、E5000、厚さ100μm)の両面に離型処理を施した後、乾燥後の塗膜の厚みが1.6μmとなるようにバーコーターで赤外アブレーション層塗工液を塗工し、120℃×5分乾燥してフィルム積層体(I)を得た。光学濃度は2.3であった。光学濃度は白黒透過濃度計DM−520(大日本スクリーン製造(株))によって測定した。低ケン化度ポリビニルアルコール(KH20、日本合成(株)製)と可塑剤(サンフレックスSE270、三洋化成工業製、脂肪族多価アルコール系ポリエーテルポリオール、固形分濃度85%)とNBRラテックス(SX1503A、日本ゼオン(株)製、固形分濃度42%)を、50/20/30の質量割合で混合し、保護層塗工液を得た。フィルム積層体(I)上に、乾燥後の塗膜の厚みが2.0μmとなるようにバーコーターで保護層塗工液を塗工し、120℃×5分乾燥してフィルム積層体(II)を得た。共重合ポリエステル系接着剤を塗工したPETフィルム支持体(東洋紡績(株)、E5000、厚さ125μm)上に上記感光性樹脂組成物を配置し、その上からフィルム積層体(II)を重ね合わせた。ヒートプレス機を用いて100℃でラミネートし、PET支持体、接着層、感光層、保護層、赤外アブレーション層および保護フィルムからなるフレキソ印刷原版を得た。版の総厚は1.70mmであった。
フレキソ印刷原版からの印刷版の作成
印刷原版のPET支持体側から化学線(光源Philips10R、365nmにおける照度8mW/cm2)を1分間照射した。続いて、保護フィルムを剥離した。この版を、Esko CDI SPARK2530に巻き付け、画像形成を行った。アブレーション後、版を取り出し平面に戻し、化学線(光源Philips10R、365nmにおける照度8mW/cm2)を7分照射した。その後、A&V(株)製現像機(Stuck System)で、40℃で8分現像を行った。現像液には、Coop粉せっけん(Coop製)を1%添加した水道水を使用した。現像後、60℃で10分乾燥し、化学線を10分間照射し、最後に表面粘着性を除去するために殺菌灯を5分間照射した。
印刷原版のPET支持体側から化学線(光源Philips10R、365nmにおける照度8mW/cm2)を1分間照射した。続いて、保護フィルムを剥離した。この版を、Esko CDI SPARK2530に巻き付け、画像形成を行った。アブレーション後、版を取り出し平面に戻し、化学線(光源Philips10R、365nmにおける照度8mW/cm2)を7分照射した。その後、A&V(株)製現像機(Stuck System)で、40℃で8分現像を行った。現像液には、Coop粉せっけん(Coop製)を1%添加した水道水を使用した。現像後、60℃で10分乾燥し、化学線を10分間照射し、最後に表面粘着性を除去するために殺菌灯を5分間照射した。
(実施例2〜10、比較例1〜3)
感光性樹脂組成物の組成および配合比を表1の記載の通りとした以外は、実施例1と同様にして印刷版を作成した。
感光性樹脂組成物の組成および配合比を表1の記載の通りとした以外は、実施例1と同様にして印刷版を作成した。
以下の評価方法に基づいて、ドープ安定性、感光性樹脂組成物の機械的強伸度、印刷版の微細画像再現性を評価した。
(1)ドープ安定性の評価
ニーダー投入前に、調合直後のドープ状態を目視により観察した。
均一であれば○、一部に凝集、固液分離が見られた場合は△、急激な凝集、固液分離が見られた場合は×とした。
(2)感光性樹脂組成物の機械的強伸度
厚み1mmにヒートプレスした感光性樹脂組成物を光硬化させたのち、金型で抜き取り、テンシロン(クロスヘッド100kg使用)の引っ張り試験により、試験速度200mm/分で測定した伸度と強度を掛け合わせた(kg%/mm2)。
200以上を◎、150以上200未満を○、150未満を×とした。
(3)印刷版の微細画像再現性
得られた印刷版に対して150lpi 2%、175lpi 2%、150lpi 1%、175lpi 1%のそれぞれの網点再現性をルーペで観察した。
95%以上の再現を確認できた場合は◎、90%以上95%未満の再現を確認できた場合は○、90%未満しか確認できなかった場合は×として表示した。
(1)ドープ安定性の評価
ニーダー投入前に、調合直後のドープ状態を目視により観察した。
均一であれば○、一部に凝集、固液分離が見られた場合は△、急激な凝集、固液分離が見られた場合は×とした。
(2)感光性樹脂組成物の機械的強伸度
厚み1mmにヒートプレスした感光性樹脂組成物を光硬化させたのち、金型で抜き取り、テンシロン(クロスヘッド100kg使用)の引っ張り試験により、試験速度200mm/分で測定した伸度と強度を掛け合わせた(kg%/mm2)。
200以上を◎、150以上200未満を○、150未満を×とした。
(3)印刷版の微細画像再現性
得られた印刷版に対して150lpi 2%、175lpi 2%、150lpi 1%、175lpi 1%のそれぞれの網点再現性をルーペで観察した。
95%以上の再現を確認できた場合は◎、90%以上95%未満の再現を確認できた場合は○、90%未満しか確認できなかった場合は×として表示した。
実施例1〜10及び比較例1〜3の感光性樹脂組成物の組成(質量部)及び印刷版の評価結果を表1に示す。
本発明の感光性樹脂組成物によれば、耐刷性と微細画像再現性がともに高度に優れた水現像性フレキソ印刷原版を提供することができる。
Claims (6)
- (A)少なくとも2種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体、(B)ゴム、(C)光重合性化合物、及び(D)光重合開始剤を含有し、前記(A)成分と前記(B)成分との合計質量に対する前記(B)成分の質量比率が1〜7%の範囲であることを特徴とするフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
- 前記(A)成分のうち少なくとも1種類の水分散ラテックスから得られる疎水性重合体と前記(B)成分のゴムとがそれぞれ共通の骨格構造を有することを特徴とする請求項1に記載のフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物。
