JP7365388B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
この照明器具は、なんらかの理由で商用電源からの電力供給が停止され光源ユニットが点灯できない非常時に、非常用電源である蓄電池を電源として非常用光源ユニットを点灯させる。
常用時には、光源ユニットしか点灯しないので、長手方向に非常用光源ユニットを配置した場合、器具本体の長手方向の長さに対して発光面積が少なくなる。また、器具長さを常用灯器具と同じ長さにすると、長手方向に非常用光源ユニットを配置した場合は光源ユニットを短くしなくてはならない。
長尺状の光源ユニットと、
被取付部に設置されるとともに前記光源ユニットが着脱自在に取り付けられる長尺状の器具本体と、
前記器具本体に取り付けられた前記光源ユニットの側方に、前記光源ユニットの長手方向と交わる向きに前記光源ユニットから離れて配置されている電装品と、
前記器具本体に取り付けられた前記光源ユニットの側方に、前記光源ユニットの長手方向と交わる向きに前記光源ユニットから離れて配置されており、かつ、前記電装品よりも、前記光源ユニットの長手方向における前記光源ユニットの一端の側に配置される点検スイッチと、
を備える。
<***構成の説明***>
図1~図19を参照して実施の形態1における照明装置の構成について説明を行なう。本実施の形態では、本発明に係る照明装置の一例として、天井などの被取付部に取り付けられる、トラフ型の照明装置1について説明する。実施の形態1で説明する照明装置1は、図1のように長尺状である。
以下の実施の形態では、図1に示すように、照明装置1において、長手方向をX、短手方向をYと決め、長手方向X、短手方向Yのように記す。また、長手方向Xに直交し、かつ、光源ユニット10から器具本体100に向かう方向をZ1方向、その反対方向をZ2方向とする。また、長手方向Xにおいて、非常用光源ユニット200のレンズ223から引き棒252に向かう方向を方向X1とし、その反対方向をX2とする。以下に説明する光源ユニット10及び器具本体100も長尺状であり、長手方向X等は照明装置1と同様とする。
図1~図3のように、照明装置1は、長尺状に形成された光源ユニット10と、器具本体100と、非常用光源ユニット200とを備えている。器具本体100は本体凹部110を有する。本体凹部110は、被取付部に当接するように設置され、光源ユニット10の一部が収容されると共に光源ユニット10が脱着可能に取り付けられた長尺状である。非常用光源ユニット200は、本体凹部110の短手方向Yで本体凹部110に隣接して配置された収容部2000、収容部2000に収容された蓄電池240を有する。後述のように収容部2000は、ユニット化粧部212と底面配置部211aとによって構成される。
図5~図7を参照して、光源ユニット10を説明する。なお、図6では連結具15、点灯装置16を省略している。光源ユニット10は、発光体11、フレーム12、カバー13、光源蓋部14、連結具15、点灯装置16を備えている。
(1)発光体11は、複数の発光素子11aと複数の発光素子11aが実装されている基板11bとからなる。この実施の形態では、発光素子11aはLEDである。なお発光素子11aはLEDに限らず、有機ELあるいはレーザなどの発光素子でもよい。発光体11は発光モジュールと呼ばれる場合もあり、発光素子にLEDを用いる場合はLEDモジュールと呼ばれる場合がある。
(2)フレーム12は、発光体11が取り付けられる。
(3)カバー13は、フレーム12に発光体11を覆うように取り付けられると共に、発光体11から照射される光を拡散制御する。
(4)光源蓋部14は、カバー13の長手方向端部を覆う。
(5)連結具15が器具本体100に配置されたバネ140と連結することで、光源ユニット10が器具本体100に固定される。
(6)点灯装置16は、発光体11を点灯させる。
(1)円弧部13aは、長手方向Xを法線方向とする切断面の断面において、発光体11を覆うように円弧状に形成されている。
(2)把持部13bは、円弧部13aの両端から凹み形状に起立して形成されており、作業者が光源ユニット10を器具本体100に着脱する際に作業者に把持される。
(3)係合部13cは、略コの字状であり、把持部13bの端部に形成されており、フレーム側面部12bに係合する。カバー13は長尺に形成されており、円弧部13a、把持部13b、係合部13cの各部が、長手方向Xに連続して形成されている。
図4のように、器具本体100は、長尺状に形成されており長手方向Xを法線方向とする切断面の断面が凹形状をした本体凹部110と、本体凹部110の短手方向Yにおいて、本体凹部110に隣接して設けられた非常用光源ユニット200を有している。
