JP7055048B2 - 照明装置及び照明装置の組み立て方法 - Google Patents
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Description
常用時には、光源ユニットしか点灯しないので、長手方向に非常用光源ユニットを配置した場合、器具本体の長手方向の長さに対して発光面積が少なくなる。また、非常灯の器具長さを常用灯器具と同じ長さにすると、長手方向に非常用光源ユニットを配置した場合は光源ユニットを短くしなくてはならない。
光を出射する第1光源ユニットと、
光を出射する第2光源ユニットと
を備え、
前記第2光源ユニットの少なくとも一部は、前記第1光源ユニットから出射される光の出射方向に配置されている。
***構成の説明***
図1~図12を参照して実施の形態1における照明装置の構成について説明を行う。
本実施の形態では、照明装置の一例として、天井等の被取付部に取り付けられる、トラフ型の照明装置1について説明する。実施の形態1で説明する照明装置1は、図1のように長尺状である。
以下の実施の形態では、図1に示すように、照明装置1において、長手方向をX、短手方向をYと決め、長手方向X、短手方向Yのように記す。また、長手方向Xに直交し、かつ、第1光源ユニット10から器具本体100に向かう方向をZ1方向、その反対方向をZ2方向とする。また、長手方向Xにおいて、本体取付面111(本体底面部)の長手方向における略中心に位置する電源孔111aから端子台130へ向かう方向をX1、その反対方向をX2とする。以下に説明する第1光源ユニット10及び器具本体100も長尺状であり、長手方向X等は照明装置1と同様とする。
図1~図4のように、照明装置1は、長尺状に形成された第1光源ユニット10と、器具本体100と、第2光源ユニット200とを備えている。
照明装置1は、第1光源ユニット10と器具本体100とにより、常用の照明具を構成している。
照明装置1は、第2光源ユニット200により、非常用の照明具を構成している。
器具本体100は、第1光源ユニット10を一方の面に取り付け、他方の面が天井等の被取付面に対向して固定される。
器具本体100は本体凹部110を有する。
本体凹部110は、被取付部に当接するように被取付部に設置され、第1光源ユニット10の一部が収容されると共に第1光源ユニット10が脱着可能に取り付けられた長尺状である。
図5~図7を参照して、第1光源ユニット10を説明する。なお、図6では連結具15と点灯装置16の図示を省略している。第1光源ユニット10は、発光体11、フレーム12、カバー13、光源蓋部14、連結具15、及び、点灯装置16を備えている。
(1)発光体11は、複数の発光素子11aと複数の発光素子11aが実装されている基板11bとからなる。この実施の形態では、発光素子11aはLEDである。なお発光素子11aはLEDに限らず、有機ELあるいはレーザ等の発光素子でもよい。発光体11は発光モジュールと呼ばれる場合もあり、発光素子にLEDを用いる場合はLEDモジュールと呼ばれる場合がある。
(2)フレーム12は、発光体11が取り付けられる。
(3)カバー13は、フレーム12に発光体11を覆うように取り付けられると共に、発光体11から照射される光を拡散制御する。
(4)光源蓋部14は、カバー13の長手方向端部を覆う。
(5)連結具15が器具本体100に配置されたバネ140と連結することで、第1光源ユニット10が器具本体100に固定される。
(6)点灯装置16は、発光体11を点灯させる。
図6では発光素子11aは2列であるが、発光素子11aは3列以上でもよいし1列でもよい。
(1)円弧部13aは、長手方向Xを法線方向とする切断面の断面において、発光体11を覆うように円弧状に形成されている。
(2)把持部13bは、円弧部13aの両端から凹み形状に起立して形成されており、作業者が第1光源ユニット10を器具本体100に着脱する際に作業者に把持される。
(3)係合部13cは、略コの字状であり、把持部13bの端部に形成されており、フレーム側面部12bに係合する。
カバー13は長尺に形成されており、円弧部13a、把持部13b、及び、係合部13cの各部が、長手方向Xに連続して形成されている。
図5のように、第1光源ユニット側接続部16bは、第1光源ユニット側電線16baと、第1光源ユニット側電線16baの先端に設けられ第1光源ユニット側コネクタ16bbを備えている。
図4のように、器具本体100は、長尺状に形成されており長手方向Xを法線方向とする切断面の断面が凹形状をした本体凹部110と、本体凹部110の短手方向Yにおいて、本体凹部110に第2光源ユニット200の少なくとも一部が隣接している。