- (E)凝集防止剤をさらに含有することを特徴とする請求項1または2に記載のフレキソ印刷原版。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の感光性樹脂組成物からなる感光層の表面に、鹸化度が60〜99モル%の部分鹸化ポリ酢酸ビニルからなる層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の感光性樹脂組成物からなる感光層の表面に、水溶性セルロース誘導体からなる層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の感光性樹脂組成物からなる感光層の表面に、赤外アブレーション層を設けたことを特徴とするフレキソ印刷原版。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013110791A JP5360326B1 (ja) | 2012-08-29 | 2013-05-27 | フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物 |
PCT/JP2013/065532 WO2014034213A1 (ja) | 2012-08-29 | 2013-06-05 | フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物 |
ES13831996.7T ES2617805T3 (es) | 2012-08-29 | 2013-06-05 | Composición de resina fotosensible para una plancha original de impresión flexográfica |
US14/415,391 US20150165808A1 (en) | 2012-08-29 | 2013-06-05 | Photosensitive resin composition for flexographic printing original plate |
CN201380042735.4A CN104583868B (zh) | 2012-08-29 | 2013-06-05 | 用于柔版印刷原板的光敏树脂组合物 |
EP13831996.7A EP2894515B1 (en) | 2012-08-29 | 2013-06-05 | Photosensitive resin composition for flexographic printing original plate |
PL13831996T PL2894515T3 (pl) | 2012-08-29 | 2013-06-05 | Światłoczuła kompozycja żywicowa na pierwotną formę do druku fleksograficznego |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012188298 | 2012-08-29 | ||
JP2012188298 | 2012-08-29 | ||
JP2013110791A JP5360326B1 (ja) | 2012-08-29 | 2013-05-27 | フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5360326B1 JP5360326B1 (ja) | 2013-12-04 |
JP2014063132A true JP2014063132A (ja) | 2014-04-10 |
Family
ID=49850296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013110791A Active JP5360326B1 (ja) | 2012-08-29 | 2013-05-27 | フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20150165808A1 (ja) |
EP (1) | EP2894515B1 (ja) |
JP (1) | JP5360326B1 (ja) |
CN (1) | CN104583868B (ja) |
ES (1) | ES2617805T3 (ja) |
PL (1) | PL2894515T3 (ja) |
WO (1) | WO2014034213A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018169526A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 住友理工株式会社 | 感光性組成物および印刷版原版 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020170691A1 (ja) | 2019-02-21 | 2020-08-27 | 東洋紡株式会社 | 水現像可能な感光性樹脂印刷原版 |
US20230145446A1 (en) | 2020-03-26 | 2023-05-11 | Toyobo Co., Ltd. | Light-sensitive resin original printing plate for letterpress printing |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000155417A (ja) * | 1998-06-26 | 2000-06-06 | Toray Ind Inc | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂組成物の製造方法および印刷版材 |
JP2003287887A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-10 | Toray Ind Inc | 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性フレキソ印刷版原版およびフレキソ印刷版 |
JP2004170597A (ja) * | 2002-11-19 | 2004-06-17 | Toyobo Co Ltd | 感光性印刷用原版 |
WO2004090638A1 (ja) * | 2003-04-07 | 2004-10-21 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | 感光性樹脂組成物、それを用いた感光層および感光性樹脂印刷用原版 |
