JP2020047607A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
Description
従来のシステム天井用の蛍光灯照明器具では、蛍光灯を外すと、その裏面に取り付けられたネジを操作することが可能であった。そのため、このネジを操作することで、容易に反射板を取り外すことができ、作業者が天井裏の確認などを行うことができた。
***構成の説明***
図1から図4を参照して、本実施の形態に係る照明装置10の構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係る照明装置10を斜め下方から見た斜視図である。図2は、本実施の形態に係る照明装置10から光源ユニット140を取り外した斜視図である。図3は、本実施の形態に係る照明装置10の分解斜視図である。図4は、本実施の形態に係る照明装置10の5面図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は一方の端面図、(e)は他方の端面図である。
図1に示すように、照明装置10は、照明器具130と、光源ユニット140と、端子台設置部150とを備える。照明器具130は、枠部110と、器具本体120とを備える。
枠部110は、図4において点線で示すような天井バー20に取り付けられる。
図3に示すように、枠部110は、長手方向に長い長方形をなす枠形状であり、長手方向の一対の長辺部111と、短手方向の一対の短辺部112とを有する。すなわち、枠部110は、長辺部111と短辺部112とを有する長方形であり、システム天井において天井バー20により形成された枠と略同一形状の長方形である。長辺部111の長手方向両端部には、天井バー20に固定される取付具113が設けられる。図3に示すように、1つの枠部110は、少なくとも4つの取付具113が設けられている。
枠部110は、短辺部112から内側に突き出し、後述する器具本体120の底面部125を固定する固定部114を備えている。図3に示すように、固定部114は、枠部110の照射側の開口面より取付側に引っ込んだ位置に形成される。よって、図1及び図2に示すように枠部110の内部に器具本体120の取付側の一部が入り込むような形で、底面部125が固定部114に固定される。固定部114に底面部125を固定する方法については、後述する。
図2に示すように、器具本体120は、凹部122と、反射部121とを備える。凹部122は、貫通孔124が形成された底面部125を有する。
凹部122は、長手方向に延びた溝形状である。底面部125は、長手方向に延びた長方形をなす。貫通孔124は、底面部125の長手方向の略中央部に形成される。貫通孔124は、底面部125の裏面側、すなわち底面部125の取付側に配置された端子台151から、凹部122の内部に、端子台151に接続された電線を通す穴である。
底面部125の長手方向両端部には、光源ユニット140を取り付ける取付バネ123が設けられる。
上述したように、枠部110は、枠部110の照射側の開口面より取付側に引っ込んだ位置に固定部114が形成されている。この固定部114の照射側の面と底面部125の裏側の面とを当接させて、ネジ止めすることにより、枠部110に器具本体120が固定される。具体的には、固定部114と底面部125との各々にネジ穴が形成され、底面部125の側から固定ネジで固定部114と底面部125とを重ねて固定する。よって、図1及び図2に示すように、枠部110の内部に器具本体120の取付側の一部が入り込む形で、底面部125が固定部114に固定される。なお、固定方法は、ネジ止め以外でもよく、ビス止め、あるいはフックのような係合部材を用いてもよい。
また、図3では、固定部114にはネジ穴114aが1つ形成され、固定部114の1箇所で底面部125と固定されている。しかし、固定部114にネジ穴を2箇所以上形成し、固定部114の2箇所以上で底面部125と固定されていてもよい。また、固定部114は、短辺部112からだけでなく、長辺部111から内側に突き出るように形成され、底面部125と固定されてもよい。
図5は、本実施の形態に係る光源ユニット140を斜め上方から見た斜視図である。
光源ユニット140は、光源部に電力を供給する電源部142を有する。図2に示すように、光源ユニット140は、電源部142が底面部125と対向した状態で凹部122に取り付けられる。
図5に示すように、光源ユニット140は、長手方向に延びた長方形のフレーム部143を備える。図示はないが、フレーム部143の照射側の面には、光源部として、LEDなどの発光素子が実装された発光基板が取り付けられている。また、光源ユニット140は、フレーム部143の照射側の面に取り付けられた光源部を覆うようにフレーム部143に取り付けられたカバー141を備える。
電源部142は、電線142aと、電線142aの先端部に設けられたコネクタ142bとを有する。コネクタ142bは、後述する端子台151のコネクタ151bと接続される。
図6は、本実施の形態に係る端子台設置部150を下方から見た斜視図である。図7は、本実施の形態に係る端子台設置部150の4面図であり、(a)は底面図、(b)は端子台側の側面図、(c)は平面図、(d)は端面図、(e)は電線止め部157の別例の図である。
端子台設置部150は、端子台151を備える。図2に示すように、端子台設置部150は、底面部125において電源部142と対向した面の裏面側、すなわち底面部125の取付側(外側)に配置された状態で枠部110に設置されている。
図8及び図9を用いて、端子台151と電源部142との接続について説明する。
端子台151に接続された電線151aは、貫通孔124を介して凹部122の内部に挿入される。そして、凹部122の内部に挿入された電線151aは、凹部122の内部で電源部142に接続される。具体的には、端子台151の電線151aは、貫通孔124を通って凹部122の内部に挿入され、端子台151の電線151aのコネクタ151bと電源部142の電線142aのコネクタ142bとが凹部122の内部で接続されている。
作業者が光源ユニット140を器具本体120に取り付ける際は、例えば、以下のような手順で取り付ける。
(1)取付バネ123を伸ばして、取付部材144と係合させる。このとき、光源ユニット140と器具本体120とは、取付バネ123及び取付部材144が係合した状態で、作業者が手を挿入できる程度の間隔を空けることができる。
(2)(1)の状態で、電線151aのコネクタ151bと電線142aのコネクタ142bとを接続する。
(3)その後、光源ユニット140を押し上げることにより、取付バネ123が取付部材144を引き上げ、光源ユニット140が器具本体120に取り付けられる。
次に、図8及び図9を用いて、作業者が器具本体120を枠部110から取り外し、天井裏等の確認作業を行う手順について説明する。
(1)作業者は、光源ユニット140を下方に引っ張り、光源ユニット140と器具本体120との間に手を挿入できる程度の間隔を空ける。本実施の形態に係る照明装置10の取付バネ123及び取付部材144によれば、光源ユニット140を下方に引っ張り、取付バネ123を伸ばすことにより、取付バネ123及び取付部材144が係合した状態で、手を挿入できる程度の間隔を空けることができる。
(2)作業者は、光源ユニット140と器具本体120との間から、電線151aのコネクタ151bと電線142aのコネクタ142bとの結合を解除する。
(3)光源ユニット140を器具本体120から取り外す。
(4)次に、凹部122の底面部125の長手方向両端部の固定ネジを取り外すことにより、枠部110に取り付けられた器具本体120のみを取り外す。このとき、図9に示すように、電線151aは、貫通孔124から抜けるので、端子台151にFケーブルが接続されたままで、容易に器具本体120を枠部110から取り外すことができる。
本実施の形態の発光素子は、LED以外の光源を用いてもよい。具体的には、光源として、有機EL、レーザダイオード等、他の種類の固体発光素子が用いられてもよい。
また、本実施の形態では、照明装置10は、取付具113をシステム天井の天井バーに引っ掛けることで、システム天井に取り付けられるが、ボルト等の固定具によりシステム天井以外の取付部に取り付けられてもよい。
以上のように、本実施の形態に係るフレーム160は、器具本体120の底面部125の裏面側に端子台151を配置することができれば、どのような構成であっても構わない。
本実施の形態に係る照明装置10によれば、端子台を底面部の外側の枠部に配置する端子台設置部を備えるので、端子台に接続された電線を貫通孔を介して凹部にの内部に挿入することができる。よって、Fケーブルと端子台を接続した状態で、器具本体をシステム天井から取り外すことができる。
なお、上記の実施の形態は、本質的に好ましい例示であり、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。上記の実施の形態は、本手法の理解を助けるためのものであって、発明を限定するためのものではない。
Claims (3)
- 取付部に取り付けられる照明装置において、
底面部を有する凹部を備えた器具本体と、
前記凹部の開口を塞ぐように、前記器具本体に取り付けられた光源ユニットと、
前記取付部に取り付けられ、前記器具本体が固定される固定部を有する枠部と
を備え、
前記器具本体を前記固定部に接続する接続手段は、前記凹部の内側に設けられている照明装置。 - 前記枠部は、長辺部と短辺部とを有する長方形であり、
前記固定部は、前記短辺部から前記枠部の内側に突き出ている請求項1に記載の照明装置。 - 前記取付部は、システム天井を形成する天井バーである請求項1または請求項2に記載の照明装置。
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