図9~12を参照して第2光源ユニット200を説明する。
第2光源ユニット200は、ユニット外郭部210、第2光源部220、第2点灯装置230、蓄電池240、及び、点検スイッチ250を備えている。ユニット外郭部210は、略ロの字形状であり外郭をなす。第2光源部220は、ユニット外郭部210の内側に収容され、非常用光源の機能を果たす。また、図示しないが、第2光源ユニット200は、蓄電池240が正常に充電されているかどうか表示するモニタ用ランプを備えている。
具体的には、図4のように、第一の側面部112と対向する取付部側面部225-1に2個の電線孔225cと電線孔225dを形成しておく。
そして、電線500を電線孔225cから取付部側面部225-1とユニット底面部211の間に引出し、取付部側面部225-1とユニットカバー部212の間に配線し、電線孔225dから収容部300に引き込むようにする。
第1光源ユニットと第2光源ユニットとを備えた照明装置の組み立て方法について説明する。
ここでは、第2光源ユニット200を、第1光源ユニット10から出射される光の出射方向に配置する組み立て方法について説明する。
図3、図4、及び、図9を参照して、第2光源ユニット200の器具本体100への取付機構に関して説明を行う。
(1)はじめに、図4のように、作業者は、電線500を連通部112aから外側に引き出しておく。さらに、図4のように、作業者は、非常用の第2光源ユニット200のユニット底面部211の底面取付部211bを、本体凹部110の本体取付面111に当接させる。このとき、作業者は、本体取付面111の電源孔111aと底面電源孔211baとが連通するようにユニット底面部211を配置する。底面取付部211bは、本体取付面111の短手方向Yにおける長さと略同等に形成されている。よって、底面取付部211bは、本体取付面111の短手方向Yの略全長において、本体取付面111と当接する。
(2)次に、作業者は、ユニット底面部211の第一固定孔211bbと、第二固定孔211bcとを、本体凹部110の第一器具側固定孔111bbと、第二器具側固定孔111bcとに連通させて、連通した状態で、その4箇所を取付部材(ネジ、リベット等)でユニット底面部211を本体取付面111に取り付ける。
(3)次に、作業者は、第1光源ユニット10を器具本体100へ取り付ける。
(4)次に、作業者は、電線500を、電線孔225cから外側に引き出し、電線孔225dから内側に差し込み、電線500を第2点灯装置230に接続する。さらに、作業者は、ユニット底面部211の側面取付部211c・211dの第3固定孔211bdと、第4固定孔211beとを、光源ユニット取付部225の第1側固定孔225aと、第2側固定孔225bとに連通させる。そして、連通した状態でその2箇所を取付部材(ねじ等)で第2光源ユニット200を本体取付面111へ取り付ける。これにより、第2光源ユニット200は本体取付面111に固定される。この実施の形態では取付部材としてねじ601を用いている(図3)。
(1)本体取付面111の法線方向視における第1光源ユニット10のカバー13のZ方向の投影範囲内に、第2光源ユニット200のユニットカバー部212の少なくとも一部が位置する様に、第2光源ユニット200が固定されている。
(2)本体取付面111の短手方向Yの略全長において、底面取付部211bは本体取付面111に当接している。
上記(2)では“短手方向Yの略全長”で底面取付部211bが本体取付面111に当接することにより、第2光源ユニット200の重量を本体凹部110に分担させ伝えることができるので、本体凹部110が部分的に変形するのを抑制できる。したがって、第2光源ユニット200が、本体凹部110の部分的変形によってZ2方向(図1)へ垂れ下がることを抑制できる。
上記(1)、(2)から第2光源ユニット200の装着に伴い、照明器具1を被取付部に取り付けた際の器具取付姿勢をより安定させることができる。
器具本体100の配線に関して図12を用いて説明を行う。本体凹部110の短手方向Yの側方に隣接するように、ユニット底面部211が配置されている。端子台130は、本体凹部110の電源孔111aを略中心として、電源孔111aよりもX2方向に位置する。このとき、端子台130は出力端子131bがX2方向側、つまり長手方向Xの外向きになるよう配置されている。また、第一の側面部112には、電線500を通線する連通部112a(図9)が設けられている。
連通部112aは、第1光源ユニット10に第2光源ユニット200を搭載しない場合には、不要な貫通孔である。したがって、通常は、第一の側面部112の連通部112aは塞いでおくことが望ましい。このため、第一の側面部112の連通部112aを形成する部分にノックアウト加工を施し、打ち抜きがしやすくしておく。
第2光源ユニット200を搭載する場合、第一の側面部112の連通部112aを形成する部分をポンチ又はドライバ等の先端がとがった道具でパンチングすることにより、連通部112aを形成する。
(a)電源孔111aから引き込まれた電源線400は、端子台130のX2方向側に設けられた入力端子131aに接続されている。
(b)電線500の一端側が端子台130の出力端子131bに接続され、電線500の他端側が、図4のように、連通部112aと電線孔225cと電線孔225dとを通って第2光源ユニット200の第2点灯装置230に接続されている。なお、端子台130の出力端子131bには、端子台側接続部132が接続されている。この端子台側接続部132は、第1光源ユニット10の第1光源ユニット側接続部16bと接続し、点灯装置16に電力を供給する。
(c)電線500は収容部300内において第2光源部220の基板222及び蓄電池240及び点検スイッチ250へ電力を供給するように接続されている。
次に、通常時の点灯動作に関して説明を行う。通常時(商用電源からの電力供給が行われているとき)は、端子台130を介して点灯装置16に電力を供給され第1光源ユニット10は点灯する。このとき、第2点灯装置230は電源線400を介して供給された電力を蓄電池240に供給し、蓄電池240を充電させる。
次に、非常時の点灯動作に関して説明を行う。非常時は、点灯装置16への電力供給が停止され、第1光源ユニット10は消灯する。非常時とは停電等なんらかの理由で商用電源からの電力供給が停止されたときを意味する。
第2点灯装置230は電源線400からの電力供給が停止されると、蓄電池240からの電力供給に切り替え、第2光源部220に電力を供給し、第2光源部220は点灯する。
照明装置1は、器具本体100と、第1光源ユニット10と、第2光源ユニット200とを有する。
器具本体100は、造営材(天井、壁等)へ取り付けるための本体取付面111を有する。
第1光源ユニット10は、本体取付面111を覆うように器具本体100に着脱可能に取り付けられる。
第1光源ユニット10は、第1の電力供給系統(商用交流系統等→AD変換等)から供給される第1点灯電力によって点灯する。
第1光源ユニット10は、光が出射される第1出光部(透光性のカバー13の表面等)を有する。
第1光源ユニット10の具体例は、長尺状の常用光源ユニットである。
第2光源ユニット200は、第1光源ユニット10を点灯する第1の電力供給系統とは異なる電力供給系統から供給される点灯電力によって点灯する。
第2光源ユニット200は、第1点灯電力の供給が遮断された場合に第2の電力供給系統(非常用交流系統等→AD変換等、又は、蓄電池等の補助電源)から供給される第2点灯電力によって点灯する。
第2光源ユニット200は、光が出射される第2出光部(レンズ223等)を有する。
第2光源ユニット200の具体例は、非常用光源ユニットである。
第2光源ユニット200は、第2出光部の周囲を覆うカバー部材としてユニットカバー部212を有する。
第2光源ユニット200の少なくとも一部は、第1光源ユニット10から出射される光の出射方向に配置されており、第1光源ユニット10から出射される光の一部を遮る位置に配置されている。
第2光源ユニット200は、本体取付面111の法線方向視における第1出光部(透光性のカバー13の表面等)の投影範囲内に、第2光源ユニット200の第2出光部(レンズ223)の周囲を覆うカバー部材(ユニットカバー部212)の少なくとも一部が位置するように配置される。
第1光源ユニット10と第2光源ユニット200とは、本体取付面111の法線方向(Z2方向)において、本体取付面111から異なる距離に配置されている。
第1光源ユニット10は、光を出射する第1出光部を有し、第2光源ユニット200は、第1出光部が出射した光の一部を遮る位置に配置されている。
第2光源ユニット200は、ユニットカバー部212を有し、ユニットカバー部212の少なくとも一部が、第1光源ユニット10から出射される光の出射方向に配置されている。
第2光源ユニット200は、器具本体100の他方の面に固定された底面取付部211bを有し、第2光源ユニット200は、第1光源ユニット10の長手方向Xの一部分の全周囲を覆っている。
第1光源ユニット10は、光を出射する第1出光部(カバー13)を備え、第2光源ユニット200は、第1出光部が出射した光の一部を遮る位置に配置されている。