JP2004295120A (ja) * | 2003-03-13 | 2004-10-21 | Toray Ind Inc | 感光性樹脂積層体およびそれを用いた印刷版材 |
JP2005010252A (ja) * | 2003-06-17 | 2005-01-13 | Toray Ind Inc | 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性フレキソ印刷版原版およびフレキソ印刷版 |
JP2005062711A (ja) * | 2003-08-20 | 2005-03-10 | Toyobo Co Ltd | 感光性樹脂組成物およびそれを用いた感光性樹脂印刷用原版 |
JP2005257727A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Toray Ind Inc | 感光性樹脂組成物、それを用いた感光性フレキソ印刷版原版およびフレキソ印刷版 |
JP2011203453A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Tokai Rubber Ind Ltd | 感光性樹脂組成物、印刷版原版およびフレキソ印刷版 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6197479B1 (en) * | 1998-06-26 | 2001-03-06 | Toray Industries, Inc. | Photosensitive resin composition, method for producing photosensitive resin composition, and printing plate material |
JP2006003570A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 印刷版製造用感光性組成物、並びに、これを用いた感光性印刷原版積層体および印刷版 |
EP1757981B1 (en) * | 2005-08-26 | 2009-10-14 | Agfa Graphics N.V. | Photopolymer printing plate precursor |
US8991312B2 (en) * | 2008-05-23 | 2015-03-31 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Flexographic printing original plate |
JP2009298104A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Toyobo Co Ltd | レーザー彫刻可能なフレキソ印刷原版 |
JP4258786B1 (ja) * | 2008-06-18 | 2009-04-30 | 東洋紡績株式会社 | レーザー彫刻可能なフレキソ印刷原版 |
PL2461215T3 (pl) * | 2009-07-30 | 2018-02-28 | Toyobo Co., Ltd. | Fleksograficzna pierwotna płyta drukowa |
JP5537980B2 (ja) * | 2010-02-12 | 2014-07-02 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版及びその製版方法 |
JP5710961B2 (ja) * | 2010-12-24 | 2015-04-30 | 住友理工株式会社 | フレキソ印刷版原版 |
US9005884B2 (en) * | 2011-02-16 | 2015-04-14 | Toyobo Co., Ltd. | Developer composition for printing plate, developer and method for manufacturing printing plate |
-
2013
- 2013-05-27 JP JP2013110791A patent/JP5360326B1/ja active Active
- 2013-06-05 CN CN201380042735.4A patent/CN104583868B/zh active Active
- 2013-06-05 US US14/415,391 patent/US20150165808A1/en not_active Abandoned
- 2013-06-05 EP EP13831996.7A patent/EP2894515B1/en active Active
- 2013-06-05 ES ES13831996.7T patent/ES2617805T3/es active Active
- 2013-06-05 PL PL13831996T patent/PL2894515T3/pl unknown
- 2013-06-05 WO PCT/JP2013/065532 patent/WO2014034213A1/ja active Application Filing
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000155417A (ja) * | 1998-06-26 | 2000-06-06 | Toray Ind Inc | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂組成物の製造方法および印刷版材 |
JP2003287887A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-10 | Toray Ind Inc | 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性フレキソ印刷版原版およびフレキソ印刷版 |
JP2004170597A (ja) * | 2002-11-19 | 2004-06-17 | Toyobo Co Ltd | 感光性印刷用原版 |
JP2004295120A (ja) * | 2003-03-13 | 2004-10-21 | Toray Ind Inc | 感光性樹脂積層体およびそれを用いた印刷版材 |
WO2004090638A1 (ja) * | 2003-04-07 | 2004-10-21 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | 感光性樹脂組成物、それを用いた感光層および感光性樹脂印刷用原版 |