図8、図10~図17を参照して非常用光源ユニット200を説明する。非常用光源ユニット200は、ユニット外郭部210、非常用光源部220、非常用点灯装置230、蓄電池240、点検スイッチ250を備えている。ユニット外郭部210は、略直方体形状であり外郭をなす。非常用光源部220は、ユニット外郭部210の内側に収容され、非常用光源の機能を果たす。また、図示しないが、非常用光源ユニット200は、蓄電池240が正常に充電されているかどうか表示するモニタ用ランプを備えている。なお、蓄電池240を示すために図8では蓄電池240の蓄電池本体241が蓄電池用開口217から飛び出している状態を示しているが、照明装置1の使用状態では蓄電池本体241は図4のように収容部2000に収容されている。
図17は器具本体及び非常用光源ユニットの配線図である。図17は、図8のK方向矢視に相当し、ユニット化粧部212が外された状態であり、レンズ223、光源おさえ223a等が露出しており、また器具本体100の第一の側面部112、第二の側面部113を途中で切断している。図17のように、非常用点灯装置230には、非常用光源ユニット200が本体凹部110の側方に配置された状態において、電線用開口216を介して、端子台130から電線300が引き込まれている。電線300は、端子台130と接続して電力の供給をうける電線である。また、装置側接続部232は、ユニット外郭部210の外側に配置されている。
蓄電池保持部材243は、蓄電池保持部材243の開口243aが、蓄電池用開口217と連通位置にあるように配置されている。蓄電池240は、非常用光源ユニット200が本体凹部110に配置された状態において、蓄電池用開口217を介して出し入れ可能に電池保持部材243の内側に収容される。なお蓄電池240は、長手方向Xにおいて端子台130とともに電源孔111aを挟む位置で、収容部2000の内部に収容されている。また、図17のように、蓄電池側接続部242の蓄電池側コネクタ242bは、蓄電池用開口217を介して、ユニット外郭部210の外側になるように配置されている。
図13~図16を参照して、非常用光源ユニット200の本体凹部110への取付機構に関して説明を行う。
(1)はじめに、図13のように、作業者は、非常用光源ユニット200のユニット底面部211の底面取付部211bを、本体凹部110の本体底面部111に当接させる。このとき、作業者は、本体底面部111の電源孔111aと底面電源孔211baとが連通するように非常用光源ユニット200を配置する。底面取付部211bは、本体底面部111の短手方向Yにおける長さと略同等に形成されている。よって、底面取付部211bは、本体底面部111の短手方向Yの略全長において、本体底面部111と当接する。
(2)次に、作業者は、ユニット底面部211の第一固定孔211bb、第二固定孔211bcを、本体凹部110の第一器具側固定孔111bb、第二器具側固定孔111bcに連通させて、連通した状態で、その4箇所を取付部材(ネジ、リベットなど)で非常用光源ユニット200を本体底面部111に取り付ける。これにより、非常用光源ユニット200は本体底面部111に固定される。この実施の形態では取付部材としてネジ501を用いている(図16)。この取付け状態では、底面取付部211bは本体底面部111に当接している状態となっている。
(1)本体底面部111の短手方向Yの略全長において、底面取付部211bは本体底面部111に当接している。
(2)本体底面部111の短手方向Yにおいて非常用光源部220の光軸220a(図16)よりも遠くに位置する第二の側面部113側の第一固定孔211bbで、非常用光源ユニット200の底面取付部211bが本体底面部111に固定される。
(3)図16のように、本体底面部111の短手方向Yにおいて、非常用光源部220の光軸220aと第一固定孔211bbとの間である第二固定孔211bcで、底面取付部211bが本体底面部111に固定される。
上記(2)では、本体底面部111の短手方向Yにおける第二の側面部113側で底面取付部211bを固定している。これにより、非常用光源ユニット200の重量により、ユニット底面部211の第二の側面部113がZ1方向(図16)へ浮き上がるのを抑制し、非常用光源ユニット200がZ2方向へ垂れ下がる抑制している。
上記(3)は、本体底面部111の短手方向Yにおける第一の側面部112側で固定している。これにより、保管状況や振動などによりユニット底面部211が変形し非常用光源ユニット200がZ1方向へ浮き上がるのを抑制している。
上記(1)~(3)から非常用光源ユニット200の装着に伴う本体凹部110の変形を防止できる。
器具本体100の配線に関して図17を用いて説明を行う。器具本体100は、本体凹部110の第一の側面部112の短手方向Yの側方に隣接するように、非常用光源ユニット200が配置されている。端子台130は、本体凹部110の電源孔111aを略中心として、電源孔111aよりもX1方向に位置する。このとき、端子台130は出力端子131bがX1方向側、つまり長手方向Xの外向きになるよう配置されている。また、第一の側面部112には第一の連通部112a、第二の連通部112bが設けられているが、第一の連通部112aは電源孔111aよりもX1方向側に設けられており、第二の連通部112bは電源孔111aよりもX2方向側に設けられている。つまり、第一の連通部112a、第二の連通部112bはそれぞれ電線用開口216、蓄電池用開口217を形成するが、図17のように、長手方向Xにおいて、電源孔111aは電線用開口216と蓄電池用開口217との間に位置する。
(a)電源孔111aから引き込まれた電源線400は、端子台130のX2方向側に設けられた入力端子131aに接続されている。
(b)電線300の一端側が端子台130の出力端子131bに接続され、電線300の他端側が、非常用光源ユニット200の非常用点灯装置230に接続されている。なお、端子台130の出力端子131bには、端子台側接続部132が接続されている。この端子台側接続部132は、光源ユニット10の光源ユニット側接続部16bと接続し、点灯装置16に電力を供給する。
(c)非常用点灯装置230では、装置側接続部232の装置側電線232aが電線用開口216を通過しており、装置側コネクタ232bが装置側電線232aの一部と共に本体凹部110内側に配置される。
(d)蓄電池用開口217が、電源孔111aよりもX2方向側へ設けられており、蓄電池側接続部242の蓄電池側電線242aが蓄電池用開口217を通過しており、蓄電池側コネクタ242bが蓄電池側電線242aの一部と共に本体凹部110内側に配置される。
(e)装置側接続部232の装置側コネクタ232bと、蓄電池側接続部242の蓄電池側コネクタ242bとは、電源孔111aよりもX2方向側で接続されている。
つまり、装置側コネクタ232bと蓄電池側コネクタ242bとは、長手方向Xにおいて端子台130とともに電源孔111aを挟む本体凹部110の内部の位置で、接続している。なお、装置側電線232aと蓄電池側電線242aとの長さは、装置側コネクタ232bと蓄電池側コネクタ242bとが接続可能で、かつ、長すぎずない程度である。灯装置側電線232aと蓄電池側電線242aとは図17に示すように、一部が本体底面部111に電線支持部111cで固定されている。
また、蓄電池用開口217に対向するように点灯装置16を配置する構成であれば、より上記効果が向上する。つまり蓄電池240は収容部2000に収容されており、かつ、本体凹部110に収容された光源ユニット10の一部により、収容部2000から本体凹部110への蓄電池用開口217を介しての移動が阻止されている。蓄電池240の移動を阻止する「光源ユニット10の一部」は上記の例ではカバー13の係合部13cあるいは点灯装置16である。
次に、通常時の点灯動作に関して説明を行う。通常時(商用電源からの電力供給が行われているとき)は、端子台130を介して点灯装置16に電力を供給され光源ユニット10は点灯する。このとき、非常用点灯装置230は電線300を介して供給された電力を蓄電池240に供給し、蓄電池240を充電させる。
次に、非常時の点灯動作に関して説明を行う。非常時は、点灯装置16への電力供給が停止され、光源ユニット10は消灯する。非常時とは停電などなんらかの理由で商用電源からの電力供給が停止されたときを意味する。
非常用点灯装置230は電線300からの電力供給が停止されると、蓄電池240からの電力供給に切り替え、非常用光源部220に電力を供給し、非常用光源部220は点灯する。
(1)照明装置1では、器具本体100は、光源ユニット10を保持する本体凹部110と、非常用光源ユニット200とを備えている。非常用光源ユニット200の収容部2000は本体凹部110の短手方向Yの側方に配置されていることよって、非常用光源ユニット200を設けるに際して、長手方向Xに隣接して収容部2000を設ける場合のように、照明装置1の長手方向全長を長くしたり、あるいは光源ユニットの全長を短くしなくてよい。また、照明装置1は、照明装置1の長手方向Xの長さと略同等の長さを有する光源ユニット10を用いることができるので、非常用光源ユニット200を設ける場合であっても、非常用光源ユニット200を設けていない場合と同様の発光面積を維持することができる。
(2)器具本体100は、光源ユニット10が取り付けられる本体凹部110と、非常用光源ユニット200を別体で設けている。非常時の光源となる構成部材を、非常用光源ユニット200として本体凹部110と別体で形成することにより、照明装置の組み立て性を向上できる。
(3)また、別体であるので、ユニット外郭部210は、本体凹部110と異なる材料で形成できる。よって、非常用光源ユニット200は、非常用光源として、防火性に優れた材料など、用途に応じた材料で構成することができる。また、ユニット外郭部210のみを特定用途材料で構成することで、器具本体100全てを特定用途材料で構成するよりもコストを抑制することができる。
(4)また、配線構成は上記(a)~(e)のようにすることで、電源線400、各部材、電線300のそれぞれが互い干渉するのを抑制できる。とくに上記(d)で示した構成により、蓄電池240の非常用光源ユニット200への挿入、取り出しが容易になる。また、上記(e)の構成により、装置側コネクタ232bと蓄電池側コネクタ242bとの接続作業、解除作業が、電源線400と干渉せずに行える。よって、蓄電池240の交換メンテナンスが容易になる。
(5)また、点灯装置16を電源孔111aよりX2方向に設けると、器具本体100に光源ユニット10が取り付けられた状態において、本体凹部110の内側の空間を有効に利用することができる。
(6)また、対になる取付孔111bの間であり電源孔111aの周辺に、端子台130、非常用光源ユニット200などの電気部品を集約することで、相互に接続する為の電線が長くなるのを抑制できる。さらに、集約した部品と、取付具(天井に固定する為のボルトなど)あるいはバネ140及び連結具15からなる取付機構との干渉を防止できる。
さらに、取付孔111b、電源孔111aが設けられる位置は、非常用光源ユニット200が装着されない照明装置と同じ位置で良い。つまり、照明装置1は非常用光源ユニット200を備えていない照明装置と器具本体100(本体凹部110)を共通にできる。よって、非常用光源ユニット200を装着しない照明装置のために設けられた「天井等に器具本体100を取り付けるボルトなどの取付具や器具本体100に引き込む電源線400」の位置を変えることなく、そのまま使用できるので施工性がよい。(7)非常用光源ユニット200は、装置側接続部232と蓄電池側接続部242とをユニット外郭部210の外側に配置しているので、非常用点灯装置230と蓄電池240を容易に接続できる。また、容易に接続状態を解除できる。
本実施の形態では、器具本体100はトラフ型形状をした本体凹部110を説明したが、図18に示すような逆富士型形状の照明装置1Aでも良いし、図19に示すような埋込み型形状の照明装置1Bでも良い。逆富士型形状、埋込み型形状の場合は、本体凹部110の開口(図3のp,q,r,sの開口)に、傾斜形状をした反射部114が対に形成されているとともに、収容部2000が配置される側の一方の反射部114には、非常用光源ユニットが配置可能なように切り欠き114aが形成されている。図19には切り欠き114aの形状は現れていないが、図18と同様である。このように本体凹部110は、収容部2000が突き抜ける領域が切り欠き114aとして切除されている反射部114を備えている。
また、送り配線が蓄電池用開口217の正面に配置されると蓄電池240の収容・取り出し作業に支障がある。そこで、電源孔111aと端子台130との間に、送り配線用開口113aを第二の側面部113に形成すると良い。図17に、本体凹部110は、短手方向Yにおける収容部2000と反対側の側面部である第二の側面部113に、送り配線用の開口である送り配線用開口113aが形成されている場合を示す。
第二の側面部113に送り配線用開口113aを設けることで、本体凹部110の第二の側面部113側の側方を送り配線用の空間として用いることができる。よって、送り配線と、蓄電池用開口217および他構成部材との干渉を抑制することができる。
なお、器具本体100に点灯装置16を設ける場合は、図17における長手方向Xにおいて、第二の連通部112bよりもX2方向に設置する、もしくは端子台130よりX1方向に設置し、点灯装置16と蓄電池240とが干渉しないようにすると良い。
つまり、第一の連通部112aと器具隣接壁部215の開放部215Cとで電線用開口216を形成し、第二の連通部112bと器具隣接壁部215の開放部215Cとで蓄電池用開口217を形成している。
あるいは、本体凹部110と収容部2000とのいずれかには、装置側接続部232の装置側電線232aが収容部2000から本体凹部110へ通過している開口である電線用開口216が形成されている構成でもよい。あるいは、本体凹部110と収容部2000とのいずれかには、長手方向Xにおいて端子台130とともに電源孔111aを挟む位置に、蓄電池240が収容部2000から本体凹部110へ通過可能な開口である蓄電池用開口217が形成されている構成でもよい。これらの例として、器具隣接壁部215がない場合、つまり図10において器具隣接壁部215の「ibcdefgj」の部分がなく、一方、第一の側面部112に、電線用開口216に相当する開口、蓄電池用開口217に相当する開口が形成されているような場合である。
(a1)蓄電池240は、長手方向Xにおいて端子台130と電源孔111aとのうちのいずれか一方とともに他方を挟む位置で、収容部2000の内部に収容されている。
かつ、
(a2)本体凹部110と収容部2000とは、長手方向Xにおいて蓄電池240が収容されている位置に、蓄電池240が収容部2000から本体凹部110へ通過可能な開口である蓄電池用開口217を形成している。
上記(a1)における、「長手方向Xにおいて端子台130と電源孔111aとのうちのいずれか一方とともに他方を挟む位置」とは、「いずれか一方」を端子台130とした場合には他方は電源孔111aであり、図17に示す場合に相当し、蓄電池240と端子台130とで電源孔111aを挟む構成である。そして上記(a2)のように、本体凹部110と収容部2000とは、長手方向Xにおける蓄電池240の収容位置に蓄電池用開口217を形成し、これは図17に相当する。
また、「いずれか一方」を電源孔111aとした場合には他方は端子台130であり、図17に対して、長手方向Xにおいて、蓄電池240と電源孔111aとで端子台130を挟む構成である。この構成は、図17において電源孔111aと端子台130とが長手方向Xで入れ替わったような構成である。この場合も上記(a2)のように、本体凹部110と収容部2000とは、長手方向Xにおける蓄電池240の収容位置に蓄電池用開口217を形成してよい。
上記(a1)(a2)の構成によって、非常用光源ユニット200への蓄電池240の出し入れが容易になる。
(b1)蓄電池240は、長手方向Xにおいて端子台130と電源孔111aとのうちのいずれか一方とともに他方を挟む位置で、収容部2000の内部に収容されている。
かつ、
(b2)本体凹部110と収容部2000とのいずれかに、長手方向Xにおいて蓄電池240が収容されている位置に、蓄電池240が収容部2000から本体凹部110へ通過可能な開口である蓄電池用開口217が形成されている。上記(b1)は上記(a1)で説明した内容と同じである。そして上記(b2)のように、本体凹部110と収容部2000とのいずれかに、長手方向Xにおける蓄電池240の収容位置に蓄電池用開口217が形成されている構成でもよい。
上記(b1)(b2)の構成によって、非常用光源ユニット200への蓄電池240の出し入れが容易になる。
(c1)装置側コネクタ232bと蓄電池側コネクタ242bとは、長手方向Xにおいて端子台130と電源孔111aとのうちのいずれか一方とともに他方を挟む本体凹部110の内部の位置で、接続している。
「長手方向Xにおいて端子台130と電源孔111aとのうちのいずれか一方とともに他方を挟む本体凹部110の内部の位置」とは、上記(a1)の場合と同様である。
「いずれか一方」を端子台130とした場合には他方は電源孔111aであり、図17に示す場合に相当し、「装置側コネクタ232bと蓄電池側コネクタ242b」が、端子台130とともに長手方向Xで電源孔111aを挟む構成である。
また「いずれか一方」を電源孔111aとした場合には他方は端子台130であり、図17に対して、長手方向Xにおいて、「装置側コネクタ232bと蓄電池側コネクタ242b」が電源孔111aとともに端子台130を挟む構成である。この構成は、図17において電源孔111aと端子台130とが長手方向Xで入れ替わったような構成である。(c1)の構成によって、作業者による装置側コネクタ232bと蓄電池側コネクタ242bとの接続及び解除の作業が容易になる。
収容部2000には、非常用光源ユニット200を構成する非常用光源部220、非常用点灯装置230、蓄電池240、点検スイッチ250等を収容しているが、これら全部ではなくて、非常用光源ユニット200を構成する非常用光源部220等の少なくともいずれかが収容されても良い。
また、収容部2000には、非常用光源ユニットの構成部品ではない何らかの部品を収容してもよい。何らかの部品として、センサ、プルスイッチなどの機能部品、あるいは電装品を収納しても良い。
図20~図24を参照して、実施の形態2を説明する。実施の形態2は、実施の形態1の照明装置1が、さらに、蓄電池用開口217を塞ぐ蓄電池用蓋600を備える構成である。蓄電池用蓋600を設けることで、光源ユニット10の備える点灯装置16、発光体11等で発生し熱が蓄電池用開口217から、ユニット化粧部212と底面配置部211aとによって構成される収容部2000の内部に伝わり蓄電池の温度を上昇させてしまうことを防止する。
図21は、蓄電池用蓋600を示す図で、図21の(a)は蓄電池用蓋600の正面図、(b)は蓄電池用蓋600の側面図である。
図22は、蓄電池用蓋600の取付前を示し、図23は取付後を示す。
図24は、蓄電池用蓋600の取付状態を示す断面図であり、後述の蓋挿し込み片612を切断する断面である。図24では蓄電池用蓋600と蓄電池240との関係を示しており、後述の蓋受部217b、ローレットネジ等の表示は省略しており、また蓋本体610はハッチングを省略している。
図25は、図19の埋込み型の照明装置1Bの断面図であり、非常用光源部220の配光特性を示す断面図である。図25を参照して実施の形態3を説明する。実施の形態3は、実施の形態1の図19で説明した照明装置1Bの、より具体的な構成を示すものであり、照明装置1Bへの非常用光源部220の設置位置に関する実施の形態である。
また、非常用光源部220の所望の配光が確保できない場合、非常用光源ユニット200を備えた照明装置1Bの設置数を増やす必要がある。そこで、実施の形態1の図19に示す照明装置1Bについては、図25に示すように、非常用光源ユニット200の高さ方向Zに関して、非常用光源ユニット200が、反射部114から、光源ユニット10の照射方向である反Z2方向に突き出すように配置する。
長尺状の光源ユニットと、
被取付部に設置されるとともに前記光源ユニットが着脱自在に取り付けられる長尺状の器具本体と、
前記器具本体に取り付けられた前記光源ユニットにおける長手方向から、前記長手方向と交わる向きに離れて配置されている電装品と、
前記光源ユニットの側方に前記長手方向に沿って配置されるとともに、前記電装品と重なる領域が切除されている反射部と、
を備える照明装置。
前記被取付部に対して傾斜している照明装置。
前記光源ユニットが着脱自在に取り付けられ、前記光源ユニットの少なくとも一部が収容される長尺状の本体凹部と、
前記本体凹部に収容された前記光源ユニットの長手方向から、前記長手方向と交わる向きに離れて配置されている電装品と、
を備える照明装置。
前記本体凹部の側方に前記長手方向に沿って配置されるとともに、前記電装品と重なる領域が切除されている反射部を備える照明装置。
前記照明装置が取り付けられる被取付部に対して傾斜している照明装置。
センサ部品を含む照明装置。
Claims (4)
- カバーを備えた長尺状の光源ユニットと、
被取付部に設置されるとともに前記光源ユニットが着脱自在に取り付けられる長尺状の器具本体と、
前記器具本体に取り付けられた前記光源ユニットの側方に、前記光源ユニットの長手方向と交わる向きに前記光源ユニットから離れて配置されている電装品と、
前記器具本体に取り付けられた前記光源ユニットの側方に、前記光源ユニットの長手方向と交わる向きに前記光源ユニットから離れて配置されており、かつ、前記電装品よりも、前記光源ユニットの長手方向における前記光源ユニットの一端の側に配置される点検スイッチと、
を備え、
前記光源ユニットは、
前記器具本体が有する、長手方向に沿って互いに対向する2つの側面部の内側に配置され、
前記電装品と、点検スイッチとは、
前記2つの側面部の外側に配置され、
前記電装品は、
前記光源ユニットの長手方向と交わる向きであり、かつ、前記2つの側面部のうちの一方の側面部から他方の側面部に向かう向きである前記光源ユニットの短手方向において、前記被取付部の下側で前記カバーと並ぶように固定されるレンズを有する
照明装置。 - 前記光源ユニットの長手方向において前記点検スイッチとの間に前記電装品を挟む位置に配置され、前記電装品に電力を供給する電源部を備えた請求項1に記載の照明装置。
- 前記電源部は、
前記点検スイッチによって動作が正常であるか否かが点検される、請求項2に記載の照明装置。 - 前記器具本体に取り付けられた前記光源ユニットの側方に、前記光源ユニットの長手方向と交わる向きに前記光源ユニットから離れて、かつ、前記2つの側面部の外側に配置されており、前記点検スイッチと、前記電源部と、前記電装品とを有する非常用光源ユニットを備え、
前記非常用光源ユニットは、前記電源部の動作の状態を示すモニタを備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の照明装置。
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