第2光源ユニット200は共通本体となる器具本体100に固定される。
共通本体となる器具本体100は、長尺形状であって、その断面は略コの字状であり、第1光源ユニット10の一部分を収納できる領域を有する。逆に、共通本体となる器具本体100は、第2光源ユニット200を全く収納することなく、第2光源ユニット200を外部に固定している。
第1光源ユニット10の中央部分に、第2光源ユニット200の光源部が載置されている。
第1光源ユニット10の外郭と、第2光源ユニット200の光源部の裏面とは、間に隙間があり、物理的に後触していない。
第2光源ユニット200の発光部分が、第1光源ユニット10のX方向とY方向との中心部において、第1光源ユニット10と高さ方向に重なっている。
(1)実施の形態1の照明装置1では、器具本体100を被取付面に取り付けるための本体取付面111と、第1光源ユニット10を保持する本体凹部110と、第2光源ユニット200とを備えている。本体取付面111の法線方向視における第1光源ユニット10の第1出光部(カバー13)の投影範囲内に、第2光源ユニット200のユニットカバー部212の少なくとも一部が位置することで、器具本体100の短手外形中心に対し、第2光源ユニット200の重心を近づけることができる。その結果、第2光源ユニット200が被取付面に対して垂れ下がって傾くことを抑制できる。
(2)また、第2光源ユニット200の収容部300は本体凹部110の下に配置されていることよって、第2光源ユニット200を設けるに際して、長手方向Xに隣接して収容部300を設ける場合のように、照明装置1の長手方向の全長を長くしたり、あるいは光源ユニットの全長を短くしたりしなくてよい。また、照明装置1は、照明装置1の長手方向Xの長さと略同等の長さを有する第1光源ユニット10を用いることができるので、第2光源ユニット200を設ける場合であっても、第2光源ユニット200を設けていない場合と同様の発光面積を維持することができる。
(3)また、器具本体100は、第1光源ユニット10が取り付けられる本体凹部110と、第2光源ユニット200を別体で設けている。非常時の光源となる構成部材を、第2光源ユニット200として本体凹部110と別体で形成することにより、照明装置の組み立て性を向上できる。
(4)また、第1光源ユニット10と第2光源ユニット200とが別体であるので、ユニット外郭部210は、本体凹部110と異なる材料で形成できる。よって、第2光源ユニット200は、非常用光源として、防火性に優れた材料等、用途に応じた材料で構成することができる。また、ユニット外郭部210のみを特定用途材料で構成することで、器具本体100を全て特定用途材料で構成するよりもコストを抑制することができる。
(5)また、配線構成は上記(a)~(c)のようにすることで、電線500、各部材、電源線400のそれぞれが互い干渉するのを抑制できる。凹部に収容される電線、配線具との干渉を回避できる。
(6)また、本体取付面111の法線方向視における第1出光部(透光性のカバー13の表面等)の投影範囲内に第2出光部の周囲を覆うカバー部材(ユニットカバー部212)の少なくとも一部が位置するように配置し、器具本体の短手外形中心に対し、第2光源ユニットの重心を近づける。その結果、被取付部に取り付けた際の器具取付姿勢をより安定させることができる。
(7)また、第1光源ユニット10の器具中央部分に電源孔111aを確保しつつ、第2光源ユニット200を器具中央部に配置することができる。既存製品は非常点灯部分を第1光源ユニット10の周囲に隣接配置することで、中央部に電源線引込穴を確保しているが、本実施の形態では、中央部分に電源引込穴と非常点灯光源の両方を配置することができる。
(8)また、第1光源ユニット10と第2光源ユニット200とを、天地方向(Z方向)に重ねる2層構造とし、かつ、互いに接触しない位置関係に配置するので、第1光源ユニット10は、常用点灯用ユニットがそのまま使用可能である。
(9)本実施の形態の照明装置1は、第1光源ユニット10に対して第2光源ユニット200を重ねて配置することにより、第2光源ユニット200が第1光源ユニット10からの光を遮るというデメリットが存在する。しかし、第1光源ユニット10に対して第2光源ユニット200を重ねて配置することにより、第1光源ユニット10と第2光源ユニット200とを分離独立させることができ、第1光源ユニット10と器具本体100とに何ら設計上の変更を加える必要がないというメリットが存在する。
本実施の形態では、前述した実施の形態と異なる点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の部分は同符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1に示す器具本体100と第2光源ユニット200の構造と器具本体100への取り付け機構が異なるものである。
図13~図18を参照して実施に形態2における第2光源ユニット200を説明する。第2光源ユニット200は、ユニット外郭部210、第2光源部220、第2点灯装置230、蓄電池240、及び、点検スイッチ250を備えている。ユニット外郭部210は、略コ字形状であり外郭をなす。第2光源部220は、ユニット外郭部210の内側に収容され、非常用光源の機能を果たす。また、図示しないが、第2光源ユニット200は、蓄電池240が正常に充電されているかどうか表示するモニタ用ランプを備えている。
(第2光源ユニット200の取り付け機構)
図16~図18を参照して、実施の形態2における第2光源ユニット200の器具本体100への取付機構に関して説明を行う。
(1)はじめに、図17のように、作業者は、非常用の第2光源ユニット200のユニット底面部211の底面取付部211bを、本体凹部110の本体取付面111に当接させる。このとき、作業者は、本体取付面111の電源孔111aと底面電源孔211baとが連通するようにユニット底面部211を配置する。底面取付部211bは、本体取付面111の短手方向Yにおける長さと略同等に形成されている。よって、底面取付部211bは、本体取付面111の短手方向Yの略全長において、本体取付面111と当接する。
(2)次に、作業者は、ユニット底面部211の第一固定孔211bbと、第二固定孔211bcとを、本体凹部110の第一器具側固定孔111bbと、第二器具側固定孔111bcとに連通させる。そして、連通した状態で、ユニット底面部211の4箇所を取付部材(ネジ、リベット等)でユニット底面部211を本体取付面111に取り付ける。
(3)次に、ユニット底面部211の第3固定孔211bdと、第4固定孔211beとを、ユニット収容部253の図示しない第1固定孔と、第2側固定孔とに連通させて、連通した状態でその2箇所を取付部材(ねじ等)で取り付ける。これにより、第2光源ユニット200は本体取付面111に固定される。この実施の形態では取付部材としてねじ602を用いている(図18)。
(1)本体取付面111の法線方向視における第1光源ユニット10のカバー13の投影範囲内に、第2光源ユニット200のユニットカバー部212の少なくとも一部が位置する様に、第2光源ユニット200が固定されている。
(2)本体取付面111の短手方向Yの略全長において、底面取付部211bは本体取付面111に当接している。
実施の形態2によれば、第2光源ユニット200を、安定して本体凹部110に取り付けすることができる。つまり、上記(1)では、第2光源ユニットの構成部品の一部(畜電池240等)を、本体凹部110の内側に配置することで第2光源ユニットの質量を分散し、且つ、第2光源部220を器具本体100の短手外形中心に対して近づけることができる。その結果、本体凹部110の外部に配置された第2光源ユニットの重心位置を、短手外形中心に対して近づけることができ、第2光源ユニット200がZ2方向(図13)へ垂れ下がることを抑制している。
上記(2)では、“短手方向Yの略全長”で底面取付部211bが本体取付面111に当接することにより、第2光源ユニット200の重量を本体凹部110に分担させ伝えることができるので、本体凹部110が部分的に変形するのを抑制できる。したがって、第2光源ユニット200が、本体凹部110の部分的変形によってZ2方向(図13)へ垂れ下がることを抑制できる。
上記(1)、(2)から第2光源ユニット200の装着に伴い、照明器具1を被取付部に取り付けた際の器具取付姿勢をより安定させることができる。
本実施の形態では、前述した実施の形態と異なる点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の部分は同符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態では、器具本体100はトラフ型形状をした本体凹部110を説明したが、図19に示すような逆富士型形状の照明装置1Aでもよいし、図20に示すような埋込み型形状の照明装置1Bでもよい。
実施の形態3の照明装置1によれば、逆富士型形状及び埋込み型形状の照明装置でも、第1光源ユニット10の発光面積を維持することができる。
また、第2光源部220を反射部114から突き出すようにすることにより、第2光源部220の配光特性を確保することができる。
本実施の形態では、前述した実施の形態と異なる点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の部分は同符号を付し、説明を省略する。
図21のように、第2光源ユニット200は、第1光源ユニット10の長手方向Xの一部分の3面を覆っていてもよい。
図21では、ユニット外郭部210は、第1光源ユニット10の長手方向Xの中央部の前面と後面と片側面を覆っている。
図21では、第2光源ユニット200のユニット底面部211の断面形状がL字形状をしており、側面取付部211cは存在するが側面取付部211dは存在しない。
図22では、第2光源ユニット200のユニットカバー部212が、第1光源ユニット10の長手方向Xの中央部の前面を覆い、光源設置台224が、第1光源ユニット10の長手方向Xの中央部の両側面を覆っている。
図22では、ユニット底面部211は存在せず、光源設置台224が、ねじ601により第一の側面部112と第二の側面部113とに固定されている。
図22において、照明装置1は、第1光源ユニット10を取り付けた器具本体100を有し、第2光源ユニット200は、器具本体100の両側の側面部に固定されている。
図23では、第2光源ユニット200のユニットカバー部212が、第1光源ユニット10の長手方向Xの中央部の前面を覆い、光源設置台224の片面が、第1光源ユニット10の長手方向Xの中央部の片側面を覆っている。
図23では、ユニット底面部211は存在せず、光源設置台224が、ねじ601により第1の側面部のみに固定されている。
図23において、照明装置は、第1光源ユニット10を取り付けた器具本体100を有し、第2光源ユニット200は、器具本体100の片側の側面部に固定されている。
実施の形態4の照明装置1によれば、第2光源ユニット200が第1光源ユニット10の全周を囲まないので、第2光源ユニット200が第1光源ユニット10からの光を遮る範囲が小さくなる。
本実施の形態では、前述した実施の形態と異なる点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の部分は同符号を付し、説明を省略する。
図24の(a)のように、照明装置1’と照明装置1”を長手方向Xの方向に連結した照明装置でもよい。
照明装置1’と照明装置1”とを連結するときには、端板部120から端板蓋部121を外すことで、電源線500等を照明装置1’から隣接する照明装置1”に引き込んでもよい。
図24では、照明装置1’と照明装置1”とに、第2光源ユニット200がそれぞれ存在している。第2光源ユニット200は、照明装置1’と照明装置1”との両方に存在してもよいし、一方のみに存在してもよい。
ユニット底面部211は、片方の第3固定孔211bdと片方の第4固定孔211beとにより照明装置1’の器具本体100の本体取付面111にネジ止めされ、他方の第3固定孔211bdと他方の第4固定孔211beとにより照明装置1”の器具本体100の本体取付面111にネジ止めされる。
実施の形態5の照明装置1によれば、連結された複数の照明装置の少なくともいずれか一つの照明装置に対して、選択的に、第2光源ユニット200を取り付けることができる。
また、複数の照明装置の連結部分に第2光源ユニット200を配置すれば、連結部分が第2光源ユニット200により覆われ、照明装置1’と照明装置1”とを連結したことが判別できなくなり、照明装置の意匠性が向上する。
本実施の形態では、前述した実施の形態と異なる点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の部分は同符号を付し、説明を省略する。
図25のように、照明装置1のカバー13が、複数のカバー13dを有していてもよい。
図25では、2個のカバー13dを長手方向Xに配置し、複数のカバー13dの接続部分を隠すように、第2光源ユニット200が存在している。
2個のカバー13dの間から電線500が引き出されている。
図26に示すように、電線500は、フレーム12のフレーム側面部12bを回り込み、2個のカバー13dの端面の間を通り、収容部300に引きこまれる。
第2光源ユニット200の第2出光部は、本体取付面111の法線方向視における出光域(複数のカバー13dの表面等)の少なくともいずれかの投影範囲内にカバー部材(ユニットカバー部212)の少なくとも一部が位置するように配置されている。
2個のカバー13dの間の距離は、第2光源ユニット200の長手方向Xの長さと同じである。
第2光源ユニット200は、2個のカバー13dの間に配置されており、2個のカバー13dからなるカバー13のZ方向の投影範囲に配置されている。
図27に示す照明装置1も、2個のカバー13dの間から電線500を引き出すことができる。
図28に示すように、長手方向Xから見て、カバー13dと第2光源ユニット200とはオーバラップしている。
第2光源ユニット200の第2出光部は、本体取付面111の法線方向視における発光域(複数のカバー13dからなるカバー13等)の投影範囲内にカバー部材(ユニットカバー部212)の少なくとも一部が位置するように配置されている。
実施の形態6の照明装置1によれば、複数のカバー電線500の配線作業が容易になる。
また、第2光源ユニット200を2個のバー13dで挟むことにより、第2光源ユニット200のカバー13dからの突出高さを低減することができ、照明装置1の意匠性が向上する。
本実施の形態では、前述した実施の形態と異なる点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の部分は同符号を付し、説明を省略する。
図29のように、照明装置1がサブユニット700を有し、長手方向Xにおいて、第2光源ユニット200がサブユニット700と同じ位置に配置されてもよい。
サブユニット700の具体例は以下のとおりである。
1.温度センサユニット、
2.湿度センサユニット、
3.人感センサユニット、
4.調光ユニット、
5.点灯スイッチユニット、
6.点検スイッチユニット、
7.マイクユニット、
8.スピーカーユニット、
9.ブザーユニット、
10.無線通信ユニット、
11.近距離通信ユニット、
12.赤外線発信ユニット、
13.赤外線発信ユニット、
14.アンテナユニット、
15.上記ユニットを組み合わせた複合ユニット。
第2光源ユニット200は、本体取付面111の法線方向視におけるサブユニット700の配置部分にカバー部材(ユニットカバー部212)の少なくとも一部が位置するように配置されている。
第2光源ユニット200の少なくとも一部は、サブユニット700の配置部分に対して、第1光源ユニット10から出射される光の出射方向に配置されている。
実施の形態7の照明装置1によれば、第2光源ユニット200とサブユニット700とを重ねて配置しているので、第1光源ユニット10の発光面積を維持することができる。
本実施の形態では、前述した実施の形態と異なる点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の部分は同符号を付し、説明を省略する。
図30の(a)ように、第2光源ユニット200を第1光源ユニット10の端部に配置してもよい。
器具本体100は、第2光源ユニット200を選択的に固定する複数の固定孔を有する。
すなわち、器具本体100の本体取付面111の長手方向Xの複数個所にあらかじめ第2光源ユニット200を固定する固定孔を形成しておく。
第2光源ユニット200は、第1光源ユニット10と独立しているので、複数の固定孔から所望の固定孔を選択することにより、第2光源ユニット200を第1光源ユニット10の長手方向Xの任意の位置に配置することができる。
器具本体100のの第一の側面部112と第二の側面部113との長手方向Xの両端にあらかじめ第2光源ユニット200を固定する固定孔を形成しておく。
第2光源ユニット200は、第1光源ユニット10と独立しているので、第2光源ユニット200を第1光源ユニット10の長手方向Xの両端のいずれの位置にでも配置することができる。
実施の形態8の照明装置1によれば、第2光源ユニット200を照明装置1の任意の位置に選択的に固定することができる。
前述した実施の形態では、第1光源ユニット10が連結具15と点灯装置16とを有し、器具本体100がバネ140を有している形状について説明を行った。しかし、第1光源ユニット10がバネ140を有し、器具本体100が連結具15と点灯装置16とを有する構成でもよい。
収容部300には、第2光源ユニット200を構成する第2光源部220、第2点灯装置230、蓄電池240、点検スイッチ250等を収容しているが、これら全部ではなくて、非常用の第2光源ユニット200を構成する第2光源部220等の少なくともいずれかが収容されてもよい。
また、収容部300には、非常用光源ユニットの構成部品ではない何らかの部品を収容してもよい。何らかの部品として、センサ、プルスイッチ等の機能部品、あるいは電装品を収納してもよい。
また、ユニット外郭部210を箱状ではなくパイプフレームで構成すれば、常用点灯時に第2光源ユニット200で遮られる光のロスを低減することができる。特に、ユニットカバー部212を、金属、ガラス又は透明樹脂等のパイプフレームで構成することが望ましい。
Claims (14)
- 長手方向と短手方向とを有し、カバーから光を出射する第1光源ユニットと、
光を出射する第2光源ユニットと
を備え、
前記第2光源ユニットの少なくとも一部は、前記第1光源ユニットから出射される光の短手方向の中心部の出射方向と重なって配置されているとともに、前記第1光源ユニットの前記カバーの外側に配置されている照明装置。 - 前記第2光源ユニットの少なくとも一部は、前記第1光源ユニットから出射される光の一部を遮る位置に配置されている請求項1に記載の照明装置。
- 前記第1光源ユニットは、光を出射する第1出光部を備え、
前記第2光源ユニットは、前記第1出光部が出射した光の一部を遮る位置に配置されている請求項1又は2に記載の照明装置。 - 前記第2光源ユニットは、ユニットカバー部を備え、
前記ユニットカバー部の少なくとも一部が、前記第1光源ユニットから出射される光の出射方向に配置されている請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記第2光源ユニットは、前記第1光源ユニットの全周囲を覆っている請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。
- カバーから光を出射する第1光源ユニットと、
光を出射する第2光源ユニットと
を備え、
前記第2光源ユニットの少なくとも一部は、前記第1光源ユニットから出射される光の出射方向に配置されており、
前記第2光源ユニットは、前記第1光源ユニットのカバーの前面の一部と、前記第1光源ユニットのカバーの前面以外の2面の一部とを覆っている照明装置。 - 長手方向と短手方向とを有し、光を出射する第1光源ユニットと、
光を出射する第2光源ユニットと
を備え、
前記第2光源ユニットの少なくとも一部は、前記第1光源ユニットから出射される光の短手方向の中心部の出射方向と重なって配置されており、
前記第1光源ユニットを一方の面に取り付け、他方の面が被取付面に対向して固定される器具本体を備え、
前記第2光源ユニットは、前記器具本体の他方の面に固定された底面取付部を有する照明装置。 - 光を出射する第1光源ユニットと、
光を出射する第2光源ユニットと
を備え、
前記第2光源ユニットの少なくとも一部は、前記第1光源ユニットから出射される光の出射方向に配置されており、
前記第1光源ユニットを取り付けた器具本体を備え、
前記第2光源ユニットは、前記器具本体の側面部に固定されている照明装置。 - 長手方向と短手方向とを有し、光を出射する第1光源ユニットと、
光を出射する第2光源ユニットと
を備え、
前記第2光源ユニットの少なくとも一部は、前記第1光源ユニットから出射される光の短手方向の中心部の出射方向と重なって配置されており、
前記第2光源ユニットは、連結された複数の照明装置の連結部分に固定されている照明装置。 - 前記第1光源ユニットは、光を出射する複数の出光域からなる第1出光部を備え、
前記第2光源ユニットは、前記複数の出光域からなる第1出光部が出射した光の一部を遮る位置に配置されている請求項1から9のいずれか1項に記載の照明装置。 - サブユニットを備え、
前記第2光源ユニットの少なくとも一部は、前記サブユニットの配置部分に対して、第1光源ユニットから出射される光の出射方向に配置されている請求項1から10のいずれか1項に記載の照明装置。 - 光を出射する第1光源ユニットと、
光を出射する第2光源ユニットと
を備え、
前記第2光源ユニットの少なくとも一部は、前記第1光源ユニットから出射される光の出射方向に配置されており、
前記第1光源ユニットを取り付けた器具本体を備え、
前記器具本体は、前記第2光源ユニットを選択的に固定する複数の固定孔を有する照明装置。 - 長手方向と短手方向とを有し、光を出射する第1光源ユニットと、
光を出射する第2光源ユニットと
を備え、
前記第2光源ユニットの少なくとも一部は、前記第1光源ユニットから出射される光の短手方向の中心部の出射方向と重なって配置されており、
前記第1光源ユニットと前記第2光源ユニットとは、異なる電力供給系統から供給される電力により点灯される照明装置。 - 長手方向と短手方向とを有し光を出射する第1光源ユニットと、カバーから光を出射する第2光源ユニットとを備えた照明装置の組み立て方法において、
前記第2光源ユニットを、前記第1光源ユニットから出射される光の短手方向の中心部の出射方向と重ねて配置するとともに、前記第1光源ユニットの前記カバーの外側に配置する照明装置の組み立て方法。
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