JP2005010252A (ja) * | 2003-06-17 | 2005-01-13 | Toray Ind Inc | 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性フレキソ印刷版原版およびフレキソ印刷版 |
JP2005062711A (ja) * | 2003-08-20 | 2005-03-10 | Toyobo Co Ltd | 感光性樹脂組成物およびそれを用いた感光性樹脂印刷用原版 |
JP2005257727A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Toray Ind Inc | 感光性樹脂組成物、それを用いた感光性フレキソ印刷版原版およびフレキソ印刷版 |
JP2011203453A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Tokai Rubber Ind Ltd | 感光性樹脂組成物、印刷版原版およびフレキソ印刷版 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018169526A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 住友理工株式会社 | 感光性組成物および印刷版原版 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2894515A4 (en) | 2016-02-17 |
EP2894515B1 (en) | 2017-02-22 |
JP5360326B1 (ja) | 2013-12-04 |
ES2617805T3 (es) | 2017-06-19 |
US20150165808A1 (en) | 2015-06-18 |
CN104583868B (zh) | 2019-02-12 |
PL2894515T3 (pl) | 2017-08-31 |
EP2894515A1 (en) | 2015-07-15 |
CN104583868A (zh) | 2015-04-29 |
WO2014034213A1 (ja) | 2014-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5325823B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、印刷版原版およびフレキソ印刷版 | |
JP5334996B2 (ja) | アブレーション層、感光性樹脂構成体、当該感光性樹脂構成体を用いた凸版印刷版の製造方法 | |
JP6079625B2 (ja) | Ctpフレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物およびそれから得られる印刷原版 | |
US7645563B2 (en) | Photosensitive resin composition, photosensitive layer using the same and photosensitive resin printing original plate | |
JP4258786B1 (ja) | レーザー彫刻可能なフレキソ印刷原版 | |
JP5360326B1 (ja) | フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物 | |
JP6238100B2 (ja) | フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物 | |
JP2008250055A (ja) | 感光性樹脂組成物及びそれを用いた感光性樹脂印刷原版 | |
JP2009298103A (ja) | レーザー彫刻可能なフレキソ印刷原版 | |
JP5228572B2 (ja) | レーザー彫刻可能なフレキソ印刷原版 | |
JPWO2008120468A1 (ja) | フレキソ印刷用感光性樹脂組成物 | |
JP6051920B2 (ja) | フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物及びフレキソ印刷原版 | |
JP2009006601A (ja) | レーザー彫刻可能な印刷原版用樹脂組成物、及びかかる組成物から得られるレーザー彫刻可能な印刷原版 | |
JP2008246913A (ja) | レーザー彫刻可能な印刷原版 | |
JP6299073B2 (ja) | フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物 | |
JP2009298104A (ja) | レーザー彫刻可能なフレキソ印刷原版 | |
JP2005010252A (ja) | 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性フレキソ印刷版原版およびフレキソ印刷版 | |
JP2004170597A (ja) | 感光性印刷用原版 | |
JP5401840B2 (ja) | レーザー彫刻可能なフレキソ印刷原版 | |
JP2008162203A (ja) | 感光性樹脂組成物およびそれから得られるレーザー彫刻用感光性樹脂原版 | |
JP2010023492A (ja) | レーザー彫刻可能な印刷原版用樹脂組成物、及びかかる組成物から得られるレーザー彫刻可能な印刷原版 | |
JP2008216842A (ja) | 感光性樹脂原版 | |
JP2010256860A (ja) | フレキソ印刷用感光性樹脂組成物及びそれから得られる印刷用原版 | |
JP2004004628A (ja) | 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性フレキソ印刷版原版およびフレキソ印刷版 | |
JP2006142757A (ja) | 標識板用感光性樹脂積層体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5360326 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |